JP2000223010A - 放電ランプおよび照明装置 - Google Patents
放電ランプおよび照明装置Info
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Abstract
が寿命に至っても、口金を兼ねるホルダ内で接着剤を介
し電極、リード線、給電線や導電体からなる口金間が短
絡しない放電ランプおよびこのランプを装着した照明装
置を提供することを目的とする。 【解決手段】 管形のガラスバルブ2と、このバルブ2
に設けられた少なくとも一対の電極31314およびバ
ルブ2内に封入された放電媒体と、上記バルブ2の端部
に、開口部72に仮固定用接着剤注入用の凹所73を有
し少なくともこの凹所73を除く部分にシリコーン系接
着剤8を介し接合した筒状のホルダ7とを備えている放
電ランプ1およびこのランプ1を装着した照明装置Dで
ある。
Description
機などの事務機器、液晶テレビや広告表示などの表示機
器において使用される放電ランプおよびこのランプを装
着した各種機器用の照明装置に関する。
晶を用いたテレビなどの表示機器は薄型化や小形軽量化
の要望が強く、これに伴いこれら機器に装着される放電
ランプのバルブも細径化などがすすめられている。たと
えばファクシミリなどに装着されるランプはバルブの外
径が4〜16mm程度で、全長が原稿を幅方向に均一な
照度で露光する必要から300〜500mmの細長いも
のが使用されている。
細くになるほどに点灯開始時の始動電圧が高くなること
が知られており、各種機器の小形化を難しくするところ
から、これらの機器に使用するランプには始動補助手段
が付設されて始動電圧を下げるようにしている。また、
これらの放電ランプは、所定の発光効率とさらにの始動
性の向上を得るべく、電圧と電流、封入する希ガスと電
子放射性物質の種類や量あるいは必要に応じて封入され
る水銀の量などとともに寿命の観点からも最適な設計が
なされている。
て使用される直管形の蛍光ランプは、ガラスバルブの両
端部に対向して内部電極を設けるとともに、特に始動性
をよくするための始動補助手段として、ガラスバルブの
外面に銅やカーボン粉末などの導電性部材を帯状に形成
したものからなる外部電極を配設してある。この外部電
極は一方の内部電極とインピーダンス素子を介して電気
的に接続してあるとともに、バルブの外面に沿ってその
先端部が他方の内部電極と対面する位置にまで延在して
配設し、この外部電極を一方の電極と同極にしてある。
ランプをファクシミリの筐体部などに設けた支持部に支
承させるとともに、ランプの電極へ給電するためのリー
ド線や給電線を保持した電気絶縁物製の合成樹脂からな
る略筒状をなすホルダがポリアミド樹脂などを主成分と
する熱可塑性樹脂接着剤を介して取り着けられている。
また、上記外部電極の先端部はこの略筒状のホルダ内に
まで延在して配設してある。
極に電圧を印加すると、一方の内部電極と接続している
外部電極にも電圧が加わり、互いに近接している他方の
電極と外部電極との間に電界が集中される結果、低い始
動電圧で他方の内部電極と外部電極との間に放電電流が
流れる。そして、この放電電流がきっかけになって両内
部電極間にグロー放電が生起し、両電極間の放電抵抗
が、たとえば5〜10KΩ程度まで低下し主放電に移行
して短時間のうちにランプが点灯するようになってい
る。
を接合するのにポリアミド樹脂などを主成分とする熱可
塑性樹脂接着剤を用いている。しかし、このランプにお
いて定格寿命を経過したのち発煙や異臭を生じるなどの
不具合を起こすものがあった。
この原因につき種々検討したところ、定格寿命を過ぎた
ランプは内部電極などに形成された電子放射性物質が消
耗してしまい、電子放射性物質がなくても放電は持続す
るが、電極は電子放射性物質が減少した分熱容量が小さ
くなって過熱してしまう。この過熱が続くと電極に近接
する部分のガラスバルブまでも加熱され、通常60℃程
度のバルブ温度が150〜180℃にも過熱するように
なる。
が、バルブと上記ホルダとを接着している上記熱可塑性
樹脂からなる接着剤を溶融して接着剤の電気絶縁性を低
下させ導通状態となる。この接着剤の電気絶縁性の低下
はホルダ内において接着剤中に埋設されている外部電極
と内部電極に接続しているリード線とを短絡した状態に
する。この接着剤の電気抵抗の低下による短絡が、温度
上昇を招き発臭や発煙などの原因であった。
リード線を1本のみ導出しているランプでもホルダが金
属製など導電体である場合には、接着剤の電気絶縁性の
低下を招くと、リード線とホルダとの間で上述したよう
な不具合が生じることがあった。
内部電極の電子放射性物質が消耗してランプが寿命に至
っても、口金を兼ねるホルダ内で接着剤を介し電極、リ
ード線、給電線や導電体からなる口金間が短絡しない放
電ランプおよびこのランプを装着した照明装置を提供す
ることを目的とする。
の放電ランプは、管形のガラスバルブと、このバルブに
設けられた少なくとも一対の電極およびバルブ内に封入
された放電媒体と、上記バルブの端部に、開口部に仮固
定用接着剤注入用の凹所を有し少なくともこの凹所を除
く部分にシリコーン系接着剤を介し接合した筒状のホル
ダとを具備していることを特徴とする。
度が異常に高くなり、電極近傍のバルブ部分が昇温して
この部分に付着している接着剤の温度が上がっても、こ
の部位は300℃程度の耐熱性を有するシリコーン系の
接着剤であるので、炭化など変質して電気絶縁性を低下
させることがない。また、シリコーン系の接着剤は、熱
硬化性や熱可塑性の耐熱性接着剤を用いることができ
る。
て、始動電極を兼ねる外部電極と封止部から導出した内
部電極のリード線との間あるいは導電金属体からなるホ
ルダに電極からのリード線や給電線を1本用いたものな
どにおいて短絡を発生する虞れがない。
は、シリコーン系の接着剤が硬化に時間を要するので、
この接着剤が硬化するまでの間、従来使用していた加熱
などで短時間に硬化するポリアミド樹脂などを主成分と
する熱可塑性の接着剤を介在させてホルダを仮に接合し
ておくのに用いることができる。また、ホルダの開口部
に設ける切欠状の凹所の数は、1か所以上複数か所にあ
ってもよく、複数か所においてバルブと仮固定(接合)
することによってより正確の位置出しが行える。
接着剤は、シリコーン系の接着剤が硬化後に刃物などで
容易に削除することができる。また、支障ない場合は、
残しておいてもよい。
放射ランプなど他の種の放電ランプでもよく、また、バ
ルブの形状は直管形やU字形、W字形、環形などに屈曲
したものに適用できる。
管形のガラスバルブと、このバルブに設けられた少なく
とも一対の電極およびバルブ内に封入された放電媒体
と、上記バルブの管軸に沿って境界が形成された被膜
と、上記バルブの端部に、開口部に仮固定用接着剤注入
用の凹所を有し少なくともこの凹所を除く部分にシリコ
ーン系接着剤を介し接合した筒状のホルダとを具備して
いることを特徴とする。
用を奏するほかつぎの作用を奏する。バルブの管軸に沿
って境界を有する蛍光体膜、反射膜や遮光膜を形成した
アパーチャ形や反射形などの放電ランプあるいは透明部
分と拡散などの半透明部分とを形成した放電ランプなど
においては、アパーチャ部の指向方向を一定にするため
アパーチャとホルダとを特定位置で合わせ接合するよう
にしている。
用接着剤注入用の凹所が形成してあるので、この凹所と
アパーチャとの関係位置を予め決めておけば、作業時に
アパーチャの境界線とホルダの凹所とを合わせることは
容易となり、完成ランプに正確なアパーチャの位置出し
ができる。
どを形成したランプに適用できる。本発明の請求項3に
記載の放電ランプは、ホルダの開口部に形成した凹所と
バルブの管軸に沿って形成された被膜の境界線とが合致
していることを特徴とする。
を合致させる接合作業が容易である。
ホルダには接着剤の注入孔が設けられていることを特徴
とする。
ルダの内部へ本接合用の接着剤を注入孔を通じ容易に充
填することができる。
求項1ないし4のいずれか一に記載の放電ランプと、こ
の放電ランプのホルダ部分を支持する支持部材とを具備
していることを特徴とする。
請求項1ないし4の作用を奏する放電ランプを装着し
て、高精度の位置出しができる。
リなどの原稿読取り装置、複写機の露光用などの事務機
器または液晶表示装置、液晶テレビや装飾装置などのバ
ックライト用あるいは通常の照明用の器具や灯具などに
装着して、照明装置としてひろく使用できる。
を参照して説明する。図1はたとえばファクシミリに装
着され読取り用として使用される冷陰極形の放電ランプ
を一部切欠して示す正面図、図2は図1のランプの右方
側端部を拡大して示す正面断面図、図3は図1中の矢印
A−A線に沿って切断した部分を拡大して示す側面断面
図である。
直管形の消費電力が10W以下の6W程度の蛍光ランプ
Lである。このランプ1は外径が約5.5mm、内径が
約4.7mm、長さが約350mmのソーダライムマグ
ネシアガラスあるいは鉛ガラスなどからなる直管形のバ
ルブ2の両端の封止部21には、それぞれ先端にニッケ
ル(Ni)などで形成した円筒形状の冷陰極形の内部電
極31を取付けたリード線3が気密封止られている。ま
た、図示していないが内部電極31の表面上にアルカリ
金属やアルカリ土類金属の酸化物もしくは炭酸塩からな
る電子放射性物質が付着してある。
(Xe)ガスが数十〜200トールが封入されている。
また、バルブ2の内面にはバルブの長手方向に幅約2.
5mmのスリット51(開口角度約60度)を残して所
定の発光領域を有する蛍光体膜5が形成されたアパーチ
ャ形の蛍光ランプ1をなしている。また、上記スリット
51を形成した反対面のバルブ2外面上には、幅約1m
mの銅やカーボン粉末などの導電性部材を帯状に形成し
て延在させた外部電極4を配設してある。
で図2に右方のみを示す。)から導出したそれぞれのリ
ード線3および図2に示す右方のみの外部電極4には絶
縁被覆を施した給電線61、62が接続してある。
気絶縁物製の合成樹脂材料で成型した有底円筒状のホル
ダで、図2に拡大して示すように、右方側のホルダ7は
バルブ2の保持と給電線の導出をはかる口金の作用をな
す中空状の受容部71を有し、開口部72の周縁には切
欠いた仮固定用接着剤注入用の凹所73が形成してあ
る。また、底部には給電線61、62の挿通孔74、7
5および接着剤の注入孔76が、背面には突出した取付
片77が設けられている。
填されたシリコン樹脂を主成分とする熱硬化性のシリコ
ーン系の接着剤8を介して封止部21を覆うようバルブ
2の端部に接合され、底部の挿通孔74、75からは給
電線61、62が導出されている。そして、スリット5
1が形成する境界線52、52の幅とホルダ7の凹所7
3の幅とは同幅で、ホルダ7の凹所73が境界線52、
52に合わせて接合されている。
7と同形で、ホルダ7内は外部電極4およびこの電極4
に接続する給電線62がないことを除いては右方側のホ
ルダ7内と同様な構成である。なお、この左方側のホル
ダ7は給電線62の挿通孔75はなくてもよい。
を有する蛍光体膜2を形成した直管形ガラスバルブ2の
両端にそれぞれ内部電極31を備えたリード線3を気密
封止し、バルブ2内の排気および希ガスの封入をしたら
気密に封緘する。(一端を封止したバルブ2内を先に排
気し、希ガスの封入をしたら他端を気密に封止するよう
にしてもよい。) つぎに、銅やカーボン粉末などの導電性部材をペースト
状にしたものを、バルブ2のスリット51を形成したと
は反対面表面の内部電極31と対面する部位間に約1m
mの幅で帯状に塗布し、乾燥・焼成して外部電極4を形
成する。
したリード線3、3と給電線61とを溶接、ろう付や加
締めなどの手段で接続する。また、外部電極4の一端
(右方)側に給電線62を導電性接着剤などで接続す
る。
部分に、それぞれホルダ7、7を被せる。このとき蛍光
体膜5のないスリット51が形成する境界線52、52
にホルダ7の仮固定用接着剤注入用の凹所73を合致さ
せ、凹所73とこの凹所73に臨むバルブ2表面部分に
ポリアミド樹脂などからなる短時間で硬化する熱硬化性
や熱可塑性の接着剤81を注入塗布する。
2へのホルダ7、7の固定が終わったら、ホルダ7、7
の底部に形成した注入孔76から中空状の受容部71に
熱硬化性のシリコン樹脂からなるシリコーン系の接着剤
8を注入してバルブ2端部の表面や端面とホルダ7の受
容部71内面との間に接着剤8を充填する。なお、この
とき接着剤8は、リード線3と給電線61との接続部3
6および外部電極4と給電線62との接続部を覆うこと
が多い。
より硬化したら、上記仮固定(接合)用として凹所73
に塗布したポリアミド樹脂接着剤81を刃物などを用い
て研削除去することによってホルダ7、7の接合は終
り、蛍光ランプ1が完成する。なお、経時しても短絡の
虞がないなどの場合、この接着剤81は残しておいても
よい。
両接着剤8、81は、同時に加熱などにより硬化しても
よいし、また、両ホルダ7、7を同時に接合しても、別
けて接合してもよい。
ば図1に示す点灯回路により点灯される。図1において
蛍光ランプ1は、直流をインバータ点灯回路などを用い
数十KHZ の高周波に変換した高周波点灯回路Cから、
内部電極31、31および外部電極4bに給電線61、
6を介し給電され点灯される。
した蛍光ランプ1の始動は、バルブ2両端の内部電極3
1、31に電圧を印加すると、左方の内部電極31と接
続している外部電極4にも電圧が加わり、互いに近接し
ている右方の電極31と外部電極4との間に電界が集中
される結果、低い始動電圧で右方の内部電極31と外部
電極4との間に放電電流が流れる。そして、この放電電
流がきっかけになって両内部電極31、31間にグロー
放電が生起し、両電極31、31間の放電抵抗が、たと
えば5〜10KΩ程度まで低下し主放電に移行して短時
間のうちにランプ1が点灯する。
右方の内部電極3が放電により電子放射性物質が消費減
少すると、その分熱容量が小さくなって内部電極3の温
度が異常に上がり、電極3近傍のバルブ2部分が150
〜180℃程度の高い温度になる。するとこのバルブ2
端部の近くにある外部電極4先端部、リード線3、給電
線61、62およびホルダ7を接合しているシリコーン
系の接着剤8などの温度も高くなる。しかし、高温にな
ってもシリコーン系接着剤8は、耐熱性が約300℃位
あり軟化点を越えてその電気絶縁性が下がることがな
い。
4側とリード線3側とが短絡しても極性が同じであるの
で原則的には特に支障は起こらなが、内部電極31と外
部電極4との間の印加電圧が相違する場合などには、接
着剤8の電気絶縁性を高くしてあるので安全である。
ャ形の蛍光ランプ1などにおいては、アパーチャ51の
指向方向を一定にするためアパーチャ51とホルダ7と
を特定位置で合わせ接合している。この実施の形態のよ
うに、ホルダ7の開口部71の切欠長さをアパーチャ5
1幅に合わせ凹所73を形成しておけば、この凹所73
とアパーチャ51との関係位置をすぐ合わせ捜し出すこ
とができ、すなわちアパーチャ51の境界線52、52
とホルダ7の凹所73とを合わせればよくその接合作業
が容易に行えるとともに完成ランプに正確なアパーチャ
の位置出しができる。
ファクシミリなどの画像読取り用の光源として用いる場
合に、ホルダ7の背面に突出形成した取付片77がアパ
ーチャ51の方向規制部材としての役割をなす。
リード線3と給電線61との接続部表面および外部電極
4表面やこの外部電極4と給電線62の接続部表面を覆
っていても電気絶縁性の低下がなく、異極間で短絡して
ホルダ7の接合部から発臭や発煙などを生ずることがな
い安全性の高い放電ランプ1が得られる。また、バルブ
2のアパーチャ51部に対するホルダ7位置を高精度で
接合することができるなど、種々の利点を有する蛍光ラ
ンプを提供することができる。
部71周縁に1か所の仮固定用接着剤注入用の凹所73
を形成したが、凹所73は1か所に限らず複数か所たと
えば図4(a)、(b)に示すように、等間隔で3か所
に切欠いた凹所73、…を形成してもよい。この図
(a)は正面図、図(b)は側面図で、ホルダ7の複数
か所に凹所73、…を形成した場合は、ホルダ7を3か
所で仮固定するのでバルブ2に対してホルダ7を曲がり
など偏位なくバルブ2軸に正確に接合することができ
る。
所73の形状は、四角状のものに限らず、図5(a)、
(b)に示すように曲線状73や波状73のものであっ
てもよく、この図5のホルダ7も上述した実施の形態と
同様な作用効果を奏する。そして、ホルダ7に複数か所
の凹所73、…を形成したものは、必ずしも全部の凹所
73、…において接着剤81を用いなくてもよい。
1は図6に示すように、たとえばファクシミリの画像読
取り装置Dに光源として組込みまれ使用される。この図
6においてD1はレンズ、D2は撮像素子、Pは原稿で
ある。そして、図示しない支持部材にホルダ7,7部を
支持させたランプ1のアパーチャ51からの放射光が照
射された原稿Pの像をレンズD1を介して撮像素子D2
上に結像するようにしてあり、原稿Pを矢印方向に移動
させることにより、原稿P上の文字などを撮像素子D2
が読取るようにしている。
ない。たとえば、ランプは希ガス封入の冷陰極形の蛍光
ランプに限らず、他の種類の蛍光ランプや紫外線放射ラ
ンプなど他の種の放電ランプでもよく、また、放電媒体
として水銀などの発光物質を封入した放電ランプなどに
も適用できる。また、放電ランプは管形バルブの内面ま
たは外面に管軸に沿って境界線を有する蛍光体膜、反射
膜や遮光膜などの被膜を形成したアパーチャ形や反射形
のランプに適用できる。また、バルブの形状は直管形に
限らずU字形、W字形、環形などに屈曲してあってもよ
い。
態に示したものに限らず、ホルダ内部に接着剤を介して
バルブ端部が接合できるものであればよく、取付片も図
示形状に限らず種々の形状が可能であり、また、取付片
を有しないものであってもよい。また、ホルダの材質は
電気絶縁性の合成樹脂製に限らず、接着剤による短絡が
ないので金属製の場合にも適用できる。
や熱可塑性の耐熱性接着剤を用いることができる。
す冷陰極形の電極に限らず、内部リード線をそのまま用
いたり、金属板体やメッシュなどを加工して成型したも
のであってもよく、あるいは、フィラメントをコイル状
に巻回した熱陰極形の電極を備えたものであってもよ
い。
ず、他の導電性部材の粉末を塗布形成してもあるいは金
属箔、金属線やメッシュ状金属などを貼付してもよい。
また、この外部電極の表面全面にシリコン樹脂やエポキ
シ樹脂などの保護被膜を形成しても差支えない。さら
に、この外部電極は必須のものではない。
示すような、ファクシミリなどの原稿読取り装置Dのほ
か、複写機の露光用などの事務機器または液晶表示装
置、液晶テレビや装飾装置などのバックライト用あるい
は通常の照明用の器具や灯具などに装着して、照明装置
としてひろく使用できる。
バルブ端部に接着剤を介し接合した口金を兼ねるホルダ
内において、接着剤が熱劣化による電気絶縁性の低下が
なく、ホルダ内のリード線、給電線、電極やホルダなど
導体間に短絡を生じることがない。したがって、ホルダ
部から発煙や発臭などの不具合を生じない安全性の高い
放電ランプを提供することができる。
布した仮固定(接合)用の接着剤は露出しているので研
削除去し易いなどの利点を有する。
ブの管軸に沿って蛍光体膜、反射膜や遮光膜などの被膜
を形成した指向性の要求されるランプにおいて、上記請
求項1に記載したと同様な効果を奏する。
項2に記載の効果のほか、被膜を形成した指向性の要求
されるランプにおいて、凹所部分とランプ取付け位置規
制用の突起などとを予め決めておけば、ホルダの接合時
にその凹所部分と被膜の境界線とを容易に合致させるこ
とができ作業性が向上するとともに機器などの所定位置
への高精度の装着が行える利点を有する。
バルブへ仮固定(接合)後であっても、ホルダの内部へ
本接合用の接着剤を注入孔を通じ容易に充填することが
でき、作業性を向上させることができる。
求項1ないし4に記載の高精度の位置出しができる効果
を有する放電ランプを備えた、高い光指向性が要求され
るファクシミリの原稿読取り装置などの照明装置を提供
することができる。
一部切欠して示す正面図である。
断面図である。
拡大して示す側面断面図である。
は正面図、図(b)は側面図である。
(a)は正面図、図(b)は側面図である。
形態を示す斜視図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 管形のガラスバルブと;このバルブに設
けられた少なくとも一対の電極およびバルブ内に封入さ
れた放電媒体と;上記バルブの端部に、開口部に仮固定
用接着剤注入用の凹所を有し少なくともこの凹所を除く
部分にシリコーン系接着剤を介し接合した筒状のホルダ
と;を具備していることを特徴とする放電ランプ。 - 【請求項2】 管形のガラスバルブと;このバルブに設
けられた少なくとも一対の電極およびバルブ内に封入さ
れた放電媒体と;上記バルブの管軸に沿って境界が形成
された被膜と;上記バルブの端部に、開口部に仮固定用
接着剤注入用の凹所を有し少なくともこの凹所を除く部
分にシリコーン系接着剤を介し接合した筒状のホルダ
と;を具備していることを特徴とする放電ランプ。 - 【請求項3】 ホルダの開口部に形成した凹所とバルブ
の管軸に沿って形成された被膜の境界線とが合致してい
ることを特徴とする請求項2に記載の放電ランプ。 - 【請求項4】 ホルダには接着剤の注入孔が設けられて
いることを特徴とする請求項1または2に記載の放電ラ
ンプ。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか一に記載の
放電ランプと;この放電ランプのホルダ部分を支持する
支持部材と;を具備していることを特徴とする照明装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2177199A JP2000223010A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 放電ランプおよび照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2177199A JP2000223010A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 放電ランプおよび照明装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000223010A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002303868A (ja) * | 2000-12-30 | 2002-10-18 | Lg Phillips Lcd Co Ltd | 液晶表示装置用のランプ装置 |
KR100912763B1 (ko) | 2006-03-03 | 2009-08-18 | 산켄덴키 가부시키가이샤 | 방전관용 커넥터, 커넥터부착 방전관 및 면광원장치 |
KR101188213B1 (ko) | 2011-06-14 | 2012-10-09 | 주식회사 애드라이텍 | 소켓 일체형 형광램프 및 설치구조 |
-
1999
- 1999-01-29 JP JP2177199A patent/JP2000223010A/ja active Pending
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US7427828B2 (en) | 2000-12-30 | 2008-09-23 | Lg Display Co., Ltd. | Lamp assembly provided with L-shaped electrical connector and integrated unifying means |
KR100912763B1 (ko) | 2006-03-03 | 2009-08-18 | 산켄덴키 가부시키가이샤 | 방전관용 커넥터, 커넥터부착 방전관 및 면광원장치 |
KR101188213B1 (ko) | 2011-06-14 | 2012-10-09 | 주식회사 애드라이텍 | 소켓 일체형 형광램프 및 설치구조 |
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