JP2000222457A - 電子カタログデ―タの作成装置および作成方法並びに電子カタログ作成用プログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

電子カタログデ―タの作成装置および作成方法並びに電子カタログ作成用プログラムを記憶した記憶媒体

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JP2000222457A
JP2000222457A JP2000016584A JP2000016584A JP2000222457A JP 2000222457 A JP2000222457 A JP 2000222457A JP 2000016584 A JP2000016584 A JP 2000016584A JP 2000016584 A JP2000016584 A JP 2000016584A JP 2000222457 A JP2000222457 A JP 2000222457A
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清太郎 松下
Kimitoshi Ito
公俊 伊藤
Mamoru Kawanobe
衛 川野邊
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 選定条件を含む電子カタログデータを簡単な
入力で作成すること。 【解決手段】 部品に関する情報を入力する入力部1
と、この入力部1に入力された情報を予め定められたデ
ータ形式に変換する変換部2とを備えている。入力部1
は、部品の諸元の性質および内容に関する情報が入力さ
れる諸元情報入力手段3と、この諸元情報入力手段3に
入力された諸元ごとに当該諸元の入力若しくは提示の値
域又は提示の条件が入力される値域入力手段4とを備え
ている。この値域入力手段4は、入力内容が条件である
ことを示すコードの記述4aと、入力内容が条件を満た
した場合に実行する値域であることを示すコードの記述
4bと、入力内容が条件を満たしていない場合の値域を
示すコードの記述4cとが入力されるフィールド5を有
している。変換部2は、値域入力手段に入力された各コ
ードを検索すると共に当該各コードで示される内容に従
って条件並びに各値域を予め定められたデータ構造の記
述に変換する条件式変換手段6を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子カタログデー
タ作成装置に係り、特に、部品の電子カタログデータを
作成する電子カタログデータ作成装置に関する。本発明
はさらに、電子カタログデータを表示する電子カタログ
データ表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、部品メーカは、供給可能な部品の
一覧を製造メーカや商社などの販売店に知らせるため
に、紙媒体によるカタログを印刷して各製造メーカ等に
配布していた。このような紙のカタログは、1冊100
0頁を越えるものも多く、各製造メーカの各部署ごとに
配布するにはコストも多大となり、しかも、製造メーカ
側でも保管場所を広く確保しなければならなかった。
【0003】近年の情報処理技術の発達にともない、こ
の部品のカタログを電子的に作成し、例えばインターネ
ット等の広域なネットワークシステムを使用して部品メ
ーカから製造メーカへ供給する手法が検討されている。
しかし、このような電子カタログを各部品メーカが個々
に作成し、流通させようとしても、製造メーカ側で個々
の部品メーカの形式に対応し、部品の情報を読み出すの
はあまりに煩雑である。
【0004】このため、電子カタログのデータ構造やデ
ータとしての表現形式は、メーカに関係なく一律である
ことが望ましい。すなわち、電子カタログのデータ構造
を規格化し、この規格に従って個々のメーカが電子カタ
ログデータを作成すると、各メーカが供給する電子カタ
ログから最適な部品をコンピュータを使用して選定する
ことが可能となる。
【0005】このような背景から、例えば、ISO(国
際標準化機構)において製品や部品の情報を電子的に供
給する際のデータ構造の規格作成作業が行われている。
ここでは、部品の諸元のみならず、諸元のデータを使用
して例えば部品の寿命を算出したり、また、1000個
以上一括して購入する場合には値引きを行うなどの情報
を含めることができるように、このような「選定条件」
を取り扱うことができるデータ構造としている。
【0006】「選定条件」というのは、部品を選定する
ための知識であり、例えば軸受に関する情報であれば、
基本定格荷重や寿命などである。このうち、一般的に
は、基本定格荷重は個々の部品の数値として与えられ
る。一方、寿命については、JISで定められているよ
うに、寿命の算出式があり、部品の選定を行う設計者が
個々計算するようになっている。近年検討されている電
子カタログの様式では、このような寿命の算出式自体を
電子的に記述し、部品の選定を行う設計者から要求寿命
の入力があったときにこの電子的に記述された寿命の算
出式を実行し、要求寿命以内の部品を抽出する等の処理
を行うようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、種々の
規格に従った電子カタログデータを作成するには、その
規格の定める内容に精通する必要があるため、個々の部
品メーカがこれを検討し、電子カタログデータを直接記
述するのは困難な場合が多い。
【0008】しかも、選定条件をも電子的に記述する場
合には、一般にそのデータ構造が複雑となるため、従来
紙カタログで説明していた種々の選定条件を電子的に記
述するのが困難となる。
【0009】さらに、例えばISO13584で検討さ
れている電子カタログデータのデータ構造に関する規格
では、その値が何を意味しているかをキャラクターユー
ザインタフェースでのコマンドに類似した特定の表現で
指示しなければならず、このため、これらの特定の表現
とその体系とを理解しなければ電子カタログを作成する
ことができない。
【0010】
【発明の目的】本発明は、係る従来例の有する不都合を
改善し、特に、選定条件を含む電子カタログデータを簡
単な入力で作成することができる電子カタログデータ作
成装置を提供することを、その目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、部
品に関する情報を入力する入力部と、この入力部に入力
された情報を予め定められたデータ形式に変換する変換
部とを備えている。入力部は、コンピュータでのユーザ
インタフェースであり、一般に、入力を促すための種々
の表示をディスプレイに対して行う。ここでは特に、入
力部は、部品の諸元の性質および内容に関する情報が入
力される諸元情報入力手段と、この諸元情報入力手段に
入力された諸元ごとに当該諸元の入力若しくは提示の値
域又は提示の条件が入力される値域入力手段とを備えて
いる。「諸元」というのは、電子カタログの対象となる
部品の属性であり、例えば部品がネジであればネジの形
式、円筒部や座面の径、値段などである。また、他の諸
元の値に依存して選定公式により算出する「寿命」も、
「諸元」である。そして例えば、選定公式により算出し
た「寿命」と、選定者から入力される「要求寿命」とを
比較して、この比較結果に応じて選定が可能か否かを選
定者の手元のコンピュータで表示する。このときの選定
者によって入力される「要求寿命」も、「諸元」であ
る。このように、「諸元」は、部品を特定するために、
特に、ある製品の設計上要求される仕様を満足する部品
を選定するために必要となる「部品の情報」である。こ
の部品の情報は、予め一義的に定められ、部品メーカに
よって値が入力され又は部品の規格によって値が定まる
ものと、選定者から入力されるものと、これらの諸元に
依存して、電子カタログの作成者によって定められた選
定公式により選定者のコンピュータで値を算出するもの
とがある。この部品の情報としては、供給メーカ名、部
品の用途、使用環境、形状、材質、性能、動作、安全性
の基準、部品選定公式などを含む。諸元情報入力手段
は、データのタイプや単位などの諸元の性質と、データ
タイプが実数の場合などにその各部品ごとの諸元の値と
の入力を電子カタログの作成者に要求するインタフェー
スである。例えば、諸元情報入力手段は、ディスプレイ
にデータ入力用のウインドウを表示する。諸元情報が入
力されると、次に、諸元の値域が入力される。諸元の値
域というのは、上記諸元が採り得る値の範囲である。例
えば全ての値や、あるレンジ(A以上B以下)や、選定
者によって入力される諸元に応じて変化する値などであ
る。この値域入力手段は、入力内容が値域を判定するた
めの値域判定条件であることを示すコードの記述と、入
力内容が値域判定条件を満たした場合に実行する値域で
あることを示すコードの記述と、入力内容が値域判定条
件を満たしていない場合の値域を示すコードの記述とが
入力されるフィールドを有している。電子カタログの作
成者は、あるブール代数による条件と、この条件が真の
場合の値域と、この条件が偽である場合の値域とをそれ
ぞれを示すコードを使用して入力する。例えば値域判定
条件がAであり、この条件が真の場合の値域がBであ
り、一方偽である場合の値域がCの場合には、「IF
A THEN B ELSE C」と値域入力手段のフ
ィールドに入力する。この場合、IF,THEN,EL
SEがそれぞれのコードの記述となる。この値域を判定
するための条件(値域判定条件)は、何等かの事象に依
存して値域が変化する場合、その値域の変化の原因とな
る条件である。たとえば、購入個数によって、部品の諸
元である「値段」の値域が変化する場合には、この「購
入個数がいくつであるか」という点が値域判定条件とな
る。ここでは、この値域判定条件は真偽が定まる条件で
ある必要があるため、実際には、「購入個数が一定値以
上か」などの真偽が一義的に定まるブール代数的表現と
なる。そして、変換部は、値域入力手段に入力された各
コードを検索すると共に当該各コードで示される内容に
従って値域判定条件並びに各値域を予め定められたデー
タ構造の記述に変換する条件式変換手段を備える。予め
定められたデータ構造の記述は、例えば、ISO135
84などの規格で定める記述である。従って、IF文な
どのコードで内容を指示しながら選定条件を入力するこ
とで、予め定められたデータ構造による電子カタログデ
ータを作成することができる。これにより、本発明は前
述した目的を達成しようとするものである。
【0012】また、本発明による電子カタログデータ作
成方法は、部品の電子カタログを作成する担当者からコ
ンピュータを使用して入力される内容を予め定められた
データ構造で部品の諸元値および部品の選定のための演
算式からなる電子カタログデータに変換する。予め定め
られたデータ構造というのは、例えば規格化された表現
形式である。そして、この方法は、入力された内容が値
域判定条件であることを示す条件コードの記述を読み出
したときには当該条件部分を予め定められたデータ構造
に変換する第1の工程と、入力された内容が当該値域判
定条件が真であるときの値域であることを示す真コード
の記述を読み出したときには当該値域部分を変換する第
2の工程と、入力された内容が値域判定条件が偽で有る
ときの値域であることを示す偽コードの記述を読み出し
たときには当該値域部分を変換する第3の工程とを備え
る。上述した作成装置にあっては、諸元の値域は値域定
義シートのあるフィールドにIF文で入力されることと
したが、この第1の工程が変換する対象は、コードその
ものが電子カタログを作成する者から入力された場合に
限られない。すなわち、3つのフィールドがあるシート
を表示し、第1の入力内容が条件であるとするとき、こ
のシートに入力された内容にインタフェース(入力手
段)が自動的に条件であることを示すコードを付する場
合を含む。さらに、よりグラフィカルなユーザインタフ
ェースとするならば、条件であることを示すアイコンと
接続関係がある入力内容に対して、インタフェースが自
動的に条件であるコードを付するようにしたものも含
む。また、入力された位置から、それが条件であること
を読み取るようにしてもよい。この方法の発明では、電
子カタログデータを入力する者からそれが諸元の値域を
限定する条件であることが明示されて入力されたのであ
れば、その明示の手法をコードとして予め定められたデ
ータ構造の記述に変換するものである。これは条件に限
らず、それが満たされた場合および満たされない場合の
値域についても同様である。
【0013】本出願の請求項に係る発明又は技術的範囲
は、このようなIF文で値域を分岐した入力を受け付け
る点を中心とするものであり、その後に生成する予め定
められたデータ構造およびその記述にはおよばない。す
なわち、ISO13584で定めた電子カタログデータ
の記述の規格自体を特許の対象とするものではなく、こ
の規格に従った電子カタログデータを作成するソフトウ
エアについて、特に、選定知識を部品情報の供給者にと
って分かり易く入力できるようにした手段について、特
許を求めるものである。
【0014】もちろん、予め定められたデータ構造に
は、ISO13584で定める規格以外に、極めて内部
的に使用するものや、また、他の規格を含む。この場合
であっても、本発明の特徴である部品情報の供給者に対
するインタフェースはなんら変更する必要がない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0016】図1は、本発明による電子カタログデータ
作成装置の構成を示すブロック図である。電子カタログ
データ作成装置は、部品に関する情報を入力する入力部
1と、この入力部1に入力された情報を予め定められた
データ形式に変換する変換部2とを備えている。そし
て、入力部1は、部品の諸元の性質および内容に関する
情報が入力される諸元情報入力手段3と、この諸元情報
入力手段3に入力された諸元ごとに当該諸元の入力若し
くは提示の値域又は提示の条件が入力される値域入力手
段4とを備えている。
【0017】さらに、この値域入力手段4は、入力内容
が値域を判定するための値域判定条件であることを示す
コードの記述4aと、入力内容が値域判定条件を満たし
た場合に実行する値域であることを示すコードの記述4
bと、入力内容が値域判定条件を満たしていない場合の
値域を示すコードの記述4cとが入力されるフィールド
5を有している。しかも、変換部2は、値域入力手段に
入力された各コードを検索すると共に当該各コードで示
される内容に従って値域判定条件並びに各値域を予め定
められたデータ構造の記述に変換する条件式変換手段6
を備えた。
【0018】値域入力手段に入力される各コード4a,
4b,4cは、例えば、「IF」、「THEN」、「E
LSE」と記述されたテキストデータである。符号4a
で示す「IF」は、それ以下の記述が真又は偽となる値
域判定条件であることを指示するコードである。符号4
bで示す「THEN」は以下の記述が値域判定条件を満
たしたときの値域であることを指示するコードである。
そして、符号4cで示す「ELSE」は以下の記述が値
域判定条件を満たさない場合の値域であることを指示す
るコードである。また、IF〜THEN〜ELSEに限
らず、例えばON〜DO1〜DO2など、値域判定条件
とその条件が満たされた場合と満たされない場合とを指
示することができるコードであれば、どのようなもので
もよい。
【0019】このように、電子カタログの作成者は、部
品を選定するための記述を「IF−THEN」形式で記
述することができ、このため、予め一義的に定めること
ができないような部品の情報であって、その記述が複雑
となるものであっても、簡単に入力することができる。
この例では、条件を満たすか否かによって2通りの値域
を選択することを容易に入力することができる。
【0020】また、入力内容が値域判定条件を満たして
いない場合の値域(ELSE以下の記述)はさらに、入
力内容が第2の値域判定条件であることを示すコードの
記述(例えば「IF」)4aと、入力内容が第2の値域
判定条件を満たした場合に実行する値域であることを示
すコードの記述(例えば、「THEN」)4bと、入力
内容が第2の値域判定条件を満たしていない場合の値域
を示すコードの記述(例えば、ELSE)4cとを再帰
的に含むことができる。例えば、次の記述は、Aであれ
ばBの値域とし、CであればDの値域とし、Eであれば
Fの値域とし、AでもCでもEでもなければGの値域と
する記述である。
【0021】IF A THEN B ELSE IF
C THEN D ELSEIF E THEN F
ELSE G
【0022】このように「ELSE」以下で再帰的に第
2の値域判定条件、第3の値域判定条件とIF文で記述
できることとしたため、条件の数に限定がなくなり、よ
り詳細な部品情報の記述を容易に行うことができる。例
えば、1000個以下であれば単価100円、2000
個以下1001個以上は単価80円、2001個以上は
単価60円とする部品の情報をIF文により容易に入力
することができる。さらに、変換部2が、このIF文を
解釈して予め定められたデータ構造の電子カタログデー
タに変換するため、当該データ構造の詳細をカタログ作
成者が知る必要がなくなる。
【0023】また、値域入力手段4は、諸元情報入力手
段3に入力された各諸元ごとに値域が定義される値域定
義シート7と、この値域定義シート7で定義された値域
満たすべき条件が定義される条件定義シート8とを備え
ている。値域定義シート7に定義される値域は、電子カ
タログデータを当該部品の選定者に表示する際のもので
ある。ここで定義することは、部品の選定者に入力を要
求する諸元であるか否かや、すでの値が入力され又は辞
書に登録されている諸元であるか否かである。そして、
選定者の入力などに従って値域が変化する諸元について
は、IF文で定義される。例えば、部品の形式が2種類
あり、それぞれで値域が異なる場合には、諸元「部品の
形式」は入力要求であり、これに依存する諸元の値域は
IF文で定義される。
【0024】この値域定義シート7には、三種類のコー
ド4a,4b,4cが入力される。変換部2はこのコー
ド4a,4b,4cに従って入力内容を予め定められた
データ構造の電子カタログデータに変換する。また、条
件定義シート8には、諸元を変数とする大小関係又は論
理関係の演算式が入力される。この条件は、IF文中の
条件とは異なり、電子カタログデータの表示を行う際の
値域が満たすべき条件である。すなわち、部品の選定に
必要な設計上の条件を意味する。例えば、ある製品を生
産するためにその製品の部品に対して要求される精度が
ある。この「要求精度」を諸元Aとする。そして、部品
の持つ精度を諸元Cとする。この諸元Cの値域は値域定
義シートで定義される。そして、電子カタログデータの
表示に際して、「要求精度」が部品の選定者から入力さ
れた場合には、この条件定義シートで定義した条件を満
たす部品を抽出する。すなわち、部品の選定者から入力
される内容が数値だけであって条件を含まなくとも、部
品カタログの作成者がその諸元の値域が満たすべき条件
をこの条件定義シートに入力するため、電子カタログデ
ータ表示装置での選定を自動的に行なうことができる。
この演算式は、部品の需要者から要求された仕様に対し
て、部品メーカとして各部品を勧められるか否かの条件
である。このため、電子カタログデータ作成者は、ある
諸元の値域が満たすべき条件をこの条件定義シート8に
入力する。図3に示す選定可否表示領域への表示は、こ
の値域が満たすべき条件に従って行なう。
【0025】そして、変換部2は、値域定義シートの各
諸元ごとに入力された3種類のコード4a,4b,4c
に従って、当該値域定義シート7の各諸元ごとに入力さ
れた入力内容を、条件部分と、条件が満たされた場合の
値域と、条件が満たされない場合の値域とに区分けす
る。さらに、変換部2は、この各入力内容を予め定めら
れたデータ構造の記述に変換する。さらに、変換部2
は、条件定義シート8に入力された諸元を変数とする大
小関係又は論理関係の条件式を予め定められたデータ構
造の記述に変換する。
【0026】これにより、部品の選定者が、従来紙カタ
ログで個別の公式から算出していた部品の寿命の算出
や、ある使用条件の下での精度を満たす部品の選定をコ
ンピュータを使用して容易に行なうことが可能となる。
また、このような選定を行うための値域の判定をIF文
およびブール代数での真偽関係で表現することができる
インタフェースとしたため、カタログ作成者にとって
は、従来の紙カタログと比較して多量の選定知識を有す
る電子カタログを極めて容易に作成することができるこ
ととなる。
【0027】また、諸元情報入力手段3は、各諸元の単
位や出力の条件となるか否かの諸元の性質情報が定義さ
れる諸元性質定義シート9と、この諸元性質定義シート
で定義された各諸元に実際の値が有る場合の部品ごとの
値が定義される値定義テーブル10とを備えるとよい。
これにより、電子カタログデータの作成に必要な情報は
全てコンピュータに表示するシート(ウィンドウ)での
入力が可能となる。また、諸元性質定義シート9と値定
義テーブル10とを分離してコンピュータに表示するた
め、カタログ作成者にとって分かり易いインタフェース
となる。
【0028】図2はIF文で記述された部品の諸元の値
域を予め定められたデータ構造の記述に変換する処理例
を示すフローチャートである。値域定義シートに入力さ
れた内容を変換するには、まず、当該シートのフィール
ド内に「IF(条件コード)」が検索されたか否かを確
認する(S1)。IFが検索されなかった場合には、通
常の変換処理を行う。一方、フィールド内にIFが存在
した場合には、次に、THENを検索する(S2)。T
HENが検索された場合、IFからTHENまでの入力
内容を変換する(S3,第1の工程)。続いて、ELS
Eを検索する(S4)。ELSEが検索されると、EL
SEまでの入力内容を変換する(S6,第2の工程)。
【0029】一般には、ELSE以下の内容を変換して
処理を終了する。しかし、ELSE以下でIF文を再帰
的に含むことが可能な構成では、ステップS6に続い
て、IFの検索を行う。IF文が検索された場合には、
次にTHENを検索する(S2)。この場合、再度EL
SEが現れるため、2度目のELSE中に再度IF文が
有るか否かを確認する(S7)。このように再帰的に継
続して、IF文が現れなくなると、当該ELSEから終
わりまでの入力内容を予め定められたデータ構造に変換
する(S8,第3の工程)。このようにステップS7で
IFが検索されたか否かを確認し、IFがある場合には
ステップS2へ処理を戻すことで、値域定義シート7の
フィールド5に再帰的にIF文が入力されても、良好に
変換を行うことができる。
【0030】そして、この図1に示した電子カタログデ
ータ作成装置は、電子カタログ作成用プログラムに従っ
て動作するコンピュータで実現できる。そして、この電
子カタログ作成用プログラムは、CD−ROMやCDに
格納して供給することができる。また、各種のネットワ
ークを介してこの電子カタログ作成用プログラムを伝送
することもできる。この電子カタログ作成用プログラム
は、コンピュータとそのオペレーティングシステムに依
存して、コンピュータを電子カタログデータ作成装置と
して動作させる。
【0031】この電子カタログ作成用プログラムは、部
品の諸元の性質および内容に関する情報の入力を促すた
めの諸元入力シート9を表示させる指令と、諸元情報入
力シート9に入力された各諸元ごとに当該各諸元の値域
の定義の入力を促すための値域定義シート7を表示させ
る指令と、値域定義シート7で定義された値域の出力の
条件が定義される条件定義シート8を表示させる指令
と、各シートに入力された内容を予め定められたデータ
構造の記述に変換させる指令とを備えている。ここで、
「〜させる指令」というのは、この指令がコンピュータ
のCPUによって読み取られたときに、当該CPUを動
作させるためのプログラムをいう。この指令のみによっ
てコンピュータを動作させる場合と、この指令と予めコ
ンピュータが有する指令とによって表示させる指令とを
含む。例えば、各シートはウインドウであるが、電子カ
タログ作成用プログラムそれ自体は、ウインドウを管理
するための指令などを含まない場合がある。このように
コンピュータのOSに依存してコンピュータを動作させ
るプログラムであっても、「〜させる指令」に含まれ
る。
【0032】そして、変換させる指令は、入力内容が値
域判定条件であることを示すコードの記述と、入力内容
がこの値域判定条件を満たした場合に実行する値域であ
ることを示すコードの記述と、入力内容が値域判定条件
を満たしていない場合の値域を示すコードの記述とに従
って値域定義シート7に入力された内容をデータ構造の
記述に変換させる指令を有する。
【0033】また、部品の電子カタログを作成する担当
者からコンピュータを使用して入力される内容を、予め
定められたデータ構造で部品の諸元値および部品の選定
のための演算式からなる電子カタログデータに変換する
電子カタログデータ作成用プログラムは、次の各指令を
有する。すなわち、当該プログラムは、入力された内容
が値域判定条件であることを示す条件コードの記述を読
み出したときには当該条件部分を予め定められたデータ
構造に変換する第1の指令と、入力された内容が当該値
域判定条件が真であるときの値域であることを示す真コ
ードの記述を読み出したときには当該値域部分を変換す
る第2の指令と、入力された内容が判定条件が偽で有る
ときの値域であることを示す偽コードの記述を読み出し
たときには当該値域部分を変換する第3の指令とを備え
る。この各指令を実行すると、例えば図2に示す処理が
行われる。
【0034】次に、図1に示した電子カタログデータ作
成装置によって作成された予め定められたデータ構造の
記述による部品の電子カタログデータを表示する電子カ
タログデータ表示装置の一例を説明する。この表示装置
は、部品の選定者によって使用され、電子カタログデー
タを読み出す読み出し部と、この電子カタログデータを
表示用の電子カタログデータに変換する変換部と、この
変換部で変換された電子カタログデータを表示手段に表
示制御する表示制御部とを備えている。
【0035】図3を参照すると、表示制御部は、電子カ
タログを表示する表示用シート9を有し、この表示用シ
ート9の横軸を部品の各諸元とすると共に表示用シート
9の縦軸を各部品とし、各諸元ごとに諸元の状態を示す
ための諸元状態表示領域10を当該表示用シート9に設
けている。
【0036】表示制御部はさらに、電子カタログデータ
として予め定義された値を読み出した諸元であることを
示す第1の表示13と、電子カタログデータのうちユー
ザからの要求が入力される諸元であることを示す第2の
表示43(図14参照)と、予め定められ依存元の諸元
の値が定まったときに電子カタログデータとして予め定
められた演算式を実行する諸元であることを示す第3の
表示42(図14参照)とを諸元状態表示領域10に表
示する制御を行う(諸元性質表示制御手段)。これら第
1乃至第3の表示は、図3に示す例では、クエッション
・マークや指のマークなどのアイコンとしているが、ア
イコンに限らず、文字による表示でも良い。
【0037】前述したように、部品の「諸元」は、各部
品で予め定められている例えば外形等の情報と、この外
形等の情報から導かれる例えば寿命のような選定公式で
値域が定められる情報と、部品の選定者から部品を選定
するための要求として入力される情報とがある。電子カ
タログデータの作成者は、このような諸元を定義して電
子カタログデータを作成するが、部品の選定者は一見し
てこれらの諸元の違いを認識することが難しい。このた
め、ここでは、図3又は図14に示すように、各諸元の
性質をアイコン等の表示で選定者に分かり易く表示す
る。
【0038】また、表示制御部は、各部品ごとに部品が
ユーザからの要求を満たすか否かを示すための選定可否
表示領域11を表示用シート9に設けている。そして、
表示制御部は、ユーザから表示を指示されたクラスの全
ての部品を表示用シートに表示するとともに、ユーザか
らの要求が入力されたときには当該要求を満たさない部
品については要求を満たさない部品であることを示す表
示14を選定可否表示領域11に表示する制御を行う
(選択可否表示制御手段)。
【0039】図3は諸元Aと諸元Bが選定者によって入
力された状態を示している。例えば図1に示す値域定義
シート7の諸元Cのフィールドに「諸元Bが形式1か否
か」という条件がIFにより入力され、条件を満たす場
合、例えば、「部品1であれば値が10」と記載された
とする。この場合、諸元Bが定まると、各部品の諸元C
の値が定まる。そして、諸元Cは実際には部品「ネジ」
の「ネジ部の長さ(単位mm)」であるとすると、ネジ
の選定者は、ある製品の設計のためにネジ部の長さが2
0mm以上のネジが必要であるとすると、諸元A(使用
ネジ部長さ)に「20」と入力する。ネジ部長さが20
mm以上なのは、部品5以下であるため、表示制御部
は、選定されない部品について、要求を満たさない部品
であることを示す表示14を付する。このように表示す
ることによって、部品の選定者にとって分かり易い形で
予め定められたデータ構造の電子カタログデータを表示
することができる。
【0040】
【実施例】次に、ボルトや軸受を例に本発明の実施例を
説明する。図4は六角ボルトのクラス階層の一例を示す
説明図である。一般に、部品は図4に示すような階層構
造で分類することができる。従来の紙カタログでは、呼
び径六角ボルトと全ネジ六角ボルトと有効径六角ボルト
とが同一の外形の体系を有している場合であっても、個
別に表としてその内容を示す必要があった。すなわち、
どのボルトでも外形が10,12,14の部品しか供給
しないときであっても、それぞれ個別のページに記載し
ていた。しかし、電子的なデータの場合、オブジェクト
指向技術でのクラスの承継により、上位のクラスで定義
した内容を下位のクラスで引用することが可能となる。
すると、承継がある場合には、どのような諸元があるか
や、また、具体的な諸元の値などは、1度の入力で実現
することができる。
【0041】そして、図3に示した電子カタログデータ
は、実際には、各クラスごとにその諸元が定義され、作
成される。例えばISO13584に従った電子カタロ
グデータを作成するには、供給者は、自社で供給してい
る部品の分類を行い、図5に示すようなアウトライン1
5を定める。次いで、図5で示した全ての部品で使用す
る諸元の性質を定義する。図6を参照すると、諸元の名
称、記号、単位およびデータタイプが諸元性質定義シー
ト9を使用して定義される。この諸元ごとの記号は、J
IS等で規定されているものであれば、諸元の名称が入
力されたときに当該記号を表示し、または、記号が入力
されたときに諸元の名称を自動的に付与するようにして
も良い。次いで、各クラスごとに値を入力する諸元を定
義する。図7(A)を参照すると、あるクラスで使用す
る諸元を値域定義テーブル10Aを用いて定義し、次い
で、図7(B)に示すように、実際の値を入力する。
【0042】次に、値域定義シート7を使用して各諸元
の値域を定義する。値定義テーブル10で値が定義され
た諸元については、このテーブル名を記述することで、
諸元の値域を特定する。また、IF文で定義すべき諸元
の値域については、値域定義シート7を使用して入力す
る。
【0043】このような値域の記述(データ記述部1
1)のデータ構造は、例えば図8に示す如くであり、こ
のデータ構造による電子カタログデータの実際の表現
は、図9のような表現となる。符号18で示す#で始ま
る表現は、コンピュータ可読とするために良好な表現で
あって、実際に人間が直接この記述を行うには、学習し
なければならないことも多く、難解である。特に、図8
に示すデータ構造に基づいて記述しなければならない点
も、直接符号18で示す表現で記述し難い理由となる。
例えば、条件を記述する場合には、その前提とする変数
を記述しなければならない。すなわち、ある諸元の値域
が他の諸元に依存するのであれば、依存元の諸元を列挙
して宣言する必要がある。一般に、このような作業は煩
雑であって、図1に示したIF文での入力から、使用し
ている他の諸元を読み出し、図8に示すデータ構造に従
って、前提となる諸元の宣言をコンピュータが行う方
が、カタログ作成者にとって使いやすいものとなる。
【0044】図8に示すデータ構造で入力されると、こ
のデータ構造はコンピュータによって次のように解読さ
れる。まず、前提とする変数一覧に列挙された変数の値
が判明している場合、条件と値域記述部一覧14に列挙
された条件と値域記述部15を調べ、条件式記述部16
に記述された条件式が成立している「条件と値域記述部
15」を検索する。検索された「条件と値域記述部1
5」に記述された値域定義記述部17に記述された値域
が、データ記述部の定義される変数一覧に列挙された変
数の値域となる。このような手順でデータが解釈される
が、一般には、図10の(A)で示す表現形式の方が人
間の読解能力に対しては自然であり、分かり易い。
【0045】すなわち、符号19で示す表現形式では、
前提とデータ記述とがあり、前提はある変数の値が判明
していることである。この値が判明すると、変数#13
60の値を特定することができる。例えば入力される変
数#1263が文字列「単列深溝玉軸受け」であれば、
テーブル#1090の値域となり、そうでなければ、テ
ーブル1089の範囲内とする。
【0046】このように、ISO13584で規定する
データ構造で電子カタログデータを作成することを容易
にするためには、図10(B)に示す形式での入力を求
める。このIF文での入力により、図8に示すデータ構
造の電子カタログデータを作成するために必要な情報が
全て入力される。しかも、IF文はプログラムの作成で
使用されている表現でもあり、人間が直接記述するもの
として比較的分かり易い。図10(B)に示すように、
この表現形式では、IFコード4aによって、その後の
記述がブール代数的表現21であることを特定する。ブ
ール代数的表現21は、真理値を有する論理式であり
る。そして、THENコード4bによって、値域定義2
2が真であるときの値であることを示し、ELSEコー
ド4cによって、値域定義23が偽であるときの値であ
ることを示す。ここで、符号23に条件と値域記述とあ
るのは、ELSE以下では再帰的にIF文を記述できる
ことを意味する。
【0047】図10(C)は値域を定義するための記述
の例を示す説明図である。本実施例では、値域定義シー
ト7および条件定義シート8への入力は、図10(C)
に示すコードを使用して入力する。「全ての値(Anyval
ue)」24は、その諸元が採りうる値に制限がないこと
をしめすコードである。「TakenFromTable」25は、そ
の諸元の値を値定義テーブル10のテーブル名27で指
定するコードである。記述がテーブル名であることを示
すため、テーブル名は括弧26,27で括る。「TakenF
rom」は、値域にレンジがある場合を示す。「TakenFro
m」29は、数値の条件30を記述するときに用いる。
数値の条件30は、例えば切り売りする部品について、
1m以上10m以下、0.5m単位であれば、次のよう
に記述する。
【0048】TakenFrom 1 to 10 step 0.5
【0049】このときの単位は、予め諸元の性質として
定義されているものを使用する。そして、数値の条件3
2からstep33と記述の終了側とに矢印が進行している
のは、このstep33が任意の入力であることを示す。例
えば、1m以上10m以下であればどの長さでも供給で
きるのであれば、このstep33の記述は行わない。
【0050】TakenFrom35は、数値そのものではな
く、他の諸元を変数として値域を定める場合に用いる。
例えば、諸元Aが他の諸元の値に依存して定まる最低の
長さで、諸元Bが他の諸元に依存して定まる最高の長さ
の場合などに使用する。すなわち、ある安全性なり荷重
との関係なりで定まる2つの諸元があるときに、この諸
元の間での入力を求めるときには、次のように記述す
る。
【0051】TakenFrom 諸元A to 諸元B
【0052】このように、数値の条件30は数値そのも
のを入力する場合で、数値の表現36は他の諸元を変数
とする場合である。その他、諸元間の大小関係や文字列
として一致しているかなどは、直接表現41で入力す
る。従って、本実施例によると、電子カタログの作成者
が値域を定義するには、図10に示した内容を理解し
て、部品の諸元の性質に応じて使い分ければ良く、図8
および図9に示した電子カタログデータのデータ構造お
よびその記述を理解する必要がない。
【0053】ここで、すべての値24とTakenFrom2
9,35は、電子カタログデータの供給を受けた部品の
選定者から入力される値を制限するものである。一方、
IF文およびTakenFromTable25は、電子カタログデー
タの提示の際に使用する値域の制限である。また、表現
41というのは、図3に示した選定可否表示領域に選定
の可否を表示するための条件式である。
【0054】図11を参照すると、軸受についての値域
定義シート7への入力は例えば「すべての値24」とI
F文とで行われる。すべての値というのは選定者から入
力される値であるから、部品の供給者は諸元の定義だけ
を行う。基本定格寿命は、軸受の形式によって、玉軸受
ところ軸受とは算出の係数が異なるため、IF文で2種
類の算出式を定義している。また、呼び番号から許容速
度までは、やはり、軸受けの形式によって値が異なるた
め、軸受形式が選定者から入力されたときに、それぞれ
のテーブルを読み出すようにしている。
【0055】図12を参照すると、図11の値域定義シ
ート7に対応する条件定義シート8には、許容速度が満
たすべき条件と基本定格寿命の満たすべき条件が入力さ
れる。図11に示すように、基本定格寿命を算出するに
は、選定者から入力される諸元である「軸受形式」、
「ラジアル荷重」および「回転速度」の値が必要であ
る。「基本動定格荷重」については、軸受の形式が定ま
るとその軸受の種類に応じて値がテーブルから読み出さ
れる。これらの諸元の値が定まると、IF文が実行さ
れ、基本定格寿命が算出される。そして、図12に示す
ように、この基本定格荷重は選定者から入力される要求
寿命を以上でなければならないことを条件定義シート8
に入力する。すると、部品の一覧のなかから、この条件
を満たす部品を明確に表示することができる。
【0056】このような値域および条件の定義は種々の
利用態様があるが、その一例を図13に示す。例えば、
IF文の使用の仕方としては、部品の購入個数を選定者
から入力される諸元とし、この値をすべての値と定義す
る。そして、部品の諸元の一つである「単価」について
は、この購入個数に依存した値域を有するものとして定
義する。本実施例は、購入個数が1000個以下の場合
に100円とし、これを越えた場合に80円とするとき
には、図13(A)に示すIF文で定義すればよい。
【0057】また、図13(B)に示すように、ある部
品の使用温度を部品の選定者から入力される諸元とし、
これに応じた耐熱温度は値定義テーブルで定義した「諸
元表」という名のテーブルから読み出すこととする。そ
して、条件定義テーブル8に、使用温度は耐熱温度以下
でなければならないことを諸元名を変数とする演算式で
記述すると、この電子カタログが表示されるときには、
選定者から入力された使用温度に応じた耐熱温度を有す
る部品を他の部品と区別して表示する。このように、値
域定義シートに入力される内容は当該諸元の値域を定め
るのに役立ち、一方、条件定義シートに入力される内容
は部品の選定のための表示に役立つ。
【0058】図14および図15は電子カタログデータ
表示装置による部品の選定者への電子カタログデータの
表示の一例を示す説明図である。図14は部品の選定者
からなんら入力がなされていない状態の表示例を示す。
諸元「回転速度」、「ラジアル荷重」、「要求寿命」
は、電子カタログデータの作成者によって「すべての
値」又は「TakenFrom」と定義された諸元である。そし
て、入力が可能であることを示す表示43が諸元状態表
示領域10に表示されている。ここでは、鍵マークのア
イコンとしている。諸元「軸受形式」については、部品
の選定者からすでに値が入力されている。すでに入力さ
れた諸元については、入力済みであることを示す表示1
2が付されている。ここでは、指型のアイコンとしてい
る。
【0059】また、図11に示したように軸受形式とい
う諸元に依存して値が定まる諸元があるとすると、例え
ば、ボア径や外形、呼び番号などは、テーブルからその
値が読み出される。この値そのものは、電子カタログデ
ータの作成者によって入力されたものと、例えば各部品
メーカにとって共通な諸元についての辞書データをこの
部品の選定者が有している場合には、その辞書から読み
出すものがある。この辞書データを使用する場合には、
部品メーカからは、その諸元の値を指示するコードだけ
が供給される。このような値が定まっている諸元につい
ては、クエッション・マークのアイコン13が付され
る。コンピュータマークのアイコン42は、その諸元の
内容が他の諸元に依存して算出される諸元であることを
示している。軸受の「基本定格寿命」は、回転速度やラ
ジアル荷重から算出されるため、部品メーカは例えば図
11のIF文中で示す選定公式でこの諸元の値域を定め
ている。このような選定公式が部品メーカによって入力
された諸元について、本実施例ではコンピュータマーク
のアイコン42を付することで、部品の選定者に値の入
力を要求する諸元ではないことを示す。
【0060】図14では、回転速度が選定者によって入
力される。そして、ラジアル荷重および要求寿命が入力
されると、基本定格荷重(図15の右端)が自動的に算
出される。そして、図15に示すように、要求寿命およ
び使用回転数については条件式が与えられているため、
その条件式自体は選定者に表示されないが、その条件に
従って呼び番号6212乃至6216の部品が条件を満
たしていることをアイコン14によって示している。
【0061】このように、部品を選定するために必要な
知識についてまでサポートする電子カタログデータを供
給するため、部品の選定が容易となり、さらに、設計上
当該部品を選定した根拠を電子的に扱うことが可能とな
る。しかし、上述したように、部品の電子カタログデー
タを作成するものにとって、このような表示が可能な電
子カタログデータを作成するのは一般に容易ではない。
このため、本実施例では、電子カタログデータの作成を
容易にするために、IF文の形式で入力することや、ま
た、条件式を他の諸元名を用いて入力することなどのイ
ンタフェースを採用し、これにより、電子カタログデー
タを簡単に作成すること、ひいては、部品の電子カタロ
グデータの流通により部品の取引がより一層容易となる
ことを図るものである。
【0062】また、図14及び図15に示した例では、
選定知識そのものは選定者に表示されていない。すなわ
ち、部品の供給者が入力したIF文そのものは、選定者
に表示されていない。電子カタログデータが選定者に供
給されたときには、予め定められたデータ構造での記述
がなされているため、IF文は失われている。しかし、
このIF文での表示は選定者にとっても部品の選定知識
をわかり易く表示するために役立つため、ある実施例で
は、図8および9に示したデータ構造による記述をIF
文に変換する。すなわち、データ記述部11の「条件と
値域記述部一覧14」に列挙されている個々の「条件と
値域記述部15」について、次の処理を繰り返す。ま
ず、条件式を組み立てて、さらに、「IF条件式THE
N」形式の文字列に変換する。そして、値域定義を組み
立てて、「IF条件式THEN」の最後尾に追加する。
値域記述部一覧14に、さらに値域記述部17がある場
合には、文字列「ELSE」を最後尾に追加して、その
値域を加える。このような処理は、電子カタログデータ
作成装置が予め定められた図9に示す記述でファイルを
格納するのであれば、そのファイルを読み出したときに
自動的に変換部2が変換するようにしてもよい。また、
電子カタログデータ表示装置では、選定者からなんらか
の要求があったときに、この「IF文」による選定知識
を表示する。
【0063】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、変換部が、値域入力手段に入力さ
れた各コードを検索すると共に当該各コードで示される
内容に従って条件並びに各値域を予め定められたデータ
構造の記述に変換するため、電子カタログデータの作成
者にとって分かり易い入力で、複雑なデータ構造の電子
カタログデータを作成することができ、これにより、選
定公式や他の諸元に依存して定まる諸元など、部品を選
定するための知識を比較的簡単に電子カタログデータに
含ませることができ、これによって、部品の選定者から
すると、ある製品の設計上必要な仕様を満足する部品の
選定を電子的に容易に行うことが可能となる従来にない
優れた電子カタログデータ作成装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】図1に示した変換部の変換処理の一例を示すフ
ローチャートである。
【図3】図1および図2に示した構成により作成した電
子カタログデータの表示例を示す説明図である。
【図4】本発明の実施例を説明するために六角ボルトの
分類例を示す説明図である。
【図5】本実施例による階層構造の表示例を示す説明図
である。
【図6】本実施例での諸元の性質の定義例を示す説明図
である。
【図7】あるクラスの部品で使用する諸元を定義する一
例を示す説明図であり、図7(A)は諸元を定義した一
例を示す図で、図7(B)は実際の値を入力した一例を
示す図である。
【図8】本実施例による電子カタログデータの予め定め
られたデータ構造を示す説明図であり、図8(A)はデ
ータ記述の全体を示す図で、図8(B)は条件と値域記
述の詳細を示す図である。
【図9】図8に示したデータ構造での実際の電子カタロ
グデータの記述例を示す説明図である。
【図10】本実施例により値域の定義を行う場合の記載
形式を示す説明図であり、図10(A)はIF文による
記載の一例を示す図で、図10(B)はIF分の表現形
式を示す図で、図10(C)は値域の入力に使用するそ
の他のコードを示す図である。
【図11】図10に示したコードを使用して値域定義シ
ートに諸元の値域を入力した一例を示す説明図である。
【図12】図11の値域定義シートに対応した条件定義
シートの入力内容の一例を示す説明図である。
【図13】値域定義シートと条件定義シートの入力内容
の他の例を示す説明図であり、図13(A)は購入個数
に応じて単価を変化させる一例を示す図で、図13
(B)は選定者から入力される値に応じて部品の選定を
行う場合の一例を示す図である。
【図14】本実施例で作成した電子カタログデータの表
示例を示す説明図である。
【図15】図14に示した電子カタログデータの表示に
対して選定者から必要な入力がなされた場合の例を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 入力部 2 変換部 3 諸元情報入力手段 4 値域入力手段 5 値域入力手段のフィールド 6 条件式変換手段 7 値域定義シート 8 条件定義シート
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年1月26日(2000.1.2
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【発明の目的】本発明は、係る従来例の有する不都合を
改善し、特に、選定条件を含む電子カタログデータを簡
単な入力で作成することができる電子カタログデータ作
方法を提供することを、その目的とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明による電
子カタログデータ作成方法は、電子カタログデータ作成
装置を使用して電子カタログデータを作成する。電子カ
タログデータ作成装置は、部品に関する情報を入力する
入力部と、この入力部に入力された情報を予め定められ
たデータ形式に変換する変換部とを備えている。入力部
は、コンピュータでのユーザインタフェースであり、一
般に、入力を促すための種々の表示をディスプレイに対
して行う。ここでは特に、入力部は、部品の諸元の性質
および内容に関する情報が入力される諸元情報入力手段
と、この諸元情報入力手段に入力された諸元ごとに当該
諸元の入力若しくは提示の値域又は提示の条件が入力さ
れる値域入力手段とを備えている。「諸元」というの
は、電子カタログの対象となる部品の属性であり、例え
ば部品がネジであればネジの形式、円筒部や座面の径、
値段などである。また、他の諸元の値に依存して選定公
式により算出する「寿命」も、「諸元」である。そして
例えば、選定公式により算出した「寿命」と、選定者か
ら入力される「要求寿命」とを比較して、この比較結果
に応じて選定が可能か否かを選定者の手元のコンピュー
タで表示する。このときの選定者によって入力される
「要求寿命」も、「諸元」である。このように、「諸
元」は、部品を特定するために、特に、ある製品の設計
上要求される仕様を満足する部品を選定するために必要
となる「部品の情報」である。この部品の情報は、予め
一義的に定められ、部品メーカによって値が入力され又
は部品の規格によって値が定まるものと、選定者から入
力されるものと、これらの諸元に依存して、電子カタロ
グの作成者によって定められた選定公式により選定者の
コンピュータで値を算出するものとがある。この部品の
情報としては、供給メーカ名、部品の用途、使用環境、
形状、材質、性能、動作、安全性の基準、部品選定公式
などを含む。諸元情報入力手段は、データのタイプや単
位などの諸元の性質と、データタイプが実数の場合など
にその各部品ごとの諸元の値との入力を電子カタログの
作成者に要求するインタフェースである。例えば、諸元
情報入力手段は、ディスプレイにデータ入力用のウイン
ドウを表示する。諸元情報が入力されると、次に、諸元
の値域が入力される。諸元の値域というのは、上記諸元
が採り得る値の範囲である。例えば全ての値や、あるレ
ンジ(A以上B以下)や、選定者によって入力される諸
元に応じて変化する値などである。この値域入力手段
は、例えば、入力内容が値域を判定するための値域判定
条件であることを示すコードの記述と、入力内容が値域
判定条件を満たした場合に実行する値域であることを示
すコードの記述と、入力内容が値域判定条件を満たして
いない場合の値域を示すコードの記述とが入力されるフ
ィールドを有している。電子カタログの作成者は、ある
ブール代数による条件と、この条件が真の場合の値域
と、この条件が偽である場合の値域とをそれぞれを示す
コードを使用して入力する。例えば値域判定条件がAで
あり、この条件が真の場合の値域がBであり、一方偽で
ある場合の値域がCの場合には、「IF A THEN
B ELSE C」と値域入力手段のフィールドに入
力する。この場合、IF,THEN,ELSEがそれぞ
れのコードの記述となる。この値域を判定するための条
件(値域判定条件)は、何等かの事象に依存して値域が
変化する場合、その値域の変化の原因となる条件であ
る。たとえば、購入個数によって、部品の諸元である
「値段」の値域が変化する場合には、この「購入個数が
いくつであるか」という点が値域判定条件となる。ここ
では、この値域判定条件は真偽が定まる条件である必要
があるため、実際には、「購入個数が一定値以上か」な
どの真偽が一義的に定まるブール代数的表現となる。そ
して、変換部は、値域入力手段に入力された各コードを
検索すると共に当該各コードで示される内容に従って値
域判定条件並びに各値域を予め定められたデータ構造の
記述に変換する条件式変換手段を備える。このような電
子カタログデータ作成装置を使用して、本発明による電
子カタログデータ作成方法は電子カタログデータを作成
する。電子カタログデータ作成方法は、前記変換部の処
理工程として、次の3工程を備える。すなわち、電子カ
タログデータ作成方法は、前記入力内容から値域を判定
するための条件であることを示す条件コードの記述を読
み出したときには、前記入力内容のうち当該条件コード
で指定される入力内容を、予め定められた条件部分のデ
ータ構造の記述に変換する第1の工程と、前記第1の工
程に続いて、前記入力内容から当該条件が真であるとき
の値域であることを示す真コードの記述を読み出したと
きには、前記入力内容のうち当該真コードで指定される
入力内容を、予め定められた条件が真である場合の値域
を示すデータ構造の記述に変換する第2の工程と、前記
第2の工程に前後して、前記入力内容から前記条件が偽
で有るときの値域であることを示す偽コードの記述を読
み出したときには、前記入力内容のうち当該偽コードで
指定される入力内容を、予め定められた条件が偽である
場合の値域を示すデータ構造の記述に変換する第3の工
程とを備えた。予め定められたデータ構造の記述は、例
えば、ISO13584などの規格で定める記述であ
る。従って、IF文などのコードで内容を指示しながら
選定条件を入力することで、予め定められたデータ構造
による電子カタログデータを作成することができる。こ
れにより、本発明は前述した目的を達成しようとするも
のである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】また、本発明の実施形態では、諸元の値域
は値域定義シートのあるフィールドにIF文で入力され
ることとしているが、この第1の工程が変換する対象
は、コードそのものが電子カタログを作成する者から入
力された場合に限られない。すなわち、3つのフィール
ドがあるシートを表示し、第1の入力内容が条件である
とするとき、このシートに入力された内容にインタフェ
ース(入力手段)が自動的に条件であることを示すコー
ドを付する場合を含む。さらに、よりグラフィカルなユ
ーザインタフェースとするならば、条件であることを示
すアイコンと接続関係がある入力内容に対して、インタ
フェースが自動的に条件であるコードを付するようにし
たものも含む。また、入力された位置から、それが条件
であることを読み取るようにしてもよい。この方法の発
明では、電子カタログデータを入力する者からそれが諸
元の値域を限定する条件であることが明示されて入力さ
れたのであれば、その明示の手法をコードとして予め定
められたデータ構造の記述に変換するものである。これ
は条件に限らず、それが満たされた場合および満たされ
ない場合の値域についても同様である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正内容】
【0063】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、変換部が、値域入力手段に入力さ
れた各コードを検索すると共に当該各コードで示される
内容に従って条件並びに各値域を予め定められたデータ
構造の記述に変換するため、電子カタログデータの作成
者にとって分かり易い入力で、複雑なデータ構造の電子
カタログデータを作成することができ、これにより、選
定公式や他の諸元に依存して定まる諸元など、部品を選
定するための知識を比較的簡単に電子カタログデータに
含ませることができ、これによって、部品の選定者から
すると、ある製品の設計上必要な仕様を満足する部品の
選定を電子的に容易に行うことが可能となる従来にない
優れた電子カタログデータ作成方法を提供することがで
きる。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品に関する情報を入力する入力部と、
    この入力部に入力された前記情報を予め定められたデー
    タ形式に変換する変換部とを備え、 前記入力部が、部品の諸元の性質および内容に関する情
    報が入力される諸元情報入力手段と、この諸元情報入力
    手段に入力された諸元ごとに当該諸元の入力若しくは提
    示の値域又は提示の条件が入力される値域入力手段とを
    備え、 この値域入力手段は、入力内容が値域を判定するための
    値域判定条件であることを示すコードの記述と、入力内
    容が前記値域判定条件を満たした場合に実行する値域で
    あることを示すコードの記述と、入力内容が前記値域判
    定条件を満たしていない場合の値域を示すコードの記述
    とが入力されるフィールドを有し、 前記変換部は、前記値域入力手段に入力された各コード
    を検索すると共に当該各コードで示される内容に従って
    前記値域判定条件並びに各値域を予め定められたデータ
    構造の記述に変換する条件式変換手段を備えたことを特
    徴とする電子カタログデータ作成装置。
  2. 【請求項2】 前記値域入力手段に入力される前記各コ
    ードがそれぞれ、「IF」、「THEN」、「ELS
    E」と記述されたテキストデータであることを特徴とす
    る請求項1記載の電子カタログデータ作成装置。
  3. 【請求項3】 前記入力内容が前記値域判定条件を満た
    していない場合の値域はさらに、前記入力内容が値域判
    定条件であることを示すコードの記述と、入力内容が前
    記値域判定条件を満たした場合に実行する値域であるこ
    とを示すコードの記述と、入力内容が前記値域判定条件
    を満たしていない場合の値域を示すコードの記述とを再
    帰的に含むことを特徴とする請求項1記載の電子カタロ
    グデータ作成装置。
  4. 【請求項4】 部品に関する情報を入力する入力部と、
    この入力部に入力された前記情報を予め定められたデー
    タ形式に変換する変換部とを備え、 前記入力部が、部品の諸元の性質および内容に関する情
    報が入力される諸元情報入力手段と、この諸元情報入力
    手段に入力された諸元ごとに当該諸元の入力若しくは提
    示の値域又は提示の条件が入力される値域入力手段とを
    備え、 この値域入力手段が、前記諸元情報入力手段に入力され
    た各諸元ごとに値域が定義される値域定義シートと、こ
    の値域定義シートで定義された値域の満たすべき条件が
    定義される条件定義シートとを備え、 前記変換部は、前記値域入力手段に入力された各コード
    を検索すると共に当該各コードで示される内容に従って
    前記値域判定条件並びに各値域を予め定められたデータ
    構造の記述に変換する条件式変換手段を備えたことを特
    徴とする電子カタログデータ作成装置。
  5. 【請求項5】 前記変換部は、前記値域定義シートの各
    諸元ごとに入力された3種類のコードに従って、当該値
    域定義シートの各諸元ごとに入力された入力内容を値域
    を判定するための条件部分と、当該値域を判定するため
    の条件が満たされた場合の値域と、当該値域を判定する
    ための条件が満たされない場合の値域とに区分けすると
    共に、当該各入力内容を前記予め定められたデータ構造
    の記述に変換する手段を備えたことを特徴とする請求項
    4記載の電子カタログデータ作成装置。
  6. 【請求項6】 前記変換部は、前記条件定義シートに入
    力された前記諸元を変数とする大小関係又は論理関係の
    演算式を前記予め定められたデータ構造の記述に変換す
    る手段を備えたことを特徴とする請求項4記載の電子カ
    タログデータ作成装置。
  7. 【請求項7】 前記諸元情報入力手段が、前記各諸元の
    単位や当該諸元の値域の満たすべき条件となるか否かの
    諸元の性質情報が定義される諸元性質定義シートと、こ
    の諸元性質定義シートで定義された各諸元に実際の値が
    有る場合の部品ごとの値が定義される値定義テーブルと
    を備えたことを特徴とする請求項4記載の電子カタログ
    データ作成装置。
  8. 【請求項8】 電子カタログデータ作成装置によって作
    成された予め定められたデータ構造の記述による部品の
    電子カタログデータを読み出す読み出し部と、この電子
    カタログデータを表示用の電子カタログデータに変換す
    る変換部と、この変換部で変換された電子カタログデー
    タを表示手段に表示制御する表示制御部とを備えた電子
    カタログデータ表示装置であって、 前記表示制御部が、電子カタログを表示する表示用シー
    トを有し、この表示用シートの横軸を前記部品の各諸元
    とすると共に前記表示用シートの縦軸を各部品とし、前
    記各諸元ごとに諸元の状態を示すための諸元状態表示領
    域を当該表示用シートに設けると共に、 当該表示制御部は、前記電子カタログデータとして予め
    定義された値を読み出した諸元であることを示す第1の
    表示と、前記電子カタログデータのうちユーザからの要
    求が入力される諸元であることを示す第2の表示と、予
    め定められ依存元の諸元の値が定まったときに前記電子
    カタログデータとして予め定められた演算式を実行する
    諸元であることを示す第3の表示とを前記諸元状態表示
    領域に表示する制御を行う諸元性質表示制御手段を備え
    たことを特徴とする電子カタログデータ表示装置。
  9. 【請求項9】 前記表示制御部は、前記各部品ごとに部
    品がユーザからの要求を満たすか否かを示すための選定
    可否表示領域を前記表示用シートに設けると共に、 当該表示制御部は、ユーザから表示を指示されたクラス
    の全ての部品を前記表示用シートに表示するとともに、
    前記ユーザからの要求が入力されたときには当該要求を
    満たさない部品については要求を満たさない部品である
    ことを示す表示を前記選定可否表示領域に表示する制御
    を行う選択可否表示制御手段を備えたことを特徴とする
    請求項8記載の電子カタログデータ表示装置。
  10. 【請求項10】 部品の電子カタログを作成する担当者
    からコンピュータを使用して入力される内容を予め定め
    られたデータ構造で部品の諸元値および部品の選定のた
    めの演算式からなる電子カタログデータに変換する電子
    カタログデータ作成方法であって、 前記入力された内容が値域を判定するための条件である
    ことを示す条件コードの記述を読み出したときには当該
    条件部分を予め定められたデータ構造に変換する第1の
    工程と、前記入力された内容が当該条件が真であるとき
    の値域であることを示す真コードの記述を読み出したと
    きには当該値域部分を変換する第2の工程と、前記入力
    された内容が前記条件が偽で有るときの値域であること
    を示す偽コードの記述を読み出したときには当該値域部
    分を変換する第3の工程とを備えたことを特徴とする電
    子カタログデータ作成方法。
  11. 【請求項11】 前記第1の工程が、前記条件コードを
    読み出した場合には次に表れる前記真コードまでの記述
    を前記条件部分と判定する工程を備え、 前記第2の工程が、前記真コードを読み出した場合には
    次に現れる偽コードまでの記述を条件が真の場合の値域
    部分であると判定する工程を備えたことを特徴とする請
    求項10記載の電子カタログデータ作成方法。
  12. 【請求項12】 前記第3の工程が、前記偽コードの記
    述を読み出したときには次に前記条件コードが現れるか
    否かを判定する工程と、この工程によって条件コードが
    検索された場合には前記第1乃至当該第3の工程を再帰
    的に繰り返す工程と、この工程が実行されない場合には
    前記偽コードが記述された位置から前記条件コードで開
    始された記述の終端位置までを前記条件が偽の場合の値
    域部分であると判定する工程とを備えたことを特徴とす
    る請求項11記載の電子カタログデータ作成方法。
  13. 【請求項13】 コンピュータで実行される電子カタロ
    グ作成用プログラムを記憶した記憶媒体であって、 前記プログラムが、部品の諸元の性質および内容に関す
    る情報の入力を促すための諸元入力シートを表示させる
    指令と、前記諸元入力シートに入力された各諸元ごとに
    当該各諸元の値域の定義の入力を促すための値域定義シ
    ートを表示させる指令と、前記値域定義シートで定義さ
    れた値域の満たすべき条件が定義される条件定義シート
    を表示させる指令と、前記各シートに入力された内容を
    予め定められたデータ構造の記述に変換させる指令とを
    備え、 この変換させる指令が、入力内容が値域を判定するため
    の条件であることを示すコードの記述と、入力内容が前
    記値域を判定するための条件を満たした場合に実行する
    値域であることを示すコードの記述と、入力内容が前記
    値域を判定するための条件を満たしていない場合の値域
    を示すコードの記述とに従って前記値域定義シートに入
    力された内容を前記データ構造の記述に変換させる指令
    を有することを特徴とする電子カタログ作成用プログラ
    ムを記憶した記憶媒体。
  14. 【請求項14】 部品の電子カタログを作成する担当者
    からコンピュータを使用して入力される内容を予め定め
    られたデータ構造で部品の諸元値および部品の選定のた
    めの演算式からなる電子カタログデータに変換する電子
    カタログデータ作成用プログラムを記憶した記憶媒体で
    あって、 前記プログラムが、前記入力された内容が値域を判定す
    るための条件であることを示す条件コードの記述を読み
    出したときには当該値域を判定するための条件部分を予
    め定められたデータ構造に変換する第1の指令と、前記
    入力された内容が当該値域を判定するための条件が真で
    あるときの値域であることを示す真コードの記述を読み
    出したときには当該値域部分を変換する第2の指令と、
    前記入力された内容が前記値域を判定するための条件が
    偽で有るときの値域であることを示す偽コードの記述を
    読み出したときには当該値域部分を変換する第3の指令
    とを備えたことを特徴とする電子カタログデータ作成用
    プログラムを記憶した記憶媒体。
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