JP2000222042A - 液体払い出しポンプラインの出口流量調節弁用制御装置 - Google Patents
液体払い出しポンプラインの出口流量調節弁用制御装置Info
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- JP2000222042A JP2000222042A JP11024129A JP2412999A JP2000222042A JP 2000222042 A JP2000222042 A JP 2000222042A JP 11024129 A JP11024129 A JP 11024129A JP 2412999 A JP2412999 A JP 2412999A JP 2000222042 A JP2000222042 A JP 2000222042A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 液体払い出しポンプラインに有する出口流量
調節弁の上限開度を制限できるようにする。 【解決手段】 設定信号aと流量計測信号に基づく流量
値bとの差を開度制御器11で求めて開度指令cをドラ
イバ12に送って出口流量調節弁4の開度を制御するよ
うにしてある制御装置において、出口流量調節弁4の上
限設定器13、及び上限開度設定器13による上限開度
指令eの値と開度制御器11による開度指令cの値の低
い方を選択してドライバ12へ送る低選択回路14を設
ける。出口流量調節弁4の上限開度を制限し、複数ポン
プの同時運転時に、各ポンプ間の圧力アンバランスを解
消する。
調節弁の上限開度を制限できるようにする。 【解決手段】 設定信号aと流量計測信号に基づく流量
値bとの差を開度制御器11で求めて開度指令cをドラ
イバ12に送って出口流量調節弁4の開度を制御するよ
うにしてある制御装置において、出口流量調節弁4の上
限設定器13、及び上限開度設定器13による上限開度
指令eの値と開度制御器11による開度指令cの値の低
い方を選択してドライバ12へ送る低選択回路14を設
ける。出口流量調節弁4の上限開度を制限し、複数ポン
プの同時運転時に、各ポンプ間の圧力アンバランスを解
消する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はLNGタンクの如き
液体貯蔵タンクに接続された液体払い出しポンプライン
の出口流量調節弁を制御するための制御装置に関するも
のである。
液体貯蔵タンクに接続された液体払い出しポンプライン
の出口流量調節弁を制御するための制御装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】LNG貯蔵プラントでは、図3に一例を
示す如く、複数のLNGタンク1に、ポンプ2を備えた
液体払い出しポンプライン3をそれぞれ接続して、該各
液体払い出しポンプライン3を、液体払い出し集合ライ
ン4に集合させるように接続し、且つ上記各液体払い出
しポンプライン3には、過流量防止を目的として、出口
流量調節弁5を設けると共に、該出口流量調節弁5の上
流部からLNGタンク1へ戻るように、ミニマムフロー
弁6を備えた液体戻しライン7を設け、ポンプ2の下流
部に設けた流量計8からの流量計測信号に基づく制御装
置9と10の指令によって、上記出口流量調節弁5とミ
ニマムフロー弁6の開度を制御するようにしてある。
示す如く、複数のLNGタンク1に、ポンプ2を備えた
液体払い出しポンプライン3をそれぞれ接続して、該各
液体払い出しポンプライン3を、液体払い出し集合ライ
ン4に集合させるように接続し、且つ上記各液体払い出
しポンプライン3には、過流量防止を目的として、出口
流量調節弁5を設けると共に、該出口流量調節弁5の上
流部からLNGタンク1へ戻るように、ミニマムフロー
弁6を備えた液体戻しライン7を設け、ポンプ2の下流
部に設けた流量計8からの流量計測信号に基づく制御装
置9と10の指令によって、上記出口流量調節弁5とミ
ニマムフロー弁6の開度を制御するようにしてある。
【0003】上記出口流量調節弁5を制御する制御装置
9の主要部は、図4に一例を示す如く、LNGタンク1
内の液体(LNG)を払い出すときの定格流量を設定す
る流量設定器11と、流量計8からの信号が流量値bに
変換されるとその流量値bと流量設定器11からの設定
信号aとを比較してその差を求めて開度指令cを出力す
る開度制御器12と、該開度制御器12からの開度指令
cに基づき液体払い出しポンプライン3の出口流量調節
弁5に対して作動指令dを送るドライバ13とを有する
構成としてある。
9の主要部は、図4に一例を示す如く、LNGタンク1
内の液体(LNG)を払い出すときの定格流量を設定す
る流量設定器11と、流量計8からの信号が流量値bに
変換されるとその流量値bと流量設定器11からの設定
信号aとを比較してその差を求めて開度指令cを出力す
る開度制御器12と、該開度制御器12からの開度指令
cに基づき液体払い出しポンプライン3の出口流量調節
弁5に対して作動指令dを送るドライバ13とを有する
構成としてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したよ
うな複数のLNGタンク1から液体(LNG)を払い出
す場合において、複数の液体払い出しポンプライン3に
それぞれ装備されているポンプ2を同時運転した場合、
各ポンプ2のQ−Hカーブが各ポンプにより異なるた
め、各ポンプ2による払い出し流量に較差が生じて、各
LNGタンク1の運用がやりにくいという問題がある。
すなわち、各ポンプ2は、ポンプ性能上定められた最低
流量よりも少ない払い出し流量では運転できないので、
通常は、最低流量よりも多い一定流量で運転され、流量
計8で求められた流量値bと流量設定器11で設定され
た設定信号aとの差分が、ミニマムフロー弁6を備えた
液体戻しライン7を通ってLNGタンク1に戻される
が、上述したように、各ポンプ2による払い出し流量に
較差が生じていると、各LNGタンク1内の液位の変位
が均等とはならず、ポンプ2の払い出し流量較差が大き
い場合は、払い出し流量の多いポンプ2系のLNGタン
ク1の液位が大きく減少するのに対して、払い出し流量
の少ないポンプ2系のLNGタンク1の液位はほとんど
変化しない、という現象が発生し、液位管理としてのタ
ンク運用が非常にやりにくくなってしまう。
うな複数のLNGタンク1から液体(LNG)を払い出
す場合において、複数の液体払い出しポンプライン3に
それぞれ装備されているポンプ2を同時運転した場合、
各ポンプ2のQ−Hカーブが各ポンプにより異なるた
め、各ポンプ2による払い出し流量に較差が生じて、各
LNGタンク1の運用がやりにくいという問題がある。
すなわち、各ポンプ2は、ポンプ性能上定められた最低
流量よりも少ない払い出し流量では運転できないので、
通常は、最低流量よりも多い一定流量で運転され、流量
計8で求められた流量値bと流量設定器11で設定され
た設定信号aとの差分が、ミニマムフロー弁6を備えた
液体戻しライン7を通ってLNGタンク1に戻される
が、上述したように、各ポンプ2による払い出し流量に
較差が生じていると、各LNGタンク1内の液位の変位
が均等とはならず、ポンプ2の払い出し流量較差が大き
い場合は、払い出し流量の多いポンプ2系のLNGタン
ク1の液位が大きく減少するのに対して、払い出し流量
の少ないポンプ2系のLNGタンク1の液位はほとんど
変化しない、という現象が発生し、液位管理としてのタ
ンク運用が非常にやりにくくなってしまう。
【0005】上記の問題を解決するためには、吐出圧力
の高い液体払い出しポンプライン3の出口流量調節弁5
の開度を何らかの形で制限して、各ポンプ2間の圧力ア
ンバランスを解消するようにさせることが考えられる
が、出口流量調節弁5の制御装置9は図4に示す如き回
路構成としてあって、開度制限を実施することができる
ようにはなっていないというのが現状である。又、払い
出し流量の多いポンプ2を備えた液体払い出しライン3
に、たとえば、オリフィスを設けることも考えられる
が、ライン途中にオリフィスを設ける場合、LNGタン
ク1内の液体を抜いた後でなければ作業を行うことはで
きず、加えて配管工事も必要となることから、長期間L
NGタンク1の運用が停止してしまうことになる。
の高い液体払い出しポンプライン3の出口流量調節弁5
の開度を何らかの形で制限して、各ポンプ2間の圧力ア
ンバランスを解消するようにさせることが考えられる
が、出口流量調節弁5の制御装置9は図4に示す如き回
路構成としてあって、開度制限を実施することができる
ようにはなっていないというのが現状である。又、払い
出し流量の多いポンプ2を備えた液体払い出しライン3
に、たとえば、オリフィスを設けることも考えられる
が、ライン途中にオリフィスを設ける場合、LNGタン
ク1内の液体を抜いた後でなければ作業を行うことはで
きず、加えて配管工事も必要となることから、長期間L
NGタンク1の運用が停止してしまうことになる。
【0006】そのため、これまでは、出口流量調節弁5
に対して、手動ハンドルにて機械的なロックを実施して
開度制限を行わせるようにしているが、手動操作では制
限開度の調整が非常に困難であった。
に対して、手動ハンドルにて機械的なロックを実施して
開度制限を行わせるようにしているが、手動操作では制
限開度の調整が非常に困難であった。
【0007】そこで、本発明は、液体払い出しポンプラ
インの出口流量調節弁を制御する制御装置において、出
口流量調節弁に対する上限開度制限機能をもたせるよう
にすることにより、既存の設備を使用して各ポンプ間の
圧力アンバランスを解消することができるようにしよう
とするものである。
インの出口流量調節弁を制御する制御装置において、出
口流量調節弁に対する上限開度制限機能をもたせるよう
にすることにより、既存の設備を使用して各ポンプ間の
圧力アンバランスを解消することができるようにしよう
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、定格流量を設定する流量設定器、流量計
からの信号が流量値に変換されてその流量値と流量設定
器からの設定信号との差を求めて開度指令を出力する開
度制御器、該開度制御器からの開度指令に基づき液体払
い出しポンプラインの出口流量調節弁に対して作動指令
を送るドライバを有する液体払い出しポンプラインの出
口流量調節弁用制御装置において、上記出口流量調節弁
の上限開度を設定する上限開度設定器を設け、且つ該上
限開度設定器からの上限開度指令と上記開度制御器から
の開度指令とを比較して値の低い方の開度指令を上記ド
ライバに送るようにした低選択回路を備えてなる構成と
する。
決するために、定格流量を設定する流量設定器、流量計
からの信号が流量値に変換されてその流量値と流量設定
器からの設定信号との差を求めて開度指令を出力する開
度制御器、該開度制御器からの開度指令に基づき液体払
い出しポンプラインの出口流量調節弁に対して作動指令
を送るドライバを有する液体払い出しポンプラインの出
口流量調節弁用制御装置において、上記出口流量調節弁
の上限開度を設定する上限開度設定器を設け、且つ該上
限開度設定器からの上限開度指令と上記開度制御器から
の開度指令とを比較して値の低い方の開度指令を上記ド
ライバに送るようにした低選択回路を備えてなる構成と
する。
【0009】開度制御器からの開度指令と上限開度設定
器からの上限開度指令が低選択回路にて比較されて、値
の低い方の開度指令がドライバへ出力されるため、出口
流量調節弁の上限開度が制限される。したがって、複数
の液体払い出しポンプラインのポンプを同時運転する
と、吐出圧力の高いポンプの出側に擬似的に圧力抵抗を
入れることができるようになり、各ポンプ間における圧
力アンバランスが解消され、タンク運用を容易に行うこ
とができるようになる。
器からの上限開度指令が低選択回路にて比較されて、値
の低い方の開度指令がドライバへ出力されるため、出口
流量調節弁の上限開度が制限される。したがって、複数
の液体払い出しポンプラインのポンプを同時運転する
と、吐出圧力の高いポンプの出側に擬似的に圧力抵抗を
入れることができるようになり、各ポンプ間における圧
力アンバランスが解消され、タンク運用を容易に行うこ
とができるようになる。
【0010】又、複数の液体貯蔵タンクに設置された液
位計の信号を基に上限開度設定器に上限開度を設定入力
するようにした上限開度演算器を設けた構成とすること
により、各ポンプ間の払い出し流量較差を自動的に解消
することができるようになる。
位計の信号を基に上限開度設定器に上限開度を設定入力
するようにした上限開度演算器を設けた構成とすること
により、各ポンプ間の払い出し流量較差を自動的に解消
することができるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0012】図1は本発明の実施の一形態を示すもの
で、図3及び図4に示したと同様に、各液体払い出しポ
ンプライン3上の出口流量調整弁5を制御する制御装置
として、定格流量を設定する流量設定器11、流量計8
からの信号が流量値bに変換されるとその流量値bと流
量設定器11からの設定信号aとの差を求めて開度指令
cを出力する開度制御器12、該開度制御器12からの
開度指令cに基づき液体払い出しポンプライン3の出口
流量調節弁5に対して作動指令dを送るドライバ13を
有する構成としてある制御装置において、上記出口流量
調節弁5の上限開度を設定する上限開度設定器14を設
け、且つ該上限開度設定器14からの上限開度指令eと
上記開度制御器12からの開度指令cとを比較して値の
低い方の開度指令e又はcを上記ドライバ13へ送るよ
うにした低選択回路15を備えてなる制御装置9′とす
る。又、各LNGタンク1内には、液位計(図示せず)
が設置してあって、各LNGタンク1内の液位の変動に
伴う払い出し流量の大小を検出できるようにしてある。
で、図3及び図4に示したと同様に、各液体払い出しポ
ンプライン3上の出口流量調整弁5を制御する制御装置
として、定格流量を設定する流量設定器11、流量計8
からの信号が流量値bに変換されるとその流量値bと流
量設定器11からの設定信号aとの差を求めて開度指令
cを出力する開度制御器12、該開度制御器12からの
開度指令cに基づき液体払い出しポンプライン3の出口
流量調節弁5に対して作動指令dを送るドライバ13を
有する構成としてある制御装置において、上記出口流量
調節弁5の上限開度を設定する上限開度設定器14を設
け、且つ該上限開度設定器14からの上限開度指令eと
上記開度制御器12からの開度指令cとを比較して値の
低い方の開度指令e又はcを上記ドライバ13へ送るよ
うにした低選択回路15を備えてなる制御装置9′とす
る。又、各LNGタンク1内には、液位計(図示せず)
が設置してあって、各LNGタンク1内の液位の変動に
伴う払い出し流量の大小を検出できるようにしてある。
【0013】複数のLNGタンク1に接続されている各
液体払い出しポンプライン3のポンプ2を同時運転し
て、各LNGタンク1内に貯蔵されている液体の払い出
し作業を行う際に、各ポンプ2の払い出し流量に差が生
じて来ると、これを見付けて払い出し流量の多いポンプ
出口側の流量調整弁4の上限開度を設定し、払い出し流
量を絞って行くようにする。この場合、各LNGタンク
1に設置されている液位計(図示せず)の値により払い
出し流量の較差を検出して、払い出し流量の多いライン
3を見い出し、該ライン3の制御装置9′の上限開度設
定器14に上限開度を設定し、開度制御器12からの開
度指令cと上限開度設定器14からの上限開度指令eと
を低選択回路15に入れるようにする。これにより、該
低選択回路15では、値の低い方の開度指令c又はeを
選択し、たとえば、開度指令cの値の方が低いときには
開度指令cが選択されてドライバ13へ送られることに
なり、一方、上限開度指令eの値の方が低いときには、
上限開度指令eが選択されてドライバ13へ送られるこ
とになる。
液体払い出しポンプライン3のポンプ2を同時運転し
て、各LNGタンク1内に貯蔵されている液体の払い出
し作業を行う際に、各ポンプ2の払い出し流量に差が生
じて来ると、これを見付けて払い出し流量の多いポンプ
出口側の流量調整弁4の上限開度を設定し、払い出し流
量を絞って行くようにする。この場合、各LNGタンク
1に設置されている液位計(図示せず)の値により払い
出し流量の較差を検出して、払い出し流量の多いライン
3を見い出し、該ライン3の制御装置9′の上限開度設
定器14に上限開度を設定し、開度制御器12からの開
度指令cと上限開度設定器14からの上限開度指令eと
を低選択回路15に入れるようにする。これにより、該
低選択回路15では、値の低い方の開度指令c又はeを
選択し、たとえば、開度指令cの値の方が低いときには
開度指令cが選択されてドライバ13へ送られることに
なり、一方、上限開度指令eの値の方が低いときには、
上限開度指令eが選択されてドライバ13へ送られるこ
とになる。
【0014】このため、ドライバ13へは、上限開度設
定器14で設定した上限開度指令eよりも大きな値をも
つ開度指令が送られることはなく、これにより、出口流
量調節弁5の開度は上限開度指令eに基づく開度を上限
として開度制限される。
定器14で設定した上限開度指令eよりも大きな値をも
つ開度指令が送られることはなく、これにより、出口流
量調節弁5の開度は上限開度指令eに基づく開度を上限
として開度制限される。
【0015】したがって、複数のLNGタンク1の各液
体払い出しポンプライン3に装備されている各ポンプ2
を同時運転した場合、吐出圧力の高いポンプ2の出側に
擬似的に圧力抵抗を入れることができ、このため、各ポ
ンプ3間における圧力アンバランスが解消されることに
より、各ポンプ2間の払い出し流量較差が解消されるこ
とになり、複数のLNGタンク1の液位管理としてのタ
ンク運用を容易に行うことができるようになる。
体払い出しポンプライン3に装備されている各ポンプ2
を同時運転した場合、吐出圧力の高いポンプ2の出側に
擬似的に圧力抵抗を入れることができ、このため、各ポ
ンプ3間における圧力アンバランスが解消されることに
より、各ポンプ2間の払い出し流量較差が解消されるこ
とになり、複数のLNGタンク1の液位管理としてのタ
ンク運用を容易に行うことができるようになる。
【0016】次に、図2は本発明の実施の他の形態を示
すもので、図1に示したと同様な構成において、各LN
Gタンク1に、検出した液位を電気信号として出力でき
る液位計16を設置し、且つこれら液位計16の検出信
号を基に演算した出口流量調節弁5用の上限開度を上限
開度設定器14に設定入力できるようにした上限開度演
算器17を設けたものである。
すもので、図1に示したと同様な構成において、各LN
Gタンク1に、検出した液位を電気信号として出力でき
る液位計16を設置し、且つこれら液位計16の検出信
号を基に演算した出口流量調節弁5用の上限開度を上限
開度設定器14に設定入力できるようにした上限開度演
算器17を設けたものである。
【0017】図2に示すようにすると、各ポンプ2間の
払い出し流量較差を自動的に解消することができる。
払い出し流量較差を自動的に解消することができる。
【0018】なお、本発明は上記実施の形態にのみ限定
されるものではなく、LNGタンク1以外の液体貯蔵タ
ンクに接続されている液体払い出しポンプラインについ
ても同様に実施できること、その他本発明の要旨を逸脱
しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論で
ある。
されるものではなく、LNGタンク1以外の液体貯蔵タ
ンクに接続されている液体払い出しポンプラインについ
ても同様に実施できること、その他本発明の要旨を逸脱
しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論で
ある。
【0019】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の液体払い出し
ポンプラインの出口流量調節弁用制御装置によれば、定
格流量を設定する流量設定器、流量計からの信号が流量
値に変換されるとその流量値と流量設定器からの設定信
号との差を求めて開度指令を出力する開度制御器、該開
度制御器からの開度指令に基づき液体払い出しポンプラ
インの出口流量調節弁に対して作動指令を送るドライバ
を有する液体払い出しポンプラインの出口流量調節弁用
制御装置において、上記出口流量調節弁の上限開度を設
定する上限開度設定器を設け、且つ該上限開度設定器か
らの上限開度指令と上記開度制御器からの開度指令とを
比較して値の低い方の開度指令を上記ドライバに送るよ
うにした低選択回路を備えてなる構成としてあるので、
出口流量調節弁の上限開度を制限することができること
により、複数の液体払い出しポンプラインの各ポンプを
同時に運転したときに、既存の設備を使用して吐出圧力
の高いポンプの出側に圧力抵抗を加えることができて、
各ポンプ間の圧力アンバランスを解消でき、各ポンプ間
の払い出し流量較差をなくすことができて、タンク運用
を容易なものとすることができ、又、複数の液体貯蔵タ
ンクに設置された液位計の信号を基に上限開度設定器に
上限開度を設定入力するようにした上限開度演算器を設
けた構成とすることにより、各ポンプ間の払い出し流量
較差を自動的に解消することができる、という優れた効
果を発揮する。
ポンプラインの出口流量調節弁用制御装置によれば、定
格流量を設定する流量設定器、流量計からの信号が流量
値に変換されるとその流量値と流量設定器からの設定信
号との差を求めて開度指令を出力する開度制御器、該開
度制御器からの開度指令に基づき液体払い出しポンプラ
インの出口流量調節弁に対して作動指令を送るドライバ
を有する液体払い出しポンプラインの出口流量調節弁用
制御装置において、上記出口流量調節弁の上限開度を設
定する上限開度設定器を設け、且つ該上限開度設定器か
らの上限開度指令と上記開度制御器からの開度指令とを
比較して値の低い方の開度指令を上記ドライバに送るよ
うにした低選択回路を備えてなる構成としてあるので、
出口流量調節弁の上限開度を制限することができること
により、複数の液体払い出しポンプラインの各ポンプを
同時に運転したときに、既存の設備を使用して吐出圧力
の高いポンプの出側に圧力抵抗を加えることができて、
各ポンプ間の圧力アンバランスを解消でき、各ポンプ間
の払い出し流量較差をなくすことができて、タンク運用
を容易なものとすることができ、又、複数の液体貯蔵タ
ンクに設置された液位計の信号を基に上限開度設定器に
上限開度を設定入力するようにした上限開度演算器を設
けた構成とすることにより、各ポンプ間の払い出し流量
較差を自動的に解消することができる、という優れた効
果を発揮する。
【図1】本発明の液体払い出しポンプラインの出口流量
調節弁用制御装置の実施の一形態を示す主要部のブロッ
ク図である。
調節弁用制御装置の実施の一形態を示す主要部のブロッ
ク図である。
【図2】本発明の実施の他の形態を示すブロック図であ
る。
る。
【図3】LNGタンクに接続された液体払い出しポンプ
ラインの一例を示す概略図である。
ラインの一例を示す概略図である。
【図4】従来の液体払い出しポンプラインの出口流量調
節弁用制御装置の一例を示す主要部のブロック図であ
る。
節弁用制御装置の一例を示す主要部のブロック図であ
る。
2 ポンプ 3 液体払い出しポンプライン 5 出口流量調節弁 8 流量計 9,9′ 制御装置 11 流量設定器 12 開度制御器 13 ドライバ 14 上限開度設定器 15 低選択回路 16 液位計 17 上限開度演算器 a 流量設定信号 b 流量値 c 開度指令 d 作動指令 e 上限開度指令
Claims (2)
- 【請求項1】 定格流量を設定する流量設定器、流量計
からの信号が流量値に変換されてその流量値と流量設定
器からの設定信号との差を求めて開度指令を出力する開
度制御器、該開度制御器からの開度指令に基づき液体払
い出しポンプラインの出口流量調節弁に対して作動指令
を送るドライバを有する液体払い出しポンプラインの出
口流量調節弁用制御装置において、上記出口流量調節弁
の上限開度を設定する上限開度設定器を設け、且つ該上
限開度設定器からの上限開度指令と上記開度制御器から
の開度指令とを比較して値の低い方の開度指令を上記ド
ライバに送るようにした低選択回路を備えてなることを
特徴とする液体払い出しポンプラインの出口流量調節弁
用制御装置。 - 【請求項2】 複数の液体貯蔵タンクに設置された液位
計の信号を基に上限開度設定器に上限開度を設定入力す
るようにした上限開度演算器を設けた請求項1記載の液
体払い出しポンプラインの出口流量調節弁用制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11024129A JP2000222042A (ja) | 1999-02-01 | 1999-02-01 | 液体払い出しポンプラインの出口流量調節弁用制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11024129A JP2000222042A (ja) | 1999-02-01 | 1999-02-01 | 液体払い出しポンプラインの出口流量調節弁用制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000222042A true JP2000222042A (ja) | 2000-08-11 |
Family
ID=12129710
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11024129A Pending JP2000222042A (ja) | 1999-02-01 | 1999-02-01 | 液体払い出しポンプラインの出口流量調節弁用制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000222042A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011525816A (ja) * | 2008-01-03 | 2011-09-29 | ハイプロ,エルエルシー | ローエンド制御装置を備えた泡沫配分システム |
-
1999
- 1999-02-01 JP JP11024129A patent/JP2000222042A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011525816A (ja) * | 2008-01-03 | 2011-09-29 | ハイプロ,エルエルシー | ローエンド制御装置を備えた泡沫配分システム |
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