JP2000221956A - 表示制御システム、表示制御方法及び記憶媒体 - Google Patents

表示制御システム、表示制御方法及び記憶媒体

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JP2000221956A
JP2000221956A JP11022307A JP2230799A JP2000221956A JP 2000221956 A JP2000221956 A JP 2000221956A JP 11022307 A JP11022307 A JP 11022307A JP 2230799 A JP2230799 A JP 2230799A JP 2000221956 A JP2000221956 A JP 2000221956A
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display
display device
display control
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line
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Hidekazu Matsuzaki
英一 松崎
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CRTや他の液晶表示器のための表示制御と
同様に一方的に表示データを表示装置に対して出力でき
るようにすると共に、1ライン分の表示データを保持し
ておくための記憶手段を不要とした表示制御システム、
表示制御方法及び記憶媒体を提供する。 【解決手段】 表示画面上に表示するための処理ができ
ないような状態にある場合に表示データ処理ができない
ことを示す信号を出力するFLCD20と、FLCD2
0から表示データ処理ができないことを示す信号を受信
した場合にラインアドレス生成回路24からSVGA2
1に対して表示データの出力を要求する信号の送出を中
断させる制御を実行するディスプレイコントローラ19
のCPU23とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示制御システ
ム、表示制御方法及び記憶媒体に係り、更に詳しくは、
表示用メモリに記憶されたデータを表示装置に表示を行
う場合に好適な表示制御システム、表示制御方法及び記
憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、情報処理システムなどには、情
報の視覚的表現機能を果たす情報表示手段として表示装
置が用いられており、このような表示装置としてはCR
T(CathodeRayTube)表示装置が広く知
られている。ところが、CRTは特に表示画面の厚み方
向の長さをある程度必要とするため、全体としてその容
積が大きくなり、表示装置全体の小型化を図り難い。ま
た、これにより、このようなCRTを表示器として用い
た情報処理システムの使用にあたっての自由度、即ち設
置場所、携帯性の自由度が損なわれる。
【0003】この点を補うものとして液晶表示装置(以
下、LCD:LiquidCrystalDispla
yと称する)を用いることができる。即ち、LCDによ
れば、表示装置全体の小型化(特に薄型化)を図ること
ができる。このようなLCDの中には強誘電性液晶(以
下、FLC:FerroelectricLiquid
Crystalと称する)の液晶セルを用いた表示器
(以下、FLCD:FLCDisplayと称する)が
あり、その特徴の一つは、その液晶セルが電界の印加に
対して表示状態の保存性を有することにある。
【0004】即ち、FLCDは、その液晶セルが十分に
薄いものであり、その中の細長いFLCの分子は、電界
の印加方向に応じて第一の安定状態または第二の安定状
態に配向し、電界を除いてもそれぞれの配向状態を維持
する。このようなFLC分子の双安定性により、FLC
Dは記憶性を有する。この結果、FLCDを駆動する場
合には、CRTや他の液晶表示器と異なり、表示画面の
連続的なリフレッシュ駆動の周期に時間的な余裕がで
き、また、その連続的なリフレッシュ駆動とは別に、表
示画面上の変更にあたる部分のみの表示状態を更新する
部分書換駆動が可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術においては下記のような問題があった。
【0006】上述したようなFLCDの制御において
は、より高速なスイッチング特性、より広い動作温度範
囲を実現するために、FLCDの周囲温度を検出し、検
出された温度情報に応じて適切な駆動条件を設定すると
いう温度補償動作を行う必要がある。この温度補償動作
を行っている間は、表示制御装置(ディスプレイコント
ローラ)から出力される表示内容更新のための表示デー
タを処理して表示することができない。
【0007】従って、従来のFLCDの表示制御装置で
は、FLCDから出力されるデータ要求信号により、F
LCDが表示制御装置から出力された表示データを処理
して表示することができる状態にあることを判断し、表
示内容の更新したい表示データとそのラインアドレスを
出力して表示内容の更新を行っている。
【0008】このため、FLCDの表示制御装置では、
CRTや他の液晶表示器のための表示制御装置のよう
に、一方的に表示データを表示装置に対して出力するこ
とができず、FLCDからのデータ要求信号と同期を取
って表示データをFLCDに対して出力する必要があ
る。そのために、1ライン分の表示データを保持してお
くための記憶手段を具備し、FLCDからのデータ要求
に応じ、いつでも画素データを送れる準備をしておかな
ければならなかった。
【0009】本発明は、上述した点に鑑みなされたもの
であり、CRTや他の液晶表示器のための表示制御と同
様に一方的に表示データを表示装置に対して出力できる
ようにすると共に、1ライン分の表示データを保持して
おくための記憶手段を不要とした表示制御システム、表
示制御方法及び記憶媒体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の本発明は、画像情報を表示する表示
装置と、前記画像情報記憶用の記憶手段を装備した表示
制御装置とを有する表示制御システムであって、前記表
示制御装置は、前記記憶手段から前記表示装置に表示す
る画像情報を読み出すことを指示する読出制御手段と、
前記表示装置で表示内容の更新を行えない状態にある場
合に前記読出制御手段の読み出し指示を中断させる読出
指示中断手段とを有することを特徴とする。
【0011】上記目的を達成するために、請求項2記載
の本発明は、前記表示装置は、表示内容の更新を行えな
い状態にある場合に当該状態にあることを示す状態情報
を前記表示制御装置に送信する状態情報送信手段を有
し、前記表示制御装置は、前記表示装置から前記状態情
報を受信する状態情報受信手段と、前記記憶手段への画
像情報の書き込み及び前記読出制御手段の指示に基づき
前記記憶手段からの画像情報の読み出しを行う記憶制御
手段とを有することを特徴とする。
【0012】上記目的を達成するために、請求項3記載
の本発明は、前記表示装置における表示内容の更新を行
えない状態とは、前記表示装置で温度状態に応じて駆動
条件を設定している状態であることを特徴とする。
【0013】上記目的を達成するために、請求項4記載
の本発明は、前記表示装置は、強誘電性液晶表示装置で
あることを特徴とする。
【0014】上記目的を達成するために、請求項5記載
の本発明は、前記表示装置及び前記表示制御装置を有す
る情報処理システムに適用可能であることを特徴とす
る。
【0015】上記目的を達成するために、請求項6記載
の本発明は、画像情報を表示する表示装置と、前記画像
情報記憶用の記憶手段を装備した表示制御装置とを有す
る表示制御システムに適用される表示制御方法であっ
て、前記表示制御装置は、前記記憶手段から前記表示装
置に表示する画像情報を読み出すことを指示する読出制
御ステップと、前記表示装置で表示内容の更新を行えな
い状態にある場合に前記読出制御ステップの読み出し指
示を中断させる読出指示中断ステップとを有することを
特徴とする。
【0016】上記目的を達成するために、請求項7記載
の本発明は、前記表示装置は、表示内容の更新を行えな
い状態にある場合に当該状態にあることを示す状態情報
を前記表示制御装置に送信する状態情報送信ステップを
有し、前記表示制御装置は、前記表示装置から前記状態
情報を受信する状態情報受信ステップと、前記記憶手段
への画像情報の書き込み及び前記読出制御ステップの指
示に基づき前記記憶手段からの画像情報の読み出しを行
う記憶制御ステップとを有することを特徴とする。
【0017】上記目的を達成するために、請求項8記載
の本発明は、前記表示装置における表示内容の更新を行
えない状態とは、前記表示装置で温度状態に応じて駆動
条件を設定している状態であることを特徴とする。
【0018】上記目的を達成するために、請求項9記載
の本発明は、前記表示装置は、強誘電性液晶表示装置で
あることを特徴とする。
【0019】上記目的を達成するために、請求項10記
載の本発明は、前記表示装置及び前記表示制御装置を有
する情報処理システムに適用可能であることを特徴とす
る。
【0020】上記目的を達成するために、請求項11記
載の本発明は、画像情報を表示する表示装置と、前記画
像情報記憶用の記憶手段を装備した表示制御装置とを有
する表示制御システムに適用される表示制御方法を実行
するプログラムを記憶したコンピュータにより読み出し
可能な記憶媒体であって、前記表示制御方法は、前記記
憶手段から前記表示装置に表示する画像情報を読み出す
ことを指示する読出制御ステップと、前記表示装置で表
示内容の更新を行えない状態にある場合に前記読出制御
ステップの読み出し指示を中断させる読出指示中断ステ
ップとを有することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0022】[第1の実施の形態]図1は本発明の第1
の実施の形態に係る表示制御装置(ディスプレイコント
ローラ)を備えたFLC表示装置を各種文字、画像情報
等の表示装置として用いた情報処理システムの全体の構
成例を示すブロック図である。本発明の第1の実施の形
態に係る情報処理システムは、ホストCPU1、PCI
(PeripheralComponentInter
connect)高速バス2、ISA(Industr
yStandardArchitecture)中速バ
ス3、システムROM4、DRAM5、ブリッジ6、ブ
リッジ7、I/Oコントローラ11、ハードディスク装
置(HDD)12、フロッピーディスク装置(FDD)
13、リアルタイムクロック(RTC)14、オーディ
オサブシステム15、キーボード(KBD)コントロー
ラ16、キーボード17、マウス18、ディスプレイコ
ントローラ(FLCDインタフェース部)19、FLC
D20を備えている。
【0023】上記各部の構成を詳述すると、ホストCP
U1は、情報処理システム全体を制御する。PCI高速
バス2は、アドレスバス、データバス、コントロールバ
ス等を備える高速バスである。ISA中速バス3は、ブ
リッジ7によりPCI高速バス2と接続されている。シ
ステムROM4は、システム全体の初期化処理を行うプ
ログラム等を記憶するROMである。DRAM5は、メ
インメモリとして使用されるものであり、ホストCPU
1により実行される制御プログラムを記憶したり、ホス
トCPU1による制御処理時にワーク領域として使われ
る。ブリッジ6は、ホストCPU1とPCI高速バス2
との間のインタフェースを行う。ブリッジ7は、PCI
高速バス2とISA中速バス3との間のインタフェース
を行う。
【0024】I/Oコントローラ11は、ハードディス
ク装置12、フロッピーディスク装置13のためのディ
スク・インタフェースや、プリンタ装置を制御するため
に用いられるパラレル・インタフェース、公衆回線や専
用回線を利用して通信を行うための通信モデムを制御す
るために用いられるシリアル・インタフェースを備えて
いる。ハードディスク装置(HDD)12は、文字や画
像情報等の各種データを記憶する。フロッピーディスク
装置(FDD)13は、文字や画像情報等の各種データ
を記憶する。リアルタイムクロック(RTC)14は、
クロックを計数して時間を計時するタイマ機能も有して
いる。
【0025】オーディオサブシステム15は、マイクか
らの音声信号を入力して、ISA中速バス3に出力した
り、或いはISA中速バス3からの信号に基づいてスピ
ーカに可聴信号として出力する。キーボード(KBD)
コントローラ16は、キーボード17、マウス18との
間のインタフェースを制御している。キーボード17
は、文字、数字等のキャラクタやその他の入力を行うた
めに使用される。マウス18は、ポインティングデバイ
スであり、各種入力操作に使用される。ディスプレイコ
ントローラ(FLCDインタフェース部)19は、FL
CD20とのインタフェースを制御している。FLCD
20は、例えば特開平1−112222号公報や、特開
平1−126626号公報等において開示された表示器
を用いて構成できるFLCディスプレイである。
【0026】以上の構成を備える情報処理システムで
は、一般にシステムのユーザは、FLCD20の表示画
面に表示される各種情報に応じながら操作を行う。即
ち、シリアル・インタフェースを介して送られてくる通
信モデムからの情報や、ハードディスク装置12、フロ
ッピーディスク装置13、キーボード17、マウス18
から供給される文字や画像情報、また、システムROM
4、DRAM(メインメモリ)5に格納されたユーザの
システム操作に係る操作情報等が、FLCD20の表示
画面に表示され、ユーザはこの表示を見ながら情報の編
集、システムに対する指示操作を行う。この場合、上記
各種機器等は、それぞれFLCD20に対して表示情報
供給手段を構成する。
【0027】ここで、FLCD20の駆動方式について
説明を行う。FLCD20の液晶材料として用いられて
いる強誘電性液晶の特性には、より高速なスイッチング
特性、より広い動作温度範囲が求められており、これら
は印加電圧への依存度が大きい。図2に駆動電圧と印加
時間の関係を、図3に温度と駆動電圧の関係をそれぞれ
示す。図2は横軸に駆動電圧Vをとり、縦軸にパルス幅
ΔTをとり、駆動電圧Vの変化に伴うパルス幅ΔTの変
化を示している。図2より駆動電圧が高い程パルス幅は
短くしてよいことがわかる。次に、図3は横軸に温度T
empをとり、縦軸に駆動電圧Vをとり、パルス幅ΔT
を固定した時の閾値電圧Vthを示している。図3から
明らかなように、温度が下降すれば駆動電圧が上がるこ
とがわかる。図2及び図3から、印加電圧を大きくする
ことにより、より高速なスイッチング特性、より広い動
作温度範囲が得られることになる。
【0028】他方、駆動電圧制御に関しては、閾値等を
考慮した適切な温度補償を施さなければならない。この
ような駆動制御手段については特開平1−112222
号公報や、特開平1−126626号公報において提案
されている。
【0029】図4は本発明の第1の実施の形態に係る、
特開平1−112222号公報に示されているFLCD
20の構成例を示すブロック図である。本発明の第1の
実施の形態に係るFLCD20は、表示パネル200
1、走査電極駆動部2002、情報電極駆動部200
3、電源回路2004、温度センサ2005、A/D
(アナログ/デジタル)変換器2006、制御回路20
07、D/A(デジタル/アナログ)変換器2009を
備えている。図中2008は制御信号を示す。
【0030】上記各部の構成を詳述すると、表示パネル
2001は、走査電極と情報電極とを交差させたマトリ
クス電極が配線され、走査電極と情報電極の交差部で画
素が形成されており、その交差部に印加した駆動電圧の
印加極性によって強誘電性液晶の配向状態を変調するこ
とができる。表示パネル2001内の走査電極は走査電
極駆動部2002に接続され、情報電極は情報電極駆動
部2003に接続される。
【0031】走査電極駆動部2002と情報電極駆動部
2003の動作に必要な電圧VDD1、VSS1、VD
D2、GND、VSS2及びVSS3、並びに表示パネ
ル2001の動作に必要な電位V1、V3、VC、V4
及びV2が電源回路2004から供給される。また、電
源回路2004には、外部の電源電圧+Vと−Vの2電
源が供給される。
【0032】次に、表示パネル2001に設けられた温
度センサ2005は、感温抵抗素子が用いられており、
A/D(アナログ/デジタル)変換器2006をもって
測温され、測温データは制御回路2007に取り込まれ
る。測温データは、予め用意されているデータテーブル
と比較され、その比較値によって最適駆動条件となるパ
ルス幅ΔTが制御信号2008として出力され、駆動電
圧VOとなるデータがD/A(デジタル/アナログ)変
換器2009へとそれぞれ出力される。
【0033】このデータテーブルは、図2及び図3に示
す特性を考慮して作成されたものであり、このデータテ
ーブルを線図化した一例を図5に示す。図5は横軸に温
度Temp、縦軸に駆動電圧VO及び周波数f(f=1
/ΔT)をとった線図であり、温度範囲(A)で周波数
fを固定した場合、温度Tempが上昇すると駆動電圧
Vが降下し、Vminを超えてしまう。従って、温度点
(D)で、より大きな周波数fを固定値として、これに
対応した駆動電圧VOも定まる。以下、温度範囲(B)
及び(C)、温度点(E)で同様なそれぞれの操作が繰
り返される。以上の如く形成される曲線の形状は、強誘
電性液晶の特性等によって異なるものであり、f及びV
の線図は適宜定めることができる。
【0034】次に、温度変化に伴い駆動電圧VOを設定
変更する手段を図6に基づき説明する。
【0035】図6は本発明の第1の実施の形態に係る情
報処理システムのFLCD20に装備された電源回路2
004の駆動電圧発生回路2010の構成例を示すブロ
ック図である。本発明の第1の実施の形態に係る電源回
路2004の駆動電圧発生回路2010は、差動増幅器
D1、D2、バッファOPアンプB3、BC、B4、電
流増幅器I1、I3、IC、I4、I2、分圧抵抗R
1、R2、R3、R4を備えている。図中2011はバ
ッファアンプを示す。
【0036】上記各部の構成を動作と共に詳述すると、
FLCD20の制御回路2007からのデジタル駆動電
圧VOデータがD/A変換器2009へ送られ、D/A
変換器2009を通してアナログ値に変えられ、次いで
バッファアンプ2011を経て、電源回路2004の駆
動電圧発生回路2010への駆動電圧制御線vに出力さ
れる。この駆動電圧制御線vは差動増幅器D1とD2に
接続され、この演算器により固定電圧であるVC(−4
V)との差動がとられ、差動増幅器D1からは出力電位
V1電位、差動増幅器D2からは出力電位V2電位が発
生される。
【0037】この際、差動増幅器D1からの出力電位V
1と差動増幅器D2からの出力電位V2とが走査電極駆
動部2002と情報電極駆動部2003を駆動する時の
電源電圧の最大値と最小値との間に設定された電圧レベ
ル(電位)を基準にして、それぞれ正極性と負極性に設
定される。
【0038】特開平1−112222号公報では、駆動
電圧制御線の電位Vvは−4V≦Vv≦+14Vの範囲
に設定した電圧値をとるものとしている。この電位Vv
は温度情報に応じて−4V〜+14Vの間を可変するこ
ととなる。そして、V1とV2の間に分圧抵抗R1、R
2、R3、R4を直列に4素子接続し、抵抗1素子毎に
分圧電位を上位電位から順に出力電位V3、VC、V4
と発生させている。これらの電位をバッファOPアンプ
B3、BC、B4に導く。
【0039】ここで、特開平1−112222号公報で
は、電位VCを中心とした電圧比率がV1:V3:V
4:V2=2:1:1:2となるように、4素子R1、
R2、R3、R4とも等しい抵抗値としている。差動増
幅器D1、D2、バッファOPアンプB3、BC、B4
で発生した電位は、電流増幅器I1、I3、IC、I
4、I2に接続され、その出力V1、VC、V2が走査
電極駆動部2002へ、V3、VC、V4が情報電極駆
動部2003へとそれぞれ供給される。
【0040】以上、上述したように強誘電性液晶を用い
たFLCDの駆動制御においては、より高速なスイッチ
ング特性、より広い動作温度範囲を実現するために適切
な温度補償を施す必要があり、その温度補償を自動的に
実現するための手段について述べられたものが、特開平
1−112222号公報である。
【0041】特開平1−112222号公報では、本発
明の第1の実施の形態の上記図4において示す如く、表
示パネル2001に設けられた温度センサ2005の状
態がA/D変換器2006をもって測温され、その測温
データが制御回路2007に取り込まれて、その時の温
度状態における最適な表示パネル2001の駆動条件
(駆動電圧、駆動周期)が、走査電極駆動部2002、
情報電極駆動部2003及び電源回路2004に設定さ
れ、その条件で表示パネル2001が駆動されることと
なる。
【0042】次に、以上に説明したFLCD20の制御
を行うディスプレイコントローラ(FLCDインタフェ
ース部)19の構成を説明する。
【0043】図7は本発明の第1の実施の形態に係る情
報処理システムのディスプレイコントローラ(FLCD
インタフェース部)19の構成例を示すブロック図であ
る。本発明の第1の実施の形態に係るディスプレイコン
トローラ(FLCDインタフェース部)19は、SVG
A(SuperVideoGraphicsArra
y:VGAの拡張版)21、DRAM22、CPU2
3、ラインアドレス生成回路24、ボーダ生成回路2
5、二値化中間調処理回路26、合成回路27、合成回
路28を備えている。
【0044】図7に示すように、本発明の第1の実施の
形態に係るディスプレイコントローラ(FLCDインタ
フェース部)19、即ち、表示制御装置には、CRT用
の表示制御回路である既存のSVGAを利用したSVG
A21が用いられる。図7の詳細構成を説明する前に、
本例におけるSVGA21の構成を図8を参照して説明
する。
【0045】図8は本発明の第1の実施の形態に係る情
報処理システムのSVGA21の構成例を示すブロック
図である。本発明の第1の実施の形態に係るSVGA2
1は、FIFO(FirstInFirstOut)メ
モリ211、バスインタフェースユニット212、デー
タマニピュレータ213、グラフィックエンジン21
4、メモリインタフェースユニット215、FIFOメ
モリ216、VGA(VideoGraphicsAr
ray:IBM社で開発したグラフィックインタフェー
ス)217、書換検出/フラグ生成回路218、部分書
換ラインフラグレジスタ219を備えている。
【0046】上記各部の構成を動作と共に詳述すると、
上記図1に示した情報処理システムのホストCPU1
が、ディスプレイコントローラ(FLCDインタフェー
ス部)19の表示メモリウィンドゥ領域で書き込みのた
めにアクセスするその書き換え表示データは、PCI高
速バス2を介して転送され、FIFOメモリ211に一
時的に格納される。また、表示メモリウィンドゥ領域を
DRAM22の任意の領域に投影するためのバンクアド
レスデータもPCI高速バス2を介して転送される。表
示データは、R(赤)、G(緑)、B(青)各色256
階調を表現する24ビットデータの形態を有している。
【0047】ホストCPU1からのコマンドや上述のバ
ンクアドレスデータ等の制御情報は、レジスタセットデ
ータの形態で転送され、また、ホストCPU1がSVG
A側の状態を知るためにレジスタゲットデータがホスト
CPU1へ転送される。FIFOメモリ211に格納さ
れたレジスタセットデータ及び表示データは順次出力さ
れ、これらのデータに応じてバスインタフェースユニッ
ト212やVGA217中の各レジスタにセットされ
る。VGA217は、これらレジスタのセットされた状
態によって、バンクアドレスとその表示データ及び制御
コマンドを知ることができる。
【0048】VGA217は、表示メモリウィンドゥ領
域のアドレスとバンクアドレスに基づいて、これらに対
応するDRAM22におけるDRAMアドレスを生成
し、メモリインタフェースユニット215を介してDR
AM22へ転送する。このとき、書き換えられる表示デ
ータは、同様にメモリインタフェースユニット215を
介してDRAM22へ転送される。これにより、そのD
RAMアドレスに表示データを書き込むことができる。
【0049】一方、VGA217は、後に詳述するよう
に、図7に示すラインアドレス生成回路24から転送さ
れる要求ラインアドレスによって特定されるDRAM2
2の表示データを、同様に転送されるラインデータ転送
イネーブル信号に応じてDRAM22から読み出し、F
LCD20側へ送出する。
【0050】SVGA21には、上述したようにアクセ
ラレータ機能を果たすデータマニピュレータ213及び
グラフィックエンジン214が設けられている。例え
ば、ホストCPU1が、バスインタフェースユニット2
12のレジスタに円及びその中心と半径に関するデータ
をセットして円の描画を指示すると、グラフィックエン
ジン214はその円表示データを生成し、データマニピ
ュレータ213はこのデータをDRAM22へ書き込
む。
【0051】書換検出/フラグ生成回路218は、VG
A217が発生するDRAMアドレスを監視し、DRA
M22の表示データが書き換えられた(書き込まれた)
ときのDRAMアドレスを取り込む。そして、このDR
AMアドレス及びCPU23から得られるDRAMアド
レスオフセット、総ライン数、総ラインビット数の各デ
ータに基づいてラインアドレスを計算する。この計算の
概念を図9に示す。
【0052】図9に示されるように、DRAM22上の
アドレスXで示される画素は、FLCD画面のラインN
に対応するものであり、また1ラインは複数の画素から
なり、更に1画素は複数(n個)のバイトからなるもの
とする。このとき、ラインアドレス(ライン番号N)は
以下のように計算される。
【0053】ライン番号N=1+{(VRAMアドレ
ス:X)−(表示開始アドレス)}/{(1ラインの画
素数)×(1画素のバイト数:n)} 書換検出/フラグ生成回路218は、この計算したライ
ンアドレスに応じて、部分書換ラインフラグレジスタ2
19のフラグをセットする。この様子を図10に示す。
図10から明らかなように、例えば「L」という文字を
表示するため、DRAM22上の対応するアドレスの表
示が書き換えられた場合、上記計算によって書き換えら
れたラインアドレスが検出され、このアドレスに対応す
るレジスタにフラグが立てられる(“1”がセットされ
る)。
【0054】再度、上記図7において、CPU23は、
ラインアドレス生成回路24を介して書換検出/フラグ
生成回路218の部分書換ラインフラグレジスタ219
の内容を読み取り、フラグがセットされているラインア
ドレスをSVGA21へ送出する。このとき、ラインア
ドレス生成回路24は、上記ラインアドレスデータに対
応してラインデータ転送イネーブル信号を送出し、SV
GA21(のFIFOメモリ216)から上記アドレス
の表示データを二値化中間調処理回路26に転送させ
る。
【0055】二値化中間調処理回路26は、R、G、B
各色8ビットで表現される256階調もしくは256色
の多値表示データを、FLCD20の表示画面における
各画素に対応した二値の画素データに変換する。本例で
は、上記表示画面の1画素は、図11に示されるよう
に、各色について面積の異なる表示セルを有している。
これに応じて1画素のデータも、図11に示されるよう
に、各色について2ビット(R1、R2、G1、G2、
B1、B2)を有する。従って、二値化中間調処理回路
26は、8ビットの表示データを各色2ビットの2値デ
ータ(即ち各色4値データ)に変換する。
【0056】以上のように、FLCD表示用の画素デー
タに変換されるまでのデータの流れを図12に示す。
【0057】図12は本発明の第1の実施の形態に係る
情報処理システムにおける表示データの処理の流れを示
すフローチャートである。ホストCPU1は、アプリケ
ーション/OS(オペレーティングシステム)を起動し
(ステップS11)、ディスプレイコントローラ(FL
CDインタフェース部)19のDRAM22にR、G、
B各色8ビットの多値データとして格納する(ステップ
S12)。二値化中間調処理回路26は、二値化中間調
処理(ディザリング)を行う(ステップS13)。ディ
スプレイコントローラ(FLCDインタフェース部)1
9は、FLCD20の表示画面にデータ表示を行う(ス
テップS14)。
【0058】図12で明らかなように、本例では、DR
AM22のデータはR、G、B各色8ビットの多値デー
タとして格納され、これが読み出され表示が行われる時
に二値化される。これにより、ホストCPU1は、FL
CD20側に対してCRTを用いた場合と同様にアクセ
スでき、CRTとの互換性を確保できる。
【0059】尚、上記二値化中間調処理で用いられる手
法は、公知のものを用いることができ、このような手法
としては、例えば誤差拡散法、平均濃度法、ディザ法等
が知られている。
【0060】再度、上記図7において、ボーダ生成回路
25は、FLCD表示画面におけるボーダ部の画素デー
タを生成する。即ち、図9に示されるように、FLCD
20の表示画面は、1280画素からなる1ラインを1
024本有しており、この表示画面のうち表示に用いら
れないボーダ部が画面を縁取るように形成される。この
ボーダ部が存在することにより、FLCD20に転送さ
れる表示データのフォーマットは、図13(A)または
図13(B)に示すものとなる。
【0061】図13(A)は、図11に示す表示ライン
A、即ち全ての表示ラインがボーダ部に含まれる表示ラ
インのデータフォーマットであり、図13(B)は、図
11に示す表示ラインB、即ち表示に用いられるライン
のデータフォーマットである。表示ラインAのデータフ
ォーマットは、先頭にラインアドレスが付され、これに
ボーダ画素データが続く。これに対して表示ラインBは
両端部がボーダ部に含まれるので、そのデータフォーマ
ットは、ラインアドレスに続いて、ボーダ画素データ、
画素データ、ボーダ画素データの順で続く。
【0062】ボーダ生成回路25で生成されたボーダ画
素データは、合成回路27において二値化中間調処理回
路26からの表示データと直列合成される。更に、この
合成データには、合成回路28においてラインアドレス
生成回路24からの表示ラインアドレスが合成された
後、FLCD20に送られる。
【0063】CPU23は、以上説明した構成全体を制
御するものである。即ち、CPU23は、ホストCPU
1から表示画面の総ライン数、総ラインビット数、カー
ソル情報の各種情報を受け取る。また、CPU23は、
書換検出/フラグ生成回路218に対して、DRAMア
ドレスオフセット、総ライン数及び総ラインビット数の
各データを送出し、また、部分書換ラインフラグレジス
タ219の初期化を行い、また、ラインアドレス生成回
路24に対して表示開始ラインアドレス、連続表示ライ
ン数、総ライン数、総ラインビット数及びボーダ領域の
各データを送出し、同回路24から部分書換ラインフラ
グ情報を得る。更に、CPU23は、二値化中間調処理
回路26に対してバンド幅、総ラインビット数及び処理
モードの各データを送出し、ボーダ生成回路25に対し
てボーダパターンデータを送出する。
【0064】ここで、図21は本発明のプログラム及び
関連データが記憶媒体から表示制御システムに供給され
る概念例を示す説明図である。本発明のプログラム及び
関連データは、フロッピーディスクやCD−ROM等の
記憶媒体601を装置602に装備された記憶媒体ドラ
イブ挿入口603に挿入することで供給される。その
後、本発明のプログラム及び関連データを記憶媒体60
1から一旦ハードディスクにインストールしハードディ
スクからRAMにロードするか、或いは、ハードディス
クにインストールせずに直接RAMにロードすること
で、本発明のプログラム及び関連データを実行すること
が可能となる。
【0065】また、図20は本発明のプログラム及び関
連データを記憶した記憶媒体の記憶内容の構成例を示す
説明図である。本発明の記憶媒体は、例えばボリューム
情報501、ディレクトリ情報502、プログラム実行
ファイル503、プログラム関連データファイル504
等の記憶内容で構成される。本発明のプログラムは、デ
ィスプレイコントローラ(FLCDインタフェース部)
19のCPU23で実行する後述する図15・図18の
フローチャート及び図16・図19のタイミング図に係
る処理に基づきプログラムコード化されたものである。
【0066】尚、本発明の特許請求の範囲における各構
成要件と、本発明の第1の実施の形態に係る表示制御シ
ステムの各部との対応関係は下記の通りである。表示装
置はFLCD20に対応し、表示制御装置はディスプレ
イコントローラ(FLCDインタフェース部)19に対
応する。また、読出制御手段、読出指示中断手段、状態
情報受信手段はディスプレイコントローラ(FLCDイ
ンタフェース部)19のラインアドレス生成回路24に
対応し、記憶制御手段はディスプレイコントローラ(F
LCDインタフェース部)19のSVGA21に対応
し、状態情報送信手段はFLCD20の状態情報送信機
能に対応する。
【0067】以上のように処理された画素データがFL
CD20に転送される様子を図14に示す。図14はF
LCD20に表示ラインアドレスと表示データが転送さ
れるタイミングを示すタイミング図である。本実施形態
では、表示ラインアドレスと表示データがAD0からA
D7までの8ビットパラレルデータの形式でFLCD2
0へ転送されるものとする。FLCD20は、上述した
ように、一度書き込んだ情報は電界を除いてもその配向
状態を維持するという記憶性を有しているため、表示更
新の行いたいラインがある場合には、書き換えを行うラ
インのアドレスを指定して表示情報を転送し、そのライ
ンのみの表示更新を行えばよい。
【0068】図14において、ディスプレイコントロー
ラ(FLCDインタフェース部)19からは、表示ライ
ンアドレスと表示データとを識別するAHDL信号をハ
イレベル“1”にしてFLCD20に出力すると同時
に、表示更新の行いたい走査電極のアドレス情報をAD
0からAD7までの信号線に出力する。続いて、ディス
プレイコントローラ(FLCDインタフェース部)19
は、コモンアドレスをFLCD20へ転送し終えた時点
で、AHDL信号をロウレベル“0”にしてFLCD2
0へ出力すると同時に、表示の更新を行うラインの表示
データをAD0からAD7までの信号線に出力する。こ
こで、AHDL信号は、ハイレベル“1”の時にAD0
からAD7までの信号線上にアドレス情報が出力されて
いることを示し、ロウレベル“0”の時にAD0からA
D7までの信号線上に表示データが出力されていること
を示す。
【0069】次に、FLCD20が温度補償動作を行っ
ており、ディスプレイコントローラ(FLCDインタフ
ェース部)19からの画素データをFLCD20の表示
画面上に表示するための処理が行えない時の、ディスプ
レイコントローラ(FLCDインタフェース部)19で
の処理の流れを説明する。
【0070】再度、上記図7において、FLCD20か
らは、温度補償動作を実行していることを示すTCOM
P信号がラインアドレス生成回路24に出力される。こ
こでCPU23は、ラインアドレス生成回路24を介し
て書換検出/フラグ生成回路218の部分書換ラインフ
ラグレジスタ219の内容を読み取り、フラグがセット
されているラインアドレスをSVGA21へ送出するよ
うにラインアドレス生成回路24に対して指示を出す
が、FLCD20からのTCOMP信号により、FLC
D20が温度補償動作を実行中であり、送出する表示デ
ータを表示するための処理が行えない状態にあることを
検出すると、FLCD20における温度補償動作が終了
するまで、SVGA21に対するラインデータ転送イネ
ーブル信号の送出を中断する。
【0071】後にラインアドレス生成回路24が、FL
CD20における温度補償動作が終了したことをFLC
D20からのTCOMP信号により検出すると、CPU
23によりセットされたラインアドレスデータに対応し
てラインデータ転送イネーブル信号を送出し、SVGA
21(のFIFOメモリ216)から上記アドレスの表
示データを二値化中間調処理回路26に転送させる。
【0072】CPU23は、ラインアドレス生成回路2
4に設定した連続表示ライン数の値だけラインアドレス
生成回路24からSVGA21に対して表示データの出
力要求がなされたかどうかは、ラインアドレス生成回路
24の出力するラインデータ転送イネーブル信号を監視
することにより判断できる。CPU23は、ラインアド
レス生成回路24に設定した連続表示ライン数の値だけ
ラインアドレス生成回路24からSVGA21に対して
表示データの出力要求がなされた場合には、次のフラグ
情報に対する表示開始アドレス、及び連続表示ライン数
をラインアドレス生成回路24に対してセットする。
【0073】もしここで、処理に先立って読み出された
書換ラインフラグレジスタ219にセットされているフ
ラグの情報に対応するラインアドレスが、全てSVGA
21に対して表示データの出力要求がなされた場合に
は、再び書換検出/フラグ生成回路218と接続されて
いる部分書換ラインフラグレジスタ219の内容を読み
取り、フラグがセットされているラインアドレスをSV
GA21へ送出するようにラインアドレス生成回路24
に対して指示を出すこととなる。
【0074】この時の本発明の第1の実施の形態に係る
情報処理システムのディスプレイコントローラ(FLC
Dインタフェース部)19のCPU23における処理の
流れを図15のフローチャートに示す。
【0075】図15は本発明の第1の実施の形態に係る
情報処理システムのディスプレイコントローラ(FLC
Dインタフェース部)19のCPU23における処理の
流れを示すフローチャートである。CPU23は、ライ
ンフラグ情報をリードし(ステップS21)、フラグが
セットされているか否かを判断する(ステップS2
2)。フラグがセットされてない場合は、ステップS2
1へ戻り、フラグがセットされている場合は、ラインア
ドレス生成回路24に表示開始ラインアドレス及び連続
表示ライン数を設定する(ステップS23)。
【0076】次に、CPU23は、ラインアドレス生成
回路24からのラインデータ転送イネーブル信号が連続
ライン数分だけ出力されたか否かを判断する(ステップ
S24)。ラインデータ転送イネーブル信号が連続ライ
ン数分出力されていない場合は、ステップS24で待機
状態となり、ラインデータ転送イネーブル信号が連続ラ
イン数分出力された場合は、ラインフラグ情報に対応す
る全てのラインアドレスを出力したか否かを判断する
(ステップS25)。ラインフラグ情報に対応する全て
のラインアドレスを出力していない場合は、ステップS
23へ戻り、ラインフラグ情報に対応する全てのライン
アドレスを出力した場合は、ステップS21へ戻る。
【0077】尚、ラインアドレス生成回路24が、FL
CD20から出力されるTCOMP信号に応じてSVG
A21に対するラインデータ転送イネーブル信号を制御
する回路は、ANDゲート素子による簡単な回路により
実現できる。
【0078】図16にFLCD20において温度補償動
作が行われた時に、FLCD20に表示データが転送さ
れる様子を示す。ここで、FLCD20から出力される
TCOMP信号はハイレベル“1”の時にFLCD20
において温度補償動作が行われていることを示すものと
する。また、ラインデータ転送イネーブル信号は、ハイ
レベル“1”の時にSVGA21に対して、同時にSV
GA21に対して出力される要求ラインアドレスにより
指定される1ライン分の表示データの出力を要求するも
のとする。即ち、ラインデータ転送イネーブル信号がハ
イレベル“1”の期間中は、SVGA21から1ライン
分の表示データが出力され、二値化中間調処理回路26
と合成回路27、28を経由してFLCD20に出力さ
れている期間と同じこととなる。
【0079】表示ラインアドレスxに対応する1ライン
分の表示データがSVGA21から出力されると、ライ
ンデータ転送イネーブル信号がハイレベル“1”からロ
ウレベル“0”に変化する。CPU23では、ラインデ
ータ転送イネーブル信号により、ラインアドレス生成回
路24に設定した連続表示ライン数分、SVGA21か
ら表示データが出力されたと判断すると、次のフラグ情
報に対応する表示開始ラインアドレスm及び連続表示ラ
イン数nをラインアドレス生成回路24に対してセット
する。
【0080】ラインアドレス生成回路24では、CPU
23により表示開始ラインアドレスm及び連続表示ライ
ン数nがセットされると、先ず、AHDL信号をハイレ
ベル“1”にしてFLCD20に出力すると同時に、表
示ラインアドレスmを合成回路28を介してAD0から
AD7までの信号線に出力する。続いて、表示ラインア
ドレスmを合成回路28を介してFLCD20へ転送し
終えた時点で、AHDL信号をロウレベル“0”にして
FLCD20へ出力すると同時に、表示ラインアドレス
mに対応する1ライン分の表示データを出力するよう
に、SVGA21に対してラインデータ転送イネーブル
信号をハイレベル“1”にして要求する。
【0081】表示ラインアドレスmに対応する1ライン
分の表示データがSVGA21から出力され、ラインデ
ータ転送イネーブル信号がハイレベル“1”からロウレ
ベル“0”に変化すると、ラインアドレス生成回路24
は次の表示ラインアドレスm+1に対応する1ライン分
の表示データをSVGA21に対して要求することとな
るが、ここで、FLCD20から出力されるTCOMP
信号がハイレベル“1”であるため、ラインアドレス生
成回路24はTCOMP信号がロウレベル“0”になる
のを待つこととなる。
【0082】後に、FLCD20から出力されるTCO
MP信号がロウレベル“0”になると、ラインアドレス
生成回路24はAHDL信号をハイレベル“1”にして
FLCD20に出力すると同時に、表示ラインアドレス
m+1を合成回路28を介してAD0からAD7までの
信号線に出力し、続いて表示ラインアドレスm+1を合
成回路28を介してFLCD20へ転送し終えた時点
で、AHDL信号をロウレベル“0”にしてFLCD2
0へ出力すると同時に、表示ラインアドレスm+1に対
応する1ライン分の表示データを出力するように、SV
GA21に対してラインデータ転送イネーブル信号をハ
イレベル“1”にして要求することとなる。
【0083】図16からも判るように、FLCD20か
ら出力されるTCOMP信号がハイレベル“1”の間
は、ラインアドレス生成回路24はSVGA21に対す
るラインデータ転送イネーブル信号の送出を行わず、結
果として、FLCD20において温度補償動作が行われ
ている間は、SVGA21から画素データが出力されな
いこととなる。
【0084】以上説明したように、本発明の第1の実施
の形態に係る情報処理システムによれば、表示画面上に
表示するための処理ができないような状態にある場合に
表示データ処理ができないことを示す信号を出力するF
LCD20と、FLCD20から表示データ処理ができ
ないことを示す信号を受信した場合にラインアドレス生
成回路24からSVGA21に対して表示データの出力
を要求する信号の送出を中断させる制御を実行するディ
スプレイコントローラ19のCPU23とを有するた
め、下記のような作用及び効果を奏する。
【0085】表示装置(FLCD20)が表示制御装置
(ディスプレイコントローラ19)から出力された表示
データを表示画面上に表示するための処理ができないよ
うな状態にある場合に、表示装置から、出力された表示
データの処理ができないことを示す信号を出力し、表示
制御装置では本信号を受信したことに基づき、表示用メ
モリ(DRAM22)に記憶されている表示データを表
示装置に表示するために読み出す動作を停止する制御を
行う。
【0086】これにより、表示装置からのデータ出力要
求を示す信号を必要とせず、CRTや他の液晶表示器の
ための表示制御と同様に、一方的に表示データを表示装
置に対して出力できるようになり、更に、従来の如く表
示装置からのデータ出力要求を示す信号に対していつで
も表示データを送れるように装備していた、1ライン分
の表示データを保持するための記憶手段が不要となる効
果がある。
【0087】[第2の実施の形態]上述した本発明の第
1の実施の形態では、ディスプレイコントローラ(FL
CDインタフェース部)19のラインアドレス生成回路
24が、FLCD20が温度補償動作を実行中であるこ
とを示すFLCD20から出力される信号に基づきFL
CD20で温度補償動作を実行中であることを検出した
場合、SVGA21に対して表示データの出力を要求す
る信号の送出を中断し、SVGA21から表示データを
出力しない手段について説明を行った。
【0088】ディスプレイコントローラ(FLCDイン
タフェース部)19のCPU23が、FLCD20が温
度補償動作を実行中であることを示すFLCD20から
出力される信号を受信し、FLCD20において温度補
償動作を実行中であるとCPU23が判断した場合に、
CPU23がラインアドレス生成回路24に対してFL
CD20に表示すべきラインアドレスの設定を行わない
という制御を行うことでも、本発明の第1の実施の形態
で述べた効果と同様の効果を得ることができる。
【0089】本発明の第2の実施の形態は、上述の観点
に基づいてなされた実施形態であり、ディスプレイコン
トローラ(FLCDインタフェース部)19のCPU2
3において、FLCD20が温度補償動作を実行中であ
るかどうかを判断し、FLCD20で温度補償動作を実
行中であるとCPU23が判断した場合に、CPU23
がラインアドレス生成回路24に対してFLCD20に
表示すべきラインアドレスの設定を行わないという手段
について説明を行う。
【0090】本発明の第2の実施の形態に係る情報処理
システムは、上記第1の実施の形態と同様に、ホストC
PU1、PCI高速バス2、ISA中速バス3、システ
ムROM4、DRAM5、ブリッジ6、ブリッジ7、I
/Oコントローラ11、ハードディスク装置(HDD)
12、フロッピーディスク装置(FDD)13、リアル
タイムクロック(RTC)14、オーディオサブシステ
ム15、キーボード(KBD)コントローラ16、キー
ボード17、マウス18、ディスプレイコントローラ
(FLCDインタフェース部)19、FLCD20を備
えている(上記図1参照)。
【0091】また、本発明の第2の実施の形態に係る情
報処理システムのディスプレイコントローラ(FLCD
インタフェース部)19のSVGA21は、上記第1の
実施の形態と同様に、FIFOメモリ211、バスイン
タフェースユニット212、データマニピュレータ21
3、グラフィックエンジン214、メモリインタフェー
スユニット215、FIFOメモリ216、VGA21
7、書換検出/フラグ生成回路218、部分書換ライン
フラグレジスタ219を備えている(上記図8参照)。
【0092】上記図1、図8等に示す各部の構成につい
ては上記第1の実施の形態で詳述したので説明を省略す
るものとする。
【0093】図17は本発明の第2の実施の形態に係る
情報処理システムのディスプレイコントローラ(FLC
Dインタフェース部)19の構成例を示すブロック図で
ある。本発明の第2の実施の形態に係るディスプレイコ
ントローラ(FLCDインタフェース部)19は、SV
GA21、DRAM22、CPU23、ラインアドレス
生成回路24、ボーダ生成回路25、二値化中間調処理
回路26、合成回路27、合成回路28を備えている。
【0094】本発明の第2の実施の形態では、図17に
おいて、温度補償動作を実行していることを示すFLC
D20からのTCOMP信号は、CPU23に出力され
る。また、上記第1の実施の形態では、CPU23から
ラインアドレス生成回路24に対して表示開始ラインア
ドレス及び連続表示ライン数が設定され、ラインアドレ
ス生成回路24からは表示開始ラインアドレスから始ま
る連続表示ライン数の値に相当するライン数分の表示デ
ータがSVGA21に対して出力要求されるものとした
が、本発明の第2の実施の形態では、1ライン毎に表示
ラインのアドレスが、CPU23からラインアドレス生
成回路24に対して設定されるものとする。
【0095】図18は本発明の第2の実施の形態に係る
情報処理システムのディスプレイコントローラ(FLC
Dインタフェース部)19のCPU23における処理の
流れを示すフローチャートである。先ず、CPU23
は、ラインアドレス生成回路24を介して書換検出/フ
ラグ生成回路218の部分書換ラインフラグレジスタ2
19の内容を読み取り(ステップS31)、フラグがセ
ットされているか否かを判断する(ステップS32)。
フラグがセットされている場合、FLCD20からのT
COMP信号により、FLCD20が温度補償動作を実
行中であるかどうかを判断する(ステップS33)。
【0096】FLCD20が温度補償動作を実行中であ
る場合には、温度補償動作が終了するのを待つ。FLC
D20が温度補償動作を実行していない場合には、SV
GA21に画素データの出力を要求するラインの表示ラ
インアドレスをラインアドレス生成回路24にセットす
る(ステップS34)。ラインアドレス生成回路24で
は、CPU23により表示ラインアドレスがセットされ
たことにより、SVGA21に対してラインデータ転送
イネーブル信号を送出して、同時に出力される要求ライ
ンアドレスに対応した表示データを出力するように指示
を出す。
【0097】同時に、SVGA21に対して出力される
ラインデータ転送イネーブル信号は、CPU23にも出
力され、CPU23では、ラインデータ転送イネーブル
信号により、ラインアドレス生成回路24にセットした
表示ラインアドレスがSVGA21に対して出力された
ことを知ることができる。CPU23は、ラインデータ
転送イネーブル信号により、ラインアドレス生成回路2
4にセットした表示ラインアドレスがSVGA21に対
して出力されたことを検出すると(ステップS35)、
先にラインアドレス生成回路24を介して読み出した、
書換検出/フラグ生成回路218の部分書換ラインフラ
グレジスタ219のフラグ情報に対して、全ての表示ラ
インアドレスをラインアドレス生成回路24にセットし
たかどうかを判断する(ステップS36)。
【0098】まだ全ての表示ラインアドレスをラインア
ドレス生成回路24にセットしていない場合には、ステ
ップS33の処理に戻り、FLCD20が温度補償動作
を実行していないと判断した時に、次にSVGA21に
対して出力要求する表示ラインアドレスをラインアドレ
ス生成回路24にセットすることとなり、全ての表示ラ
インアドレスをラインアドレス生成回路24にセットし
ている場合には、再びラインアドレス生成回路24を介
して、書換検出/フラグ生成回路218の部分書換ライ
ンフラグレジスタ219の内容を読み取ることとなる。
【0099】図19に本発明の第2の実施の形態におけ
るFLCD20において温度補償動作が行われた時にF
LCD20に表示データが転送される様子を示す。ここ
で、FLCD20から出力されるTCOMP信号はハイ
レベル“1”の時にFLCD20において温度補償動作
が行われていることを示すものとする。また、ラインデ
ータ転送イネーブル信号は、ハイレベル“1”の時にS
VGA21に対して、同時にSVGA21に対して出力
される要求ラインアドレスにより指定される1ライン分
の表示データの出力を要求するものとする。即ち、ライ
ンデータ転送イネーブル信号がハイレベル“1”の期間
中は、SVGA21から1ライン分の表示データが出力
され、二値化中間調処理回路26と合成回路27、28
を経由してFLCD20に出力されている期間と同じこ
ととなる。
【0100】1ライン分の表示データがSVGA21か
ら出力され、ラインデータ転送イネーブル信号がハイレ
ベル“1”からロウレベル“0”に変化すると、CPU
23では、次のフラグ情報に対応する表示ラインアドレ
スmをラインアドレス生成回路24に対してセットす
る。ラインアドレス生成回路24では、CPU23によ
り表示ラインアドレスmがセットされると、先ず、AH
DL信号をハイレベル“1”にしてFLCD20に出力
すると同時に、表示ラインアドレスmを合成回路28を
介してAD0からAD7までの信号線に出力する。続い
て、表示ラインアドレスmを合成回路28を介してFL
CD20へ転送し終えた時点で、AHDL信号をロウレ
ベル“0”にしてFLCD20へ出力すると同時に、表
示ラインアドレスmに対応する1ライン分の表示データ
を出力するように、SVGA21に対してラインデータ
転送イネーブル信号をハイレベル“1”にして要求す
る。
【0101】表示ラインアドレスmに対応する1ライン
分の表示データがSVGA21から出力され、ラインデ
ータ転送イネーブル信号がハイレベル“1”からロウレ
ベル“0”に変化すると、CPU23は、次のフラグ情
報に対応する表示ラインアドレスnをラインアドレス生
成回路24に対してセットすることとなるが、ここで、
FLCD20から出力されるTCOMP信号がハイレベ
ル“1”であるため、CPU23はTCOMP信号がロ
ウレベル“0”になるのを待つこととなる。
【0102】後に、FLCD20から出力されるTCO
MP信号がロウレベル“0”になると、CPU23は表
示ラインアドレスnをラインアドレス生成回路24に対
してセットする。ラインアドレス生成回路24では、C
PU23により表示ラインアドレスnがセットされたこ
とにより、AHDL信号をハイレベル“1”にしてFL
CD20に出力すると同時に、表示ラインアドレスnを
合成回路28を介してAD0からAD7までの信号線に
出力する。続いて、表示ラインアドレスnを合成回路2
8を介してFLCD20へ転送し終えた時点で、AHD
L信号をロウレベル“0”にしてFLCD20へ出力す
ると同時に、表示ラインアドレスnに対応する1ライン
分の表示データを出力するように、SVGA21に対し
てラインデータ転送イネーブル信号をハイレベル“1”
にして要求することとなる。
【0103】図19からも判るように、本発明の第2の
実施の形態においては、FLCD20から出力されるT
COMP信号がハイレベル“1”の間は、CPU23か
らラインアドレス生成回路24に対して、表示ラインア
ドレスの設定を行わず、結果として、FLCD20にお
いて温度補償動作が行われている間は、SVGA21か
ら表示データが出力されないこととなる。
【0104】従って、FLCD20で温度補償動作を実
行中であることを示すFLCD20から出力される信号
を、ディスプレイコントローラ(FLCDインタフェー
ス部)19のCPU23においてソフトウエアにて処理
される場合でも、上記第1の実施の形態と同様の効果が
得られることになる。
【0105】以上説明したように、本発明の第2の実施
の形態に係る情報処理システムによれば、表示画面上に
表示するための処理ができないような状態にある場合に
表示データ処理ができないことを示す信号を出力するF
LCD20と、FLCD20から表示データ処理ができ
ないことを示す信号を受信した場合にラインアドレス生
成回路24に対して表示すべきラインアドレスの設定を
行わない制御を実行するディスプレイコントローラ19
のCPU23とを有するため、下記のような作用及び効
果を奏する。
【0106】表示装置(FLCD20)が表示制御装置
(ディスプレイコントローラ19)から出力された表示
データを表示画面上に表示するための処理ができないよ
うな状態にある場合に、表示装置から、出力された表示
データの処理ができないことを示す信号を出力し、表示
制御装置では本信号を受信したことに基づき、ラインア
ドレス生成回路24に対して表示すべきラインアドレス
の設定を行わない制御を行う。
【0107】これにより、表示装置からのデータ出力要
求を示す信号を必要とせず、CRTや他の液晶表示器の
ための表示制御と同様に、一方的に表示データを表示装
置に対して出力できるようになり、更に、従来の如く表
示装置からのデータ出力要求を示す信号に対していつで
も表示データを送れるように装備していた、1ライン分
の表示データを保持するための記憶手段が不要となる効
果がある。
【0108】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用
してもよい。前述した実施形態の機能を実現するソフト
ウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、シス
テム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコ
ンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納
されたプログラムコードを読み出し実行することによっ
ても、達成されることは言うまでもない。
【0109】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。
【0110】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0111】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実
際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前
述した実施形態の機能が実現される場合も含まれること
は言うまでもない。
【0112】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その
処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1乃至3、
請求項5記載の表示制御システムによれば、表示装置が
表示制御装置から出力された表示データを表示画面上に
表示するための処理ができないような状態にある場合
に、表示装置から、出力された表示データの処理ができ
ないことを示す信号を出力し、表示制御装置では本信号
を受信したことに基づき、記憶手段に記憶されている表
示データを表示装置に表示するために読み出す動作を停
止する制御を行う。
【0114】これにより、表示装置からのデータ出力要
求を示す信号を必要とせず、CRTや他の液晶表示器の
ための表示制御と同様に、一方的に表示データを表示装
置に対して出力できるようになり、更に、従来の如く表
示装置からのデータ出力要求を示す信号に対していつで
も表示データを送れるように装備していた、1ライン分
の表示データを保持するための記憶手段が不要となる効
果がある。
【0115】また、請求項4記載の表示制御システムに
よれば、強誘電性液晶表示装置からのデータ出力要求を
示す信号を必要とせず、CRTや他の液晶表示器のため
の表示制御と同様に、一方的に表示データを強誘電性液
晶表示装置に対して出力できるようになり、更に、従来
の如く表示装置からのデータ出力要求を示す信号に対し
ていつでも表示データを送れるように装備していた、1
ライン分の表示データを保持するための記憶手段が不要
となる効果がある。
【0116】また、請求項6乃至8、請求項10記載の
表示制御方法によれば、表示制御方法が適用される表示
制御システムにおいて、表示装置からのデータ出力要求
を示す信号を必要とせず、CRTや他の液晶表示器のた
めの表示制御と同様に、一方的に表示データを表示装置
に対して出力できるようになり、更に、従来の如く表示
装置からのデータ出力要求を示す信号に対していつでも
表示データを送れるように装備していた、1ライン分の
表示データを保持するための記憶手段が不要となる効果
がある。
【0117】また、請求項9記載の表示制御方法によれ
ば、表示制御方法が適用される表示制御システムにおい
て、強誘電性液晶表示装置からのデータ出力要求を示す
信号を必要とせず、CRTや他の液晶表示器のための表
示制御と同様に、一方的に表示データを強誘電性液晶表
示装置に対して出力できるようになり、更に、従来の如
く表示装置からのデータ出力要求を示す信号に対してい
つでも表示データを送れるように装備していた、1ライ
ン分の表示データを保持するための記憶手段が不要とな
る効果がある。
【0118】また、請求項11記載の記憶媒体によれ
ば、記憶媒体から表示制御方法を読み出して表示制御シ
ステムで実行することで、表示装置からのデータ出力要
求を示す信号を必要とせず、CRTや他の液晶表示器の
ための表示制御と同様に、一方的に表示データを表示装
置に対して出力できるようになり、更に、従来の如く表
示装置からのデータ出力要求を示す信号に対していつで
も表示データを送れるように装備していた、1ライン分
の表示データを保持するための記憶手段が不要となる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1及び第2の実施の形態に係る表示
制御装置(ディスプレイコントローラ)を備えたFLC
表示装置を各種文字、画像情報等の表示装置として用い
た情報処理システムの全体の構成例を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る情報処理シス
テムのFLCDの駆動電圧と印加時間の特性を示す説明
図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る情報処理シス
テムのFLCDの温度と駆動電圧の特性を示す説明図で
ある。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る情報処理シス
テムのFLCDの構成例を示すブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る情報処理シス
テムのFLCDの駆動電圧と周波数の温度特性を示す説
明図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る情報処理シス
テムの駆動電圧発生回路の構成例を示すブロック図であ
る。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る情報処理シス
テムのディスプレイコントローラ(FLCDインタフェ
ース部)の構成例を示すブロック図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る情報処理シス
テムのSVGAの構成例を示すブロック図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係るVRAMアド
レスXで示される画素とFLCDの画面の表示ライン数
Nとの対応を示す模式図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係る部分書換ラ
インフラグレジスタへのフラグセット例を示す模式図で
ある。
【図11】本発明の第1の実施の形態に係る情報処理シ
ステムのFLCDの表示画面を示す模式図である。
【図12】本発明の第1の実施の形態に係る情報処理シ
ステムにおける表示データの処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図13】本発明の第1の実施の形態に係る情報処理シ
ステムにおける表示データのフォーマットを示す模式図
であり、(A)は表示ラインAのデータフォーマットの
模式図、(B)は表示ラインBのデータフォーマットの
模式図である。
【図14】本発明の第1の実施の形態に係る情報処理シ
ステムのFLCDに表示ラインアドレスと表示データが
転送されるタイミングを示すタイミング図である。
【図15】本発明の第1の実施の形態に係る情報処理シ
ステムのディスプレイコントローラ(FLCDインタフ
ェース部)における処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【図16】本発明の第1の実施の形態に係る情報処理シ
ステムのFLCDに表示ラインアドレスと表示データが
転送されるタイミングを示すタイミング図である。
【図17】本発明の第2の実施の形態に係る情報処理シ
ステムのディスプレイコントローラ(FLCDインタフ
ェース部)の構成例を示すブロック図である。
【図18】本発明の第2の実施の形態に係る情報処理シ
ステムのディスプレイコントローラ(FLCDインタフ
ェース部)における処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【図19】本発明の第2の実施の形態に係る情報処理シ
ステムのFLCDに表示ラインアドレスと表示データが
転送されるタイミングを示すタイミング図である。
【図20】本発明のプログラム及び関連データを記憶し
た記憶媒体の記憶内容の構成例を示す説明図である。
【図21】本発明のプログラム及び関連データが記憶媒
体から装置に供給される概念例を示す説明図である。
【符号の説明】
19 ディスプレイコントローラ 20 FLCD 21 SVGA 22 DRAM 23 CPU 24 ラインアドレス生成回路

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報を表示する表示装置と、前記画
    像情報記憶用の記憶手段を装備した表示制御装置とを有
    する表示制御システムであって、 前記表示制御装置は、前記記憶手段から前記表示装置に
    表示する画像情報を読み出すことを指示する読出制御手
    段と、前記表示装置で表示内容の更新を行えない状態に
    ある場合に前記読出制御手段の読み出し指示を中断させ
    る読出指示中断手段とを有することを特徴とする表示制
    御システム。
  2. 【請求項2】 前記表示装置は、表示内容の更新を行え
    ない状態にある場合に当該状態にあることを示す状態情
    報を前記表示制御装置に送信する状態情報送信手段を有
    し、前記表示制御装置は、前記表示装置から前記状態情
    報を受信する状態情報受信手段と、前記記憶手段への画
    像情報の書き込み及び前記読出制御手段の指示に基づき
    前記記憶手段からの画像情報の読み出しを行う記憶制御
    手段とを有することを特徴とする請求項1記載の表示制
    御システム。
  3. 【請求項3】 前記表示装置における表示内容の更新を
    行えない状態とは、前記表示装置で温度状態に応じて駆
    動条件を設定している状態であることを特徴とする請求
    項1又は2記載の表示制御システム。
  4. 【請求項4】 前記表示装置は、強誘電性液晶表示装置
    であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載
    の表示制御システム。
  5. 【請求項5】 前記表示装置及び前記表示制御装置を有
    する情報処理システムに適用可能であることを特徴とす
    る請求項1乃至4の何れかに記載の表示制御システム。
  6. 【請求項6】 画像情報を表示する表示装置と、前記画
    像情報記憶用の記憶手段を装備した表示制御装置とを有
    する表示制御システムに適用される表示制御方法であっ
    て、 前記表示制御装置は、前記記憶手段から前記表示装置に
    表示する画像情報を読み出すことを指示する読出制御ス
    テップと、前記表示装置で表示内容の更新を行えない状
    態にある場合に前記読出制御ステップの読み出し指示を
    中断させる読出指示中断ステップとを有することを特徴
    とする表示制御方法。
  7. 【請求項7】 前記表示装置は、表示内容の更新を行え
    ない状態にある場合に当該状態にあることを示す状態情
    報を前記表示制御装置に送信する状態情報送信ステップ
    を有し、前記表示制御装置は、前記表示装置から前記状
    態情報を受信する状態情報受信ステップと、前記記憶手
    段への画像情報の書き込み及び前記読出制御ステップの
    指示に基づき前記記憶手段からの画像情報の読み出しを
    行う記憶制御ステップとを有することを特徴とする請求
    項6記載の表示制御方法。
  8. 【請求項8】 前記表示装置における表示内容の更新を
    行えない状態とは、前記表示装置で温度状態に応じて駆
    動条件を設定している状態であることを特徴とする請求
    項6又は7記載の表示制御方法。
  9. 【請求項9】 前記表示装置は、強誘電性液晶表示装置
    であることを特徴とする請求項6乃至8の何れかに記載
    の表示制御方法。
  10. 【請求項10】 前記表示装置及び前記表示制御装置を
    有する情報処理システムに適用可能であることを特徴と
    する請求項6乃至9の何れかに記載の表示制御方法。
  11. 【請求項11】 画像情報を表示する表示装置と、前記
    画像情報記憶用の記憶手段を装備した表示制御装置とを
    有する表示制御システムに適用される表示制御方法を実
    行するプログラムを記憶したコンピュータにより読み出
    し可能な記憶媒体であって、 前記表示制御方法は、前記記憶手段から前記表示装置に
    表示する画像情報を読み出すことを指示する読出制御ス
    テップと、前記表示装置で表示内容の更新を行えない状
    態にある場合に前記読出制御ステップの読み出し指示を
    中断させる読出指示中断ステップとを有することを特徴
    とする記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011102349A1 (ja) * 2010-02-19 2011-08-25 シャープ株式会社 液晶表示装置、表示方法、表示プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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