JP2000221332A - 光ファイバーを用いたレーザ照明装置 - Google Patents

光ファイバーを用いたレーザ照明装置

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JP2000221332A
JP2000221332A JP11025769A JP2576999A JP2000221332A JP 2000221332 A JP2000221332 A JP 2000221332A JP 11025769 A JP11025769 A JP 11025769A JP 2576999 A JP2576999 A JP 2576999A JP 2000221332 A JP2000221332 A JP 2000221332A
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JP
Japan
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optical fiber
laser
light
leakage
illumination
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JP11025769A
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English (en)
Inventor
Taketo Yagi
武人 八木
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単で安価な構成で、レーザ光を用いて広い
領域を照明でき、かつ干渉縞の発生を大幅に抑制できる
レーザ照明装置を提供する。 【解決手段】 一様な屈折率のコア部およびクラッド部
を有する光ファイバー12と、光ファイバーのコア部に
レーザ光1を入射するレーザ装置14とを備える。光フ
ァイバーはレーザ光の一部1aを漏洩する漏洩部13を
有し、この漏洩部は、光の伝搬角θが臨海角θcを越え
るように光ファイバーが曲げられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバーを用
いたレーザ照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スチールカメラやCCDカメラを用いた
計測を行う場合、状況に応じて照明が必要となる。この
場合、特に解像度を必要とする場合にレーザ光を照明に
用いることがある。また、瞬間写真等を撮影するために
パルスレーザ光を用いることもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、レーザ光を照
明に用いる場合には、レーザ光の細い光束をコリメー
タ、エキスパンダ、フライアイ、レンズ系等の光学部品
を用いて照明領域を広げる必要があり、光学系が複雑と
なり、コストがかかる問題点があった。更に、レーザ光
は波長の位相のそろったコヒーレント光であるため、互
いに干渉しやすく干渉縞がでやすい問題点があった。
【0004】本発明は、かかる問題点を解決するために
創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、簡
単で安価な構成で、レーザ光を用いて広い領域を照明で
き、かつ干渉縞の発生を大幅に抑制できるレーザ照明装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、一様な
屈折率のコア部およびクラッド部を有する光ファイバー
(12)と、該光ファイバーのコア部にレーザ光(1)
を入射するレーザ装置(14)とを備え、前記光ファイ
バーはレーザ光の一部(1a)を漏洩する漏洩部(1
3)を有し、該漏洩部は、光の伝搬角θが臨海角θcを
越えるように光ファイバーが曲げられている、ことを特
徴とするレーザ照明装置が提供される。
【0006】本発明の構成によれば、漏洩部(13)
が、光の伝搬角θが臨海角θcを越えるように光ファイ
バー(12)が曲げられているので、この部分で転送ロ
スが生じ、コア内部からのレーザ光(1)の一部(1
a)が漏洩して照明に用いることができる。従って、単
に湾曲部を複数設けるだけで、ファイバー以外の光学部
品を必要とせずに広い領域を照明することができる。ま
た、漏洩光は同一のレーザ光であり、波長が揃っている
ので、スチールカメラやCCDカメラで高解像度を得る
ことができる。更に、複数の湾曲部からの漏洩光は、漏
洩方向が互いに相違するためコヒーレント性が失われて
おり、干渉縞の発生を防止することができる。
【0007】本発明の好ましい実施形態によれば、前記
レーザ装置(14)は、光ファイバーの両端面にレーザ
光を入射するように構成されている。この構成により、
漏洩部を複数設けた場合に、各漏洩部からの照明強度を
ほぼ一様にすることができる。なお、照明強度は、曲率
Rの大きさと巻き数により調整が可能であり、照射方向
は、湾曲の開始及び終了ポジションにより決定され、照
明強度分布については、巻き方や曲率を変化させること
により調整が可能となる。
【0008】また、前記レーザ装置はパルスレーザ装置
である、ことが好ましい。この構成により、高解像度の
瞬間写真を容易に撮影することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は、本発明のレーザ照明装置の
構成図である。この図において、(A)は全体構成図、
(B)はそのA−A断面図、(C)はそのB部拡大図で
ある。
【0010】図1(A)に示すように、本発明のレーザ
照明装置10は、光ファイバー12とレーザ装置14と
からなる。光ファイバー12は、この例では、2本の光
ファイバー12a,12bからなる。各光ファイバー1
2a,12bは、図1(C)に示すように、一様な屈折
率のコア部およびクラッド部からなる。
【0011】また、図1(B)(C)に示すように、各
光ファイバー12a,12bは、相対的に小さい曲げ半
径Rで曲げられた複数の湾曲部13(以下、漏洩部と呼
ぶ)を有する。湾曲部13(漏洩部)の半径Rは、光の
伝搬角θが臨海角θcを越えるように光ファイバーが曲
げられており、レーザ光1の一部1aがこの部分で漏洩
するように構成されている。
【0012】レーザ装置14は、光ファイバー12aの
一端面又は両端面にレーザ光1を入射するように構成さ
れている。このレーザ装置14は好ましくはパルスレー
ザ装置であるのがよい。
【0013】図1の例では、2本の光ファイバー12
a,12bが互いに逆巻きに巻かれており、それぞれの
光ファイバー12a,12bの一端面にレーザ光1を入
射し、他端面には全面反射コーテングが施されている。
【0014】図2は、本発明のレーザ照明装置による照
度分布の模式図である。この図において、横軸は漏洩部
13に沿って位置、縦軸は照射強度である。また、図中
の破線は、2本の光ファイバーの照射強度、実線は平均
照度を示している。この図に示すように、漏洩部13の
半径Rを一定に保持した場合に、漏洩部13の漏洩光1
aの強度は徐々に低下するが、この例のように、2本の
光ファイバー12a,12bを互いに逆巻きにし、かつ
照明領域に対して逆方向からレーザ光1を入射すること
により、全体の平均照度をほぼ一様にすることができ
る。
【0015】また、これと相違し、2本の光ファイバー
12a,12bの両端面にレーザ光1を入射してもよ
く、或いは光ファイバー12の全体を1本の光ファイバ
ーで構成し、その両端面にレーザ光1を入射してもよ
い。この構成により、各漏洩部13からの照明強度をほ
ぼ一様にすることができる。更に、照明強度は、曲率R
の大きさと巻き数により調整が可能であり、照射方向
は、湾曲の開始及び終了ポジションにより決定され、照
明強度分布については、巻き方や曲率を変化させること
により調整が可能となる。
【0016】図3は、ある光ファイバーの漏洩特性を示
す図である。この図において、横軸は曲げ回数、縦軸は
透過率(%)、図中の折線は下方から曲げ直径10、2
0、30、40、50、100、200mmの場合を示
している。なお、40〜200mmは、ほぼ重複し、2
本の折線でしめされている。この図は、開口数NAが
0.2、コア径が400μmの光ファイバーの例であ
る。透過率の低下分は光の漏洩によるものである。従っ
て、光の伝搬角θが臨海角θcを越えるように光ファイ
バーを曲げることにより、漏洩光1aの強度を自由に調
整できることがわかる。
【0017】上述した本発明の構成によれば、漏洩部1
3が、光の伝搬角θが臨海角θcを越えるように光ファ
イバー12が曲げられているので、この部分で転送ロス
が生じ、コア内部からのレーザ光1の一部1aが漏洩し
て照明に用いることができる。従って、単に湾曲部を複
数設けるだけで、ファイバー以外の光学部品を必要とせ
ずに広い領域を照明することができる。また、漏洩光は
同一のレーザ光であり、波長が揃っているので、スチー
ルカメラやCCDカメラで高解像度を得ることができ
る。更に、複数の湾曲部からの漏洩光は、漏洩方向が互
いに相違するためコヒーレント性が失われており、干渉
縞の発生を防止することができる。
【0018】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変更でき
ることは勿論である。
【0019】
【発明の効果】上述したように、本発明は、光ファイバ
ーでは転送ロスとして扱われてきた漏れ光を積極的に用
いることにより、光ファイバー以外の光学部品を必要と
せずに照明を行うもので、相対的に低コスト化が可能と
なる。また、フライアイ等の特殊な光学部品を必要とせ
ずに、照明強度の一様性も比較的容易に調整が可能であ
り、照明形態が発光部がランダムに存在するため、照明
光としてのコヒーレンス性の高い(波長の位相のそろっ
た光)レーザ光を用いた場合に発生する干渉等の抑制が
期待できる。
【0020】従って、本発明の光ファイバーを用いたレ
ーザ照明装置は、簡単で安価な構成で、レーザ光を用い
て広い領域を照明でき、かつ干渉縞の発生を大幅に抑制
できる、等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレーザ照明装置の全体構成図である。
【図2】本発明のレーザ照明装置による照度分布の模式
図である。
【図3】光ファイバーの漏洩特性を示す図である。
【符号の説明】
1 レーザ光 1a 漏洩光 12,12a,12b 光ファイバー 13 漏洩部 14 レーザ装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一様な屈折率のコア部およびクラッド部
    を有する光ファイバー(12)と、該光ファイバーのコ
    ア部にレーザ光(1)を入射するレーザ装置(14)と
    を備え、 前記光ファイバーはレーザ光の一部(1a)を漏洩する
    漏洩部(13)を有し、該漏洩部は、光の伝搬角θが臨
    海角θcを越えるように光ファイバーが曲げられてい
    る、ことを特徴とするレーザ照明装置。
  2. 【請求項2】 前記レーザ装置は、光ファイバーの両端
    面にレーザ光を入射するように構成されている、ことを
    特徴とする請求項1に記載のレーザ照明装置。
  3. 【請求項3】 前記レーザ装置はパルスレーザ装置であ
    る、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のレーザ照
    明装置。
JP11025769A 1999-02-03 1999-02-03 光ファイバーを用いたレーザ照明装置 Pending JP2000221332A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7670027B2 (en) 2006-01-31 2010-03-02 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology Laser illuminator

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