JP2000221260A - 画像レーダ装置 - Google Patents

画像レーダ装置

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JP2000221260A
JP2000221260A JP11025990A JP2599099A JP2000221260A JP 2000221260 A JP2000221260 A JP 2000221260A JP 11025990 A JP11025990 A JP 11025990A JP 2599099 A JP2599099 A JP 2599099A JP 2000221260 A JP2000221260 A JP 2000221260A
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JP
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reception
distance
signal
output
transmission
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JP11025990A
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English (en)
Inventor
Kouiku Obata
香郁 小幡
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クロスレンジ方向の分解能を確保し、目標ま
での距離によらずに高分解能な画像を得る画像レーダ装
置を提供する。 【解決手段】 受信機8の出力する受信ビームデータを
2次元画像化処理装置10内の距離検出部13により時
間軸で分割し、目標までの距離Rを検出する。その距離
Rに応じて所望のクロスレンジ方向の分解能を得るため
の出力周波数を周波数決定部14で算出し、周波数制御
器6へ指示する。周波数制御器6は指示された周波数を
出力するように励振器5を制御する。励振器5から出力
された送信種信号による受信ビームデータを距離検出部
13で時間軸で分割し、当該距離Rを検出し、受信強度
検出部15で、受信電力強度を検出する。当該距離Rと
その受信電力強度を画像情報として画像情報生成部16
で生成する。生成された画像情報を基にその受信強度を
輝度に変化させて画像表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、広範囲にわたり
高分解能な画像を得ることができる画像レーダに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図17は画像レーダ装置の従来の構成例
を示したものであり、図17において1は電波を送受信
するアンテナ素子、2は送受信信号の位相を調整する移
相器、3は送受信を切り替える送受信切替器、4は送信
機、5は送信種信号を出力する励振器、7はRF合成回
路、8は受信信号を得る受信機、9は移相器を制御する
位相制御装置、10はビーム方向指示装置、11は2次
元の画像情報を得る2次元画像化処理装置、12は表示
器である。
【0003】次に動作について説明する。送信時におい
ては、励振器5から出力される送信種信号は送信機4に
おいて増幅され、送受切替器3を通り、移相器2によっ
て位相調整された後、アンテナ素子1から空間に放射さ
れる。また、受信時においては空間を伝搬してきた目標
からの反射電波はアンテナ素子1で受信され、移相器2
で位相調整された後、送受切替器3を通り、RF合成回
路7において合成され、受信機8で受信され、受信ビー
ムデータとなる。この際、送受信ビームの形状及び指向
は、ビーム方向指示装置10により位相制御装置9を制
御し、位相制御装置9によって算出した位相量を移相器
2に設定することで可能となる。受信機7の出力する受
信ビームデータを2次元画像化処理装置11において時
間軸で分割し、分割された受信データの受信強度を2次
元の画像情報に変換し、その画像情報の受信強度によ
り、輝度を変化させて表示器12において画像表示す
る。図18はビーム照射面と2次元画像化処理との関係
を示したものであり、レンジ方向の分解能は時間軸の分
割により決定され、同一レンジにおけるクロスレンジ方
向の分解能はビームが照射する距離により決定すること
になる。遠距離になるとビームが照射する面積が大きく
なることで、同一レンジのクロスレンジ方向の分解能が
劣化する。一般にビーム幅は“数1”で表されるもので
あり、開口径及び送信周波数が固定であれば一定であ
り、開口分布を変化させてビーム幅を広げることは可能
であるが、原理的に“数2”より狭いビームは形成でき
ない。
【0004】
【数1】
【0005】
【数2】
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像レーダは以
上のように構成されており、遠距離目標の画像化を実施
すると距離に応じて、目標を照射する面積が大きくなる
ことにより、クロスレンジ方向の分解能が劣化するとい
う問題点があった。
【0007】この発明は上記の課題を解決するためにな
されたもので、送信周波数を制御することによりクロス
レンジ方向の分解能を確保し、目標までの距離によらず
に高分解能な画像を得ることが可能な画像レーダ装置を
得ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明による画像レ
ーダ装置は、電波を送受信するための複数のアンテナ素
子と、送受信信号の位相を調整するために上記アンテナ
素子に接続される複数の移相器と、上記アンテナ素子に
送信信号を出力する複数の送信機と、上記送信機に送信
種信号を送出する出力周波数を変更可能な励振器と、上
記励振器の出力周波数を変化させる周波数制御器と、上
記送受切替器に接続され、上記アンテナで受信した受信
信号を合成するRF合成回路と、上記RF合成回路に接
続され、合成された受信信号を得る受信機と、送受信ビ
ームを所望の方向に所望の形状で形成するために上記移
相器に設定する位相量を算出し、上記移相器に設定する
位相制御装置と、上記位相制御装置に対して送受信ビー
ムの形状及び方向を指示するビーム方向指示装置と、上
記受信機から出力される受信信号により受信ビーム内を
2次元の画像情報に変換する2次元画像化処理装置と、
上記2次元画像化処理装置の出力する画像情報により輝
度を変化させて表示する表示器とを備えた画像レーダ装
置において、上記2次元画像化処理装置を、上記受信機
から得られる受信信号を時間軸で分割し距離情報を得る
距離検出部と、目標までの距離と所望のクロスレンジ分
解能から出力周波数を決定し、上記周波数制御装置へ指
示する周波数決定部と、距離に対応して受信ビーム内の
受信電力強度を得る受信強度検出部と、2次元の画像情
報を生成する画像情報生成部とから構成し、レンジ方向
にファンビームとなる送受信ビームを形成するように上
記ビーム方向指示装置により上記位相制御装置を制御
し、上記周波数制御器により、上記励振器の出力周波数
を高周波化することにより送受信ビームを狭ビーム化す
ることでクロスレンジ方向の分解能を確保し、上記2次
元画像化処理装置において時間軸を分割することにより
レンジ方向の分解能を確保し、狭ビーム幅間隔で送受信
ビームをクロスレンジ方向に走査することにより広範囲
の画像を得ることを特徴とする。
【0009】また、第2の発明による画像レーダ装置
は、電波を送受信するための複数のアンテナ素子と、上
記アンテナ素子に接続され送受信信号の位相をそれぞれ
個別に調整可能な複数の移相器と、上記アンテナ素子に
送信信号を出力する複数の送信機と、上記アンテナ素子
で受信した受信信号を得る複数の受信機と、上記送信機
に送信種信号を送出する出力周波数を変更可能な励振器
と、上記励振器の出力周波数を変化させる周波数制御器
と、上記受信機から出力される受信信号をアナログ−デ
ィジタル変換する複数のA/D変換器と、上記A/D変
換器から得られる複数のディジタル受信信号を用いて、
ディジタルビーム形成を行い、受信ビームを所望方向に
所望形状で形成するディジタルビーム形成装置と、送受
信ビームをそれぞれ所望方向に所望形状で形成するため
に上記移相器に設定する位相量をそれぞれ算出し、上記
移相器に設定する位相制御装置と、上記ディジタルビー
ム形成装置及び上記位相制御装置に対して送受信ビーム
の形状及び方向を指示するビーム方向指示装置と、上記
ディジタルビーム形成装置から出力される受信ビームデ
ータにより受信ビーム内を2次元の画像情報に変換する
2次元画像化処理装置と、上記2次元画像化処理装置の
出力を表示する表示器とを備えた画像レーダ装置におい
て、上記2次元画像化処理装置を、上記受信機から得ら
れる受信信号を時間軸で分割し距離情報を得る距離検出
部と、目標までの距離と所望のクロスレンジ分解能から
出力周波数を決定し、上記周波数制御装置へ指示する周
波数決定部と、距離に対応して受信ビーム内の受信電力
強度を得る受信強度検出部と、2次元の画像情報を生成
する画像情報生成部とから構成し、レンジ方向にファン
ビームとなる送受信ビームを形成するように上記ビーム
方向指示装置により位相制御装置及びディジタルビーム
形成装置を制御し、上記周波数制御器により、上記励振
器の出力周波数を高周波化することにより送受信ビーム
を狭ビーム化することでクロスレンジ方向の分解能を確
保し、上記2次元画像化処理装置において時間軸を分割
することによりレンジ方向の分解能を確保し、狭ビーム
幅間隔で送受信ビームをクロスレンジ方向に走査するこ
とにより広範囲の画像を得ることを特徴とする。
【0010】また、第3の発明による画像レーダ装置
は、第2の発明の画像レーダ装置のディジタルビーム形
成装置を、同時に複数の受信ビーム形成可能なマルチビ
ーム形成装置に置き換え、上記ビーム方向指示装置によ
り、レンジ方向にファンビームとなる受信ビームをクロ
スレンジ方向に複数形成し、その受信ビームを覆うよう
に送信ビームを形成したことを特徴とする。
【0011】また、第4の発明による画像レーダ装置
は、電波を送受信するための複数のアンテナ素子と、送
受信信号の位相を調整するために上記アンテナ素子に接
続される複数の移相器と、上記アンテナ素子に送信信号
を出力する複数の送信機と、上記送信機に送信種信号を
送出する出力周波数を変更可能な励振器と、上記励振器
の出力周波数を変化させる周波数制御器と、上記アンテ
ナで受信した受信信号により和信号と差信号を合成する
モノパルス回路と、上記モノパルス回路に接続され、和
信号と差信号を得る受信機と、送受信ビームを所望の方
向に所望の形状で形成するために上記移相器に設定する
位相量を算出し、上記移相器に設定する位相制御装置
と、上記位相制御装置に対して送受信ビームの形状及び
方向を指示するビーム方向指示装置と、自機の高度を得
る高度情報装置と、上記受信機から出力される受信信号
と上記ビーム方向指示装置から出力されるビーム方向と
上記高度情報装置から得られる自機の高度情報とにより
受信ビーム内を3次元の画像情報に変換する3次元画像
化処理装置と、上記3次元画像化処理装置の出力する画
像情報により輝度または色調を変化させて表示する表示
器とを備えた画像レーダ装置において、上記3次元画像
化処理装置を、上記受信機から得られる受信信号を時間
軸で分割し距離情報を得る距離検出部と、上記距離検出
部から得られる距離情報と上記受信機から得られる和信
号と差信号とによりビーム指向方向からの角度差を得る
角度差検出部と、上記ビーム方向指示装置が指示するビ
ーム指向方向と上記高度情報装置から得られる自機の高
度情報と上記距離検出部から得られる距離情報と上記角
度差検出部から得られる角度差とにより目標の高度情報
を得る高度検出部と、目標までの距離と所望のクロスレ
ンジ分解能から出力周波数を決定し、上記周波数制御装
置へ指示する周波数決定部と、距離に対応して受信ビー
ム内の受信電力強度を得る受信強度検出部と、3次元の
画像情報を生成する画像情報生成部とから構成し、レン
ジ方向にファンビームとなる送受信ビームを形成するよ
うに上記ビーム方向指示装置により上記位相制御装置を
制御し、上記周波数制御器により、上記励振器の出力周
波数を高周波化することにより送受信ビームを狭ビーム
化することでクロスレンジ方向の分解能を確保し、上記
3次元画像化処理装置において時間軸を分割することに
よりレンジ方向の分解能を確保し、狭ビーム幅間隔で送
受信ビームをクロスレンジ方向に走査することにより広
範囲の画像を得ることを特徴とする。
【0012】また、第5の発明による画像レーダ装置
は、電波を送受信するための複数のアンテナ素子と、上
記アンテナ素子に接続され送受信信号の位相をそれぞれ
個別に調整可能な複数の移相器と、上記アンテナ素子に
送信信号を出力する複数の送信機と、上記アンテナ素子
で受信した受信信号を得る複数の受信機と、上記送信機
に送信種信号を送出する出力周波数を変更可能な励振器
と、上記励振器の出力周波数を変化させる周波数制御器
と、上記受信機から出力される受信信号をアナログ−デ
ィジタル変換する複数のA/D変換器と、上記A/D変
換器から得られる複数のディジタル受信信号を用いて、
ディジタルビーム形成を行い、受信ビームを所望方向に
所望形状で形成するディジタルビーム形成装置と、送受
信ビームをそれぞれ所望方向に所望形状で形成するため
に上記移相器に設定する位相量をそれぞれ算出し、上記
移相器に設定する位相制御装置と、上記ディジタルビー
ム形成装置及び上記位相制御装置に対して送受信ビーム
の形状及び方向を指示するビーム方向指示装置と、自機
の高度情報を得る高度情報装置と、上記ディジタルビー
ム形成装置から出力される受信ビームデータと上記ビー
ム方向指示装置から出力されるビーム方向と上記高度情
報装置から得られる自機の高度情報とにより受信ビーム
内を3次元の画像情報に変換する3次元画像化処理装置
と、上記3次元画像化処理装置の出力する画像情報によ
り輝度または色調を変化させて表示する表示器とを備え
た画像レーダ装置において、上記3次元画像化処理装置
を、上記ディジタルビーム形成装置から得られる受信信
号を時間軸で分割し距離情報を得る距離検出部と、上記
距離検出部から得られる距離情報と上記ディジタルビー
ム形成装置から得られる受信信号によりビーム指向方向
からの角度差を得る角度差検出部と、上記ビーム方向指
示装置が指示するビーム指向方向と上記高度情報装置か
ら得られる自機の高度情報と上記距離検出部から得られ
る距離情報と上記角度差検出部から得られる角度差とに
より目標の高度情報を得る高度検出部と、上記受信機か
ら得られる受信信号を時間軸で分割し距離情報を得る距
離検出部と、目標までの距離と所望のクロスレンジ分解
能から出力周波数を決定し、上記周波数制御装置へ指示
する周波数決定部と、距離に対応して受信ビーム内の受
信電力強度を得る受信強度検出部と、3次元の画像情報
を生成する画像情報生成部とから構成し、レンジ方向に
ファンビームとなる送信ビームとレンジ方向にファンビ
ームとなる和信号と差信号の受信ビームを形成するよう
に上記ビーム方向指示装置により上記位相制御装置及び
上記ディジタルビーム形成装置を制御し、上記周波数制
御器により、上記励振器の出力周波数を高周波化するこ
とにより送受信ビームを狭ビーム化することでクロスレ
ンジ方向の分解能を確保し、上記3次元画像化処理装置
において時間軸を分割することによりレンジ方向の分解
能を確保し、狭ビーム幅間隔で送受信ビームをクロスレ
ンジ方向に走査することにより広範囲の画像を得ること
を特徴とする。
【0013】また、第6の発明による画像レーダ装置
は、第6の発明の画像レーダ装置のディジタルビーム形
成装置を、同時に複数の受信ビーム形成可能なマルチビ
ーム形成装置に置き換え、上記ビーム方向指示装置によ
り、レンジ方向にファンビームとなる和パターンと差パ
ターンの受信ビームをクロスレンジ方向に複数形成し、
その受信ビームを覆うように送信ビームを形成したこと
を特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1を示す画像レーダ装置の構成図である。
図1において、1は電波を送受信するアンテナ素子、2
は送受信信号の位相を調整する移相器、3は送受信を切
り替える送受信切替器、4は送信機、5は送信種信号を
出力する励振器、6は出力周波数を変化させる周波数制
御器、7はRF合成回路、8は受信信号を得る受信機、
9は移相器を制御する位相制御装置、10はビーム方向
指示装置、11は2次元の画像情報を得る2次元画像化
処理装置、12は表示器である。図2はこの発明の実施
の形態1の2次元画像化処理装置の構成図である。図2
において、13は距離情報を得る距離検出部、14は出
力周波数を決定する周波数決定部、15は受信電力強度
を得る受信強度検出部と、16は2次元画像情報を生成
する画像情報生成部である。図3はこの発明の実施の形
態1におけるビーム照射面と2次元画像化処理とビーム
走査の関係を説明するものである。図4はこの発明の実
施の形態1における分解能向上の原理を説明するもので
ある。
【0015】次に動作について説明する。送信時におい
ては、励振器5から出力される送信種信号は送信機4に
おいて増幅され、送受切替器3を通り、移相器2によっ
て位相調整された後、アンテナ素子1から空間に放射さ
れる。また、受信時においては空間を伝搬してきた目標
からの反射電波はアンテナ素子1で受信され、移相器2
で位相調整された後、送受切替器3を通り、RF合成回
路7において合成され、受信機8で受信され、受信ビー
ムデータとなる。この際、送受信ビームの形状及び指向
は、ビーム方向指示装置10により位相制御装置9を制
御し、位相制御装置9によって算出した位相量を移相器
2に設定することで可能となる。受信機8の出力する受
信ビームデータを2次元画像化処理装置10内の距離検
出部13において時間軸で分割し、目標までの距離Rを
検出する。その距離Rに応じて所望のクロスレンジ方向
の分解能を得るための出力周波数を周波数決定部14に
おいて算出し、周波数制御器6へ指示する。周波数制御
器6は指示された周波数を出力するように励振器5を制
御する。所望のクロスレンジ方向の分解能をΔBとする
と、周波数決定部14においては“数3”に示す計算を
実施し、出力周波数を決定する。
【0016】
【数3】
【0017】そして、新たに励振器5から出力された送
信種信号による受信ビームデータを距離検出部13にお
いて時間軸で分割し、目標までの距離Rを検出し、受信
強度検出部15において、受信電力強度を検出する。目
標までの距離Rとその受信電力強度を画像情報として画
像情報生成部16により生成する。生成された画像情報
を基にその受信強度を輝度に変化させて表示器12にお
いて画像表示する。次に、送受信ビーム方向を狭ビーム
幅分クロスレンジ方向に走査するようにビーム方向指示
装置10により指示することで隣の画像情報を得ること
が可能となる。図3はビーム照射面と2次元画像化処理
との関係を示したものであり、レンジ方向の分解能は時
間軸の分割により決定され、同一レンジにおけるクロス
レンジ方向の分解能はビームが照射する距離により決定
することになり、遠距離になるとビームが照射する面積
が大きくなるが、距離に対応した出力周波数を変化させ
ることにより同一レンジのクロスレンジ方向の分解能を
確保可能となる。上記の動作を繰り返すことにより広範
囲の画像を得ることが可能となる。
【0018】出力周波数を決定するうえで必要となる目
標までの距離Rについては、ビームが照射される範囲内
のいずれの場合でも可能であるが、ビーム中心を基準と
した場合が平均的にみて最適である。
【0019】また、受信ビームデータを時間軸で分割
し、同一レンジビンのデータを高速フーリエ変換するこ
とで周波数分析を行なうことにより、受信ビーム内のク
ロスレンジ方向の分解能をさらに向上させることが可能
である。図4に分解能向上の原理を示す。
【0020】実施の形態2.図5は、この発明の実施の
形態2を示す画像レーダ装置の構成図である。図5にお
いて、17は送受信信号をそれぞれ個別に調整可能な移
相器、18は移相器を制御する位相制御装置、19は受
信信号を得る受信機、20はアナログ−ディジタル変換
するA/D変換器、21はディジタルビーム形成装置、
22はビーム方向指示器、その他の装置は上記実施の形
態1と全く同一のものである。
【0021】次に動作について説明する。送信時におけ
る動作については、励振器5から出力される送信種信号
は送信機4において増幅され、送受切替器3を通り、移
相器17によって位相調整された後、アンテナ素子1か
ら空間に放射される。また、受信時においては空間を伝
搬してきた目標からの反射電波はアンテナ素子1で受信
され、移相器17及び送受切替器3を通り、受信機19
で受信され、A/D変換器20によってディジタル信号
になる。このディジタル信号はディジタルビーム形成装
置21により受信ビームデータとなる。この際、送受信
ビームの形状及び指向制御については、ビーム方向指示
装置22により、位相制御装置18を制御し、算出した
位相量を移相器17に設定し、また、ディジタルビーム
形成装置19を制御することで可能となる。受信ビーム
形成をディジタルビーム形成装置19のみで実施する場
合には、移相器17における位相調整量をなくすること
で可能となる。出力周波数を決定する動作については、
上記実施の形態1と同じである。
【0022】そして、新たに励振器5から出力された送
信種信号による受信ビームデータによって、画像情報を
生成し、表示する動作については、上記実施の形態1と
同じである。次に、送受信ビーム方向を狭ビーム幅分ク
ロスレンジ方向に走査するようにビーム方向指示装置2
2により指示することで隣の画像情報を得ることが可能
となる。上記の動作を繰り返すことにより広範囲の画像
を得ることが可能となる。
【0023】実施の形態3.図6は、この発明の実施の
形態3を示す画像レーダ装置の構成図である。図6にお
いて、23はマルチビーム形成装置、24は2次元画像
化処理装置、その他の装置は上記実施の形態2と全く同
一のものである。図7はこの発明の実施の形態3の2次
元画像化処理装置の構成図である。図7において、装置
は上記実施の形態2と全く同一のものである。図8はこ
の発明の実施の形態3における送受信ビームとその照射
面の関係を説明するものである。
【0024】次に動作について説明する。送信時におけ
る動作については、実施の形態2と同じである。受信時
においては空間を伝搬してきた目標からの反射電波はア
ンテナ素子1で受信され、移相器17及び送受切替器3
を通り、受信機19で受信され、A/D変換器20によ
ってディジタル信号になる。このディジタル信号はマル
チビーム形成装置23により複数の受信ビームデータと
なる。この際、送受信ビームの形状及び指向制御につい
ては、ビーム方向指示装置22により、位相制御装置1
8を制御し、算出した位相量を移相器17に設定し、ま
た、マルチビーム形成装置を制御することで可能とな
る。受信ビーム形成をディジタルビーム形成装置10の
みで実施する場合には、移相器17における位相調整量
をなくすることで可能となる。マルチビーム形成装置2
3の出力する複数の受信ビームデータの中のひとつを2
次元画像化処理装置24内の距離検出部13において時
間軸で分割し、目標までの距離Rを検出する。その距離
Rに応じて所望のクロスレンジ方向の分解能を得るため
の出力周波数を周波数決定部14において算出し、周波
数制御器6へ指示する。周波数制御器6は指示された周
波数を出力するように励振器5を制御する。周波数決定
部14における出力周波数の算出については、上記実施
の形態1と同じである。
【0025】そして、新たに励振器5から出力された送
信種信号による複数の受信ビームデータを複数の距離検
出部13それぞれにおいて時間軸で分割し、目標までの
距離Rを検出し、複数の受信強度検出部15それぞれに
おいて、受信電力強度を検出する。目標までの距離Rと
その受信電力強度を画像情報として画像情報生成部16
により生成する。生成された画像情報を基にその受信強
度を輝度に変化させて表示器12において画像表示す
る。この時、受信ビームを狭ビーム幅分ずらしてクロス
レンジ方向に複数形成し、送信ビームを上記複数の受信
ビームを覆うようにビーム方向指示装置22により指示
することで広範囲の画像を得る時間を短縮することが可
能となる。図8に送受信ビームとその照射面の関係を示
す。
【0026】出力周波数を決定するうえで必要となる目
標までの距離Rについては、複数の受信ビームのいずれ
の場合でも可能であるが、中央のビームにおけるビーム
中心を基準とした場合が平均的にみて最適であることは
自明である。
【0027】実施の形態4.図9は、この発明の実施の
形態4を示す画像レーダ装置の構成図である。図9にお
いて、25は和信号と差信号を合成するモノパルス回
路、26は和信号と差信号を得る受信機、27は自機の
高度を得る高度情報装置、28は3次元の画像情報を得
る3次元画像化処理装置、29は表示器、その他の装置
は上記実施の形態1と全く同一のものである。図10は
この発明の実施の形態4の3次元画像化処理装置の構成
図である。図10において、30は和信号と差信号から
角度差を検出する角度差検出部、31は目標の高度を得
る高度検出部、32は3次元の画像情報を生成する画像
情報生成部、その他の装置は上記実施の形態1と全く同
一のものである。図11はこの発明の実施の形態4にお
ける角度差検出の原理を説明するものである。図12は
この発明の実施の形態4における高度検出の原理を説明
するものである。
【0028】次に動作について説明する。送信時におけ
る動作については、実施の形態1と同じである。また、
受信時においては空間を伝搬してきた目標からの反射電
波はアンテナ素子1で受信され、移相器2で位相調整さ
れた後、送受切替器3を通り、モノパルス回路25にお
いて和信号と差信号に合成され、受信機26で受信さ
れ、受信の和ビームデータと差ビームデータとなる。こ
の際、送受信ビームの形状及び指向制御は、ビーム方向
指示装置10により位相制御装置9を制御し、位相制御
装置9によって算出した位相量を移相器2に設定するこ
とで可能となる。受信機24の出力する受信ビームデー
タを3次元画像化処理装置28内の距離検出部13にお
いて時間軸で分割し、目標までの距離Rを検出する。そ
の距離Rに応じて所望のクロスレンジ方向の分解能を得
るための出力周波数を周波数決定部14において算出
し、周波数制御器6へ指示する。周波数制御器6は指示
された周波数を出力するように励振器5を制御する。周
波数決定部14における出力周波数算出については、上
記実施の形態1と同じである。
【0029】そして、新たに励振器5から出力された送
信種信号による受信の和ビームデータを距離検出部13
において時間軸で分割し、目標までの距離Rを検出す
る。また、高度情報装置27から得られる自機の高度情
報とビーム方向指示装置10から得られるビーム指向方
向と距離検出部13より得られる距離情報により、高度
検出部31においてビーム指向方向のビーム中心の目標
の高度情報が得られる。ビーム中心の目標の高度の算出
式を“数4”に示す。
【0030】
【数4】
【0031】また、角度差検出部30において、距離検
出部13で得られた距離における受信の和ビームデータ
及び差ビームデータの比をとることにより、その距離で
の目標のビーム指向方向のビーム中心からのずれ角が得
られる。図11に角度差検出の原理説明を示す。高度検
出部31において、ビーム指向方向と目標までの距離と
ビーム指向方向のビーム中心からのずれ角により、目標
の高度が得られる。目標の高度の算出式を“数5”に示
す。図12に高度検出の原理説明を示す。
【0032】
【数5】
【0033】そして、強度検出部15において、受信電
力強度を検出する。目標までの距離Rと高度とその受信
電力強度を画像情報として画像情報生成部32により生
成する。生成された画像情報を基にその受信強度及び高
度を輝度に変化させて表示器29において画像表示す
る。次に、送受信ビーム方向を狭ビーム幅分クロスレン
ジ方向に走査するようにビーム方向指示装置10により
指示することで隣の画像情報を得ることが可能となる。
上記の動作を繰り返すことにより広範囲の画像を得るこ
とが可能となる。
【0034】実施の形態5.図13は、この発明の実施
の形態5を示す画像レーダ装置の構成図である。図13
において、33はディジタルビーム形成装置、その他の
装置は上記実施の形態1及び上記実施の形態4と全く同
一のものである。図14はこの発明の実施の形態5にお
ける和信号と差信号の受信ビームデータの形成方法を説
明するものである。
【0035】次に動作について説明する。送信時におけ
る動作については、実施の形態2と同じである。受信時
においては空間を伝搬してきた目標からの反射電波はア
ンテナ素子1で受信され、移相器17及び送受切替器3
を通り、受信機19で受信され、A/D変換器20によ
ってディジタル信号になる。このディジタル信号はディ
ジタルビーム形成装置33により和信号と差信号の受信
ビームデータとなる。この際、送受信ビームの形状及び
指向制御については、ビーム方向指示装置22により、
位相制御装置18を制御し、算出した位相量を移相器1
7に設定し、また、マルチビーム形成装置を制御するこ
とで可能となる。受信ビーム形成をディジタルビーム形
成装置33のみで実施する場合には、移相器17におけ
る位相調整量をなくすることで可能となる。ディジタル
ビーム形成装置33の出力する和信号の受信ビームデー
タを3次元画像化処理装置28内の距離検出部13にお
いて時間軸で分割し、目標までの距離Rを検出する。そ
の距離Rに応じて所望のクロスレンジ方向の分解能を得
るための出力周波数を周波数決定部14において算出
し、周波数制御器6へ指示する。周波数制御器6は指示
された周波数を出力するように励振器5を制御する。周
波数決定部14における出力周波数算出については、上
記実施の形態1と同じである。
【0036】そして、新たに励振器5から出力された送
信種信号による受信ビームデータによって、画像情報を
生成し、表示する動作については、上記実施の形態4と
同じである。次に、送受信ビーム方向を狭ビーム幅分ク
ロスレンジ方向に走査するようにビーム方向指示装置1
0により指示することで隣の画像情報を得ることが可能
となる。上記の動作を繰り返すことにより広範囲の画像
を得ることが可能となる。
【0037】図14に、ディジタルビーム形成装置33
における和信号と差信号の受信ビームデータの形成方法
を示す。ビーム形状として和信号及び差信号の受信ビー
ムを形成することも可能であり、レンジ方向に方向の異
なる2つの和信号の受信ビームより和信号及び差信号の
受信ビームを形成することも可能である。
【0038】実施の形態6.図15は、この発明の実施
の形態6を示す画像レーダ装置の構成図である。図15
において、34は3次元画像化処理装置、その他の装置
は上記実施の形態3及び上記実施の形態4と全く同一の
ものである。図16はこの発明の実施の形態6の3次元
画像化処理装置の構成図である。図16において、装置
は上記実施の形態4と全く同一のものである。
【0039】次に動作について説明する。送信時におけ
る動作については、実施の形態2と同じである。受信時
においては空間を伝搬してきた目標からの反射電波はア
ンテナ素子1で受信され、移相器17及び送受切替器3
を通り、受信機19で受信され、A/D変換器20によ
ってディジタル信号になる。このディジタル信号はマル
チビーム形成装置23により複数の受信ビームデータと
なる。この際、送受信ビームの形状及び指向制御につい
ては、ビーム方向指示装置22により、位相制御装置1
8を制御し、算出した位相量を移相器17に設定し、ま
た、マルチビーム形成装置を制御することで可能とな
る。受信ビーム形成をディジタルビーム形成装置19の
みで実施する場合には、移相器17における位相調整量
をなくすることで可能となる。ディジタルビーム形成装
置33の出力する和信号の受信ビームデータを3次元画
像化処理装置34内の距離検出部13において時間軸で
分割し、目標までの距離Rを検出する。その距離Rに応
じて所望のクロスレンジ方向の分解能を得るための出力
周波数を周波数決定部14において算出し、周波数制御
器6へ指示する。周波数制御器6は指示された周波数を
出力するように励振器5を制御する。周波数決定部14
における出力周波数算出については、上記実施の形態1
と同じである。
【0040】そして、新たに励振器5から出力された送
信種信号による複数の和信号の受信ビームデータを複数
の距離検出部13それぞれにおいて時間軸で分割し、目
標までの距離Rを検出する。また、高度情報装置27か
ら得られる自機の高度情報とビーム方向指示装置10か
ら得られるビーム指向方向と距離検出部13より得られ
る距離情報により、複数の高度検出部31それぞれにお
いてビーム指向方向のビーム中心の目標の高度情報が得
られる。また、複数の角度差検出部30それぞれにおい
て、複数の距離検出部13それぞれで得られた距離にお
ける受信の和ビームデータ及び差ビームデータの比をと
ることにより、その距離での目標のビーム指向方向のビ
ーム中心からのずれ角がそれぞれ得られる。複数の高度
検出部31それぞれにおいて、ビーム指向方向と目標ま
での距離とビーム指向方向のビーム中心からのずれ角に
より、目標の高度がそれぞれ得られる。複数の強度検出
部15それぞれにおいて、受信電力強度を検出する。目
標までの距離Rと高度とその受信電力強度を画像情報と
して画像情報生成部32により生成する。生成された画
像情報を基にその受信強度及び高度を輝度に変化させて
表示器29において画像表示する。この時、受信ビーム
を狭ビーム幅分ずらしてクロスレンジ方向に複数形成
し、送信ビームを上記複数の受信ビームを覆うようにビ
ーム方向指示装置22により指示することで広範囲の画
像を得る時間を短縮することが可能となる。
【0041】
【発明の効果】以上このように第1の発明の画像レーダ
装置によれば、出力周波数を制御することにより、距離
によらずにクロスレンジ方向の分解能を確保することが
できる。
【0042】また、第2の発明の画像レーダ装置によれ
ば、ディジタルビーム形成装置を用いることにより、デ
ィジタルでの受信ビーム形成方式でも距離によらずにク
ロスレンジ方向の分解能を確保することができる。
【0043】また、第3の発明の画像レーダ装置によれ
ば、マルチビーム形成装置を用いることにより、分解能
を劣化させることなく、広範囲の画像情報を取得する時
間を短縮できる。
【0044】また、第4の発明の画像レーダ装置によれ
ば、高度情報を得ることにより、3次元の画像情報を取
得することができる。
【0045】また、第5の発明の画像レーダ装置によれ
ば、ディジタルビーム形成装置を用いることにより、デ
ィジタルでの受信ビーム形成方式でも高度情報を得るこ
とにより、3次元の画像情報を取得することができる。
【0046】また、第6の発明の画像レーダ装置によれ
ば、マルチビーム形成装置を用いることにより、分解能
を劣化させることなく、広範囲の3次元の画像情報を取
得する時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す画像レーダ装
置の構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1の2次元画像化処理
装置の構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態1におけるビーム照射
面と2次元画像化処理とビーム走査の関係を示す図であ
る。
【図4】 この発明の実施の形態1における分解能向上
の原理を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態2を示す画像レーダ装
置の構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態3を示す画像レーダ装
置の構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態3の2次元画像化処理
装置の構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態3における送受信ビー
ムとその照射面の関係を示すものである。
【図9】 この発明の実施の形態4を示す画像レーダ装
置の構成図である。
【図10】 この発明の実施の形態4の3次元画像化処
理装置の構成図である。
【図11】 この発明の実施の形態4における角度差検
出の原理を示すものである。
【図12】 この発明の実施の形態4における高度検出
の原理を示すものである。
【図13】 この発明の実施の形態5を示す画像レーダ
装置の構成図である。
【図14】 この発明の実施の形態5における和信号と
差信号の受信ビームデータの形成方法を示すものであ
る。
【図15】 この発明の実施の形態6を示す画像レーダ
装置の構成図である。
【図16】 この発明の実施の形態6の3次元画像化処
理装置の構成図である。
【図17】 従来の画像レーダ装置の構成例を示したも
のである。
【図18】 従来の画像レーダ装置のビーム照射面と2
次元画像化処理との関係を示したものである。
【符号の説明】
1 アンテナ素子、2 移相器、3 送信切替器、4
送信機、5 励振器、6 周波数制御器、7 RF合成
回路、8 受信機、9 ビーム制御装置、10ビーム方
向指示装置、11 2次元画像化処理装置、12 表示
器、13 距離検出部、14 周波数決定部、15 受
信強度検出部、16 画像情報生成部、17 移相器、
18 位相制御装置、19 受信機、20 A/D変換
器、21 ディジタルビーム形成装置、22 ビーム方
向指示装置、23 マルチビーム形成装置、24 2次
元画像化処理装置、25 モノパルス回路、26 受信
機、27 高度情報装置、28 3次元画像化処理装
置、29 表示器、30角度検出部、31 高度検出
部、32 画像情報生成部、33 ディジタルビーム形
成装置、34 3次元画像化処理装置。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電波を送受信するための複数のアンテナ
    素子と、送受信信号の位相を調整するために上記アンテ
    ナ素子に接続される複数の移相器と、上記アンテナ素子
    に送信信号を出力する複数の送信機と、上記送信機に送
    信種信号を送出する出力周波数を変更可能な励振器と、
    上記励振器の出力周波数を変化させる周波数制御器と、
    上記アンテナで受信した受信信号を合成するRF合成回
    路と、上記RF合成回路に接続され、合成された受信信
    号を得る受信機と、送受信ビームを所望の方向に所望の
    形状で形成するために上記移相器に設定する位相量を算
    出し、上記移相器に設定する位相制御装置と、上記位相
    制御装置に対して送受信ビームの形状及び方向を指示す
    るビーム方向指示装置と、上記受信機から出力される受
    信信号により受信ビーム内を2次元の画像情報に変換す
    る2次元画像化処理装置と、上記2次元画像化処理装置
    の出力する画像情報により輝度を変化させて表示する表
    示器とを備えた画像レーダ装置において、上記2次元画
    像化処理装置を、上記受信機から得られる受信信号を時
    間軸で分割し距離情報を得る距離検出部と、目標までの
    距離と所望のクロスレンジ分解能から出力周波数を決定
    し、上記周波数制御装置へ指示する周波数決定部とを備
    えたことを特徴とする画像レーダ装置。
  2. 【請求項2】 電波を送受信するための複数のアンテナ
    素子と、上記アンテナ素子に接続され送受信信号の位相
    をそれぞれ個別に調整可能な複数の移相器と、上記アン
    テナ素子に送信信号を出力する複数の送信機と、上記ア
    ンテナ素子で受信した受信信号を得る複数の受信機と、
    上記送信機に送信種信号を送出する出力周波数を変更可
    能な励振器と、上記励振器の出力周波数を変化させる周
    波数制御器と、上記受信機から出力される受信信号をア
    ナログ−ディジタル変換する複数のA/D変換器と、上
    記A/D変換器から得られる複数のディジタル受信信号
    を用いて、ディジタルビーム形成を行い、受信ビームを
    所望方向に所望形状で形成するディジタルビーム形成装
    置と、送受信ビームをそれぞれ所望方向に所望形状で形
    成するために上記移相器に設定する位相量をそれぞれ算
    出し、上記移相器に設定する位相制御装置と、上記ディ
    ジタルビーム形成装置及び上記位相制御装置に対して送
    受信ビームの形状及び方向を指示するビーム方向指示装
    置と、上記ディジタルビーム形成装置から出力される受
    信ビームデータにより受信ビーム内を2次元の画像情報
    に変換する2次元画像化処理装置と、上記2次元画像化
    処理装置の出力を表示する表示器とを備えた画像レーダ
    装置において、上記2次元画像化処理装置を、上記受信
    機から得られる受信信号を時間軸で分割し距離情報を得
    る距離検出部と、目標までの距離と所望のクロスレンジ
    分解能から出力周波数を決定し、上記周波数制御装置へ
    指示する周波数決定部とで構成したことを特徴とする画
    像レーダ装置。
  3. 【請求項3】 上記ディジタルビーム形成装置を、同時
    に複数の受信ビーム形成可能なマルチビーム形成装置で
    構成し、上記ビーム方向指示装置により、レンジ方向に
    ファンビームとなる受信ビームをクロスレンジ方向に複
    数形成し、その複数の受信ビームを覆うように送信ビー
    ムを形成したことを特徴とする請求項2記載の画像レー
    ダ装置。
  4. 【請求項4】 電波を送受信するための複数のアンテナ
    素子と、送受信信号の位相を調整するために上記アンテ
    ナ素子に接続される複数の移相器と、上記アンテナ素子
    に送信信号を出力する複数の送信機と、上記送信機に送
    信種信号を送出する出力周波数を変更可能な励振器と、
    上記励振器の出力周波数を変化させる周波数制御器と、
    上記アンテナで受信した受信信号により和信号と差信号
    を合成するモノパルス回路と、上記モノパルス回路に接
    続され、和信号と差信号を得る受信機と、送受信ビーム
    を所望の方向に所望の形状で形成するために上記移相器
    に設定する位相量を算出し、上記移相器に設定する位相
    制御装置と、上記位相制御装置に対して送受信ビームの
    形状及び方向を指示するビーム方向指示装置と、自機の
    高度を得る高度情報装置と、上記受信機から出力される
    受信信号と上記ビーム方向指示装置から出力されるビー
    ム方向と上記高度情報装置から得られる自機の高度情報
    とにより受信ビーム内を3次元の画像情報に変換する3
    次元画像化処理装置と、上記3次元画像化処理装置の出
    力する画像情報により輝度または色調を変化させて表示
    する表示器とを備えた画像レーダ装置において、上記3
    次元画像化処理装置を、上記受信機から得られる受信信
    号を時間軸で分割し距離情報を得る距離検出部と、上記
    距離検出部から得られる距離情報と上記受信機から得ら
    れる和信号と差信号とによりビーム指向方向からの角度
    差を得る角度差検出部と、上記ビーム方向指示装置が指
    示するビーム指向方向と上記高度情報装置から得られる
    自機の高度情報と上記距離検出部から得られる距離情報
    と上記角度差検出部から得られる角度差とにより目標の
    高度情報を得る高度検出部と、目標までの距離と所望の
    クロスレンジ分解能から出力周波数を決定し、上記周波
    数制御装置へ指示する周波数決定部とで構成したことを
    特徴とする画像レーダ装置。
  5. 【請求項5】 電波を送受信するための複数のアンテナ
    素子と、上記アンテナ素子に接続され送受信信号の位相
    をそれぞれ個別に調整可能な複数の移相器と、上記アン
    テナ素子に送信信号を出力する複数の送信機と、上記ア
    ンテナ素子で受信した受信信号を得る複数の受信機と、
    上記送信機に送信種信号を送出する出力周波数を変更可
    能な励振器と、上記励振器の出力周波数を変化させる周
    波数制御器と、上記受信機から出力される受信信号をア
    ナログ−ディジタル変換する複数のA/D変換器と、上
    記A/D変換器から得られる複数のディジタル受信信号
    を用いて、ディジタルビーム形成を行い、受信ビームを
    所望方向に所望形状で形成するディジタルビーム形成装
    置と、送受信ビームをそれぞれ所望方向に所望形状で形
    成するために上記移相器に設定する位相量をそれぞれ算
    出し、上記移相器に設定する位相制御装置と、上記ディ
    ジタルビーム形成装置及び上記位相制御装置に対して送
    受信ビームの形状及び方向を指示するビーム方向指示装
    置と、自機の高度情報を得る高度情報装置と、上記ディ
    ジタルビーム形成装置から出力される受信ビームデータ
    と上記ビーム方向指示装置から出力されるビーム方向と
    上記高度情報装置から得られる自機の高度情報とにより
    受信ビーム内を3次元の画像情報に変換する3次元画像
    化処理装置と、上記3次元画像化処理装置の出力する画
    像情報により輝度または色調を変化させて表示する表示
    器とを備えた画像レーダ装置において、上記3次元画像
    化処理装置を、上記ディジタルビーム形成装置から得ら
    れる受信信号を時間軸で分割し距離情報を得る距離検出
    部と、上記距離検出部から得られる距離情報と上記ディ
    ジタルビーム形成装置から得られる受信信号によりビー
    ム指向方向からの角度差を得る角度差検出部と、上記ビ
    ーム方向指示装置が指示するビーム指向方向と上記高度
    情報装置から得られる自機の高度情報と上記距離検出部
    から得られる距離情報と上記角度差検出部から得られる
    角度差とにより目標の高度情報を得る高度検出部と、上
    記受信機から得られる受信信号を時間軸で分割し距離情
    報を得る距離検出部と、目標までの距離と所望のクロス
    レンジ分解能から出力周波数を決定し、上記周波数制御
    装置へ指示する周波数決定部とで構成したことを特徴と
    する画像レーダ装置。
  6. 【請求項6】 上記ディジタルビーム形成装置を、同時
    に複数の受信ビーム形成可能なマルチビーム形成装置に
    より構成し、上記ビーム方向指示装置により、レンジ方
    向にファンビームとなる和パターンと差パターンの受信
    ビームをクロスレンジ方向に複数形成し、その複数の受
    信ビームを覆うように送信ビームを形成したことを特徴
    とする請求項5記載の画像レーダ装置。
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