JP2000221244A - 過渡電圧試験装置 - Google Patents

過渡電圧試験装置

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JP2000221244A
JP2000221244A JP11025346A JP2534699A JP2000221244A JP 2000221244 A JP2000221244 A JP 2000221244A JP 11025346 A JP11025346 A JP 11025346A JP 2534699 A JP2534699 A JP 2534699A JP 2000221244 A JP2000221244 A JP 2000221244A
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inspection
control unit
power supply
unit
transient voltage
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JP11025346A
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Kenji Isobe
健司 磯部
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過渡電圧試験の試験効率を飛躍的に向上させ
る。 【解決手段】 所定の電気回路を備えた電気部品に対す
る過渡電圧試験装置1であって、電気部品の供試品9を
装着する供試品装着部2と、この供試品装着部2に装着
された供試品9に模擬的に過渡電圧を印加する過渡電圧
試験機と、過渡電圧印加後の供試品9の電気回路が正常
であるか否かを検査する検査部4とが備えられ、過渡電
圧試験装置1は、供試品9が供試品装着部2に装着され
た状態で供試品9に過渡電圧が印加された後に引き続き
検査部4により供試品9の電気回路が正常であるか否か
の検査が行われるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の電気回路を
有する電気部品が、過渡電圧の発生によっても電気的に
正常に機能するか否かを試験する過渡電圧試験装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、所定の電気回路を備えた電気部品
に供給されている電流がスイッチ操作や断線等によって
遮断されると、逆起電力に起因したいわゆる過渡電圧が
生起され、これによって電気部品を構成しているIC等
の素子に過大な電圧が印加される。例えば電気部品が車
両に搭載されたものである場合、エンジンの作動中にイ
グニッションキーをオフにしたときや、バッテリの接続
端子が外れたとき等に過渡電圧が発生し、電気部品の素
子に過大な電圧が印加されることになる。そして、過渡
電圧が発生すると、IC等の素子が特性異状をきたすこ
とがある。そこで、かかる不都合が起こらないように、
電気部品は、製造工程の最終段階で過渡電圧に耐えるか
否かが試験されるのが普通である。
【0003】従来、このような過渡電圧の試験は、図7
に示すような過渡電圧試験装置装置を用いて行うのが普
通であった。この過渡電圧試験装置は、図7の(イ)に
示すように過渡電圧印加手段100と、図7の(ロ)に
示すような検査手段200とからなっている。上記過渡
電圧印加手段100は、直流電源101と、この直流電
源101からの電圧を所定のパルス電圧に変換するとと
もに、このパルス電圧を第1装着部103に装着された
電気部品の供試品Tに印加する過渡電圧試験機102と
を備えて構成されている一方、上記検査手段200は、
電圧、電流および波形等の電気的特性を測定するオシロ
スコープ等の測定器201と、この測定器201によっ
て検査される供試品Tを装着するための第2装着部20
2とを備えて構成されている。
【0004】そして、供試品Tは、まず第1装着部10
3に装着され、過渡電圧試験機102を介して直流電源
101からのパルス電圧が印加された後、第1装着部1
03から取り外されて第2装着部202に移され、ここ
での装着操作の後に直流電源203から所定電圧が印加
された状態で測定器201によって検査が行われ、供試
品Tの過渡電圧に対する耐久性の合否が判定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の上記
のような過渡電圧試験装置にあっては、過渡電圧印加手
段100において、供試品Tを第1装着部103に装着
し、その供試品Tに対して一旦過度電圧を印加してから
供試品Tを第1装着部103から取り外し、この供試品
Tを検査手段200にまで運んで今度は第2装着部20
2に装着し、そののち供試品Tを測定器201によって
検査するという手順を踏まなければならなず、この移し
換え操作は非常に面倒であり、結局、これがネックにな
って試験効率が劣るという問題点を有していた。
【0006】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、試験効率を飛躍的に向上さ
せることが可能な過渡電圧試験装置を提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
過渡電圧試験装置は、所定の電気回路を備えた電気部品
に対する過渡電圧試験装置であって、上記電気部品を装
着する部品装着部と、この部品装着部に装着された電気
部品に試験用のパルス電圧を印加する電源手段と、パル
ス電圧印加後の電気部品の電気回路が正常であるか否か
を検査する検査手段とが備えられ、上記電気部品が部品
装着部に装着された状態で電気部品に上記電源手段から
のパルス電圧が印加された後に引き続き上記検査手段に
より電気部品の電気回路が正常であるか否かの検査が行
われるように構成され、上記電源手段と電気部品との間
には電源側スイッチ部材が介設されているとともに、上
記検査手段と上記電気部品との間には検査手段側スイッ
チ部材が介設され、上記電源手段からのパルス電圧およ
び上記検査手段による検査を制御する制御手段が設けら
れていることを特徴とするものである。
【0008】この過渡電圧試験装置によれば、電気部品
は、部品装着部に装着された状態でパルス電圧の印加を
受け、引き続き場所を移さず検査手段によって検査され
るため、従来のように、過渡電圧を受けた電気部品を部
品装着部から取り外して別の位置に移動させてから検査
手段で検査するような面倒な操作を行う必要がなくな
り、試験効率が向上するとともに、パルス電圧の印加直
後から電気部品の特性を測定することが可能になり、よ
り精密な検査を行い得るようになる。
【0009】そして、電気部品を部品装着部に装着した
状態で、電源側スイッチ部材をオン操作するとともに、
検査手段側スイッチ部材をオン操作することにより、電
源からの電力が電気部品を介して検出手段に入力され、
これによって検出手段は電気部品を検査することが可能
になる。また、スイッチ部材を設けることで、部品装着
部に対する装着操作時に電気部品を非通電状態にするこ
とが可能であり、電気部品の装着操作の安全性が向上す
る。
【0010】また、制御手段に予め試験手順のプログラ
ムを記憶させておくことにより、この制御手段の制御に
よって人の手を介することなく試験が自動的に進行され
る。
【0011】本発明の請求項2記載の過渡電圧試験装置
は、請求項1記載の過渡電圧試験装置において、上記制
御手段は、中央演算処理装置および主記憶装置等を備え
た中央制御部と、この中央制御部に試験内容を入力する
入力手段と、上記中央制御部からの制御信号に基づいて
電源手段に向けて駆動信号を出力する試験機制御部と、
上記中央制御部からの制御信号に基づいて上記電源側ス
イッチ部材に駆動信号を出力する電源側スイッチ制御部
と、上記中央制御部からの制御信号に基づいて上記検査
手段側スイッチ部材に駆動信号を出力する検査手段側ス
イッチ制御部と、上記中央制御部からの制御信号に基づ
いて上記検査手段に駆動信号を出力する検査部制御部
と、上記検査手段が検出した検出信号を変換して上記中
央制御部に入力する検出データ入力部と、上記中央制御
部からの出力信号に基づいて試験結果を出力する出力部
とを備えていることを特徴とするものである。
【0012】この過渡電圧試験装置によれば、部品装着
部に電気部品を装着した状態で、試験の内容を入力手段
から中央制御部に入力することにより、中央制御部は、
記憶しているプログラムに基づいて、まず試験機制御部
を介して過渡電圧試験機に向けて駆動信号を出力し、こ
れによって電気部品にパルス電圧が印加される。つい
で、中央制御部は、電源側スイッチ制御部および検査手
段側スイッチ制御部を介して電源側スイッチ部材および
検査手段側スイッチ部材にスイッチオンの制御信号を出
力し、電気部品に電源からの電力が供給される。そし
て、電気部品に供給された後の電力は、検査手段によっ
て検出され、検出データ入力部を介して中央制御部に入
力される。この入力された検出データは、中央制御部に
おいて予め記憶されているプログラムに基づいて正常で
あるか否かが判定され、この試験結果が出力部を介して
出力される。
【0013】このように、電気部品に対して中央制御部
からの指令によって過渡電圧試験機によりパルス電圧が
生起されるとともに、過渡電圧印加後の試験用の電力が
自動的に電気部品に供給され、しかも、電力供給後の検
査も検査手段によって自動的に行われ、加えて検査結果
が出力部に出力されるため、オペレータは、電気部品を
部品装着部に装着するとともに、入力手段からの所定の
入力操作を行うだけで、試験結果が自動的に出力され、
試験効率が向上する。
【0014】また、試験の繰り返し回数や、過渡電圧の
印加レベル等を予め入力手段を介して中央制御部に入力
しておくことにより、マニュアル操作を行うことなく一
連の試験操作が自動的に実行され、試験の精度を向上さ
せる上で有効である。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る過渡電圧試
験装置の一実施形態を示すブロック図である。この図に
示すように、過渡電圧試験装置1は、所定の電気回路を
有する電気部品の供試品9を装着して固定する供試品装
着部2と、この供試品装着部2に装着された供試品9に
過渡電圧を生起させるためのパルス電圧を印加する過渡
電圧試験機3と、供試品9の電気特性を検出する検査部
4と、上記過渡電圧試験機3に直流の電流を供給する直
流電源5と、過渡電圧試験機3と供試品9との間に介設
された電源側スイッチ部材6と、供試品9と検査部4と
の間に介設された検査部側スイッチ部材7と、上記過渡
電圧試験機3の駆動および上記検査部4による検査を制
御する制御手段8とを備えて構成されている。なお、上
記制御手段8には、上記直流電源5以外の電源からの電
力が供給され、これによって制御手段8は所定の機能を
果たし得るようになっている。
【0016】上記供試品9は、供試品装着部2に装着さ
れたのち電源側スイッチ部材6のオン・オフ操作、およ
び検査部側スイッチ部材7のオン・オフ操作によって、
まず、直流電源5からのパルス電圧が供試品9に印加さ
れ、所定の印加が終了した時点で引き続き直流電源5か
らの直流電流を得て供試品9に検査部4を介した制御手
段8による所定の検査が実行されるようになっている。
【0017】電源側スイッチ部材6には、過渡電圧試験
機3からの電力を供試品9に供給するためのプラス極お
よびマイナス極からなる一対の試験機側端子6aと、直
流電源5からの電力を供試品9に供給するためのプラス
極およびマイナス極からなる電源側端子6bとが備えら
れているとともに、供試品9への電力供給を過渡電圧試
験機3および直流電源5との間で切り換える一対のスイ
ッチ片からなる切換えスイッチ60が設けられている。
【0018】上記過渡電圧試験機3は、パルス電圧を発
生させるパルス発生回路30を有している。図2および
図3は、パルス発生回路およびパルス波形を例示する図
であり、図2は正サージ試験用のもの、図3は負サージ
試験用のものをそれぞれ示している。これらの図におい
て、(イ)は回路図、(ロ)はパルスの波形図である。
正サージは、過渡電圧が正の方向に発生するものであ
り、例えばエンジンの作動中に端子がバッテリから外れ
た場合などに発生する。また、負サージは、過渡電圧が
負の方向に発生するものであり、例えばエンジン作動中
にイグニッションキーをオフ操作するときなどに発生す
る。従って、これらの事象に対応して試験し得るように
パルス発生回路30には正サージ試験用の回路3aおよ
び負サージ試験用の回路3bが組み込まれており、切り
換え使用し得るようになっている。
【0019】まず、正サージ試験用回路3aは、図2の
(イ)に示すように、ループ回路31と、このループ回
路31に近接して設けられたリレー回路36とからなっ
ている。ループ回路31の一方の端部(図2の右端部)
には上記直流電源5が接続されているとともに、他方の
端部にはサージ用直流電源32が同一極を互いに対向さ
せた状態で接続されている。また、各直流電源5,32
のプラス極側とマイナス極側との間にはコンデンサ33
および上記供試品装着部2が並列で接続されている。供
試品装着部2には切換えスイッチ60の試験機側端子6
aを介してサージ用直流電源32からの電圧が印加され
る一方、電源側端子6bおよび切り換えられた切換えス
イッチ60を介して直流電源5からの電力が供試品9に
供給されるようになっている。また、かかる切換えスイ
ッチ60は、各端子6a,6bに接続されない、いわゆ
る中立位置にも切り換え設定されるようになっている。
【0020】そして、コンデンサ33のプラス極側と各
直流電源5,32のプラス極側との間にはリレースイッ
チ34が設けられ、このリレースイッチ34の切り換え
でサージ用直流電源32からの電力がコンデンサ33に
蓄電されたり、コンデンサ33から供試品装着部2側に
放電されたりするようになっている。また、直流電源5
のプラス極の直ぐ下流のループ回路31には、直流電源
5からの電流のみを通すようにダイオード35が設けら
れ、リレースイッチ34が直流電源5側に切り換えられ
た状態でコンデンサ33からの放電電流が直流電源5に
到達しないようにしている。
【0021】上記リレー回路36は、リレースイッチ3
4を切り換え操作するリレー駆動回路37と、このリレ
ー駆動回路37に向けて駆動信号を出力する発振器38
とからなっている。発振器38は、所定の周期で駆動信
号を出力する繰返し発振器38aと、1回だけ駆動信号
を出力する単発発振器38bとの2種類が採用され、切
り換え操作でいずれか一方の発振器の信号がリレー駆動
回路37に向けて出力されるようになっている。
【0022】従って、切換えスイッチ60を試験機側端
子6a側に設定した状態で、例えば繰返し発振器38a
を選択すると、リレー駆動回路37の周期的な駆動によ
ってサージ用直流電源32側に接続されていたリレース
イッチ34が所定の周期で直流電源5側に切り換わり、
これによって図2の(ロ)に示すような、模擬的過渡電
圧が供試品9に連続的に所定回数印加されることにな
る。単発発振器38bを選択すれば1回だけの過渡電圧
が供試品9に印加される。
【0023】ついで、負サージ試験用回路3bは、図3
の(イ)に示すように、基本的には先の正サージ試験用
回路3aと略同様の回路構成を有しており、上記ダイオ
ード35に代えて第2リレースイッチ39が設けられて
いる。その他の構成は正サージ試験用回路3aと同様で
ある。上記第2リレースイッチ39は、リレー駆動回路
37の駆動によってリレースイッチ34と同期して切り
換わり、リレースイッチ34がサージ用直流電源32側
に接続しているときは閉通し、リレースイッチ34が直
流電源5側に接続しているときは開止されるようになっ
ている。
【0024】かかる負サージ試験用回路3bによれば、
リレー駆動回路37が周期的に駆動することにより、供
試品9には図3の(ロ)に示すような電圧値が負側に突
出した過渡電圧が生起されることになる。
【0025】上記検査部4は、供試品装着部2に装着さ
れ、かつ、過渡電圧試験機3によるサージ電圧が供試品
9に印加された後に、電源側端子6bに切り換えられた
切換えスイッチ60を介して供給される直流電源5から
の電力により生じる、供試品9から出力された電気信号
を検出するものである。この検出結果は制御手段8に入
力される。そして、制御手段8は、入力された検査部4
からの検出信号を分析して供試品9が正常に機能するも
のであるか否かを判別するようになっている。
【0026】かかる制御手段8は、いわゆるマイクロコ
ンピュータによって形成され、CPU(中央演算処理装
置)やMS(主記憶装置)等からなる中央制御部81
と、過渡電圧試験装置1を運転するのに必要なデータや
各種の指令を中央制御部81にキーイン入力するキーボ
ード82と、中央制御部81の演算結果を出力する出力
部83と、上記検査部4からのアナログ検出信号をデジ
タル信号に変換して中央制御部81に入力する検出デー
タ入力部84と、中央制御部81からの指令信号に基づ
いて検査部4の駆動を制御する検査部制御部85と、中
央制御部81からの指令信号に基づいて電源側スイッチ
部材6がオン・オフ動作を行うための制御信号を出力す
る電源側スイッチ制御部86と、同検査部側スイッチ部
材7がオン・オフ動作を行うための制御信号を出力する
検査手段側スイッチ制御部87と、中央制御部81から
の指令信号に基づいて過渡電圧試験機3に向けて制御信
号(リレー回路36を駆動させる制御信号)を出力する
試験機制御部88とを備えて構成されている。
【0027】上記出力部83は、中央制御部81の演算
結果や判定結果を画面出力するディスプレー83aと、
同演算結果等を印字出力するプリンタ83bと、同電気
信号のままでフロッピーディスクに出力するフロッピー
ディスク出力部83cとからなっている。フロッピーデ
ィスク出力部83cを介して演算結果や判定結果が出力
されたフロッピーディスクは、その記憶内容が解析用の
入力データ等としてコンピュータへの読み込み用に利用
される。
【0028】そして、中央制御部81には、試験の手順
を組み込んだ汎用的なプログラムが予め記憶されてお
り、キーボード82から供試品9の種類や試験規模に応
じたパラメータの値を設定するための入力を行うことに
より、以後は中央制御部81の制御によって供試品9に
対する一連の過度電圧試験が実行されることになる。
【0029】具体的には、供試品装着部2に供試品9が
装着したのち電源側スイッチ部材6の切換えスイッチ6
0を試験機側端子6a側に設定し、引き続きキーボード
82から試験開始の命令を中央制御部81に入力する
と、まず中央制御部81から試験機制御部88を介して
過渡電圧試験機3に駆動信号が出力され、これによる過
渡電圧試験機3の駆動で所定の模擬過渡電圧が供試品9
に印加される。
【0030】所定回数の過渡電圧が供試品9に印加され
たのち切換えスイッチ60が電源側端子6b側に切り換
えられる。具体的には、電源側スイッチ制御部86およ
び検査手段側スイッチ制御部87から電源側スイッチ部
材6および検査部側スイッチ部材7に向けてそれぞれ駆
動信号が出力され、これによって電源側スイッチ部材6
の切換えスイッチ60が電源側端子6b側に切り換えら
れ、直流電源5からの電流が供試品9に供給されるとと
もに、検査部側スイッチ部材7がオンされることによっ
て供試品9に検査部4が接続される。これにより検査部
4は供試品9の動作状態を検出する。この検出信号は検
出データ入力部84を介して中央制御部81に入力さ
れ、ここで供試品9が過渡電圧の印加に拘らず正常に機
能したか否かが判定され、この判定結果およびこの判定
の基になった検出信号がディスプレー83aに画面表示
されるとともに、プリンタ83bによって印字出力さ
れ、さらにフロッピーディスク出力部83cを介してフ
ロッピーに出力される。
【0031】そして、判定結果が合格の場合には、つぎ
のラウンドの過渡電圧が供試品9に印加されて上記同様
の試験操作が繰り返され、予め設定された回数の試験に
全て合格した場合には、その供試品9は合格品と判定さ
れる一方、いずれかの段階で供試品9が不合格になった
場合には、その供試品9は不合格品として供試品装着部
2から取り外され、つぎの供試品9が供試品装着部2に
装着されて上記同様の試験が繰り返される。
【0032】図4は、供試品9が自動車のスイッチ回路
基板90である場合を例示する説明図であり、図5は、
経時的な供試品9の動作を示すタイムチャートである。
まず図4に示すように、スイッチ回路基板90には、テ
ールランプ消し忘れ警報回路と、ドアランプ点灯回路と
が設けられている。上記テールランプ消し忘れ警報回路
は、テールランプを消し忘れたときにベースに電圧が印
加されてスイッチオンするNPNタイプの第1トランジ
スタ91と、この第1トランジスタ91のオンでオンに
なるPNPタイプの第2トランジスタ92と、この第2
トランジスタ92のオンでオンになるNPNタイプの第
3トランジスタ93と、第3トランジスタ93のオンで
吹鳴するブザー97とからなっている。
【0033】また、上記ドアランプ点灯回路は、ベース
に電圧が印加された状態でオンするPNPタイプの第4
トランジスタ94と、第4トランジスタ94のオンでオ
ンするNPNタイプの第5トランジスタ95と、第5ト
ランジスタ95のコレクタ側に接続されたドアランプ9
8とからなっている。第4トランジスタ94のベース側
と第1トランジスタ91のエミッタ側とは互いに接続さ
れている。この接続点と第4トランジスタ94との間に
は、第1トランジスタ91からの電流を遮断するが、第
4トランジスタ94からの電流を流通させるように方向
設定されたダイオード99が介設されている。
【0034】そして、第2トランジスタ92のエミッタ
側、第3トランジスタ93のコレクタ側、第4トランジ
スタ94のエミッタ側であってダイオード99との間、
および第5トランジスタ95のドアランプ98を介した
コレクタ側は、いずれも後述する第1スイッチ61に接
続されるようになっている。回路の所々の適所には電圧
調整用の抵抗が設けられている。
【0035】上記電源側スイッチ部材6の切換えスイッ
チ60は、第1スイッチ61、第2スイッチ62、第3
スイッチ63および第4スイッチ64からなっている。
上記第1スイッチ61は、第2トランジスタ92のエミ
ッタ側の端子601に基端が接続され、先端がプラス側
の試験機側端子6aと電源側端子6bとの間で切り換え
可能になっている。また、上記第2スイッチ62は、第
1トランジスタ91のベース側の端子602に基端が接
続され、先端がプラス側の試験機側端子6aと電源側端
子6bとの間で切り換え可能になっている。また、上記
第3スイッチ63は、基端が第1トランジスタ91のエ
ミッタ側の端子603に接続され、先端がマイナス側の
試験機側端子6aと電源側端子6bとの間で切り換え可
能になっている。直流電源5のマイナス側はアースされ
ている。さらに、第4スイッチ64は、基端がアース線
96に接続され、先端が試験機側端子6aと電源側端子
6bとの間で切り換え可能になっている。これらのスイ
ッチ61〜64は、電源側スイッチ制御部86(図1)
からの制御信号によって試験機側端子6aと電源側端子
6bとの間で若干のタイムラグをもって一斉に切り換え
られるようになっている。また、上記検査部側スイッチ
部材7は、第5トランジスタ95のコレクタ側と、検査
部4との間に介設された第5スイッチ71を有してい
る。
【0036】上記検査部4は、ブザー97からの音情報
をアナログ信号に変換する第1測定器41と、第5スイ
ッチ71を介して入力される第5トランジスタ95のコ
レクタ側の電流値を検出する第2測定器42とからなっ
ている。ブザー97の吹鳴は、マイクロフォン43によ
って集音され、騒音計44で電気的な信号に変換されて
第1測定器41に入力されるようになっている。第1お
よび第2測定器41,42から出力されたアナログ信号
は、検出データ入力部84(図1)においてデジタル信
号に変換されたのち中央制御部81に入力されるように
なっている。
【0037】そして、各スイッチ61〜64が試験機側
端子6aに接続されて行われる過渡電圧印加試験が終了
した後に供試品9を検査するに際しては、過渡電圧試験
機3を介した供試品9へのパルス供給が遮断され(図2
および図3に示すリレースイッチ34がサージ用直流電
源32側に切り換えられた状態)、かつ、スイッチ61
〜64がオフにされた状態(以下、スイッチ61〜64
が電源側端子6bに接続された状態をオン、切換えスイ
ッチ60が中立位置に位置設定され、これによってスイ
ッチ61〜64が試験機側端子6aおよび電源側端子6
bの双方から離間した状態をオフという)で、図5に示
すように、まず、オフ状態の第4スイッチ64がオンさ
れ、引き続き第1スイッチ61がオンされて供試品9に
対する電力供給がスタンバイ状態にされる。この状態で
第2スイッチ62をオンすることにより、第1トランジ
スタ91はオン状態になるが、第3スイッチ63がオフ
であるから第2トランジスタ92はオフ状態を継続して
おり、直流電源5の電力は第3トランジスタ93のベー
ス側に供給されず、第3トランジスタ93はオフになっ
ている。
【0038】ついで、第3スイッチ63をオンにする
と、第2トランジスタ92から第1トランジスタ91に
向けて電流が流れるようになるため、これによってPN
Pタイプの第3トランジスタ93がオンになり、過渡電
圧の印加にも拘らず回路が正常に機能している場合には
ブザー97が吹鳴する。回路が正常に機能していない場
合にはブザー97は吹鳴しない。
【0039】また、第3スイッチ63をオンすることに
より、ドアランプ98、第5トランジスタ9、第4トラ
ンジスタ94、およびダイオード99に通電するため、
過渡電圧の印加にも拘らず回路が正常に機能している場
合にはドアランプ98が点灯する。回路が正常に機能し
ていない場合にはドアランプ98は点灯しない。
【0040】そして、ブザー97が吹鳴するか否かが確
認された後、第2スイッチ62がオフにされ、これによ
って回路が正常な場合ブザー97の吹鳴が止み、引き続
いて第3スイッチ63をオフにすることによって回路が
正常な場合ドアランプ98が消灯する。ついで、第1ス
イッチ61をオフにしてから第4スイッチ64をオフに
することにより、1つのスイッチ回路基板90の1回の
試験が完了する。かかる試験が試験条件を種々変更して
複数回実行される。
【0041】以下、図6を基に過渡電圧試験装置1を用
いた試験について説明する。図6は、過渡電圧試験のフ
ローの一実施形態を示すフローチャートである。この図
に示すように、まず、ステップS1で初期値が設定され
る。初期値としては、過度電圧、過度電圧毎の試験回数
(N)、1試験における繰り返し数等が採用される。図
6に示す例では、過度電圧は、80Vを最小値としてこ
れに10Vずつ加算した電圧値が採用されている。試験
回数はL回である。従って、最高過度電圧は「70+1
0L」Vである。これらの初期値は、キーボード82
(図1)から中央制御部81にキーイン入力される。ま
た、各回毎の繰り返し数は「10」である。すなわち、
同じ電圧で10回の過渡電圧印加が行われ、各過渡電圧
印加ごとに動作判定が行われるのである。
【0042】ついでステップS2「N=1」が設定され
た後、供試品9の過渡電圧印加試験が開始される。すな
わち、まず電源5側および検査手段側のスイッチが全て
試験機側の端子6aに接続され(S3)、ついで過渡電
圧試験機3からの過渡電圧が供試品9に10回繰り返し
印加される(S4)。引き続き第5スイッチ71がオン
されるとともに、第4スイッチ64および第1スイッチ
61が電源側端子6bに接続される検査スタンバイ状態
にされ、その後、第2スイッチ62および第3スイッチ
63が順次オンされ(S5)、供試品9の動作確認が行
われる(S6)。動作確認は、ブザー97が吹鳴するか
否か、およびドアランプ98が点灯するか否かを第1測
定器41および第2測定器42によって検出することに
より行われるのである。
【0043】ついで、上記検出結果が検出データ入力部
84を介して中央制御部81に入力され、予め記憶され
ている判定プログラムの実行によって動作結果の判定が
行われる(S7)。そして、ステップS7で合格の場合
には、「N」が1つ加算された(N=N+1)後、Nが
Lを越えているか(N>L)否かが判別され(S9)、
NがLを越えている場合、すなわちL回の試験が全て合
格で終了した場合、所定の試験成績書の原稿が中央制御
部81内で作成され(S10)、これがプリンタ83b
から出力されるとともに、フロッピーディスク出力部8
3cを介してフロッピーに出力されて一連の試験が終了
する。なお、ステップS9でNがL以下のときには、ス
テップS3に戻される。
【0044】そして、ステップS7で動作結果判定の結
果、不合格の場合には、ステップS11が実行されて試
験のどの段階(プログラムステップ)で不良が発生し、
かつ、動作不良個所がどこであるかディスプレー83a
に画面出力され、引き続き異常データがプリンタ83b
から印字出力されて(S12)試験は終了する。
【0045】本発明は、以上詳述したように、制御手段
8を、中央制御部81と、この中央制御部81に試験内
容を入力するキーボード82と、中央制御部81からの
制御信号に基づいて過渡電圧試験機3に向けて駆動信号
を出力する試験機制御部88と、中央制御部81からの
制御信号に基づいて電源側スイッチ部材6に駆動信号を
出力する電源側スイッチ制御部86と、中央制御部81
からの制御信号に基づいて検査部側スイッチ部材7に駆
動信号を出力する検査手段側スイッチ制御部87と、中
央制御部81からの制御信号に基づいて検査部4に駆動
信号を出力する検査部制御部85と、検査部4が検出し
た検出信号を変換して中央制御部81に入力する検出デ
ータ入力部84と、中央制御部81からの出力信号に基
づいて試験結果を出力する出力部83とを備えて構成し
たため、部品装着部に供試品9を装着した状態で、試験
の内容をキーボード82から中央制御部81に入力する
ことにより、中央制御部81は、記憶しているプログラ
ムに基づいて、まず試験機制御部88を介して過渡電圧
試験機3に向けて駆動信号を出力し、これによって供試
品9に過渡電圧が印加される。ついで、中央制御部81
は、電源側スイッチ制御部86および検査手段側スイッ
チ制御部87を介して電源側スイッチ部材6および検査
部側スイッチ部材7にスイッチオンの制御信号を出力
し、これによって供試品9に直流電源5からの電力が供
給される。そして、供試品9に供給された後の電力は、
検査部4によって検出され、検出データ入力部84を介
して中央制御部81に入力される。この入力された検出
データは、中央制御部81において予め記憶されている
プログラムに基づいて正常であるか否かが判定され、こ
の試験結果が出力部83を介して出力される。
【0046】このように、供試品9に対して中央制御部
81からの指令によって過渡電圧試験機3の駆動で模擬
的に過度電圧が生起されるとともに、過渡電圧印加後の
試験用の電力が自動的に供試品9に供給され、しかも、
電力供給後の検査も検査部4によって自動的に行われ、
加えて検査結果が出力部83に出力されるため、オペレ
ータは、供試品9を部品装着部に装着するとともに、キ
ーボード82からの所定の入力操作を行うだけで、試験
結果が自動的に出力され、試験効率の向上を図る上で好
都合せある。
【0047】また、試験の繰り返し回数や、過渡電圧の
印加レベル等を予めキーボード82を介して中央制御部
81に入力しておくことにより、マニュアル操作を行う
ことなく一連の試験操作が自動的に実行され、試験精度
を向上させる上で極めて有効である。
【0048】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の過渡電圧試験装
置によれば、電気部品を装着する部品装着部と、この部
品装着部に装着された電気部品に模擬的な過渡電圧であ
るパルス電圧を印加する過渡電圧試験機と、過渡電圧印
加後の電気部品の電気回路が正常であるか否かを検査す
る検査手段とを設け、電気部品が部品装着部に装着され
た状態で電気部品に過渡電圧試験機からの過渡電圧が印
加された後に引き続き検査手段により電気部品の電気回
路が正常であるか否かの検査が行われるように構成した
ため、電気部品は、部品装着部に装着された状態で、過
渡電圧試験機の駆動で過度電圧印加処理が施され、引き
続き検査手段によって検査することができる。従って、
従来のように過度電圧印加処理の施された電気部品を部
品装着部から取り外して別の位置に移動させてから検査
手段で検査するような面倒な操作を行う必要がなくな
り、試験効率を向上させることができるとともに、印加
直後から電気部品の特性を測定することが可能になり、
より精密な検査を実現することができる。
【0049】そして、部品装着部の上流側に部品装着部
に装着された電気部品に電力を供給する電源を設け、こ
の電源と電気部品との間に電源側スイッチ部材を介設す
るとともに、検査手段と電気部品との間に検査手段側ス
イッチ部材を介設したため、電気部品を部品装着部に装
着した状態で、電源側スイッチ部材をオン操作するとと
もに、検査手段側スイッチ部材をオン操作することによ
り、電源からの電力が電気部品を介して検出手段に入力
され、これによって検出手段により電気部品を検査する
ことができる。また、このようなスイッチ部材を設ける
ことで、部品装着部に対する装着操作時に電気部品を非
通電状態にすることができ、電気部品の装着操作の安全
性を確実に確保することができる。
【0050】また、過渡電圧試験機の駆動および検査手
段による検査を制御する制御手段を設けたため、制御手
段に予め試験手順のプログラムを記憶させておくことに
より、この制御手段の制御によってマニュアル操作を可
能な限り減少させた上で人の手を介することなく試験を
自動的に進行させることができる。
【0051】本発明の請求項2記載の過渡電圧試験装置
によれば、部品装着部に電気部品を装着した状態で、試
験の内容を入力手段から中央制御部に入力することによ
り、中央制御部は、記憶しているプログラムに基づい
て、まず試験機制御部を介して過渡電圧試験機に向けて
駆動信号を出力し、これによって電気部品に高電圧を印
加することができる。ついで、中央制御部は、電源側ス
イッチ制御部および検査手段側スイッチ制御部を介して
電源側スイッチ部材および検査手段側スイッチ部材にス
イッチオンの制御信号を出力するため、電気部品に電源
からの電力を供給することができる。そして、電気部品
に供給された後の電力は、検査手段によって検出され、
検出データ入力部を介して中央制御部に入力されるた
め、この入力された検出データは、中央制御部において
予め記憶されているプログラムに基づいて正常であるか
否かが判定され、この試験結果を出力部を介して出力す
ることができる。
【0052】このように、電気部品に対して中央制御部
からの指令によって過渡電圧試験機の駆動で過渡電圧が
生起されるとともに、過渡電圧印加後の試験用の電力が
自動的に電気部品に供給され、しかも、電力供給後の検
査も検査手段によって自動的に行われ、加えて検査結果
が出力部に出力されるため、オペレータは、電気部品を
部品装着部に装着するとともに、入力手段からの所定の
入力操作を行うだけで、試験結果が自動的に出力され、
試験効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る過渡電圧試験装置の一実施形態を
示すブロック図である。
【図2】正サージ試験用のパルス発生回路およびパルス
波形を例示する図であり、(イ)は回路図、(ロ)はパ
ルスの波形図である。
【図3】負サージ試験用のパルス発生回路およびパルス
波形を例示する図であり、(イ)は回路図、(ロ)はパ
ルスの波形図である。
【図4】供試品が自動車のスイッチ回路基板である場合
を例示する説明図である。
【図5】経時的な供試品の動作を示すタイムチャートで
ある。
【図6】過渡電圧試験のフローの一実施形態を示すフロ
ーチャートである。
【図7】(イ)および(ロ)は、従来の過渡電圧試験装
置を例示する説明図である。
【符号の説明】
1 過渡電圧試験装置 2 供試品装着部 3 過渡電圧試験機 31 ループ回路 32 サージ用直流電源 33 コンデンサ 34 リレースイッチ 35 ダイオード 36 リレー回路 37 リレー駆動回路 38 発振器 39 第2リレースイッチ 4 検査部 41 第1測定器 42 第2測定器 43 マイクロフォン 44 騒音計 5 直流電源 6 電源側スイッチ部材 60 切換えスイッチ 6a 試験機側端子 6b 電源側端子 61 第1スイッチ 62 第2スイッチ 63 第3スイッチ 64 第4スイッチ 7 検査部側スイッチ部材 71 第5スイッチ 8 制御手段 81 中央制御部 82 キーボード 83 出力部 83a ディスプレー 83b プリンタ 83c フロッピーディスク出力部 84 検出データ入力部 85 検査部制御部 86 電源側スイッチ制御部 87 検査手段側スイッチ制御部 88 試験機制御部 9 供試品 90 スイッチ回路基板 91 第1トランジスタ 92 第2トランジスタ 93 第3トランジスタ 94 第3トランジスタ 95 第5トランジスタ 96 アース線 97 ブザー 98 ドアランプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の電気回路を備えた電気部品に対す
    る過渡電圧試験装置であって、上記電気部品を装着する
    部品装着部と、この部品装着部に装着された電気部品に
    試験用のパルス電圧を印加する電源手段と、パルス電圧
    印加後の電気部品の電気回路が正常であるか否かを検査
    する検査手段とが備えられ、上記電気部品が部品装着部
    に装着された状態で電気部品に上記電源手段からのパル
    ス電圧が印加された後に引き続き上記検査手段により電
    気部品の電気回路が正常であるか否かの検査が行われる
    ように構成され、上記電源手段と電気部品との間には電
    源側スイッチ部材が介設されているとともに、上記検査
    手段と上記電気部品との間には検査手段側スイッチ部材
    が介設され、上記電源手段からのパルス電圧および上記
    検査手段による検査を制御する制御手段が設けられてい
    ることを特徴とする過渡電圧試験装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の過渡電圧試験装置におい
    て、上記制御手段は、中央演算処理装置および主記憶装
    置等を備えた中央制御部と、この中央制御部に試験内容
    を入力する入力手段と、上記中央制御部からの制御信号
    に基づいて電源手段に向けて駆動信号を出力する試験機
    制御部と、上記中央制御部からの制御信号に基づいて上
    記電源側スイッチ部材に駆動信号を出力する電源側スイ
    ッチ制御部と、上記中央制御部からの制御信号に基づい
    て上記検査手段側スイッチ部材に駆動信号を出力する検
    査手段側スイッチ制御部と、上記中央制御部からの制御
    信号に基づいて上記検査手段に駆動信号を出力する検査
    部制御部と、上記検査手段が検出した検出信号を変換し
    て上記中央制御部に入力する検出データ入力部と、上記
    中央制御部からの出力信号に基づいて試験結果を出力す
    る出力部とを備えていることを特徴とする過渡電圧試験
    装置。
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