JP2000221043A - 車載走行制御装置 - Google Patents

車載走行制御装置

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JP2000221043A JP2000019669A JP2000019669A JP2000221043A JP 2000221043 A JP2000221043 A JP 2000221043A JP 2000019669 A JP2000019669 A JP 2000019669A JP 2000019669 A JP2000019669 A JP 2000019669A JP 2000221043 A JP2000221043 A JP 2000221043A
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両が停止している場合でも、所定時間後の
走行予定位置を計算することができるので、所定時間後
の走行予定位置に車両の位置をメモリ上で進めることが
できる。 【解決手段】 端末装置10は、中央制御部1から転送
してきた実際の車速情報より現在の車速が零で車両が停
止していると判断すると、実際の車速v1の変わりに仮
の車速v2(例えば30Km/時)を設定し、設定した
仮の車速に応じた所定時間を決定するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載走行制御装置
に係り、詳しくは、ナビゲーションシステムを用いて車
両を制御する技術に適用することができ、特に、走行予
定位置の位置情報に応じた最適な車両の制御を予め行う
ことができる車載走行制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図13は従来の車両の中央制御部とナビ
ゲーション制御部の関係を示すブロック図である。図1
3において、101は車両のエンジンを制御するエンジ
ン制御部102、車両の変速機を制御する変速機制御部
103等の各部制御部の情報を総合的に処理する中央制
御部であり、104は車両のナビゲーションを制御する
ナビゲーションシステム制御部であり、105は地図情
報を格納する記憶部である。106は車両の目的地や車
両の指定コースの情報を処理して今後の車両の進路を決
定する進路判断部であり、107は車両の現在位置を測
定する位置検出部であり、108は地図情報、車両の現
在位置、今後の車両の進路を表示する表示部であり、1
09は音声メッセージを通知する音声メッセージ通知部
である。自動車は、一般的に図11に示すように、各種
センサとその情報を処理するエンジン制御部102及び
変速機制御部103等を有し、その結果に基づいて例え
ばエンジン、変速機、サスペンション、操舵装置、空調
機器、照明装置等の制御を行っている。これらは個別の
制御装置で独自に管理されることもあるが、一般には個
別のエンジン制御部102、変速機制御部103等を総
合的に管理・制御する中央制御部101を装備してお
り、各々の情報を関連付けながら車両を制御している。
また、最近では、人工衛星やセンサの信号を使用して現
在位置を検出する図13に示すような構成のナビゲーシ
ョンシステムと呼ばれる装置が開発されている。
【0003】この従来のナビゲーションシステムは、進
路判断部106と位置検出部107等の結果を基に車両
の出発点や目的地、予定コースを指定することができ、
予め記憶部105に登録してある地図情報と組み合わせ
て車両の予定進路を進路判断部106により演算で求
め、その結果、車両の現在位置や交差点等での進行方向
を表示部108に表示したり、車両の現在位置や交差点
等での進行方向を音声メッセージ通知部109により音
声で通知したりすることにより、車両を誘導できるよう
になっている。なお、上記した従来例では、車両の現在
位置や交差点等での進行方向を表示したり音声通知した
りして車両を誘導するナビゲーションシステムについて
説明したが、その他の従来のナビゲーションシステムに
は、車両の現在位置から進路変更する交差点等迄の距離
や所要時間等を計算して、表示、音声通知により報知で
きるものや、無線局等から発信される電波等から気象情
報や駐車場の空き情報を取得して、表示、音声通知によ
り報知できるものが知られている。
【0004】前述した車両のセンサと制御装置を利用し
た従来例としては、例えば特開昭63−172397号
公報で記載された渋滞走行検出装置が知られている。こ
の従来の渋滞走行検出装置は、車速センサの出力値を演
算し、その演算した車速センサ出力値の演算結果を基に
予め定めた所定値以下で走行している場合は渋滞と判断
し、その結果に基づいた車高調整装置、サスペンショ
ン、自動変速機、エンジンの制御を行なうものである。
また、車速センサの出力を利用して渋滞を検出するその
他の従来の渋滞走行検出装置については、例えば特開昭
59−200845号公報、特開昭59−200846
号公報、特開昭59−200847号公報で報告された
ものがある。従来、その他にも走行中のエンジンの回転
数と車速等から自動変速機のギアの制御を行うものや、
操舵装置の回転角と車速等からサスペンションを制御す
るものや、走行中の車両の前後方向の傾きでギアアップ
又はギアダウンのタイミングを制御するものや、周囲の
明るさに応じて照明装置を制御するものや、車速に応じ
て車高を制御するもの等が知られている。
【0005】次に、ナビゲーションシステムの情報に基
づいて車両を制御する従来例としては、例えば特開平4
−201712号公報で記載された車両用空調装置や、
特開平6−187595号公報で記載されたハイブリッ
ト型車両が知られている。このうち、前者の車両用空調
装置は、ナビゲーションシステムの地図情報と走行情報
により例えばトンネル内に入った場合はエアコンを自動
的に外気取り込みから内気循環に切替える等して車両の
空調装置を制御したり、時間当たりの走行距離によって
渋滞環境の判断を行い渋滞中の車両の空調装置を制御し
たりするものである。後者のハイブリット型車両は、ナ
ビゲーションシステムの地図情報に現在走行している道
路の情報を加えることにより、車両を誘導するための情
報の精度を上げるとともに、立体交差等の同一地点でも
周辺環境が異なる条件に適応させることで走行位置に応
じた駆動源(具体的にはエンジンと電動機)を切替える
ものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の車両の
中央制御装置とナビゲーション装置は、以上のように組
み合せずに別々に単独で構成していたため、車両に搭載
した各種センサやナビゲーション装置の情報を相互に利
用して車両の制御を行うことができなかった。また、現
在位置から直後に通過する道路の位置(想定経路)は判
断できても、想定経路の状態を知る手段がなかった。こ
のため、車両に搭載した各種センサやナビゲーション装
置から現時点の情報を得た上で種々の制御を行うために
制御が遅れたり又は誤る可能性があった。また、従来の
ナビゲーションは、予定進路を演算する時に地図上で仮
想的に車両を移動することはできたが、これは予め決め
られた車速等のデータを使って行っており、走行中の実
際の車両の車速を使い、更に現在位置を基準に所定時間
後の走行予定位置を予測することはできなかった。
【0007】そこで、本発明は、車両の現在位置を基準
に所定時間後の走行予定位置を予測することができ、ナ
ビゲーション装置から得られる情報を使用して走行予定
位置に行く前に予め車両を予測制御することができる車
載走行制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両の位置情
報を含む地図情報を格納する記憶部と、車両の現在位置
を検出する位置検出部と、車両の走行予定進路を決定す
る進路判断部と、地図情報、車両の現在位置及び走行予
定進路を表示する表示部と、音声メッセージを通知する
音声メッセージ通知部と、気象情報を受信する受信部と
を制御するとともに、前記記憶部から読み出した地図情
報に前記位置検出部で検出した位置情報を重ねて車両の
現在位置の位置情報を演算する位置情報演算手段を有す
るナビゲーションシステム制御部と、車両に装備された
各種センサの情報に基づいて各制御部を総合的に管理す
る中央制御部と、前記ナビゲーションシステム制御部と
前記中央制御部に接続されるとともに、前記ナビゲーシ
ョンシステム制御部と前記中央制御部の両者の情報を処
理して前記ナビゲーションシステム制御部と前記中央制
御部に情報を転送する端末装置とを有する車載走行制御
装置であって、前記中央制御部から転送される実際の車
速情報に基づいて実際の車速に応じた少なくとも一つ以
上の所定時間を決定する時間決定手段を前記端末装置に
設け、前記端末装置から転送される車速と所定時間に基
づいて、車両の現在位置を基準に所定時間後の走行予定
位置を決定する走行位置決定手段と、決定した走行予定
位置に仮想的に車両の位置をメモリ上で進める車両位置
進行手段とを前記ナビゲーションシステム制御部に設
け、前記中央制御部から転送される実際の車速情報に基
づいて実際の車速が零で車両が停止していることを判断
する停止判断手段と、車両が停止していると判断した場
合、仮の車速を設定する車速設定手段とを前記端末装置
に設け、前記時間決定手段は、設定した仮の車速に応じ
た所定時間を決定することを特徴とするものである。
【0009】上記車載走行制御装置においては、走行予
定位置に該当する車両の位置情報を前記記憶部から読み
出して前記端末装置に転送する転送手段を前記ナビゲー
ションシステム制御部に設けることを特徴とするもので
ある。
【0010】上記車載走行制御装置においては、前記地
図情報は、標高の情報を含むことを特徴とするものであ
る。
【0011】上記車載走行制御装置においては、前記ナ
ビゲーションシステム制御部から転送される車両の現在
位置の位置情報と走行予定位置の車両の位置情報に基づ
いて走行予定進路にカーブがあるかを判断するカーブ有
判断手段と、走行予定進路にカーブがあると判断した場
合、走行予定進路のカーブの状態を判断するカーブ状態
判断手段とを前記端末装置に設けることを特徴とするも
のである。
【0012】上記車載走行制御装置においては、前記中
央制御部から転送される実際の車速と前記カーブ状態判
断手段で判断した走行予定進路のカーブ状態に基づいて
サスペンション制御用情報を作成するサスペンション制
御用情報作成手段を前記端末装置に設け、前記中央制御
部は、前記端末装置から転送されるサスペンション制御
用情報に基づいて走行予定進路のカーブに進入する直前
にサスペンションを制御するようにサスペンション制御
部へ指示することを特徴とするものである。
【0013】上記車載走行制御装置においては、前記中
央制御部から転送される実際の車速と前記カーブ状態判
断手段で判断した走行予定進路のカーブ状態に基づいて
車速制御用情報を作成する車速制御用情報作成手段を前
記端末装置に設け、前記中央制御部は、前記端末装置か
ら転送される車速制御用情報に基づいて走行予定進路の
カーブに進入する直前に車速を制御するように車速制御
部へ指示することを特徴とするものである。
【0014】上記車載走行制御装置においては、前記端
末装置に接続されるとともに、警報情報を記憶する警報
情報記憶部を有し、前記中央制御部から転送される実際
の車速と前記カーブ状態判断手段で判断した走行予定進
路のカーブ状態に基づいて現在の速度の状態で走行予定
進路のカーブに進入した時に危険であるかを判断する危
険有判断手段と、走行予定進路のカーブに進入した時に
危険であると判断した場合、走行予定進路のカーブに進
入する直前に前記警報情報記憶部から警報情報を読み出
して前記表示部に転送する転送手段とを前記端末装置に
設け、前記表示部は、走行予定進路のカーブに進入する
直前に前記端末装置から転送される警報情報を表示する
ことを特徴とするものである。
【0015】上記車載走行制御装置においては、前記端
末装置に接続されるとともに、警報情報を記憶する警報
情報記憶部を有し、前記中央制御部から転送される実際
の車速と前記カーブ状態判断手段で判断した走行予定進
路のカーブ状態に基づいて現在の速度の状態で走行予定
進路のカーブに進入した時に危険であるかを判断する危
険有判断手段を前記端末装置に設け、前記端末装置は、
走行予定進路のカーブに進入した時に危険であると判断
した場合、走行予定進路のカーブに進入する直前に前記
警報情報記憶部から警報情報を読み出して前記音声メッ
セージ通知部に転送し、前記音声メッセージ通知部は、
走行予定進路のカーブに進入する直前に前記端末装置か
ら転送される警報情報を通知することを特徴とするもの
である。
【0016】上記車載走行制御装置においては、前記中
央制御部から転送される実際の車速と前記カーブ状態判
断手段で判断した走行予定進路のカーブ状態に基づいて
操舵角度制御用情報を作成する操舵角度制御用情報作成
手段を前記端末装置に設け、前記中央制御部は、前記端
末装置から転送される操舵角度制御用情報に基づいて走
行予定進路のカーブに進入する直前に操舵角度を制御す
るように操舵制御装置へ指示することを特徴とするもの
である。
【0017】上記車載走行制御装置においては、前記ナ
ビゲーションシステム制御部から転送される車両の現在
位置情報の標高と走行予定位置情報の標高に基づいて標
高差を求めるとともに、現在位置から走行予定位置まで
の道のりを求め、求めた標高と道のりに基づいて走行予
定進路の平均勾配を求める勾配算出手段と、求めた平均
勾配に基づいて走行予定進路の勾配の状態を判断する勾
配状態判断手段とを前記端末装置に設けることを特徴と
するものである。
【0018】上記車載走行制御装置においては、前記勾
配状態判断手段で判断した走行予定進路の勾配状態に基
づいて現在の変速機のギアの状態で進行してギアが適性
でないかを判断するギア適性判断手段と、ギアが適性で
ないと判断した場合、前記勾配状態判断手段で判断した
走行予定進路の勾配状態に基づいて変速機のギア制御用
情報を作成するギア制御用情報作成手段を前記端末装置
に設け、前記中央制御部は、前記端末装置から転送され
るギア制御用情報に基づいて走行予定進路の勾配に進入
する直前に変速機のギアの値を制御するように変速機制
御部へ指示することを特徴とするものである。
【0019】上記車載走行制御装置においては、前記勾
配状態判断手段で判断した走行予定進路の勾配状態に基
づいて現在の変速機のギアの状態で進行してギアが適性
でないかを判断するギア適性判断手段と、ギアが適性で
ないと判断した場合、前記勾配状態判断手段で判断した
走行予定進路の勾配状態に基づいて変速機のギア制御用
情報を作成するギア制御用情報作成手段を前記端末装置
に設け、前記中央制御部は、前記端末装置から転送され
るギア制御用情報に基づいて走行予定進路の勾配に進入
する直前に変速機のギアアップタイミングを制御するよ
うに変速機制御部へ指示することを特徴とするものであ
る。
【0020】上記車載走行制御装置においては、前記ギ
ア判断手段で現在のギアが適性でないと判断した場合、
前記警報情報記憶部から警報情報を読み出して前記音声
メッセージ通知部に転送する転送手段を前記端末装置に
設け、前記音声メッセージ通知部は、前記端末装置から
転送される警報情報を通知することを特徴とするもので
ある。
【0021】上記車載走行制御装置においては、前記勾
配判断手段で判断した走行予定進路の勾配状態に基づい
てハイブリット型車両の駆動源を選択する駆動源選択手
段を前記端末装置に設け、前記中央制御部は、前記端末
装置から転送されるハイブリット型車両の駆動源情報に
基づいて駆動源を設定するようにハイブリット型車両の
駆動源制御部へ指示することを特徴とするものである。
【0022】上記車載走行制御装置においては、前記ナ
ビゲーションシステム制御部から転送される現在位置の
標高情報に基づいて現在位置の燃料の混合比を算出する
燃料費算出手段と、前記勾配状態判断手段で判断した走
行予定進路の勾配状態に基づいて算出した現在の燃料の
混合比を変更する必要があるかを判断する燃料費変更判
断手段と、現在の燃料の混合比を変更する必要があると
判断した場合、前記燃料費算出手段で算出した現在の燃
料の混合比と前記勾配状態判断手段で判断した走行予定
進路の勾配状態に基づいて燃料混合比制御用情報を作成
する燃料混合比制御用情報作成手段とを前記端末装置に
設け、前記中央制御部は、前記端末装置から転送される
燃料混合比制御用情報に基づいて走行予定進路の勾配に
進入する直前に燃料の混合比を制御するようにエンジン
制御部へ指示することを特徴とするものである。
【0023】上記車載走行制御装置においては、所定時
間後の走行予定位置の位置情報の属性に基づいて走行予
定位置にトンネルがあるかを判断するトンネル有判断手
段と、走行予定位置にトンネルがあると判断した場合、
走行予定位置のトンネルに進入する直前に照明を点灯さ
せるという照明点灯制御用情報を作成する照明点灯制御
用情報作成手段とを前記端末装置に設け、前記中央制御
部は、前記端末装置から転送される照明点灯制御用情報
に基づいて走行予定位置のトンネルに進入する直前に照
明を点灯するように照明制御装置へ指示することを特徴
とするものである。
【0024】上記車載走行制御装置においては、所定時
間後の走行予定位置の位置情報の属性に基づいて走行予
定位置に複数のトンネルがあるかを判断するトンネル有
判断手段と、走行予定位置に複数のトンネルがあると判
断した場合、走行予定位置の最初のトンネルに進入する
直前に照明を点灯させ、最後のトンネルを通過する直後
に照明を消灯させるという照明ON/OFF制御用情報
を作成する照明ON/OFF制御用情報作成手段とを前
記端末装置に設け、前記中央制御部は、前記端末装置か
ら転送される照明ON/OFF制御用情報に基づいて走
行予定位置の最初のトンネルに進入する直前に照明を点
灯するように、かつ最後のトンネルを通過する直後に照
明を消灯するように照明制御装置へ指示することを特徴
とするものである。
【0025】上記車載走行制御装置においては、所定時
間後の走行予定位置の位置情報の属性に基づいて走行予
定位置にトンネルがあるかを判断するトンネル有判断手
段と、走行予定位置にトンネルがあると判断した場合、
走行予定位置のトンネルに進入する直前にエアコンを外
気取り入れから内気循環に切り替えるという空気導入路
制御用情報を作成する空気導入路制御用情報作成手段と
を端末装置に設け、前記中央制御部ヘ、前記端末装置か
ら転送される空気導入路制御用情報に基づいて走行予定
位置のトンネルに進入する直前にエアコンを外気取り入
れから内気循環に切り替えるように空気導入路制御部へ
指示することを特徴とするものである。
【0026】上記車載走行制御装置においては、所定時
間後の走行予定位置の位置情報の属性に基づいて走行予
定位置に複数のトンネルがあるかを判断するトンネル有
判断手段と、走行予定位置に複数のトンネルがあると判
断した場合、走行予定位置の最初のトンネルに進入する
直前にエアコンを外気取り入れから内気循環に切り替
え、最後のトンネルを通過する直後にエアコンを内気循
環から外気取り入れに切り替えるという内気循環/外気
取り入れ制御用情報を作成する内気循環/外気取り入れ
制御用情報作成手段とを前記端末装置に設け、前記中央
制御部は、前記端末装置から転送される内気循環/外気
取り入れ制御用情報に基づいて走行予定位置の最初のト
ンネルに進入する直前にエアコンを外気取り入れから内
気循環に切り替えるように、かつ最後のトンネルを通過
する直後にエアコンを内気循環から外気取り入れに切り
替えるように空気導入路制御部へ指示することを特徴と
するものである。
【0027】上記車載走行制御装置においては、所定時
間後の走行予定位置の位置情報の属性に基づいて走行予
定位置にトンネルがあるかを判断するトンネル有判断手
段と、走行予定位置にトンネルがあると判断した場合、
トンネルの直前直後に発生する横風に対応するためにト
ンネルの直前と直後の少なくともどちらか一方でサスペ
ンションを制御するというサスペンション制御用情報を
作成するサスペンション制御用情報作成手段とを前記端
末装置に設け、前記中央制御部は、前記端末装置から転
送されるサスペンション制御用情報に基づいて走行予定
位置のトンネルの直前と直後の少なくともどちらか一方
の直前にサスペンションを制御するようにサスペンショ
ン制御部へ指示することを特徴とするものである。
【0028】上記車載走行制御装置においては、所定時
間後の走行予定位置の位置情報の属性に基づいて走行予
定位置にトンネルがあるかを判断するトンネル有判断手
段と、走行予定位置にトンネルがあると判断した場合、
トンネルに進入する直前にハイブリット型車両の駆動源
を電動機に切り替えるという駆動源制御用情報を作成す
る駆動源制御用情報作成手段とを前記端末装置に設け、
前記中央制御部は、前記端末装置から転送される駆動源
制御用情報に基づいて走行予定位置のトンネルに進入す
る直前にハイブリット型車両の駆動源を電動機に切り替
えるように駆動源制御部へ指示することを特徴とするも
のである。
【0029】上記車載走行制御装置においては、所定時
間後の走行予定位置の位置情報の属性に基づいて走行予
定位置に踏み切りがあるかを判断する踏み切り有判断手
段と、走行予定位置に踏み切りがあると判断した場合、
踏み切りに進入する直前にギアを低速用に切り替えて踏
み切り通過中はギアアップを行わずに低速用のギアを維
持させるというギア制御用情報を作成するギア制御用情
報作成手段とを前記端末装置に設け、前記中央制御部
は、前記端末装置から転送されるギア制御用情報に基づ
いて走行予定位置の踏み切りに進入する直前にギアを低
速用に切り替えて踏み切り通過中はギアアップを行わず
に低速用のギアを維持するように変速機制御部へ指示す
ることを特徴とするものである。
【0030】上記車載走行制御装置においては、所定時
間後の走行予定位置に踏み切りがあるかを判断する踏み
切り有判断手段と、走行予定位置に踏み切りがあると判
断した場合、踏み切りに進入する直前に車高を上げるよ
うにサスペンションを制御するというサスペンション制
御用情報を作成するサスペンション制御用情報作成手段
とを前記端末装置に設け、前記中央制御部は、前記端末
装置から転送されるサスペンション制御用情報に基づい
て車高を上げるためにサスペンションを制御するように
サスペンション制御部へ指示することを特徴とするもの
である。
【0031】上記車載走行制御装置においては、所定時
間後の走行予定位置の位置情報の属性に基づいて走行予
定位置に踏み切りがあるかを判断する踏み切り有判断手
段と、走行予定位置に踏み切りがあると判断した場合、
踏み切りに進入する直前にオーディオ装置の音量を下げ
るという音量制御用情報を作成する音量制御用情報作成
手段とを前記端末装置に設け、前記中央制御部は、前記
端末装置から転送される音量制御用情報に基づいて走行
予定位置の踏み切りに進入する直前にオーディオ装置の
音量を下げるようにオーディオ制御装置へ指示すること
を特徴とするものである。
【0032】上記車載走行制御装置においては、前記受
信部で受信した気象情報に基づいて前記ナビゲーション
システム制御部から転送される現在位置の位置情報と走
行予定位置の位置情報に対応する気象情報を抽出し、抽
出した現在位置に対応する気象情報と走行予定位置の位
置情報に対応する気象情報とを比較して、現在位置の気
象条件に対して走行予定位置の気象条件が変化している
かを判断する気象条件変化判断手段と、現在位置の気象
条件に対して走行予定位置の気象条件が変化していると
判断した場合、前記警報情報記部から警報情報を読み出
して前記音声メッセージ通知部に転送する転送手段とを
前記端末装置に設け、前記音声メッセージ通知部は、前
記端末装置から転送される警報情報を通知することを特
徴とするものである。
【0033】上記車載走行制御装置においては、前記受
信部で受信した気象情報に基づいて前記ナビゲーション
システム制御部から転送される走行予定位置の位置情報
に対応する気象情報を抽出し、抽出した走行予定位置の
気象条件が雪であるかを判断する雪有判断手段と、走行
予定位置の気象条件が雪であると判断した場合、走行予
定位置に達する直前に車速を減速するという車速制御用
情報を作成する車速制御用情報作成手段とを前記端末装
置に設け、前記中央制御部は、前記端末装置から転送さ
れる車速制御用情報に基づいて走行予定位置に達する直
前に車速を減速するように車速制御部へ指示することを
特徴とするものである。
【0034】上記車載走行制御装置においては、前記受
信部で受信した気象情報に基づいて前記ナビゲーション
システム制御部から転送される走行予定位置の位置情報
に対応する気象情報を抽出し、抽出した走行予定位置の
気象条件が雪であるかを判断する雪有判断手段と、走行
予定位置の気象条件が雪であると判断した場合、走行予
定位置に達する直前に車高を上げるようにサスペンショ
ンを制御するというサスペンション制御用情報を作成す
るサスペンション制御用情報作成手段とを前記端末装置
に設け、前記中央制御部は、前記端末装置から転送され
るサスペンション制御用情報に基づいて走行予定位置に
達する直前に車高を上げるためにサスペンションを制御
するようにサスペンション制御部へ指示することを特徴
とするものである。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 実施の形態1.図1は本発明に係る実施の形態1の車載
走行制御装置の構成を示すブロック図である。図1にお
いて、1は車両のエンジンを制御するエンジン制御部
2、車両の変速機を制御する変速機制御部3等の車両の
各制御部の情報を総合的に処理する中央制御部である。
ここで挙げたエンジン制御部2と変速機制御部3は、車
両の各制御部の代表的な例を取り上げたものである。4
は車両のナビゲーションを制御するナビゲーションシス
テム制御部であり、5は地図情報を格納する記憶部であ
り、6は車両の目的地や車両の指定コースの情報を処理
して今後の車両の進路を決定する進路判断部であり、7
は人工衛星やセンサ等の情報から車両の現在位置を測定
する位置検出部である。8は地図情報、車両の現在位
置、今後の車両の進路等を運転者に知らせるために表示
する表示部であり、9は音声メッセージを運転者に知ら
せるために通知する音声メッセージ通知部であり、10
は車両の中央制御部1とナビゲーションシステム制御部
4とを接続して両者のデータを演算したりして中央制御
部1やナビゲーションシステム制御部4にデータを適宜
転送する端末装置である。
【0036】次に、図2は図1に示す端末装置の処理フ
ローを示すフローチャートである。端末装置10は、前
述のように、車両の中央制御部1とナビゲーションシス
テム制御部4からの情報を収集して演算し、演算した結
果を中央制御部1やナビゲーションシテム制御部4に適
宜転送する(ステップS1)。この時、中央制御部1
は、エンジン制御部2や変速機制御部3等の各制御部を
総合的に管理しながら端末装置10と情報のやり取りを
行うとともに(ステップS2)、ナビゲーションシステ
ム制御部4も端末装置10と情報のやり取りを行う(ス
テップS3)。ナビゲーションシステム制御部4は、車
両の現在位置の測定、測定した車両の現在位置情報と地
図情報との整合、最適な予定進路の判定等を各部に指令
する。
【0037】まず、端末装置10は、ナビゲーションシ
ステム制御部4に対して車両の現在位置p1の位置情報
を要求する(ステップS4)。ナビゲーションシステム
制御部4は、端末装置10から車両の現在位置p1の位
置情報を要求されると、記憶部5に格納された地図情報
と位置検出部27で検出された車両の現在位置情報を基
に予め演算して求めておいた車両の現在位置p1の位置
情報を端末装置10に転送する(ステップS5)。車両
の現在位置p1の位置情報は、記憶部5から読み出した
地図情報に位置検出部7で検出した位置情報を重ねた情
報である。なお、この位置情報は、演算後、記憶部5に
格納されており、記憶部5から読み出されて端末装置1
0に転送される。位置検出部7で検出される車両の位置
情報は、人工衛星やセンサから得る。記憶部5には、位
置情報として地図情報とともに図3に示すように緯度、
経度、標高や属性の情報が格納されている。例えば、経
度が東経139度45、緯度が北緯35度40、標高が
10m、属性が一般道であるという具合に、経度、緯
度、標高、属性の情報は各々対応している。属性には、
一般道、一般道で踏み切り、高速道路、高速道路でトン
ネル等の道路の状態情報が含まれている。
【0038】次に、端末装置10は、ナビゲーションシ
ステム制御部4から車両の現在位置p1の位置情報を取
得すると(ステップS6)、中央制御部1に対して現在
の車両の車速情報を要求する(ステップS7)。中央制
御部1は、端末装置10から車速情報を要求されると、
車速センサにより検出された現在の車速情報を端末装置
10に転送する(ステップS8)。端末装置10は、中
央制御部21から現在の車速情報v1を取得すると(ス
テップS9)、取得した車速情報v1に応じた適切な所
定時間t1を決定し、取得した車速情報v1と決定した
所定時間t1をナビゲーションシステム制御部4に転送
する(ステップS10)。
【0039】ナビゲーションシステム制御部4は、端末
装置10から車速情報v1と所定時間t1の情報を転送
されると、予め指定された目的地やコース等の情報に基
づいて進路判断部6が処理した想定経路を使用して、記
憶部5から読み出した現在位置p1を基準に車速v1と
所定時間t1から所定時間t1後の走行予定位置p2を
決定し、決定した走行予定位置p2に仮想的に車両の位
置をメモリ上で進める(ステップS11)。
【0040】これは、例えば図4に示すように行うこと
ができる。まず、予め演算して求めておいた車両の現在
位置p1が格納されている地図情報を記憶部5から読み
出してイメージメモリに書き込む。次に、進路判断部6
が処理した想定経路kをイメージメモリに重ねる。次
に、現在位置p1を配置した後、イメージメモリ上の現
在位置p1の座標(Xp1,Yp1)を読み取る。次
に、図5に示すように、進路判断部6が処理した想定経
路kに沿って座標を移動させる。この想定経路に沿わせ
る方法には、想定経路を記述する数式上の座標と移動さ
せる座標が合っていることを確認する方法や、地図情報
の道路を示す線を識別してその線に沿わせる方法等が挙
げられる。
【0041】この時の移動量は、地図情報の縮尺と車速
v1と時間t1によって決められる。仮に、イメージメ
モリ上の座標が1ドット移動すると、100Mに相当す
る縮尺の地図情報として、車速v1が時速36Km/
時、時間t1が60秒とすると、600m=6ドット移
動することになる。移動した後の座標p2(Xp2,Y
p2)が走行予定位置になり、仮想的に車両の位置を進
めることができる。
【0042】このように、本実施の形態では、実際の車
速とこの車速に応じた所定時間を基に現在位置p1から
想定経路に沿って走行予定位置p2に車両の位置をメモ
リ上で進めるように構成したため、後で詳述するよう
に、記憶部5から走行予定位置p2に該当する位置情報
を得ることができる。このため、進めた走行予定位置p
2の位置情報に応じた最適な車両の制御を実際に走行予
定位置p2に行く前に予め行うことができる。例えば、
走行予定位置p2における道路の属性が一般道、高速道
路等の時に、これに応じた車両の制御を予め行うことが
できる。なお、図3に示す位置情報は、一例を示すもの
であって、この内容のみに限定されるものではない。
【0043】なお、車両が信号待ち等で停止している場
合は、上記した方法のみでは車速v1が“0”となり、
走行予定位置が計算できなくなる。この場合、端末装置
10は、中央制御部1から転送してきた実際の車速情報
より現在の車速が零で車両が停止していると判断する
と、実際の車速v1の変わりに仮の車速v2(例えば3
0Km/時)を設定し、設定した仮の車速に応じた所定
時間を決定するように構成してもよい。これにより、車
両が停止している場合でも、所定時間後の走行予定位置
を計算することができるので、所定時間後の走行予定位
置に車両の位置をメモリ上で進めることができる。
【0044】次に、車両の現在位置p1と走行予定位置
p2を直線で結ぶ線を表す直線式を作成する。車両の現
在位置p1の経度や緯度の情報は、位置情報として記憶
部5に格納されて既に判っているので、この車両の現在
位置p1の経度や緯度と前記直線式を使用して、走行予
定位置p2の経度や緯度を計算することができる。これ
は、例えば図6に示すような方法でも行うことができ
る。地図情報をイメージメモリに書き込む時に経度や緯
度の最大値と最小値に合わせて取り込む。これによって
決まる範囲を所定の線(グリット)で分割し、走行予定
位置p2と交差するグリットの値を読み取ることによ
り、走行予定位置p2の経度や緯度を得ることができ
る。
【0045】次いで、得られた走行予定位置p2の経度
や緯度に該当する走行予定位置p2の位置情報(標高、
属性)を記憶部25から読み出して端末装置10に転送
する(ステップS12)。図3に示すように、経度と緯
度が判れば、それに対応する標高と属性を知ることがで
きる。端末装置10は、これにより車両の現在位置情報
と所定時間t1後の位置情報を得ることができる(ステ
ップS13)。
【0046】このように、本実施の形態では、走行予定
位置の経度と緯度に該当する車両の標高や属性等の位置
情報を知ることができるため、走行予定位置の標高や属
性等の位置情報に応じた最適な車両の制御を実際に走行
予定位置に行く前に予め行うことができる。例えば、走
行予定位置における標高の情報より上り坂、下り坂を知
ることができるので、これに応じた車両の制御を予め行
うことができるとともに、走行予定位置における道路の
属性が一般道、高速道路等の時に、これに応じた車両の
制御を予め行うことができる。
【0047】次に、ナビゲーションシステム制御部4か
ら端末装置10に走行予定位置p2の位置情報を転送す
る時には、同時に座標イメージメモリ上の現在位置p1
の座標から走行予定位置p2の座標に移動する時の途中
の座標a(図5)も合わせて端末装置10に転送する。
図5では、現在位置p1と走行予定位置p2との間に途
中の座標aを便宜上3点示しているが、これに限定され
るものではない。
【0048】端末装置10は、図7に示すように、現在
位置の座標p1(Xp1,Yp1)から想定経路に沿っ
て走行予定位置の座標p2(Xp2,Yp2)にドット
を移動する時の途中の座標(Xpi−1,Ypi−1)
(Xpi,Ypi)(Xpi+1,Ypi+1)を経路
の道のりとカーブの情報を計算するために使用する。前
者の道のりは、座標情報と地図の縮尺から計算して求め
ることができる。後者のカーブは、例えば図7に示すよ
うに、現在位置p1と走行予定位置p2を直線で結び、
その結んだ線上に座標(Xpi,Ypi)があるかどう
かで判断する。仮に、直前の座標(Xpi−1,Ypi
−1)が線上にあり、座標(Xpi,Ypi)が線より
も右側にあれば、端末装置は、座標(Xpi−1,Yp
i−1)と座標(Xpi,Ypi)の間にカーブがある
と判断する。また、端末装置は、座標(Xpi,Yp
i)の位置が結んだ線よりも大きく右側に逸れていれ
ば、急な左カーブがあると判断する。
【0049】このように、本実施の形態では、走行予定
進路にカーブが有るかを判断し、カーブが有ると判断す
ると、前述のように、そのカーブは急な左カーブである
という具合にカーブの状態を判断するように構成したた
め、走行予定進路のカーブの状態により、予め適宜減速
する等車両を制御することができる。
【0050】上記実施の形態で説明した位置検出部7
は、現在位置p1の標高を記憶部5の地図情報から読み
出す場合を示したが、所定数以上の人工衛星からの信号
を受信することにより、単独で緯度、経度及び標高を測
定するようにしてもよい。この場合、記憶部5の地図情
報を使用しないで済ませることができる。
【0051】なお、上記実施の形態では、所定時間後の
走行予定位置p2が1ケ所である場合を説明したが、本
発明はこれのみに限定されるものではなく、所定時間を
複数にすることで進路情報を増やすように構成してもよ
い。ここでは、端末装置10が中央制御部1から転送し
てきた車速情報を基に車速に応じた所定時間を複数決定
してナビゲーションシステム制御部4に転送する。ナビ
ゲーションシステム制御部4は、複数の所定時間と車速
情報を基に複数の走行予定位置を決定して車両の位置を
メモリ上で進める。この場合、所定時間後の走行予定位
置が1ヶ所の場合よりもより精度の高い制御を行うこと
ができる。
【0052】実施の形態2.図8は本発明に係る実施の
形態2の車載走行制御装置の構成を示すブロック図であ
る。図8において、図1と同一符号は同一または相当部
分を示し、11は端末装置10に接続されるとともに、
警報情報を記憶するメッセージ記憶部であり、12はサ
スペンションを制御するサスペンション制御部であり、
13は車速を制御する車速制御部であり、14は操舵角
度を制御する操舵制御装置である。サスペンション制御
部12と車速制御装置13と操舵制御装置14は、中央
制御部1で制御される。
【0053】端末装置10は、中央制御部1から転送さ
れる実際の車速v1と実施の形態1で求めた走行予定進
路のカーブの状態情報を基にサスペンション制御用情報
を作成する。端末装置10は、例えば現状の車速のまま
でカーブに進入するとカーブが所定以上の急なものであ
れば、それに応じたサスペンション制御用情報を作成し
て中央制御部1へ転送する。中央制御部1は、端末装置
10から転送されるサスペンション制御用情報を基に走
行予定進路のカーブ進入直前に車両の姿勢を維持するた
めに、サスペンションの減衰量を変更するようにサスペ
ンション制御部12へ指示する。
【0054】このように、本実施の形態では、中央制御
部1から転送される実際の車速と実施の形態1で求めた
走行予定進路のカーブの状態情報を基にサスペンション
制御用情報を作成し、この作成したサスペンション制御
用情報を基にサスペンション制御部12により走行予定
進路のカーブに進入する直前にサスペンションを制御す
るように構成したため、走行予定進路のカーブに進入す
る直前にカーブに応じた最適なサスペンションに設定す
ることができる。このため、走行予定進路のカーブに進
入した時に車両の姿勢を安定させることができる。
【0055】同様に、端末装置10は、中央制御部1か
ら転送される実際の車速v1と実施の形態1で求めた走
行予定進路のカーブの状態情報を基に車速制御用情報を
作成する。端末装置10は、例えば現状の車速のままで
カーブに進入するとカーブが所定以上の急なものであれ
ば、それに応じた車速制御用情報を作成して中央制御部
1へ転送する。中央制御部1は、端末装置10から転送
される車速制御用情報を基に走行予定進路のカーブ進入
直前に車両の姿勢を維持するために、車速を変更するよ
うに車速制御部13へ指示する。
【0056】このように、本実施の形態では、中央制御
部1から転送される実際の車速と実施の形態1で求めた
走行予定進路のカーブの状態情報を基に車速制御用情報
を作成し、この作成した車速制御用情報を基に車速制御
部13によりカーブに進入する直前に車速を制御するよ
うに構成したため、走行予定進路のカーブに進入する直
前にカーブに応じた最適な車速に設定することができ
る。このため、走行予定進路のカーブに進入した時に車
両の姿勢を安定させることができる。
【0057】同様に、端末装置10は、中央制御部1か
ら転送される実際の車速v1と実施の形態1で求めた走
行予定進路のカーブの状態情報を基に操舵角度制御用情
報を作成する。端末装置10は、例えば現状の車速のま
までカーブに進入するとカーブが所定以上の急なもので
あれば、それに応じた操舵角度制御用情報を作成して中
央制御部1へ転送する。中央制御部1は、端末装置10
から転送される操舵角度制御用情報を基に走行予定進路
のカーブ進入直前にカーブに応じた最適な操舵角度にす
るために、操舵角度を変更するように操舵装置14へ指
示する。
【0058】このように、本実施の形態では、中央制御
部1から転送される実際の車速と実施の形態1で求めた
走行予定進路のカーブの状態情報を基に操舵角度制御用
情報を作成し、この作成した操舵角度制御用情報を基に
操舵制御装置14によりカーブに進入する直前に操舵角
度を制御するように構成したため、走行予定進路のカー
ブに進入する直前にカーブに応じた最適な操舵角度に設
定することができる。このため、走行予定進路のカーブ
に進入した時に誤ってハンドルを切り過ぎたり切り足り
なかったりしても、ハンドルの切り方を修正することが
できる。
【0059】端末装置10は、中央制御部1から転送さ
れる実際の車速v1と実施の形態1で求めた走行予定進
路のカーブの状態情報を基に現在の速度の状態でカーブ
に進入した時に危険であるかを判断し、走行予定進路の
カーブに進入した時に危険であると判断した場合、走行
予定進路のカーブに進入する直前にメッセージ記憶部1
1から映像による警報情報を読み出して表示部8に転送
するとともに、メッセージ記憶部11から音声による警
報情報を読み出して音声メッセージ通知部9に通知す
る。表示部8は、カーブに進入する前に端末装置10か
ら転送される映像による警報情報を表示して運転者に知
らせるとともに、音声メッセージ通知部9は、カーブに
進入する直前に端末装置10から転送される音声による
警報情報を通知して運転者に知らせる。なお、ここで
は、警報情報を音声と映像の両方で運転者に報知する場
合を説明したが、音声と映像を何れか一方で警報情報を
運転者に報知するように構成してもよい。
【0060】このように、本実施の形態では、現在の速
度の状態でカーブに進入した時に危険であると判断した
場合、メッセージ記憶部11から読み出した映像や音声
による警報情報を表示部8や音声メッセージ通知部9に
より走行予定進路のカーブに進入する直前に運転者に与
えるように構成したため、運転者は現状の速度でカーブ
に進入すると危険であることをカーブに進入する前に知
ることができる。このため、カーブに進入する前に車速
を減速したりすることができる。
【0061】実施の形態3.本実施の形態は、図8の車
載走行制御装置を用いて説明する。端末装置10は、実
施の形態1で求めた現在の位置情報と所定時間後の走行
予定位置情報から標高の情報を比較することで2点間の
標高の差を求め、更に現在位置から走行予定位置までの
道のりを求め、求めた標高と道のりから走行予定進路の
平均勾配を計算する。
【0062】次に、端末装置10は、計算した走行予定
進路の平均勾配を基に走行予定進路の勾配の状態を判断
し、判断した走行予定進路の勾配の状態と中央制御部1
から転送される実際のギアの値を基に現在の変速機のギ
アの状態で進行して適性であるかを判断し、ギアが適性
でないと判断した場合、実際のギアの値と走行予定進路
の勾配の状態を基に変速機のギア制御用情報を作成す
る。ギアが適性であると判断した場合は、ギアをそのま
まにして進行する。端末装置10は、計算した走行予定
進路の勾配の結果が所定以上の登り勾配でギアが適性で
ないと判断した場合、その勾配の状態に応じたギア制御
用情報を作成して中央制御部1へ転送する。
【0063】中央制御部1は、端末装置10から転送さ
れるギア制御用情報を基に走行予定進路の勾配に進入す
る直前に変速機のギアの値を制御するように変速機制御
部3へ指示する。例えば、今後の登りに対して現在のギ
アでは駆動力が不足すると判断される場合は、ギアの値
を下げるための指示を変速機制御部3に転送する。
【0064】また、現在、進行中の車両が順次ギアをア
ップしている最中であれば、中央制御部1は、端末装置
10から転送されるギア制御用情報を基に走行予定進路
の勾配に進入する直前に変速機のギアアップタイミング
を制御するように変速機制御部3へ指示する。例えば、
ギアアップタイミングを登り坂用に切り替えて変速機制
御部3を制御し、また、ギア制御用情報の値によっては
所定の車速又はエンジン回転数に達してもギアを上げな
いようにすることができる。走行予定進路の勾配が登り
勾配の時は、例えばギアを上げないでセカンドギアで保
持して車両を進行させることができる。
【0065】一方、端末装置10は、走行予定進路の勾
配が所定以上の下り勾配で現在のギアの値が適正でない
と判断した場合、その勾配の状態に応じたギア制御用情
報を作成して中央制御部1へ転送する。例えば走行予定
進路の勾配が緩やかな下りであれば、中央制御部1は、
通常のギアアップタイミングより早めに変速機制御部3
にギアのアップを指示し、更にエンジン制御部2には回
転数を落とすように指示する。
【0066】また、例えば走行予定進路の勾配が急な下
りの場合、中央制御部1は、変速機制御部3にギアのダ
ウンを指示し、エンジンブレーキの効果が得られるよう
に準備することができる。
【0067】このように、本実施の形態では、車両の現
在位置の標高と走行予定位置の標高から標高差を求める
とともに、現在位置から走行予定位置までの道のりを求
め、求めた標高と道のりを基に走行予定進路の平均勾配
を求め、求めた平均勾配を基に走行予定進路の勾配の状
態を判断するように構成したため、走行予定進路の勾配
が登りであるか、下りであるかを知ることができるの
で、勾配の状態に応じて車両の制御を行うことができ
る。
【0068】本実施の形態は、判断した走行予定進路の
勾配状態と実際のギアの値を基に現在のギアの状態のま
まで進行してギアが適性でないと判断した場合、走行予
定進路の勾配の状態と実際のギアの値を基に変速機のギ
ア制御用情報を作成し、この作成したギア制御用情報を
基に走行予定進路の勾配に進入する前に変速機制御部3
によりギアの値やギアアップタイミングを制御するよう
に構成したため、走行予定進路の勾配に応じた最適なギ
アの値を設定することができる。このため、勾配に応じ
た最適な駆動力を得ることができるので、登り勾配の時
に駆動力不足を防止することができるとともに、下り勾
配の時にエンジンブレーキを適切にかけて安全性を高め
ることができる。
【0069】従来の車両はセンサの情報を使用してギア
の選択を行っていたため、その時点での最適値しか得ら
れなかった。このため、状況に応じて頻繁にギアの制御
が発生していた。これに対し、本実施の形態では、現時
点の最適値はもちろんその後の状況を予測して制御する
ため、無駄な制御を防止することができるとともに、前
述のように常時必要な駆動力やエンジンブレーキを得る
ことができる。
【0070】なお、上記実施の形態3では、自動変速機
を想定した予測制御を説明したが、本発明はこれのみに
限定されるものではなく、例えばマニュアル変速機を搭
載した車両の場合、端末装置10は、現在のギアが適性
でないと判断すると、メッセージ記憶部11から警報情
報の音声メッセージを読み出して音声メッセージ通知部
9に転送し、音声メッセージ通知部9は、走行予定進路
の勾配に進入する直前に端末装置10から転送されるを
音声メッセージを運転者に通知するように構成してもよ
い。警報情報には、現在のギアが適性でないという情
報、現在のギアよりも最適なギアを知らせるための情報
が挙げられる。これによれば、走行予定進路の勾配に進
入する前に現在のギアが適性でなく、最適なギアを音声
メッセージにより知ることができるため、走行予定進路
の勾配に進入する直前に予め最適なギアに変更してから
勾配に進入することができる。
【0071】上記実施の形態3では、変速機やエンジン
の制御を説明したが、本発明はこれのみで限定されるも
のではなく、エンジンと電動機を組み合わせたハイブリ
ット型車両の駆動源で制御するように構成してもよい。
図9に示すように、端末装置10が走行予定進路の勾配
状態を基にハイブリット型車両の駆動源を選択すると、
中央制御部1は、端末装置10から転送されるハイブリ
ット型車両の駆動源情報を基に駆動源を設定するように
ハイブリット型車両の駆動源制御部2aへ指示する。駆
動源制御部2aは、例えば走行予定進路の登り勾配が大
きい場合はエンジンを選択し、勾配が小さい又は下りの
場合は電動機を選択する。これによれば、走行予定進路
の勾配に応じた適切な駆動源を選択することができる。
【0072】実施の形態4.本実施の形態は、図8の車
載走行制御装置を用いて説明する。端末装置10は、ナ
ビゲーションシステム制御部4から転送される現在位置
の標高情報を基に現在位置の燃料の混合比を算出し、実
施の形態3のように判断した走行予定進路の勾配状態を
基に算出した現在の燃料の混合比を変更する必要がある
かを判断する。端末装置10は、現在の燃料の混合比を
変更する必要があると判断した場合、現在の燃料の混合
比と走行予定進路の勾配状態を基に燃料混合比制御用情
報を作成する。中央制御部1は、端末装置10から転送
される燃料混合比制御用情報を基に走行予定進路の勾配
に進入する前に燃料の混合比を制御するようにエンジン
制御部2へ指示する。
【0073】このように、本実施の形態では、現在の燃
料の混合比を変更する必要があると判断した場合、現在
の燃料の混合比と走行予定進路の勾配状態を基に燃料混
合比制御用情報を作成し、この作成した燃料混合比制御
用情報を基に走行予定進路の勾配に進入する直前に燃料
の混合比をエンジン制御部2により制御するように構成
したため、走行予定進路の勾配に進入する直前に最適な
燃料の混合比を設定してエンジン制御を行うことができ
る。このため、高地走行時にエンジン出力が相対的に低
下すること等を防ぐことができる。
【0074】実施の形態5.図10は本発明に係る実施
の形態5の車載走行制御装置の構成を示すブロック図で
ある。図10において、図8、9と同一符号は同一又は
相当部分を示し、15は照明装置を制御することにより
照明を点灯させたり消灯させたりする照明制御装置であ
り、15はエアコンを外気取り入れから内気循環に切り
替えたりエアコンを内気循環から外気取り入れに切り替
えたりする空気導入路制御部である。
【0075】端末装置10は、所定時間後の走行予定位
置の位置情報の属性を基に走行予定位置にトンネルがあ
るかを判断し、走行予定位置にトンネルがあると判断し
た場合、トンネルに進入する直前に照明を点灯させると
いう照明点灯制御用情報を作成する。現在位置から走行
予定位置までの移動時間は、現在位置から走行予定位置
までの道のりと現在の車速から求める。トンネルに進入
する直前は、この求めた移動時間を基に設定する。中央
制御部1は、端末装置10から転送される照明点灯制御
用情報を基に走行予定位置のトンネルに進入する直前に
照明を点灯するように照明制御装置14へ指示する。
【0076】このように、本実施の形態では、走行予定
位置にトンネルがあると判断した場合、トンネルに進入
する直前に照明を点灯させるという照明点灯制御用情報
を作成し、この作成した照明点灯制御用情報を基に照明
制御装置15により走行予定位置のトンネルに進入する
直前に照明を点灯するように構成したため、トンネルに
進入する直前に照明を自動的に点灯させることができ
る。このため、トンネルが見えた時に一々マニュアルで
照明を点灯させないで済ませることができるとともに、
トンネルの進入に遅れることなく照明を確実に点灯させ
ることができる。
【0077】実施の形態1で説明したように、端末装置
10は、複数の所定時間で複数の走行予定位置の情報を
得ることができる。例えば所定時間t1より大きな時間
をナビゲーションシステム制御部4に与えれば、より先
の進路情報を得ることができる。このようにして、端末
装置10は、走行予定進路に複数のトンネルがあると判
断すると、走行予定位置の最初のトンネルに進入する直
前に照明を点灯させ、最後のトンネルを通過する直後に
照明を消灯させるという照明ON/OFF制御用情報を
作成する。中央制御装置1は、端末装置10から転送さ
れる照明ON/OFF制御用情報を基に走行予定位置の
最初のトンネルに進入する直前に照明を点灯するよう
に、かつ最後のトンネルを通過する直後に照明を消灯す
るように照明制御装置15へ指示する。例えば、第1の
トンネルが終了した直後に第2のトンネルを通過するよ
うな場合は、第1のトンネルが終了する直前の車速v1
と第1トンネルと第2トンネルの距離を計算し、所定時
間内にライトのOFF/ONが発生する場合は、第2ト
ンネルを通過するまで照明を点灯し続ける。
【0078】このように、本実施の形態では、複数の走
行予定位置に複数のトンネルがあると判断した場合、最
初のトンネルに進入する直前に照明を点灯させ、最後の
トンネルを通過する直後に照明を消灯させるという照明
ON/OFF制御用情報を作成し、この作成した照明O
N/OFF制御用情報を基に照明制御装置15により最
初のトンネルに進入する直前に照明を点灯し、最後のト
ンネルを通過する直後に照明を消灯するように構成した
ため、最初のトンネルに進入する直前に自動的に照明を
点灯させ、最後のトンネルを通過する直後に自動的に照
明を消灯することができる。このため、頻繁にライトを
ON/OFFすることを防止することができるので、ラ
イトの寿命を延ばすことができる。
【0079】同様に、端末装置10は、所定時間後の走
行予定位置の位置情報の属性を基に走行予定位置にトン
ネルがあるかを判断し、走行予定位置にトンネルがある
と判断すると、トンネルに進入する直前にエアコンを外
気取り入れから内気循環に切り替えるという空気導入路
制御用情報を作成する。中央制御部1は、端末装置10
から転送される空気導入路制御用情報を基にトンネルに
進入する直前にエアコンを外気取り入れから内気循環に
切り替えるように指示する。
【0080】このように、本実施の形態では、走行予定
位置にトンネルがあると判断した場合、トンネルに進入
する直前にエアコンを外気取り入れから内気循環に切り
替えるという空気導入路制御用情報を作成し、この作成
した空気導入路制御用情報を基に空気導入路制御部16
によりトンネルに進入する直前にエアコンをが外気取り
入れから内気循環に切り替えるように構成したため、ト
ンネルに進入した時にトンネル内の汚れた空気を車内に
入り難くすることができる。また、連続したトンネルの
場合にも同様に頻繁にエアコンの空気導入路を切替えな
いようにすることが可能である。
【0081】更に、一般にエアコンの空気導入路を切り
替えるには、数秒の時間が必要であるが、この時間を端
末装置10に登録しておくことで現在の車速v1と切り
替え時間を考慮して空気導入路を切り替えるタイミング
を作ることができ、トンネルに入る前に確実に内気循環
に切り替えることができる。
【0082】同様に、端末装置10は、所定時間後の走
行予定位置の位置情報の属性を基に走行予定位置にトン
ネルがあるかを判断し、走行予定位置にトンネルがある
と判断すると、トンネルの直前直後に発生する横風に備
えるためにトンネルの直前直後でサスペンションを制御
するというサスペンション制御用情報を作成する。中央
制御部1は、端末装置10から転送されるサスペンショ
ン制御用情報を基にトンネルの直前直後で発生する横風
に備えてサスペンションを制御するようにサスペンショ
ン制御部12へ指示する。
【0083】このように、本実施の形態では、走行予定
位置にトンネルがあると判断した場合、トンネルの直前
直後に発生する横風に備えるためにトンネルの直前直後
でサスペンションを制御するというサスペンション制御
用情報を作成し、この作成したサスペンション制御用情
報を基にサスペンション制御部12によりサスペンショ
ンを制御するように構成したため、トンネルの直前直後
でサスペンションを例えば堅めにすることができる。こ
のため、トンネルの直前直後で横風が吹いても安定した
走行を行うことができる。なお、ここでは、トンネルの
直前と直後の両方でサスペンションを制御する構成の場
合を説明したが、本発明はこれのみで限定されるもので
はなく、トンネルの直前と直後の少なくともどちらか一
方の直前でサスペンションを制御するように構成すれば
よい。
【0084】同様に、端末装置10は、所定時間後の走
行予定位置の位置情報を基に走行予定位置にトンネルが
あるかを判断し、走行予定位置にトンネルがあると判断
すると、トンネルに進入する直前にハイブリット型車両
の駆動源を電動機に切り替えるという駆動源制御用情報
を作成する。中央制御部1は、端末装置10から転送さ
れる駆動源制御用情報を基に走行予定位置のトンネルに
進入する直前にハイブリット型車両の駆動源を電動機に
切り替えるように駆動源制御部2aへ指示する。
【0085】このように、本実施の形態では、走行予定
位置にトンネルがあると判断した場合、トンネルに進入
する直前にハイブリット型車両の駆動源を電動機に切り
替えるという駆動源制御用情報を作成し、この作成した
駆動源制御用情報を基に駆動源制御部2aによりトンネ
ルに進入する直前にハイブリット型車両の駆動源を電動
機に切り替えるように構成したため、電動機を駆動させ
てトンネル内に進入することができる。このため、エン
ジンを駆動させてトンネル内に進入する場合よりもトン
ネル内の空気を汚し難くすることができる。
【0086】実施の形態6.図11は本発明に係る実施
の形態6の車載走行制御装置の構成を示すブロック図で
ある。図11において、図8、9と同一符号は同一又は
相当部分を示し、17はオーディオ装置を制御するオー
ディオ制御装置である。
【0087】端末装置10は、所定時間後の走行予定位
置の位置情報の属性を基に走行予定位置に踏み切りがあ
るかを判断し、走行予定位置に踏み切りがあると判断す
ると、踏み切りに進入する直前にギアを低速用に切り替
えて踏み切り通過中はギアアップを行わずに低速用のギ
アを維持させるというギア制御用情報を作成する。中央
制御部1は、端末装置10から転送されるギア制御用情
報を基に踏み切りに進入する直前にギアを低速ように切
り替えて踏み切り通過中はギアアップを行わずに低速用
のギアを維持するように変速機制御部3へ指示する。
【0088】このように、本実施の形態では、走行予定
位置に踏み切りがあると判断した場合、踏み切りに進入
する直前にギアを低速用に切り替えて踏み切り通過中は
ギアアップを行わないで低速用のギアを維持させるとい
うギア制御用情報を作成し、この作成したギア制御用情
報を基に変速機制御部3により踏み切りに進入する直前
にギアを低速用に切り替えて踏み切り通過中はギアアッ
プを行わないで低速用のギアを維持するように構成した
ため、踏み切りを低速用のギアで通過することができ
る。このため、踏み切り内での走行性を高めることがで
きる。
【0089】同様に、所定時間後の走行予定位置の位置
情報の属性を基に走行予定位置に踏み切りがあると判断
すると、踏み切りに進入する直前に車高を上げるように
サスペンションを制御するというサスペンション制御用
情報を作成する。中央制御部1は、端末装置10から転
送されるサスペンション制御用情報を基にサスペンショ
ン制御部12により踏み切りに進入する直前に車高を上
げるためにサスペンションを制御するように構成したた
め、車高を上げて踏み切りを通過することができる。こ
のため、特に凹凸が大きい踏み切りを通過する時に車両
の底を地面に当て難くすることができる。
【0090】同様に、端末装置10は、所定時間後の走
行予定位置の位置情報の属性を基に走行予定位置に踏み
切りがあるかを判断し、走行予定位置に踏み切りがある
と判断すると、踏み切りに進入する直前にオーディオ装
置の音量を下げるという音量制御用情報を作成する。中
央制御部1は、端末装置10から転送される音量制御用
情報を基に踏み切りに進入する直前にオーディオ装置の
音量を下げるようにオーディオ制御装置へ指示する。
【0091】このように、本実施の形態では、走行予定
位置に踏み切りがあると判断した場合、踏み切りに進入
する直前にオーディオ装置の音量を下げるという音量制
御用情報を作成し、この作成した音量制御用情報を基に
オーディオ制御装置17により踏み切りに進入する直前
にオーディオ装置の音量を下げるように構成したため、
オーディオ装置の音量を下げた状態で踏み切りを通過す
ることができる。このため、踏み切り内で信号の音を確
実に聞くことができるので、安全に踏み切りを通過する
ことができる。
【0092】実施の形態7.図12は本発明に係る実施
の形態7の車載走行制御装置の構成を示すブロック図で
ある。図12において、図8と同一符号は同一又は相当
部分を示し、18は気象情報を受信する受信部である。
【0093】端末装置10は、ナビゲーションシステム
制御部4から転送される受信部18で受信した気象情報
を基にナビゲーションシステム制御部4から転送される
現在位置の位置情報と所定時間後の走行予定位置の位置
情報に対応する気象情報を抽出し、抽出した現在位置の
位置情報に対応する気象情報と走行予定位置の位置情報
に対応する気象情報とを比較して、現在位置の気象条件
に対して走行予定位置の気象条件が変化しているかを判
断する。端末装置10は、現在位置の気象条件に対して
走行予定位置の気象条件が変化していると判断すると、
メッセージ記憶部11から警報情報を読み出して音声メ
ッセージ通知部9へ転送する。音声メッセージ通知部9
は、端末装置10から転送される警報情報を運転者に通
知する。
【0094】このように、本実施の形態では、受信した
気象情報を基に現在位置に対応する気象情報と走行予定
位置に対応する気象情報を抽出し、抽出した現在位置の
気象条件に対して走行予定位置の気象条件が変化してい
ると判断した場合、メッセージ記憶部11から読み出し
た警報情報を音声メッセージ通知部18により通知する
ように構成したため、現在位置の気象条件に対して走行
予定位置の気象条件が変化していると、音声メッセージ
通知部9によりその旨を運転者に通知することができ
る。このため、運転者は現在位置の気象条件に対して走
行予定位置の気象条件が変化することを知ることができ
る。例えば、トンネルの手前が晴れで、トンネルの先が
雪のような場合は、トンネルの手前でチェーンを取り付
けるように指示することも可能となる。
【0095】次に、端末装置10は、受信部18で受信
した気象情報を基にナビゲーションシステム制御部4か
ら転送される所定時間後の走行予定位置の位置情報に対
応する気象情報を抽出し、抽出した走行予定位置の気象
条件が雪であるかを判断する。端末装置10は、走行予
定位置の気象条件が雪であると判断すると、走行予定位
置に達する直前に者速を減速するという車速制御用情報
を作成する。中央制御部1は、端末装置10から転送さ
れる車速制御用情報を基に走行予定位置に達する直前に
車速を減速するように車速制御部13へ指示する。
【0096】このように、本実施の形態では、受信した
気象情報を基に走行予定位置に対応する気象情報を抽出
し、抽出した走行予定位置の気象条件が雪であると判断
した場合、走行予定位置に達する直前に車速を減速する
という車速制御用情報を作成し、この作成した車速制御
用情報を基に車速制御部13により走行予定位置に達す
る直前に車速を減速するように構成したため、走行予定
位置が雪である時に予め減速してから雪道に入ることが
できる。このため、安全性を高めることができる。例え
ば、トンネル通過後の進路の気象条件が雪であると判断
した場合は、トンネルを出る前に速度を減速して雪路に
備えることができる。
【0097】次に、端末装置10は、受信部18で受信
した気象情報を基にナビゲーションシステム制御部4か
ら転送される所定時間後の走行予定位置の位置情報に対
応する気象情報を抽出し、抽出した走行予定位置の気象
条件が雪であるかを判断する。端末装置10は、走行予
定位置の気象条件が雪であると判断すると、走行予定位
置に達する直前に車高を上げるようにサスペンションを
制御するというサスペンション制御用情報を作成する。
中央制御部1は、端末装置10から転送されるサスペン
ション制御用情報を基に走行予定位置に達する直前に車
高を上げるためにサスペンションを制御するようにサス
ペンション制御部12へ指示する。
【0098】このように、本実施の形態では、受信した
気象情報を基に走行予定位置に対応する気象情報を抽出
し、抽出した走行予定位置の気象条件が雪であると判断
した場合、走行予定位置に達する直前に車高を上げるよ
うにサスペンションを制御するというサスペンション制
御用情報を作成し、この作成したサスペンション制御用
情報を基にサスペンション制御部12により走行予定位
置に達する直前に車高を上げるためにサスペンションを
制御するように構成したため、走行予定位置が雪である
時に予め車高を上げてから雪道に入ることができる。こ
のため、安全性を高めることができる。例えば、トンネ
ル通過後の進路の気象条件が雪であると判断した場合
は、トンネルを出る前に車高を調整して雪路に備えるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施の形態1の車載走行制御装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示す車載走行制御装置の処理フローを
示すフローチャートである。
【図3】 地図情報及び位置情報の内容の一例を示す図
である。
【図4】 現在位置p1をイメージメモリ上に配置し座
標を確定する方法を示す図である。
【図5】 現在位置p1から途中の経路に沿ってイメー
ジメモリ上で走行予定位置p2に進む方法を示す図であ
る。
【図6】 イメージメモリ上の走行予定位置p2の座標
を実際の経度・緯度に変換するための方法を示す図であ
る。
【図7】 現在位置p1と走行予定位置p2間のカーブ
の状態を検出する方法を示す図である。
【図8】 本発明に係る実施の形態2の車載走行制御装
置の構成を示すブロック図である。
【図9】 本発明に適用できる車載走行制御装置の構成
を示すブロック図である。
【図10】 本発明に係る実施の形態5の車載走行制御
装置の構成を示すブロック図である。
【図11】 本発明に係る実施の形態6の車載走行制御
装置の構成を示すブロック図である。
【図12】 本発明に係る実施の形態7の車載走行制御
装置の構成を示すブロック図である。
【図13】 従来の車両の中央制御部とナビゲーション
制御部の関係を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 中央制御部、2 エンジン制御部、2a 駆動源制
御部、3 変速機制御部、4 ナビゲーションシステム
制御部、5 記憶部、6 進路判断部、7 位置検出
部、8 表示部、9 音声メッセージ通知部、10 端
末装置、11 メッセージ記憶部、12 サスペンショ
ン制御部、13 車速制御部、14 操舵制御装置、1
5 照明制御装置、16 空気導入路制御部、17 オ
ーディオ制御装置、18 受信部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62D 6/00 F02D 29/02 H F02D 29/02 F16H 61/02 F16H 61/02 G08G 1/0969 G08G 1/0969 1/16 C 1/16 G09B 29/00 A G09B 29/00 29/10 A 29/10 B60K 9/00 C // B62D 101:00 137:00 F16H 59:66

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の位置情報を含む地図情報を格納す
    る記憶部と、車両の現在位置を検出する位置検出部と、
    車両の走行予定進路を決定する進路判断部と、地図情
    報、車両の現在位置及び走行予定進路を表示する表示部
    と、音声メッセージを通知する音声メッセージ通知部
    と、気象情報を受信する受信部とを制御するとともに、
    前記記憶部から読み出した地図情報に前記位置検出部で
    検出した位置情報を重ねて車両の現在位置の位置情報を
    演算する位置情報演算手段を有するナビゲーションシス
    テム制御部と、車両に装備された各種センサの情報に基
    づいて各制御部を総合的に管理する中央制御部と、前記
    ナビゲーションシステム制御部と前記中央制御部に接続
    されるとともに、前記ナビゲーションシステム制御部と
    前記中央制御部の両者の情報を処理して前記ナビゲーシ
    ョンシステム制御部と前記中央制御部に情報を転送する
    端末装置とを有する車載走行制御装置であって、前記中
    央制御部から転送される実際の車速情報に基づいて実際
    の車速に応じた少なくとも一つ以上の所定時間を決定す
    る時間決定手段を前記端末装置に設け、前記端末装置か
    ら転送される車速と所定時間に基づいて、車両の現在位
    置を基準に所定時間後の走行予定位置を決定する走行位
    置決定手段と、決定した走行予定位置に仮想的に車両の
    位置をメモリ上で進める車両位置進行手段とを前記ナビ
    ゲーションシステム制御部に設け、前記中央制御部から
    転送される実際の車速情報に基づいて実際の車速が零で
    車両が停止していることを判断する停止判断手段と、車
    両が停止していると判断した場合、仮の車速を設定する
    車速設定手段とを前記端末装置に設け、前記時間決定手
    段は、設定した仮の車速に応じた所定時間を決定するこ
    とを特徴とする車載走行制御装置。
  2. 【請求項2】 走行予定位置に該当する車両の位置情報
    を前記記憶部から読み出して前記端末装置に転送する転
    送手段を前記ナビゲーションシステム制御部に設けるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の車載走行制御装置。
  3. 【請求項3】 前記地図情報は、標高の情報を含むこと
    を特徴とする請求項1、2に記載の車載走行制御装置。
  4. 【請求項4】 前記ナビゲーションシステム制御部から
    転送される車両の現在位置の位置情報と走行予定位置の
    車両の位置情報に基づいて走行予定進路にカーブがある
    かを判断するカーブ有判断手段と、走行予定進路にカー
    ブがあると判断した場合、走行予定進路のカーブの状態
    を判断するカーブ状態判断手段とを前記端末装置に設け
    ることを特徴とする請求項2に記載の車載走行制御装
    置。
  5. 【請求項5】 前記中央制御部から転送される実際の車
    速と前記カーブ状態判断手段で判断した走行予定進路の
    カーブ状態に基づいてサスペンション制御用情報を作成
    するサスペンション制御用情報作成手段を前記端末装置
    に設け、前記中央制御部は、前記端末装置から転送され
    るサスペンション制御用情報に基づいて走行予定進路の
    カーブに進入する直前にサスペンションを制御するよう
    にサスペンション制御部へ指示することを特徴とする請
    求項4に記載の車載走行制御装置。
  6. 【請求項6】 前記中央制御部から転送される実際の車
    速と前記カーブ状態判断手段で判断した走行予定進路の
    カーブ状態に基づいて車速制御用情報を作成する車速制
    御用情報作成手段を前記端末装置に設け、前記中央制御
    部は、前記端末装置から転送される車速制御用情報に基
    づいて走行予定進路のカーブに進入する直前に車速を制
    御するように車速制御部へ指示することを特徴とする請
    求項4に記載の車載走行制御装置。
  7. 【請求項7】 前記端末装置に接続されるとともに、警
    報情報を記憶する警報情報記憶部を有し、前記中央制御
    部から転送される実際の車速と前記カーブ状態判断手段
    で判断した走行予定進路のカーブ状態に基づいて現在の
    速度の状態で走行予定進路のカーブに進入した時に危険
    であるかを判断する危険有判断手段と、走行予定進路の
    カーブに進入した時に危険であると判断した場合、走行
    予定進路のカーブに進入する直前に前記警報情報記憶部
    から警報情報を読み出して前記表示部に転送する転送手
    段とを前記端末装置に設け、前記表示部は、走行予定進
    路のカーブに進入する直前に前記端末装置から転送され
    る警報情報を表示することを特徴とする請求項4〜6に
    記載の車載走行制御装置。
  8. 【請求項8】 前記端末装置に接続されるとともに、警
    報情報を記憶する警報情報記憶部を有し、前記中央制御
    部から転送される実際の車速と前記カーブ状態判断手段
    で判断した走行予定進路のカーブ状態に基づいて現在の
    速度の状態で走行予定進路のカーブに進入した時に危険
    であるかを判断する危険有判断手段を前記端末装置に設
    け、前記端末装置は、走行予定進路のカーブに進入した
    時に危険であると判断した場合、走行予定進路のカーブ
    に進入する直前に前記警報情報記憶部から警報情報を読
    み出して前記音声メッセージ通知部に転送し、前記音声
    メッセージ通知部は、走行予定進路のカーブに進入する
    直前に前記端末装置から転送される警報情報を通知する
    ことを特徴とする請求項4〜6に記載の車載走行制御装
    置。
  9. 【請求項9】 前記中央制御部から転送される実際の車
    速と前記カーブ状態判断手段で判断した走行予定進路の
    カーブ状態に基づいて操舵角度制御用情報を作成する操
    舵角度制御用情報作成手段を前記端末装置に設け、前記
    中央制御部は、前記端末装置から転送される操舵角度制
    御用情報に基づいて走行予定進路のカーブに進入する直
    前に操舵角度を制御するように操舵制御装置へ指示する
    ことを特徴とする請求項4に記載の車載走行制御装置。
  10. 【請求項10】 前記ナビゲーションシステム制御部か
    ら転送される車両の現在位置情報の標高と走行予定位置
    情報の標高に基づいて標高差を求めるとともに、現在位
    置から走行予定位置までの道のりを求め、求めた標高と
    道のりに基づいて走行予定進路の平均勾配を求める勾配
    算出手段と、求めた平均勾配に基づいて走行予定進路の
    勾配の状態を判断する勾配状態判断手段とを前記端末装
    置に設けることを特徴とする請求項3に記載の車載走行
    制御装置。
  11. 【請求項11】 前記勾配状態判断手段で判断した走行
    予定進路の勾配状態に基づいて現在の変速機のギアの状
    態で進行してギアが適性でないかを判断するギア適性判
    断手段と、ギアが適性でないと判断した場合、前記勾配
    状態判断手段で判断した走行予定進路の勾配状態に基づ
    いて変速機のギア制御用情報を作成するギア制御用情報
    作成手段を前記端末装置に設け、前記中央制御部は、前
    記端末装置から転送されるギア制御用情報に基づいて走
    行予定進路の勾配に進入する直前に変速機のギアの値を
    制御するように変速機制御部へ指示することを特徴とす
    る請求項10に記載の車載走行制御装置。
  12. 【請求項12】 前記勾配状態判断手段で判断した走行
    予定進路の勾配状態に基づいて現在の変速機のギアの状
    態で進行してギアが適性でないかを判断するギア適性判
    断手段と、ギアが適性でないと判断した場合、前記勾配
    状態判断手段で判断した走行予定進路の勾配状態に基づ
    いて変速機のギア制御用情報を作成するギア制御用情報
    作成手段を前記端末装置に設け、前記中央制御部は、前
    記端末装置から転送されるギア制御用情報に基づいて走
    行予定進路の勾配に進入する直前に変速機のギアアップ
    タイミングを制御するように変速機制御部へ指示するこ
    とを特徴とする請求項10に記載の車載走行制御装置。
  13. 【請求項13】 前記ギア判断手段で現在のギアが適性
    でないと判断した場合、前記警報情報記憶部から警報情
    報を読み出して前記音声メッセージ通知部に転送する転
    送手段を前記端末装置に設け、前記音声メッセージ通知
    部は、前記端末装置から転送される警報情報を通知する
    ことを特徴とする請求項11、12に記載の車載走行制
    御装置。
  14. 【請求項14】 前記勾配判断手段で判断した走行予定
    進路の勾配状態に基づいてエンジンと電動機を組み合せ
    たハイブリット型車両の駆動源を選択する駆動源選択手
    段を前記端末装置に設け、前記中央制御部は、前記端末
    装置から転送されるハイブリット型車両の駆動源情報に
    基づいて駆動源を設定するようにハイブリット型車両の
    駆動源制御部へ指示することを特徴とする請求項10に
    記載の車載走行制御装置。
  15. 【請求項15】 前記ナビゲーションシステム制御部か
    ら転送される現在位置の標高情報に基づいて現在位置の
    燃料の混合比を算出する燃料費算出手段と、前記勾配状
    態判断手段で判断した走行予定進路の勾配状態に基づい
    て算出した現在の燃料の混合比を変更する必要があるか
    を判断する燃料費変更判断手段と、現在の燃料の混合比
    を変更する必要があると判断した場合、前記燃料費算出
    手段で算出した現在の燃料の混合比と前記勾配状態判断
    手段で判断した走行予定進路の勾配状態に基づいて燃料
    混合比制御用情報を作成する燃料混合比制御用情報作成
    手段とを前記端末装置に設け、前記中央制御部は、前記
    端末装置から転送される燃料混合比制御用情報に基づい
    て走行予定進路の勾配に進入する直前に燃料の混合比を
    制御するようにエンジン制御部へ指示することを特徴と
    する請求項10に記載の車載走行制御装置。
  16. 【請求項16】 所定時間後の走行予定位置の位置情報
    の属性に基づいて走行予定位置にトンネルがあるかを判
    断するトンネル有判断手段と、走行予定位置にトンネル
    があると判断した場合、走行予定位置のトンネルに進入
    する直前に照明を点灯させるという照明点灯制御用情報
    を作成する照明点灯制御用情報作成手段とを前記端末装
    置に設け、前記中央制御部は、前記端末装置から転送さ
    れる照明点灯制御用情報に基づいて走行予定位置のトン
    ネルに進入する直前に照明を点灯するように照明制御装
    置へ指示することを特徴とする請求項2に記載の車載端
    末装置。
  17. 【請求項17】 所定時間後の走行予定位置の位置情報
    の属性に基づいて走行予定位置に複数のトンネルがある
    かを判断するトンネル有判断手段と、走行予定位置に複
    数のトンネルがあると判断した場合、走行予定位置の最
    初のトンネルに進入する直前に照明を点灯させ、最後の
    トンネルを通過する直後に照明を消灯させるという照明
    ON/OFF制御用情報を作成する照明ON/OFF制
    御用情報作成手段とを前記端末装置に設け、前記中央制
    御部は、前記端末装置から転送される照明ON/OFF
    制御用情報に基づいて走行予定位置の最初のトンネルに
    進入する直前に照明を点灯するように、かつ最後のトン
    ネルを通過する直後に照明を消灯するように照明制御装
    置へ指示することを特徴とする請求項2に記載の車載走
    行制御装置。
  18. 【請求項18】 所定時間後の走行予定位置の位置情報
    の属性に基づいて走行予定位置にトンネルがあるかを判
    断するトンネル有判断手段と、走行予定位置にトンネル
    があると判断した場合、走行予定位置のトンネルに進入
    する直前にエアコンを外気取り入れから内気循環に切り
    替えるという空気導入路制御用情報を作成する空気導入
    路制御用情報作成手段とを端末装置に設け、前記中央制
    御部は、前記端末装置から転送される空気導入路制御用
    情報に基づいて走行予定位置のトンネルに進入する直前
    にエアコンを外気取り入れから内気循環に切り替えるよ
    うに空気導入路制御部へ指示することを特徴とする請求
    項2に記載の車載走行制御装置。
  19. 【請求項19】 所定時間後の走行予定位置の位置情報
    の属性に基づいて走行予定位置に複数のトンネルがある
    かを判断するトンネル有判断手段と、走行予定位置に複
    数のトンネルがあると判断した場合、走行予定位置の最
    初のトンネルに進入する直前にエアコンを外気取り入れ
    から内気循環に切り替え、最後のトンネルを通過する直
    後にエアコンを内気循環から外気取り入れに切り替える
    という内気循環/外気取り入れ制御用情報を作成する内
    気循環/外気取り入れ制御用情報作成手段とを前記端末
    装置に設け、前記中央制御部は、前記端末装置から転送
    される内気循環/外気取り入れ制御用情報に基づいて走
    行予定位置の最初のトンネルに進入する直前にエアコン
    を外気取り入れから内気循環に切り替えるように、かつ
    最後のトンネルを通過する直後にエアコンを内気循環か
    ら外気取り入れに切り替えるように空気導入路制御部へ
    指示することを特徴とする請求項2に記載の車載走行制
    御装置。
  20. 【請求項20】 所定時間後の走行予定位置の位置情報
    の属性に基づいて走行予定位置にトンネルがあるかを判
    断するトンネル有判断手段と、走行予定位置にトンネル
    があると判断した場合、トンネルの直前直後に発生する
    横風に対応するためにトンネルの直前と直後の少なくと
    もどちらか一方でサスペンションを制御するというサス
    ペンション制御用情報を作成するサスペンション制御用
    情報作成手段とを前記端末装置に設け、前記中央制御部
    は、前記端末装置から転送されるサスペンション制御用
    情報に基づいて走行予定位置のトンネルの直前と直後の
    少なくともどちらか一方の直前にサスペンションを制御
    するようにサスペンション制御部へ指示することを特徴
    とする請求項2に記載の車載走行制御装置。
  21. 【請求項21】 所定時間後の走行予定位置の位置情報
    の属性に基づいて走行予定位置にトンネルがあるかを判
    断するトンネル有判断手段と、走行予定位置にトンネル
    があると判断した場合、トンネルに進入する直前にハイ
    ブリット型車両の駆動源を電動機に切り替えるという駆
    動源制御用情報を作成する駆動源制御用情報作成手段と
    を前記端末装置に設け、前記中央制御部は、前記端末装
    置から転送される駆動源制御用情報に基づいて走行予定
    位置のトンネルに進入する直前にハイブリット型車両の
    駆動源を電動機に切り替えるように駆動源制御部へ指示
    することを特徴とする請求項2に記載の車載走行制御装
    置。
  22. 【請求項22】 所定時間後の走行予定位置の位置情報
    の属性に基づいて走行予定位置に踏み切りがあるかを判
    断する踏み切り有判断手段と、走行予定位置に踏み切り
    があると判断した場合、踏み切りに進入する直前にギア
    を低速用に切り替えて踏み切り通過中はギアアップを行
    わずに低速用のギアを維持させるというギア制御用情報
    を作成するギア制御用情報作成手段とを前記端末装置に
    設け、前記中央制御部は、前記端末装置から転送される
    ギア制御用情報に基づいて走行予定位置の踏み切りに進
    入する直前にギアを低速用に切り替えて踏み切り通過中
    はギアアップを行わずに低速用のギアを維持するように
    変速機制御部へ指示することを特徴とする請求項2に記
    載の車載走行制御装置。
  23. 【請求項23】 所定時間後の走行予定位置の位置情報
    の属性に基づいて走行予定位置に踏み切りがあるかを判
    断する踏み切り有判断手段と、走行予定位置に踏み切り
    があると判断した場合、踏み切りに進入する直前に車高
    を上げるようにサスペンションを制御するというサスペ
    ンション制御用情報を作成するサスペンション制御用情
    報作成手段とを前記端末装置に設け、前記中央制御部
    は、前記端末装置から転送されるサスペンション制御用
    情報に基づいて車高を上げるためにサスペンションを制
    御するようにサスペンション制御部へ指示することを特
    徴とする請求項2に記載の車載走行制御装置。
  24. 【請求項24】 所定時間後の走行予定位置の位置情報
    の属性に基づいて走行予定位置に踏み切りがあるかを判
    断する踏み切り有判断手段と、走行予定位置に踏み切り
    があると判断した場合、踏み切りに進入する直前にオー
    ディオ装置の音量を下げるという音量制御用情報を作成
    する音量制御用情報作成手段とを前記端末装置に設け、
    前記中央制御部は、前記端末装置から転送される音量制
    御用情報に基づいて走行予定位置の踏み切りに進入する
    直前にオーディオ装置の音量を下げるようにオーディオ
    制御装置へ指示することを特徴とする請求項2に記載の
    車載走行制御装置。
  25. 【請求項25】 前記受信部で受信した気象情報に基づ
    いて前記ナビゲーションシステム制御部から転送される
    現在位置の位置情報と走行予定位置の位置情報に対応す
    る気象情報を抽出し、抽出した現在位置に対応する気象
    情報と走行予定位置の位置情報に対応する気象情報とを
    比較して、現在位置の気象条件に対して走行予定位置の
    気象条件が変化しているかを判断する気象条件変化判断
    手段と、現在位置の気象条件に対して走行予定位置の気
    象条件が変化していると判断した場合、前記警報情報記
    部から警報情報を読み出して前記音声メッセージ通知部
    に転送する転送手段とを前記端末装置に設け、前記音声
    メッセージ通知部は、前記端末装置から転送される警報
    情報を通知することを特徴とする請求項2に記載の車載
    走行制御装置。
  26. 【請求項26】 前記受信部で受信した気象情報に基づ
    いて前記ナビゲーションシステム制御部から転送される
    走行予定位置の位置情報に対応する気象情報を抽出し、
    抽出した走行予定位置の気象条件が雪であるかを判断す
    る雪有判断手段と、走行予定位置の気象条件が雪である
    と判断した場合、走行予定位置に達する直前に車速を減
    速するという車速制御用情報を作成する車速制御用情報
    作成手段とを前記端末装置に設け、前記中央制御部は、
    前記端末装置から転送される車速制御用情報に基づいて
    走行予定位置に達する直前に車速を減速するように車速
    制御部へ指示することを特徴とする請求項2に記載の車
    載走行制御装置。
  27. 【請求項27】 前記受信部で受信した気象情報に基づ
    いて前記ナビゲーションシステム制御部から転送される
    走行予定位置の位置情報に対応する気象情報を抽出し、
    抽出した走行予定位置の気象条件が雪であるかを判断す
    る雪有判断手段と、走行予定位置の気象条件が雪である
    と判断した場合、走行予定位置に達する直前に車高を上
    げるようにサスペンションを制御するというサスペンシ
    ョン制御用情報を作成するサスペンション制御用情報作
    成手段とを前記端末装置に設け、前記中央制御部は、前
    記端末装置から転送されるサスペンション制御用情報に
    基づいて走行予定位置に達する直前に車高を上げるため
    にサスペンションを制御するようにサスペンション制御
    部へ指示することを特徴とする請求項2に記載の車載走
    行制御装置。
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