JP2000220332A - 電子錠制御装置 - Google Patents

電子錠制御装置

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JP2000220332A
JP2000220332A JP2136299A JP2136299A JP2000220332A JP 2000220332 A JP2000220332 A JP 2000220332A JP 2136299 A JP2136299 A JP 2136299A JP 2136299 A JP2136299 A JP 2136299A JP 2000220332 A JP2000220332 A JP 2000220332A
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English (en)
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Hideaki Hanaoka
秀明 花岡
Hirobumi Shimada
博文 島田
Takashi Sudo
崇 数藤
Morihito Tanabe
守人 田辺
Eizo Matsumura
英三 松村
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Nippon Telegraph and Telephone West Corp
Nippon Telegraph and Telephone East Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone West Corp
Nippon Telegraph and Telephone East Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は電子錠制御装置において解錠のため
に利用者によって操作される専用の入出力部を特定の部
分に設置することに伴う問題を解決することを目的とす
る。 【解決手段】 電話回線を介して入力される発信者電話
番号を受信発IDとして受信する発ID受信手段120
とあらかじめアクセスを許可した電話番号を登録発ID
として保持する登録発ID保持手段160と、発ID受
信手段120が受信した受信発IDと登録発ID保持手
段160が保持する登録発IDとを照合し照合の結果に
応じて電子錠200を解錠するための信号を制御する解
錠制御手段110とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子錠の解錠を制
御する電子錠制御装置に関し、特に電話回線を利用する
電子錠制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子錠システムは、図12又は図
14のように構成されている。図12の電子錠システム
は、電子錠と解錠制御装置とで構成されている。解錠制
御装置には、磁気カードリーダ,暗証番号入力部,動作
表示部,制御部,暗証番号・ID蓄積部,暗証番号・I
D比較部及びインタフェースが備わっている。図12に
示す解錠制御装置は、図13に示すように動作する。
【0003】図12の電子錠システムにおいては、それ
を利用する各個人のID番号が社員証等の磁気力ードに
記録されている場合を想定している。また、解錠制御装
置の暗証番号・ID蓄積部には、解錠を許可された各個
人のID番号とそれに対応づけられた暗証番号とが予め
保持されている。図12の電子錠によって施錠されたド
アを開けようとする場合、利用者は社員証等の磁気力ー
ドを磁気力ードリーダにセットして、記録されたID番
号を磁気カードリーダに読み取らせる。
【0004】解錠制御装置は、磁気カードリーダの読み
取ったID番号と一致するID番号が暗証番号・ID蓄
積部に登録されているか否かを識別する。登録されてい
るID番号が入力された場合には、利用者の暗証番号入
力を促すために文字などの所定の情報が動作表示部に表
示される。利用者が暗証番号入力部から暗証番号を入力
すると、解錠制御装置は入力された暗証番号を暗証番号
・ID蓄積部に登録されている暗証番号と比較する。両
者が合致する場合には、インタフェースから電子錠に解
錠信号を送る。この解錠信号によって、電子錠のトラン
ジスタがオンし、ソレノイドに電流が流れるので施錠機
構の解錠動作が行われる。
【0005】図14に示す電子錠システムにおいては、
解錠制御装置が電話網を介して解錠センタ装置と接続さ
れている。図14の解錠制御装置には、回線対応部,P
B信号受発信部,解錠コード蓄積部,発信番号・ID番
号入力部,解錠表示部,制御部及びインタフェースが備
わっている。また、解錠センタ装置には回線対応部,P
B信号受発信部,表示部,解錠データ蓄積部,解錠記録
部,応答信号発生部,制御部及びデータ入力部が備わっ
ている。
【0006】解錠センタ装置の解錠データ蓄積部には、
図15に示すような解錠データが蓄積されている。図1
4に示す電子錠システムは、図16に示すように動作す
る。図14の電子錠によって施錠されたドアを開けよう
とする場合、利用者は解錠制御装置の発信番号・ID番
号入力部から解錠センタ装置に電話をかける。そして、
解錠センタ装置が応答したら利用者はID番号と当該装
置の装置番号を発信番号・ID番号入力部から入力す
る。
【0007】入力した信号は多周波信号であるPB(Pu
sh Button)信号に変換され、電話網を介して解錠セン
タ装置に送信される。解錠センタ装置は、PB信号に含
まれるID番号及び装置番号を解錠データ蓄積部に保持
されている解錠データ(図15参照)と比較照合し、合
致していれば解錠番号(図15参照)をPB信号の形で
電話網を介して解錠制御装置に送信する。
【0008】解錠番号を受け取った解錠制御装置は、そ
の解錠番号を解錠コード蓄積部に保持されている解錠コ
ードと比較する。両者が一致する場合には、解錠制御装
置はインタフェースから電子錠に解錠信号を送る。従っ
て、施錠機構の解錠動作が行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
電子錠制御装置では解錠操作のための専用の入出力部分
が露出し、誰であってもそれを操作できる環境におかれ
ている。つまり、解錠許可を受けていない人間であって
も電子錠制御装置に触れてそれを操作することができ
る。そのため、様々な人間によって電子錠制御装置が不
用意に操作される可能性があり、その結果として破損を
生じたり、不正侵入されるおそれもある。
【0010】また、電子錠制御装置の入出力部分は屋外
に設置される場合が多いため、電気接点やカードリーダ
が雨や塵埃等によって自然に動作不良になることが予想
される。このため、従来の電子錠制御装置は定期的な点
検作業を必要とし、人件費がかかる欠点を有している。
本発明は、上記のような電子錠制御装置において、解錠
のために利用者によって操作される専用の入出力部を特
定の部分に設置することに伴う問題を解決することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の電子錠制御装
置は、電話回線を介して入力される発信者電話番号を受
信発IDとして受信する発ID受信手段と、あらかじめ
アクセスを許可した電話番号を登録発IDとして保持す
る登録発ID保持手段と、前記発ID受信手段が受信し
た受信発IDと、前記登録発ID保持手段が保持する登
録発IDとを照合し、照合の結果に応じて所定の電子錠
を解錠するための信号を制御する解錠制御手段とを設け
たことを特徴とする。
【0012】既存の電話網における発信電話番号通知サ
ービスにより、発信側端末の発信者電話番号を電話回線
を介して受信側の端末、すなわち本発明の電子錠制御装
置に送信することができる。発信側端末としては、携帯
電話やPHS電話を利用できる。解錠制御手段は、発I
D受信手段が受信した受信発ID(発信者電話番号)
と、登録発ID保持手段が保持する登録発IDとを照合
し、照合の結果に応じて電子錠を解錠するための信号を
制御する。
【0013】従って、発信者電話番号が登録発IDとし
て予め登録発ID保持手段に保持された特定の携帯電話
又はPHS電話からこの電子錠制御装置に電話をかける
ことによって、前記携帯電話又はPHS電話を所持する
特定の人が遠隔操作で電子錠を解錠することができる。
また、発信者電話番号は全国的にユニークな電話番号で
あるため本人認証性が高い。
【0014】本発明の電子錠制御装置によれば、解錠操
作のための入出力部を特定の位置に設置する必要がな
く、遠隔操作によって解錠を行うことができるため予め
許可を受けた人間以外によって不用意に操作される可能
性が小さい。しかも、電子錠制御装置を屋内に設置でき
るためセキュリティの面でも極めて信頼性が高い。請求
項2は、請求項1の電子錠制御装置において、着信に対
して自動応答する着信応答手段を設けたことを特徴とす
る。
【0015】この発明によれば、利用者が携帯電話やP
HS電話を用いて電子錠制御装置に電話をかけると電子
錠制御装置が応答するので、利用者は電子錠制御装置に
アクセスできたか否かを応答音などによって確認でき
る。請求項3は、請求項1の電子錠制御装置において、
電話回線から入力されるPB信号を受信するPB信号受
信手段と、発信側にPB信号の入力を促す応答信号発生
手段と、前記登録発IDに対応づけられた暗証番号を登
録暗証番号として保持する暗証番号保持手段とを更に設
けるとともに、前記解錠制御手段が、前記PB信号受信
手段の受信したPB信号に現れる暗証番号を、前記暗証
番号保持手段の保持する登録暗証番号と照合した結果に
応じて電子錠を解錠するための信号を制御することを特
徴とする。
【0016】この発明によれば、利用者が携帯電話やP
HS電話を用いて暗証番号を入力することができる。入
力された暗証番号は、PB信号として電話回線に送出さ
れ電子錠制御装置のPB信号受信手段で受信される。そ
して、発ID(発信者電話番号)に対応づけられた登録
暗証番号と受信した暗証番号とが一致する場合に解錠が
許可される。従って、セキュリティの面でより高い信頼
性が得られる。
【0017】請求項4は、請求項1の電子錠制御装置に
おいて、少なくとも着信があった日時及び受信発IDを
データとして記録する解錠記録手段と、前記解錠記録手
段に記録されたデータを表示する解錠記録表示手段とを
更に設けたことを特徴とする。この発明によれば、着信
があった日時や受信発IDがデータとして記録されるの
で、エラーの生じた理由の分析や保守に役立つ。
【0018】請求項5は、請求項4の電子錠制御装置に
おいて、前記受信発IDを受信した場合に、受信時刻及
び前記受信発IDの情報を前記電話回線を介して所定の
管理センタに送信する自動データ送信手段を更に設けた
ことを特徴とする。この発明によれば、受信時刻や受信
発IDの情報が管理センタに自動的に送信されるので、
管理センタにおいて様々な地点の電子錠制御装置の状態
を一括して集中管理することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明を実
施する電子錠制御装置の一例について、図1及び図2を
参照して説明する。この形態は請求項1及び請求項2に
対応する。図1はこの形態の電子錠制御装置の構成を示
すブロック図である。図2は図1の電子錠制御装置の動
作フローを示すフローチャートである。
【0020】この形態では、請求項1の発ID受信手
段,登録発ID保持手段及び解錠制御手段は、それぞれ
発ID受信部120,登録ID保持部160及び主制御
部110に対応する。また、請求項2の着信応答手段は
電話回線対応部130に対応する。図1に示す電子錠制
御装置には、解錠制御装置100及び電子錠200が備
わっている。解錠制御装置100には、主制御部11
0,発ID受信部120,電話回線対応部130,応答
信号発生部140,入力部150,登録ID保持部16
0及びインタフェース170が備わっている。この解錠
制御装置100はビル(建物)の屋内に設置されてい
る。
【0021】電子錠200には、トランジスタ210,
ソレノイド220,施錠機構230及び直流電源240
が備わっている。トランジスタ210の制御入力が、解
錠制御装置100のインタフェース170と接続されて
いる。ソレノイド220は、所定のドアに設置された施
錠機構230を解錠するために設けられている。解錠制
御装置100の発ID受信部120は、既存の電話回線
を介して電話網60と接続されている。電話網60に
は、PHS基地局70及び携帯電話基地局80が接続さ
れている。任意の利用者がPHS電話50を利用して電
話をかける場合には、PHS電話50はPHS基地局7
0を介して電話網60と無線接続される。また、図示し
ない携帯電話を利用して電話をかける場合には、携帯電
話は携帯電話基地局80を介して電話網60と無線接続
される。
【0022】PHS電話50及び携帯電話のいずれを利
用する場合であっても、現在の電話サービスでは電話を
かけると発信側の端末からそれに予め割り当てられた発
信電話番号が着信側に伝送される。解錠制御装置100
は、利用者の所持する端末(PHS電話50又は携帯電
話)から送出される発信電話番号を利用して、遠隔操作
で電子錠200の解錠を行うことができる。
【0023】主制御部110は、マイクロコンピュータ
のような制御ユニットであり、予めプログラムされた動
作を行う。主制御部110のバスに、発ID受信部12
0,電話回線対応部130,応答信号発生部140,入
力部150,登録ID保持部160及びインタフェース
170が接続されている。登録ID保持部160は読み
書き可能なメモリである。登録ID保持部160に登録
されたデータは、特別な更新あるいは削除の手続きをし
ない限り消去されない。登録ID保持部160には、予
め電子錠200の解錠を許可された全ての利用者がそれ
ぞれ所持するPHS電話50(又は携帯電話)の電話番
号が登録されている。
【0024】解錠制御装置100を管理する特定の管理
者は、テンキーなどを備える入力部150を操作するこ
とにより、電子錠200の解錠を許可した人の電話番号
を登録ID保持部160に登録することができる。電子
錠200を解錠する場合の利用者の操作と解錠制御装置
100(主制御部110)の動作について、図2を参照
しながら説明する。
【0025】利用者が携帯電話又はPHS電話50を利
用して解錠制御装置100の電話番号宛に電話すると、
携帯電話又はPHS電話50の固有の発信電話番号が電
話網60を介して着信側の解錠制御装置100に入力さ
れる。この場合、解錠制御装置100の主制御部110
はステップS10を実行する。すなわち、発ID受信部
120が受信した発信電話番号を登録ID保持部160
に保持された登録発IDと照合する。受信した発信電話
番号と同一の登録発IDが登録ID保持部160に登録
されている場合には、ステップS11からS12に進
む。
【0026】ステップS12では、電話回線対応部13
0が着信に対して応答し、応答信号(この例では「ピ
ー」の連続音)が電話回線に送出される。この応答信号
によって、利用者は解錠制御装置100にアクセスでき
たことを確認できる。ステップS13では、主制御部1
10の制御により、インタフェース170から電子錠2
00に対して所定の解錠制御信号が送出される。この解
錠制御信号により、トランジスタ210がオンし、ソレ
ノイド220に電流が流れ、ソレノイド220が施錠機
構230を駆動するので、施錠機構230が解錠され
る。従ってドアを開くことができる。
【0027】ステップS14では、応答信号発生部14
0が出力する所定の解錠完了信号(この例では「ピッ・
ピッ・ピッ・」の間欠音)を電話回線に送出する。この
解錠完了信号の信号音を携帯電話又はPHS電話50で
確認することにより、利用者は施錠の解除を認識でき
る。解錠完了信号を送出した後、解錠制御装置100の
接続された電話回線はステップS15で自動的に切断さ
れる。
【0028】なお、解錠制御装置100の構成又は動作
を次のように変更してもよい。 (1)解錠完了信号を送出するタイミングを、電子錠2
00が実際に解錠されたことを確認した後に変更する。 (2)解錠制御装置100が電子錠200に送出する解
錠信号を、電子錠200の仕様に応じた音響信号,光信
号,電気信号,電波信号等に変更する。
【0029】(3)電子錠200が解錠されている時間
に制限を設ける。たとえば、解錠制御装置100内のタ
イマー制御によって制限したり、信号を発信した携帯電
話またはPHS電話50からの切断信号を検出して自動
施錠すればよい。 (4)ステップS10の照合結果が「NG」の場合に、
エラーを示す信号を送出した後で電話回線を自動的に切
断する。
【0030】(第2の実施の形態)本発明を実施する電
子錠制御装置の一例について、図3及び図4を参照して
説明する。この形態は請求項3に対応する。図3はこの
形態の電子錠制御装置の構成を示すブロック図である。
図4は図3の電子錠制御装置の動作フローを示すフロー
チャートである。この形態は第1の実施の形態の変形例
である。図3,図4において、第1の実施の形態と対応
する要素は同一の符号を付けて示してある。構成及び動
作が同一の部分については、以下の説明を省略する。
【0031】この形態では、請求項3のPB信号受信手
段,応答信号発生手段,暗証番号保持手段及び解錠制御
手段は、それぞれPB信号受信部180,応答信号発生
部140,登録ID・PW保持部165及び主制御部1
10Bに対応する。登録ID・PW保持部165は、読
み書き可能なメモリである。登録ID・PW保持部16
5に登録されたデータは、特別な更新あるいは削除の手
続きをしない限り消去されない。
【0032】登録ID・PW保持部165には、予め電
子錠200の解錠を許可された全ての利用者がそれぞれ
所持するPHS電話50(又は携帯電話)の電話番号と
各利用者が予め定めた暗証番号とが対になって登録され
ている。解錠制御装置100を管理する特定の管理者
は、テンキーなどを備える入力部150を操作すること
により、電子錠200の解錠を許可した人の電話番号及
び暗証番号を登録ID・PW保持部165に登録するこ
とができる。
【0033】図3の解錠制御装置100は、図4に示す
ように動作する。すなわち、ステップS12で電話回線
に送出される応答信号「ピー」によって利用者に暗証番
号の入力操作を促す。利用者が携帯電話又はPHS電話
50に暗証番号を入力すると、この暗証番号がPB信号
の形で電話網60に送出され、このPB信号が解錠制御
装置100のPB信号受信部180で受信される。
【0034】PB信号受信部180が受信したPB信号
に含まれる暗証番号を検出すると、図4のステップS2
1が実行される。ステップS21では、主制御部110
Bは受信した暗証番号を、ステップS10で受信した発
信電話番号に対応づけられた特定の登録暗証番号と照合
する。この登録暗証番号は、登録ID・PW保持部16
5に保持されている。
【0035】ステップS21の照合の結果、両者が一致
している場合にはステップS22からS13に進む。受
信した暗証番号が登録暗証番号と一致しない場合には、
ステップS13には進まない。つまり、この形態では電
話をかけた利用者の発信電話番号が登録ID・PW保持
部165に予め登録され、しかもその利用者に割り当て
られた登録ID・PW保持部165上の登録暗証番号と
受信した暗証番号とが一致する場合に限って解錠動作が
許可される。従って、セキュリティの面で高い信頼性が
得られる。
【0036】なお、ステップS21の照合結果が一致し
ない場合には、エラーを示す応答信号を電話回線に送出
した後、自動的に電話回線を切断するように制御を変更
してもよい。また、ステップS12で送出する応答信号
は、たとえば音声による「暗証番号をどうぞ」というよ
うなアナウンスに変更してもよい。
【0037】(第3の実施の形態)本発明を実施する電
子錠制御装置の一例について、図5及び図6を参照して
説明する。この形態は請求項4に対応する。図5はこの
形態の電子錠制御装置の構成を示すブロック図である。
図6は図5の電子錠制御装置の動作フローを示すフロー
チャートである。この形態は第2の実施の形態の変形例
である。図5,図6において、第2の実施の形態と対応
する要素は同一の符号を付けて示してある。構成及び動
作が同一の部分については、以下の説明を省略する。
【0038】この形態では、請求項4の解錠記録手段及
び解錠記録表示手段は、それぞれ解錠記録部190及び
解錠表示部195に対応する。図5の解錠制御装置10
0に備わった解錠記録部190は、解錠動作に関する様
々な情報を記録するメモリである。また、解錠制御装置
100に備わった解錠表示部195は、解錠記録部19
0に記録された情報を管理などのために必要に応じて表
示する。
【0039】具体的には、解錠制御装置100が接続さ
れた電話回線に着信がある度に、図6に「解錠記録動
作」として示されるように、着信日時,発ID番号(発
信電話番号),発ID照合結果,暗証番号照合結果,解
錠時刻,解錠完了時刻及び回線切断時刻の情報が解錠記
録部190に記録される。これらの情報は、解錠表示部
195に一覧表示したり図示しないプリンタに出力でき
る。
【0040】(第4の実施の形態)本発明を実施する電
子錠制御装置の一例について、図7及び図8を参照して
説明する。この形態は請求項5に対応する。
【0041】図7はこの形態の電子錠制御装置の構成を
示すブロック図である。図8は図7の電子錠制御装置の
動作フローを示すフローチャートである。この形態は第
3の実施の形態の変形例である。図7,図8において、
第3の実施の形態と対応する要素は同一の符号を付けて
示してある。構成及び動作が同一の部分については、以
下の説明を省略する。
【0042】この形態では、請求項5の自動データ送信
手段はデータ送信部135に対応する。図7の解錠制御
装置100に備わったデータ送信部135は、解錠記録
部190に記録された情報を主制御部110Dの制御に
従って、管理センタ装置300に自動送信する。
【0043】すなわち、図8に示すステップS15で電
話回線を切断した後、ステップS23の処理に進む。ス
テップS23では、主制御部110Dはデータ送信部1
35を制御して、管理センタ装置300の電話番号宛に
電話をかけ、解錠記録部190に記録された解錠記録に
関する一連の情報(着信日時,発ID番号,発ID照合
結果,暗証番号照合結果,解錠時刻,解錠完了時刻及び
回線切断時刻)を電話回線を介して管理センタ装置30
0に送信する。
【0044】従って、様々な地点に複数の解錠制御装置
100が存在する場合であっても、各々の解錠制御装置
100に関する解錠記録の情報を管理センタ装置300
で集中的に管理することができる。図8に示す解錠制御
装置100の動作フローは、図11のように変形しても
よい。図11において、図8と同一の処理は同一のステ
ップ番号で示されている。図11に示す制御によって、
特定の管理者が複数の解錠制御装置100のそれぞれの
登録ID・PW保持部165の登録情報を管理できる。
【0045】図11の動作フローにおいては、複数箇所
の各々の登録ID・PW保持部165の内容として図9
に示すデータ構成を想定するとともに、情報操作用信号
として図10に示すデータフォーマットを想定してい
る。図9の例では、管理者であるAさんの共通の登録情
報が、Xビル,Yビル,Zビルのそれぞれに設置された
解錠制御装置100の登録ID・PW保持部165に登
録されている。管理者の登録情報については管理者フラ
グが「1」にセットされるので、管理者と一般の利用者
とを登録情報で区別できる。
【0046】図9の条件においては、管理者であるAさ
んは、Xビル,Yビル,Zビルのそれぞれに設置された
解錠制御装置100のいずれにもアクセスできる。すな
わち、AさんがPHS電話50又は携帯電話から解錠制
御装置100に電話をかけて予め定めた暗証番号を入力
すると、解錠制御装置100の処理は図11においてス
テップS21及びS22を通ってS30に進む。
【0047】ステップS30では、登録ID・PW保持
部165に登録された登録情報の管理者フラグ(図9参
照)を調べて管理者と一般の利用者とを区別する。一般
の利用者の場合には、ステップS33(図8のS13以
降と同じ)に進む。管理者のAさんの場合には、ステッ
プS30からS34に進む。図11のステップS34で
は、解錠制御装置100は電話回線からPB信号として
入力されるデータを受信する。次のステップS35で
は、S34で受信したデータの先頭の2桁を分析し、予
め決めた情報操作用信号(図10参照)か否かを調べ
る。
【0048】S34で受信したデータの先頭の2桁が
「1*」,「0*」,「**」の場合には、それぞれス
テップS36,S37,S38に進む。ステップS36
は新規の情報を登録ID・PW保持部165に登録する
ための処理であり、ステップS37は登録ID・PW保
持部165に登録された情報を削除するための処理であ
り、ステップS38は登録ID・PW保持部165に登
録された情報を変更するための処理である。
【0049】すなわち、管理者であるAさんの場合、P
HS電話50又は携帯電話から解錠制御装置100に電
話をかけて予め定めた暗証番号を入力した後、図10に
示すような情報操作用信号を送信することにより、登録
ID・PW保持部165に対して情報の登録,削除及び
変更を遠隔操作で行うことができる。たとえば、図10
に示す「1*321−1234##」を情報操作用信号
としてAさんが送信した場合には、先頭2桁の「1*」
により登録要求として識別されるので、図11のステッ
プS36が実行される。この場合、「321−123
4」が新規に登録される。削除及び変更についても同様
である。
【0050】管理者でないBさん及びCさんの場合に
は、遠隔操作で登録ID・PW保持部165の情報にア
クセスすることはできない。また、図9の例ではBさん
の登録情報「030−3122−3210・・・・・」
はYビルの解錠制御装置100及びZビルの解錠制御装
置100に登録されているので、BさんはYビル及びZ
ビルのいずれについても解錠の権限を有している。
【0051】一方、Cさんの登録情報「030−312
5−6789・・・・」はXビルの解錠制御装置100
だけに登録されているので、CさんはXビルだけについ
て解錠の権限を有している。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では電話網
を介して送信される発信電話番号を利用し、その番号を
予め解錠を許可された人のIDと比較してドアの解錠を
行うものであるため、解錠のために利用者によって操作
される専用の入出力部をドアの近傍に露出する形態で設
置する必要がない。
【0053】従って、本発明の電子錠制御装置は完全に
ドアの内側に設置できる。また、解錠操作については携
帯電話やPHS電話等を用いて遠隔操作で行うことがで
きるので、セキュリティの面で信頼性の高い電子錠制御
装置が実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の電子錠制御装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】図1の電子錠制御装置の動作フローを示すフロ
ーチャートである。
【図3】第2の実施の形態の電子錠制御装置の構成を示
すブロック図である。
【図4】図3の電子錠制御装置の動作フローを示すフロ
ーチャートである。
【図5】第3の実施の形態の電子錠制御装置の構成を示
すブロック図である。
【図6】図5の電子錠制御装置の動作フローを示すフロ
ーチャートである。
【図7】第4の実施の形態の電子錠制御装置の構成を示
すブロック図である。
【図8】図7の電子錠制御装置の動作フローを示すフロ
ーチャートである。
【図9】登録ID・PW保持部のデータ構成例を示す模
式図である。
【図10】情報操作用信号のデータフォーマットの例を
示す模式図である。
【図11】図8の動作フローの変形例を示すフローチャ
ートである。
【図12】従来例(1)の電子錠システムの構成を示す
ブロック図である。
【図13】図12の電子錠を解錠する場合の動作フロー
を示すフローチャートである。
【図14】従来例(2)の電子錠システムの構成を示す
ブロック図である。
【図15】図14のシステムの解錠データの構成例を示
す模式図である。
【図16】図14のシステムの動作フローを示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
50 PHS電話 60 電話網 70 PHS基地局 80 携帯電話基地局 100 解錠制御装置 110,110B,110C,110D 主制御部 120 発ID受信部 130 電話回線対応部 135 データ送信部 140 応答信号発生部 150 入力部 160 登録ID保持部 165 登録ID・PW保持部 170 インタフェース 180 PB信号受信部 190 解錠記録部 195 解錠表示部 200 電子錠 210 トランジスタ 220 ソレノイド 230 施錠機構 240 直流電源 300 管理センタ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島田 博文 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 数藤 崇 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 田辺 守人 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 松村 英三 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 Fターム(参考) 2E250 AA01 BB04 BB61 DD02 EE03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話回線を介して入力される発信者電話
    番号を受信発IDとして受信する発ID受信手段と、 あらかじめアクセスを許可した電話番号を登録発IDと
    して保持する登録発ID保持手段と、 前記発ID受信手段が受信した受信発IDと、前記登録
    発ID保持手段が保持する登録発IDとを照合し、照合
    の結果に応じて所定の電子錠を解錠するための信号を制
    御する解錠制御手段とを設けたことを特徴とする電子錠
    制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の電子錠制御装置において、着
    信に対して自動応答する着信応答手段を設けたことを特
    徴とする電子錠制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の電子錠制御装置において、 電話回線から入力されるPB信号を受信するPB信号受
    信手段と、 発信側にPB信号の入力を促す応答信号発生手段と、 前記登録発IDに対応づけられた暗証番号を登録暗証番
    号として保持する暗証番号保持手段とを更に設けるとと
    もに、前記解錠制御手段が、前記PB信号受信手段の受
    信したPB信号に現れる暗証番号を、前記暗証番号保持
    手段の保持する登録暗証番号と照合した結果に応じて電
    子錠を解錠するための信号を制御することを特徴とする
    電子錠制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1の電子錠制御装置において、少
    なくとも着信があった日時及び受信発IDをデータとし
    て記録する解錠記録手段と、前記解錠記録手段に記録さ
    れたデータを表示する解錠記録表示手段とを更に設けた
    ことを特徴とする電子錠制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4の電子錠制御装置において、前
    記受信発IDを受信した場合に、受信時刻及び前記受信
    発IDの情報を前記電話回線を介して所定の管理センタ
    に送信する自動データ送信手段を更に設けたことを特徴
    とする電子錠制御装置。
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