JP2000219643A - フェニルインダン誘導体の製造法 - Google Patents

フェニルインダン誘導体の製造法

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JP2000219643A
JP2000219643A JP11056895A JP5689599A JP2000219643A JP 2000219643 A JP2000219643 A JP 2000219643A JP 11056895 A JP11056895 A JP 11056895A JP 5689599 A JP5689599 A JP 5689599A JP 2000219643 A JP2000219643 A JP 2000219643A
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methylstyrene
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phenylindane
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sulfonic acid
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Kiyotaka Mashita
清孝 真下
Yukiko Muramatsu
有紀子 村松
Seiji Tai
誠司 田井
Takayuki Saito
高之 斎藤
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Hitachi Chemical Co Ltd
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フェニルインダン誘導体を有機溶媒を使用せ
ず簡便な工程で高収率に製造できるフェニルインダン誘
導体の製造法を提供する。 【解決手段】 下記一般式(I)で表されるα−メチ
ルスチレン誘導体を、濃度71〜99.99重量%のス
ルホン酸化合物水溶液の存在下に反応させることを特徴
とする下記一般式(II)で表わされるフェニルインダン
誘導体の製造法。 【化1】 (一般式(I)及び一般式(II)中、Xは、水素原子、
ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、ヒドロ
キシル基、炭素数1〜6のアルコキシル基、炭素数1〜
7のアシル基又は炭素数1〜6のアルキル基を示し、n
は0又は1〜5の整数である)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフェニルインダン誘
導体の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】α−メチルスチレン誘導体が酸触媒の存
在下で二量化して、不飽和二量体又はフェニルインダン
誘導体を生成することは既に知られている。
【0003】これらの生成物のうち、フェニルインダン
誘導体を選択的に製造する方法として、例えば、特開昭
55−115830号公報には濃硫酸で処理したベント
ナイトを触媒として用いる方法が開示されていが、この
方法ではベンゼン、トルエン、クメン、四塩化炭素、あ
るいはフェニルインダン誘導体自身を溶媒として用いて
いる。ベンゼン等は後処理工程での除去が必要であり、
フェニルインダン誘導体自身の場合は原料中に目的物を
使用していることになり、生産性が悪い。特開昭60−
97920号公報には、触媒として特定の酸性白土又は
酸イオン交換体を使用する方法が開示されているが、こ
の場合も溶媒として目的物であるフェニルインダン誘導
体を用いている。
【0004】米国特許第3,523,981号明細書に
は、三塩化ロジウムや二塩化パラジウムを触媒に用いる
方法が開示されているが、溶媒としてクロルベンゼンを
使用している。米国特許第3,890,402号明細書
には触媒としてよう素を用いる方法が開示されている
が、この場合も、溶媒としてテトラヒドロチオフェン−
1,1,1−ジオキシドを用いる。また、Reaction Kin
etics & Catalysis Letters、第55巻、第2号、251〜2
57頁(1995年)には、無溶媒でα−メチルスチレンと大
過剰のモンモリロナイトを反応させるとフェニルインダ
ン誘導体が生成することが記載されているが、反応後、
モンモリロナイトに吸着した反応生成物を環境衛生に有
害なジクロロメタンを使って抽出しなければならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】請求項1記載の発明
は、フェニルインダン誘導体を有機溶媒を使用せず簡便
な工程で高収率に製造できるフェニルインダン誘導体の
製造法を提供するものである。請求項2記載の発明は、
請求項1記載の発明の効果を奏し、さらに安定して製造
を行えるフェニルインダン誘導体の製造法を提供するも
のである。請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載
の発明の効果を奏し、より効率的に製造を行えるフェニ
ルインダン誘導体の製造法を提供するものである。
【0006】
【課題を解説するための手段】本発明は、下記一般式
(I)
【化3】 (一般式(I)中、Xは、水素原子、ハロゲン原子、シ
アノ基、ニトロ基、アミノ基、ヒドロキシル基、炭素数
1〜6のアルコキシル基、炭素数1〜7のアシル基又は
炭素数1〜6のアルキル基を示し、nは0又は1〜5の
整数である)で表されるα−メチルスチレン誘導体を、
濃度71〜99.99重量%のスルホン酸化合物水溶液
の存在下に反応させることを特徴とする下記一般式(I
I)
【化4】 (一般式(II)中、X及びnは、一般式(I)における
と同意義である)で表わされるフェニルインダン誘導体
の製造法に関する。
【0007】また、本発明は、反応温度が91〜200
℃である前記のフェニルインダン誘導体の製造法に関す
る。また、本発明は、α−メチルスチレン誘導体がα−
メチルスチレンで、スルホン酸化合物がp−トルエンス
ルホン酸である前記のフェニルインダン誘導体の製造法
に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明におけるα−メチルスチレ
ン誘導体を表す上記一般式(I)中のXは、水素原子、
ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、ヒドロ
キシル基、炭素数1〜6のアルコキシル基、炭素数1〜
7のアシル基又は炭素数1〜6のアルキル基を示す。
【0009】上記ハロゲン原子としては、フッ素原子、
塩素原子、臭素原子、ヨー素原子等が挙げられる。ま
た、炭素数1〜6のアルコキシル基としては、メトキシ
ル基、エトキシル基、n−プロポキシル基、イソプロポ
キシル基、アリルオキシル基、n−ブトキシル基、イソ
ブトキシル基、sec−ブトキシル基、tert−ブトキシル
基、ペンチルオキシル基、ヘキシルオキシル基等が挙げ
られる。また、炭素数1〜7のアシル基としては、ホル
ミル基、アセチル基、プロピオニル基、n−ブチリル
基、イソブチリル基、バレリル基、ベンゾイル基等があ
る。また、炭素数1〜6のアルキル基としては、メチル
基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−
ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチ
ル基、ペンチル基、ヘキシル基等が挙げられる。
【0010】本発明における上記一般式(I)で表され
るα−メチルスチレン誘導体の具体例としては、α−メ
チルスチレン、4−ブロモ−α−メチルスチレン、3−
ブロモ−α−メチルスチレン、4−クロロ−α−メチル
スチレン、3−クロロ−α−メチルスチレン、4−シア
ノ−α−メチルスチレン、3−シアノ−α−メチルスチ
レン、4−ニトロ−α−メチルスチレン、3−ニトロ−
α−メチルスチレン、4−アミノ−α−メチルスチレ
ン、3−アミノ−α−メチルスチレン、4−ヒドロキシ
−α−メチルスチレン、3−ヒドロキシ−α−メチルス
チレン、4−メトキシ−α−メチルスチレン、3−メト
キシ−α−メチルスチレン、4−エトキシ−α−メチル
スチレン、3−エトキシ−α−メチルスチレン、4−n
−ブトキシ−α−メチルスチレン、3−n−ブトキシ−
α−メチルスチレン、4−t−ブトキシ−α−メチルス
チレン、3−t−ブトキシ−α−メチルスチレン、4−
アリロキシ−α−メチルスチレン、3−アリロキシ−α
−メチルスチレン、4−ベンジロキシ−α−メチルスチ
レン、3−ベンジロキシ−α−メチルスチレン、4−フ
ェニロキシ−α−メチルスチレン、3−フェニロキシ−
α−メチルスチレン、4−メチル−α−メチルスチレ
ン、3−メチル−α−メチルスチレン、4−エチル−α
−メチルスチレン、3−エチル−α−メチルスチレン、
4−n−ブチル−α−メチルスチレン、3−n−ブチル
−α−メチルスチレン、4−t−ブチル−α−メチルス
チレン、3−t−ブチル−α−メチルスチレン、4−フ
ェニル−α−メチルスチレン、3−フェニル−α−メチ
ルスチレン、4−ベンジル−α−メチルスチレン、3−
ベンジル−α−メチルスチレンなどが挙げられ、α−メ
チルスチレンが好ましい。
【0011】本発明において触媒として用いられるスル
ホン酸化合物水溶液としては、例えばトルエンスルホン
酸、フェノールスルホン酸、メタンスルホン酸、エタン
スルホン酸等のスルホン酸化合物の水溶液が用いられ、
p−トルエンスルホン酸の水溶液が好ましい。
【0012】スルホン酸化合物水溶液のスルホン酸化合
物の濃度は71〜99.99重量%である。スルホン酸
化合物水溶液のスルホン酸化合物の濃度が71重量%未
満ではフェニルインダン誘導体への反応が進まず、フェ
ニルインダン誘導体が生成しない。なお、スルホン酸化
合物は水和物の形態で入手可能であり、スルホン酸化合
物が水和物の場合は、スルホン酸化合物の濃度は次のよ
うに算出する。
【0013】
【数1】
【0014】α−メチルスチレン誘導体に対するスルホ
ン酸化合物水溶液の割合は10〜90重量%とすること
が好ましく、20〜70重量%とすることがより好まし
く、30〜50重量%とすることが特に好ましい。α−
メチルスチレン誘導体に対するスルホン酸化合物水溶液
の割合が10重量%未満の場合は、反応速度が遅く、反
応率が低下する傾向がある。スルホン酸化合物水溶液の
割合が90重量%を超える場合は仕込み時のα−メチル
スチレン誘導体の量が減り、生産性が低下する傾向があ
る。
【0015】反応温度は91〜200℃とすることが好
ましく、95〜170℃とすることがより好ましく、1
00〜150℃とすることが特に好ましい。反応温度が
91℃未満であると、フェニルインダン誘導体への反応
が進まず、フェニルインダン誘導体が生成しない傾向が
ある。反応温度が200℃を超えると、α−メチルスチ
レン誘導体の三量体以上のオリゴマーの生成量が増え、
飽和環状二量体の収率が低下する傾向がある。反応は常
圧又は加圧条件下で好適に行われる。反応時間は1〜2
4時間程度である
【0016】このようにして得られた反応液を静置した
後、油水分離して油層を取り出して、1〜10重量%の
炭酸ナトリウム水溶液等のアルカリ溶液で洗浄すること
により、フェニルインダン誘導体を得ることができる。
フェニルインダン誘導体とスルホン酸化合物水溶液とは
反応後速やかに分液するので、それぞれの分離、回収は
容易である。また、回収した触媒であるスルホン酸化合
物水溶液は、繰り返し使用できるので経済性に優れてい
る。また、フェニルインダン誘導体の精製は、必要によ
りさらに減圧蒸留を行うことにより容易に達成できる。
【0017】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。 実施例1 攪拌装置、ジムロート冷却管、温度計を具備した100
mlの三つフラスコにα−メチルスチレン48gと、p−
トルエンスルホン酸一水和物40gを水10gに40℃
で溶解して調製したp−トルエンスルホン一水和物の8
0重量%水溶液32gを仕込み、撹拌しながら110℃
まで昇温した。そのまま110℃で12時間撹拌を続け
た後、反応液を60℃まで冷却し、静置して水層を除去
し、油層をさらに1重量%炭酸ナトリウム水溶液で洗浄
した。得られた油層を取り出し、ガスクロマトグラフィ
ーにより、α−メチルスチレンの転化率を求めたところ
99.4重量%であり、ほとんどすべての原料が消失し
ていることが分かった。また、目的の1,1,3−トリ
メチル−3−フェニルインダンの単離収率は94重量%
であった。結果を表1に示す。
【0018】実施例2 攪拌装置、ジムロート冷却管、温度計を具備した100
mlの三つフラスコにα−メチルスチレン32gと、p−
トルエンスルホン酸一水和物36gを水14gに25℃
で溶解して調製したp−トルエンスルホン一水和物の7
2重量%水溶液48gを仕込み、撹拌しながら130℃
まで昇温した。そのまま130℃で12時間撹拌を続け
た後、反応液を60℃まで冷却し、静置して水層を除去
し、油層をさらに1重量%炭酸ナトリウム水溶液で洗浄
した。得られた油層を取り出し、ガスクロマトグラフィ
ーにより、α−メチルスチレンの転化率を求めたところ
99.2重量%であり、ほとんどすべての原料が消失し
ていることが分かった。また、目的の1,1,3−トリ
メチル−3−フェニルインダンの単離収率は90重量%
であった。結果を表1に示す。
【0019】実施例3 攪拌装置、ジムロート冷却管、温度計を具備した100
mlの三つフラスコにα−メチルスチレン64gと、p−
トルエンスルホン酸一水和物42.5gを水7.5gに
70℃で溶解して調製したp−トルエンスルホン一水和
物の85重量%水溶液16gを仕込み、撹拌しながら1
10℃まで昇温した。そのまま110℃で8時間撹拌を
続けた後、反応液を60℃まで冷却し、静置して水層を
除去し、油層をさらに1重量%炭酸ナトリウム水溶液で
洗浄した。得られた油層を取り出し、ガスクロマトグラ
フィーにより、α−メチルスチレンの転化率を求めたと
ころ99.6重量%であり、ほとんどすべての原料が消
失していることが分かった。また、目的の1,1,3−
トリメチル−3−フェニルインダンの単離収率は93重
量%であった。結果を表1に示す。
【0020】実施例4 実施例3においてα−メチルスチレンの量を48g、p
−トルエンスルホン一水和物の85重量%水溶液の量を
32gとし、反応時間を3時間とした以外は、実施例3
と同様に処理を行った。その結果を表1に示す。
【0021】比較例1 撹拌装置、ジムロート冷却管、温度計を具備した100
mlの三つ口フラスコにα−メチルスチレン48gと、p
−トルエンスルホン酸一水和物32.5gを水17.5
gに室温で溶解して調製したp−トルエンスルホン酸一
水和物の65重量%水溶液を仕込み、撹拌しながら11
0℃まで昇温した。そのまま、110℃で12時間撹拌
を続けた後、反応液を60℃まで冷却し、静置して水層
を除去し、油層をさらに1重量%炭酸ナトリウム水溶液
で洗浄した。得られた油層を取り出し、ガスクロマトグ
ラフィーにより、α−メチルスチレンの転化率を求めた
ところ99.2重量%であり、ほとんどすべての原料が
消失していることが分かったが、目的の1,1,3−ト
リメチル−3−フェニルインダンの単離収率は9重量%
であった。(残りはほとんどがα−メチルスチレンの線
状二量体である2,4−ジフェニル−4メチル−1−ペ
ンテンと2,4,ジフェニル−4−メチル−2−ペンテ
ン)結果を表1に示す。
【0022】比較例2 攪拌装置、ジムロート冷却管及び温度計を具備した10
0mlの三つフラスコにα−メチルスチレン44.5g
と、モンモリロナイト−K10を5g仕込み、27℃で
撹拌した。15分後に撹拌を止め、モンモリロナイト−
K10に吸着した反応生成物をジクロロメタンを使って
抽出した。この抽出液を1重量%炭酸ナトリウム水溶液
で洗浄し、得られた油層を蒸留してジクロロメタンを取
り除いた。蒸留残留物を取り出し、ガスクロマトグラフ
ィーにより、α−メチルスチレンの転化率を求めたとこ
ろ99.9重量%であり、ほとんどすべての原料が消失
していることが分かった。また、目的の1,1,3−ト
リメチル−3−フェニルインダンの単離収率は90重量
%であった。結果を表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】比較例1では、目的物の収率が著しく低
い。また、比較例2では反応後、モンモリロナイトに吸
着した反応生成物を環境衛生に有害なジクロロメタンを
使って抽出しなければならない。抽出が不十分である
と、反応生成物がモンモリロナイト中に残ってしまい、
回収率が悪くなる。またモンモリロナイトを繰り返し使
用する場合、触媒活性が低下する。また、その後蒸留等
によりジクロロメタンを除去する必要があり、除去が不
十分であるとジクロロメタンが残り、純度が悪くなる。
また、ジクロロメタンも回収する必要がある。このよう
に、ジクロロメタンによる抽出やその後のジクロロメタ
ンの除去等の作業が必要なため、製造工程が極めて煩雑
になる。
【0025】
【発明の効果】請求項1記載のフェニルインダン誘導体
の製造法によれば、フェニルインダン誘導体を簡便な工
程で収率よく製造することができる。請求項2記載のフ
ェニルインダン誘導体の製造法は、請求項1記載のフェ
ニルインダン誘導体の製造法の効果を奏し、さらに安定
して製造を行うことができる。請求項3記載のフェニル
インダン誘導体の製造法は、請求項1又は2記載のフェ
ニルインダン誘導体の製造法の効果を奏し、より効率的
に製造を行うことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田井 誠司 茨城県日立市東町四丁目13番1号 日立化 成工業株式会社茨城研究所内 (72)発明者 斎藤 高之 茨城県日立市東町四丁目13番1号 日立化 成工業株式会社茨城研究所内 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC28 AD16 BA52 BB31 BB70 BC10 BC34 4H039 CF10 CL11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I) 【化1】 (一般式(I)中、Xは、水素原子、ハロゲン原子、シ
    アノ基、ニトロ基、アミノ基、ヒドロキシル基、炭素数
    1〜6のアルコキシル基、炭素数1〜7のアシル基又は
    炭素数1〜6のアルキル基を示し、nは0又は1〜5の
    整数である)で表されるα−メチルスチレン誘導体を、
    濃度71〜99.99重量%のスルホン酸化合物水溶液
    の存在下に反応させることを特徴とする下記一般式(I
    I) 【化2】 (一般式(II)中、X及びnは、一般式(I)における
    と同意義である)で表わされるフェニルインダン誘導体
    の製造法。
  2. 【請求項2】 反応温度が91〜200℃である請求項
    1記載のフェニルインダン誘導体の製造法。
  3. 【請求項3】 α−メチルスチレン誘導体がα−メチル
    スチレンで、スルホン酸化合物がp−トルエンスルホン
    酸である請求項1又は2記載のフェニルインダン誘導体
    の製造法。
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