JP2000218437A - 雄ねじ修正用工具 - Google Patents

雄ねじ修正用工具

Info

Publication number
JP2000218437A
JP2000218437A JP11018239A JP1823999A JP2000218437A JP 2000218437 A JP2000218437 A JP 2000218437A JP 11018239 A JP11018239 A JP 11018239A JP 1823999 A JP1823999 A JP 1823999A JP 2000218437 A JP2000218437 A JP 2000218437A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
male screw
screw
socket
members
engaging members
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11018239A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Matsushita
弘行 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MUSASHI TRADING OFFICE KK
Original Assignee
MUSASHI TRADING OFFICE KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MUSASHI TRADING OFFICE KK filed Critical MUSASHI TRADING OFFICE KK
Priority to JP11018239A priority Critical patent/JP2000218437A/ja
Publication of JP2000218437A publication Critical patent/JP2000218437A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 雄ねじの修正作業能率を向上させ、低コスト
化を図ることができる。 【解決手段】 一対の螺合部材11、12を用いる。各
螺合部材11、12は、修正対象の雄ねじ4にほぼ適合
した螺合状態を得ることができるナットの一部を軸心に
沿って切り取った形状に相当する。少なくとも回転方向
下流側に位置する螺合部材11、12における回転方向
下流側の端部に雄ねじ4に適合する形状の刃部14、1
5を形成する。螺合部材11、12を雄ねじ4に螺合す
るように組み合わせ、外側に嵌めたソケット3と共に回
転させることにより、その内側に係合された螺合部材1
1、12をその雌ねじ13が雄ねじ4に密着した状態で
移動させ、刃部14、若しくは15により雄ねじ4を修
正することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ハブボル
トのような各種のボルトにおいて、その雄ねじが潰れた
り、雄ねじの谷部に異物が固着された状態となってナッ
トを螺着することができなくなった場合にこの雄ねじを
修正するために用いる雄ねじ修正用工具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような雄ねじを修正するに
は、一般的にカットダイスと、専用のソケットと、六角
レンチと、T字レンチとを用いる。そして、まず、ハブ
ボルトの基部側にこれを挟むようにカットダイスを螺合
する。次に、カットダイスの外側に専用のソケットを嵌
める。次に、六角レンチを使用してソケットとカットダ
イスとががたつかないように締める。その後、T字レン
チによりソケットおよびカットダイスをハブボルトの先
端側に移動するように回転させることにより、カットダ
イスによりハブボルトにおける雄ねじの谷側へ潰れた部
分を切除し、若しくはハブホルトにおける雄ねじの谷部
に固着している異物を除去し、雄ねじを修正することが
できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術では、専用のソケットのほかにもレンチ
を必要とし、高価となるばかりでなく、修正作業に手数
と時間を要するなどの問題があった。
【0004】本発明の目的は、上記のような従来の問題
を解決するものであり、雄ねじの修正作業を簡単に、か
つ短時間で行うことができ、したがって、修正作業能率
を向上させることができ、また、一般的なソケットによ
り雄ねじの修正作業を行うことができるようにして専用
のソケット等を不要とすることができ、したがって、低
コスト化を図ることができるようにした雄ねじ修正用工
具を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の雄ねじ修正用工具は、修正対象の雄ねじにほ
ぼ適合した螺合状態を得ることができるナットの一部を
軸心に沿って切り取った形状に相当する一対の螺合部材
を有し、少なくとも回転方向下流側に位置する螺合部材
における回転方向下流側の端部に上記雄ねじに適合する
形状の刃部が形成されたものである。
【0006】そして、上記構成において、一対の螺合部
材が着脱可能な面ファスナを備えるのが好ましい。
【0007】上記のように構成された本発明によれば、
螺合部材を修正対象の雄ねじに螺合するように組み合わ
せ、螺合部材の外側にソケットを嵌めてソケットと共に
回転させることにより、ソケットにより螺合部材を雄ね
じに密着状態で移動させ、その回転方向下流側の刃部に
より雄ねじの谷側へ潰れた部分を切除し、若しくは雄ね
じの谷部に固着している異物を除去することができる。
このように、螺合部材とソケットとはがたつきを有する
状態で回転させても雄ねじを修正することができるの
で、修正作業を簡単に、かつ短時間で行うことができ、
また、一般的なソケットで修正作業を行うことができる
ので、専用のソケット等を不要とすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。まず、本発明の第1の実
施形態について説明する。図1は本発明の第1の実施形
態による雄ねじ修正用工具を示す斜視図、図2(a)、
(b)はそれぞれ同雄ねじ修正用工具を用いて雄ねじを
修正する動作を説明するための横断面図、図3は同雄ね
じ修正用工具により雄ねじを修正している状態を示す一
部斜視図、図4(a)、(b)、(c)は雄ねじの潰れ
た部分を切除して修正する説明図である。
【0009】図1ないし図3において、1は修正対象で
あるハブボルト、2は本発明の雄ねじ修正用工具、3は
一般的にナットの締付けに用いられている通常のソケッ
トである。
【0010】本発明の雄ねじ修正用工具2は、一対の螺
合部材11、12が用いられる。これらの螺合部材1
1、12は、ハブボルト1の雄ねじ4に適合した螺合状
態を得ることができる六角ナットの一部を軸心に沿って
切り取った形状に相当し、内側に雌ねじ部13を有して
いる。これらの螺合部材11、12はその雌ねじ部13
をハブボルト1の雄ねじ4に螺合するように組み合わせ
た際、ハブボルト1の外周の過半部を覆うことができる
ような大きさで、外側中間部に六角ナットの頂角部を有
するような形状に設定するのが好ましい。図示例では、
各螺合部材11、12はナットの頂角部付近で約1/3
に切り取った形状に相当する程度の大きさとなるように
設定している。
【0011】少なくとも回転方向下流側に位置する螺合
部材11、若しくは12における回転方向下流側の端
部、例えば、ナット(図示省略)をハブボルト1に対し
て緩める場合のように、螺合部材11、12を図2にお
いて反時計方向に回転させる場合には、螺合部材11の
回転方向下流側の端部、ナットをハブボルト1に対して
締める場合のように、螺合部材11、12を図2におい
て時計方向に回転させる場合には、螺合部材12におけ
る回転方向下流側の端部に鋭角の切断により刃部14、
15が形成されている。本実施形態においては、螺合部
材11、12のいずれの方向への回転にも対応させるこ
とができるように、両螺合部材11、12の端部にねじ
形状の刃部14、15が形成されている。そして、本実
施形態における螺合部材11、12はハブボルト1に螺
着するナットから切り取って形成している。なお、各螺
合部材11、12におけるハブ14、15とは反対側の
切断端にも刃部を形成するのが好ましいが、ナットを切
断する際に軸心に対して傾斜させることにより一方の内
端については鋭角に形成することができるので、本実施
形態においては一方の螺合部材11にのみ、刃部14の
反対側の端部にも刃部16が形成されている。上記各刃
部14、15、16は雄ねじ13の延長によりハブボル
ト1の雄ねじ4に適合する形状に形成されている。
【0012】以上の構成において、以下、ハブボルト1
の雄ねじ4の修正動作について説明する。まず、図2
(a)に示すように、螺合部材11、12を修正対象で
あるハブボルト1の雄ねじ4における基部側にこれを挟
むように、しかも、刃部14、15側が離隔し、刃部1
4、15側とは反対側の面が接近するように配置して螺
合部材11、12の雌ねじ13を雄ねじ4に螺合する。
次に、螺合部材11、12の外側に一般的なソケット3
を嵌める。次に、インパクトレンチにより、若しくは指
でソケット3を摘んでソケット3をハブボルト1の先端
側、すなわち、ハブボルト1に螺合しているナットの場
合であれば、緩める方向に回転させる。このとき、ソケ
ット3の内側面と螺合部材11、12の外側面との間に
は隙間によるがたがあるが、ソケット3の回転に伴い、
図2(b)に示すように、ソケット3の内側面に係合さ
れた螺合部材11、12が雄ねじ4側に押圧され、螺合
部材11、12はその雌ねじ13が雄ねじ4に密着した
螺合状態で移動する。
【0013】したがって、本実施形態においては回転方
向下流側に位置する螺合部材11における回転方向下流
側端部の刃部14が図2(b)、図3に示すように、雄
ねじ4に密着する切削状態で移動することになる。これ
により、例えば、図4(a)に示す雄ねじ4が図4
(b)に示すように潰れていたとすると、刃部14によ
り雄ねじ4の谷側へ潰れた部分を図4(c)に示すよう
に切除し、また、雄ねじ4の谷部に異物が固着している
場合には、刃部14によりこの異物を掻取るように除去
することができ、雄ねじ4をナットの螺着し得る状態に
修正することができる。
【0014】上記使用例においては、螺合部材11、1
2をナットの緩め方向に回転させて雄ねじ4を修正する
場合について説明したが、螺合部材11、12をハブボ
ルト1の雄ねじ4における先端部側で螺合させ、ナット
を締める場合のようにソケット3を回転させることによ
り、ソケット3の内側面に係合された螺合部材11、1
2が雄ねじ4側に押圧され、螺合部材11、12はその
雌ねじ13が雄ねじ4に密着した螺合状態で移動する。
したがって、螺合部材11、12における回転方向下流
側端部の刃部16、15が雄ねじ4に密着する切削状態
で移動し、上記と同様に雄ねじ4を修正することができ
る。
【0015】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。図5は本発明の第2の実施形態による雄ねじ修
正用工具を示す正面図である。
【0016】本実施形態においては、各螺合部材11、
12における刃部14、15とは反対側の端面に面ファ
スナ17を備えている。その一例として、一方の基板1
8に多数本の可撓性を有する係止具19が植設され、他
方の基板20に多数本の可撓性を有する係止具21が植
設され、各基板18と20が螺合部材11と12の端面
に固定されている。そして、両係止具19、21を係止
させることにより、螺合部材11、12を離脱可能に連
結し得るようにしたものである。
【0017】この面ファスナ16を備えることにより、
螺合部材11、12を連結したセット状態、すなわち、
片手でボルト1の雄ねじ4に螺合状態に組み合わせるこ
とができて使用の際の便を図ることができる。
【0018】なお、本発明は、上記実施形態の形状、大
きさ等に限定されるものではなく、基本的技術思想を逸
脱しない範囲で種々設計変更することができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、螺
合部材を修正対象の雄ねじに螺合するように組み合わ
せ、螺合部材の外側にソケットを嵌めてソケットと共に
回転させることにより、ソケットにより螺合部材を雄ね
じに密着状態で移動させ、その回転方向下流側の刃部に
より雄ねじの谷側へ潰れた部分を切除し、若しくは雄ね
じの谷部に固着している異物を除去することができる。
このように螺合部材とソケットとはがたつきを有する状
態で回転させても雄ねじを修正することができるので、
修正作業を簡単に、かつ短時間で行うことができ、した
がって、修正作業能率を向上させることができる。ま
た、一般的なソケットで修正作業を行うことができるの
で、専用のソケット等を不要とすることができ、したが
って、低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による雄ねじ修正用工
具を示す斜視図である。
【図2】(a)、(b)はそれぞれ同雄ねじ修正用工具
を用いて雄ねじを修正する動作を説明するための横断面
図である。
【図3】同雄ねじ修正用工具により雄ねじを修正してい
る状態を示す一部斜視図である。
【図4】(a)、(b)、(c)は雄ねじの潰れ部分を
切除して修正する説明図である。
【図5】本発明の第2の実施形態による雄ねじ修正用工
具を示す正面図である。
【符号の説明】
1 ハブボルト 2 雄ねじ修正用工具 3 ソケット 4 雄ねじ 11 螺合部材 12 螺合部材 13 雌ねじ部 14 刃部 15 刃部 16 刃部 17 面ファスナ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 修正対象の雄ねじにほぼ適合した螺合状
    態を得ることができるナットの一部を軸心に沿って切り
    取った形状に相当する一対の螺合部材を有し、少なくと
    も回転方向下流側に位置する螺合部材における回転方向
    下流側の端部に上記雄ねじに適合する形状の刃部が形成
    された雄ねじ修正用工具。
  2. 【請求項2】 一対の螺合部材が着脱可能な面ファスナ
    を備えた請求項1記載の雄ねじ修正用工具。
JP11018239A 1999-01-27 1999-01-27 雄ねじ修正用工具 Pending JP2000218437A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11018239A JP2000218437A (ja) 1999-01-27 1999-01-27 雄ねじ修正用工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11018239A JP2000218437A (ja) 1999-01-27 1999-01-27 雄ねじ修正用工具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000218437A true JP2000218437A (ja) 2000-08-08

Family

ID=11966140

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11018239A Pending JP2000218437A (ja) 1999-01-27 1999-01-27 雄ねじ修正用工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000218437A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10252361B2 (en) 2014-05-30 2019-04-09 Mitsubishi Heavy Industries Machine Tool Co., Ltd. Cutter for skiving

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10252361B2 (en) 2014-05-30 2019-04-09 Mitsubishi Heavy Industries Machine Tool Co., Ltd. Cutter for skiving

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100388839B1 (ko) 꼭맞게조이기위한렌치와나사
US7270032B1 (en) Fitting hole of a hand tool
JPH0752054A (ja) 被駆動部材を締付けゆるめる工具
US20010028836A1 (en) Pull stud bolt
JP3481628B2 (ja) ホースクランプ
JP2004211753A (ja) ナット及びこれとボルトとの組合せ
JP2000218437A (ja) 雄ねじ修正用工具
US6938524B2 (en) Engaging recess for sockets
JPH11257320A (ja) ファスナ
CA2234179C (en) Rotary wrenching tool
JP3843344B2 (ja) ナット
US3457812A (en) Tools having teeth with cutting edges for gripping and disassembling fasteners
JPS6224812Y2 (ja)
JPH10196630A (ja) 締結器
JPH0871931A (ja) 管継手締結用工具及びその工具を備えたソケットレンチ
JP3532180B2 (ja) シャートルクナット
JP2002364619A (ja) ねじ部品及びねじ部品締結工具
US20080127785A1 (en) Handheld tool with indicating member
JPH08137Y2 (ja) レンチ
JP2001311417A (ja) 隙間調整可能ボルト及び隙間調整可能ボルトによる隙間調整方法
JPH0226625Y2 (ja)
KR200277316Y1 (ko) 차량용 휴대공구의 휠너트렌치
KR940003518Y1 (ko) 스패너
JP2001287170A (ja) レンチソケット
JP4187237B2 (ja) 動力工具