JP2000218239A - 色彩選別機の作動装置 - Google Patents

色彩選別機の作動装置

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JP2000218239A
JP2000218239A JP11018935A JP1893599A JP2000218239A JP 2000218239 A JP2000218239 A JP 2000218239A JP 11018935 A JP11018935 A JP 11018935A JP 1893599 A JP1893599 A JP 1893599A JP 2000218239 A JP2000218239 A JP 2000218239A
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grain
grains
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JP11018935A
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Harumitsu Toki
治光 十亀
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】色彩選別機の穀粒流速に応じた不良粒の排除タ
イミングの決定。 【解決手段】穀粒の流下選別中には、穀粒検出信号の割
込み入力の有無を判定し、割込み入力が有ると、前回の
割込み入力からの間隔時間を記憶し、検出粒数をカウン
トする。穀粒数のカウントが所定の設定粒数になると、
各検出割込み時間間隔の度数分布状態を算出し、最大度
数の検出割込み時間間隔に基づき、それが長い場合に
は、作動タイミングが長くなるように、また、短い場合
には、作動タイミングが短くなるように、不良粒の除去
作動タイミングを決定する。 【効果】着色穀粒判別部の穀粒検出割込み信号を基にし
て、不良粒を除去する除去板14の作動タイミングを決
定するため、穀粒流速に応じて不良粒が排除され、安定
した不良粒の除去精度を維持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、穀粒をカラー選
別して整粒と不良粒とに分離選別する色彩選別機の改良
に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来の色彩選別機にあっては、流下中の穀
粒から検出部で不良粒を検出すると、除去板等が作動し
て不良粒を除去する構成であるが、検出時から除去板等
の除去タイミングが一定であった。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】色彩選別機での穀粒
の流下速度は供給量の多少や含水率等により微妙に変化
して穀粒の流下時間間隔が変化するため、予め設定した
除去タイミングで除去板等を作動していたのでは、不良
粒の除去精度が安定しないという欠点があった。そこ
で、この発明は、着色穀粒判定部の穀粒検出信号の時間
間隔を基にして、除去板等の除去タイミングを決定する
ことにより、穀粒の流下間隔に応じて不良粒の除去を
し、不良粒の除去精度を向上しようとするものである。
【0004】
【問題を解決するための手段】このような技術的課題を
解決するためのこの発明の技術手段は、原料ホッパ1か
ら供給した穀粒が流下するシュート5,5,…と、前記
シュート5,5,…を流下した穀粒について整粒と不良
粒とを判別する着色穀粒判定部8と、前記着色穀粒判定
部8の不良粒検出に関連的に作動し不良粒を除去する着
色穀粒除去部9と、前記着色穀粒判定部8の通過穀粒検
出信号の時間間隔を基にした粒速判定から前記着色穀粒
除去部9の除去タイミングを決定する除去タイミング決
定手段と、からなる色彩選別機の作動装置の構成とし
た。
【0005】
【作用】穀粒の流下選別中には、通過穀粒検出の割込み
信号の入力の有無を判定し、検出割込み入力が有ると、
前回の検出割込み入力からの時間間隔を記憶すると共
に、検出粒数をカウントする。穀粒数のカウントが所定
の設定粒数になると、各検出割込み時間間隔毎の度数を
算出したり、あるいは、平均時間間隔を算出して穀粒の
流速を判定し、最大度数の検出割込み時間間隔、あるい
は、平均時間間隔から、最大度数の時間間隔、あるい
は、平均時間間隔が長いほど穀粒の流速が遅いと判定し
て、除去作動タイミングが長くなるように除去作動タイ
ミングを決定する。
【0006】しかして、着色穀粒判定部8で不良粒を検
出すると、前記の決定された除去作動タイミングで着色
穀粒除去部9の除去板14等を作動させる。
【0007】
【発明の効果】この発明は、前記のように、着色穀粒判
定部8における通過穀粒の検出割込み信号の時間間隔を
基にして穀粒の流下速度を判定し、不良粒を除去する除
去板14等の除去作動タイミングを決定するため、穀粒
流速に応じて不良粒が排除され、安定した除去精度を維
持することができる。また、不良粒の着色穀粒判定部8
を利用して除去板14等の除去作動タイミングを決定す
るので、専用の検出器も不要でありシステムを簡素化
し、コストの低減を図ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1乃至図5に基づき、この発明
の実施例の形態について説明する。この実施例は、色彩
選別機において、検出部で流下穀粒から異種の不良粒を
検出した際に、除去板14等を除去作動して不良粒を排
除するにあたり、除去板14等の除去作動タイミングを
適正化しようとするものである。
【0009】流下穀粒からの反射光量(あるいは透過光
量)の検出割込み時間間隔の度数分布を算出作成し、予
め定めた割込み時間間隔と最大度数(平均時間でもよ
い。)の関係から除去板14を除去作動させるタイミン
グを決定しようとするものである。穀粒の色彩選別機
は、図1に示すように次のように構成されている。
【0010】上部には選別原料を投入する原料ホッパ1
を配置し、この原料ホッパ1は、一次選別の原料を投入
する一次ホッパ部1a、及び、不良穀粒を二次選別する
二次ホッパ部1bにより構成されている。これらの一次
ホッパ部1a及び二次ホッパ部1bの下部には、穀粒を
定量づつ繰り出す繰り出し装置2、及び、供給調節弁3
を設けて、整列流下装置4に定量の穀粒を繰り出す構成
である。
【0011】この整列流下装置4は、一次ホッパ部1a
から繰り出す穀粒が、例えば、4個のシュート5,5,
…により4チャンネルに区分した溝内を流下する構成で
あり、また、二次ホッパ部1bから繰り出された穀粒は
1個のシュート5からなる1チャンネルの溝内を流下す
る構成である。なお、整列流下装置4の複数のシュート
5,5,…を構成するにあたり、従来装置ではシュート
5,5,…の横幅を固定的に構成しているが、図2
(1)に示すように、入口部の横幅をネジ棒6及びナッ
ト7で調節自在に構成すると、各シュート5,5,…へ
の穀粒分配量を調節できる。しかして、原料ホッパ1か
らシュート5,5,…に穀粒を引き継ぐ際に、供給量は
中央部で増加し両側部では減少する傾向があるが、前記
構成とすることにより供給量のバラツキを調節し均等化
できる。
【0012】整列流下装置4の下端部下方には、着色穀
粒判定部8及び着色穀粒除去部9を設けている。着色穀
粒判定部8は、図3(1)に示すように、発光部から流
下穀粒に発光すると、その反射光量あるいは透過光量が
受光部8aに受光されて電圧値に変換されて、平滑回路
8bに送られる。平滑回路8bからの検出信号Aの一部
はA/D入力部を経てCPU内臓の制御部10に入力さ
れ、また、検出信号Aの一部は比較回路8cに入力さ
れ、また、検出信号Aの一部は遅延回路8dを経て比較
回路8cに送られる。しかして、これらの検出信号Aは
比較回路8cで処理されて、穀粒検出割込み信号BがI
NT入力部を経て制御部10に入力される構成である。
また、制御部10には駆動回路を経由して除去板14を
作動するソレノイド13が接続されている。
【0013】なお、このような着色穀粒判定部8が各チ
ャンネル毎に設けられている。なお、図3(2)は前記
検出信号A及び穀粒検出割込み信号Bの制御部10への
入力状態を示すタイムチャートである。次いで、穀粒検
出割込み信号Bの入力時間間隔△tが所定時間にわたっ
て所定穀粒数について記憶されて、図3(3)に示すよ
うに、検出割込み時間間隔毎の度数を算出して分布グラ
フが作成される。しかして、最大度数の時間間隔trを
基にして、穀粒の流速を判定する。なお、この最大度数
の時間間隔trに代えて、時間間隔△tの平均時間を算
出して粒速を判定してもよい。
【0014】着色穀粒除去部9は、図2(2)に示すよ
うに次のように構成されている。フレーム11にL字型
に屈折した支持体12を取り付け、この支持体12にソ
レノイド13を取り付けている。フレーム11の左側端
部には、除去板14の右上側端部をヒンジで軸支し、ソ
レノイド13の作動棒13aの先端部で除去板14の中
途部を押すことにより、不良穀粒を除去する構成であ
る。この除去板14はステンレスバネ鋼製であり、例え
ば、厚さ0.2ミリメートルりの薄い板により構成され
ている。しかして、除去板14の下端部上面側が、支持
体12の先端面に形成した制振面15に、ソレノイド1
3の非励磁状態で退避時に接触する構成である。
【0015】しかして、着色した不良粒の検出信号に関
連して、ソレノイド13が例えば5msecのON時間
励磁されると、作動棒13aが例えば2ミリメートル突
出移動して、除去板14によりシュート5,5,…の下
端から放擲落下してくる穀粒を撥ね飛ばし除去する構成
である。なお、除去板14に代えて圧搾空気を噴出して
不良粒を除去してもよい。
【0016】次いで、作動棒13aが非励磁状態となっ
て退避側に移動すると、除去板14の回動側が制振面1
5により受けとめられて制振されて停止し、復帰後の振
動により穀粒を誤って除去するのを防止する。図4に基
づき制御フローを説明する。本制御がスタートすると、
穀粒検出信号の割込み入力の有無を判定し、割込み入力
有りの場合には、タイマ機能をストップし、前回の穀粒
検出割込み入力からの時間間隔をセーブし、粒数カウン
タに検出回数1を加算する。
【0017】次いで、粒数カウンタの加算粒数が所定の
設定粒数になったか否かを判定し、未達の場合には、前
記タイマ機能をリセットして、タイマをスタートさせ
る。また、設定粒数に到達している場合には、各穀粒検
出割込み時間間隔毎の度数を算出して分布グラフを作成
し、決定された最大度数の検出割込み時間間隔から穀粒
の流下速度を判定し、不良粒を除去する作動タイミング
を決定する。
【0018】なお、作動タイミングの決定は、図4に示
すように、最大度数の時間間隔が長くなるほど、穀粒の
流下速度が遅い、又は穀粒密度が低いと判断し、除去作
動タイミングを長くする基準線に基づき決定される。従
来の色彩選別機にあっては、異種粒を検出してから除去
板14を作動するタイミングが固定していた。色彩選別
機での穀粒の流下速度は供給量や含水率等によって微妙
に変化するため、予め設定した作動タイミングで除去板
14を作動していたのでは、異種粒の除去精度が安定し
ないという欠点があった。
【0019】しかし、この実施例では、着色穀粒判定部
8の通過穀粒の検出信号を基にして、除去板14の作動
タイミングを決定するため、穀粒流速に応じて不良粒が
排除され、安定した除去精度を維持することができる。
また、不良粒を検出する着色穀粒判定部8を利用して除
去板14の作動タイミングを決定するので、専用の検出
器も不要であるためシステムが簡素化できると共に低コ
ストで実現できる。
【0020】次ぎに、図6乃至図8に示す実施例につい
て説明する。この実施例は、整列流下装置4の各チャン
ネルにおける穀粒検出割込み時間間隔の分布状態のバラ
ツキから、シュートの汚れや異物の付着を検出し、清掃
の必要性を報知しようとするものである。図6に示すよ
うに、前記穀粒検出割込み時間間隔の度数分布は、整列
流下装置4のシュート5,5…を正常に穀粒が流下して
いる場合には、幅の狭い高い山形の分布曲線Lを示し、
シュート5,5,…に異物が付着すると、流下姿勢が乱
れてバラツキが多くなり、分布曲線Mは幅が広がった
り、複数のピークが現れたりする。
【0021】次に、図8に基づき制御フローを説明す
る。本制御がスタートすると、タイマをセットし計時が
開始され、次いで、タイムアップしたか否かを判定し、
タイムアップしていない場合には、穀粒検出割込み信号
の入力の有無を判定し、割込み信号の入力有りの場合に
は、測定中のフラグ有りか否かを判定し、フラグセット
なしの場合には、測定フラグをセットし、粒数カウンタ
に検出割込み信号の入力回数1を加算し、次いで、検出
割込み信号の時間間隔を測定するタイマをスタートさせ
る。
【0022】また、検出割込み信号の入力が有り、測定
フラグ有りの場合には、フラグをリセットし、次いで、
検出割込み信号の時間間隔を記憶し、タイマをリセット
し、次いで、測定フラグをセットし、カウンタに検出割
込み信号の入力回数1を加算し、次いで、検出割込み時
間間隔の測定タイマをスタートさせる。また、前記タイ
ムアップか否かを判定し、タイムアップの場合には、粒
数カウンタのカウント数から穀粒流量を計算し、次い
で、所定の計算式により標準偏差値を計算し、次いで、
算出値が設定値以上か否かを判定し、設定値以上の場合
には、整列流下装置4が異常であることを表示部(図示
省略)に報知をする。
【0023】なお、穀粒の流量と標準偏差値との関係を
示す基準線は、図7に示すとおりである。整列流下装置
4のシュート5,5,…表面に糠等の異物が付着する
と、穀粒の流下姿勢が乱れ選別精度が低下するが、この
実施例では、前記のように、流下穀粒の姿勢の乱れによ
る検出割込み時間間隔の分布状態の変化から精度の高い
異物付着状態を検出できて、選別精度を向上させること
ができる。
【0024】次に、図9に示す実施例について説明す
る。この実施例では、整列流下装置4の各シュート5,
5,…の平均穀粒流量を測定し、各シュート5,5,…
の測定穀粒流量につき基準となるシュートの穀粒流量と
の比率を計算し、測定比率が設定値以下の場合には、流
下の均一性が悪いと判定し、異常報知をするものであ
る。
【0025】次に、図9のフローに基づきその制御内容
を説明する。本制御がスタートすると、各シュート5,
5,…(例えば4チャンネル)の検出穀粒粒数から、穀
粒流量を測定する。次いで、例えば、基準となる第1の
シュート5の穀粒流量と第2・第3・第4のシュート
5,5,…の穀粒流量との比率を夫れ夫れ計算する。
【0026】次いで、第2のシュート5の測定比率が設
定値以上か否かを判定し、設定値以上でない場合には、
穀粒流量が少なく第1のシュート5とのバラツキが生じ
ていると判断して、表示部(図示省略)に第2のシュー
ト5の異常を報知する。次いで、第3のシュート5及び
第4のシュート5の測定比率と設定値とを順次比較し
て、設定値以上でない場合には、異常報知をするもので
ある。
【0027】原料ホッパ1からシュート5,5,…に穀
粒を供給する際に、各シュート5,5,…への供給量が
均等でないと、シュート間の選別性能にバラツキが生じ
る。この実施例では、前記のように、各シュート5,
5,…の穀粒流量のバラツキを容易に判定できるため、
各シュート5,5,…の入口部の幅調節の必要性が容易
に確認できて、結果として選別精度を安定させることが
できる。
【0028】次に、図10及び図11に示す実施例につ
いて説明する。この実施例は、着色穀粒判定部8の検出
信号から、例えば、整粒の選別状態から選別能率を算出
し、能率設定器19の設定値と比較して、繰り出し装置
2を調節し、穀粒供給量を制御し設定能率で選別しよう
とするものである。図10に示すブロック図について説
明する。
【0029】着色穀粒判定部8の受光部8a,平滑回路
8b,比較回路8c,遅延回路8dは前記実施例と同様
に構成され、穀粒検出信号が制御部10に入力される構
成である。原料ホッパ1における供給調節弁3の弁開
度、及び、繰り出し装置2の穀粒繰り出し回転状態が、
例えば、弁開度センサ17及び回転センサ18により検
出されて、制御部10に入力され、また、能率設定器1
9の設定情報が制御部10に入力される構成である。
【0030】また、制御部10から出力インターフェイ
スを経由して、供給調節弁3を開調節する弁開調節駆動
手段20、及び、供給調節弁3を閉調節する弁閉調節駆
動手段21に、駆動信号が出力される構成である。次
に、図11のフローに基づき制御内容を説明する。本制
御がスタートすると、能率設定器19の設定能率情報が
読み込まれ、次いで、各シュート5,5,…の検出穀粒
数から穀粒の流量が測定され、次いで、選別能率が所定
の計算式により計算される。
【0031】次いで、測定能率と設定能率とを比較し
て、選別能率が適正か否かを判定し、適正でない場合に
は、選別能率が高いか否かを判定し、高い場合には、供
給調節弁3を閉調節し、また、高くない場合には、供給
調節弁3を開調節する。従来装置にあっては、オペレー
タが穀粒供給量を調節していたが、不良穀粒の混入比率
の変化等によって、作業能率が変動し選別能率を向上で
きないという問題点があった。この実施例では、選別能
率を着色穀粒判定部8の穀粒検出情報を利用して、設定
した能率に制御できて選別能率が安定する。
【0032】次に、図12乃至図15に示す実施例につ
いて説明する。この実施例は、整列流下装置4の各シュ
ート5,5,…における穀粒流量と原料ホッパ1の穀粒
供給量(例えば、供給調節弁3の開度、あるいは、繰り
出し装置2の繰り出し速度)を測定し、この穀粒供給調
節状態と測定穀粒流量との比率を予め設定した設定比率
と比較することによって、各シュート5,5,…の始端
部から終端部の間での詰まり現象を検出しようとするも
のである。
【0033】一次ホッパ部1a及び二次ホッパ部1bの
下部には、図12に示すように、穀粒を定量づつ繰り出
す繰り出し装置2及び供給調節弁3を設けている。その
他は前記実施例と同様の構成である。次に、図13に示
すブロック図について前記実施例との相違点について説
明すると、前記供給調節弁3の開度を検出する弁開度セ
ンサ17及び繰り出し装置2の回転数を検出する回転セ
ンサ18の検出情報が制御部10に入力される構成であ
る。また、制御部10には出力インターフェイスを介し
て異常報知等をする表示部22が接続されている。
【0034】次に、図15のフローに基づき制御内容を
説明する。本制御がスタートすると、供給調節弁3の弁
開度を弁開度センサ17で測定し、次いで、回転センサ
18により繰り出し装置2の回転数を測定する。次い
で、測定弁開度及び測定回転数から所定の計算式により
穀粒流量を推定計算し、次いで、前記測定弁開度及び測
定回転数を基にして所定の計算式により、穀粒の詰まり
判定値を算出する。
【0035】次いで、着色穀粒判定部8の穀粒検出信号
を利用して穀粒流量を測定し、測定穀粒流量が前記詰ま
り判定値以下か否かを判定し、以下でない場合には穀粒
が正常に流下しているものと判断し、また、判定値以下
の場合には、穀粒の詰まり現象が発生したと判断して、
表示部に穀粒の詰まり状態であることを報知をする。な
お、図14(1)は、供給調節弁3の大中小の弁開度グ
ラフと、繰り出し装置2の繰り出し回転数との関係か
ら、シュート5,5,…の穀粒流量を推定するものであ
る。また、図14(2)は、供給調節弁3の弁開度グラ
フと、繰り出し装置2の繰り出し回転数との関係から、
シュート5,5,…の穀粒流量を推定すると共に、詰ま
り判定領域を示すものである。
【0036】機械の不使用期間中に機内に侵入したネズ
ミや糠等の原因で、シュート5,5,…の穀粒の流下が
妨げられことがあるが、穀粒の繰り出し状態及びシュー
ト5,5,…の排出側端部の着色穀粒判定部8の穀粒検
出信号を利用して、低コストで各シュート5,5,…の
穀粒詰まり現象を検出することができる。また、穀粒供
給量に応じて詰まりの判定基準を変化させるため、詰ま
りの検出精度を向上させることができる。
【0037】次に、図16及び図17に示す実施例につ
いて説明する。この実施例は、除去板14が作動して不
良粒を除去する時に一緒に除去される整粒除去量を予め
求めておき、穀粒検出信号より求められる穀粒流下量か
ら前記整粒除去量を減算補正して、選別能率を算出しよ
うとするものである。シュート5,5,…を流下する全
穀粒から除去板14によって不良粒と共に除去される整
粒量を補正して整粒の選別能率を算出するため、精度良
く選別能率を算出できる。次に、図17に基づき制御フ
ローを説明する。
【0038】本制御がスタートすると、色彩選別機の選
別中にはタイマ機能をセットしスタートし、タイムアッ
プか否かを判定し、タイムアップしていない場合には、
穀粒検出割込み信号の有無から穀粒が通過したか否かを
判定し、穀粒が通過すると、総粒数カウンタNSに検出
数1を加算し、次いで、通過穀粒は着色穀粒判定部8の
検出信号から精粒か否かを判定し、整粒でない場合に
は、除去板14を作動して不良品を除去し、除去板14
の作動カウンタNEに作動回数1を加算し、リターンす
る。
【0039】また、タイムアップした場合には、総粒数
カウンタNSのカウント数から総穀粒流量を計算し、次
いで、作動カウンタNEのカウント数に基づき所定の計
算式により整粒除去量を算出し、総穀粒流量から精粒除
去量を減算補正し、次いで、タイマ機能をリセットし、
総粒数カウンタNS及び作動カウンタNEをリセットす
る。
【0040】なお、図16は単一シュート5の穀粒流量
と整粒除去量との関係を示すグラフで、単位時間当たり
の穀粒流量が増加すると、整粒除去量も増加する関係に
あり、このような基準線により減算補正するものであ
る。次に、図18に示す実施例について説明する。この
実施例は、色彩選別機の消耗部品の作動回数あるいは作
動時間を累計し、予め設定した作動回数あるいは作動時
間に到達した時点で、メンテナンスの報知をしようとす
るものである。
【0041】次に、図18のフローによりその制御内容
を説明する。本制御がスタートすると、例えば、重要部
品である除去板14を作動するソレノイドが作動したか
否かを判定し、ソレノイドが作動すると、消耗カウンタ
に作動回数1を加算し、不揮発性メモリーに記憶する。
次いで、カウント数が設定回数に到達したか否かを判定
し、設定回数に到達すると、ソレノイドが交換時期にき
ていることを表示部に表示する。なお、設定回数は複数
設定し、順次交換比率が大となることを表示してもよ
い。
【0042】色彩選別機の使用状況は一般農家と業者で
は大きく異なるため、消耗部品の交換時期はまちまちで
あり、また、使用者が消耗部品の交換管理をするのも困
難が伴い、使用途中で破損し作業を再開するまでに長い
日数を要することがある。しかし、前記のようにするこ
とにより、除去板14等の高速作動をする重要部品の作
動回数等を管理し、使用者に交換時期を報知することに
より、予め消耗部品の手当てをすることもできて、作業
能率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】斜視図
【図2】腰部の正面図、側面図
【図3】ブロック図、タイムチャート、検出割込み時間
の度数分布を示すグラフ
【図4】基準値を示すグラフ
【図5】フローチャート
【図6】穀粒の流下状態の分布を示すグラフ
【図7】基準値を示すグラフ
【図8】フローチャート
【図9】フローチャート
【図10】ブロック図
【図11】フローチャート
【図12】斜視図
【図13】ブロック図
【図14】基準値を示すグラフ
【図15】フローチャート
【図16】基準値を示すグラフ
【図17】フローチャート
【図18】フローチャート
【符号の説明】 1…原料ホッパ、1a…一次ホッパ、1b…二次ホッ
パ、2…繰り出し装置、3…供給調節弁、4…整列流下
装置、5…シュート、6…ネジ棒、7…ナット、8…着
色穀粒判別部、8a…受光部、8b…平滑回路、8c…
比較回路、8d…遅延回路、9…着色穀粒除去部、10
…制御部、11…フレーム、12…支持体、13…ソレ
ノイド、13a…作動棒、14…除去板、15…制振
面、17…弁開度センサ、18…回転センサ、19…能
率設定器、20…弁開調節駆動手段、21…弁閉調節駆
動手段、22…表示部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料ホッパ1から供給した穀粒が流下
    するシュート5,5,…と、前記シュート5,5,…を
    流下した穀粒について整粒と不良粒とを判別する着色穀
    粒判定部8と、前記着色穀粒判定部8の不良粒検出に関
    連的に作動し不良粒を除去する着色穀粒除去部9と、前
    記着色穀粒判定部8の通過穀粒検出信号の時間間隔を基
    にした流下速度又は粒速判定から前記着色穀粒除去部9
    の除去タイミングを決定する除去タイミング決定手段
    と、からなる色彩選別機の作動装置。
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