JP2000217758A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

Info

Publication number
JP2000217758A
JP2000217758A JP11020577A JP2057799A JP2000217758A JP 2000217758 A JP2000217758 A JP 2000217758A JP 11020577 A JP11020577 A JP 11020577A JP 2057799 A JP2057799 A JP 2057799A JP 2000217758 A JP2000217758 A JP 2000217758A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reactance
vacuum cleaner
variable resistor
motor
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11020577A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Nakagawa
秀志 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP11020577A priority Critical patent/JP2000217758A/ja
Publication of JP2000217758A publication Critical patent/JP2000217758A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B40/00Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers

Landscapes

  • Electric Vacuum Cleaner (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気掃除機の位相制御によって発生する高調
波電流成分を除去するリアクタンスを用いた制御回路を
簡単な構成で高調波電流成分が小さいときにはそのリア
クタンスが働かないようにする。 【解決手段】 高調波電流成分を減少させるためのリア
クタンス7、8を有する電気掃除機の制御回路におい
て、モーター1への入力を可変する位相制御回路11の
一部を構成する可変抵抗器9の操作部位置に連動する切
替スイッチ5、6を設け、最大入力時および高調波電流
成分が他の機器への影響を与えない第3高調波電流が2
A(アンペア)以下においては、切替スイッチ5、6を
閉じてリアクタンス7、8が働かないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気掃除機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の電気掃除機の制御回路図で
ある。電源スイッチ3がオンされると、交流電源2がモ
ーター1に供給されてモーター1が回転する。位相制御
回路11がモーター1の電源入力ラインに挿入されてい
るトライアック10を高速にオン/オフする位相制御を
行うことによってモーター1への入力を制御して回転数
を制御する。モーター1の回転数によって電気掃除機の
運転を制御する。スナバー回路12はトライアック10
の保護のためにトライアック10に並列に接続されてい
る。
【0003】上記の位相制御では、トライアック(半導
体スイッチ)10を高速にオン/オフするためモーター
1に入力される電源の波形が歪む。そのため、位相制御
回路11で位相制御を行うと、高調波電流成分を多く電
源2に流してしまう。この高調波電流成分は同一電源2
側に接続された他の電気機器(図示せず)へ悪影響を与
える。特に、マイクロコンピュータ制御を用いた電気機
器では誤動作を起こすことがある。
【0004】そのため、従来は高調波電流成分を抑える
ため、高調波電流成分に対し抵抗成分をもつ大きなリア
クタンス14をモーター1の電源入力ラインに挿入して
いた。これにより、モーター1の回転数可変制御によっ
て発生した高調波電流成分をリアクタンス14で阻止
し、電源2側へ流れにくくする。リアクタンス14のリ
アクタンス値は例えば8mH(ミリヘンリー)のように
数mHのものが用いられている。また、コンデンサ4も
雑音防止の働きがある。
【0005】しかし、リアクタンス14のリアクタンス
値が大きいため、電源2の入力の周波数50/60Hz
に対しても大きな抵抗となる。そのため、モーター1に
流入する電流もリアクタンス14によって抑制されてし
まう。例えば1100W入力モーター1であっても10
00Wしか入力されないことになってしまう。このよう
にリアクタンス14を有する電気掃除機では効率が落ち
てしまうという問題があった。また、リアクタンス14
に電流が流れると抵抗成分により発熱する。そのため、
放熱設計が困難となるのでリアクタンス14を電気掃除
機内に内蔵するのが難しくなる。
【0006】このように、高調波電流成分が小さな領域
ではリアクタンス14を通さない方が効率、発熱の面で
有利である。具体的には最大入力および高調波電流成分
が他の機器へ影響を与えない第3高調波電流成分が2A
〜1.8A以下のときは電源入力ラインにリアクタンス
を接続しない方がよい。これはIEC(国際電気標準会
議)国際規格の高調波電流の限度2.3A以下であるこ
とから来ている。
【0007】この対策を施した従来例に特開平10−1
37164号公報に記載の電気掃除機がある。これは電
気掃除機にタップ付きのモーターを用いており、タップ
の接続のよってリアクタンス値が異なるので、切替スイ
ッチで高調波電流成分が小さな領域ではリアクタンス値
が小さくなるタップに電源を入力し、高調波電流成分が
大きな領域ではリアクタンス値が大きくなるタップに電
源を入力する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開平1
0−137164号公報に記載の従来の電気掃除機で
は、タップ付きモーターを用いているのでコスト高とな
るとともに回路構成が複雑になるという欠点があった。
【0009】本発明は上記課題を解決するものであり、
位相制御を行ったときの高調波電流成分を簡単な回路で
抑制した電気掃除機を提供することを目的とする。ま
た、本発明の他の目的は、モーターへの最大入力時およ
び高調波電流成分の小さな時では、モーターへの入力を
減少させるリアクタンスが電気的に働かないようにした
電気掃除機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1では、モーター駆動用の交流電源
入力の位相を可変抵抗器の操作によって可変する位相制
御回路と、前記位相制御回路による交流電源入力の断続
により生じる高調波成分が他の機器へ影響しないように
電源入力端子とモーターとの間に設けられたリアクタン
スとを有する電気掃除機において、前記可変抵抗器の操
作に応動して前記リアクタンスのリアクタンス値を切り
替える切替手段を設けている。
【0011】このような構成によると、可変抵抗器を操
作することによって位相制御回路がモーターへの入力を
可変する。このとき、同時に高調波成分の大きさが定ま
る。電源入力端子とモーターとの間に高調波成分を除去
するためのリアクタンスが挿入されているが、可変抵抗
器の操作に応動して切替手段がリアクタンスのリアクタ
ンス値を切り替えるので、高調波成分が小さいときには
リアクタンス値を小さくすることによって電気掃除機は
交流電源からモーターへの入力の低下やリアクタンスに
含まれる抵抗成分による発熱を低減することができる。
一方、高調波成分が大きいときには切替手段はリアクタ
ンス値を大きくすることによって電気掃除機は高調波成
分を除去することができる。
【0012】また、本発明の請求項2では、請求項1に
記載の電気掃除機において、複数のリアクタンスが設け
られ、前記切替手段はリアクタンスの数を切り替えるよ
うにしている。
【0013】このような構成によると、切替手段が複数
のリアクタンスからその数を切り替えることによってリ
アクタンス値を切り替える。切り替えられるリアクタン
スの数にはゼロが含まれる。そのため、高調波成分が他
の機器に影響を与えないほど十分に小さい場合には切替
手段がリアクタンスの数をゼロにすることによってモー
ターへの入力の低下やリアクタンスの抵抗成分で生じる
発熱を防止することができる。
【0014】また、本発明の請求項3では、請求項1又
は請求項2に記載の電気掃除機において、前記可変抵抗
器は電気掃除機の本体部に設けられたスライド式可変抵
抗器であり、一方前記切替手段は前記可変抵抗器に連動
した切替スイッチから成っている。
【0015】このような構成によると、スライド式可変
抵抗器がスライド操作されることによって位相制御回路
が位相制御を行い、モーターへの電源入力を可変する。
また、可変抵抗器のスライド操作に連動して切替スイッ
チが駆動されるので、スライド操作に連動して切替スイ
ッチがリアクタンス値を切り替える。
【0016】また、本発明の請求項4では、請求項3に
記載の電気掃除機において、前記可変抵抗器はスライド
方向に沿ってスライド方向と直角の方向に突出したノブ
を有しており、このノブによって切替スイッチを駆動す
るようにしている。
【0017】このような構成によると、スライド式可変
抵抗器のスライド操作によりスライド方向と直角の方向
に突出したノブがスライド移動する。このノブの位置に
よって切替スイッチの状態が定まるようになっているの
で、切替スイッチがリアクタンス値を切り替えることが
できる。
【0018】また、本発明の請求項5では、請求項1乃
至請求項4のいずれかに記載の電気掃除機において、前
記モーターへの最大入力時および高調波電流成分の小さ
な時では、前記切替手段は前記リアクタンス値がゼロに
なるように切り替えるようにしている。
【0019】このような構成によると、モーターへの最
大入力時にはリアクタンスが電気的に働かないようにな
るので、交流電源入力がリアクタンスで低下することな
くモーターへ与えられるようになる。また、高調波成分
が小さいときにもリアクタンスが電気的に働かないよう
になるので、モーターへの電源入力の低下やリアクタン
スの抵抗成分による発熱が防止される。このとき、高調
波成分が小さいので、他の機器に影響を与えることはな
い。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て説明する。図1は本発明の一実施形態による電気掃除
機の外観図である。電気掃除機の背面にスライド式可変
抵抗器の操作部13が設けられてあり、この操作部13
を操作することによって電気掃除機のモーターへの電源
入力の大きさが指示される。
【0021】その操作部13の位置によって電気掃除機
の位相制御回路は位相制御を行い、モーターへの電源入
力を制御する。図2は位相制御の手法を示す図である。
操作部13(図1参照)によって最大入力が指示されて
いるときには、位相制御回路は電気掃除機に入力される
電源波形のゼロクロス点を点弧する位相角にする。これ
により、電源の全電流波形がモーターへ供給される。そ
して、操作部13の指示に応じて位相制御回路は位相角
を変化させて、モーターへの電源入力を変化させる。
【0022】これにより、モーターの回転数が制御され
る。このような位相制御によってモーターに入力される
電源入力波形が歪むので高調波電流成分の大きさが変わ
る。位相角がゼロクロス点であるときには高調波電流成
分の大きさは最小となる。一方、位相角90度であると
きにはモーターに入力される電源入力の波形の歪みが最
も大きくなるので高調波電流成分の大きさが最大とな
る。
【0023】そのような状況を図3に示す。電気掃除機
は最大1100Wで動作するものとする。位相角をゼロ
クロス点として全電流波形をモーターに入力する場合に
は、高調波電流成分は点Cのように最小となる。そし
て、位相角を次第に大きくしてモーターに入力する電源
を小さくし、1030Wの点a−1に達すると、高調波
電流成分が値aとなる。
【0024】さらに、位相角を大きくし、位相角90度
付近になると、電源入力が955Wの点b−1に達し、
値bとなる。そして、位相角90度で高調波電流成分が
最大値となってから位相角をさらに大きくしても、入力
電流の全体が小さくなるので高調波電流成分も小さくな
る。すなわち、位相角90度を超えると、高調波電流成
分は入力電源が755Wの点b−2で再び値bとなり、
さらに入力電源が600Wの点a−2で値aとなる。
【0025】図4は実施形態の電気掃除機の制御回路の
回路図である。電源スイッチ3がオンされると、電源2
がモーター1に供給されてモーター1が回転する。モー
ター1への入力を位相制御回路11がモーター1の電源
入力ラインに挿入されているトライアック10を高速に
オン/オフする位相制御を行うことによってモーター1
の回転数を制御する。なお、トライアック10は他のス
イッチング素子を用いてもよい。
【0026】位相制御回路11にはスライド式可変抵抗
器9が設けられている。スライド式可変抵抗器9の操作
部をスライド移動させることによりスライド式可変抵抗
器9の抵抗値が変化する。位相制御回路11はスライド
式可変抵抗器9を含む抵抗器とコンデンサが接続された
回路によって電源2の波形に対して位相差のある波形を
得て、この位相差のある波形をトライアック10のゲー
トに送り、位相制御の位相角を決める。スナバー回路1
2はトライアック10の保護のためにトライアック10
に並列に接続されている。スナバー回路12にはコンデ
ンサと抵抗が直列に接続されている。
【0027】位相制御回路11による位相制御によって
電気掃除器は高調波電流成分を発生する。この高調波電
流成分を抑制するため、電源入力ラインに2つのリアク
タンス7、8が直列に挿入されている。リアクタンス7
は5mH、リアクタンス8は3mHである。そして、リ
アクタンス7に並列に切替スイッチ(切替手段)5が接
続され、リアクタンス8に並列に切替スイッチ(切替手
段)6が接続されている。切替スイッチ5、6はスライ
ド式可変抵抗器9に連動してオン/オフ動作する迂回回
路である。雑音防止用コンデンサ4は電源スイッチ3が
オンされたときに電源2に並列になるように接続されて
いる。
【0028】図5はスライド式可変抵抗器9に連動して
動作する切替スイッチ5、6の構造を示す図である。操
作部13のスライド移動によって可変抵抗器9の抵抗値
が変化する。これにより、位相制御回路11はトライア
ック10(図4参照)を点弧する位相角が変化する。そ
して、モーター1(図4参照)への電源入力が制御され
る。その電源入力値がインジケーター15によって表示
される。操作部13の両側面に切替スイッチ5、6が設
けられている。
【0029】切替スイッチ5には突起状の接点設定部5
−aが設けられている。接点設定部5−aが押し込まれ
ることによって切替スイッチ5は端子NOに接続し、接
点設定部5−aが開放されることによって切替スイッチ
5は端子NCに接続する。操作部13の切替スイッチ5
に対面する側面にはスライド方向と直角の方向に突出し
たノブ13−b、13−b’が設けられている。操作部
13がスライド移動するにしたがって、ノブ13−b、
13−b’によって接点設定部5−aが押し込まれた
り、開放されたりするので、切替スイッチ5はスライド
式可変抵抗器9の操作部13の位置に連動して動作す
る。
【0030】スイッチ6には突起状の接点設定部6−a
が設けられている。接点設定部6−aが押し込まれるこ
とによってスイッチ6は端子NOに接続し、接点設定部
6−aが開放されることによってスイッチ6は端子NC
に接続する。操作部13のスイッチ6に対面する側面に
はスライド方向と直角に突出したノブ13−a、13−
a’が設けられている。これにより、切替スイッチ6も
スライド式可変抵抗器9の操作部13の位置に連動して
動作する。
【0031】操作部13を左端に移動させたときモータ
ー1への電源入力は最大となる。そして、操作部13を
右側へスライドさせて、モーター1への電源入力が11
00Wから1030Wまでの範囲では接点設定部5−a
と接点設定部6−aはともに開放された状態になるので
切替スイッチ5、6はともに端子NCに接続し、図4で
はスイッチ5、6は閉じた状態となる。
【0032】これによってリアクタンス7、8は電気的
にショートされた状態となるので働かず、制御回路はリ
アクタンス7、8を迂回してモーター1に電源入力を行
うので、モーター1への電源入力が抑制されることがな
く、リアクタンス7、8で発熱することもない。電源入
力が1100Wから1030Wまでの範囲では高調波電
流成分は値aよりも小さい。本実施形態では値aは第3
高調波電流成分が2Aとなるような値である。
【0033】さらに、操作部13を右側へスライドさせ
て、電源入力が1030Wから955Wまでの範囲では
接点設定部5−aは開放され、接点設定部6−aは押し
込まれた状態となるので切替スイッチ5は閉じ、切替ス
イッチ6は開いた状態となる。これによって制御回路は
リアクタンス7を迂回し、リアクタンス8で高調波電流
成分が除去される。この領域では図3に示すように高調
波電流成分は値aと値bの間に挟まれた値になるので、
3mHのリアクタンス8を利用するだけで十分に高調波
電流成分が除去される。リアクタンス8のリアクタンス
値が小さいのでモーター1への電源入力の抑制が小さ
く、発熱も小さい。
【0034】さらに、操作部13を右側へスライドさせ
て、電源入力が955Wから755Wまでの範囲では接
点設定部5−aと接点設定部6−aはともに押し込まれ
るので、切替スイッチ5、6はともに開いた状態とな
る。これによって、制御回路はリアクタンス7、8で高
調波電流成分が除去される。この範囲では図3に示すよ
うに高調波電流成分が最も大きくなる範囲であるが、リ
アクタンス7、8によって合計8mHの大きなリアクタ
ンスが電源入力ラインに挿入されたことになり、高調波
電流成分が除去される。
【0035】さらに、操作部13を右側へスライドさせ
て、電源入力が755Wから600Wまでの範囲では接
点設定部5−aは開放され、接点設定部6−aは押し込
まれた状態となるので切替スイッチ5は閉じ、切替スイ
ッチ6は開いた状態となる。これによって制御回路はリ
アクタンス7を迂回し、リアクタンス8で高調波電流成
分が除去される。
【0036】さらに、操作部13を右側へスライドさせ
て、電源入力が600Wから最小の575Wまでの範囲
では接点設定部5−aと接点設定部6−aはともに開放
された状態となるので切替スイッチ5、6はともに閉じ
た状態となる。これによって制御回路はリアクタンス
7、8を迂回してモーター1に電源入力される。
【0037】このように、高調波電流成分の大きな領域
で大きなリアクタンスが得られ、高調波電流成分が小さ
な領域では切替スイッチ5、6によってリアクタンス
7、8を迂回してモーター1を制御するようになってい
る。さらに、位相制御回路11では位相角90度の近く
で高調波電流成分が図3に示す値bよりも大きくなる領
域では、直列に接続されているリアクタンス7、8によ
る大きな合成リアクタンスで高調波電流成分を除去する
ようにしている。そして、その周囲では高調波電流成分
が値aと値bの間の領域ではリアクタンス8のみを用い
てモーター1に入力される電流の低減や発熱等の問題の
低減をしている。
【0038】そして、位相角をゼロクロス点にした場合
等のように高調波電流成分が電源2に接続された他の電
気機器へ影響を与えない領域ではリアクタンス7、8を
ともに迂回している。これにより、リアクタンスでの発
熱が小さくなるので放熱設計等が簡易に行えるようにな
る。
【0039】また、図1に示すように、本体部に設けた
運転を制御するためのスライド式可変抵抗器の操作部1
3は左端にて最大入力、右端にて最小入力となるので、
図5に示すようにスライド可変抵抗器の操作部13にて
切替スイッチ5、7を連動させると簡易にリアクタンス
7、8の使用を切り替えることができる。これも電気掃
除機の設計を簡易にすることに寄与する。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
によれば、可変抵抗器の操作に応動して切替手段がモー
ターとの電源入力端子との間に設けられたリアクタンス
のリアクタンス値を切り替えるので位相制御による交流
電源入力の判断により生ずる高調波成分が大きいときに
はリアクタンス値を大きくして他の機器へ影響を与えな
いようにすることができる。一方、高調波成分が小さい
ときにはリアクタンス値を小さくしてリアクタンスの抵
抗成分による発熱や交流電源からモーターへの入力の低
下を低減することができる。このように切替手段を用い
た簡単な構成でリアクタンスのリアクタンス値を切り替
えるので、コストを低減させることもできる。
【0041】また、本発明の請求項2によれば、リアク
タンスの数を切替手段が切り替えているので、高調波成
分の大きさに応じて適切なリアクタンスを設けることに
よって不要な発熱を防ぐことができる。さらに、高調波
成分が他の機器に影響を与えないほど十分に小さい場合
には、切替手段がリアクタンスの数をゼロとすることも
可能である。
【0042】また、本発明の請求項3によれば、可変抵
抗器をスライド操作することによって位相制御回路が位
相制御を行うとともに、切替スイッチが可変抵抗器に連
動するので切替スイッチがリアクタンス値を切り替える
ことができる。
【0043】また、本発明の請求項4によれば、スライ
ド式可変抵抗器に設けられているノブによって切替スイ
ッチを駆動するので、切替スイッチがリアクタンスのリ
アクタンス値を切り替えることができる。
【0044】また、本発明の請求項5によれば、モータ
ーへの最大入力時および高調波電流成分の小さな時で、
リアクタンスが電気的に働かないようになっているの
で、電源からモーターへの入力の低下やリアクタンスの
抵抗成分で生じる発熱が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による電気掃除機の外観
図。
【図2】 その電気掃除機の位相制御を説明する図。
【図3】 その電気掃除機の入力を変化させたときの位
相制御によって発生する高調波電流成分の変化を示す
図。
【図4】 その電気掃除機の制御回路の回路図。
【図5】 その電気掃除機におけるスライド式可変抵抗
器に連動した切替スイッチの構造を示す図。
【図6】 従来の電気掃除機の制御回路の回路図。
【符号の説明】
1 モーター 2 電源 3 電源スイッチ 4 雑音防止用コンデンサ 5 切替スイッチ 6 切替スイッチ 7 リアクタンス 8 リアクタンス 9 可変抵抗器 10 トライアック 11 位相制御回路 12 スナバー回路 13 操作体 15 インジケーター

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モーター駆動用の交流電源入力の位相を
    可変抵抗器の操作によって可変する位相制御回路と、前
    記位相制御回路による交流電源入力の断続により生じる
    高調波成分が他の機器へ影響しないように電源入力端子
    とモーターとの間に設けられたリアクタンスとを有する
    電気掃除機において、 前記可変抵抗器の操作に応動して前記リアクタンスのリ
    アクタンス値を切り替える切替手段を設けたことを特徴
    とする電気掃除機。
  2. 【請求項2】 複数のリアクタンスが設けられ、前記切
    替手段はリアクタンスの数を切り替えることを特徴とす
    る請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 【請求項3】 前記可変抵抗器は電気掃除機の本体部に
    設けられたスライド式可変抵抗器であり、一方前記切替
    手段は前記可変抵抗器に連動した切替スイッチから成っ
    ていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
    電気掃除機。
  4. 【請求項4】 前記可変抵抗器はスライド方向に沿って
    スライド方向と直角の方向に突出したノブを有してお
    り、このノブによって切替スイッチを駆動することを特
    徴とする請求項3に記載の電気掃除機。
  5. 【請求項5】 前記モーターへの最大入力時および高調
    波電流成分の小さな時では、前記切替手段は前記リアク
    タンス値がゼロになるように切り替えるようにしたこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の
    電気掃除機。
JP11020577A 1999-01-28 1999-01-28 電気掃除機 Pending JP2000217758A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11020577A JP2000217758A (ja) 1999-01-28 1999-01-28 電気掃除機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11020577A JP2000217758A (ja) 1999-01-28 1999-01-28 電気掃除機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000217758A true JP2000217758A (ja) 2000-08-08

Family

ID=12031073

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11020577A Pending JP2000217758A (ja) 1999-01-28 1999-01-28 電気掃除機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000217758A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007068682A (ja) * 2005-09-06 2007-03-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気掃除機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007068682A (ja) * 2005-09-06 2007-03-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気掃除機
JP4696793B2 (ja) * 2005-09-06 2011-06-08 パナソニック株式会社 電気掃除機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1952527B1 (en) Method and apparatus for quiet fan speed control
US5883490A (en) Electric motor controller and method
EP1415388B1 (en) Odd harmonics reduction of phase angle controlled loads
JP2003333857A (ja) 屋内配電システム
JP2000217758A (ja) 電気掃除機
JP2002314359A (ja) 電源用フィルタ回路
JP3314901B2 (ja) 電源装置
US20110006721A1 (en) Control of an asynchronous motor
JP3304540B2 (ja) 電気掃除機の制御回路
JPS58163271A (ja) 空気調和装置の力率改善回路
JPH0473523A (ja) 加熱調理器
JPH10328101A (ja) 電気掃除機
CN116683882B (zh) 一种n相输入可配置的无源滤波器系统和实现方法
KR200297621Y1 (ko) 히터 제어기
JPH0875202A (ja) 換気量制御装置
TWM599510U (zh) 短路配件
JPH1049240A (ja) 消費電力制御回路
KR100304800B1 (ko) 모터의고조파전류감쇄장치
JPH057959B2 (ja)
KR100387589B1 (ko) 에이피에프 구조의 유피에스에서 위상차 제거 바이패스 장치
JP2910170B2 (ja) 電気掃除機
JP2520305B2 (ja) 電力変換装置
KR20200087600A (ko) 전력 공급 장치 및 이를 포함하는 공기조화기
KR800001388Y1 (ko) 무단변속, 역풍, 안면풍의 기능을 가진 선풍기
JP2001007690A (ja) 無接点スイッチ