JP2000214174A - フローインジェクション分析装置 - Google Patents
フローインジェクション分析装置Info
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- JP2000214174A JP2000214174A JP1692899A JP1692899A JP2000214174A JP 2000214174 A JP2000214174 A JP 2000214174A JP 1692899 A JP1692899 A JP 1692899A JP 1692899 A JP1692899 A JP 1692899A JP 2000214174 A JP2000214174 A JP 2000214174A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】使用する試薬量が少なくて済み、廃液の少量化
が図られ、しかも、装置が小型化し、サンプル採取現場
に持参しての検出が可能なフローインジェクション分析
装置の提供。 【解決手段】フローインジェクション分析流路Aと、分
析流路Aにキャリヤ液によってサンプルを送り込むキャ
リヤポンプ24と、分析流路Aの所定位置に試薬を送り
込む試薬ポンプ25とを備え、キャリヤポンプ24及び
試薬ポンプ25を、少なくとも一回の分析に必要な量の
キャリヤー液その他の液を収容できる容量のピストンシ
リンダー式のポンプ本体と、該ポンプ本体のピストンを
往復動作させる駆動手段とをもって構成し、該ピストン
を吸液方向に動作させて必要量の液を吸引させ、連続若
しくは間欠的に送液方向に動作させるポンプ制御手段を
備える。
が図られ、しかも、装置が小型化し、サンプル採取現場
に持参しての検出が可能なフローインジェクション分析
装置の提供。 【解決手段】フローインジェクション分析流路Aと、分
析流路Aにキャリヤ液によってサンプルを送り込むキャ
リヤポンプ24と、分析流路Aの所定位置に試薬を送り
込む試薬ポンプ25とを備え、キャリヤポンプ24及び
試薬ポンプ25を、少なくとも一回の分析に必要な量の
キャリヤー液その他の液を収容できる容量のピストンシ
リンダー式のポンプ本体と、該ポンプ本体のピストンを
往復動作させる駆動手段とをもって構成し、該ピストン
を吸液方向に動作させて必要量の液を吸引させ、連続若
しくは間欠的に送液方向に動作させるポンプ制御手段を
備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、河川や湖沼、海等
の水中に含有している環境物質の検出等の水質検査に使
用するフローインジェクション分析装置に関する。
の水中に含有している環境物質の検出等の水質検査に使
用するフローインジェクション分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、河川や湖沼等の水中に含
まれる全窒素の検出に使用するフローインジェクション
分析装置は、図7に示すように、第1混合器1、恒温反
応槽2、第2混合器3、冷却槽4及び分光検出器5から
なる分析流路Aを使用し、キャリアポンプ6によってキ
ャリア液タンク7のキャリア液をもってサンプラー8の
サンプルループ8a内に収容したサンプル溶液を第1混
合器1に送り込むと同時に、第1試薬タンク9内の第1
試薬を第1サンプルポンプ10により、第1混合器1に
送り込み、これによってサンプル溶液と第1試薬とを混
合させて、恒温反応槽2内の反応コイル2a内に送り込
み、ここで一定時間かけて分解させる。
まれる全窒素の検出に使用するフローインジェクション
分析装置は、図7に示すように、第1混合器1、恒温反
応槽2、第2混合器3、冷却槽4及び分光検出器5から
なる分析流路Aを使用し、キャリアポンプ6によってキ
ャリア液タンク7のキャリア液をもってサンプラー8の
サンプルループ8a内に収容したサンプル溶液を第1混
合器1に送り込むと同時に、第1試薬タンク9内の第1
試薬を第1サンプルポンプ10により、第1混合器1に
送り込み、これによってサンプル溶液と第1試薬とを混
合させて、恒温反応槽2内の反応コイル2a内に送り込
み、ここで一定時間かけて分解させる。
【0003】次いで、分解した溶液を第2混合器3に送
り、この第2混合器3に第2試薬タンク11,11の第
2試薬を第2試薬ポンプ12,12により第2混合器3
に送って混合させ、冷却槽4を通して冷却し、検出器5
に送り込んで検出させている。尚、図中5aは圧力計で
ある。
り、この第2混合器3に第2試薬タンク11,11の第
2試薬を第2試薬ポンプ12,12により第2混合器3
に送って混合させ、冷却槽4を通して冷却し、検出器5
に送り込んで検出させている。尚、図中5aは圧力計で
ある。
【0004】各ポンプ6,10,12は、いずれも図8
に示す如きレシプロ型のポンプを使用し、シリンダー1
3内でピストン14をカム15によって小ストロークで
往復動させ、シリング13に通じる吸液側の各流路逆止
弁16a,16bを設けて、一方向にピストンの1スト
ローク分の量づつ、間欠的に送液するようにし、一対の
ポンプを交互に動作させることにより、脈流を除いてい
る。
に示す如きレシプロ型のポンプを使用し、シリンダー1
3内でピストン14をカム15によって小ストロークで
往復動させ、シリング13に通じる吸液側の各流路逆止
弁16a,16bを設けて、一方向にピストンの1スト
ローク分の量づつ、間欠的に送液するようにし、一対の
ポンプを交互に動作させることにより、脈流を除いてい
る。
【0005】そして、これらのポンプ6,10,12
は、いずれも一定速度で連続して動作させておき、第
1、第2の各混合器1,3には、常時それぞれの試薬を
連続して供給し、これに連続動作されるキャリアポンプ
6によって連続して送り込まれるキャリア液によって、
サンプル溶液を送り込み、一定速度で分析流路A内を通
過させる間に必要な反応を行わせ、検出するようにして
いる。
は、いずれも一定速度で連続して動作させておき、第
1、第2の各混合器1,3には、常時それぞれの試薬を
連続して供給し、これに連続動作されるキャリアポンプ
6によって連続して送り込まれるキャリア液によって、
サンプル溶液を送り込み、一定速度で分析流路A内を通
過させる間に必要な反応を行わせ、検出するようにして
いる。
【0006】この他、その他の物質の検出に使用するも
のとして、分析流路に還元カラムを使用するものや、ガ
ス透過ユニットを使用するもの、恒温反応槽を複数使用
するもの等がある。
のとして、分析流路に還元カラムを使用するものや、ガ
ス透過ユニットを使用するもの、恒温反応槽を複数使用
するもの等がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のフロ
ーインジェクション分析装置では、分析流路内を一定速
度で流過させる間に必要な反応や、還元カラムに対する
吸着、流出を行わせるものであるため、例えば、恒温槽
を通過させる場合、所望の温度に達するまでに、反応コ
イルの長さが一定以上必要となり、また、一定温度に達
した後必要な反応時間だけ恒温槽内に置く必要から、反
応コイルが更にその分の長さだけ必要となり、恒温槽の
形状が大きくならざるを得ない。
ーインジェクション分析装置では、分析流路内を一定速
度で流過させる間に必要な反応や、還元カラムに対する
吸着、流出を行わせるものであるため、例えば、恒温槽
を通過させる場合、所望の温度に達するまでに、反応コ
イルの長さが一定以上必要となり、また、一定温度に達
した後必要な反応時間だけ恒温槽内に置く必要から、反
応コイルが更にその分の長さだけ必要となり、恒温槽の
形状が大きくならざるを得ない。
【0008】また、常時一定速度でキャリアー液及び試
薬を流し続けるため、必要とする液量が多くなり、各タ
ンクを大容量のものとしておく必要があるため、装置全
体が大型とならざるを得ず、しかも、分析後の廃液量が
多くなり、その処分に経費を多く要するとともに、更な
る水質汚染を生じさせる等の問題があった。
薬を流し続けるため、必要とする液量が多くなり、各タ
ンクを大容量のものとしておく必要があるため、装置全
体が大型とならざるを得ず、しかも、分析後の廃液量が
多くなり、その処分に経費を多く要するとともに、更な
る水質汚染を生じさせる等の問題があった。
【0009】本発明は、このような従来の問題に鑑み、
使用する試薬量が少なくて済み、廃液の少量化が図ら
れ、しかも、装置が小型化し、サンプル採取現場に持参
しての検出が可能なフローインジェクション分析装置の
提供を目的としてなされたものである。
使用する試薬量が少なくて済み、廃液の少量化が図ら
れ、しかも、装置が小型化し、サンプル採取現場に持参
しての検出が可能なフローインジェクション分析装置の
提供を目的としてなされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の如き従来の問題を
解決し、所期の目的を達成するための本発明の特徴は、
還元カラム、反応槽、冷却槽、分光検出器等の各種機器
を適宜備えたフローインジェクション分析流路と、該分
析流路にキャリヤ液によってサンプルを送り込むキャリ
ヤポンプと、前記分析流路の所定位置に試薬を送り込む
試薬ポンプとを備え、前記キャリヤ液ポンプによって分
析流路に送り込まれたサンプルに対して、前記試薬ポン
プにより試薬を送り込んで混合させ、必要な分析を行わ
せるフローインジェクション分析装置において、前記キ
ャリヤポンプ及び試薬ポンプを、少なくとも一回の分析
に必要な量のキャリヤー液その他の液を収容できる容量
のピストンシリンダー式のポンプ本体と、該ポンプ本体
のピストンを往復動作させる駆動手段とをもって構成
し、該ピストンを吸液方向に動作させて必要量の液を吸
引させ、連続若しくは間欠的に送液方向に動作させるポ
ンプ制御手段を備え、該ポンプ制御手段によりサンプル
及び試薬をキャリヤー液を介して前記分析流路に送り込
み、該サンプル及び試薬の混合液を、該分析流路中の反
応槽等の必要な個所で必要な時間だけ停止させることに
より必要な反応を行わせることができるようにしたこと
にある。
解決し、所期の目的を達成するための本発明の特徴は、
還元カラム、反応槽、冷却槽、分光検出器等の各種機器
を適宜備えたフローインジェクション分析流路と、該分
析流路にキャリヤ液によってサンプルを送り込むキャリ
ヤポンプと、前記分析流路の所定位置に試薬を送り込む
試薬ポンプとを備え、前記キャリヤ液ポンプによって分
析流路に送り込まれたサンプルに対して、前記試薬ポン
プにより試薬を送り込んで混合させ、必要な分析を行わ
せるフローインジェクション分析装置において、前記キ
ャリヤポンプ及び試薬ポンプを、少なくとも一回の分析
に必要な量のキャリヤー液その他の液を収容できる容量
のピストンシリンダー式のポンプ本体と、該ポンプ本体
のピストンを往復動作させる駆動手段とをもって構成
し、該ピストンを吸液方向に動作させて必要量の液を吸
引させ、連続若しくは間欠的に送液方向に動作させるポ
ンプ制御手段を備え、該ポンプ制御手段によりサンプル
及び試薬をキャリヤー液を介して前記分析流路に送り込
み、該サンプル及び試薬の混合液を、該分析流路中の反
応槽等の必要な個所で必要な時間だけ停止させることに
より必要な反応を行わせることができるようにしたこと
にある。
【0011】尚、両ポンプのピストンを送液方向に微量
ずつ交互に間欠動作させることにより、サンプルと試薬
とを交互に流路内に送り込むことによって両液を混合さ
せるようにすること、分析流路内における混合液の流速
を、該分析流路内の流過中に変化させることにより所定
の個所で必要な時間をかけて流過させるようにするこ
と、分析流路における反応槽の前後に該流路を開閉する
開閉弁を備えること及びキャリヤポンプ及びサンプルポ
ンプの吸送液流路に備えた各切換弁に、該各流路を閉鎖
するポジションをそれぞれ設け、該各流路を閉鎖させた
状態で各ポンプを吸液方向に動作させてシリンダー内を
減圧させた後、前記切換弁をキャリヤー液吸引流路側ポ
ジションに切換動作させるようにすることが好ましい。
ずつ交互に間欠動作させることにより、サンプルと試薬
とを交互に流路内に送り込むことによって両液を混合さ
せるようにすること、分析流路内における混合液の流速
を、該分析流路内の流過中に変化させることにより所定
の個所で必要な時間をかけて流過させるようにするこ
と、分析流路における反応槽の前後に該流路を開閉する
開閉弁を備えること及びキャリヤポンプ及びサンプルポ
ンプの吸送液流路に備えた各切換弁に、該各流路を閉鎖
するポジションをそれぞれ設け、該各流路を閉鎖させた
状態で各ポンプを吸液方向に動作させてシリンダー内を
減圧させた後、前記切換弁をキャリヤー液吸引流路側ポ
ジションに切換動作させるようにすることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0013】図1は本発明を全窒素分析装置に実施した
例を示している。この装置では前述した従来例と同様に
第1混合器11、分析槽である恒温反応槽12、第2混
合器13、冷却槽14、分光検出器15を順に備えた分
析流路Aを有している。
例を示している。この装置では前述した従来例と同様に
第1混合器11、分析槽である恒温反応槽12、第2混
合器13、冷却槽14、分光検出器15を順に備えた分
析流路Aを有している。
【0014】恒温反応槽12内には反応コイル12a
が、冷却槽14には冷却コイル14aがそれぞれ収容さ
れ、各コイル内が分析流路を構成している。
が、冷却槽14には冷却コイル14aがそれぞれ収容さ
れ、各コイル内が分析流路を構成している。
【0015】また、恒温反応槽12内は145。Cに、冷
却槽14内は35。Cにそれぞれ保たれるようになってい
る。
却槽14内は35。Cにそれぞれ保たれるようになってい
る。
【0016】恒温反応槽12の上流及び下流側はそれぞ
れ開閉弁16によって開閉されるようになっている。
れ開閉弁16によって開閉されるようになっている。
【0017】この開閉弁16は、ロータリー式の六方切
換弁が使用され、ローター16aを回動させることによ
り、反応コイル12aの上下流側が開閉されるようにな
っている。
換弁が使用され、ローター16aを回動させることによ
り、反応コイル12aの上下流側が開閉されるようにな
っている。
【0018】また、閉鎖側ポジションに回動させること
により、反応コイルの上下側が閉鎖され、第1、第2の
混合器11,13が直接連通させるようになっている。
により、反応コイルの上下側が閉鎖され、第1、第2の
混合器11,13が直接連通させるようになっている。
【0019】第1混合器11は、第1、第2の流入ポー
ト11a,11bと混合液流出ポート11cがあり、そ
の第1流入ポート11aがサンプリング弁20の1つの
切換ポートに連通され、第2流入ポート11bには試薬
セレクト弁21の1つの切換ポートが連通され、混合液
流入ポート11cに開閉弁16の流入ポート16bが連
通されている。
ト11a,11bと混合液流出ポート11cがあり、そ
の第1流入ポート11aがサンプリング弁20の1つの
切換ポートに連通され、第2流入ポート11bには試薬
セレクト弁21の1つの切換ポートが連通され、混合液
流入ポート11cに開閉弁16の流入ポート16bが連
通されている。
【0020】また、第2混合器13の第1流入ポート1
3aには開閉弁16の流出ポート16aが連通され、第
2流入ポート13bには試薬セレクト弁21の1つの流
出ポートが連通され、混合液流出ポート13cに冷却コ
イル14aの上流側が連通されている。
3aには開閉弁16の流出ポート16aが連通され、第
2流入ポート13bには試薬セレクト弁21の1つの流
出ポートが連通され、混合液流出ポート13cに冷却コ
イル14aの上流側が連通されている。
【0021】サンプリング弁20及び試薬セレクト弁2
1は、共に同形状の八方切換弁が使用され、中央のロー
ター20A,21Aを旋回させることにより、そのロー
ターに開けたセンターポート20a,21aと周囲の切
換ポート20b〜20i、21b〜21iが切換連通さ
れるようになっている。
1は、共に同形状の八方切換弁が使用され、中央のロー
ター20A,21Aを旋回させることにより、そのロー
ターに開けたセンターポート20a,21aと周囲の切
換ポート20b〜20i、21b〜21iが切換連通さ
れるようになっている。
【0022】尚、サンプリング弁20のローター20A
には、互いに隣り合う2つの切換ポートを切換連通させ
るパス流路20Bが設けられている。
には、互いに隣り合う2つの切換ポートを切換連通させ
るパス流路20Bが設けられている。
【0023】両弁20,21のセンターポート20a,
20bには、それぞれループ22,23を介して、キャ
リヤポンプ24及び試薬ポンプ25が連通されている。
20bには、それぞれループ22,23を介して、キャ
リヤポンプ24及び試薬ポンプ25が連通されている。
【0024】この各ポンプ24,25は図3に示すよう
に、シリンダー26とその中を往復動作するピストン2
7とピストン27を往復駆動させるパルスモータ28及
び該モータの回転をピストン伝達させるギヤ伝動機構2
9とから構成され、シリンダー26内には1回の分析に
必要かつ充分な量のキャリヤ液が収容される大きさのも
のを使用している。
に、シリンダー26とその中を往復動作するピストン2
7とピストン27を往復駆動させるパルスモータ28及
び該モータの回転をピストン伝達させるギヤ伝動機構2
9とから構成され、シリンダー26内には1回の分析に
必要かつ充分な量のキャリヤ液が収容される大きさのも
のを使用している。
【0025】サンプリング弁20の第1切換ポート20
b、第6切換ポート20gには廃液路30a,30bが
連通接続され、第4、第7の各切換ポート20e,20
hは、施栓されて閉鎖ポートとなっている。
b、第6切換ポート20gには廃液路30a,30bが
連通接続され、第4、第7の各切換ポート20e,20
hは、施栓されて閉鎖ポートとなっている。
【0026】そして、第2切換ポート20cには、サン
プル容器31に通じるサンプル吸引路32が、第3切換
ポート20dには、第1混合器11の第1流入ポート1
1aが、第5切換ポート20fが試薬セレクト弁21の
第1切換ポート21bに連通され、第8切換ポート20
iには、キャリヤ液タンク33に通じるキャリヤ液吸引
路34が接続されている。
プル容器31に通じるサンプル吸引路32が、第3切換
ポート20dには、第1混合器11の第1流入ポート1
1aが、第5切換ポート20fが試薬セレクト弁21の
第1切換ポート21bに連通され、第8切換ポート20
iには、キャリヤ液タンク33に通じるキャリヤ液吸引
路34が接続されている。
【0027】また、試薬セレクト弁21は第5、第8切
換ポート21f,21iに廃液路35a,35bが接続
され、第2切換ポート21cにはキャリヤ液タンク33
に通じるキャリヤ液吸引路36が、第3切換ポート21
dには、第1混合器11の第2流入ポート11bに通じ
る第1試薬供給路37aが、第4切換ポート21eに
は、第2混合器13の第2流入ポート13bに通じる第
2試薬供給路37bが、第6切換ポート21gには、第
1試薬タンク38aに通じる第1試薬吸入路39aが、
第7切換ポート21hには、第2試薬タンク38bに通
じる第2試薬吸引路36bが接続されている。
換ポート21f,21iに廃液路35a,35bが接続
され、第2切換ポート21cにはキャリヤ液タンク33
に通じるキャリヤ液吸引路36が、第3切換ポート21
dには、第1混合器11の第2流入ポート11bに通じ
る第1試薬供給路37aが、第4切換ポート21eに
は、第2混合器13の第2流入ポート13bに通じる第
2試薬供給路37bが、第6切換ポート21gには、第
1試薬タンク38aに通じる第1試薬吸入路39aが、
第7切換ポート21hには、第2試薬タンク38bに通
じる第2試薬吸引路36bが接続されている。
【0028】このように構成される装置を使用した自然
水中の全窒素検出に際し、まず、両ポンプ24,25内
にキャリア液を吸引させる。この吸引に際しては、ポン
プ内に気泡を残さないようにする必要があり、そのため
にキャリヤポンプ24の充填に際しては、サンプリング
弁20のロータ20Aを閉鎖されている第7切換ポート
20h連通位置に旋回させた状態で、ピストン27を引
いてシリンダ内を減圧させ、この状態でロータ20Aを
第8切換ポート20i連通位置に旋回させる。これによ
って、キャリヤ液が急激にシリンダ内に流入され、シリ
ンダ内の細部の気泡を流し出しつつ充填される。次い
で、ロータ20Aを廃液用の第6切換ポート20g連通
位置に旋回させ、ポンプ24aのピストン27を押し込
み吸引した液を押し出して気泡を排出する。この減圧、
吸引、流入、排出操作を数回繰り返して充分に気泡を排
出させた後、必要量のキャリヤ液をポンプ24内に充填
する。
水中の全窒素検出に際し、まず、両ポンプ24,25内
にキャリア液を吸引させる。この吸引に際しては、ポン
プ内に気泡を残さないようにする必要があり、そのため
にキャリヤポンプ24の充填に際しては、サンプリング
弁20のロータ20Aを閉鎖されている第7切換ポート
20h連通位置に旋回させた状態で、ピストン27を引
いてシリンダ内を減圧させ、この状態でロータ20Aを
第8切換ポート20i連通位置に旋回させる。これによ
って、キャリヤ液が急激にシリンダ内に流入され、シリ
ンダ内の細部の気泡を流し出しつつ充填される。次い
で、ロータ20Aを廃液用の第6切換ポート20g連通
位置に旋回させ、ポンプ24aのピストン27を押し込
み吸引した液を押し出して気泡を排出する。この減圧、
吸引、流入、排出操作を数回繰り返して充分に気泡を排
出させた後、必要量のキャリヤ液をポンプ24内に充填
する。
【0029】また、試薬ポンプ25へのキャリヤ液充填
に際しては、サンプリング弁20のロータ20Aを、パ
ス流路20Bが第4、第5切換ポート20e,20f間
連通位置に旋回させ、これによって試薬セレクト弁21
の第1切換ポート21bを閉鎖した状態としておき、こ
の第1切換ポート21b連通位置に、ロータ21A旋回
を旋回させた状態でポンプ25のピストン27を引いて
シリンダ内を減圧させた後、ロータ21Aを第2切換ポ
ート21c連通位置に旋回させて、キャリヤ液を吸引さ
せ、第8切換ポート21i連通位置に旋回させて排出さ
せる減圧、吸引、流入、排出操作を繰り返した後、必要
量のキャリヤ液をポンプ25内に充填する。
に際しては、サンプリング弁20のロータ20Aを、パ
ス流路20Bが第4、第5切換ポート20e,20f間
連通位置に旋回させ、これによって試薬セレクト弁21
の第1切換ポート21bを閉鎖した状態としておき、こ
の第1切換ポート21b連通位置に、ロータ21A旋回
を旋回させた状態でポンプ25のピストン27を引いて
シリンダ内を減圧させた後、ロータ21Aを第2切換ポ
ート21c連通位置に旋回させて、キャリヤ液を吸引さ
せ、第8切換ポート21i連通位置に旋回させて排出さ
せる減圧、吸引、流入、排出操作を繰り返した後、必要
量のキャリヤ液をポンプ25内に充填する。
【0030】次いで、サンプル容器31内のサンプル溶
液をサンプルループ22内に充填する。その操作は、ロ
ータ20Aを第2切換ポート20c連通位置に旋回させ
て、ポンプ24を吸引動作させて、サンプル吸引路32
内にサンプル溶液を充填した後、ロータ20Aを第1切
換ポート20b連通位置に旋回させて、先に吸引したサ
ンプル吸引路32内の空気を排出し、再度第2切換ポー
ト20c連通位置に戻して、サンプルループ22内に必
要量のサンプル溶液を吸引させ、この状態でロータ20
Aを第2切換ポート20c連通位置に旋回させる。
液をサンプルループ22内に充填する。その操作は、ロ
ータ20Aを第2切換ポート20c連通位置に旋回させ
て、ポンプ24を吸引動作させて、サンプル吸引路32
内にサンプル溶液を充填した後、ロータ20Aを第1切
換ポート20b連通位置に旋回させて、先に吸引したサ
ンプル吸引路32内の空気を排出し、再度第2切換ポー
ト20c連通位置に戻して、サンプルループ22内に必
要量のサンプル溶液を吸引させ、この状態でロータ20
Aを第2切換ポート20c連通位置に旋回させる。
【0031】一方、試薬セレクト弁21側では、同様に
して、弁の切換動作とともにポンプ25を吸引、押し出
し動作させて、第1、第2の両試薬吸引路39a,39
bにそれぞれ第1、第2試薬を充填した後、まず、第1
試薬を試薬ループ23内に吸引し、ロータ21Aを第3
切換ポート21d連通位置に旋回させ、第1混合器11
までの第1試薬供給路37a内に第1試薬充填してお
く。
して、弁の切換動作とともにポンプ25を吸引、押し出
し動作させて、第1、第2の両試薬吸引路39a,39
bにそれぞれ第1、第2試薬を充填した後、まず、第1
試薬を試薬ループ23内に吸引し、ロータ21Aを第3
切換ポート21d連通位置に旋回させ、第1混合器11
までの第1試薬供給路37a内に第1試薬充填してお
く。
【0032】また、恒温反応槽12位置前後を開閉する
開閉弁16は、流路開放側にセットしておく。
開閉弁16は、流路開放側にセットしておく。
【0033】この状態で、両ポンプ24,25を同時に
動作させて、サンプル溶液及び第1試薬を第1混合器1
1に送り込み、両液を混合させる。
動作させて、サンプル溶液及び第1試薬を第1混合器1
1に送り込み、両液を混合させる。
【0034】この量液の送り込みに際しては、両ポンプ
のピストン27を数μリットル分づつ交互に押し出し方
向に動作させ、混合器11の混合液流出ポート13cか
らは、サンプル溶液と試薬とが交互に押し出されるよう
にしている。そして、一定量の第1試薬の送り込みが終
了した後は、キャリヤポンプ24のピストンのみを連続
して高速で.押し出し方向に動作させ、キャリヤ液にて
サンプル第1試薬混合液を恒温反応槽12の反応コイル
12a内に送り込み、その送り込み完了後、ポンプ24
を停止させるとともに、開閉弁16を流路閉鎖ポジショ
ンに動作させ、必要な反応時間だけ反応槽12内に停止
させておく。
のピストン27を数μリットル分づつ交互に押し出し方
向に動作させ、混合器11の混合液流出ポート13cか
らは、サンプル溶液と試薬とが交互に押し出されるよう
にしている。そして、一定量の第1試薬の送り込みが終
了した後は、キャリヤポンプ24のピストンのみを連続
して高速で.押し出し方向に動作させ、キャリヤ液にて
サンプル第1試薬混合液を恒温反応槽12の反応コイル
12a内に送り込み、その送り込み完了後、ポンプ24
を停止させるとともに、開閉弁16を流路閉鎖ポジショ
ンに動作させ、必要な反応時間だけ反応槽12内に停止
させておく。
【0035】尚、開閉弁16をもって恒温反応槽前後の
流路を閉鎖することにより恒温反応槽12が高温(全窒
素検出では145。c)であっても、流路内の液の気化が
防止される。
流路を閉鎖することにより恒温反応槽12が高温(全窒
素検出では145。c)であっても、流路内の液の気化が
防止される。
【0036】また、試薬セレクト弁21側では、第1試
薬の送り込み停止後、ループ23内に残っている第1試
薬を第5切換ポート21fから排出させた後、前述の第
1試薬の場合と同様にして、ループ23内に第2試薬を
吸引した後、第2試薬供給路37b内に第2試薬を充填
した状態で待機させておく。
薬の送り込み停止後、ループ23内に残っている第1試
薬を第5切換ポート21fから排出させた後、前述の第
1試薬の場合と同様にして、ループ23内に第2試薬を
吸引した後、第2試薬供給路37b内に第2試薬を充填
した状態で待機させておく。
【0037】恒温反応槽12における反応終了後、開閉
弁16を開き、再度キャリヤポンプ24を押し出し方向
に動作させて、反応後の混合液を第2混合器13へ送り
出す。そして、該混合液の先頭部分が第2混合器13に
達するだけの液量を押し出した後、試薬ポンプ25を作
動させて第2試薬を送り込み、反応後の混合液に第2試
薬を混合させる。その混合時には、前述と同様にキャリ
ヤポンプ24と試薬ポンプ25とのピストンを微量づつ
交互に作動させて両液を交互に送り出す。
弁16を開き、再度キャリヤポンプ24を押し出し方向
に動作させて、反応後の混合液を第2混合器13へ送り
出す。そして、該混合液の先頭部分が第2混合器13に
達するだけの液量を押し出した後、試薬ポンプ25を作
動させて第2試薬を送り込み、反応後の混合液に第2試
薬を混合させる。その混合時には、前述と同様にキャリ
ヤポンプ24と試薬ポンプ25とのピストンを微量づつ
交互に作動させて両液を交互に送り出す。
【0038】第2試薬の混合完了後には、キャリヤポン
プ24のピストン27のみを高速で連続して押し出し動
作させ、第2試薬混合液を冷却槽14の冷却コイル14
a内に送り込み、一定の冷却時間送液を停止させた後、
再度、キャリヤポンプ24を高速動作させて、第2試薬
混合液を分光検出器15に送り込む。
プ24のピストン27のみを高速で連続して押し出し動
作させ、第2試薬混合液を冷却槽14の冷却コイル14
a内に送り込み、一定の冷却時間送液を停止させた後、
再度、キャリヤポンプ24を高速動作させて、第2試薬
混合液を分光検出器15に送り込む。
【0039】分光検出器15では、被検液が高速で通過
するため、検出データの発生から終了に至る時間が短い
ものとなる。
するため、検出データの発生から終了に至る時間が短い
ものとなる。
【0040】尚、上述した両ポンプ24,25、両弁2
0,21、開閉弁16の一連の動作は図示していない
が、予め定められたフローチャートに基づいて各ポンプ
の動作時間、動作速度、作動パターン及び弁の動作時、
切換ポジション等のデータをコンピュータを使用した制
御手段に入力し、自動的に行われようようになってい
る。
0,21、開閉弁16の一連の動作は図示していない
が、予め定められたフローチャートに基づいて各ポンプ
の動作時間、動作速度、作動パターン及び弁の動作時、
切換ポジション等のデータをコンピュータを使用した制
御手段に入力し、自動的に行われようようになってい
る。
【0041】上述の実施形態は、全窒素検出の場合を示
しているが、図4に示す(前述した実施形態と同一部分
には、同一符号を付してその説明を省略する)全シアン
化化合物検出のように、第1〜第3試薬タンク38a〜
38c、第1〜第3の混合器11,12及び40及び恒
温反応槽12内の2つの反応コイル12a,12bをそ
れぞれ使用し、各反応コイル12a,12b位置で一定
時間停止させるようにしてもよい。
しているが、図4に示す(前述した実施形態と同一部分
には、同一符号を付してその説明を省略する)全シアン
化化合物検出のように、第1〜第3試薬タンク38a〜
38c、第1〜第3の混合器11,12及び40及び恒
温反応槽12内の2つの反応コイル12a,12bをそ
れぞれ使用し、各反応コイル12a,12b位置で一定
時間停止させるようにしてもよい。
【0042】尚、この実施形態では、恒温反応槽12内
の温度が70。cであるため、気化防止のための開閉弁は
使用しない。
の温度が70。cであるため、気化防止のための開閉弁は
使用しない。
【0043】また、図5は、ガス拡散法によるアンモニ
ア態窒素の検出装置を示しており、この場合には、ガス
拡散ユニット41を使用する。本例のガス透過ユニット
には、図6に示すように恒温槽42内にガス透過膜43
で仕切られたサンプル充填室44と試薬充填室45とを
備えておき、サンプル充填室44に第1混合器11で水
酸化ナトリウム水溶液からなる第1試薬を混合したサン
プル溶液を送り込むとともに、試薬充填室45にブロモ
クレゾールパープル等からなる第2試薬を送り込み、ガ
ス拡散に要する一定時間停止させた後、検出器15に送
り出すようにしている。
ア態窒素の検出装置を示しており、この場合には、ガス
拡散ユニット41を使用する。本例のガス透過ユニット
には、図6に示すように恒温槽42内にガス透過膜43
で仕切られたサンプル充填室44と試薬充填室45とを
備えておき、サンプル充填室44に第1混合器11で水
酸化ナトリウム水溶液からなる第1試薬を混合したサン
プル溶液を送り込むとともに、試薬充填室45にブロモ
クレゾールパープル等からなる第2試薬を送り込み、ガ
ス拡散に要する一定時間停止させた後、検出器15に送
り出すようにしている。
【0044】この他、図には示していないが、海水中全
窒素検出のように還元カラムを使用する装置において
は、還元カラム内にサンプルを送り込んで停止させるよ
うにしてもよく、また、一種類や2種類以上の試薬を使
用する分析装置にあっても同様に実施し得る。
窒素検出のように還元カラムを使用する装置において
は、還元カラム内にサンプルを送り込んで停止させるよ
うにしてもよく、また、一種類や2種類以上の試薬を使
用する分析装置にあっても同様に実施し得る。
【0045】また、サンプル濃度調整用の混合器を第1
混合器11の上流側に設け、これにポンプ25によって
希釈液を送り込み、サンプル濃度を混合させて濃度調節
したサンプルに第1混合器により試薬を混合させるよう
にしても良い。この場合には、予めサンプルの濃度調整
をすることなく、装置に受給することができる。
混合器11の上流側に設け、これにポンプ25によって
希釈液を送り込み、サンプル濃度を混合させて濃度調節
したサンプルに第1混合器により試薬を混合させるよう
にしても良い。この場合には、予めサンプルの濃度調整
をすることなく、装置に受給することができる。
【0046】また、各混合器における両液の混合比を各
ポンプ24,25による送り出し量を変化させて調整し
てするようにしてもよい。
ポンプ24,25による送り出し量を変化させて調整し
てするようにしてもよい。
【0047】
【発明の効果】上述したように本発明のフローインジェ
クション分析装置においては、キャリヤポンプ及び試薬
ポンプを、少なくとも一回の分析に必要な量のキャリヤ
ー液その他の液を収容できる容量のピストンシリンダー
式のポンプ本体と、該ポンプ本体のピストンを往復動作
させる駆動手段とをもって構成し、該ピストンを吸液方
向に動作させて必要量の液を吸引させ、連続若しくは間
欠的に送液方向に動作させるポンプ制御手段を備え、該
ポンプ制御手段によりサンプル及び試薬をキャリヤー液
を介して前記分析流路に送り込み、該サンプル及び試薬
の混合液を、該分析流路中の反応槽等の必要な個所で必
要な時間だけ停止させることにより必要な反応を行わせ
ることができるようにしたことにより、少量のサンプル
及び試薬を使用して必要な分析を充分に行うことがで
き、分析後の廃液が従来に比べて遥かに少量となり、そ
の処分が容易であり、更なる環境汚染をなくすことがで
きる。
クション分析装置においては、キャリヤポンプ及び試薬
ポンプを、少なくとも一回の分析に必要な量のキャリヤ
ー液その他の液を収容できる容量のピストンシリンダー
式のポンプ本体と、該ポンプ本体のピストンを往復動作
させる駆動手段とをもって構成し、該ピストンを吸液方
向に動作させて必要量の液を吸引させ、連続若しくは間
欠的に送液方向に動作させるポンプ制御手段を備え、該
ポンプ制御手段によりサンプル及び試薬をキャリヤー液
を介して前記分析流路に送り込み、該サンプル及び試薬
の混合液を、該分析流路中の反応槽等の必要な個所で必
要な時間だけ停止させることにより必要な反応を行わせ
ることができるようにしたことにより、少量のサンプル
及び試薬を使用して必要な分析を充分に行うことがで
き、分析後の廃液が従来に比べて遥かに少量となり、そ
の処分が容易であり、更なる環境汚染をなくすことがで
きる。
【0048】また、反応器や還元カラム等の中でサンプ
ル溶液を停止させることができるため、例えば、恒温槽
内の反応コイルが短くても、短時間で必要な反応温度と
することができることとなり、恒温槽や反応コイルが小
型でよくなり、また、試薬やキャリヤ液の使用量も少な
いため、装置全体の小型化が容易となり、サンプル採取
場所での分析が可能となる。
ル溶液を停止させることができるため、例えば、恒温槽
内の反応コイルが短くても、短時間で必要な反応温度と
することができることとなり、恒温槽や反応コイルが小
型でよくなり、また、試薬やキャリヤ液の使用量も少な
いため、装置全体の小型化が容易となり、サンプル採取
場所での分析が可能となる。
【図1】本発明に係るフローインジェクション分析装置
の第1実施形態を示す流路図である。
の第1実施形態を示す流路図である。
【図2】同上の装置のサンプリング弁、試薬セレクト弁
部分の拡大図である。
部分の拡大図である。
【図3】同上の装置に使用するポンプの概略を示す断面
図である。
図である。
【図4】本発明の第2実施形態を示す流路図である。
【図5】本発明の第3実施形態を示す流路図である。
【図6】同上の装置に使用するガス透過ユニットを示す
断面図である。
断面図である。
【図7】従来のフローインジェクション分析装置を示す
流路図である。
流路図である。
【図8】同上の装置に使用しているポンプの概略を示す
断面図である。
断面図である。
A 分析流路 11 第1混合器 11a 第1流入ポート 11b 第2流入ポート 11c 混合液流入ポート 12 恒温反応槽 12a 反応コイル 13 第2混合器 13a 第1流入ポート 13b 第2流入ポート 13c 混合液流入ポート 14 冷却槽 14a 冷却コイル 15 分光検出器 16 開閉弁 16a 流入ポート 16b 流出ポート 20 サンプリング弁 20A ロータ 20B パイ流路 20a,21a センターポート 20b〜20i,21b〜21i 切換ポート 21 試薬セレクト弁 22,23 ループ 24 キャリヤポンプ 25 試薬ポンプ 26 シリンダー 27 ピストン 28 パルスモータ 29 ギヤ伝動機構 30a,20b 廃液路 31 サンプル容器 32 サンプル吸引路 33 キャリヤ液タンク 34 キャリヤ液吸引路 35a,35b 廃液路 36 キャリヤ液吸引路 37a 第1試薬供給路 37b 第2試薬供給路 38a 第1試薬タンク 38b 第2試薬タンク 39a 第1試薬吸入路 39b 第2試薬吸入路 40 混合器 41 ガス拡散ユニット 42 恒温槽 43 ガス透過膜 44 サンプル充填室 45 試薬充填室
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月4日(1999.3.4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】また、第2混合器13の第1流入ポート1
3aには開閉弁16の流出ポート16cが連通され、第
2流入ポート13bには試薬セレクト弁21の1つの流
出ポートが連通され、混合液流出ポート13cに冷却コ
イル14aの上流側が連通されている。
3aには開閉弁16の流出ポート16cが連通され、第
2流入ポート13bには試薬セレクト弁21の1つの流
出ポートが連通され、混合液流出ポート13cに冷却コ
イル14aの上流側が連通されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月6日(1999.12.
6)
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 フローインジェクション分析装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、河川や湖沼、海等
の水中に含有している環境物質の検出等の水質検査に使
用するフローインジェクション分析装置に関する。
の水中に含有している環境物質の検出等の水質検査に使
用するフローインジェクション分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、河川や湖沼等の水中に含
まれる全窒素の検出に使用するフローインジェクション
分析装置は、図7に示すように、第1混合器1、恒温反
応槽2、第2混合器3、冷却槽4及び分光検出器5から
なる分析流路Aを使用し、キャリアポンプ6によってキ
ャリア液タンク7のキャリア液をもってサンプラー8の
サンプルループ8a内に収容したサンプル溶液を第1混
合器1に送り込むと同時に、第1試薬タンク9内の第1
試薬を第1サンプルポンプ10により、第1混合器1に
送り込み、これによってサンプル溶液と第1試薬とを混
合させて、恒温反応槽2内の反応コイル2a内に送り込
み、ここで一定時間かけて分解させる。
まれる全窒素の検出に使用するフローインジェクション
分析装置は、図7に示すように、第1混合器1、恒温反
応槽2、第2混合器3、冷却槽4及び分光検出器5から
なる分析流路Aを使用し、キャリアポンプ6によってキ
ャリア液タンク7のキャリア液をもってサンプラー8の
サンプルループ8a内に収容したサンプル溶液を第1混
合器1に送り込むと同時に、第1試薬タンク9内の第1
試薬を第1サンプルポンプ10により、第1混合器1に
送り込み、これによってサンプル溶液と第1試薬とを混
合させて、恒温反応槽2内の反応コイル2a内に送り込
み、ここで一定時間かけて分解させる。
【0003】次いで、分解した溶液を第2混合器3に送
り、この第2混合器3に第2試薬タンク11,11の第
2試薬を第2試薬ポンプ12,12により第2混合器3
に送って混合させ、冷却槽4を通して冷却し、検出器5
に送り込んで検出させている。尚、図中5aは圧力計で
ある。
り、この第2混合器3に第2試薬タンク11,11の第
2試薬を第2試薬ポンプ12,12により第2混合器3
に送って混合させ、冷却槽4を通して冷却し、検出器5
に送り込んで検出させている。尚、図中5aは圧力計で
ある。
【0004】各ポンプ6,10,12は、いずれも図8
に示す如きレシプロ型のポンプを使用し、シリンダー1
3内でピストン14をカム15によって小ストロークで
往復動させ、シリング13に通じる吸液側の各流路逆止
弁16a,16bを設けて、一方向にピストンの1スト
ローク分の量づつ、間欠的に送液するようにし、一対の
ポンプを交互に動作させることにより、脈流を除いてい
る。
に示す如きレシプロ型のポンプを使用し、シリンダー1
3内でピストン14をカム15によって小ストロークで
往復動させ、シリング13に通じる吸液側の各流路逆止
弁16a,16bを設けて、一方向にピストンの1スト
ローク分の量づつ、間欠的に送液するようにし、一対の
ポンプを交互に動作させることにより、脈流を除いてい
る。
【0005】そして、これらのポンプ6,10,12
は、いずれも一定速度で連続して動作させておき、第
1、第2の各混合器1,3には、常時それぞれの試薬を
連続して供給し、これに連続動作されるキャリアポンプ
6によって連続して送り込まれるキャリア液によって、
サンプル溶液を送り込み、一定速度で分析流路A内を通
過させる間に必要な反応を行わせ、検出するようにして
いる。
は、いずれも一定速度で連続して動作させておき、第
1、第2の各混合器1,3には、常時それぞれの試薬を
連続して供給し、これに連続動作されるキャリアポンプ
6によって連続して送り込まれるキャリア液によって、
サンプル溶液を送り込み、一定速度で分析流路A内を通
過させる間に必要な反応を行わせ、検出するようにして
いる。
【0006】この他、その他の物質の検出に使用するも
のとして、分析流路に還元カラムを使用するものや、ガ
ス透過ユニットを使用するもの、恒温反応槽を複数使用
するもの等がある。
のとして、分析流路に還元カラムを使用するものや、ガ
ス透過ユニットを使用するもの、恒温反応槽を複数使用
するもの等がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のフロ
ーインジェクション分析装置では、分析流路内を一定速
度で流過させる間に必要な反応や、還元カラムに対する
吸着、流出を行わせるものであるため、例えば、恒温槽
を通過させる場合、所望の温度に達するまでに、反応コ
イルの長さが一定以上必要となり、また、一定温度に達
した後必要な反応時間だけ恒温槽内に置く必要から、反
応コイルが更にその分の長さだけ必要となり、恒温槽の
形状が大きくならざるを得ない。
ーインジェクション分析装置では、分析流路内を一定速
度で流過させる間に必要な反応や、還元カラムに対する
吸着、流出を行わせるものであるため、例えば、恒温槽
を通過させる場合、所望の温度に達するまでに、反応コ
イルの長さが一定以上必要となり、また、一定温度に達
した後必要な反応時間だけ恒温槽内に置く必要から、反
応コイルが更にその分の長さだけ必要となり、恒温槽の
形状が大きくならざるを得ない。
【0008】また、常時一定速度でキャリアー液及び試
薬を流し続けるため、必要とする液量が多くなり、各タ
ンクを大容量のものとしておく必要があるため、装置全
体が大型とならざるを得ず、しかも、分析後の廃液量が
多くなり、その処分に経費を多く要するとともに、更な
る水質汚染を生じさせる等の問題があった。
薬を流し続けるため、必要とする液量が多くなり、各タ
ンクを大容量のものとしておく必要があるため、装置全
体が大型とならざるを得ず、しかも、分析後の廃液量が
多くなり、その処分に経費を多く要するとともに、更な
る水質汚染を生じさせる等の問題があった。
【0009】本発明は、このような従来の問題に鑑み、
使用する試薬量が少なくて済み、廃液の少量化が図ら
れ、しかも、装置が小型化し、サンプル採取現場に持参
しての検出が可能なフローインジェクション分析装置の
提供を目的としてなされたものである。
使用する試薬量が少なくて済み、廃液の少量化が図ら
れ、しかも、装置が小型化し、サンプル採取現場に持参
しての検出が可能なフローインジェクション分析装置の
提供を目的としてなされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の如き従来の問題を
解決し、所期の目的を達成するための本発明の特徴は、
還元カラム、反応槽、冷却槽、分光検出器等の各種機器
を適宜備えたフローインジェクション分析流路と、該分
析流路にキャリヤ液によってサンプルを送り込むキャリ
ヤポンプと、前記分析流路の所定位置に試薬を送り込む
試薬ポンプとを備え、前記キャリヤ液ポンプによって分
析流路に送り込まれたサンプルに対して、前記試薬ポン
プにより試薬を送り込んで混合させ、必要な分析を行わ
せるフローインジェクション分析装置において、前記キ
ャリヤポンプ及び試薬ポンプを、少なくとも一回の分析
に必要な量のキャリヤー液その他の液を収容できる容量
のピストンシリンダー式のポンプ本体と、該ポンプ本体
のピストンを往復動作させる駆動手段とをもって構成
し、該ピストンを吸液方向に動作させて必要量の液を吸
引させ、連続若しくは間欠的に送液方向に動作させるポ
ンプ制御手段を備え、該ポンプ制御手段によりサンプル
及び試薬をキャリヤー液を介して前記分析流路に送り込
み、該サンプル及び試薬の混合液を、該分析流路中の反
応槽等の必要な個所で必要な時間だけ停止させることに
より必要な反応を行わせることができるようにするとと
もに、前記キャリヤポンプ及び試薬ポンプの吸送液流路
に備えた各切換弁に、該各流路を閉鎖するポジションを
それぞれ設け、該各流路を閉鎖させた状態で各ポンプを
吸液方向に動作させてシリンダー内を減圧させた後、前
記切換弁をキャリヤー液吸引流路側ポジションに切換動
作させるようにしたことにある。
解決し、所期の目的を達成するための本発明の特徴は、
還元カラム、反応槽、冷却槽、分光検出器等の各種機器
を適宜備えたフローインジェクション分析流路と、該分
析流路にキャリヤ液によってサンプルを送り込むキャリ
ヤポンプと、前記分析流路の所定位置に試薬を送り込む
試薬ポンプとを備え、前記キャリヤ液ポンプによって分
析流路に送り込まれたサンプルに対して、前記試薬ポン
プにより試薬を送り込んで混合させ、必要な分析を行わ
せるフローインジェクション分析装置において、前記キ
ャリヤポンプ及び試薬ポンプを、少なくとも一回の分析
に必要な量のキャリヤー液その他の液を収容できる容量
のピストンシリンダー式のポンプ本体と、該ポンプ本体
のピストンを往復動作させる駆動手段とをもって構成
し、該ピストンを吸液方向に動作させて必要量の液を吸
引させ、連続若しくは間欠的に送液方向に動作させるポ
ンプ制御手段を備え、該ポンプ制御手段によりサンプル
及び試薬をキャリヤー液を介して前記分析流路に送り込
み、該サンプル及び試薬の混合液を、該分析流路中の反
応槽等の必要な個所で必要な時間だけ停止させることに
より必要な反応を行わせることができるようにするとと
もに、前記キャリヤポンプ及び試薬ポンプの吸送液流路
に備えた各切換弁に、該各流路を閉鎖するポジションを
それぞれ設け、該各流路を閉鎖させた状態で各ポンプを
吸液方向に動作させてシリンダー内を減圧させた後、前
記切換弁をキャリヤー液吸引流路側ポジションに切換動
作させるようにしたことにある。
【0011】尚、両ポンプのピストンを送液方向に微量
ずつ交互に間欠動作させることにより、サンプルと試薬
とを交互に流路内に送り込むことによって両液を混合さ
せるようにすること、分析流路内における混合液の流速
を、該分析流路内の流過中に変化させることにより所定
の個所で必要な時間をかけて流過させるようにするこ
と、分析流路における反応槽の前後に該流路を開閉する
開閉弁を備えることが好ましい。
ずつ交互に間欠動作させることにより、サンプルと試薬
とを交互に流路内に送り込むことによって両液を混合さ
せるようにすること、分析流路内における混合液の流速
を、該分析流路内の流過中に変化させることにより所定
の個所で必要な時間をかけて流過させるようにするこ
と、分析流路における反応槽の前後に該流路を開閉する
開閉弁を備えることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0013】図1は本発明を全窒素分析装置に実施した
例を示している。この装置では前述した従来例と同様に
第1混合器11、分析槽である恒温反応槽12、第2混
合器13、冷却槽14、分光検出器15を順に備えた分
析流路Aを有している。
例を示している。この装置では前述した従来例と同様に
第1混合器11、分析槽である恒温反応槽12、第2混
合器13、冷却槽14、分光検出器15を順に備えた分
析流路Aを有している。
【0014】恒温反応槽12内には反応コイル12a
が、冷却槽14には冷却コイル14aがそれぞれ収容さ
れ、各コイル内が分析流路を構成している。
が、冷却槽14には冷却コイル14aがそれぞれ収容さ
れ、各コイル内が分析流路を構成している。
【0015】また、恒温反応槽12内は145。Cに、冷
却槽14内は35。Cにそれぞれ保たれるようになってい
る。
却槽14内は35。Cにそれぞれ保たれるようになってい
る。
【0016】恒温反応槽12の上流及び下流側はそれぞ
れ開閉弁16によって開閉されるようになっている。
れ開閉弁16によって開閉されるようになっている。
【0017】この開閉弁16は、ロータリー式の六方切
換弁が使用され、ローター16aを回動させることによ
り、反応コイル12aの上下流側が開閉されるようにな
っている。
換弁が使用され、ローター16aを回動させることによ
り、反応コイル12aの上下流側が開閉されるようにな
っている。
【0018】また、閉鎖側ポジションに回動させること
により、反応コイルの上下側が閉鎖され、第1、第2の
混合器11,13が直接連通させるようになっている。
により、反応コイルの上下側が閉鎖され、第1、第2の
混合器11,13が直接連通させるようになっている。
【0019】第1混合器11は、第1、第2の流入ポー
ト11a,11bと混合液流出ポート11cがあり、そ
の第1流入ポート11aがサンプリング弁20の1つの
切換ポートに連通され、第2流入ポート11bには試薬
セレクト弁21の1つの切換ポートが連通され、混合液
流入ポート11cに開閉弁16の流入ポート16bが連
通されている。
ト11a,11bと混合液流出ポート11cがあり、そ
の第1流入ポート11aがサンプリング弁20の1つの
切換ポートに連通され、第2流入ポート11bには試薬
セレクト弁21の1つの切換ポートが連通され、混合液
流入ポート11cに開閉弁16の流入ポート16bが連
通されている。
【0020】また、第2混合器13の第1流入ポート1
3aには開閉弁16の流出ポート16cが連通され、第
2流入ポート13bには試薬セレクト弁21の1つの流
出ポートが連通され、混合液流出ポート13cに冷却コ
イル14aの上流側が連通されている。
3aには開閉弁16の流出ポート16cが連通され、第
2流入ポート13bには試薬セレクト弁21の1つの流
出ポートが連通され、混合液流出ポート13cに冷却コ
イル14aの上流側が連通されている。
【0021】サンプリング弁20及び試薬セレクト弁2
1は、共に同形状の八方切換弁が使用され、中央のロー
ター20A,21Aを旋回させることにより、そのロー
ターに開けたセンターポート20a,21aと周囲の切
換ポート20b〜20i、21b〜21iが切換連通さ
れるようになっている。
1は、共に同形状の八方切換弁が使用され、中央のロー
ター20A,21Aを旋回させることにより、そのロー
ターに開けたセンターポート20a,21aと周囲の切
換ポート20b〜20i、21b〜21iが切換連通さ
れるようになっている。
【0022】尚、サンプリング弁20のローター20A
には、互いに隣り合う2つの切換ポートを切換連通させ
るパス流路20Bが設けられている。
には、互いに隣り合う2つの切換ポートを切換連通させ
るパス流路20Bが設けられている。
【0023】両弁20,21のセンターポート20a,
20bには、それぞれループ22,23を介して、キャ
リヤポンプ24及び試薬ポンプ25が連通されている。
20bには、それぞれループ22,23を介して、キャ
リヤポンプ24及び試薬ポンプ25が連通されている。
【0024】この各ポンプ24,25は図3に示すよう
に、シリンダー26とその中を往復動作するピストン2
7とピストン27を往復駆動させるパルスモータ28及
び該モータの回転をピストン伝達させるギヤ伝動機構2
9とから構成され、シリンダー26内には1回の分析に
必要かつ充分な量のキャリヤ液が収容される大きさのも
のを使用している。
に、シリンダー26とその中を往復動作するピストン2
7とピストン27を往復駆動させるパルスモータ28及
び該モータの回転をピストン伝達させるギヤ伝動機構2
9とから構成され、シリンダー26内には1回の分析に
必要かつ充分な量のキャリヤ液が収容される大きさのも
のを使用している。
【0025】サンプリング弁20の第1切換ポート20
b、第6切換ポート20gには廃液路30a,30bが
連通接続され、第4、第7の各切換ポート20e,20
hは、施栓されて閉鎖ポートとなっている。
b、第6切換ポート20gには廃液路30a,30bが
連通接続され、第4、第7の各切換ポート20e,20
hは、施栓されて閉鎖ポートとなっている。
【0026】そして、第2切換ポート20cには、サン
プル容器31に通じるサンプル吸引路32が、第3切換
ポート20dには、第1混合器11の第1流入ポート1
1aが、第5切換ポート20fが試薬セレクト弁21の
第1切換ポート21bに連通され、第8切換ポート20
iには、キャリヤ液タンク33に通じるキャリヤ液吸引
路34が接続されている。
プル容器31に通じるサンプル吸引路32が、第3切換
ポート20dには、第1混合器11の第1流入ポート1
1aが、第5切換ポート20fが試薬セレクト弁21の
第1切換ポート21bに連通され、第8切換ポート20
iには、キャリヤ液タンク33に通じるキャリヤ液吸引
路34が接続されている。
【0027】また、試薬セレクト弁21は第5、第8切
換ポート21f,21iに廃液路35a,35bが接続
され、第2切換ポート21cにはキャリヤ液タンク33
に通じるキャリヤ液吸引路36が、第3切換ポート21
dには、第1混合器11の第2流入ポート11bに通じ
る第1試薬供給路37aが、第4切換ポート21eに
は、第2混合器13の第2流入ポート13bに通じる第
2試薬供給路37bが、第6切換ポート21gには、第
1試薬タンク38aに通じる第1試薬吸入路39aが、
第7切換ポート21hには、第2試薬タンク38bに通
じる第2試薬吸引路36bが接続されている。
換ポート21f,21iに廃液路35a,35bが接続
され、第2切換ポート21cにはキャリヤ液タンク33
に通じるキャリヤ液吸引路36が、第3切換ポート21
dには、第1混合器11の第2流入ポート11bに通じ
る第1試薬供給路37aが、第4切換ポート21eに
は、第2混合器13の第2流入ポート13bに通じる第
2試薬供給路37bが、第6切換ポート21gには、第
1試薬タンク38aに通じる第1試薬吸入路39aが、
第7切換ポート21hには、第2試薬タンク38bに通
じる第2試薬吸引路36bが接続されている。
【0028】このように構成される装置を使用した自然
水中の全窒素検出に際し、まず、両ポンプ24,25内
にキャリア液を吸引させる。この吸引に際しては、ポン
プ内に気泡を残さないようにする必要があり、そのため
にキャリヤポンプ24の充填に際しては、サンプリング
弁20のロータ20Aを閉鎖されている第7切換ポート
20h連通位置に旋回させた状態で、ピストン27を引
いてシリンダ内を減圧させ、この状態でロータ20Aを
第8切換ポート20i連通位置に旋回させる。これによ
って、キャリヤ液が急激にシリンダ内に流入され、シリ
ンダ内の細部の気泡を流し出しつつ充填される。次い
で、ロータ20Aを廃液用の第6切換ポート20g連通
位置に旋回させ、ポンプ24aのピストン27を押し込
み吸引した液を押し出して気泡を排出する。この減圧、
吸引、流入、排出操作を数回繰り返して充分に気泡を排
出させた後、必要量のキャリヤ液をポンプ24内に充填
する。
水中の全窒素検出に際し、まず、両ポンプ24,25内
にキャリア液を吸引させる。この吸引に際しては、ポン
プ内に気泡を残さないようにする必要があり、そのため
にキャリヤポンプ24の充填に際しては、サンプリング
弁20のロータ20Aを閉鎖されている第7切換ポート
20h連通位置に旋回させた状態で、ピストン27を引
いてシリンダ内を減圧させ、この状態でロータ20Aを
第8切換ポート20i連通位置に旋回させる。これによ
って、キャリヤ液が急激にシリンダ内に流入され、シリ
ンダ内の細部の気泡を流し出しつつ充填される。次い
で、ロータ20Aを廃液用の第6切換ポート20g連通
位置に旋回させ、ポンプ24aのピストン27を押し込
み吸引した液を押し出して気泡を排出する。この減圧、
吸引、流入、排出操作を数回繰り返して充分に気泡を排
出させた後、必要量のキャリヤ液をポンプ24内に充填
する。
【0029】また、試薬ポンプ25へのキャリヤ液充填
に際しては、サンプリング弁20のロータ20Aを、パ
ス流路20Bが第4、第5切換ポート20e,20f間
連通位置に旋回させ、これによって試薬セレクト弁21
の第1切換ポート21bを閉鎖した状態としておき、こ
の第1切換ポート21b連通位置に、ロータ21A旋回
を旋回させた状態でポンプ25のピストン27を引いて
シリンダ内を減圧させた後、ロータ21Aを第2切換ポ
ート21c連通位置に旋回させて、キャリヤ液を吸引さ
せ、第8切換ポート21i連通位置に旋回させて排出さ
せる減圧、吸引、流入、排出操作を繰り返した後、必要
量のキャリヤ液をポンプ25内に充填する。
に際しては、サンプリング弁20のロータ20Aを、パ
ス流路20Bが第4、第5切換ポート20e,20f間
連通位置に旋回させ、これによって試薬セレクト弁21
の第1切換ポート21bを閉鎖した状態としておき、こ
の第1切換ポート21b連通位置に、ロータ21A旋回
を旋回させた状態でポンプ25のピストン27を引いて
シリンダ内を減圧させた後、ロータ21Aを第2切換ポ
ート21c連通位置に旋回させて、キャリヤ液を吸引さ
せ、第8切換ポート21i連通位置に旋回させて排出さ
せる減圧、吸引、流入、排出操作を繰り返した後、必要
量のキャリヤ液をポンプ25内に充填する。
【0030】次いで、サンプル容器31内のサンプル溶
液をサンプルループ22内に充填する。その操作は、ロ
ータ20Aを第2切換ポート20c連通位置に旋回させ
て、ポンプ24を吸引動作させて、サンプル吸引路32
内にサンプル溶液を充填した後、ロータ20Aを第1切
換ポート20b連通位置に旋回させて、先に吸引したサ
ンプル吸引路32内の空気を排出し、再度第2切換ポー
ト20c連通位置に戻して、サンプルループ22内に必
要量のサンプル溶液を吸引させ、この状態でロータ20
Aを第2切換ポート20c連通位置に旋回させる。
液をサンプルループ22内に充填する。その操作は、ロ
ータ20Aを第2切換ポート20c連通位置に旋回させ
て、ポンプ24を吸引動作させて、サンプル吸引路32
内にサンプル溶液を充填した後、ロータ20Aを第1切
換ポート20b連通位置に旋回させて、先に吸引したサ
ンプル吸引路32内の空気を排出し、再度第2切換ポー
ト20c連通位置に戻して、サンプルループ22内に必
要量のサンプル溶液を吸引させ、この状態でロータ20
Aを第2切換ポート20c連通位置に旋回させる。
【0031】一方、試薬セレクト弁21側では、同様に
して、弁の切換動作とともにポンプ25を吸引、押し出
し動作させて、第1、第2の両試薬吸引路39a,39
bにそれぞれ第1、第2試薬を充填した後、まず、第1
試薬を試薬ループ23内に吸引し、ロータ21Aを第3
切換ポート21d連通位置に旋回させ、第1混合器11
までの第1試薬供給路37a内に第1試薬充填してお
く。
して、弁の切換動作とともにポンプ25を吸引、押し出
し動作させて、第1、第2の両試薬吸引路39a,39
bにそれぞれ第1、第2試薬を充填した後、まず、第1
試薬を試薬ループ23内に吸引し、ロータ21Aを第3
切換ポート21d連通位置に旋回させ、第1混合器11
までの第1試薬供給路37a内に第1試薬充填してお
く。
【0032】また、恒温反応槽12位置前後を開閉する
開閉弁16は、流路開放側にセットしておく。
開閉弁16は、流路開放側にセットしておく。
【0033】この状態で、両ポンプ24,25を同時に
動作させて、サンプル溶液及び第1試薬を第1混合器1
1に送り込み、両液を混合させる。
動作させて、サンプル溶液及び第1試薬を第1混合器1
1に送り込み、両液を混合させる。
【0034】この両液の送り込みに際しては、両ポンプ
のピストン27を数μリットル分づつ交互に押し出し方
向に動作させ、混合器11の混合液流出ポート13cか
らは、サンプル溶液と試薬とが交互に押し出されるよう
にしている。そして、一定量の第1試薬の送り込みが終
了した後は、キャリヤポンプ24のピストンのみを連続
して高速で.押し出し方向に動作させ、キャリヤ液にて
サンプル第1試薬混合液を恒温反応槽12の反応コイル
12a内に送り込み、その送り込み完了後、ポンプ24
を停止させるとともに、開閉弁16を流路閉鎖ポジショ
ンに動作させ、必要な反応時間だけ反応槽12内に停止
させておく。
のピストン27を数μリットル分づつ交互に押し出し方
向に動作させ、混合器11の混合液流出ポート13cか
らは、サンプル溶液と試薬とが交互に押し出されるよう
にしている。そして、一定量の第1試薬の送り込みが終
了した後は、キャリヤポンプ24のピストンのみを連続
して高速で.押し出し方向に動作させ、キャリヤ液にて
サンプル第1試薬混合液を恒温反応槽12の反応コイル
12a内に送り込み、その送り込み完了後、ポンプ24
を停止させるとともに、開閉弁16を流路閉鎖ポジショ
ンに動作させ、必要な反応時間だけ反応槽12内に停止
させておく。
【0035】尚、開閉弁16をもって恒温反応槽前後の
流路を閉鎖することにより恒温反応槽12が高温(全窒
素検出では145。c)であっても、流路内の液の気化が
防止される。
流路を閉鎖することにより恒温反応槽12が高温(全窒
素検出では145。c)であっても、流路内の液の気化が
防止される。
【0036】また、試薬セレクト弁21側では、第1試
薬の送り込み停止後、ループ23内に残っている第1試
薬を第5切換ポート21fから排出させた後、前述の第
1試薬の場合と同様にして、ループ23内に第2試薬を
吸引した後、第2試薬供給路37b内に第2試薬を充填
した状態で待機させておく。
薬の送り込み停止後、ループ23内に残っている第1試
薬を第5切換ポート21fから排出させた後、前述の第
1試薬の場合と同様にして、ループ23内に第2試薬を
吸引した後、第2試薬供給路37b内に第2試薬を充填
した状態で待機させておく。
【0037】恒温反応槽12における反応終了後、開閉
弁16を開き、再度キャリヤポンプ24を押し出し方向
に動作させて、反応後の混合液を第2混合器13へ送り
出す。そして、該混合液の先頭部分が第2混合器13に
達するだけの液量を押し出した後、試薬ポンプ25を作
動させて第2試薬を送り込み、反応後の混合液に第2試
薬を混合させる。その混合時には、前述と同様にキャリ
ヤポンプ24と試薬ポンプ25とのピストンを微量づつ
交互に作動させて両液を交互に送り出す。
弁16を開き、再度キャリヤポンプ24を押し出し方向
に動作させて、反応後の混合液を第2混合器13へ送り
出す。そして、該混合液の先頭部分が第2混合器13に
達するだけの液量を押し出した後、試薬ポンプ25を作
動させて第2試薬を送り込み、反応後の混合液に第2試
薬を混合させる。その混合時には、前述と同様にキャリ
ヤポンプ24と試薬ポンプ25とのピストンを微量づつ
交互に作動させて両液を交互に送り出す。
【0038】第2試薬の混合完了後には、キャリヤポン
プ24のピストン27のみを高速で連続して押し出し動
作させ、第2試薬混合液を冷却槽14の冷却コイル14
a内に送り込み、一定の冷却時間送液を停止させた後、
再度、キャリヤポンプ24を高速動作させて、第2試薬
混合液を分光検出器15に送り込む。
プ24のピストン27のみを高速で連続して押し出し動
作させ、第2試薬混合液を冷却槽14の冷却コイル14
a内に送り込み、一定の冷却時間送液を停止させた後、
再度、キャリヤポンプ24を高速動作させて、第2試薬
混合液を分光検出器15に送り込む。
【0039】分光検出器15では、被検液が高速で通過
するため、検出データの発生から終了に至る時間が短い
ものとなる。
するため、検出データの発生から終了に至る時間が短い
ものとなる。
【0040】尚、上述した両ポンプ24,25、両弁2
0,21、開閉弁16の一連の動作は図示していない
が、予め定められたフローチャートに基づいて各ポンプ
の動作時間、動作速度、作動パターン及び弁の動作時、
切換ポジション等のデータをコンピュータを使用した制
御手段に入力し、自動的に行われようようになってい
る。
0,21、開閉弁16の一連の動作は図示していない
が、予め定められたフローチャートに基づいて各ポンプ
の動作時間、動作速度、作動パターン及び弁の動作時、
切換ポジション等のデータをコンピュータを使用した制
御手段に入力し、自動的に行われようようになってい
る。
【0041】上述の実施形態は、全窒素検出の場合を示
しているが、図4に示す(前述した実施形態と同一部分
には、同一符号を付してその説明を省略する)全シアン
化化合物検出のように、第1〜第3試薬タンク38a〜
38c、第1〜第3の混合器11,12及び40及び恒
温反応槽12内の2つの反応コイル12a,12bをそ
れぞれ使用し、各反応コイル12a,12b位置で一定
時間停止させるようにしてもよい。
しているが、図4に示す(前述した実施形態と同一部分
には、同一符号を付してその説明を省略する)全シアン
化化合物検出のように、第1〜第3試薬タンク38a〜
38c、第1〜第3の混合器11,12及び40及び恒
温反応槽12内の2つの反応コイル12a,12bをそ
れぞれ使用し、各反応コイル12a,12b位置で一定
時間停止させるようにしてもよい。
【0042】尚、この実施形態では、恒温反応槽12内
の温度が70。cであるため、気化防止のための開閉弁は
使用しない。
の温度が70。cであるため、気化防止のための開閉弁は
使用しない。
【0043】また、図5は、ガス拡散法によるアンモニ
ア態窒素の検出装置を示しており、この場合には、ガス
拡散ユニット41を使用する。本例のガス透過ユニット
には、図6に示すように恒温槽42内にガス透過膜43
で仕切られたサンプル充填室44と試薬充填室45とを
備えておき、サンプル充填室44に第1混合器11で水
酸化ナトリウム水溶液からなる第1試薬を混合したサン
プル溶液を送り込むとともに、試薬充填室45にブロモ
クレゾールパープル等からなる第2試薬を送り込み、ガ
ス拡散に要する一定時間停止させた後、検出器15に送
り出すようにしている。
ア態窒素の検出装置を示しており、この場合には、ガス
拡散ユニット41を使用する。本例のガス透過ユニット
には、図6に示すように恒温槽42内にガス透過膜43
で仕切られたサンプル充填室44と試薬充填室45とを
備えておき、サンプル充填室44に第1混合器11で水
酸化ナトリウム水溶液からなる第1試薬を混合したサン
プル溶液を送り込むとともに、試薬充填室45にブロモ
クレゾールパープル等からなる第2試薬を送り込み、ガ
ス拡散に要する一定時間停止させた後、検出器15に送
り出すようにしている。
【0044】この他、図には示していないが、海水中全
窒素検出のように還元カラムを使用する装置において
は、還元カラム内にサンプルを送り込んで停止させるよ
うにしてもよく、また、一種類や2種類以上の試薬を使
用する分析装置にあっても同様に実施し得る。
窒素検出のように還元カラムを使用する装置において
は、還元カラム内にサンプルを送り込んで停止させるよ
うにしてもよく、また、一種類や2種類以上の試薬を使
用する分析装置にあっても同様に実施し得る。
【0045】また、サンプル濃度調整用の混合器を第1
混合器11の上流側に設け、これにポンプ25によって
希釈液を送り込み、サンプル濃度を混合させて濃度調節
したサンプルに第1混合器により試薬を混合させるよう
にしても良い。この場合には、予めサンプルの濃度調整
をすることなく、装置に受給することができる。
混合器11の上流側に設け、これにポンプ25によって
希釈液を送り込み、サンプル濃度を混合させて濃度調節
したサンプルに第1混合器により試薬を混合させるよう
にしても良い。この場合には、予めサンプルの濃度調整
をすることなく、装置に受給することができる。
【0046】また、各混合器における両液の混合比を各
ポンプ24,25による送り出し量を変化させて調整し
てするようにしてもよい。
ポンプ24,25による送り出し量を変化させて調整し
てするようにしてもよい。
【0047】
【発明の効果】上述したように本発明のフローインジェ
クション分析装置においては、キャリヤポンプ及び試薬
ポンプを、少なくとも一回の分析に必要な量のキャリヤ
ー液その他の液を収容できる容量のピストンシリンダー
式のポンプ本体と、該ポンプ本体のピストンを往復動作
させる駆動手段とをもって構成し、該ピストンを吸液方
向に動作させて必要量の液を吸引させ、連続若しくは間
欠的に送液方向に動作させるポンプ制御手段を備え、該
ポンプ制御手段によりサンプル及び試薬をキャリヤー液
を介して前記分析流路に送り込み、該サンプル及び試薬
の混合液を、該分析流路中の反応槽等の必要な個所で必
要な時間だけ停止させることにより必要な反応を行わせ
ることができるようにしたことにより、少量のサンプル
及び試薬を使用して必要な分析を充分に行うことがで
き、分析後の廃液が従来に比べて遥かに少量となり、そ
の処分が容易であり、更なる環境汚染をなくすことがで
き、かつ、前記キャリヤポンプ及び試薬ポンプの吸送液
流路に備えた各切換弁に、該各流路を閉鎖するポジショ
ンをそれぞれ設け、該各流路を閉鎖させた状態で各ポン
プを吸液方向に動作させてシリンダー内を減圧させた
後、前記切換弁をキャリヤー液吸引流路側ポジションに
切換動作させるようにしたことにより、キャリヤ液が急
激に各ポンプのシリング内に流入され、細部の気泡を流
しつつ充填され、気泡が流路内に残ることなくキャリヤ
液の充填がなされる。
クション分析装置においては、キャリヤポンプ及び試薬
ポンプを、少なくとも一回の分析に必要な量のキャリヤ
ー液その他の液を収容できる容量のピストンシリンダー
式のポンプ本体と、該ポンプ本体のピストンを往復動作
させる駆動手段とをもって構成し、該ピストンを吸液方
向に動作させて必要量の液を吸引させ、連続若しくは間
欠的に送液方向に動作させるポンプ制御手段を備え、該
ポンプ制御手段によりサンプル及び試薬をキャリヤー液
を介して前記分析流路に送り込み、該サンプル及び試薬
の混合液を、該分析流路中の反応槽等の必要な個所で必
要な時間だけ停止させることにより必要な反応を行わせ
ることができるようにしたことにより、少量のサンプル
及び試薬を使用して必要な分析を充分に行うことがで
き、分析後の廃液が従来に比べて遥かに少量となり、そ
の処分が容易であり、更なる環境汚染をなくすことがで
き、かつ、前記キャリヤポンプ及び試薬ポンプの吸送液
流路に備えた各切換弁に、該各流路を閉鎖するポジショ
ンをそれぞれ設け、該各流路を閉鎖させた状態で各ポン
プを吸液方向に動作させてシリンダー内を減圧させた
後、前記切換弁をキャリヤー液吸引流路側ポジションに
切換動作させるようにしたことにより、キャリヤ液が急
激に各ポンプのシリング内に流入され、細部の気泡を流
しつつ充填され、気泡が流路内に残ることなくキャリヤ
液の充填がなされる。
【0048】また、反応器や還元カラム等の中でサンプ
ル溶液を停止させることができるため、例えば、恒温槽
内の反応コイルが短くても、短時間で必要な反応温度と
することができることとなり、恒温槽や反応コイルが小
型でよくなり、また、試薬やキャリヤ液の使用量も少な
いため、装置全体の小型化が容易となり、サンプル採取
場所での分析が可能となる。
ル溶液を停止させることができるため、例えば、恒温槽
内の反応コイルが短くても、短時間で必要な反応温度と
することができることとなり、恒温槽や反応コイルが小
型でよくなり、また、試薬やキャリヤ液の使用量も少な
いため、装置全体の小型化が容易となり、サンプル採取
場所での分析が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフローインジェクション分析装置
の第1実施形態を示す流路図である。
の第1実施形態を示す流路図である。
【図2】同上の装置のサンプリング弁、試薬セレクト弁
部分の拡大図である。
部分の拡大図である。
【図3】同上の装置に使用するポンプの概略を示す断面
図である。
図である。
【図4】本発明の第2実施形態を示す流路図である。
【図5】本発明の第3実施形態を示す流路図である。
【図6】同上の装置に使用するガス透過ユニットを示す
断面図である。
断面図である。
【図7】従来のフローインジェクション分析装置を示す
流路図である。
流路図である。
【図8】同上の装置に使用しているポンプの概略を示す
断面図である。
断面図である。
【符号の説明】 A 分析流路 11 第1混合器 11a 第1流入ポート 11b 第2流入ポート 11c 混合液流入ポート 12 恒温反応槽 12a 反応コイル 13 第2混合器 13a 第1流入ポート 13b 第2流入ポート 13c 混合液流入ポート 14 冷却槽 14a 冷却コイル 15 分光検出器 16 開閉弁 16a 流入ポート 16b 流出ポート 20 サンプリング弁 20A ロータ 20B パイ流路 20a,21a センターポート 20b〜20i,21b〜21i 切換ポート 21 試薬セレクト弁 22,23 ループ 24 キャリヤポンプ 25 試薬ポンプ 26 シリンダー 27 ピストン 28 パルスモータ 29 ギヤ伝動機構 30a,20b 廃液路 31 サンプル容器 32 サンプル吸引路 33 キャリヤ液タンク 34 キャリヤ液吸引路 35a,35b 廃液路 36 キャリヤ液吸引路 37a 第1試薬供給路 37b 第2試薬供給路 38a 第1試薬タンク 38b 第2試薬タンク 39a 第1試薬吸入路 39b 第2試薬吸入路 40 混合器 41 ガス拡散ユニット 42 恒温槽 43 ガス透過膜 44 サンプル充填室 45 試薬充填室
Claims (5)
- 【請求項1】還元カラム、反応槽、冷却槽、分光検出器
等の各種機器を適宜備えたフローインジェクション分析
流路と、該分析流路にキャリヤ液によってサンプルを送
り込むキャリヤポンプと、前記分析流路の所定位置に試
薬を送り込む試薬ポンプとを備え、前記キャリヤ液ポン
プによって分析流路に送り込まれたサンプルに対して、
前記試薬ポンプにより試薬を送り込んで混合させ、必要
な分析を行わせるフローインジェクション分析装置にお
いて、 前記キャリヤポンプ及び試薬ポンプを、少なくとも一回
の分析に必要な量のキャリヤー液その他の液を収容でき
る容量のピストンシリンダー式のポンプ本体と、該ポン
プ本体のピストンを往復動作させる駆動手段とをもって
構成し、該ピストンを吸液方向に動作させて必要量の液
を吸引させ、連続若しくは間欠的に送液方向に動作させ
るポンプ制御手段を備え、該ポンプ制御手段によりサン
プル及び試薬をキャリヤー液を介して前記分析流路に送
り込み、該サンプル及び試薬の混合液を、該分析流路中
の反応槽等の必要な個所で必要な時間だけ停止させるこ
とにより必要な反応を行わせることができるようにした
ことを特徴としてなるフローインジェクション分析装
置。 - 【請求項2】両ポンプのピストンを送液方向に微量ずつ
交互に間欠動作させることにより、サンプルと試薬とを
交互に流路内に送り込むことによって両液を混合させる
ようにした請求項1に記載のフローインジェクション分
析装置。 - 【請求項3】分析流路内における混合液の流速を、該分
析流路内の流過中に変化させることにより所定の個所で
必要な時間をかけて流過させるようにしてなる請求項1
若しくは2に記載のフローインジェクション分析装置。 - 【請求項4】分析流路における反応槽の前後に該流路を
開閉する開閉弁を備えてなる請求項1,2若しくは3に
記載のフローインジェクション分析装置。 - 【請求項5】キャリヤポンプ及びサンプルポンプの吸送
液流路に備えた各切換弁に、該各流路を閉鎖するポジシ
ョンをそれぞれ設け、該各流路を閉鎖させた状態で各ポ
ンプを吸液方向に動作させてシリンダー内を減圧させた
後、前記切換弁をキャリヤー液吸引流路側ポジションに
切換動作させるようにしてなる請求項1〜3若しくは4
に記載のフローインジェクション分析装置。
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1999
- 1999-01-26 JP JP1692899A patent/JP3079429B2/ja not_active Expired - Fee Related
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