JP2000214006A - ケ―ブル状圧力センサ - Google Patents

ケ―ブル状圧力センサ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のケ−ブル状圧力センサは、外電極の形
成に塗装法などの複雑な製造工程を要すると共に大きな
荷重が印加されたとき芯電極と外電極が短絡し易いとい
う課題があった。 【解決手段】 可撓性外側電極9が可撓性支持体8とそ
の表面に形成された金属層7で構成され、前記金属層7
が前記可撓性感圧体4の表面に巻き付けられて成るケ−
ブル状圧力センサである。従って、塗装法などのように
複雑な製造工程を必要としない。また、可撓性感圧体4
が大きな荷重により押しつぶされても、金属層7と可撓
性支持体8を積層した可撓性外側電極9を巻き付けてい
る方が金属層7のみの場合より、付加荷重に対しても強
度が強く断線して電極の破損がしにくい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はケ−ブル圧力センサ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のケ−ブル状圧力センサは
以下のようなものであった。従来例として特開昭62−
230071号公報に示されているようなものがある。
これは図5に示すように、線状導電材1と導電ゴム2と
から構成された芯電極3の周囲に可撓性感圧体4を配置
し、その周囲に可撓性外電極5を配置し、さらにその周囲
に熱収縮チュ−ブから成る外皮6を被覆して成るケ−ブ
ル状圧力センサが開示されている。可撓性感圧体4とし
て、合成ゴムや合成樹脂の中にチタン酸鉛などのセラミ
ック圧電体粉末を添加した複合体が用いられる。また、
可撓性外電極5として、アルミニウム箔や塗装法による
銀系導電性塗膜が用いられる。
【0003】上記ケ−ブル状圧力センサの一部あるいは
全面に圧力が印加されたとき、その部分の圧力センサが
歪む結果、芯電極3と外電極5間に電圧が誘起される。
上記圧力センサは、この誘起電圧を利用して圧力を検出
している。
【0004】類似のケ−ブル状圧力センサが特開平3−
259577号公報にも開示されている。この公報で
は、可撓性感圧体4として、ポリエチレン、ポリプロピ
レンや塩化ビニルなどの樹脂の中にチタン酸鉛などのセ
ラミック圧電体粉末を添加した複合体が開示されてい
る。可撓性外電極5として、無電解メッキ法によるニッ
ケル膜や銅膜、および蒸着法によるアルミニウム膜や銀
膜が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ケ−ブル状圧力センサでは、可撓性外電極5として、ア
ルミニウム箔を用いた場合、アルミニウム箔は引っ張り
強度が弱いので、可撓性感圧体4にアルミニウム箔を巻
き付けるとき充分な張力で巻き付けることができないと
いう課題を有していた。充分な張力で巻き付けると、ア
ルミニウム箔は切断され易く、また、低い張力でまきつ
けると、アルミニウム箔は可撓性感圧体4に密着しな
い。
【0006】また、可撓性外側電極5として、塗装法、
メッキ法、蒸着法による金属膜を用いた場合、可撓性感
圧体4に密着し易いという利点はあるが、製造工程が複
雑になる、10m以上の長いケ−ブル状圧力センサの製
造に不適であるという課題を有していた。
【0007】また、可撓性感圧体4として、合成ゴムや
合成樹脂の中にチタン酸鉛などのセラミック圧電体粉末
を添加した複合体が用いられるので、ケ−ブル状圧力セ
ンサの一部または全面に大きな荷重が印加された場合、
可撓性感圧体4が押しつぶされて、芯電極3と可撓性外
側電極5が接触し、その結果両者が短絡し易いという課
題も有していた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、芯電極と、前記芯電極の周囲に配置され
た可撓性感圧体と、前記可撓性感圧体の表面に配置され
た可撓性外側電極とから成り、前記可撓性外側電極が可
撓性支持体とその表面に形成された金属層で構成され、
前記金属層が前記可撓性感圧体の表面に巻き付けられて
成るケ−ブル状圧力センサである。
【0009】上記発明によれば、可撓性外側電極が可撓
性支持体とその表面に形成された金属層で構成されてい
るので、可撓性感圧体の表面に充分な張力で可撓性外側
電極を巻き付けることができる。従って、塗装法などの
ように複雑な製造工程を必要としない。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1にかかるケ−ブ
ル状圧力センサは、内側電極としての芯電極と、前記芯
電極の周囲に配置された可撓性感圧体と、前記芯電極の
周囲に配置された可撓性感圧体と、前記可撓性感圧体の
表面に配置された可撓性外側電極とから成り、前記可撓
性外側電極が可撓性支持体とその表面に形成された金属
層で構成され、前記金属層が前記可撓性感圧体の表面に
巻き付けられて成るケ−ブル状圧力センサである。可撓
性外側電極が可撓性支持体とその表面に形成された金属
層で構成されている。可撓性支持体は充分な張力に耐え
るので、可撓性感圧体の表面に充分な張力で可撓性外側
電極を巻き付けることができる。従って、塗装法などの
ように複雑な製造工程を必要としない。
【0011】本発明の請求項2にかかるケ−ブル状圧力
センサは、可撓性支持体が高分子フィルムで構成され
る。高分子フィルムとして、ポリエチレン、ポリエチレ
ンテレフタレ−ト、ポリカ−ボネイト、ポリスチレンな
ど多くの種類のフィルムが様々な用途に供せられてい
る。これら高分子フィルムの機械的インピ−ダンスは、
可撓性感圧体のそれに比べ小さいので、ケ−ブル状圧力
センサ全体の機械的インピ−ダンスを低く保持できる。
従って、同圧力センサに圧力が印加されたとき、容易に
変形する。また、市販されているので容易に入手できる
と共に低価格である。
【0012】本発明の請求項3にかかるケ−ブル状圧力
センサは、可撓性支持体がポリエチレンテレフタレ−ト
フィルムで形成されている。種々の高分子フィルムの中
でも、ポリエチレンテレフタレ−トフィルムは150℃
の高耐熱性を有しているので、耐熱性に優れたケ−ブル
状圧力センサが実現できる。
【0013】本発明の請求項4にかかるケ−ブル状圧力
センサは、金属層がアルミニウムで構成されている。高
分子フィルムで構成された可撓性支持体表面にアルミニ
ウム層が形成されているので、その機械的インピ−ダン
スは、可撓性感圧体のそれに比べ小さい。従って、ケ−
ブル状圧力センサ全体の機械的インピ−ダンスを低く保
持できるので、同圧力センサに圧力が印加されたとき、
容易に変形する。また、高分子フィルム上に金属層を形
成した可撓性外側電極も市販されているので容易に入手
できると共に低価格である。
【0014】本発明の請求項5にかかるケ−ブル状圧力
センサは、可撓性外側電極の金属層がが可撓性感圧体の
表面に巻き付けられるとき、前記金属層同志が部分的に
積層された構成である。可撓性感圧体上に巻きつけられ
た可撓性外側電極同志が、部分的に積層されて巻き付け
られているので、可撓性感圧体全体は金属層で覆われ
る。従って、金属層をア−ス電位にして、芯電極と可撓
性外側電極間から誘起電圧を検出することにより外部空
間からのノイズを遮断できる。
【0015】本発明の請求項6にかかるケ−ブル状圧力
センサは、可撓性外側電極の金属層がが前記可撓性感圧
体の表面に巻き付けられるとき、前記金属層同志が積層
せず、距離を置いて巻き付けられた構成である。可撓性
感圧体上に巻きつけられた可撓性外側電極同志が積層し
ないので、ケ−ブル状圧力センサ全体の機械的インピ−
ダンスを低く保持できる。従って、同圧力センサに圧力
が印加されたとき、容易に変形する。
【0016】本発明の請求項7にかかるケ−ブル状圧力
センサは、可撓性外側電極が積層せず、距離を置いて巻
き付けられると共に、更に、導電性編組で被覆された構
成である。
【0017】ケ−ブル状圧力センサ全体の機械的インピ
−ダンスを低く保持できると共に、更に、金属層をア−
ス電位にして、芯電極と可撓性外側電極間から誘起電圧
を検出することにより外部空間からのノイズを遮断でき
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0019】(実施例1)図1は本発明である実施例1
のケ−ブル状圧力センサの見取図である。
【0020】芯電極3の周囲に可撓性感圧体4を形成し
た後、可撓性支持体8とその一方の表面に形成された金
属層7から成る可撓性外側電極9が可撓性感圧体4の周
囲に巻き付けられる。このとき、金属層7が可撓性感圧
体4の表面と接触するように巻き付けられる。
【0021】芯電極3として、従来例で示した構成の芯
電極や複数の金属細線だけから成る芯電極などが用いら
れる。可撓性感圧体4として、ゴムや樹脂の中にチタン
酸鉛、チタン酸鉛ジルコン酸鉛などのセラミック圧電体
粉末を添加した複合体が用いられる。
【0022】可撓性外側電極9は、可撓性支持体8の一
方の表面に金属層7を形成して構成される。可撓性支持
体8として、高分子フィルムが優れている。高分子フィ
ルムは、芯電極3の周囲に可撓性感圧体4を形成した構
成物の機械的インピ−ダンスに比べ小さな機械的インピ
−ダンスを有するので、可撓性感圧体4に巻き付けられ
ても全体の機械的インピ−ダンスを増加させない。従っ
て、外部からの圧力に応じて、容易に変形するからであ
る。高分子フィルムの厚さは、できるだけ薄い方がその
機械的インピ−ダンスも小さくなるので好ましいが、工
業的に多く利用されている、数十μm以下の厚さが入手
の容易性や価格の点でも好ましい。また、高分子フィル
ムは、ポリエチレンテレフタレ−ト、ポリプロピレン、
ポリスチレン、塩化ビニ−ル、ナイロン、ポリエチレ
ン、トリアセテ−トなど種々の材料で構成されるが、こ
れらの中でもポリエチレンテレフタレ−トは高耐熱性
(最高使用温度150℃)を有する点で優れている。
【0023】また、金属層7として、アルミニウム層、
銅層、ニッケル層などがあるが、これらの中でもアルミ
ニウム層が優れている。アルミニウム層は、銅層に比べ
熱的に酸化され難く、また、ニッケル層に比べ柔らかい
ので機械的インピ−ダンスが小さいからである。高分子
フィルムである可撓性支持体8の一方の表面にアルミニ
ウムなどの金属層7を形成するには、両者を接着剤で接
合して形成してもよいし、また、スパッタ法や蒸着法で
形成してもよい。金属層7の厚さも、高分子フィルムと
同様、できるだけ薄い方が好ましいが、入手の容易性や
価格の点を考慮すると10μm以下が好ましい。可撓性
支持体8の一方の表面に金属層7を形成して構成した可
撓性外側電極9は市販されており、本発明のケ−ブル状
圧力センサでは、この可撓性外側電極9を可撓性感圧体
4に巻き付けているので、従来の外電極5に比べ、塗装
法、メッキ法や蒸着法などの複雑な製造工程を特に必要
としない。
【0024】また、可撓性を有するケ−ブル状圧力セン
サでは、ケ−ブル全体としての可撓性確保のために、可
撓性を有する芯電極3、可撓性感圧体4や可撓性外側電
極9で構成される。前述したように、可撓性感圧体4と
して、ゴムや樹脂の中にチタン酸鉛、チタン酸鉛ジルコ
ン酸鉛などのセラミック圧電体粉末を添加した複合体が
用いられる。ゴムや樹脂は機械的インピ−ダンスが小さ
く、外部から圧力が印加されたとき、容易に変形する。
この変形を通じてゴムや樹脂の中に添加された圧電体粉
末に応力が印可される結果、芯電極3と金属層7間に電
圧が誘起されるので、圧力が検出できる。このようにゴ
ムや樹脂は可撓性を実現する上で不可欠である。
【0025】図1に示したように、可撓性支持体8と金
属層7である可撓性外側電極9のうち金属層7であるア
ルミニウム層側を可撓性感圧体4の表面に接して巻き付
けたセンサ(センサA)とアルミニウム層である金属層
7のみを可撓性感圧体4の表面に接して巻き付けたセン
サ(センサB)をそれぞれ作成し、室温で両者に荷重を
徐々に増加して印加し、芯電極3と金属層7間が短絡す
るときの荷重を測定した。
【0026】アルミニウム層は10μm、可撓性支持体
8である高分子フイルムはポリエチレンテレフタレ−ト
10μmを用いた。また、このときのケーブル状圧力セ
ンサにポリエチレン系樹脂である塩素化ポリエチレンに
チタン酸ジルコン酸鉛系粉末を添加した可撓性感圧体4
を用いた。
【0027】そして、両者とも外径は約2φmmとし
た。その結果、センサAの短絡荷重は約120kgf、
センサBは、荷重を付加していくと約10kgfで、金
属層7で用いたアルミニウム層が断線してしまった。
【0028】このことはセンサAが、可撓性外側電極9
として金属層7と可撓性支持体8を積層しているため
に、センサBの場合の金属層7のみの可撓性電極の場合
よりも強度が増したためで、大きな付加荷重を印加して
も可撓性外側電極9が破損してしまうことはない。この
ように、本発明のケ−ブル状圧力センサによれば、従来
に大きな付加荷重をかけられるケーブル状圧力センサを
得ることができる。
【0029】図2は、本発明における実施例1のケーブ
ル状圧力センサ長尺方向の切断面を示す断面図である。
可撓性外側電極9が可撓性感圧体4の表面に巻き付けら
れるとき、可撓性外側電極9は部分的に積層部10を有
した構成である。
【0030】この構成では、芯電極3と金属層7間で誘
起電圧を検出するとき、金属層7をア−ス電位にするこ
とにより外部ノイズを遮断できる利点がある。なお、こ
の構成では、積層部10の長さはできるだけ短いほうが
好ましい。ケ−ブル状圧力センサが外部圧力により変形
するとき、積層部10もまた変形するので、このとき積
層部10での変形抵抗が小さくなり、変形し易いからで
ある。
【0031】(実施例2)図3は、本発明の実施例2の
圧力センサ構成を示す断面図である。可撓性外側電極9
が可撓性感圧体4の表面に巻き付けられるとき、可撓性
外側電極9は自身で積層せず、距離を置いて巻き付けら
れた構成である。図2に示した積層部10が存在せず、
また、可撓性外側電極9は距離を置いて巻き付けられる
ので、これらの分の変形抵抗が小さくなる利点がある。
しかし、本構成では、芯電極3と金属層7間で誘起電圧
を検出するとき外部ノイズを拾い易い。金属層7が芯電
極3の周囲を完全に覆っていないからである。このよう
な場合、図4に示すように、可撓性外側電極9の周囲を
導電性編組11で被覆することが望ましい。芯電極3と
金属層7間から誘起電圧を検出するとき、金属層7と導
電性編組11を短絡して、ア−ス電位に保持することに
より外部ノイズを遮断することができる。
【0032】なお、上記実施例では、図5に示した従来
例の外皮6について特に触れてないが、保護などの必要
に応じて用いてもよいことは明らかである。また、外被
として、熱収縮チュ−ブ以外にも塩化ビニ−ルやウレタ
ン樹脂などを用いてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
かかるケ−ブル状圧力センサは、芯電極と、前記芯電極
の周囲に配置された可撓性感圧体と、前記芯電極の周囲
に配置された可撓性感圧体と、前記可撓性感圧体の表面
に配置された可撓性外側電極とから成り、前記可撓性外
側電極が可撓性支持体とその表面に形成された金属層で
構成され、前記金属層が前記可撓性感圧体の表面に巻き
付けられて成るので、塗装法などのように複雑な製造工
程を必要としない。また、このケーブル状圧力センサは
可撓性外側電極が可撓性支持体と金属層が積層している
ので、金属層のみで構成されている可撓性外電極よりも
付加加重に対して大きな強度を持ち、可撓性外側電極の
断線を防止することができる。
【0034】また、本発明の請求項2にかかるケ−ブル
状圧力センサは、可撓性支持体が小さな機械的インピ−
ダンスを有する高分子フィルムで構成されるので、ケ−
ブル状圧力センサ全体の機械的インピ−ダンスを低く保
持できる。従って、同圧力センサに圧力が印加されたと
き、容易に変形する。また、市販されているので容易に
入手できると共に低価格である。
【0035】また、本発明の請求項3にかかるケ−ブル
状圧力センサは、可撓性支持体が高耐熱性ポリエチレン
テレフタレ−トフィルムで形成されているので、耐熱性
に優れたケ−ブル状圧力センサが実現できる。
【0036】また、本発明の請求項4にかかるケ−ブル
状圧力センサは、金属層がアルミニウムで構成されてい
るので、ケ−ブル状圧力センサ全体の機械的インピ−ダ
ンスを低く保持できる。従って、同圧力センサに圧力が
印加されたとき、容易に変形する。また、銅層に比べ耐
酸化性に優れ、ニッケル層に比べ小さい機械的インピ−
ダンスである。また、高分子フィルム上に金属層を形成
した可撓性外側電極も市販されているので容易に入手で
きると共に低価格である。
【0037】また、本発明の請求項5にかかるケ−ブル
状圧力センサは、可撓性外側電極の金属層が可撓性感圧
体の表面に巻き付けられるとき、前記可撓性外側電極同
志が部分的に積層された構成であるので、可撓性感圧体
全体は金属層で覆われる。従って、金属層をア−ス電位
にして、芯電極と可撓性外側電極間から誘起電圧を検出
することにより外部空間からのノイズを遮断できる。
【0038】また、本発明の請求項6にかかるケ−ブル
状圧力センサは、可撓性外側電極の金属層が前記可撓性
感圧体の表面に巻き付けられるとき、前記可撓性外側電
極同志が積層せず、距離を置いて巻き付けられた構成で
あるので、ケ−ブル状圧力センサ全体の機械的インピ−
ダンスを低く保持できる。従って、同圧力センサに圧力
が印加されたとき、容易に変形する。
【0039】本発明の請求項7にかかるケ−ブル状圧力
センサは、可撓性外側電極同志が積層せず、距離を置い
て巻き付けられると共に、更に、導電性編組で被覆され
た構成であるので、ケ−ブル状圧力センサ全体の機械的
インピ−ダンスを低く保持できると共に、更に、金属層
をア−ス電位にして、芯電極と可撓性外側電極間から誘
起電圧を検出することにより外部空間からのノイズを遮
断できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるケ−ブル状圧力セン
サの斜視図
【図2】同センサの長尺方向の断面図
【図3】本発明の実施例2におけるケ−ブル状圧力セン
サの断面図
【図4】本発明の他の実施例におけるケ−ブル状圧力セ
ンサの断面図
【図5】従来のケ−ブル状圧力センサの斜視図
【符号の説明】
3 芯電極 4 可撓性感圧体 5 可撓性外電極 7 可撓性支持体 8 金属層 9 可撓性外側電極 10 可撓性外側電極の積層部 11 導電性編組
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荻野 弘之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 藤井 優子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2F055 AA40 BB19 CC01 DD09 DD11 EE23 FF07 FF43 GG11

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内側電極である芯電極と、前記芯電極の周
    囲に配置された可撓性感圧体と、前記可撓性感圧体の表
    面に配置された可撓性外側電極とから成り、前記可撓性
    外側電極が可撓性支持体とその表面に形成された金属層
    で構成され、前記金属層が前記可撓性感圧体の表面に巻
    き付けられて成るケ−ブル状圧力センサ。
  2. 【請求項2】可撓性支持体が高分子フィルムである請求
    項1記載のケ−ブル状圧力センサ。
  3. 【請求項3】可撓性支持体がポリエチレンテレフタレ−
    トフィルムである請求項2記載のケ−ブル状圧力セン
    サ。
  4. 【請求項4】金属層がアルミニウムで構成された請求項
    1記載のケ−ブル状圧力センサ。
  5. 【請求項5】金属層が可撓性感圧体の表面に巻き付けら
    れるとき、前記金属層同志が部分的に積層された請求項
    1記載のケ−ブル状圧力センサ。
  6. 【請求項6】金属層が可撓性感圧体の表面に巻き付けら
    れるとき、前記金属層同志が部分的に積層されず、距離
    を置いて巻き付けられた請求項1記載のケ−ブル状圧力
    センサ。
  7. 【請求項7】可撓性外側電極の周囲を導電性編組で被覆
    した請求項6記載のケ−ブル状圧力センサ。
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