JP2000213602A - 樹脂製長尺歯付ベルト及びその製造方法 - Google Patents

樹脂製長尺歯付ベルト及びその製造方法

Info

Publication number
JP2000213602A
JP2000213602A JP11020067A JP2006799A JP2000213602A JP 2000213602 A JP2000213602 A JP 2000213602A JP 11020067 A JP11020067 A JP 11020067A JP 2006799 A JP2006799 A JP 2006799A JP 2000213602 A JP2000213602 A JP 2000213602A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
canvas
belt
weft
warp
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11020067A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Kawaguchi
正行 川口
Kazumasa Harada
和政 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuboshi Belting Ltd
Original Assignee
Mitsuboshi Belting Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuboshi Belting Ltd filed Critical Mitsuboshi Belting Ltd
Priority to JP11020067A priority Critical patent/JP2000213602A/ja
Publication of JP2000213602A publication Critical patent/JP2000213602A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐久性に優れると共に、走行時の発音、速度
変動率が抑制でき、且つ低コストで製造できる樹脂製長
尺歯付ベルトを提供する。 【解決手段】 歯面帆布7をベルト長手方向の経糸とベ
ルト幅方向の緯糸を織成したものにし、前記経糸と前記
緯糸の太さを30〜100デニール、前記緯糸の密度を
100〜150本/3cm、前記経糸の密度を50〜1
30本/3cmにすると、染色反のままでも樹脂が滲み
出ない。また、背面帆布8を、ベルト長手方向の経糸と
ベルト幅方向の緯糸を織成したものにし、前記経糸と前
記緯糸の太さを30〜100デニール、前記緯糸の密度
を80〜200本/3cm、前記経糸の密度が100〜
150本/3cmにすることが耐久性を向上させるうえ
で好ましい。また、ベルト幅方向に複数の歯を配し、そ
れらをベルト長手方向に半歯ピッチずらして配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも歯面が
帆布で覆われた樹脂製長尺歯付ベルト及びその製造方法
に係り、特に、付着剤を使用しない歯部帆布で歯面を覆
うことができるものに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の樹脂製長尺歯付ベルトは、心線
を埋設した長尺の背部の長手方向に歯部を列設し、前記
背部及び前記歯部が樹脂で形成され、少なくとも前記歯
部の歯面が帆布で覆われた構成を有している。この様な
構成を有する樹脂製長尺歯付ベルトは、長尺物になって
おり、適宜の長さに切断し、両端が固定されて往復駆動
されるタイミングベルト等に使用される。
【0003】この樹脂製長尺歯付ベルトの製造方法は、
特公昭62−15350号公報に開示される。ベルト長
手方向に弾性伸張可能な歯面帆布に液状の付着剤を浸漬
させた後、乾燥させ、付着剤が硬化し目詰された歯面帆
布を成形用金型に挿入する。歯面帆布を成形金型に挿入
すると、溶融したウレタンによって付着剤が軟化する。
これにより、歯面帆布は、再度、長手方向に弾性伸張す
るため、歯面帆布を歯形状に沿わせることができる。こ
のように、歯面帆布に付着剤を付けて製造するのは、歯
面帆布からウレタンが滲みでないようにするためであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
樹脂製長尺歯付ベルトは、その製造工程において、歯面
帆布に付着剤を浸漬する工程を経るため、付着剤のバラ
ツキにより歯面帆布が剥離したり、付着剤の加水分解に
より歯面帆布が剥離するという問題点があった。また、
歯面帆布に付着剤を浸漬する分、製造コストが高くなる
という問題点があった。
【0005】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、耐久性に優れると
共に、且つ低コストで製造できる樹脂製長尺歯付ベルト
及びその製造方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1の発明は、心線を埋設した長尺の背部の長手方向に
歯部を列設し、前記背部及び前記歯部が樹脂で形成さ
れ、少なくとも前記歯部の歯面が帆布で覆われた樹脂製
長尺歯付ベルトであって、前記歯面帆布がベルト長手方
向の経糸とベルト幅方向の緯糸を織成したものであり、
前記経糸と前記緯糸の太さが30〜100デニール、前
記経糸の密度が50〜130本/3cm、前記緯糸の密
度が100〜150本/3cmであることを特徴とする
樹脂製長尺歯付ベルトである。また、請求項2の発明
は、前記歯面帆布が、染色処理されたものである請求項
1記載の樹脂製長尺歯付ベルトである。
【0007】歯面帆布の密度を所定の高密度にすること
により、帆布に付着剤を浸漬して目詰めするという処理
を施さずとも、染色処理されたままの染色反を用いて、
成形時に樹脂が帆布の表面に滲み出ることなく、歯形を
成形でき、歯面の耐久性を向上させる。経糸の下限を5
0本/3cm、緯糸の下限を100本/3cmとするの
は、これ以下になると、溶融樹脂が歯面帆布表面から滲
み出すためである。また、経糸の上限を130本/3c
m、緯糸の上限を150本/3cmとするのは、これ以
上になると、歯面帆布の高密度化が進み、帆布の接着強
さが強くなって、帆布切れを起こすためである。
【0008】請求項3の発明は、前記背部の背面が帆布
で覆われ、前記背面帆布が、ベルト長手方向の経糸とベ
ルト幅方向の緯糸を織成したものであり、前記経糸と前
記緯糸の太さが30〜100デニール、前記経糸の密度
が100〜150本/3cm、前記緯糸の密度が80〜
200本/3cmである請求項1記載の樹脂製長尺歯付
ベルトである。
【0009】この背面帆布は、樹脂製長尺歯付ベルトの
背面の摩擦係数を低くし、耐久性を向上させるために設
けられる。背面帆布を所定の高密度にすることにより、
長期間の使用に耐える。経糸の下限を100本/3c
m、緯糸の下限を80本/3cmとするのは、これ以下
になると、ベルトの剛性が低くなり、帆布が摩耗し易
く、長期間の使用によって擦り切れるためである。ま
た、経糸の上限を150本/3cm、緯糸の上限を20
0本/3cmとするのは、これ以上になると、背面帆布
の高密度化が進み、帆布の接着強さが強くなって、帆布
切れを起こすためである。
【0010】請求項4の発明は、前記背面帆布が、染色
処理、又は、染色処理及びディップ処理を施されたもの
であり、堅牢度4級以上である請求項3記載の樹脂製長
尺歯付ベルトである。
【0011】ここでの堅牢度は、JIS 1032に基
づく摩擦堅牢度を意味し、摩擦試験機によって原布の変
褪色及び白布の汚染状況に基づいて1〜5級に分けら
れ、数字の大きい程、堅牢度が高いことを意味する。こ
の堅牢度は、染料及び染色物の各種使用条件における耐
久性または個々の薬品に対する抵抗性の程度に関連する
ため、堅牢度4級以上に合格した染色帆布は、堅牢度が
高く、耐摩耗性に優れている帆布である。
【0012】請求項5の発明は、前記背部の長手方向に
列設された各歯が、ベルト幅方向へ分割された複数の歯
部からなり、かつこの複数に分割された各歯部がベルト
長手方向に半歯ピッチずれて配設されている請求項1乃
至4いずれか記載の樹脂製長尺歯付ベルトである。
【0013】半歯ピッチずれて配設されることにより、
歯車との間隙が少なくなり、ベルトと歯車との遊びが抑
制される。さらに、歯面に堅牢度の高い帆布を使用する
ことによって、噛み合い時の多角形緩和が得られる。
【0014】請求項6の発明は、心線を埋設した長尺の
背部の長手方向に歯部を列設し、前記背部及び前記歯部
が樹脂で形成され、前記歯部の歯面と前記背部の背面が
帆布で覆われた樹脂製長尺歯付ベルトの製造方法であっ
て、ベルト長手方向の経糸とベルト幅方向の緯糸が織成
され、前記経糸と前記緯糸の太さが30〜100デニー
ル、前記経糸の密度が50〜130本/3cm前記緯糸
の密度が100〜150本/3cmであって、前記背面
に積層する背面帆布を、スチールバンドに張りつけ、前
記背面帆布に所定のテンションを与え、前記背面帆布
を、前記スチールバンドと共に周方向に所定のピッチで
凹部と凸部とが交互に形成された成形金型ロールへ送る
第1工程と、ベルト長手方向の経糸とベルト幅方向の緯
糸が織成され、前記経糸と前記緯糸の太さが30〜10
0デニール、前記経糸の密度が100〜150本/3c
m、前記緯糸の密度が80〜200本/3cmであっ
て、前記背面に積層する背面帆布を、テンションを与え
ずに前記成形金型ロールへ送る第2工程と、心線を、心
線繰り出し機から前記成形金型ロールへ送る第3工程
と、前記成形金型ロール上で、前記歯面帆布、前記心
線、前記背面帆布、前記スチールバンドの順に積層し、
溶融樹脂を少なくとも前記背面帆布の下側へ流し込み、
前記スチールバンドの圧力によって、前記歯面帆布を、
前記成形金型ロールの凹部に沿わせるように成形する第
4工程と、を含むことを特徴とする樹脂製長尺歯付ベル
トの製造方法である。
【0015】歯面帆布の密度が適切であるため、歯面帆
布に付着剤を付けない染色反のままの帆布を用いても、
歯部を形成する樹脂で押されて歯面を覆う際に樹脂の滲
み出しがなく、歯面帆布に付着剤を付けない分だけ製造
コストを縮減できる。また、背面帆布の密度も適切であ
って耐久性に優れる。また、背面帆布と歯面帆布を順
次、適切な状態にして、製造装置に送り込むことがで
き、樹脂製長尺歯付ベルトを連続的に生産できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態を図
面に基づいて説明する。図1は、樹脂製長尺歯付ベルト
の構造を示す斜視図であり、図2は、樹脂製長尺歯付ベ
ルトを製造するための一連の装置の概要を示す図であ
る。
【0017】図1において、樹脂製長尺歯付ベルト1
は、ベルトの長手方向に沿って所定ピッチで列設された
複数の歯部2と、心線3を埋設した背部4と、歯部表面
5と歯底部6を被覆する歯面帆布7と、ベルトの背面に
積層された背面帆布8とを備えている。なお、歯面帆布
7だけで、背面帆布8がない樹脂製長尺歯付ベルト1も
ある。
【0018】歯面帆布7として用いられる帆布は、歯部
2を覆う帆布であり、ベルト長手方向の経糸9と、ベル
ト幅方向の緯糸10を織成したものである。歯面帆布7
の織り方は、図示の平織に限らず、綾織、朱子織であっ
てもよい。
【0019】歯面帆布7は、マルチフィラメント糸を用
い、緯糸密度が100〜150本/3cmで、経糸密度
が50〜130本/3cmとなるように構成されてい
る。帆布の経緯密度の下限を、少なくとも緯糸密度が1
00本/3cm以上、経糸密度が50本/3cm以上と
するのは、これを下回ると、溶融樹脂が歯面帆布7の表
面より滲み出すためである。一方、経緯密度の上限を、
緯糸密度150本/3cm以下、経糸密度130本/3
cm以下とするのは、これを上回ると、高密度化が進
み、帆布の接着強さが強くなって帆布切れを起こすから
である。
【0020】歯面帆布の経糸および緯糸の太さは、共に
30〜100デニールである。30デニールを下回る
と、高密度化による滲みだし防止の効果が現れにくくな
り、100デニールを上回ると、高密度化が進み過ぎ、
樹脂製長尺歯付ベルト1が幅方向に反る。
【0021】歯面帆布7のマルチフィラメント糸の材質
は、ポリエステル、脂肪族ポリアミド、芳香族ポリアミ
ド、ガラス繊維等各種繊維が使用可能であるが、とりわ
け66ナイロンが最も実用的であり、歯形を完全に形成
する為にベルト長手方向の経糸には撚られて伸縮性があ
るウーリー66ナイロンを使用するのが好ましい。この
ようなマルチフィラメント糸を織成した歯面帆布7は、
織成したままの無処理のままでもよいが、染色処理した
ものが好ましい。
【0022】背面帆布8として用いられる帆布は、背面
4に積層される帆布であり、ベルト長手方向の経糸9
と、ベルト幅方向の緯糸10を織成したものである。背
面帆布8の織り方は、図示の平織に限らず、綾織、朱子
織であってもよい。
【0023】背面帆布8は、マルチフィラメント糸を用
い、緯糸密度が80〜200本/3cm、経糸密度が1
00〜150本/3cmとなるように構成されている。
帆布の経緯密度の下限を、緯糸密度が80本/3cm、
経糸密度が100/3cmとするのは、これを下回る
と、剛性が低くなり、帆布が摩耗し易く、長期間の使用
によって擦り切れが起こるからである。一方、経緯密度
の上限を、緯糸密度が200本/3cm、経糸密度が1
50本/3cmとするのは、これを上回ると、高密度化
が進み、帆布の接着強さが強くなって帆布切れを起こす
からである。
【0024】背面帆布の経糸および緯糸の太さは、共に
30〜100デニールである。30デニールを下回る
と、高密度化が保てず、耐久性を向上の効果が現れにく
くなり、100デニールを上回ると、高密度化が進み過
ぎ、樹脂製長尺歯付ベルト1が幅方向に反る。
【0025】背面帆布8のマルチフィラメント糸の材質
は、ポリエステル、脂肪族ポリアミド、芳香族ポリアミ
ド、ガラス繊維等各種繊維が使用可能であるが、とりわ
け6ナイロン、及びアラミド繊維は最も実用的である。
このようなマルチフィラメント糸を織成した背面帆布8
は、織成したままの無処理でも良いが、染色処理したも
のに更にディップ処理を施したものが好ましい。特に、
これら処理により、堅牢密度4級以上に合格した背面帆
布8が最も効果的である。
【0026】ここでディップ処理とは、RFL処理(レ
ゾルシン−ホルマリン−ラテックス液)のみでの接着処
理を施したものである。RFL液、レゾルシンとホルマ
リンとの初期縮合物をラテックスに混合したものであ
り、ここで使用するラテックスとしてはスチレン、ブタ
ジエン、ビニルピリジン三次元共重合体、クロロプレン
ゴム、水素化ニトリルゴム、クロロスルフォン化ポリエ
チレン、エピクロルヒドリンなどのラテックスである。
【0027】歯部2及び背部4に使用される樹脂は、熱
可塑性ポリウレタン樹脂、熱可塑性ポリエステル樹脂、
熱可塑性スチレン系樹脂、熱可塑性オレフィン系樹脂、
又は塩化ビニール樹脂から選ばれた少なくとも一種であ
る。加熱によって溶融し、押出機と接続して成形できる
材料が選定される。
【0028】樹脂製長尺歯付ベルト1本体内には、心線
3がベルトの長手方向に沿って並列して埋設されてお
り、抗張体層を形成する。この心線3は、ポリエステ
ル、脂肪族ポリアミド、芳香族ポリアミド(例えば商品
名:ケブラー)あるいはガラス繊維、金属繊維等からな
る低伸度の高強力ロープである。また、歯面の耐摩耗性
を更に向上するのに、歯面帆布の外側に歯部補強材とし
てポリエチレンシートを貼り付けることもできる。
【0029】次に、前述した構成の樹脂製長尺歯付ベル
トの製造装置を図2に基づいて説明する。樹脂製長尺歯
付ベルトの製造装置11は、成形部12と、背面帆布繰
り出し部13と、心線送り出し部14と、歯面帆布繰り
出し部15と、巻取部16とを有しており、成形金型ロ
ール17に樹脂を流しながら、心線3と、歯面帆布7
と、背面帆布8を積層させて樹脂製長尺歯付ベルトを成
形するようになっている。
【0030】成形部12は、大径の成形金型ロール17
と、4個のロール18〜21と、スチールバンド22と
を有している。成形金型ロール17は、その外周に所定
のピッチで歯形が形成されている。4個のロール18〜
21は、成形金型ロール17の周りに配設され、各ロー
ル18〜21間には、スチールバンド22が張設されて
おり、成形金型ロール17と協働して共に回動するよう
になっている。これにより、成形部12は、成形金型ロ
ール17とスチールバンド22の圧力により心線3と、
歯面帆布7と、背面帆布8を樹脂に沿わせながら回転
し、樹脂製長尺歯付ベルト1を成形するようになってい
る。
【0031】成形金型ロール17の右側には、帆布繰り
出し部13が設置されており、左側には、心線繰り出し
部14と、歯面帆布繰り出し部15とが設置されてい
る。帆布繰り出し部13は、帆布繰り出し装置23と、
帆布挿入装置24とを有しており、帆布繰り出し装置2
3から繰り出された背面帆布8を、帆布挿入装置24の
複数のローラを介して成形金型ロール17に送るように
なっている。また、歯面帆布繰り出し部15は、帆布繰
り出し装置25と、帆布挿入装置26とを有しており、
帆布繰り出し装置25から繰り出された歯面帆布7を、
帆布挿入装置26の複数のローラを介して成形金型ロー
ル17に送るようになっている。
【0032】心線繰り出し部14は、心線繰り出し機2
7と、赤外線ランプ28と、張力調整装置29と、ガイ
ドローラ30を有しており、心線繰り出し機27から繰
り出された心線3を、赤外線ランプ28で水分を飛散さ
せ、張力調整装置29に送るようになっている。張力調
整装置29は、ガイドロール30との間で心線3に所定
の張力をかけて、成形金型ロール17に心線3を送るよ
うになっている。押出機31は、ベルト1を構成する樹
脂を溶融し、押し出すようになっており、背面帆布8と
成形用金型ロール17の間に溶融樹脂を流入できるよう
に、心線導入部に近接して設けられている。巻取部16
は、巻取機32と、引取機33とを有しており、形成さ
れた樹脂製長尺歯付ベルト1を巻き取るようになってい
る。引取機33には、図示されない長さ検尺機構が併設
されている。
【0033】上記装置11による、樹脂製長尺歯付ベル
トの製造方法を以下に説明する。 (第1工程)背面帆布8は、帆布繰り出し機23から繰
り出され、帆布挿入装置24からスチールバンド22へ
送られると、スチールバンド22に張り合わされ、所定
のテンションを保ちながら成形金型ロール17へ送られ
る。
【0034】(第2工程)また、歯面帆布7は、帆布繰
り出し機25から繰り出され、帆布挿入装置26から直
接、成形金型ロール17へ送られる。
【0035】(第3工程)押付ロール18等によりテン
ションをかけずに、歯面帆布7を非伸張状態で成形金型
ロール17に送るのは、歯面帆布7を成形金型ロール1
7の凹部に沿わせ、歯形状を出現させるためである。心
線3は、赤外線ランプ28で水分を飛散させた後、張力
調整装置29により、所定の張力をかけられて、ガイド
ローラ30を介して成形金型ローラ17に送られる。
【0036】(第4工程)溶融樹脂は、押出機31から
押し出され、心線3にラミネートされて背面帆布8と成
形用金型ロール17の間に流入させる。成形金型ロール
17上で、下から歯面帆布7、心線3、背面帆布8、ス
チールバンド22の順に積層されると共に、溶融樹脂が
心線3を内部に埋設し、樹脂製長尺歯付ベルト1の形状
に成形される。また、歯面帆布7は、溶融樹脂及びスチ
ールバンド22の圧力により成形金型ロール17の凹部
に押し込まれ、成形金型ロール17の凹部の形状に沿っ
て歯部が形成される。積層された各材料は、成形金型ロ
ール17の回動によりその外周に沿ってスチールバンド
22に狭圧された状態で共に移行し、その間で背面帆布
8が背面側に位置し、歯面帆布7が歯表面5、6を形成
するように一体化される。そして、引取機33を介して
巻取機32に巻き取られる。なお、歯面を帆布で覆わな
い場合には、帆布繰り出し部13を使用しなければよ
い。
【0037】上記の樹脂製長尺歯付ベルトの製造装置1
1に、歯面帆布7として、緯糸密度が100〜150本
/3cm、経糸密度が50〜130本/3cmとなるよ
うに構成されている帆布を使用すると、溶融樹脂が歯面
帆布表面に滲み出すのを防止できる。また、歯面帆布7
の進行方向(ベルトの長手方向)の糸に、伸縮性のある
糸を使用すると、歯面帆布7を完全に成形金型ロール1
7の凹部に沿わせることができ、完全に歯形状を出現さ
せることができる。さらに、背面帆布8として、緯糸密
度が80〜200本/3cm、経糸密度が100〜15
0本/3cmとなるように構成されている帆布を使用す
ると、より耐久性に優れた樹脂製長尺歯付ベルト1を形
成できる。なお、帆布繰り出し部13や心線繰り出し部
14等の配設位置は、目的を逸脱しない範囲において変
更可能であり、図2の位置に拘束されるものではない。
また、矢印34に示すように、歯面帆布の下側から成形
金型ロール17にポリエチレンシートを送り、歯面帆布
の外側に歯部補強材としてポリエチレンシートを貼り付
けると、歯面の耐摩耗性を更に向上できる。
【0038】次に、本発明の第2実施形態を図面に基づ
いて説明する。図3は、幅方向に複数の歯が列設され、
各歯がそれぞれ、長手方向に半歯ピッチずつずれている
樹脂製長尺歯付ベルトの構造を示す斜視図である。
【0039】図3において、樹脂製長尺歯付ベルト41
は、ベルト幅方向に半歯ピッチ(1/2p)ずれてベル
トの長手方向に沿って所定ピッチpで列設された複数の
歯部42a、42bと、心線43を埋設した背部44
と、歯部表面45と歯底部46を被覆する歯面帆布47
と、ベルトの背面に積層された背面帆布48とを備えて
いる。
【0040】ここで示す、第2実施形態例の樹脂製長尺
歯付ベルトは、幅方向に列設している歯が半歯ピッチず
つずれている以外は、その構成、製造方法全て第1実施
形態例と同じである。すなわち、前述した図2に示す製
造装置の成形金型ロール17を歯部が半歯ピッチずつず
れているものを使用することによって、幅方向に列設し
た各歯が半歯ピッチずつずれて形成されている。
【0041】このように、半歯ピッチずれて形成される
ことにより、歯車と噛み合った際に、例えば、各歯42
aと42bは、42aの張り側が歯車と接触すると、4
2bの緩み側が接触し、次の歯に進む際には、今度は4
2bの張り側が歯車と接触し、42aの緩み側が接触す
るというように、歯車とベルトが常に噛み合った状態を
保ち、歯車とベルト間の遊びを抑制することができる。
さらにこれによって、各歯が歯車から離れる際に、でき
ていた両者間の空隙部を最小限に抑制することができる
とともに、歯面に剛性の高い帆布を使用することによっ
て、多角形緩和効果が大きくなり、この空隙部に進入し
た空気の破裂音によって、発生していた音を小さくする
ことができる。なお、本実施形態例ではベルト幅方向に
2列に列設された歯を有するベルトについて説明した
が、幅方向に列設される歯の数に特に制限はなく、複数
の歯が配設されていても構わない。
【0042】
【実施例】以下、本発明を実施例にて更に詳細に説明す
る。 実施例1、比較例1〜7 ベルトの歯部及び背部を形成する樹脂に熱可塑性ウレタ
ンを使用し、心線にポリエステルコードを使用し、スチ
ールバンドの圧力を0.1MPaに設定し、ベルトサイ
ズを25−T10を製作する。そして、歯面帆布に表1
に示される種々の仕様の経糸及び緯糸を用いた染色反を
使用することにより、実施例1、比較例1〜7のベルト
にする。そして、成形後の歯部を観察した結果を表1に
示す。歯面帆布の密度が適切な実施例1は、染色反のま
まであっても歯部が良好であるが、歯面帆布の密度が不
足する比較例1〜3は滲みだしが見られ、歯面帆布の密
度が大きすぎる比較例4,5は反りが見られ、歯面帆布
の糸のデニールが太すぎる比較例6も反りが見られ、歯
面帆布に不織布を用いた比較例7は滲みだし等が見られ
た。
【0043】
【表1】
【0044】実施例2及び3、参考例1及び参考例2 実施例1と同じ条件にし、背面帆布をテンション値50
0g〜1kgに設定してベルト背部を覆う。背面帆布に
表2に示される種々の仕様の経糸及び緯糸を用い堅牢度
が5級となった染色反を使用することにより、実施例
2,3、参考例2のベルトにする。参考例1は、背面帆
布を使用しないベルトである。
【0045】
【表2】
【0046】表2のベルトについて、摩擦係数を測定
し、テーバー摩耗試験も行った。ここで、摩擦係数は、
プーリ回転数:20rpm、プーリ径:65mm、プー
リ巻き付け角:90°m、荷重:2Kgの摩擦係数測定
機を使用して測定した。テーバー摩耗試験は、予備摺
り:20回、摩耗輪:H−18、摩耗回数:1000回
の条件で行った。その結果が、表3に示される。ベルト
背面に高密度の帆布を被せた実施例2,3のベルトは、
低密度の帆布で覆った参考例2に比較して、テーバー摩
耗において顕著に優れていることがわかる。もともと、
背面帆布を有しない参考例1のベルトは、摩擦係数が高
く、テーバー摩耗も進むことが判る。
【0047】
【表3】
【0048】実施例4及び参考例3 実施例1と同じ条件で、ベルト幅方向に2列に配設し、
長手方向に半歯ピッチずれて列設させたベルトサイズ5
0−T10−85−Eのベルトを作製し、実施例4のベ
ルトとした。また、参考例3として、ベルトサイズ50
−T10−85−Eで、通常の歯形のベルトを作製す
る。これらのベルトの機能性を評価するために、有限要
素法(以下、FEMと呼ぶ)による噛み合い状態解析
と、速度変動率と、発音性の測定を行った。
【0049】噛み合い状態解析 噛み合い状態解析はFEMによって、歯形をS8Mと
し、歯幅を12mmとし、3ピッチのみをモデル化し、
両端面61、62が変形しないように剛体として固定し
た。そして、相手側プーリを外径90.3mm、36歯
として、ベルトの張り側63に、76.4kgf、緩み
側64に50.9kgfの荷重が付加されるとして解析
を行った。なお、材質はウレタンゴムとし、ヤング率
3.0kgf/mm2 、ポアソン比0.5とした。
【0050】図5に実施例4と、参考例3にかかるベル
トの心線の中央部及び端部(参考例3に関しては中央部
のみ)の屈曲量の変化を示す。実施例4にかかるベルト
の中央部は、参考例3の通常歯形のベルトの半分のピッ
チで細かく屈曲し、心線位置の変動は小さいことが判
る。また、実施例4のベルトの端部は屈曲の周期は参考
例3と同じ周期となるが、その変動の量は小さいのが判
る。ここで、グラフがやや右下がり傾向になるのは、張
り側の張力が大きいためと考えられる。また、4本のグ
ラフで、変動の中心値がそろわないのは、ベルトの3ピ
ッチのみを切り出したモデルで解析していることによる
影響などが出ているものと考えられる。
【0051】速度変動率 モーター回転数1800rpm、軸荷重40kg、プー
リー歯数を20歯として、実施例4と参考例3のベルト
の速度変動率を求めた。ここで、速度変動率は、平均回
転速度V0 に対する回転速度の変動率ΔVの百分率とし
て次式によって求めた。 速度変動率=(ΔV/V0 )×100(%)
【0052】実施例4のベルトの速度変動率は、通常歯
形の参考例3に比較して、約80%小さくなる。すなわ
ち、噛み合いの多角形緩和効果が大きいことがわかる。
【0053】発音性 図6に発音性をしらべる測定装置の概略図を示す。駆動
軸プーリ72の回転数を620rpm、1800rpm
とし、ベルト張力を45kgとした場合における従動軸
プーリ72より発生する音をマイク73で集音して、各
ベルトの音圧レベルをしらべた。
【0054】図7に測定結果を示す。回転数が620r
pmのとき、実施例4のベルトの音圧レベルは58.6
dB、参考例3の音圧レベルは63.7dBとなり、ま
た、回転数が1800rpmのとき、実施例4のベルト
の音圧レベルは77.4dB、参考例3の音圧レベルは
79.8dBとなり、通常歯形の場合に比べて、ベルト
幅方向に2列の歯列を設けた場合のほうが、回転時に発
生する音が小さくなることが判る。
【0055】
【発明の効果】請求項1、2に記載の発明によると、適
正な高密度の歯面帆布を使用することにより、歯面帆布
に付着剤を浸漬しない単なる染色反のままでも、ウレタ
ン等の樹脂の滲み出しが無い状態での成形が可能にな
り、歯面帆布と樹脂との接着力が安定し、耐久性に優れ
たベルトを得ることが出来るとともに、歯面帆布に付着
剤を浸漬するためのコストを削減することができる。
【0056】請求項3記載の発明によると、適正な高密
度の背面帆布があるため、摩擦係数が低く、耐久性に優
れたベルトにすることができる。
【0057】請求項4記載の発明によると、堅牢度が高
い背面帆布を使用するため、更に耐久性に優れたベルト
にすることができる。
【0058】請求項5の発明によると、請求項1乃至4
の発明の効果と、段差歯形とすることにより得られる効
果の相乗効果により、速度変動率及び心線の屈曲量が、
通常の歯形のものに比べて小さくなり、噛み合い時の多
角形が緩和され、位置決め精度が向上する効果が得られ
る。また、これに加えて、回転時に発生する音を小さく
する事ができる。
【0059】請求項6記載の発明によると、適正高密度
の背面歯布と歯面帆布とを順次、連続的に送り込むこと
ができ、歯面帆布に付着剤を浸漬する必要もなく、耐久
性に優れたベルトを連続的に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例の樹脂製長尺歯付ベルト
の構造を示す斜視図である。
【図2】本発明の樹脂製長尺歯付ベルトの製造装置を説
明する図である。
【図3】本発明の一実施形態例の樹脂製長尺歯付ベルト
の構造を示す斜視図である。
【図4】本発明の樹脂製長尺歯付ベルトの、噛み合い状
態を有限要素法により解析するときのモデル図である。
【図5】本発明の樹脂製長尺歯付ベルトの、有限要素法
による噛み合い状態解析結果を示す図である。
【図6】本発明の樹脂製長尺歯付ベルトの、発音性の測
定装置の概略図である。
【図7】本発明の樹脂製長尺歯付ベルトの、発音性測定
結果を示す図である。
【符号の説明】
1 樹脂製長尺歯付ベルト 2 歯部 3 心線 4 背部 5 歯部表面 6 歯底部 7 歯面帆布 8 背面帆布 9 ベルト長手方向の経糸 10 ベルト幅方向の緯糸 11 樹脂製長尺歯付ベルトの製造装置 12 成形部 13 背面帆布繰り出し部 14 心線繰り出し部 15 歯面帆布繰り出し部 16 巻取部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 心線を埋設した長尺の背部の長手方向に
    歯部を列設し、前記背部及び前記歯部が樹脂で形成さ
    れ、少なくとも前記歯部の歯面が帆布で覆われた樹脂製
    長尺歯付ベルトであって、 前記歯面帆布がベルト長手方向の経糸とベルト幅方向の
    緯糸を織成したものであり、前記経糸と前記緯糸の太さ
    が30〜100デニール、前記経糸の密度が50〜13
    0本/3cm、前記緯糸の密度が100〜150本/3
    cmであることを特徴とする樹脂製長尺歯付ベルト。
  2. 【請求項2】 前記歯面帆布が、染色処理されたもので
    ある請求項1記載の樹脂製長尺歯付ベルト。
  3. 【請求項3】 前記背部の背面が帆布で覆われ、前記背
    面帆布が、ベルト長手方向の経糸とベルト幅方向の緯糸
    を織成したものであり、前記経糸と前記緯糸の太さが3
    0〜100デニール、前記経糸の密度が100〜150
    本/3cm、前記緯糸の密度が80〜200本/3cm
    である請求項1記載の樹脂製長尺歯付ベルト。
  4. 【請求項4】 前記背面帆布が、染色処理、又は、染色
    処理及びディップ処理を施されたものであり、堅牢度4
    級以上である請求項3記載の樹脂製長尺歯付ベルト。
  5. 【請求項5】 前記背部の長手方向に列設された各歯
    が、ベルト幅方向へ分割された複数の歯部からなり、か
    つこの複数に分割された各歯部がベルト長手方向に半歯
    ピッチずれて配設されている請求項1乃至4いずれか記
    載の樹脂製長尺歯付ベルト。
  6. 【請求項6】 心線を埋設した長尺の背部の長手方向に
    歯部を列設し、前記背部及び前記歯部が樹脂で形成さ
    れ、前記歯部の歯面と前記背部の背面が帆布で覆われた
    樹脂製長尺歯付ベルトの製造方法であって、 ベルト長手方向の経糸とベルト幅方向の緯糸が織成さ
    れ、前記経糸と前記緯糸の太さが30〜100デニー
    ル、前記経糸の密度が50〜130本/3cm、前記緯
    糸の密度が100〜150本/3cmであって、前記背
    面に積層する背面帆布を、スチールバンドに張りつけ、
    前記背面帆布に所定のテンションを与え、前記背面帆布
    を、前記スチールバンドと共に周方向に所定のピッチで
    凹部と凸部とが交互に形成された成形金型ロールへ送る
    第1工程と、 ベルト長手方向の経糸とベルト幅方向の緯糸が織成さ
    れ、前記経糸と前記緯糸の太さが30〜100デニー
    ル、前記経糸の密度が100〜150本/3cm、前記
    緯糸の密度が80〜200本/3cmであって、前記背
    面に積層する背面帆布を、テンションを与えずに前記成
    形金型ロールへ送る第2工程と、 心線を、心線繰り出し機から前記成形金型ロールへ送る
    第3工程と、 前記成形金型ロール上で、前記歯面帆布、前記心線、前
    記背面帆布、前記スチールバンドの順に積層し、溶融樹
    脂を少なくとも前記背面帆布の下側へ流し込み、前記ス
    チールバンドの圧力によって、前記歯面帆布を、前記成
    形金型ロールの凹部に沿わせるように成形する第4工程
    と、を含むことを特徴とする樹脂製長尺歯付ベルトの製
    造方法。
JP11020067A 1998-11-18 1999-01-28 樹脂製長尺歯付ベルト及びその製造方法 Pending JP2000213602A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11020067A JP2000213602A (ja) 1998-11-18 1999-01-28 樹脂製長尺歯付ベルト及びその製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10-327853 1998-11-18
JP32785398 1998-11-18
JP11020067A JP2000213602A (ja) 1998-11-18 1999-01-28 樹脂製長尺歯付ベルト及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000213602A true JP2000213602A (ja) 2000-08-02

Family

ID=26356956

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11020067A Pending JP2000213602A (ja) 1998-11-18 1999-01-28 樹脂製長尺歯付ベルト及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000213602A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014088243A (ja) * 2012-10-30 2014-05-15 Gates Unitta Asia Co サクションフィーダー用タイミングベルト
CN108779831A (zh) * 2016-03-25 2018-11-09 三之星机带株式会社 斜齿带及带传动装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014088243A (ja) * 2012-10-30 2014-05-15 Gates Unitta Asia Co サクションフィーダー用タイミングベルト
CN108779831A (zh) * 2016-03-25 2018-11-09 三之星机带株式会社 斜齿带及带传动装置
CN108779831B (zh) * 2016-03-25 2020-08-11 三之星机带株式会社 斜齿带及带传动装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU758487C (en) Power transmission belt using stabilized open mesh textile material in overcord for enhanced rubber penetration
KR910001826B1 (ko) 로에지 톱니형 v-벨트 및 그 제조방법
JPH06307500A (ja) 歯付ベルト
JPH071054B2 (ja) 歯付ベルト
US3736805A (en) Toothed belts
KR100378845B1 (ko) 톱니형브이벨트
JP3007371B2 (ja) 繊維補強ゴム製品
JPWO2007142318A1 (ja) 歯付きベルト用帆布及びそれを含む歯付きベルト
JP3745963B2 (ja) 動力伝動用ベルトとその製造方法
JP2000213602A (ja) 樹脂製長尺歯付ベルト及びその製造方法
CZ20012138A3 (cs) Ozubený řemen
JP2000309029A (ja) 熱可塑樹脂製ベルト及びその製造方法
JP2004144105A (ja) ポリウレタン製歯付ベルト
JPH0835540A (ja) 歯付ベルト
US5984816A (en) Toothed power transmission belt and drive system using the power transmission belt
JP7285374B2 (ja) 歯付ベルト
JPH09159000A (ja) 歯付ベルト駆動装置及び歯付ベルト
JP3329736B2 (ja) 歯付ベルトの製造方法
JPH10213183A (ja) 歯付ベルトおよびその製造方法
JP2000104792A (ja) エラストマー製平ベルト、歯付ベルト及びそれらの製造用金型
JP7285609B1 (ja) 複合紐状体、複合紐状体製造装置、および複合紐状体の製造方法
JPH11182632A (ja) 歯付ベルト
JP3371075B2 (ja) 歯付ベルトの製造方法
JPH0811975B2 (ja) オープンエンド歯付ベルトの製造方法
JPS6211222B2 (ja)