JP2000213564A - カップリング - Google Patents

カップリング

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JP2000213564A
JP2000213564A JP11367947A JP36794799A JP2000213564A JP 2000213564 A JP2000213564 A JP 2000213564A JP 11367947 A JP11367947 A JP 11367947A JP 36794799 A JP36794799 A JP 36794799A JP 2000213564 A JP2000213564 A JP 2000213564A
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pressure
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D35/00Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D43/00Automatic clutches
    • F16D43/28Automatic clutches actuated by fluid pressure
    • F16D43/284Automatic clutches actuated by fluid pressure controlled by angular speed

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  • Retarders (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)
  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ビスコ・ロック(登録商標)の利点を備えか
つ反動速度を遅らせるどのような制限も特別扱いとしな
い前記型のカップリングを提供する。 【解決手段】 複数の摩擦プレート16,17を有し、
粘性の流体で充填されかつ回転可能な部材の一方14に
形成されるハウジングと移動可能なピストン21によっ
て形成された圧力室30を有し圧力室30にはポンプユ
ニットにより供給されかつピストン21が摩擦カップリ
ング12を押圧するカップリングにおいて、ポンプユニ
ットには内側歯付きロータポンプの形状に設けられ、内
側歯付き中空歯車24が偏心的に支持されかつ外側歯付
きロータ23によって引きずられるランナを構成し、外
側歯付きロータ23が、中空歯車24とともに、回転ポ
ンプ室27を形成し、圧力溝40が回転ポンプ室27を
圧力室30に接続し、戻りライン41が圧力室30をリ
ザーバ29に接続したカップリング。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相対的に回転し得
る2つの部材間のトルクを伝達するためのカップリング
であって、このカップリングが、その摩擦板が、回転可
能に固定された方法で、各々相対的に回転し得る前記部
材の一方または他方に接続される摩擦カップリングから
なり、高い粘性の流体で充填されかつ前記回転可能な部
材の一方に形成されるハウジングによってかつこのハウ
ジングに対して密封される移動可能なピストンによって
形成される圧力室を有し、そして前記回転可能な部材の
他方に接続される搬送部材がその中で回転するポンプユ
ニットを有しており、そのさい高い粘性の流体用リザ−
バが前記ハウジング内に設けられ、このリザーバが前記
ポンプユニットに接続され、そして前記圧力室には前記
ポンプユニットによって供給されかつ前記ピストンが前
記摩擦カップリングを押圧するカップリングに関する。
【0002】
【従来の技術】前記型のカップリングはアクスルデファ
レンシャルまたはセンタデファレンシャルにおけるロッ
ク装置として使用されることができ、アクスルデファレ
ンシャルとは、本明細書中においては、デファレンシャ
ルが推進軸によって駆動される、被動車軸の車輪間の通
常のデファレンシャル駆動を意味し、そしてセンタデフ
ァレンシャルとは、デファレンシャルが中間の駆動軸に
よって駆動される、車両の2本の被動軸間のデファレン
シャル駆動を意味する。加えて、前記型のカップリング
は、必要に応じて追加的に駆動されかつスリップの場合
にのみ常時駆動される駆動軸に対してトルク負荷される
駆動軸用の推進軸において直接使用され得る。前記型の
カップリングは、とくに、本出願人によって提案されて
いる、作動要素としてのビスコ・ロック(登録商標)型
の流体剪断ポンプを有することが知られている。
【0003】前記カップリングに使用される流体剪断ポ
ンプは、設計の原則に鑑みて、増加する圧力により、漏
洩がなくゼロに向かって減少する制限された容積流れの
みを発生し得る。流体剪断ポンプの容積流れはより広い
またはより深い剪断溝によって増加されることができ
る。しかしながら、空間の制限の観点から、かかる増加
は制限を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記ビスコ・ロック
(登録商標)カップリングは、例えば、ピックアップ車
両およびオフロード車両に使用されるとき、係合衝撃お
よびトルクピークを回避するのに好都合でありかつ車両
の制動安定性に有益である柔軟な接続特性を備えてい
る。反動速度を遅らせる高い要求を伴っている用途に関
して、ビスコ・ロック(登録商標)カップリングの流体
剪断ポンプによって発生される容積流れは常に十分とは
限らない。
【0005】それゆえ、本発明の目的は、ビスコ・ロッ
ク(登録商標)の利点を備え、かつ反動速度を遅らせる
どのような制限も特別扱いしない差動速度制御伝達型の
カップリングを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的は、ポンプユニ
ットが内側歯付きロータポンプの形で設けられかつ搬送
部材が互いに相対的に回転し得る部材の他方に同軸で接
続される外側歯付きロータを形成し、内側歯付き中空歯
車が偏心的に支持されかつ前記外側歯付きロータによっ
て引きずられるランナを構成し前記外側歯付きロータが
前記中空歯車とともに回転ポンプ室を形成し、前記ロー
タポンプの前記ポンプ室が逆転および案内要素の端面と
密封円板の端面によって横方向に画成され、流体摩擦力
によって前記逆転および案内要素が互いに相対的に回転
し得る前記部材の一方に対する2つの端位置間の限定さ
れた範囲に回転可能であり、そして圧力溝が前記回転ポ
ンプ室を圧力室に接続し、戻りラインが前記圧力室を前
記リザーバに接続することによって達成される。
【0007】ビスコ・ロック(登録商標)カップリング
の特徴に対応する主要な特徴、すなわち、高い粘性の流
体で充填される密封装置を使用しながら、本発明の型の
ポンプは前記目的に合致する内側歯付きポンプである。
温度について無視し得る影響を有するビスコ・ロック
(登録商標)の利点が維持され、また、密閉密封され、
保守のいらないかつ独立して機能する装置の利点も維持
される。この場合にも、また、逆転要素を使用すること
により、ポンプユニットは相対的に回転し得る2つの部
材間の相対的回転の方向から独立して圧力を発生し、高
い粘性の流体はピストンを移動するために圧力室に直接
案内される。
【0008】好適な発明の実施の形態によれば、ハウジ
ングまたは逆転および案内要素に、2つのC形状の溝が
設けられそしてこれらのC形状の溝が、一方で、吸い込
みチャンネルとして作用し、かつ他方で、ロータポンプ
の圧力溝として作用し、そしてリザーバと前記溝との間
の前記ハウジング内に接続孔が設けられ、そして前記溝
と圧力室との間の前記ハウジング内に圧力溝が設けら
れ、そして前記逆転および案内要素の2つの端位置の各
々において、交互に、前記溝の一方が前記接続孔にかつ
前記溝の他方が前記圧力室に接続されることが提案され
る。
【0009】それ自体公知の方法において、C形状の溝
はランナ軸受の偏心性に対して対称であるように設計さ
れかつポンプ室に積極的に接続される。2つのC形状の
溝は好ましくは接続孔および圧力溝に直接接続される逆
転および案内要素の貫通孔またはスロットの形で設けら
れる。
【0010】2つのC形状チャンネルは、ハウジングの
表面溝の形で設けられ、接続孔および圧力溝との接続は
逆転および案内要素の対応する溝によって実質上設けら
れてもよい。
【0011】圧力溝は、好ましくは、圧力室の端面の溝
によって設けられる。
【0012】さらに他の具体的な設計の特徴は、中空歯
車を支持するための手段がハウジングに対して同軸に支
持される逆転および案内要素の偏心の内側筒状面の形で
形成されることにある。搬送される量は従来技術のビス
コ・ロック(登録商標)において搬送される量の倍量に
対応するので前記反動速度が増加され得る。ポンプの特
性はリザーバに通じている戻り孔の大きさにより容易に
設定され得る。戻り孔内に温度の作用を補償する要素を
設けることが可能である。さらに好適な実施の形態は後
述する実施の形態の要約に列挙されている。
【0013】本発明の好適な実施の形態を図面を参照し
て以下に詳しく説明する。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は多板の摩擦カップリング1
2および作動装置13を備えたカップリング本体11を
示している。このカップリング本体11は互いに相対的
に回転可能な部品を構成するハウジング14およびハブ
15からなっている。摩擦カップリング12のアウタプ
レート16は回転可能に固定された方法でハウジング1
4内に保持されている。摩擦カップリング12のインナ
プレート17は回転可能に固定された方法でハブ15上
に保持されている。圧力板18はハウジング14のスト
ッパ面19に対してプレート集合体を押圧することがで
きる(カップリングの閉止)。作動装置13はハウジン
グ14に堅固に接続されるポンプハウジング20、およ
びポンプハウジング20に対して軸方向に可動で、かつ
圧力板18を押圧することができるピストン21を備え
ている。
【0015】ピストン21はハウジング14に支持され
た板ばね22によって戻され得る。ポンプハウジング2
0およびピストン21によって形成された圧力室30内
には、回転可能に固定された方法でハブ15に接続され
かつ偏心して案内される、内側歯付きランナ24に係合
する外側歯付きロータ23が設けられる。内側歯付きラ
ンナ24は、その筒状外面によって、制限された角度的
量によって回転し得るようにポンプハウジング20の心
出し段26上に保持される逆転および案内要素25の偏
心内方凹所内に案内される。示された型の歯車ポンプと
共通であるように、ランナ24の内側歯はロータ23の
外側歯より1つ多い歯を有している。それらの間に形成
されたポンプ室27は、一方では、逆転および案内要素
25によって、かつ他方で、好ましくは、ロータ23と
回転する密封円板28によって閉止される。
【0016】ポンプ室27は、一方で、ポンプハウジン
グ20内のリザーバ29に、他方で、ポンプハウジング
20とピストン21との間の圧力室30に接続され、そ
の接続方法は後に詳細に説明される。リザーバ29はポ
ンプハウジング20によって、およびポンプハウジング
20に対して移動可能でありかつ板ばね32および固定
円板33によってハウジング14上に支持される環状ピ
ストン31によって形成されている。一方でリザーバ2
9にかつ他方で圧力室30にポンプ室27を接続するた
めにポンプハウジング20と逆転および案内要素25と
に以下の溝が設けられる。すなわち、ポンプハウジング
20の軸方向の孔の形の吸い込み溝38、ポンプハウジ
ング20内の表面溝の形の圧力溝40、および、追加的
に、逆転および案内要素25のC形状の貫通孔の形の2
つの吸い込みおよび圧力溝36,37である。
【0017】図2は、同軸に配置された外側歯付きロー
タ23、このロータによって駆動される内側歯付きのラ
ンナ24、およびこのランナの外方筒状面用の偏心的に
内側案内通路を形成している逆転および案内要素25の
断面図を示している。さらに、ロータ端からポンプハウ
ジング20を見ることができ、カム34がポンプハウジ
ング20に固定されている。カム34は逆転および案内
要素25の凹所35に係合し、この凹所35は2つの停
止位置間でポンプハウジング20に対して与えられた角
度αだけ逆転および案内要素25を回転可能にさせるよ
うに十分に広くなっている。
【0018】また、逆転および案内要素25の円周部ス
ロットの形に設けられかつ前記逆転および案内要素を角
度αだけ回転することにより、それらの機能を変化させ
ることができ、ほぼ半環形状の2つの吸い込みおよび圧
力溝36、37が圧力を供給しかつ放出するために、ポ
ンプハウジング20内にリザーバまで延びる軸線に平行
な孔の形の吸い込み溝38が設けられ、そして前記軸線
に平行な孔と反対に半径方向に配置される圧力溝40は
ポンプハウジング20内に半径方向に表面の溝の形で形
成されかつ圧力室まで延びている。前記吸い込みおよび
圧力溝36、37の一方は吸い込みチャンネル38にそ
して他方は圧力溝40に接続されている。また、圧力溝
40をリザーバ29に接続する戻り孔41も設けられて
いる。
【0019】図3は多板の摩擦カップリング12および
作動装置13を備えたカップリング本体11を示してい
る。このカップリング本体11は互いに相対的に回転可
能な部材を構成するハウジング14およびハブ15から
なっている。摩擦カップリング12のアウタプレート1
6は回転可能な固定された方法でハウジング14内に保
持されている。摩擦カップリング12のインナプレート
17は回転可能な固定された方法でハブ15上に保持さ
れている。圧力板18はハウジング14のストッパ面1
9に対してプレート集合体を押圧することができる(カ
ップリングの閉止)。作動装置13はハウジング14に
堅固に接続されるポンプハウジング20、ポンプハウジ
ング20に対して軸方向に可動でそして圧力板18を押
圧することができるピストン21を備えている。
【0020】ピストン21はハウジング14に支持され
た板ばね22によって戻され得る。ポンプハウジング2
0およびピストン21によって形成された圧力室30内
には、回転可能な固定された方法でハブ15に接続され
かつ偏心して案内される、内側歯付きランナ24に係合
する外側歯付きロータ23が設けられている。内側歯付
きランナ24は、その筒状外面によって、制限された角
度的量によって回転し得るようにポンプハウジング20
の心出し段26上に保持される逆転および案内要素25
の偏心内方凹所内に案内される。示された型の歯車ポン
プと共通であるように、ランナ24の内側歯はロータ2
3の外側歯より1つ多い歯を有している。それらの間に
形成されたポンプ室27は、一方で、逆転および案内要
素25によって、他方で、好ましくは、ロータ23と回
転する密封円板28によって閉止される。
【0021】ポンプ室27は、一方で、ポンプハウジン
グ20内のリザーバ29に、他方で、ポンプハウジング
20とピストン21との間の圧力室30に接続され、そ
の接続方法は後に詳細に説明される。リザーバ29はポ
ンプハウジング20と、ポンプハウジング20に対して
移動可能でありかつ板ばね32および支持円板33によ
ってハウジング14上に支持される環状ピストン31に
よって形成されている。一方でリザーバ29に他方で圧
力室30にポンプ室27を接続するためにポンプハウジ
ング20および逆転および案内要素25に以下のチャン
ネルを設けている。すなわち、2つの吸い込み溝38、
39、ポンプハウジング20内の表面溝の形の圧力溝4
0、および、追加的に、ポンプハウジング20のC形状
の表面溝の形の2つの吸い込みおよび圧力溝36、37
および端部で、ほぼ吸い込みおよび圧力溝36、37に
対応するように孔に向かって屈曲される2つの吸い込み
および圧力溝44、45である。吸い込みおよび圧力溝
44、45は逆転および案内要素25の貫通孔の形で設
けられる。
【0022】図4は、同軸に配置された外側歯付きのロ
ータ23、このロータによって駆動される内側歯付きの
ランナ24、およびこのランナの外側筒状面用の偏心内
方案内通路を形成している逆転および案内要素25の断
面図を示している。さらに、ロータ端からポンプハウジ
ング20を見ることができ、カム34がポンプハウジン
グ20に固定されている。カム34は逆転および案内要
素25の凹所35に係合し、この凹所35は2つの停止
位置間でポンプハウジング20に対して与えられた角度
αだけ逆転および案内要素25を回転可能にさせるよう
に十分に広くなっている。
【0023】また、逆転および案内要素25の周部スロ
ットの形に設けられそして前記逆転および案内要素を角
度αだけ回転することにより、それらの機能を変化させ
ることができる2つのほぼ半環形状の吸い込みおよび圧
力溝36、37、および2つのほぼ半環形状で端部で内
方向に曲がっている圧力溝44、45が設けられる。圧
力を供給しかつ放出するために、ポンプハウジング20
内にリザーバ29まで延びる半径方向の孔の形の2つの
吸い込み溝38、39、およびそれらの間に位置決めさ
れかつポンプハウジング20の半径方向の表面溝40に
よって形成されそして圧力室まで延びる圧力溝40が設
けられている。1対の吸い込みおよび圧力溝36、3
7、44、45は吸い込み溝38、39の一方に接続さ
れかつそれぞれの他方が圧力溝40に接続される。ま
た、圧力溝40をリザーバ29に接続する戻り孔41も
設けられている。
【0024】図5は、拡大図であり、容積が可変でかつ
戻り孔41内に配置される温度依存の膨張部材42を示
している。流体の上昇された温度により、戻り孔41の
自由貫流断面が膨張部材42の増大する容積の結果とし
て減少する。
【0025】以下、本発明の実施の形態を要約列挙す
る。
【0026】<1> お互いに相対的に回転可能な2つ
の部材14,15間でトルクを伝達するためのカップリ
ング11であって、このカップリング11が複数の摩擦
プレート16,17を有し、各々相対的に回転し得る前
記部材14,15の一方または他方に回転可能に固定さ
れた方法で接続される摩擦カップリング12を備え、高
い粘性の流体で充填されかつ前記回転可能な部材の一方
14に形成されるハウジング及びこのハウジングに対し
て密封された移動可能なピストン21によって形成され
た圧力室30を有し、そして前記回転可能な部材の他方
15に接続される搬送部材23を回転させるポンプユニ
ットを有し、高い粘性の流体用のリザーバ29が前記ハ
ウジング内に設けられこのリザーバ29が前記ポンプユ
ニットに接続され、そして前記圧力室30には前記ポン
プユニットにより供給されかつ前記ピストン21が前記
摩擦カップリング12を押圧するカップリングにおい
て、前記ポンプユニットには内側歯付きロータポンプの
形状に設けられ、そして前記搬送部材23が相対的に回
転可能な前記部材の他方15に同軸に接続される外側歯
付きロータ23を形成し、内側歯付き中空歯車24が偏
心的に支持されかつ前記外側歯付きロータ23によって
引きずられるランナを構成し、前記外側歯付きロータ2
3が、前記中空歯車24とともに、回転ポンプ室27を
形成し、前記ロータポンプの前記回転ポンプ室27が逆
転かつ案内要素25の端面によってかつ密封円板28の
端面によって横方向に画成され、流体摩擦力によって、
逆転および案内要素25が相対的に回転可能な前記部材
の一方14に対する2つの端位置の間の限定された範囲
に回転可能であり、そして圧力溝40が前記回転ポンプ
室27を前記圧力室30に接続し、戻りライン41が前
記圧力室30を前記リザーバ29に接続するカップリン
グ。
【0027】<2> 前記ハウジングまたは前記逆転お
よび案内要素25に、2つのC形状の溝36,37が設
けられ、そして前記リザーバ29と前記溝36,37と
の間の前記ハウジング内に接続孔38と、前記溝36,
37と前記圧力室30との間の前記ハウジング内に圧力
溝40が設けられ、そして前記逆転および案内要素25
の2つの端位置の各々において、交互に、前記チャンネ
ル36,37の一方が前記接続孔38に、前記溝36,
37の他方が前記圧力室40に接続される前記<1>に
記載のカップリング。
【0028】<3> 前記ポンプチャンネル36,37
が前記逆転および案内要素のスロットの形で設けられる
前記<2>に記載のカップリング。
【0029】<4> 前記ハウジングまたは前記逆転お
よび案内要素25に、2つのC形状の溝36,37が設
けられ、そして2つの接続孔38,39が前記リザーバ
29と前記溝36,37との間の前記ハウジングに、圧
力溝40が前記溝35,37と前記圧力室30との間の
前記ハウジングに設けられ、そして前記逆転および案内
要素25の2つの端位置の各々において、交互に、前記
溝36,37の一方が前記接続孔38,39の一方に、
前記溝36,37の他方が前記圧力溝40に接続される
前記<1>に記載のカップリング。
【0030】<5> 前記中空歯車24を支持するため
の手段が前記ハウジングに対して同軸に支持される前記
逆転および案内要素25の偏心的内方筒状面によって形
成される前記<1>ないし<4>のいずれか1つに記載
のカップリング。
【0031】<6> 前記密封円板28が回転固定の方
法において前記ロータ23と回転する前記<1>ないし
<5>のいずれか1つに記載のカップリング。
【0032】<7> 前記逆転および案内要素25およ
び前記密封円板28が回転固定方法において互いに接続
される前記<1>ないし<5>のいずれか1つに記載の
カップリング。
【0033】
【発明の効果】以上、詳細に説明した通り、ポンプユニ
ットには内側歯付きロータポンプの形状に設けられ、そ
して搬送部材(23)が相対的に回転可能な前記部材の
他方(15)に同軸に接続される外側歯付きロータ(2
3)を形成し、内側歯付き中空歯車(24)が偏心的に
支持されかつ外側歯付きロータ(23)によって引きず
られるランナを構成し、外側歯付きロータ(23)が、
中空歯車(24)とともに、回転ポンプ室(27)を形
成し、ロータポンプの回転ポンプ室(27)が逆転かつ
案内要素(25)の端面によってかつ密封円板(28)
の端面によって横方向に画成され、流体摩擦力によっ
て、逆転および案内要素(25)が相対的に回転可能な
前記部材の一方(14)に対する2つの端位置の間の限
定された範囲に回転可能であり、そして、圧力溝(4
0)が前記回転ポンプ室(27)を圧力室(30)に接
続し、戻りライン(41)が圧力室(30)をリザーバ
(29)に接続する構成としたので、ビスコ・ロック
(登録商標)の利点を備えかつ反動速度を遅らせるどの
ような制限も特別扱いとしない差動速度制御伝達型のカ
ップリングを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカップリング本体の第1の実施例の長
手方向断面図である。
【図2】図1によるポンプ本体の断面図である。
【図3】本発明のカップリング本体の第2の実施例の長
手方向断面図である。
【図4】図3によるポンプ本体の断面図である。
【図5】本発明のポンプ本体の戻り孔の拡大図である。
【符号の説明】
11 カップリング本体 12 多板摩擦カップリング 13 作動装置 14 ハウジング 15 ハブ 16 アウタプレート 17 インナプレート 18 圧力板 19 ストッパ面 20 ポンプハウジング 21 ピストン 22 板ばね 23 ロータ 24 ランナ 25 逆転および案内要素 26 心出し段 27 ポンプ室 28 密封円板 29 リザーバ 30 圧力室 31 環状ピストン 32 板ばね 33 固定ディスク 34 カム 36 吸い込みおよび圧力溝 37 吸い込みおよび圧力溝 38 吸い込み溝 39 吸い込み溝 40 圧力溝 41 戻り孔 42 膨張部材 44 圧力溝 45 圧力溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 お互いに相対的に回転可能な2つの部材
    (14,15)間でトルクを伝達するためのカップリン
    グ(11)であって、このカップリング(11)が複数
    の摩擦プレート(16,17)を有し、各々相対的に回
    転し得る前記部材(14,15)の一方または他方に回
    転可能に固定された方法で接続される摩擦カップリング
    (12)を備え、高い粘性の流体で充填されかつ前記回
    転可能な部材の一方(14)に形成されるハウジング及
    びこのハウジングに対して密封された移動可能なピスト
    ン(21)によって形成された圧力室(30)を有し、
    そして前記回転可能な部材の他方(15)に接続される
    搬送部材(23)を回転させるポンプユニットを有し、
    高い粘性の流体用のリザーバ(29)が前記ハウジング
    内に設けられこのリザーバ(29)が前記ポンプユニッ
    トに接続され、そして前記圧力室(30)には前記ポン
    プユニットにより供給されかつ前記ピストン(21)が
    前記摩擦カップリング(12)を押圧するカップリング
    において、 前記ポンプユニットには内側歯付きロータポンプの形状
    に設けられ、そして前記搬送部材(23)が相対的に回
    転可能な前記部材の他方(15)に同軸に接続される外
    側歯付きロータ(23)を形成し、 内側歯付き中空歯車(24)が偏心的に支持されかつ前
    記外側歯付きロータ(23)によって引きずられるラン
    ナを構成し、前記外側歯付きロータ(23)が、前記中
    空歯車(24)とともに、回転ポンプ室(27)を形成
    し、 前記ロータポンプの前記回転ポンプ室(27)が逆転か
    つ案内要素(25)の端面によってかつ密封円板(2
    8)の端面によって横方向に画成され、 流体摩擦力によって、逆転および案内要素(25)が相
    対的に回転可能な前記部材の一方(14)に対する2つ
    の端位置の間の限定された範囲に回転可能であり、そし
    て圧力溝(40)が前記回転ポンプ室(27)を前記圧
    力室(30)に接続し、戻りライン(41)が前記圧力
    室(30)を前記リザーバ(29)に接続することを特
    徴とするカップリング。
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