JP2000213519A - 取付自在ねじ - Google Patents

取付自在ねじ

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JP2000213519A
JP2000213519A JP11016080A JP1608099A JP2000213519A JP 2000213519 A JP2000213519 A JP 2000213519A JP 11016080 A JP11016080 A JP 11016080A JP 1608099 A JP1608099 A JP 1608099A JP 2000213519 A JP2000213519 A JP 2000213519A
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Japan
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screw
nut
rod
shaped member
mounting
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JP11016080A
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English (en)
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Shigeo Awano
繁雄 粟野
Tadao Ishida
忠夫 石田
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ISHIDA BANKIN KOGYOSHO KK
Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
ISHIDA BANKIN KOGYOSHO KK
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付対象から突出する棒状部材に任意に取り
付けることができ、錆,腐食等により取外し,交換が不
可能となったり強度的に脆くなったねじ部について、新
たなねじ構造を容易かつ確実,堅固に構築する。 【解決手段】 外周面にナット20が螺合可能で、か
つ、ナット20より小径に形成された外周ねじ部11を
備えるとともに、内周面に内周ねじ部12を備えた円筒
状のねじ本体10と、ねじ本体10の筒状内部空間によ
り構成された、棒状部材に嵌め込まれる嵌着部14と、
ねじ本体10の一端部開口から長手方向に沿って形成さ
れたスリット15を備え、嵌着部14が、取付対象から
突出する棒状部材にスリット15を開きつつ圧入状態で
嵌め込まれることによって、ねじ本体10が棒状部材を
介して取付対象に突設状態で取り付けられ締結手段とし
て機能する構成としてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、取付対象に取り付
けられて締結手段として機能するねじに関し、特に、取
付対象から突出する棒状部材に任意に取り付けることが
でき、例えば建築物の屋根等を固定するねじや、屋外設
置型の電気,機械設備の部品,カバーを固定するねじ
等、屋外に長期間にわたって設置された結果、錆,腐食
等の発生により取外し,交換が不可能となったり強度的
に脆くなったねじ部について、新たなねじ構造を容易か
つ確実,堅固に構築することができる取付自在ねじに関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、取付対象に取り付けられて締結
手段として機能するねじは、例えば、頭部付きボルトの
場合、取付対象に貫通孔を穿設してボルトのねじ軸部を
挿通し、このねじ軸部にナットを螺合させて締付けるこ
とによって、ボルト頭部とナットによってボルトが取付
対象に取り付けられ、固定物を取付対象に締結するよう
になっている。このように、ねじを対象物に取り付ける
には、通常、取付対象に挿通したねじ部に固定用のナッ
トを螺合させて固定されるようになっている。従って、
ねじの取付,固定後に、取付対象やその部品,カバー等
の修理,交換、あるいはねじ自体を交換する場合には、
固定用のナットを緩めてねじを取り外す必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、取付対象の
使用環境等によっては、一度固定して取り付けたねじの
取外しが困難あるいは不可能となる場合がある。例え
ば、家屋の屋根や壁等を固定しているねじや、アンテナ
装置や空調設備の室外機等の電気,機械設備の部品やカ
バーを固定しているねじは、長期間にわたって屋外に設
置されるため、寒暖風雨に晒された結果、ねじやナット
に錆,腐食等が発生し、取り外すことが不可能あるいは
困難となることがある。このため、屋外に設置されるこ
とが前提となる建築物や電気,機械装置においては、ね
じの錆,腐食によってリフォーム作業やメンテナンス作
業等に支障が生ずるという問題があった。
【0004】一方、最近の家屋のリフォーム分野では、
ねじ部の取り外しや交換をすることなく、元のねじ部を
残したままリフォームを行う新たな工法が提案されてい
る。従来のリフォーム工法では、例えば金属の折板屋根
が錆付いてきた場合、元の屋根を剥がして梁や桁等の基
材を露出させ、その基材の上に新しい折板屋根を葺き替
えるようにしていた。しかし、このような方法では、作
業と廃棄物の処分に多大な労力と費用が掛かることか
ら、最近では、古い折板屋根をそのままにして、その上
に新しく折板を葺いて二重折板屋根構造とする屋根のリ
フォーム工法が広まっている。
【0005】ここで、二重折板屋根工法における新たな
屋根板を固定する構造としては種々のものが考えられる
が、古い折板屋根を固定しているねじをそのまま新たな
屋根板の固定に利用することが考えられる。通常の折板
屋根構造では、屋根を構成する折板に基材上面から突出
するねじ(頂部ボルト)挿通され、この頂部ボルトにナ
ットが締め付けらることによって屋根板が固定されてお
り、折板屋根の上面から頂部ボルトが突出した状態とな
っている。従って、この頂部ボルトを新しい折板の固定
用のねじとして利用すれば、短時間かつ低コストで二重
屋根リフォーム作業を行うことが可能となる。
【0006】ところが、上述したように、家屋の屋根部
は屋外に晒されるため、屋根を固定している頂部ボルト
も、リフォームが必要となる程度の期間使用されると、
錆付き,腐食等が発生して傷んでしまっている場合が多
く、新たな屋根板を固定するボルトとしては十分な強度
が得られないおそれがあった。このため、経年変化によ
って錆や腐食の発生したねじは、そのままでは新しい屋
根を固定するねじ部として利用するという新たなリフォ
ーム工法に対応することが困難であった。
【0007】また、このように元のねじを新たな取付対
象の締結手段として利用する方法は、元のねじが取付面
から突出している限り、新たな取付対象に挿通させてナ
ットを締め込むことが可能となるので、二重屋根リフォ
ーム構造だけでなく、家屋の壁面や屋外設置機器のカバ
ー等の取付けにも適用することは可能である。しかしな
がら、上述の屋根構造の場合と同様、カバー等の交換が
必要となる頃には、ねじ部も錆付き,腐食してしまうこ
とから、新しいカバー等の固定手段として用いるには強
度的に問題があり、実際の実施は困難であった。
【0008】なお、実開昭57−144611号公報に
は、内面に鋸歯状の滑り止め部を形成した断面C字状の
パイプ内にワイヤを挿入し、このパイプの外周にナット
を螺合させて被固定物を固定する「ボルト」が提案され
ている。しかし、このボルトは、パイプの中空部にワイ
ヤを挿入することによって、通常の中実状ボルトと比較
して強度を増加させようとするもので、上述したような
元のねじやボルトを新たな取付対象の締結手段として利
用するという従来の課題を解消できるものではなかっ
た。
【0009】また、実開平7−29306号公報には、
軸心に沿って内外面にねじ孔を形成した筒状の第一ボル
トを固定物に固定し、この第一ボルトの筒内のねじ孔
に、被固定部に挿通した第二ボルトを螺合させて被固定
物を固定物側に固定する「締結具」が提案されている。
しかし、この締結具は、従来、固定物側に防錆用のメッ
キ処理をするとボルト螺合用のねじ孔までメッキで埋ま
ってしまい、改めてねじ孔の修正処理が必要であった点
を解決しようとするものであり、取付対象側から突出す
る元のボルトを新たな締結手段として利用するようこと
は不可能であった。
【0010】本発明は、このような従来の技術が有する
問題を解決するために提案されたものであり、取付対象
から突出する棒状部材に任意に取り付けることができ、
例えば建築物の屋根等を固定するねじや、屋外設置型の
電気,機械設備の部品,カバーを固定するねじ等、屋外
に長期間にわたって設置された結果、錆,腐食等の発生
により取外し,交換が不可能となったり強度的に脆くな
ったねじ部について、新たなねじ構造を容易かつ確実,
堅固に構築することができる取付自在ねじの提供を目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の請求項1記載の取付自在ねじは、外周面の少な
くとも一部にねじ部を形成したねじ本体と、このねじ本
体内部に長手方向に沿って形成された中空部であって、
当該ねじ本体の少なくとも一端側に開口し、この開口を
介して棒状部材に嵌め込まれる嵌着部と、前記ねじ本体
の嵌着部側端部開口から長手方向に沿って形成されたス
リットと、前記ねじ部に螺合するナットと、を備え、前
記嵌着部が、取付対象から突出する棒状部材に前記スリ
ットを開きつつ圧入状態で嵌め込まれることにより、前
記ねじ本体が前記棒状部材を介して前記取付対象に突設
状態で取り付けられ、当該取付対象の締結手段として機
能する構成としてある。
【0012】特に、請求項2では、前記ねじ部が、前記
ねじ本体の嵌着部側外周に形成され、前記ナットが、前
記棒状部材に嵌め込まれた前記ねじ本体の嵌着部外周に
螺合する構成としてある。
【0013】このような構成からなる本発明の取付自在
ねじによれば、取付対象から突出した棒状部材にねじ本
体の嵌着部を圧入状態で嵌め込むことにより、ねじ部を
備えたねじ本体を取付対象に突設状態で取り付けること
ができ、ねじ本体のねじ部にナットを螺合して締め付け
ることによって、取付対象にねじ構造を構築することが
できる。特に、ねじ本体にスリットを設けることによ
り、ねじ本体が外周方向に弾性変形可能となるので、取
付対象から突出する古いボルト等にねじ本体を圧入状態
で打ち込んで嵌め込むことができる。そして、ねじ本体
の嵌着部外周にねじ部を形成することにより、外周方向
に広がったねじ本体部分にナットを螺合して締め付ける
ことができる。
【0014】これによって、例えば、屋根板から突出し
ている古いボルトや、屋外設置機器から突出する古いね
じ部等、錆や腐食等が生じた棒状手段に対しても、本発
明のねじを打ち込み、スリットによって外周方向に広が
ったねじ本体の根元部分をナットで固定することで、堅
固な固定力によってねじ本体を取付対象に取付,固定す
ることができ、ねじ本体を新しい屋根板やカバー等を固
定する締結手段として使用することができる。
【0015】また、ねじ本体にスリットを設けることに
よって、表面に錆の発生している棒状部材にねじ本体を
打ち込むと、スリットの縁部によって棒状部材の表面の
錆を削り取るとともに、その錆をスリットからねじ本体
外部に排出することができ、錆付いたボルト等であって
も滑らかにねじ本体を打ち込むことが可能となる。
【0016】また、請求項3記載の取付自在ねじは、前
記ナットの内径が、前記ねじ部の外径より大径に形成さ
れた構成としてある。特に、請求項4では、前記ナット
の内径が、前記ねじ部に脱落不能に係止する径に形成さ
れた構成としてある。
【0017】このような構成からなる本発明の取付自在
ねじによれば、ねじ部本体のねじ部外径をナットの内径
より小径に形成してあるので、古いボルト等に打ち込ん
だねじ本体が外周方向に広がっても、その広がった部分
にナットを螺合させることができ、充分な固定力をもっ
てねじ本体を取付対象側に取り付けることができる。特
に、ねじ部外径をナットが脱落不能に係止できる程度の
大きさとすることにより、ねじ本体を取付対象側に取り
付ける前にナットを螺合,係止させて置くことができ、
ねじ本体の取付作業をより容易に行うことが可能とな
る。
【0018】また、請求項5記載の取付自在ねじは、前
記ねじ本体が、長手方向の両端に連通,開口する筒状を
なし、前記嵌着部が、このねじ本体の筒状内部の少なく
とも一部により構成されるようにしてある。
【0019】このような構成からなる本発明の取付自在
ねじによれば、例えば金属製部材を円筒状に形成して外
周にねじ山を螺刻するだけで本発明のねじを実現するこ
とができ、簡易かつ堅固なねじ構造を容易かつ低コスト
で製造することができる。
【0020】また、請求項6記載の取付自在ねじは、前
記嵌着部の内径が、前記ねじ本体の開口端側から奥端側
に向かって小径となるテーパ形状に形成された構成とし
てある。
【0021】このような構成からなる本発明の取付自在
ねじによれば、嵌着部の内径がねじ本体の打ち込み方向
先端側に広く、奥端側に狭くなるテーパ形状に形成して
あるので、径の広い開口側からねじ本体を棒状部材に嵌
め込むことができ、特に錆や腐食等が生じた棒状部材に
もねじ本体を容易かつ確実に打ち込むことができるとと
もに、奥端側の小径部分によって棒状部材の先端部分を
堅固に保持することができ、ねじ本体をより強固に取付
対象に固定することができる。
【0022】さらに、請求項7記載の取付自在ねじは、
前記嵌着部の内周面に、嵌め込まれる前記棒状部材の外
周面に係合可能な凹凸部が形成された構成としてある。
特に、請求項8では、前記凹凸部が、前記棒状部材の外
周面に螺合可能なねじ部により構成してある。
【0023】このような構成からなる本発明の取付自在
ねじによれば、嵌着部内周面に凹凸部を形成することに
より、棒状部材の外周面に凹凸部を係合させつつねじ本
体を嵌め込むことができるので、凹凸部と棒状部材の係
合によって、さらに堅固にねじ本体を取り付けることが
でき、錆や腐食が発生した古いボルト等にも確実にねじ
本体を固定できね、ねじ本体の脱落を防止することがで
きる。
【0024】特に、嵌着部内周にねじ部を形成すること
により、このねじ部を、錆の発生した古いボルト等につ
いては脱落防止の凹凸部として機能させることとができ
るとともに、ねじ山に錆,腐食が生じていない比較的新
しいボルト等には、ねじ部をボルトに螺合させて取り付
けることができ、あらゆる状態の棒状部材にも対応する
ことが可能となり、より汎用性の高いねじ手段を提供す
ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の取付自在ねじの一
実施形態について、図1〜図7を参照して説明する。図
1は、本発明の一実施形態にかかる取付自在ねじを示す
外観斜視図であり、(a)はねじ本体とナットを分離し
た状態、(b)はねじ本体にナットを螺合した状態を示
している。図2は、本実施形態にかかる取付自在ねじの
ねじ本体とナットの螺合状態を示す説明図であり、
(a)は取付対象へ取り付ける前の状態における部分断
面正面図、(b)は(a)の要部拡大図を示してある。
図3は、同じく本実施形態にかかる取付自在ねじのねじ
本体とナットの螺合状態を示す説明図であり、(a)は
取付対象へ取り付けた状態における部分断面正面図、
(b)は(a)の要部拡大図を示してある。
【0026】図4は、本実施形態の取付自在ねじの取付
対象への取付手順を示す概略正面図であり、(a)はね
じ本体を棒状部材に打ち込む前の状態、(b)はねじ本
体を棒状手段に打ち込んだ後、ナットを螺合させる前の
状態、(c)はねじ本体にナットを螺合させている状
態、(d)はねじ本体にナットを螺合させて取付が完了
した状態を示している。図5及び図6は、本実施形態に
かかる取付自在ねじを家屋の屋根板の取付に使用する場
合の概略説明図であり、図5は二重屋根構造の分解斜視
図、図6は二重屋根構造の完成状態における要部断面正
面図である。図7は、本実施形態にかかる取付自在ねじ
を屋外設置装置のカバーの取付に使用する場合の概略説
明図で、カバーを取り付ける前の分解斜視図である。
【0027】まず、図1〜図3を参照して本実施形態に
かかる取付自在ねじの構成について説明する。図1に示
すように、本実施形態にかかる取付自在ねじは、ねじ本
体10とこのねじ本体10に螺合するナット20とを備
えている。ねじ本体10は、長手方向両端に連通,開口
する円筒状に形成された金属製部材からなり、この円筒
部材の外周面及び内周面の長手方向全面にわたってねじ
部(外周ねじ部11及び内周ねじ部12)が螺刻形成し
てある。そして、ねじ本体10の円筒状内部が、取付対
象1から突出する棒状部材2(図2及び図3参照)に圧
入状態で嵌め込まれる嵌着部14を構成している。
【0028】ねじ本体10の外周面に螺刻された外周ね
じ部11には、ナット20が螺合するようになってい
る。ここで、外周ねじ部11の外径は、螺合するナット
20の内径より小径となるように形成されている。具体
的には、図2に示すように、ねじ本体10が取付対象1
の棒状部材2に嵌め込まれていない状態(図2(a)参
照)において、ナット20が外周ねじ部11に螺合した
ときに、ナット20のねじ山と外周ねじ部11のねじ山
とが互いに脱落不能に係止する(図2(b)参照)径に
形成してある。
【0029】そして、図3に示すように、ねじ本体10
が取付対象1の棒状部材2に嵌め込まれた状態において
(図3(a)参照)、後述するように、ねじ本体10が
外周方向に広がると、ナット20がねじ本体10の嵌着
部外周の外周ねじ部11まで締め込まれることによっ
て、ナット20のねじ山と外周ねじ部11のねじ山とが
互いに圧接状態で螺合するようになっている。
【0030】このように、ねじ本体10外周の外周ねじ
部11の外径をナット20の内径より小径に形成するこ
とで、古いボルト等に打ち込んだねじ本体10が外周方
向に広がっても、その広がった部分にナットを螺合させ
ることができ、充分な固定力をもってねじ本体を取付対
象側に取り付けることができる。また、特に外周ねじ部
11の外径をナットが脱落不能に係止できる程度の大き
さとすることにより、ねじ本体10を取付対象1側に取
り付ける前にナット20を螺合,係止させて置くことが
でき、ねじ本体10の取付作業をより容易に行うことが
可能となる。
【0031】そして、このねじ本体10の筒状中空部分
が、取付対象1から突出する棒状部材2に嵌め込まれる
嵌着部14を構成している。すなわち、嵌着部14は、
ねじ本体10の内部長手方向に沿って伸びる筒中空部に
よって構成され、ねじ本体10の両端側に開口してい
る。嵌着部14は、内径(ねじ本体10の筒内径)が、
取付対象1の棒状部材2に圧入状態で嵌め込み可能な大
きさに形成してある。そして、このねじ本体10の嵌着
部14側には、端部開口から長手方向に沿って嵌着部1
4に連通するスリット15が形成してある。
【0032】スリット15は、本実施形態では、二本の
スリットがねじ本体10の円周方向にほぼ180度間隔
で対向する位置に形成してあり、ねじ本体10の長手方
向のほぼ半分の長さに形成してある。なお、このスリッ
ト15は、少なくとも一本備える限りばね本体10が弾
性変形可能となるので、少なくとも一本のスリット15
を備える範囲で任意の数だけ形成することができ、スリ
ット15の長さについても、適宜変更が可能である。
【0033】このようにねじ本体10に嵌着部14まで
連通するスリット15を形成することにより、嵌着部1
4が棒状部材2に圧入状態で嵌め込まれると、ねじ本体
10のスリット15で分割された外壁部分が外周方向に
弾性をもって広がることが可能となる。そして、このよ
うにねじ本体10を弾性変形可能に構成することによ
り、取付対象1から突出する棒状部材2が錆,腐食等に
より変形,膨張している場合でも、ねじ本体10を圧入
状態で打ち込んで嵌め込むことができる。
【0034】また、このスリット15を設けることによ
って、表面に錆の発生している棒状部材2にねじ本体1
0を打ち込むと、スリット15の縁部によって棒状部材
2表面の錆を削り取るとともに、その錆をスリット15
を介してねじ本体10の外部に排出させることができる
ので、錆付いたボルト等にも滑らかにねじ本体10を打
ち込むことが可能となる。
【0035】そして、ねじ本体10の外周には、スリッ
ト15を形成した嵌着部側外周も含めて、全体に外周ね
じ部11が形成されているので、ナット20がねじ本体
10の嵌着部外周に螺合できるようになっている。これ
により、棒状部材2に嵌め込まれて外周方向に広がるね
じ本体10の根元部分にナット20を螺合させて締め付
けることができる。
【0036】さらに、本実施形態では、嵌着部14の内
径が、ねじ本体10のスリット14を形成した開口端側
から奥端側に向かって小径となるテーパ形状に形成して
ある(図示省略)。このように嵌着部14の内径をテー
パ形状に形成し、ねじ本体10の打ち込み方向先端側に
広く、奥端側に狭くなるようにすることで、径の広い開
口側からねじ本体10を棒状部材2に係合させて嵌め込
むことができるので、特に錆や腐食等が生じている棒状
部材2にも、ねじ本体10を容易かつ確実に打ち込むこ
とができるとともに、奥端側の小径部分によって棒状部
材の先端部分を堅固に保持することができ、ねじ本体を
より強固に取付対象に固定することができる。
【0037】そして、上述したように、嵌着部14の内
周面には内周ねじ部12が螺刻形成されており、嵌め込
まれる棒状部材2の外周面に係合する凹凸部として機能
するようになっている。すなわち、ねじ本体10の嵌着
部内周面に内周ねじ部12を設けることにより、棒状部
材2の外周面に内周ねじ部12を係合させつつねじ本体
10を嵌め込むことができ、棒状部材2が錆や腐食が発
生した古いボルトような場合にも確実にねじ本体10を
固定して脱落を防止することができる。
【0038】また、嵌着部内周に内周ねじ部12を形成
することにより、錆の発生した古いボルト等については
脱落防止用の凹凸部として機能させることとができると
ともに、ねじ山に錆,腐食が生じていない比較的新しい
ボルト等には、ねじ部をボルトに螺合させて取り付ける
ことが可能となり、あらゆる状態の棒状部材にも対応す
ることができる。なお、本取付自在ねじを、錆等によっ
てねじ山への螺合が不可能なボルトのみに使用する場合
には、この内周ねじ部12を省略したり、ねじ山以外の
他の凹凸形状に形成してもよい。
【0039】以上のような本実施形態の取付自在ねじに
よれば、スリット15を形成した側の開口を介して取付
対象1から突出している棒状部材2に嵌着部14を嵌め
込んでナット20で締め付けて固定することによって、
棒状部材2を介してねじ本体10を取付対象1に突設状
態で取り付けることができ、ねじ本体10を取付対象の
締結手段として機能させることができる。
【0040】これによって、錆等によって外形が腐食,
変形したような棒状部材2にもねじ本体10を容易かつ
確実に挿嵌,取付することができると同時に、棒状部材
2に嵌め込まれて外周方向に広がったねじ本体10の嵌
着部分をナット20で締め付けて固定することができる
ので、堅固な固定力によってねじ本体10を取付対象1
に取付,固定することができる。
【0041】次に、以上のような構成からなる本実施形
態の取付自在ねじの取付対象側への取付手順について図
4を参照して説明する。本実施形態の取付自在ねじの取
付対象1側には、棒状部材2が突出している(図4
(a)参照)。ここで、この棒状部材2は、例えば建築
物における屋根板や屋外設置機器における装置カバー等
を固定するためのボルトやねじであり、通常、本取付自
在ねじを使用する状況では、経年変化により表面に錆や
腐食等が発生した状態となっている。勿論、本取付自在
ねじは、錆等が発生していない場合にも使用することは
でき、棒状部材2がボルトでない単なる突出部分であっ
ても使用することは可能である。
【0042】この棒状部材2に、まず、ねじ本体10を
取り付ける。ねじ本体10を、スリット14を形成した
端側開口から棒状部材2に位置合わせし(図2(a)に
示す状態)、嵌着部14を棒状部材2に嵌め込む。な
お、図2(a)では、ねじ本体10にナット20を螺合
させていない状態で嵌め込み作業を行うようにしてある
が、ねじ本体10の中間部分等、嵌め込み作業に影響し
ない部分にナット20を脱落不能状態で螺合させておく
ことができることは言うまでもない。
【0043】棒状部材2が錆の発生等によってねじ山が
消滅してしまったボルトのような場合、ねじ本体10を
棒状部材2の頂部に係合させてハンマー等を用いて打ち
込むことにより、圧入状態で嵌着部14を棒状部材2に
嵌め込むことができる(図2(b)に示す状態)。この
とき、嵌着部14は、内径が開口側に広いテーパ形状に
形成してあるので、嵌め込み作業を容易に行うことがで
きる。また、このとき、棒状部材2の外径が嵌着部14
の内径より大きかったり、凹凸状に変形している場合に
は、ねじ本体10が、スリット14で分割された外壁部
分が外周方向に広がった状態で打ち込まれる。
【0044】そして、ねじ本体10は、内周に形成した
内周ねじ部12が棒状部材2の外周と係合するので、ね
じ本体10は、脱落不能に棒状部材2に固定される。な
お、棒状部材2がねじ山が有効に残存しているボルトの
場合には、打ち込んで嵌め込むこともできるが、ねじ本
体10の内周の内周ねじ部12を棒状部材12のねじ山
に螺合させて取り付けることも可能である。
【0045】そして、この状態で、ナット20をねじ本
体10に螺合させる。まず、図4(c)に示すように、
ナット20をねじ本体10の頂部側から外周ねじ部11
に螺合させ、工具等を用いてナット20を締め込んでい
く。ナット20をねじ本体10の嵌着部14の外周根元
部分まで締め込んで作業が完了する(図4(d)に示す
状態)。このとき、棒状部材2に嵌め込まれることによ
ってねじ本体10の根元部分が外周方向に広がっている
場合、この広がった根元部分までナット20を締め込む
ことによって、ナット20が外周ねじ部11と圧接状態
で螺合するので(図3参照)、ねじ本体10がより堅固
に棒状部材2に固定されることになる。
【0046】次に、本実施形態にかかる取付自在ねじの
使用態様について、建築物のリフォーム工法における屋
根板の固定に使用する場合(図5及び図6)と、屋外設
置型装置におけるカバーの固定に使用する場合(図7)
を例にとって説明する。まず、建築物のリフォーム工法
における二重屋根構造の固定に用いる場合について、図
5及び図6を参照して説明する。図5に示すように、リ
フォームの対象となる建築物100には、基材104上
に旧屋根板101(取付対象1に相当)が取り付けられ
ている。
【0047】この旧屋根板101は、基材104の上面
に突出,固着された頂点ボルト102(棒状部材2に相
当)に挿通され、ナット103が締め込まれることによ
り固定されている。ここで、通常、頂点ボルト102及
びこれに螺合するナット103は、経年変化によって
錆,腐食等が発生し、取り外しが困難で、かつ、強度的
にも脆くなっている。
【0048】このような旧屋根板101に、本実施形態
の取付自在ねじを用いて、新屋根板105を取り付けて
二重屋根構造のリフォームを行うことができる。ます、
旧屋根板101から突出している頂点ボルト102に、
本取付自在ねじのねじ本体10を打ち込んで嵌め込むと
ともに、ねじ本体10にナット20を螺合させて締め込
む。なお、この作業は、上述した図4に示す手順と同様
である。これにより、ねじ本体10は、旧屋根板101
に突設状態で固定され、新たなねじ構造ができ上がる。
【0049】従って、旧屋根板101から突出している
ねじ本体10に新屋根板105を挿通させ、固定用ナッ
ト106で固定することによって、新屋根板105を旧
屋根板101の上方に取り付けることができる(図6参
照)。このとき、ねじ本体10がスペーサとしても機能
して、旧屋根板101と新屋根板105の間に空間を形
成することができるので、この両屋根の空間内に発泡成
形品等からなる断熱材107を配設することもできる。
このように、本実施形態の取付自在ねじを用いることに
より、容易かつ確実に二重屋根構造のリフォーム工法を
実施することができる。
【0050】次に、屋外設置型装置に新しいカバーを固
定する場合について、図7を参照して説明する。この図
7に示す屋外設置型装置の場合も、手順としては、上述
した建築物のリフォーム工法の場合とほぼ同等である。
図7に示すように、カバー205の取付対象となる装置
200には、装置側面板201(取付対象1に相当)か
ら旧ねじ202(棒状部材2に相当)が突出している。
この旧ねじ202は、装置側面板201を装置200側
に固定する固定ねじとなっており、ナット203が締め
込まれて固定されている。この旧ねじ202及びナット
203も、通常は、経年変化によって錆,腐食等が発生
しており、取り外しが困難で、かつ、強度的にも脆くな
っている。
【0051】このような装置200について、本実施形
態の取付自在ねじを用いることによって、新しいカバー
205で覆う装置側面板201を覆うことができる。ま
す、装置側面板201から突出している旧ねじ202
に、本取付自在ねじのねじ本体10を打ち込んで嵌め込
み、ねじ本体10にナット20を螺合させて締め込む。
この作業は、図4に示す手順と同様である。これによっ
て、ねじ本体10が、装置側面板201に突設状態で固
定され、新たなねじ構造ができ上がる。
【0052】従って、この装置側面板201から突出し
ているねじ本体10に新しいカバー205を挿通させ、
固定用ナット206で固定することによって、カバー2
05を装置側面板201に重ねて取り付けることができ
る。このように、本実施形態の取付自在ねじを用いるこ
とにより、屋外設置型の装置にも簡単に新たなカバーや
部品等を取り付けることが可能となる。
【0053】以上説明したように、本実施形態の取付自
在ねじによれば、取付対象1から突出した棒状部材2に
ねじ本体10の嵌着部を圧入状態で嵌め込むことによ
り、外周に外周ねじ部11を備えたねじ本体10を取付
対象1に突設状態で取り付けることができ、ねじ本体1
0の外周ねじ部11にナット20を螺合して締め付ける
ことによって、取付対象にねじ構造を構築することがで
きる。
【0054】特に、ねじ本体10にスリット15が形成
してあるので、ねじ本体10が外周方向に弾性変形可能
となり、取付対象から突出する古いボルト等にねじ本体
10を圧入状態で打ち込んで嵌め込ませることができ
る。そして、ねじ本体10の嵌着部外周に形成した外周
ねじ部11に大径のナット20を螺合させることによ
り、外周方向に広がったねじ本体10の嵌着部分を堅固
に締め付けることができる。
【0055】これによって、例えば、屋根板から突出し
ている古いボルトや、屋外設置機器から突出する古いね
じ部等、錆や腐食等が生じた棒状手段に対しても、本発
明のねじ本体10を打ち込み、スリットによって外周方
向に広がったねじ本体の根元部分をナット20で固定す
ることで、堅固な固定力によってねじ本体を取付対象に
取付,固定することができ、ねじ本体を新しい屋根板や
カバー等を固定する締結手段として使用することができ
る。
【0056】なお、本発明の取付自在ねじは、上述した
実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨
の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでも
ない。例えば、上述した実施形態では、ねじ本体には、
外周面及び内周面の長手方向全面にわたってねじ部を形
成する場合について説明してあるが、このねじ部は、ね
じ本体の必要箇所のみに形成することもできる。すなわ
ち、本体外周に形成するねじ部は、本体外周のうち、棒
状部材に嵌め込まれて広がる部分をナットで締め込むこ
とができれば取付対象に堅固に固定することができるの
で、当該部分のみに外周ねじ部を形成してもよい。本体
内周に形成するねじ部についても、棒状部材に嵌め込ま
れる嵌着部の内周面に形成するものであればよい。
【0057】また、本体内周に形成するねじ部は、ねじ
山形状以外の他の凹凸形状とすることもできる。すなわ
ち、嵌め込まれる棒状部材の外周面に係合可能でねじ本
体の脱落を防止できる手段であれば、ねじ山以外の凹凸
部を形成してもよい。特に、錆や腐食の発生したボルト
等、棒状部材に明らかに螺合困難な状態で用いる場合に
は、ねじ部に変えて他の凹凸形状とすることができる。
【0058】また、ねじ本体の形状は、上記実施形態で
は円筒状に形成してあるが、これ以外の形状とすること
もできる。すなわち、本発明の取付自在ねじは、取付対
象から突出する棒状部材に嵌め込ませることができる中
空状の嵌着部を備え、この嵌着部外周にナット締込み用
のねじ山が形成できる限り、円筒状以外の形状とするこ
ともできる。従って、例えば、ねじ本体を、嵌着部側の
みに開口する有底筒状に形成してもよく、外周に形成す
るねじ部を除いて、非円筒形状に形成してもよい。
【0059】なお、上述した実施形態では、建築物に二
重屋根を葺く場合と屋外設置型装置に新たなカバーを取
り付ける場合を例にとって説明したが、この場合に限定
されるものでないことは言うまでもない。すなわち、本
発明の取付自在ねじは、取付対象から棒状の突出部分が
あれば、どのような装置や建築物、その他のものであっ
ても適用することが可能である。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明の取付自在ね
じによれば、取付対象から突出する棒状部材に任意に取
り付けることができ、例えば建築物の屋根等を固定する
ねじや、屋外設置型の電気,機械設備の部品,カバーを
固定するねじ等、屋外に長期間にわたって設置された結
果、錆,腐食等の発生により取外し,交換が不可能とな
ったり強度的に脆くなったねじ部について、新たなねじ
構造を容易かつ確実,堅固に構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる取付自在ねじを示
す外観斜視図であり、(a)はねじ本体とナットを分離
した状態、(b)はねじ本体にナットを螺合した状態を
示している。
【図2】本発明の一実施形態にかかる取付自在ねじのね
じ本体とナットの螺合状態を示す説明図であり、(a)
は取付対象へ取り付ける前の状態における部分断面正面
図、(b)は(a)の要部拡大図を示してある。
【図3】本発明の一実施形態にかかる取付自在ねじのね
じ本体とナットの螺合状態を示す説明図であり、(a)
は取付対象へ取り付けた状態における部分断面正面図、
(b)は(a)の要部拡大図を示してある。
【図4】本発明の一実施形態の取付自在ねじの取付対象
への取付手順を示す概略正面図であり、(a)はねじ本
体を棒状部材に打ち込む前の状態、(b)はねじ本体を
棒状手段に打ち込んだ後、ナットを螺合させる前の状
態、(c)はねじ本体にナットを螺合させている状態、
(d)はねじ本体にナットを螺合させて取付が完了した
状態を示している。
【図5】本発明の一実施形態にかかる取付自在ねじを家
屋の屋根板の取付に使用する場合の概略説明図であり、
二重屋根構造の分解斜視図である。
【図6】本発明の一実施形態にかかる取付自在ねじを家
屋の屋根板の取付に使用する場合の概略説明図であり、
二重屋根構造の完成状態における要部断面正面図であ
る。
【図7】本発明の一実施形態にかかる取付自在ねじを屋
外設置装置のカバーの取付に使用する場合の概略説明図
で、カバーを取り付ける前の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 取付対象 2 棒状部材 10 ねじ本体 11 ねじ部(外周ねじ部) 12 ねじ部(内周ねじ部) 14 嵌着部 15 スリット 20 ナット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面の少なくとも一部にねじ部を形成
    したねじ本体と、 このねじ本体内部に長手方向に沿って形成された中空部
    であって、当該ねじ本体の少なくとも一端側に開口し、
    この開口を介して棒状部材に嵌め込まれる嵌着部と、 前記ねじ本体の嵌着部側端部開口から長手方向に沿って
    形成されたスリットと、 前記ねじ部に螺合するナットと、を備え、 前記嵌着部が、取付対象から突出する棒状部材に前記ス
    リットを開きつつ圧入状態で嵌め込まれることにより、 前記ねじ本体が前記棒状部材を介して前記取付対象に突
    設状態で取り付けられ、当該取付対象の締結手段として
    機能することを特徴とした取付自在ねじ。
  2. 【請求項2】 前記ねじ部が、前記ねじ本体の嵌着部側
    外周に形成され、 前記ナットが、前記棒状部材に嵌め込まれた前記ねじ本
    体の嵌着部外周に螺合する請求項1記載の取付自在ね
    じ。
  3. 【請求項3】 前記ナットの内径が、前記ねじ部の外径
    より大径に形成された請求項1又は2記載の取付自在ね
    じ。
  4. 【請求項4】 前記ナットの内径が、前記ねじ部に脱落
    不能に係止する径に形成された請求項3記載の取付自在
    ねじ。
  5. 【請求項5】 前記ねじ本体が、長手方向の両端に連
    通,開口する筒状をなし、 前記嵌着部が、このねじ本体の筒状内部の少なくとも一
    部により構成される請求項1,2,3又は4記載の取付
    自在ねじ。
  6. 【請求項6】 前記嵌着部の内径が、前記ねじ本体の開
    口端側から奥端側に向かって小径となるテーパ形状に形
    成された請求項1,2,3,4又は5記載の取付自在ね
    じ。
  7. 【請求項7】 前記嵌着部の内周面に、嵌め込まれる前
    記棒状部材の外周面に係合可能な凹凸部が形成された請
    求項1,2,3,4,5又は6記載の取付自在ねじ。
  8. 【請求項8】 前記凹凸部が、前記棒状部材の外周面に
    螺合可能なねじ部である請求項7記載の取付自在ねじ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003021125A (ja) * 2001-07-05 2003-01-24 Tadao Ishida 継ぎボルト
JP2011231523A (ja) * 2010-04-28 2011-11-17 Otis co ltd 屋根上取付具
CN105889291A (zh) * 2014-12-19 2016-08-24 遵义勤乐五金建材加工厂 一种防腐蚀螺栓

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