JP2000212644A - 炉気再生方法およびその装置 - Google Patents

炉気再生方法およびその装置

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JP2000212644A
JP2000212644A JP11012195A JP1219599A JP2000212644A JP 2000212644 A JP2000212644 A JP 2000212644A JP 11012195 A JP11012195 A JP 11012195A JP 1219599 A JP1219599 A JP 1219599A JP 2000212644 A JP2000212644 A JP 2000212644A
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furnace gas
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクトで安価に、表面改質熱処理に使用
された炉気を高効率で高純度な炉気に再生する炉気再生
方法およびその方法の実施に用いられる炉気再生装置を
提供する。 【解決手段】 加熱炉から排出される炉気が、熱交換器
2内の螺旋状の銅製パイプ5a内を通って液体窒素によ
り冷却され、その炉気中のCO,CH,HOおよ
びNHが液化または固化される。それら炉気は分離室
4に供給され、液化物もしくは固化物は分離室4に貯留
され、気体状態のN,H,CO等の混合ガスは再生
炉気として銅製パイプ5bを経て加熱炉へ供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面改質熱処理で
使用した炉気を再生する炉気再生方法およびその装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鋼等に対する表面改質熱処理方法
として、浸炭,窒化(浸窒)方法などが用いられてい
る。前記浸炭方法としては、プロパンやブタンガスを空
気と所定比で変成したRXガスをキャリヤーガスとし
て、さらに炉気中のCOガス濃度を管理しブタンガス
などをエンリッチガスとして添加しながら炭素ポテンシ
ャルを調整するRXガス浸炭方法が採用されている。ま
た、同じ浸炭方法として、N ガス中に炭酸水素ガスと
COガスを導入して炭素ポテンシャルをコントロール
するNベース浸炭方法等も実施されている。さらに、
鋼に対する窒化方法としては、NHガスを炉内に導入
して直接クラッキングさせて、炉気中の残留アンモニア
濃度を管理する方法が採られている。
【0003】前記浸炭方法および窒化方法の他に、これ
らの原理を複合化したガス軟窒化、浸硫窒化,酸窒化処
理などにおいては、いずれの場合も炉気はNガスとH
ガスを多量に含有したものであることから、前記N
ベース浸炭方法のようにNガスをキャリヤーガスとし
て利用することが広く検討されており、例えば膜分離方
法によってNを大気から分離して利用することが検討
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記浸炭方法では、N
,HおよびCOガスがキャリヤーガスとして利用さ
れ、実質的な浸炭によって鋼に浸透拡散させる炭素は炭
素ポテンシャル調整に少量添加されるブタン,プロパン
等の炭化水素ガスから分解発生する炭素が主体とされて
おり、それらN,H,COが混合されてなるキャリ
ヤーガスは、本来再利用されてしかるべき機能を有して
いる。しかしながら、浸炭炉気中にはCO ,HOや
未分解の残留炭化水素ガス等が複雑に含有され、キャリ
ヤーガスとして炉気を再生させる場合にはこれらガスの
分離コストと安定した管理技術が必要となる。このた
め、現状では前記炉気はアフターバーナで燃焼・廃棄さ
れており、省エネルギー化およびCO排出規制問題と
いう観点から大きな問題点を有している。
【0005】また、通常の浸炭方法では、浸炭処理中に
炭素を高濃度で拡散浸透させる浸炭期と浸炭期に拡散浸
透させた炭素を表面で約0.8wt%に調整しながらよ
り深くまで浸透させる拡散期を設けて熱処理しており、
その期間ごとに炉気中のCO ガス濃度,HOガス濃
度および未分解の残留炭化水素ガス濃度が異なるため、
炉気を再生する際にはその都度に応じた分離条件を考え
る必要があるという問題点がある。
【0006】なお、前記窒化,ガス軟窒化,浸硫窒化や
酸窒化熱処理等の表面改質熱処理に使用された炉気にお
いても燃焼・廃棄処理されており、前記浸炭方法と同様
の問題点がある。
【0007】ところで、特公昭56−4825号公報に
は、炉気に水素を添加して炉気中の酸素と反応させて水
分と不活性ガスとに分離し、その水分を除去して不活性
ガスを再生炉気とする炉気再生方法が提案されており、
また特公昭62−21050号公報には、炉気中のC
O,CO,HO等の反応物を吸着塔により除去して
炉気を再生する炉気再生方法が提案されている。しかし
ながら、前記特公昭56−4825号公報に記載の炉気
再生方法では、酸素を水分としその水分しか除去するこ
とができないという問題点があり、特公昭62−210
50号公報に記載の炉気再生方法では、装置が大型化
し、コスト高になるという問題点がある。
【0008】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、コンパクトで安価に、表面改質熱
処理に使用された炉気を高効率で高純度な炉気に再生す
る炉気再生方法およびその方法の実施に用いられる炉気
再生装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前述さ
れた目的を達成するために、第1発明による炉気再生方
法は、表面改質熱処理で使用された炉気を再生する炉気
再生方法であって、前記炉気中から少なくとも酸素ガ
ス,二酸化炭素ガス,アンモニアガス,炭化水素ガスま
たは水蒸気のいずれか1つ以上のガスを冷熱により液化
または固化させて分離することを特徴とするものであ
る。
【0010】第1発明においては、表面改質熱処理で使
用された炉気中の少なくとも酸素ガス,二酸化炭素ガ
ス,アンモニアガス,炭化水素ガスまたは水蒸気のいず
れか1つ以上のガスを冷熱により液化または固化させて
分離して除去され、気体状態の成分からなる炉気が再生
炉気として表面改質熱処理に利用される。
【0011】第1発明によれば、炉気中に複雑に含有さ
れている成分を液化または固化させて分離することによ
り、従来アフターバーナーで焼却・廃棄処理されてきた
炉気から各表面改質熱処理に必要とされるキャリヤーガ
スを容易に得ることができる。このように表面改質熱処
理に使用された炉気を再生利用することができるため、
省エネルギー化およびCOの排出規制に対応すること
ができる効果を奏する。
【0012】第1発明において、前記冷熱は液体窒素か
ら得られるものであるのが好ましい。前記液体窒素は市
販性と冷熱量の大きさの点で有利であり、かつ空気中か
ら窒素ガスを分離回収するに際しては、液体酸素の沸点
より低い温度の沸点を有しているため、最適である。な
お、冷熱媒体のもつ冷熱量は、室温を基準とする場合に
は冷媒温度の気体と液体との比熱から求まる熱量と沸点
温度での液体から気体に変態する際の蒸発熱から計算さ
れる。
【0013】第1発明においては、前記冷熱により空気
中の窒素ガスと酸素ガスとに分離し、その窒素ガスを前
記炉気のキャリヤーガスとして利用するのが好ましい。
このように前記冷熱により空気を冷却し、酸素ガスを液
化させて窒素ガスと分離し、この窒素ガスを回収してキ
ャリヤーガスとして利用することにより、効率よく、安
価にNベース浸炭処理等の表面改質熱処理を行なうこ
とができる効果を奏する。
【0014】第1発明においては、前記表面改質熱処理
として窒化または軟窒化処理を行ない、その窒化または
軟窒化処理で使用した炉気中から前記冷熱により二酸化
炭素ガスおよび水蒸気を固化させ、アンモニアガスを液
化させて炉気より分離した後、この分離したアンモニア
を前記炉気に添加するのが好ましい。このように分離し
たアンモニアを用いることにより、新たに炉気に添加す
るアンモニア量を低減させることができるため、コスト
ダウンを図ることができるという効果を奏する。
【0015】第1発明においては、前記表面改質熱処理
として浸炭または浸炭窒化処理を行ない、その浸炭また
は浸炭窒化処理で使用した炉気中から前記冷熱により二
酸化炭素ガスおよび水蒸気を固化させ、炭化水素ガスお
よびアンモニアガスを液化させて炉気より分離した後、
これら分離した炭化水素およびアンモニアを前記炉気に
添加するのが好ましい。こうすることにより未分解の炭
化水素ガスを炉気中から分離することができるため、ス
ーティングの発生を抑制することができるという効果を
奏する。また、炭化水素およびアンモニアの添加量を低
減させることができ、コストダウンを図ることができ
る。
【0016】第1発明においては、前記炉気中の炭素ポ
テンシャルを調整しつつ炭化水素ガスおよび/または二
酸化炭素ガスを添加するのが好ましい。こうすることに
より粒界酸化を低減させることができる効果を奏する。
【0017】第2発明による炉気再生装置は、表面改質
熱処理が行なわれる加熱炉から排出される炉気を再生す
る炉気再生装置において、(a)前記加熱炉から排出さ
れる炉気を吸引する吸引管、(b)前記吸引管内に吸引
された炉気中の少なくとも酸素ガス,二酸化炭素ガス,
アンモニアガス,炭化水素ガスまたは水蒸気のいずれか
1つ以上のガスを液化または固化させて分離する冷却媒
体を用いた熱交換器,(c)前記熱交換器内に配置さ
れ、前記炉気中の液化物または固化物を分離する分離室
および(d)前記分離室内の気体のみを排出する排出管
を設けることを特徴とするものである。
【0018】第2発明においては、表面改質熱処理が行
なわれる加熱炉から排出される炉気が吸引管を通って熱
交換器に導入され、この熱交換器内で冷却され前記炉気
中の少なくとも酸素ガス,二酸化炭素ガス,アンモニア
ガス,炭化水素ガスまたは水蒸気のいずれか1つ以上の
ガスが液化または固化される。これら液化物または固化
物は熱交換器内の分離室で気体と分離され、その気体は
再生炉気として排出管を通って排出され、前記加熱炉に
供給される。
【0019】第2発明によれば、第1発明と同様に、加
熱炉から排出される炉気を簡易でかつ安価に効率よく再
生利用することができ、省エネルギー化およびCO
排出規制に対応することができる効果を奏する。
【0020】第2発明においては、前記熱交換器の冷熱
媒体が液体窒素であるのが好ましい。
【0021】第2発明においては、前記熱交換器により
空気を窒素ガスと酸素ガスとを分離し、この分離された
窒素を前記加熱炉に供給するものであるのが好ましい。
空気を前記吸引管に通して熱交換器に導入することによ
り、分離室で液体酸素が窒素ガスから取り除かれ、排出
管より大量の窒素ガスを回収することができ、この窒素
ガスを前記加熱炉に供給することによりNベース浸炭
処理等の表面改質熱処理を行なうことができる。このよ
うに加熱炉内に窒素ガスを多くしてCO量を減らすこ
とにより粒界酸化を抑制することができる。
【0022】第2発明においては、前記分離室内で分離
されたアンモニアまたは炭酸水素およびアンモニアを回
収して、前記排出管から排出される炉気に添加する混合
手段を備えるのが好ましい。このように混合手段によ
り、分離されたアンモニアまたは炭酸水素およびアンモ
ニアを再生炉気に添加すれば、新たに必要とされるアン
モニアや炭酸水素の添加量を低減させることができるた
め、経済的であるという効果を奏する。
【0023】第2発明においては、さらに、前記熱交換
器もしくは加熱炉の下流側に炉気中の炭素ポテンシャル
を検出するガス分析器を設け、このガス分析器に示され
る炭素ポテンシャルを調整するように炭化水素ガスおよ
び/または二酸化炭素ガスを添加する添加制御手段を設
けるものであるのが好ましい。このように炭素ポテンシ
ャルを調整しつつ炭化水素ガスおよび/または二酸化炭
素ガスを添加することにより、粒界酸化を低減させるこ
とができる効果を奏する。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明による炉気再生方法
およびその装置の具体的な実施の形態につき、図面を参
照しつつ説明する。
【0025】図1には、本発明の一実施例に係る炉気再
生装置1の構成概略図が示されている。
【0026】本実施例の炉気再生装置1は、断熱材2a
で形成される熱交換器2と、その熱交換器2底部に排出
口3を備える分離室4とが設けられるとともに、前記熱
交換器2内で螺旋状に巻かれて前記分離室4に連結され
炉気を熱交換器2内に導入する銅製パイプ5a(本発明
における吸引管に相当する。)と、その分離室4に連結
され炉気を熱交換器2外へ導出する銅製パイプ5b(本
発明における排出管に相当する。)とが設けられて構成
されている。また、前記熱交換器2内部には、液体窒素
(冷熱媒体)が貯留されており、前記銅製パイプ5a,
5bの一部が液体窒素に浸漬するようにされている。
【0027】前記銅製パイプ5bの下流側には、赤外線
吸収型のCO分析計(図示省略)および酸素電池型の
酸素センサ(図示省略)が設けられている。また、前記
銅製パイプ5aの上流側には、表面改質熱処理が行なわ
れる加熱炉から炉気を吸引するポンプ(図示省略)が設
けられている。なお、特に浸炭炉気(850℃,CO
%=0.25%,CH%=3.5%)と窒化炉気(5
50℃,残留アンモニア濃度15%)とを再生する場合
は加熱炉から排出される時点での温度が高いことから、
一旦冷水で冷却した後に前記銅製パイプ5aに供給され
る。
【0028】このように構成される炉気再生装置1にお
いて、前記加熱炉から排出される炉気(例えば浸炭炉
気,窒化炉気)は一旦冷却され、外周が液体窒素に浸漬
される螺旋状の銅製パイプ5a内に供給され、この銅製
パイプ5a内を通りつつ冷却される。
【0029】前記液体窒素の沸点温度は−196℃であ
るため、前記炉気が液体窒素の沸点温度付近まで冷却さ
れることにより炉気中のCO,CH,HOおよび
NH が液化または固化される。これらの液化物もしく
は固化物は、前記銅製パイプ5aを経て分離室4に貯留
される。一方、前記銅製パイプ5aを経て分離室4に供
給されるN,H,CO等の混合ガス(キャリヤーガ
ス)は、再生炉気として銅製パイプ5bを経て熱交換器
2外部へ導出され、前記加熱炉へ供給される。
【0030】前記銅製パイプ5bにより導出される再生
炉気中のCO,CH,HOおよびNHの濃度を
下流側に設けられる前記CO分析計および酸素センサ
を用いて測定したところ、測定不可能な範囲まで低下さ
れているのが検出された。したがって、高純度に炉気再
生が行なわれていることが明らかである。
【0031】本実施例によれば、冷却媒体を用いて加熱
炉から排出される炉気を冷却させることにより、C
,CH,HOおよびNHを液化または固化さ
せて分離させることができる。すなわち、加熱炉から排
出される炉気中に複雑に含有されるCO,HO,N
や未分解の残留炭化水素ガスを容易に分離し、
,H,COが混合されてなる高純度なキャリヤー
ガスを再生炉気として再利用することができる。こうし
て安価な構成により、加熱炉から排出される炉気を確実
に高純度なキャリヤーガスに再生することができ、省エ
ネルギー化,低コストおよび低公害を図ることができる
効果を奏する。また、本実施例によれば、炉気再生に必
要な動力源が加熱炉から熱交換器2内に炉気を吸引する
ポンプだけでよく、構造が非常にコンパクトであるとい
う効果を奏する。
【0032】また、本実施例によれば、炉気中のC
,CH,HOが完全に分離されているため、例
えば炭素を高温度で拡散浸透させる浸炭期と拡散浸透さ
せた炭素を表面で約0.8wt%に調整しながらより深
くまで浸透させる拡散期を設けて熱処理を行なう浸炭処
理に際して、各期間毎の濃度条件に関係なく一律に処理
することができるという効果を奏する。
【0033】本実施例の炉気再生装置1を用いて窒化も
しくは軟窒化炉気を再生するに際しては、それら窒化炉
気を銅製パイプ5aに通して熱交換器2により冷却させ
て、炉気中のCOガスおよび水蒸気を固化させるとと
もに、NHガスを液化させてそれぞれ炉気より分離室
4に貯留する。一方、前記銅製パイプ5aを経て分離室
4に供給された炉気(再生炉気)は、銅製パイプ5bを
経て容器2外部へ導出され、前記加熱炉へ供給される。
また、前記分離室4内のNHのみが抽出され、前記再
生炉気とともに加熱炉に供給される。こうすることによ
り添加物の供給量を最低限に抑えることができるため、
省エネルギー化およびコストダウンをより確実に図るこ
とができる。
【0034】本実施例の炉気再生装置1を用いて浸炭も
しくは浸炭窒化炉気を再生するに際しては、それら浸炭
もしくは浸炭窒化炉気を銅製パイプ5aに通して熱交換
器2により冷却させて、炉気中のCOガスおよびH
Oを固化させるとともに、炭化水素ガスおよびNH
スを液化させてそれぞれ炉気より分離室4に貯留する。
一方、前記銅製パイプ5aを経て分離室4に供給された
炉気(再生炉気)は、銅製パイプ5bを経て容器2外部
へ導出され、前記加熱炉へ供給される。また、前記分離
室4内の炭化水素およびNHが抽出され、前記再生炉
気とともに加熱炉に供給される。なお、前記炭化水素お
よびNHは、炭素ポテンシャルを調整するように供給
される。こうすることにより添加物の供給量を最低限に
抑えることができるため、省エネルギー化およびコスト
ダウンをより確実に図ることができる。また、炭素ポテ
ンシャルの調整により粒界酸化を低減させることができ
る。
【0035】また、本実施例の炉気再生装置1を用い
て、窒化炉気からNHガスを分離除去する場合には、
冷熱媒体が液体窒素である必要がなく、経済的に最も都
合の良い例えば固体CO(ドライアイス)であっても
よい。
【0036】本実施例においては、空気をNとO
に分解することができる。すなわち、室温の圧縮空気を
減圧しながら銅製パイプ5aに供給し、この銅製パイプ
5a内で液体窒素により冷却し、空気中のOを液化さ
せて分離室4に貯留する。一方、分離室4に供給された
ガスは銅製パイプ5bを通って熱交換器2から導出
される。こうして銅製パイプ5bにより導出されるN
ガス中のOガス濃度を下流側に設けられる酸素センサ
を用いて測定したところ、25ppmまで低下されてい
るのが検出された。このように回収されたNガスを回
収し浸炭炉気として利用することにより、安価なN
ース浸炭方法を行なうことができる効果を奏する。
【0037】本実施例においては、1つ以上の複数の加
熱炉から排出される炉気に対しても同時に1つの炉気再
生装置により再生処理を行なうことができる。
【0038】本実施例においては、熱交換器2に冷熱利
用サイクル10を連結して用いることができる。こうす
ることにより、冷熱媒体の熱交換率を向上させることが
できる。図2に、冷熱利用サイクル10および熱交換器
2の概略構成図が示されている。以下に、図2の冷熱利
用サイクル10および熱交換器2を用いて空気をN
とに分解する場合について説明する。
【0039】前記冷熱利用サイクル10は、断熱材で形
成される3つの容器11,11a,11bが連結パイプ
12により直列に連結されて構成されている。前記容器
11,11a,11b内にはそれぞれ空気(または炉
気)を貯留する貯留室13が設けられ、これら貯留室1
3は内部の空気(または炉気)を供給・排出するパイプ
14を介して連結されている。前記パイプ14の下流側
は前記銅製パイプ5aに連結されている。また、前記空
気(または炉気)の下流側の容器11aは前記熱交換器
2に連結パイプ12を介して連結されており、上流側の
容器11bには窒素ガスを排出する排出口15が設けら
れている。
【0040】また、前記熱交換器2内の分離室4の排出
口3には排出用パイプ16が接続されており、この排出
用パイプ16は前記上流側容器11b内の貯留室13を
通るように配置されている。
【0041】このように構成される冷却利用サイクル1
0および熱交換器2においては、空気(もしくは加熱炉
から一旦冷却された炉気)がパイプ14を経て各容器1
1,11a,11b内の貯留室13に供給された後、前
記銅製パイプ5aに供給される。この銅製パイプ5a内
で空気が液体窒素の沸点(−196℃)付近まで冷却さ
れ、空気中の酸素が液化されて分離室4に貯留される。
一方、空気中の窒素は分離室4を経て銅製パイプ5bを
通じて加熱炉へ供給される。
【0042】また、前記熱交換器2内では内部に貯留さ
れる液体窒素が気化し、その窒素が前記連結パイプ12
を経て容器11aに供給される。この窒素は液体窒素の
沸点温度付近の温度を示しており、前記下流側容器11
aの貯留室13内の空気を冷却させる。また、この下流
側容器11a内の窒素は、連結パイプ12を経て順次上
流側の容器11bに供給されるとともに、各容器11,
11a,11b内の貯留室13の空気を冷却する。こう
して上流側容器11bから順に貯留室13内に供給され
る空気は、液体窒素から蒸発する低温窒素ガスにより多
段階に熱交換され、最終的に熱交換器2に供給されて酸
素が液化されるため、極めて効率よく冷熱を利用するこ
とができる効果を奏する。なお、上流側容器11b内の
窒素は、排出口15から回収され必要に応じて加熱炉内
に供給される。
【0043】一方、前記分離室4内で液化された酸素は
排出パイプ16内を通って気化されて排出される。前記
排出パイプ16は、上流側容器11bの貯留室14内を
通るようにされているため、酸素が液体から気化する際
の蒸発熱も空気の冷却に利用される。なお、この排出パ
イプ16から排出される酸素も純度が高く、バーナに用
いるなどして燃焼効率を向上させることができる。
【0044】前記熱交換器2および冷熱利用システム1
0を用いて例えば20℃の空気を−20℃の窒素と酸素
とに分離することを想定すると、熱交換ロスが0%であ
る場合は1kgの液体窒素で約7.6kgの窒素ガスと
1.9kgの酸素ガスが分離回収できることが熱収支バ
ランスから計算される。現実的な熱交換ロスを50%と
仮定した場合にでも空気中から3.8kgの窒素ガスが
精製できる。
【0045】以上、冷熱利用サイクル10および熱交換
器2について空気を酸素と窒素とに分解させる場合につ
いて説明したが、加熱炉から排出される炉気および加熱
炉から排出されて一旦冷却された炉気を同様に冷熱利用
サイクル10に通して熱交換器2に供給して、炉気を再
生することができる。すなわち、前記炉気がパイプ14
内から各貯留室13に供給され多段階に冷却されて、銅
製パイプ5aを通って熱交換器2内に導入される。この
熱交換器2内でさらに冷却されて、炉気中のCO,C
,HOおよびNHが液化または固化されて分離
され、N,H ,COが混合されてなる高純度なキャ
リヤーガスを再生炉気として銅製パイプ5bから熱交換
器2外へ導出されて加熱炉に供給される。こうして炉気
再生を行なうに際しても冷熱媒体の熱交換率を向上させ
ることができ、省エネルギー化およびコストダウンをよ
り確実に図ることができる。
【0046】本実施例においては、銅製パイプ5bを下
流側容器11aから上流側容器11bにかけて各貯留室
14内を通すように配置されていてもよい。こうするこ
とにより、空気から分離された窒素ガスもしくは再生炉
気の有する冷熱を利用することができるという効果を奏
する。また、空気を分離する際には、前記銅製パイプ5
aを熱交換器2内(液体窒素液面上方)で開放するよう
にしてもよい。こうすることにより排出口15から排出
される窒素ガスの純度はわずかに悪くなるものの、構造
が非常に簡易になるという効果を奏する。
【0047】本実施例においては、排出パイプ16が上
流側容器11bの貯留室14内を通るように構成されて
いるが、これに限らず、容器11,11a,11bの貯
留室14内をすべて通すように構成されていてもよく、
またいずれか1つもしくは2つの貯留室14内を通すよ
うに構成されていてもよい。
【0048】図3には、前記炉気再生装置1を備える浸
炭設備20の概略図が示されている。
【0049】本実施例の浸炭設備20においては、前記
炉気再生装置1すなわち熱交換器2の銅製パイプ5bの
下流端に再生炉気配管21が接続されており、この再生
炉気配管21は混合器22を介して加熱炉23に連結さ
れている。この加熱炉23には、内部の炉気を排出する
炉気配管24が連結されているとともに、ガス分析装置
25が接続されている。また、前記加熱炉23の炉気
は、ガス分析装置25に供給されるように構成されてお
り、このガス分析装置25の信号は、COコントロー
ラ26,プロパンコントローラ27およびNコントロ
ーラ28にそれぞれ伝達されるように構成されている。
【0050】前記コントローラ26,27,28はそれ
ぞれCOボンベ29,プロパンボンベ30およびN
ボンベ31に接続されるとともに、前記炉気再生装置1
と混合器4との間の炉気配管24にそれぞれ制御バルブ
32を介して接続されている。それらコントローラ2
6,27,28は、前記ガス分析装置25の信号に基づ
いて炭素ポテンシャルが一定となるようにCO,プロ
パンまたはNの供給量を制御する。
【0051】本実施例においては、加熱炉23内のスー
ティング性を調査するために、加熱炉23として透明石
英管が用いられており、その内部に浸炭テストピース3
3が配置されている。
【0052】このように構成される浸炭設備20におい
て、前記加熱炉23内で930℃における炭素ポテンシ
ャルが1.2%になるように炉気を単に循環させて浸炭
を行なった場合と前記炉気再生装置1から供給される再
生炉気(43%N+32%H+25%CO)を用い
て浸炭を行なった場合との加熱炉23に付着する炭素量
の多さからスーティング性を調査した。
【0053】その結果、単に循環させた炉気を用いた場
合はCOのコントロールがうまくできずに、プロパン
ガスの分解によるスーティングが顕著であったのに対し
て、残留炭化水素ガスとCOガスとをほぼ完全に分離
した再生炉気を用いた場合は炭素コントロール用のプロ
パンガスの使用が少なく抑えることができるとともに、
炭素ポテンシャルの制御性の良いことからスーティング
を極めて少なく抑えることができることが判明した。こ
の原因としては、浸炭温度(930℃)で再生炉気中の
炭素ポテンシャルが前記1.2%より高い状態にあり、
かつ2CO=CO+Cの反応にしたがったスーティン
グ反応が極めて緩慢であることと、炭素ポテンシャル
1.2%に達するまでの反応量が少なくてすむことと、
継続的に炭素ポテンシャルを調整するのに必要なプロパ
ン添加量が少なくてすむこととが挙げられる。
【0054】本実施例においては、コントローラ26,
27,28によりCOボンベ29,プロパンボンベ3
0およびNボンベ31から必要に応じてCO,プロ
パン,Nが添加されるように構成されているが、これ
に限らず、炉気再生装置1の分離室4から回収されるプ
ロパンなどの炭化水素ガスやNHを添加するように構
成されていてもよい。
【0055】本実施例においては、表面改質熱処理とし
て浸炭処理を行なった場合の浸炭炉気を再生する場合に
ついて説明しているが、窒化,ガス軟窒化,浸硫窒化,
酸窒化熱処理等の表面改質熱処理に使用された炉気を再
生することができる、すなわちNH,CO,H
S,SOに対しても適用することができ、同等の効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例に係る炉気再生装置
の構成概略図である。
【図2】図2は、冷熱利用サイクルおよび熱交換器の概
略構成図である。
【図3】図3は、本発明の炉気再生装置を備える浸炭設
備の概略図である。
【符号の説明】
1 炉気再生装置 2 熱交換器 3 排出口 4 分離室 5a,5b 銅製パイプ 10 冷熱利用サイクル 11,11a,11b 容器 12 連結パイプ 13 貯留室 14 パイプ 15 排出口 16 排出パイプ 20 浸炭設備 21 再生炉気配管 22 混合器 23 加熱炉 24 炉気配管 25 ガス分析装置 26 COコントローラ 27 プロパンコントローラ 28 Nコントローラ 29 COボンベ 30 プロパンボンベ 31 Nボンベ 32 制御バルブ 33 浸炭テストピース

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面改質熱処理で使用された炉気を再生
    する炉気再生方法であって、 前記炉気中から少なくとも酸素ガス,二酸化炭素ガス,
    アンモニアガス,炭化水素ガスまたは水蒸気のいずれか
    1つ以上のガスを冷熱により液化または固化させて分離
    することを特徴とする炉気再生方法。
  2. 【請求項2】 前記冷熱は液体窒素から得られるもので
    ある請求項1に記載の炉気再生方法。
  3. 【請求項3】 前記冷熱により空気中の窒素ガスと酸素
    ガスとに分離し、その窒素ガスを前記炉気のキャリヤー
    ガスとして利用する請求項2に記載の炉気再生方法。
  4. 【請求項4】 前記表面改質熱処理として窒化または軟
    窒化処理を行ない、その窒化または軟窒化処理で使用し
    た炉気中から前記冷熱により二酸化炭素ガスおよび水蒸
    気を固化させ、アンモニアガスを液化させて炉気より分
    離した後、この分離したアンモニアを前記炉気に添加す
    る請求項1乃至3のうちのいずれかに記載の炉気再生方
    法。
  5. 【請求項5】 前記表面改質熱処理として浸炭または浸
    炭窒化処理を行ない、その浸炭または浸炭窒化処理で使
    用した炉気中から前記冷熱により二酸化炭素ガスおよび
    水蒸気を固化させ、炭化水素ガスおよびアンモニアガス
    を液化させて炉気より分離した後、これら分離した炭化
    水素およびアンモニアを前記炉気に添加する請求項1乃
    至3のうちのいずれかに記載の炉気再生方法。
  6. 【請求項6】 前記炉気中の炭素ポテンシャルを調整し
    つつ炭化水素ガスおよび/または二酸化炭素ガスを添加
    する請求項5に記載の炉気再生方法。
  7. 【請求項7】 表面改質熱処理が行なわれる加熱炉から
    排出される炉気を再生する炉気再生装置において、
    (a)前記加熱炉から排出される炉気を吸引する吸引
    管、(b)前記吸引管内に吸引された炉気中の少なくと
    も酸素ガス,二酸化炭素ガス,アンモニアガス,炭化水
    素ガスまたは水蒸気のいずれか1つ以上のガスを液化ま
    たは固化させて分離する冷却媒体を用いた熱交換器,
    (c)前記熱交換器内に配置され、前記炉気中の液化物
    または固化物を分離する分離室および(d)前記分離室
    内の気体のみを排出する排出管を設けることを特徴とす
    る炉気再生装置。
  8. 【請求項8】 前記熱交換器の冷熱媒体が液体窒素であ
    る請求項7に記載の炉気再生装置。
  9. 【請求項9】 前記熱交換器により空気を窒素ガスと酸
    素ガスとを分離し、この分離された窒素を前記加熱炉に
    供給するものである請求項8に記載の炉気再生装置。
  10. 【請求項10】 前記前記分離室内で分離されたアンモ
    ニアまたは炭酸水素およびアンモニアを回収して、前記
    排出管から排出される炉気に添加する混合手段を備える
    ものである請求項7乃至9のうちのいずれかに記載の炉
    気再生装置。
  11. 【請求項11】 さらに、前記熱交換器もしくは加熱炉
    の下流側に炉気中の炭素ポテンシャルを検出するガス分
    析器を設け、このガス分析器に示される炭素ポテンシャ
    ルを調整するように炭化水素ガスおよび/または二酸化
    炭素ガスを添加する添加制御手段を設けるものである請
    求項7乃至10のうちのいずれかに記載の炉気再生装
    置。
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JP2009179816A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Chugai Ro Co Ltd 浸炭処理装置
JP5988285B1 (ja) * 2015-10-21 2016-09-07 株式会社島川製作所 アンモニアを含む排ガスの処理装置および処理方法
CN107388729A (zh) * 2017-07-28 2017-11-24 河南开元空分集团有限公司 综合利用空分装置冷能的循环水节能降温装置及方法

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