JP2000212604A - 連続焼結炉およびその運転方法 - Google Patents

連続焼結炉およびその運転方法

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JP2000212604A
JP2000212604A JP11012480A JP1248099A JP2000212604A JP 2000212604 A JP2000212604 A JP 2000212604A JP 11012480 A JP11012480 A JP 11012480A JP 1248099 A JP1248099 A JP 1248099A JP 2000212604 A JP2000212604 A JP 2000212604A
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cooling
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air
roasting
wall
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JP11012480A
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Hiroshi Abe
博 阿部
Takeyoshi Miki
猛義 三木
Yasuharu Nagaoka
康晴 長岡
Hisao Nagai
久夫 永井
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Mitsubishi Materials Corp
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Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧粉体の焼結に要するエネルギーを極力抑制
することができ、其の結果としてランニングコストを低
減することができる連続焼結炉およびその運転方法の提
供。 【解決手段】 冷却用エア供給手段8によって冷却用エ
アを冷却部6の外壁に供給し、該外壁を冷却した後、こ
の温度上昇した冷却用エアを、供給配管11によって焙
焼部2に送って、燃焼用エアとして用いることにより、
焙焼部2における燃焼が効率的に行われ、焙焼部2を円
滑に加熱することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続的に搬送され
ている圧粉体を加熱して焼結し、冷却する連続焼結炉お
よびその運転方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の連続焼結炉としては、メ
ッシュベルト式焼結炉が知られている。このメッシュベ
ルト式焼結炉は、無端状の金属製のメッシュベルト上に
載置された圧粉体が、焙焼部、予焼部、本焼部、冷却部
の順に連続的に搬送されていく間に、圧粉体の内部に含
有するワックスを除去し、焼結し、さらに冷却した後、
製品(焼結体)として取り出すようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
連続的に焼結する場合には、連続焼結炉内を高温に保つ
ために多大なエネルギーが必要であり、このエネルギー
消費量を極力抑えることが従来から望まれていた。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、圧粉体の焼結に要するエ
ネルギーを極力抑制することができ、かつランニングコ
ストを低減することができる、極めて合理的な構造の連
続焼結炉およびその運転方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、連
続的に搬送されている圧粉体を加熱して焼結し、冷却す
る連続焼結炉において、冷却部の外壁に、冷却用エアを
供給する冷却用エア供給手段を連結し、上記冷却部の外
壁と焙焼部との間に、上記冷却用エアを焙焼部の燃焼用
エアとして供給する供給配管を設けたものである。本発
明の請求項2は、冷却部の外壁にフィンを設けたもので
ある。本発明の請求項3は、焙焼部の加熱用バーナーと
してリジェネバーナーを設け、このリジェネバーナーの
燃焼用エアとして、冷却用エアを供給するものである。
本発明の請求項4は、予焼部の加熱用バーナーとしてリ
ジェネバーナーを設け、このリジェネバーナーの燃焼用
エアとして、冷却用エアを供給するものである。本発明
の請求項5は、連続的に搬送されている圧粉体を加熱し
て焼結し冷却する連続焼結炉の運転方法において、冷却
部の外壁に冷却用エアを供給して冷却した後、このエア
を焙焼部に供給して燃焼用エアとして利用するものであ
る。本発明の請求項6は、冷却部の外壁を冷却した後の
エアを、焙焼部あるいは予焼部の間接加熱手段の燃焼用
エアとして利用するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の実施の一形態を示
す説明図、図2はリジェネバーナーの説明図である。図
1中符号1は無端状のメッシュベルトであり、このメッ
シュベルト1上に圧粉体が載置されて搬送されるように
なっている。そして、このメッシュベルト1の搬送面
は、焙焼部2、予焼部3、本焼部4、徐冷部5および冷
却部6を順次通過するようになっている。
【0007】上記焙焼部2は、焼結に先立って加熱し圧
粉体内のワックスをとばして除去するためのものであ
る。また、予焼部3および本焼部4は、圧粉体を更に加
熱しかつ焼結するためのものであり、還元雰囲気下に保
持されている。さらに、徐冷部5は、内部の温度を本焼
部4より低下させており、冷却部6は、焼結体が大気に
さらされても酸化しない温度まで冷却するようになって
いる。そして、この冷却部6の第1クーラー部7は強制
空冷方式とされており、この第1クーラー部7の外壁に
は、ブロワー(冷却用エア供給手段)8から冷却用エア
が供給されるようになっている。また、上記第1クーラ
ー部7の外壁には、熱交換を効率的に行うために、フィ
ン9が設けられている。さらに、冷却部6には複数のク
ーラー部があり、上記第1クーラー部7以外のクーラー
部10は水ジャケットによる水冷方式とされている。
【0008】上記第1クーラー部7と焙焼部2との間に
は、上記冷却用エアを焙焼部2の燃焼用エアとして供給
する供給配管11が設けられている。また、この供給配
管11は、途中で分岐して予焼部3にも連結されてい
る。そして、焙焼部2および予焼部3には、間接加熱方
式のリジェネバーナー12が設置されている。このリジ
ェネバーナー12は、図2に示すように、バーナー本体
13にガス入口14とエア入口15が設けられ、内部で
ガスを燃焼させることにより生じた熱を外管部16を介
して炉内に供給するようになっている。そして、上記第
1クーラー部7を冷却した後のエアはエア入口15から
内部に供給されるようになっているとともに、燃焼後の
排ガスは排ガス出口17から排出されるようになってい
る。なお、本焼部4は、従来同様に電気加熱である。
【0009】上記のように構成されたメッシュベルト式
焼結炉を用いて、圧粉体を焼結する場合には、従来同様
に、メッシュベルト1上に圧粉体を載置して、焙焼部2
に送り込む。これにより、焙焼部2において、圧粉体の
内部のワックスが除去され、次いで、予焼部3および本
焼部4において、圧粉体が所定温度まで加熱されかつ還
元雰囲気下で焼結された後、徐冷部6において徐冷さ
れ、さらに、冷却部6において、大気にさらされても酸
化しない温度まで冷却されて製品(焼結体)として炉外
へ搬出される。
【0010】この場合、ブロワー8によって第1クーラ
ー部7に供給された冷却用エアは、第1クーラー部7の
外壁との間で熱交換を行い、第1クーラー部7内の焼結
体を円滑に冷却するとともに、この熱交換にともなって
上記冷却用エアは十分に加熱されて昇温される。また、
上記第1クーラー部7の外壁にはフィン9が設けられて
いるから、このフィン9によって、上記熱交換が効率的
に行われる。次いで、第1クーラー部7で加熱されて温
度上昇した上記冷却用エアは、供給配管11を介して、
焙焼部2および予焼部3の各リジェネバーナー12に送
られ、燃焼用エアとしてエア入口15からバーナー内部
に供給される。これにより、焙焼部2および予焼部3に
設置されたリジェネバーナー12に、十分に加熱された
エアが燃焼用エアとして供給されるから、その分、リジ
ェネバーナー12から焙焼部2および予焼部3に伝導さ
れる熱量が増え、焙焼部2および予焼部3を効率的に加
熱することができる。
【0011】また、リジェネバーナー12は間接的に焙
焼部2および予焼部3を加熱するから、リジェネバーナ
ー12の燃焼による排ガスが炉内に侵入することがな
く、特に、予焼部3内の還元雰囲気に悪影響を及ぼすこ
とがない。さらに、本実施形態においては、焙焼部2は
連続焼結炉の一部として説明したが、これに限らず、焙
焼炉が、連続焼結炉から分離した形態の焼結システムに
も適用できることはいうまでもない。なお、焙焼部2に
おける加熱用バーナーは、リジェネバーナーではなく、
従来使用している通常の燃焼バーナーでもよい。
【0012】
【発明の効果】本発明の請求項1は、連続的に搬送され
ている圧粉体を加熱して焼結し、冷却する連続焼結炉に
おいて、冷却部の外壁に、冷却用エアを供給する冷却用
エア供給手段を連結し、上記冷却部の外壁と焙焼部との
間に、上記冷却用エアを焙焼部の燃焼用エアとして供給
する供給配管を設けたものであるから、冷却用エア供給
手段によって冷却用エアを冷却部の外壁に供給し、該外
壁を冷却した後、この冷却によって温度上昇した冷却用
エアを、供給配管によって焙焼部に送って、燃焼用エア
として用いることにより、焙焼部における燃焼が効率的
に行われ、焙焼部を円滑に加熱することができて、圧粉
体の焼結に要するエネルギーを極力抑制することがで
き、其の結果としてランニングコストを低減することが
できる。本発明の請求項2は、冷却部の外壁にフィンを
設けたものであるから、このフィンによって、冷却用エ
アと冷却部との熱交換を円滑に行うことができ、冷却部
を確実に冷却することができるとともに、より高温にな
ったエアを燃焼用エアとして焙焼部に供給することがで
きる。本発明の請求項3は、焙焼部の加熱用バーナーと
してリジェネバーナーを設け、このリジェネバーナーの
燃焼用エアとして、冷却用エアを供給するものであるか
ら、焙焼部をリジェネバーナーで間接的に加熱すること
により、焙焼部をより効率的に加熱することができる。
本発明の請求項4は、予焼部の加熱用バーナーとしてリ
ジェネバーナーを設け、このリジェネバーナーの燃焼用
エアとして、冷却用エアを供給するものであるから、予
焼部をリジェネバーナーで間接的に加熱することによ
り、予焼部内の雰囲気を汚染することなく、予焼部をよ
り効率的に加熱することができる。本発明の請求項5
は、連続的に搬送されている圧粉体を加熱して焼結し冷
却する連続焼結炉の運転方法において、冷却部の外壁に
冷却用エアを供給して冷却した後、このエアを焙焼部に
供給して燃焼用エアとして利用するものであるから、冷
却部の冷却時に回収した熱エネルギーを、焙焼部の加熱
のために用いることにより、エネルギー消費量を削減す
ることができる。本発明の請求項6は、冷却部の外壁を
冷却した後のエアを、焙焼部あるいは予焼部の間接加熱
手段の燃焼用エアとして利用するものであるから、炉内
の雰囲気に悪影響を与えることなく、確実にかつ効率的
に焙焼部あるいは予焼部を加熱することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態を示す説明図である。
【図2】 リジェネバーナーの説明図である。
【符号の説明】
2 焙焼部 3 予焼部 6 冷却部 8 ブロワー(冷却用エア供給手段) 9 フィン 11 供給配管 12 リジェネバーナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長岡 康晴 新潟県新潟市小金町3番地1 三菱マテリ アル株式会社新潟製作所内 (72)発明者 永井 久夫 新潟県新潟市小金町3番地1 三菱マテリ アル株式会社新潟製作所内 Fターム(参考) 4K018 DA23 DA30 DA43

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続的に搬送されている圧粉体を加熱し
    て焼結し、冷却する連続焼結炉において、 冷却部の外壁に、冷却用エアを供給する冷却用エア供給
    手段を連結し、上記冷却部の外壁と焙焼部との間に、上
    記冷却用エアを焙焼部の燃焼用エアとして供給する供給
    配管を設けたことを特徴とする連続焼結炉。
  2. 【請求項2】 冷却部の外壁にフィンを設けたことを特
    徴とする請求項1記載の連続焼結炉。
  3. 【請求項3】 焙焼部の加熱用バーナーとしてリジェネ
    バーナーを設け、このリジェネバーナーの燃焼用エアと
    して、冷却用エアを供給することを特徴とする請求項1
    または2記載の連続焼結炉。
  4. 【請求項4】 予焼部の加熱用バーナーとしてリジェネ
    バーナーを設け、このリジェネバーナーの燃焼用エアと
    して、冷却用エアを供給することを特徴とする請求項
    1、2または3記載の連続焼結炉。
  5. 【請求項5】 連続的に搬送されている圧粉体を加熱し
    て焼結し冷却する連続焼結炉の運転方法において、冷却
    部の外壁に冷却用エアを供給して冷却した後、このエア
    を焙焼部に供給して燃焼用エアとして利用することを特
    徴とする連続焼結炉の運転方法。
  6. 【請求項6】 冷却部の外壁を冷却した後のエアを、焙
    焼部あるいは予焼部の間接加熱手段の燃焼用エアとして
    利用することを特徴とする請求項5記載の連続焼結炉の
    運転方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100455386C (zh) * 2007-01-24 2009-01-28 深圳市格林美高新技术股份有限公司 一种环境友好镍板及其生产工艺、设备
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CN110947964A (zh) * 2019-12-18 2020-04-03 安徽科元三维技术有限公司 一种金属3d打印机均速供气循环装置

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