JP2000212241A - 軟質ポリウレタンフォ―ムおよびその製造方法 - Google Patents

軟質ポリウレタンフォ―ムおよびその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】(イ)水酸基数2、重量平均分子量200
0〜20000、エチレンオキシド含有量が5重量%以
上〜30重量%未満のポリエーテルポリオール、(ロ)
水酸基数3、重量平均分子量2000〜20000、エ
チレンオキシド含有量が5重量%以上〜30重量%未満
のポリエーテルポリオール、(ハ)水酸基数2〜4、重
量平均分子量2000〜10000、エチレンオキシド
含有量50重量%以上〜80重量%未満のポリエーテル
ポリオールを特定の組成範囲で含有するポリオールを用
いて軟質ポリウレタンフォームを製造する。 【効果】軽量で制振性に優れる軟質ポリウレタンフォー
ムが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軟質ポリウレタン
フォーム及びその製造方法に関するものである。詳しく
は、特定のエチレンオキシド含有量のポリエーテルポリ
オールを特定組成範囲で組み合わせて製造される軟質ポ
リウレタン及びその製造方法に関し、得られたポリウレ
タンは軽量で優れた制振性能を有するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ポリウレタンフォームを制振材
として使用する場合、フォーム単体では十分満足する制
振性能が得られないことが多く、その制振性を獲得する
ため、様々検討が行われてきている。例えば、特開平1
−275617号公報には、アスファルトを含有させた
ポリウレタンフォーム、また特開平2−084421号
公報には、炭酸カルシウムを使用するポリウレタンフォ
ームが開示されている。しかし、アスファルトや炭酸カ
ルシウムを含有するポリウレタンフォームは、成形機を
汚染する上、ポリウレタンフォームの重量が重くなる等
の問題がある。また、特開平6−184264号公報に
は、ポリオール成分として(A)平均官能基数2〜6、
平均当量数1000以上で全エチレンオキシド含有量が
50重量%以上のポリオキシアルキレンポリオール、
(B)平均官能基数2〜8、平均当量数500以下のポ
リヒドロキシ化合物、(C)平均官能基数2〜4、平均
当量数800以上で全エチレンオキシド含有量が50重
量%未満のポリオキシアルキレンポリオールの全てを必
須成分とする軟質ポリウレタンフォーム、また、特開平
5−186561号公報には、ポリオール成分として
(A)官能基数2〜4、平均当量数800〜3000で
全エチレンオキシド含有量が50重量%未満のポリオキ
シアルキレンポリオールおよび/またはそのエチレン性
不飽和モノマー変性体、(B)官能基数2〜8、平均当
量数30〜500のポリヒドロキシ化合物、(C)官能
基数2〜8、平均当量数1000〜3000で全エチレ
ンオキシド含有量が50重量%以上のポリオキシアルキ
レンポリオールの全てを必須成分とするポリウレタンフ
ォームが開示されている。しかし、平均当量数が500
以下のポリヒドロキシ化合物を使用するとフォームが硬
くなり、周波数100〜900Hz、特に250〜45
0Hzでの振動伝達率が悪化する等の問題がある。ま
た、特開平1−263110号公報には、ポリオール成
分として(A)官能基数2以上、水酸基価20〜60、
全エチレンオキシド含有量が5〜25重量%のポリエー
テル、(B)官能基数2以上、水酸基価150〜400
のポリエーテルまたはポリエステル、(C)官能基数2
以上、水酸基価20〜200、全エチレンオキシド含有
量が50重量%以上のポリエーテルの全てを必須成分と
するポリウレタンフォームが開示されている。しかし、
水酸基価150以上のポリエーテルを使用するとフォー
ムが硬くなり周波数100〜900Hz、特に250〜
450Hzでの振動伝達率が悪化する等の問題がある。
従って、上記したいずれの方法においても、ポリウレタ
ンフォーム単体で、十分満足できる制振性を有するポリ
ウレタンフォームを得ることは不可能であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題を
解決し、軽量で優れた制振性能を有する軟質ポリウレタ
ンフォームおよびその製造方法を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意検討した結果、特定の重量平均分子
量と特定のエチレンオキシド含有量を有するポリエーテ
ルポリオールと有機ポリイソシアネートを用いること
で、上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成
させるに至った。即ち、本発明は、活性水素化合物、有
機ポリイソシアネート組成物、発泡剤、架橋剤、整泡
剤、及び触媒必要に応じてその他の添加剤から得られる
軟質ポリウレタンフォームであって、該活性水素化合物
が、(イ)水酸基数2、重量平均分子量2000〜20
000、エチレンオキシド含有量が5重量%以上〜30
重量%未満のポリエーテルポリオール、(ロ)水酸基数
3、重量平均分子量2000〜20000、エチレンオ
キシド含有量が5重量%以上〜30重量%未満のポリエ
ーテルポリオール、(ハ)水酸基数2〜4、重量平均分
子量2000〜10000、エチレンオキシド含有量5
0重量%以上〜80重量%未満のポリエーテルポリオー
ルからなり、(イ)/(ロ)/(ハ)の混合重量比が2
0〜60/10〜50/10〜50の範囲にあることを
特徴とする軟質ポリウレタンフォームおよびその製造方
法に関するものであり、振動周波数500〜1000H
zにおける軟質ポリウレタンフォームの振動伝達率が−
10dB以下であり、及び/または振動周波数1Hz温
度−60〜60℃における軟質ポリウレタンフォームの
tanδが0.15以上であることを特徴とする軟質ポ
リウレタンフォームおよびその製造方法である。
【0005】即ち、本発明は、以下の(1)〜(6)を
提供するものである。 (1) 活性水素化合物、有機ポリイソシアネート組成
物、発泡剤、架橋剤、整泡剤、及び触媒から得られる軟
質ポリウレタンフォームであって、該活性水素化合物
が、(イ)水酸基数2、重量平均分子量2000〜20
000、エチレンオキシド含有量が5重量%以上〜30
重量%未満のポリエーテルポリオール、(ロ)水酸基数
3、重量平均分子量2000〜20000、エチレンオ
キシド含有量が5重量%以上〜30重量%未満のポリエ
ーテルポリオール、(ハ)水酸基数2〜4、重量平均分
子量2000〜10000、エチレンオキシド含有量5
0重量%以上〜80重量%未満のポリエーテルポリオー
ル、からなり、(イ)/(ロ)/(ハ)の混合重量比が
20〜60/10〜50/10〜50の範囲にあること
を特徴とする軟質ポリウレタンフォーム。 (2) 振動周波数500〜1000Hzにおける振動
伝達率が−10dB以下であることを特徴とする軟質ポ
リウレタンフォーム。 (3) 振動周波数1Hz温度−60〜60℃における
tanδが0.15以上であることを特徴とする(1)
ないし(2)記載の軟質ポリウレタンフォーム。 (4) 活性水素化合物、有機ポリイソシアネート組成
物、発泡剤、架橋剤、整泡剤、及び触媒から得られる軟
質ポリウレタンフォームであって、該活性水素化合物
が、(イ)水酸基数2、重量平均分子量2000〜20
000、エチレンオキシド含有量が5重量%以上〜30
重量%未満のポリエーテルポリオール、(ロ)水酸基数
3、重量平均分子量2000〜20000、エチレンオ
キシド含有量が5重量%以上〜30重量%未満のポリエ
ーテルポリオール、(ハ)水酸基数2〜4、重量平均分
子量2000〜10000、エチレンオキシド含有量5
0重量%以上〜80重量%未満のポリエーテルポリオー
ル、からなり、(イ)/(ロ)/(ハ)の混合重量比が
20〜60/10〜50/10〜50の範囲であること
を特徴とする軟質ポリウレタンフォームの製造方法。 (5) (4)記載の軟質ポリウレタンフォームの製造
方法であって、得られる軟質フォームの振動周波数50
0〜1000Hzにおける振動伝達率が−10dB以下
であることを特徴とする軟質ポリウレタンフォームの製
造方法。 (6) (4)ないし(5)記載の軟質ポリウレタンフ
ォームの製造方法であって、得られるポリウレタンフォ
ームの振動周波数1Hz温度−60〜60℃におけるt
anδが0.15以上であることを特徴とする軟質ポリ
ウレタンフォームの製造方法。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、更に詳細
に説明する。 (活性水素化合物)本発明の軟質ウレタンフォームの製
造に用いられる活性水素化合物とは、(イ)水酸基数
2、重量平均分子量2000〜20000、エチレンオ
キシド含有量が5重量%以上〜30重量%未満のポリエ
ーテルポリオール、(ロ)水酸基数3、重量平均分子量
2000〜20000、エチレンオキシド含有量が5重
量%以上〜30重量%未満のポリエーテルポリオール、
(ハ)水酸基数2〜4、重量平均分子量2000〜10
000、エチレンオキシド含有量50重量%以上〜80
重量%未満のポリエーテルポリオールからなる混合物で
あり、(イ)/(ロ)/(ハ)の混合重量比が20〜6
0/10〜50/10〜50の範囲にあるポリエーテル
ポリオールの混合物である。好ましくは(イ)のポリオ
ールが30〜60重量部であり、(ロ)のポリオールが
15〜50重量部であり、(ハ)のポリオールが12〜
50重量部である混合物であり、(イ)/(ロ)/
(ハ)の混合重量比が30〜60/15〜50/12〜
50の範囲に、より好ましくは(イ)のポリオールが3
0〜50重量部であり、(ロ)のポリオールが25〜4
0重量部であり、(ハ)のポリオールが15〜40重量
部である混合物であり、(イ)/(ロ)/(ハ)の混合
重量比が30〜50/25〜40/15〜40の範囲に
あるポリエーテルポリオールの混合物である。
【0007】フォームの硬化速度を向上させ、生産性を
高く保つには(イ)、(ロ)、(ハ)のポリエーテルポ
リオールの水酸基数が2以上であることが好ましい。、
振動伝達率を低く保つ為には水酸基数が4以下であるこ
とが好ましい。これは得られるフォームの架橋密度を比
較的低く保ちフォーム硬度を好ましい範囲に制御できる
ためと考えられる。また、フォームの振動伝達率を低く
保つには(イ)、(ロ)及び(ハ)のポリエーテルポリ
オールの重量平均分子量が2000以上とすることが好
ましい、これはフォームの架橋密度を比較的低く保ち、
フォーム硬度を適切な範囲に制御できる為と考えられ
る。作業効率の観点から(イ)、(ロ)の重量平均分子
量が20000以下、(ハ)の重量平均分子量が100
00以下であることがポリエーテルポリオールの粘度を
低く保てるため好ましい。
【0008】有機ポリイソシアネートとの反応性を向上
させ生産性をより高く維持するには(イ)と(ロ)のポ
リエーテルポリオールのエチレンオキシド含有量が5重
量%以上であることが好ましく、得られたフォームの収
縮を抑制または実質的に発生させないようにするには3
0重量%未満であることが好ましい。これはフォーム中
の独立気泡構造の発生を抑制または実質的に発生させな
くすることによると考えられる。振動周波数1Hz温度
−60〜60℃、特に20〜60℃における軟質ポリウ
レタンフォームのtanδを向上させるには(ハ)のポ
リエーテルポリオールのエチレンオキシド含有量が50
重量%以上であることが好ましく、作業効率の観点から
ポリエーテルポリオールのエチレンオキシド含有量が8
0重量%未満であることがポリエーテルポリオールの粘
度を低く保てるため好ましい。
【0009】また、得られるフォームの振動伝達率を低
く保つには(イ)と(ロ)と(ハ)からなる活性水素化
合物の(イ)の混合重量比が20以上でることが好まし
く、これはフォームの架橋密度を比較的低く保ち、フォ
ーム硬度を適切な範囲に制御できる為と考えられる。作
業効率の観点から(イ)の混合重量比が60以下とする
ことがフォームの硬化速度を高く維持し生産性を向上さ
せるので好ましい。フォームの硬化速度を高く維持し生
産性を向上させる観点から、(イ)と(ロ)と(ハ)か
らなる活性水素化合物の(ロ)の混合重量比が10以上
であることが好ましく、振動伝達率を低く保つ観点から
は(ロ)の混合重量比が50以下であることが好まし
い。これはフォームの架橋密度を比較的低く保ち、フォ
ーム硬度を適切な範囲に制御できる為と考えられる。振
動周波数1Hz温度−60〜60℃、特に20〜60℃
における軟質ポリウレタンフォームのtanδを大きく
保つ為に(イ)と(ロ)と(ハ)からなる活性水素化合
物の(ハ)の混合重量比が10以上であることが好まし
い。
【0010】(ポリエーテルポリオールの製造方法)こ
こで、(イ)のポリエーテルポリオールとは、水酸基数
2の開始剤に、従来の方法により二種類以上のアルキレ
ンオキシドを、重量平均分子量が2000〜20000
の範囲になるように付加されたものである。(ロ)のポ
リエーテルポリオールとは、水酸基数3の開始剤に、従
来の方法により二種類以上のアルキレンオキシドを、重
量平均分子量が2000〜20000の範囲になるよう
に付加されたものである。(ハ)のポリエーテルポリオ
ールとは、水酸基数2〜4の開始剤に、従来の方法によ
り二種類以上のアルキレンオキシドを、重量平均分子量
が2000〜10000の範囲になるように付加された
ものである。前記(イ)と(ロ)と(ハ)のポリエーテ
ルポリオールにおいて、水酸基数2〜4の開始剤として
は、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、
グリセリン、トリエチレングリコール、トリメチロール
プロパン、ペンタエリスリトール、ジグリセリン等が挙
げられ、(イ)と(ハ)又は(ロ)と(ハ)の開始剤は
それぞれ同一のものを用いても異なったものを用いても
よく、(ハ)は水酸基数2〜4の開始剤の混合物から得
られたものでもよく、この場合、少なくとも一部が
(イ)、(ロ)で用いられる開始剤と同じでもよい。上
記開始剤に付加するアルキレンオキシドとしては、例え
ばプロピレンオキシド、エチレンオキシド、ブチレンオ
キシド、スチレンオキシド等が挙げられる。
【0011】また、本発明の活性水素化合物は、上記ポ
リエーテルポリオール(イ)、(ロ)及び/又は(ハ)
の存在下にアクリロニトリル、スチレン等のエチレン性
不飽和化合物を(ラジカル)重合させ、ポリアクリロニ
トリル、ポリスチレン、またはそれらのコポリマー等が
上記ポリエーテルポリオールに分散させて得られるポリ
マー分散ポリオール、通称ポリマーポリオール(商品
名)も好適に使用できる。(イ)、(ロ)、(ハ)及び
それぞれの製造に用いられる開始剤、アルキレンオキシ
ドは上記のものが用いられるが本願発明の効果を阻害し
ない範囲で他の化合物を含有していてもよいことはいう
までもない。
【0012】(有機ポリイソシアネート組成物)本発明
で使用する有機ポリイソシアネート組成物とは、ジフェ
ニルメタンジイソシアネートとトリレンジイソシアネー
トの混合物であり、その組成比等は特に限定されるもの
ではなく、いかような比率でも使用可能である。上記し
た混合物としては、具体的には、例えば4,4’−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート(以下ジフェニルメタン
ジイソシアネートをMDIと記す)、2,4’−MD
I、2,2’−MDI、3核体以上のメチレン架橋ポリ
フェニルポリイソシアネート、2,4−及び/又は2,
6−トリレンジイソシアネート(以下トリレンジイソシ
アネートをTDIと記す)の混合物である。また、本発
明で使用するTDIは、その異性体比により本発明の効
果を阻害することはないが、中でもその異性体比として
は2,4−TDI/2,6−TDI=100/0〜65
/35の範囲内で含有するものが好ましい。また、本発
明の有機ポリイソシアネート組成物は、ポリオキシアル
キレンポリオールによりウレタン変性されたものであっ
ても良く、例えばカルボジイミド変性体を含んでいても
良い。
【0013】(発泡剤)本発明における発泡剤として
は、ウレタンフォームの製造に供することができるもの
であればいずれでもよいが、一般には水を使用する。こ
れら発泡剤は単独で使用してもよいが、複数を併用して
用いてもよい、例えば水と炭酸ガス、水とメタン、エタ
ン、プロパン等低沸点炭化水素類、水とフロン類等のを
併用することができる。使用する水の量は活性水素化合
物100重量部あたり2.0〜6.5重量部が好まし
く、更に好ましくは2.5〜6.0重量部である。軟質
ウレタンフォームの発泡倍率を比較的高く維持し、密度
を低く保つ観点から水が2.0重量部以上であることが
好ましく、軟質ポリウレタンフォームの硬化反応を良好
な範囲に保ち生産性をより高く維持して成形性を高める
のは6.5重量部以下であることが好ましい。
【0014】(架橋剤)本発明で使用する架橋剤として
は、その構造は特に限定されないが、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール等の多価アルコール、又はこ
れにアルキレンオキシドを少量付加したもの、ジエタノ
ールアミン、トリエタノールアミン等のアミン類、又は
これにアルキレンオキシドを少量付加したものを、単
独、又は混合して使用することができる。その使用量
は、活性水素化合物100重量部あたり0.1〜10重
量部である。更に好ましくは、0.5〜5重量部であ
る。フォームの表面のキュアー性を維持するには使用量
が0.1重量部以上であることが好ましく、軟質ウレタ
ンフォームの発泡倍率を比較的高く維持し、密度を低く
保つ観点から10重量部以下であることが好ましい。
【0015】(整泡剤)本発明で使用する整泡剤として
は、特に限定されるものではないが、具体的には、公知
の有機けい素系界面活性剤(ポリシロキサン−ポリオキ
シアルキレン共重合体)が挙げられ、例えば東レ・ダウ
コーニング社製のSRX−253、SRX−274C、
SF−2970、SF−2971、SF−2962、S
F−2969、日本ユニカー社製のL−5309、L−
5307、L−5305、L−3601、L−3600
等(いずれも商品名)が使用できる。その使用量として
は、活性水素化合物100重量部あたり0.1〜5重量
部であり、好ましくは0.1〜3重量部である。
【0016】(触媒)本発明で使用される触媒として
は、公知のものでよく特に限定されるものではないが、
具体的には、例えばトリエチレンジアミン、N−メチル
モルフォリン、N−エチルモルフォリン等のアミン系触
媒、オクチル酸錫、オレイン酸錫、ジブチル錫ジラウレ
ート等の有機金属系触媒がある。これらの触媒は単独、
又は混合して使用することができる。その使用量は、活
性水素化合物100重量部あたり0.001〜5重量部
であり、好ましくは0.1〜5重量部である。
【0017】(その他添加剤)本発明は必要に応じて、
難燃剤、着色剤、老化防止剤、抗酸化剤等のその他の添
加剤を使用することができる。
【0018】(軟質ポリウレタンフォームの製造方法)
本発明の軟質ポリウレタンフォームの製造方法として
は、特に限定されるものではないが、通常は活性水素化
合物、発泡剤、架橋剤、整泡剤、触媒、必要に応じてそ
の他の添加剤をあらかじめ混合し、レジンプレミックス
とした後、これと有機ポリイソシアネートとを所定の比
率で混合し、金型内に注入して反応及び発泡させる。そ
の際、レジンプレミックスと有機ポリイソシアネートと
の反応比率であるNCOインデックス(有機ポリイソシ
アネート中のイソシアネート基とレジンプレミックス中
の活性水素との当量比=NCO/H)は、0.6〜1.
0の範囲が好ましい。更に好ましくは0.7〜0.9の
範囲である。軟質ウレタンフォームの発泡倍率を比較的
高く維持し、密度を低く保つ観点やフォームのキュアー
性を好ましい範囲に保つ観点からNCOインデックスが
0.6以上であることが好ましい。また、振動伝達率を
低く保つにはNCOインデックスが1.0以下であるこ
とが好ましい。これはフォームの架橋密度を比較的低く
保ち、フォーム硬度を好ましい範囲に制御できる為と考
えられる。金型内に注入後、室温〜100℃の雰囲気下
に3〜30分放置して反応硬化させた後、金型から軟質
ポリウレタンフォームを取り出す。
【0019】(ポリエーテルポリオールの物性測定方
法) (水酸基数) :原料の開始剤の水酸基数をポリエーテ
ルポリオールの水酸基数とする。(重量平均分子量):
ポリエーテルポリオールの開始剤にたいするアルキレン
オキシドの付加モル数より算出する。 (エチレンオキシドの含有量) :原料のエチレンオキ
シド仕込みをポリエーテルポリオールのエチレンオキシ
ド含有量とする。 (軟質ポリウレタンフォームの物性評価方法)本発明に
より得られる軟質ポリウレタンフォームの制振性能を評
価する方法としては、例えば実際にフォームを使用した
官能評価試験もあるが、本発明ではフォームの振動伝達
率とtanδを測定することにより制振性能を評価する
ものである。
【0020】(振動伝達率の測定方法)本発明の軟質ポ
リウレタンフォームにおける振動伝達率とは、以下の方
法により測定、評価するものである。具体的には、即
ち、加振源の振動発生装置の上に厚さ1.6mmの鉄板
を乗せ、その上に厚さ20mmのフォーム、厚さ2mm
の塩化ビニル樹脂マットの順に乗せ、鉄板の下面と塩化
ビニル樹脂マットの上面に圧電式加速度ピックアップを
装着し、振動周波数10〜1000Hzで加振した。そ
れぞれのピックアップより得られた加速度をフーリエ変
換し、周波数応答関数を算出する。周波数応答関数は、
周波数と振動伝達率の関数として算出され、任意の周波
数に対応する振動伝達率によって制振性能を評価した。
なお、振動伝達率が低い程制振性能が優れていることを
示す。
【0021】(tanδの測定方法)また、本発明の軟
質フォームにおける振動周波数1Hz温度−60〜60
℃におけるtanδとは、以下の方法により測定、評価
するものである。具体的には、即ち、厚さ20mmの立
方体状のフォームを内径15.4mmのパラレルプレー
ト間に乗せて、振動周波数1Hzで温度−60から毎分
3℃の割合で60℃まで昇温する。その間、フォームに
1Hzの振動圧縮歪みを与えて、それによって生ずる応
力を測定することでtanδを算出する。測定およびt
anδの算出には、レオメトリックス社製の固体粘弾性
測定装置を用いた。なお、tanδが高い程制振性能が
優れていることを示す。
【0022】
【実施例】以下、本発明について実施例により説明する
が、本発明はこれらの実施例により何等制限されるもの
ではない。 (実験に用いたポリエーテルポリオール) ・ポリエーテルポリオールA:水酸基数=3 重量平均分子量=6000 エチレンオキシド含有量=14重量% ・ポリエーテルポリオールB:水酸基数=3 重量平均分子量=7000 エチレンオキシド含有量=50重量% ・ポリエーテルポリオールC:水酸基数=3 重量平均分子量=3300 エチレンオキシド含有量=60重量% ・ポリエーテルポリオールD:水酸基数=3 重量平均分子量=450 エチレンオキシド含有量=0重量% ・ポリエーテルポリオールE:水酸基数=2 重量平均分子量=3000 エチレンオキシド含有量=20重量% ・ポリエーテルポリオールF:水酸基数=2 重量平均分子量=3000 エチレンオキシド含有量=0重量%
【0023】[比較例1] (1)レジンプレミックスの調整 表1に示した組成の活性水素化合物の組成物100重量
部にイオン交換水3.0重量部、架橋剤(三井化学社
製、商品名KL−210)2.0重量部、整泡剤A(東
レ・ダウコーニングシリコーン社製、商品名:SF−2
971)0.5重量部、整泡剤B(日本ユニカー社製、
商品名:L−3601)0.5重量部、アミン触媒A
(活材ケミカル社製、商品名:MinicoL−102
0)0.8重量部、アミン触媒B(活材ケミカル社製、
商品名:TMDA)0.1重量部の割合で配合し、攪拌
混合したものをレジンプレミックスとした。
【0024】(2)有機ポリイソシアネート組成物の調
製 溶解された4,4’−MDIが50重量部と粗製MDI
が50重量部の混合物からなるポリメチレンポリフェニ
ルイソシアネート75重量部とTDI25重量部を混合
し、有機ポリイソシアネートを調製した。
【0025】(3)モールド発泡、振動伝達率及びta
nδの測定 レジンプレミックスと有機ポリイソシアネートを表1に
記載のNCOインデックスにて4秒間激しく攪拌混合
し、50±2℃に調節された500×500×20mm
の金型に投入する。混合反応液投入後、10分後にポリ
ウレタンフォームを金型より取出し、25℃に温調した
室内に24時間放置した後、振動伝達率とtanδを測
定した。結果を表1に示す。
【0026】[比較例2〜4]活性水素化合物の組成を
表1の通り変化させて実施した以外比較例1と同様にし
てモールド発泡を実施し、物性を評価した。得られた結
果を表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】比較例3:フォームのキュアー性が低下
し、良好な成形性が得られないため、フォーム物性を評
価することはできなかった。
【0029】[実施例1〜4]活性水素化合物の組成を
表2の通り変化させて実施した以外比較例1と同様にし
てモールド発泡を実施し、物性を評価した。得られた結
果を表2に示す。
【0030】
【表2】
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、軟質ポリウレタンフォ
ームおよびその製造方法として、(イ)水酸基数2、重
量平均分子量2000〜20000、エチレンオキシド
含有量が5重量%以上〜30重量%未満のポリエーテル
ポリオール、(ロ)水酸基数3、重量平均分子量200
0〜20000、エチレンオキシド含有量が5重量%以
上〜30重量%未満のポリエーテルポリオール、(ハ)
水酸基数2〜4、重量平均分子量2000〜1000
0、エチレンオキシド含有量50重量%以上〜80重量
%未満のポリエーテルポリオールからなり、(イ)/
(ロ)/(ハ)の混合重量比が20〜60/10〜50
/10〜50の範囲である活性水素化合物、有機ポリイ
ソシアネーを使用することにより、振動周波数500〜
1000Hzにおける振動伝達率が−10dB以下で、
かつ振動周波数1Hz温度−60〜60℃におけるta
nδが0.15以上の優れた制振性能を有する、軽量な
軟質ポリウレタンフォームおよびその製造方法を提供す
ることが可能となった。
【0032】また、当該軟質ポリウレタンフォームは、
フォーム単体で、また他のものと組み合わせて、制振材
用途に利用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笹岡 邦男 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 化学株式会社内 Fターム(参考) 4F074 AA80 AB01 BA32 BA34 BA35 BA36 BA53 BB10 BC05 BC15 CA23 DA24 DA40 4J034 CA04 CA05 CA13 CC03 DG03 DG04 DG05 DG14 HA01 HA02 HA07 HA14 HB06 HB07 HC12 HC52 HC64 HC67 HC71 KB02 NA03 NA05 NA08 QA02 QA05 QB15 QC01 RA11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】活性水素化合物、有機ポリイソシアネート
    組成物、発泡剤、架橋剤、整泡剤、触媒から得られる軟
    質ポリウレタンフォームであって、該活性水素化合物
    が、(イ)水酸基数2、重量平均分子量2000〜20
    000、エチレンオキシド含有量が5重量%以上〜30
    重量%未満のポリエーテルポリオール、(ロ)水酸基数
    3、重量平均分子量2000〜20000、エチレンオ
    キシド含有量が5重量%以上〜30重量%未満のポリエ
    ーテルポリオール、(ハ)水酸基数2〜4、重量平均分
    子量2000〜10000、エチレンオキシド含有量5
    0重量%以上〜80重量%未満のポリエーテルポリオー
    ル、からなり、(イ)/(ロ)/(ハ)の混合重量比が
    20〜60/10〜50/10〜50の範囲にあること
    を特徴とする軟質ポリウレタンフォーム。
  2. 【請求項2】振動周波数500〜1000Hzにおける
    振動伝達率が−10dB以下であることを特徴とする請
    求項1記載の軟質ポリウレタンフォーム。
  3. 【請求項3】振動周波数1Hz温度−60〜60℃にお
    けるtanδが0.15以上であることを特徴とする請
    求項1ないし2記載の軟質ポリウレタンフォーム。
  4. 【請求項4】活性水素化合物、有機ポリイソシアネート
    組成物、発泡剤、架橋剤、整泡剤、及び触媒から得られ
    る軟質ポリウレタンフォームを製造するに際し、該活性
    水素化合物が、(イ)水酸基数2、重量平均分子量20
    00〜20000、エチレンオキシド含有量が5重量%
    以上〜30重量%未満のポリエーテルポリオール、
    (ロ)水酸基数3、重量平均分子量2000〜2000
    0、エチレンオキシド含有量が5重量%以上〜30重量
    %未満のポリエーテルポリオール、(ハ)水酸基数2〜
    4、重量平均分子量2000〜10000、エチレンオ
    キシド含有量50重量%以上〜80重量%未満のポリエ
    ーテルポリオール、からなり、(イ)/(ロ)/(ハ)
    の混合重量比が20〜60/10〜50/10〜50の
    混合物を用いることを特徴とする軟質ポリウレタンフォ
    ームの製造方法。
  5. 【請求項5】得られる軟質ポリウレタンフォームが振動
    周波数500〜1000Hzにおける振動伝達率が−1
    0dB以下であることを特徴とする請求項4ないし5記
    載の軟質ポリウレタンフォームの製造方法。
  6. 【請求項6】得られる軟質ポリウレタンフォームの振動
    周波数1Hz温度−60〜60℃におけるtanδが
    0.15以上であることを特徴とする請求項4ないし5
    記載の軟質ポリウレタンフォームの製造方法。
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