JP2000211660A - ラップフィルム密着被覆用容器 - Google Patents
ラップフィルム密着被覆用容器Info
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Abstract
ができ、(2)容器本体と蓋とを密着被覆したラップフィ
ルムを破り易い、ラップフィルム密着被覆用容器を提供
すること。 【解決手段】 容器本体の開口部を蓋によって覆い、こ
の容器本体と蓋とをラップフィルムによって密着被覆さ
れるラップフィルム密着被覆用容器において、前記蓋の
外郭に沿って外側広幅フランジ部が形成されてなり、こ
の外側広幅フランジ部の内側に容器本体の開口部の内壁
に外側壁面が密着嵌合する深い溝部が形成されてなり、
この深い溝部の内側壁面に連接させ、前記外側広幅フラ
ンジ部とほぼ平面を形成する内側広幅平面部が形成され
てなることを特徴とする。 【効果】 上記課題が解決される。
Description
覆用容器に関する。さらにさらに詳しくは、食品類、総
菜類などが収納された容器本体を蓋によって覆い、この
蓋と容器本体とをラップフィルムによって密着被覆され
る包装容器であって、密着被覆されたラップフィルムを
容易に破ることができるラップフィルム密着被覆用容器
に関する。
品、サラダ、漬物、さしみ、その他の総菜などの副食
品、その他の食品などを収納するプラスチック製の食品
容器としては、種々の構造のものが知られている。これ
ら従来から知られている食品包装用容器は、容器本体に
食品を収納し、容器本体の開口部を蓋によって覆い、こ
の蓋と容器本体とをラップフィルムによって密着被覆し
たものが多い。この密着被覆は、外部から塵芥が侵入す
るのを防ぐ衛生予防上の配慮のほか、食品を容器本体に
収納したあと、製品の保管、輸送、店頭陳列などの段階
で、危険物などが混入されないようにする安全上の配慮
の目的でなされている。
覆い、この蓋と容器本体とをラップフィルムによって密
着被覆された容器入り食品を購入し内容物を食する際に
は、ラップフィルムを破ったりして取り除き、開蓋して
食品を食するのが普通である。しかし、密着被覆されて
相互に付着しているラップフィルムを剥がすこと容易で
はなく、また破るにしても伸縮性があるので容易なこと
ではない。
に鑑み、容器本体の開口部を蓋によって覆い、この蓋と
容器本体とをラップフィルムによって密着被覆されてな
る包装容器であって、ラップフィルムの破りやすい包装
容器を提供すべく鋭意検討の結果、蓋の構造を特定の形
状にすることによって解決できることを見出だし、本発
明を完成するに至ったものである。本発明の目的は、次
の通りである。1.容器本体の開口部を蓋によって塞ぐ
ことができる容器を提供すること。2.蓋と容器本体と
を密着被覆したラップフィルムを破り易いラップフィル
ム密着被覆用容器を提供すること。
に、本発明では、容器本体と蓋とより構成され、この容
器本体の開口部を蓋によって覆い、この蓋と容器本体と
をラップフィルムによって密着被覆されるラップフィル
ム密着被覆用容器において、前記蓋の外郭に沿って外側
広幅のフランジ部が形成されてなり、この広幅のフラン
ジ部の内側に容器本体の開口部の内壁に外側壁面が密着
嵌合する深い溝部が形成されてなり、この深い溝部の内
側壁面に連接させ、前記外側広幅のフランジ部とほぼ平
面を形成する内側広幅平面部が形成されてなることを特
徴とする、ラップフィルム密着被覆用容器を提供する。
本発明に係るラップフィルム密着被覆用容器は、容器本
体と蓋とより構成される。容器本体は側壁が上側開口部
ほど末広状に外側に広げられてなり、開口縁部に蓋体の
外周縁部を嵌合させる鍔部が形成されてなる構造のもの
である。上側開口部の形状には特に制限がなく、三角
形、四角形などの多角形、円形、楕円形などであっても
よい。容器本体の大きさには特に制限がないが、上側開
口部の最大径が5cm〜30cm、深さが2cm〜10cmの範
囲のものが好ましい。容器本体の材料は、プラスチック
シートが好ましいが、これに限られるものではなく、
紙、金属薄板などであってもよい。
器は、容器本体の開口部が蓋によって覆われる。開口部
を覆う蓋は、その外郭に沿って外側広幅のフランジ部が
形成されてなり、この広幅のフランジ部の内側に容器本
体の開口部の内壁に外側壁面が密着嵌合する深い溝部が
形成されてなり、この深い溝部の内側壁面に連接させ、
前記広幅のフランジ部とほぼ平面を形成する内側広幅平
面部が形成されてなる構造であることを必須とする。
をほぼ平面に形成することにより、深い溝部を挟んでラ
ップフィルムを双方に密着させて被覆することができ
る。外側広幅のフランジ部と内側広幅平面部とによって
形成される「ほぼ平面」とは、容器本体の底壁に平行な
平面に限定されるものではなく、若干の段差があっても
よく、容器本体の底壁に平行でなく傾斜しているがマク
ロに見ると平面を構成するものも含む意味である。外側
広幅のフランジ部と内側広幅平面部の幅は、容器本体の
大きさや蓋の材質、ラップフィルムの種類にもよるが、
5〜15mmの範囲で選ぶことができる。
広幅平面部との間に形成され、容器本体の開口部の内壁
に深い溝部の外側壁面が密着して、容器本体の開口部に
蓋を嵌合して固定するほか、密着被覆したラップフィル
ムを破る際に、ラップフィルム破損用具の案内溝として
機能する。深い溝部の深さは、余り深すぎると深い溝部
の壁面が薄くなりすぎて、容器本体の開口部に蓋を嵌合
して固定する際の強度が不足し、余り浅すぎるとラップ
フィルム破損用具がすぐに溝の底に接触してラップフィ
ルムを破ることができないので、いずれも好ましくな
い。深い溝部の幅は、余り狭いとこれを設けることが難
しくなり、余り広いラップフィルムの伸びしろがありす
ぎて、ラップフィルムを破ることができないので、いず
れも好ましくない。深い溝部の深さ、幅ともに5〜10
mmの範囲で選ぶのが好ましい。
蓋で覆い、両者を密着被覆したラップフィルムを、蓋に
密着させた状態で上記の深い溝部に沿ってラップフィル
ム破損用具または手の指に爪によって破るので、破る際
にラップフィルムが剥離しないように、ラップフィルム
は深い溝部を挟んで設けられた外側広幅のフランジ部と
内側広幅平面部の部分で強固に密着させる必要があるの
で、容器本体の開口部を覆う蓋は、ラップフィルムを密
着させるプラスチックシートで構成するのが好ましい。
このようなプラスチックシートとしては、充填剤や滑剤
などが配合されていないプラスチックシートが好まし
く、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリカーボネートなどが挙げられる。蓋は、これら
プラスチックシートから真空成形法によって容易に製造
することができる。
被覆するラップフィルムは粘着性に優れたものであれば
特に制限がなく、ポリ塩化ビニリデン系フィルム、ポリ
プロピレン系フィルム、ポリエチレン系フィルム、ポリ
アミド系フィルム、これらフィルムを積層した多層フィ
ルムなどが挙げられる。
器を実際に食品容器として使用する際には、容器本体の
収納部に食品などの物品を収納し、開口部を蓋で覆い、
両者をラップフィルムで密着被覆すればよい。密着被覆
したラップフィルム表面の適所に、ラップフィルム破損
用具を付着させておくのが好ましい。ラップフィルム破
損用具は、刃型と若干尖った部分を設けたプラスチック
製または厚紙製のハート型、爪型などの小片とし、両面
接着テープによって付着させておくのが好ましい。付着
させる位置は、蓋の商品を説明するラベルの近傍が好ま
しい。ラップフィルムを破る際には、指の爪をラップフ
ィルムの上から深い溝部に沿って押し付けて破ればよい
し、ラップフィルム破損用具を使用する際には、これを
付着された箇所から剥がし、ラップフィルムの上から尖
った部分を深い溝部に沿って押し付け破ればよい。
用容器を図面に基づいて詳細に説明するが、本発明はそ
の趣旨を超えない限り、以下の記載例に限定されるもの
ではない。
覆用容器の一例の平面図であり、図2は図1のII−II部
分での縦断面図であり、図3は他の例の部分拡大縦断面
図であり、図4は更に他の例の部分拡大縦断面図であ
る。
体、12、32、43は底壁、13、33、33は側壁
であり、14、34、44は開口部フランジであり、A
はラップフィルム破損用具である。15、35、45は
蓋であり、16、36、46は外側広幅のフランジ部、
17、37、47は深い溝部であり、18、38、48
は内側広幅平面部であり、Wはラップフィルムであり、
Bは製品ラベルまたはバーコードである。
ンジが単純にされ、容器本体の底壁に対して平行にされ
た例であり、外側広幅のフランジ部17と内側広幅平面
部18とは平面を形成しており、深い溝部17を覆うラ
ップフィルムWは緊張されてこれら両者に強固に密着さ
れるので、指の爪またはラップフィルム破損用具Aによ
って容易に破ることができる。図3は容器本体の開口部
フランジが若干複雑にされた例であり、深い溝部37を
覆うラップフィルムWが破り易いことは、図1、図2に
示した例と同様である。
体の底壁に対して平行にされていない例である。外側広
幅のフランジ部47と内側広幅平面部48とは、傾斜し
てはいるが平面を形成している。深い溝部47を覆うラ
ップフィルムWは緊張されてこれら両者に強固に密着さ
れるので、指の爪またはラップフィルム破損用具Aによ
って容易に破ることができる。
を奏し、その産業上の利用価値は極めて大である。 1.本発明に係るラップフィルム密着被覆用容器は、容
器本体の開口部を覆った蓋が特殊な構造にされてなるの
で、密着被覆したラップフィルムを容易に破ることがで
き、容器本体に被せた蓋を簡単に開けることができる。 2.本発明に係るラップフィルム密着被覆用容器は、容
器本体の開口部を覆った蓋が特殊な構造にされてなる
が、容器本体の開口部の内壁に深い溝部の外側壁面が密
着して、容器本体の開口部に蓋を嵌合して固定すること
ができるので、通常の嵌合容器としても使用することが
できる。 3.本発明に係るラップフィルム密着被覆用容器は、蓋
をラップフィルムが密着し易いプラスチックシートより
構成すると、ラップフィルムが蓋に強固に密着して剥離
し難いので、ラップフィルムを容易に破ることができ
る。 4.本発明に係るラップフィルム密着被覆用容器は、ラ
ップフィルム表面の適所にラップフィルム破損用具を付
着しておくと、ラップフィルムを容易に破ることができ
る。
の一例の平面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 容器本体と蓋とより構成され、この容器
本体の開口部を蓋によって覆い、この蓋と容器本体とを
ラップフィルムによって密着被覆されるラップフィルム
密着被覆用容器において、前記蓋の外郭に沿って外側広
幅のフランジ部が形成されてなり、この広幅のフランジ
部の内側に容器本体の開口部の内壁に外側壁面が密着嵌
合する深い溝部が形成されてなり、この深い溝部の内側
壁面に連接させ、前記外側広幅のフランジ部とほぼ平面
を形成する内側広幅平面部が形成されてなることを特徴
とする、ラップフィルム密着被覆用容器。 - 【請求項2】 蓋は、ラップフィルムが密着し易いプラ
スチックシートより構成されてなることを特徴とする、
請求項1に記載のラップフィルム密着被覆用容器。 - 【請求項3】 ラップフィルム表面の適所に、ラップフ
ィルム破損用具を付着されてなることを特徴とする、請
求項1または請求項2に記載のラップフィルム密着被覆
用容器。 - 【請求項4】 ラップフィルム破損用具が、プラスチッ
ク製または紙製の小片であることを特徴とする、請求項
3に記載のラップフィルム密着被覆用容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01515099A JP4376991B2 (ja) | 1999-01-25 | 1999-01-25 | ラップフィルム密着被覆容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01515099A JP4376991B2 (ja) | 1999-01-25 | 1999-01-25 | ラップフィルム密着被覆容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000211660A true JP2000211660A (ja) | 2000-08-02 |
JP4376991B2 JP4376991B2 (ja) | 2009-12-02 |
Family
ID=11880785
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01515099A Expired - Lifetime JP4376991B2 (ja) | 1999-01-25 | 1999-01-25 | ラップフィルム密着被覆容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4376991B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002211568A (ja) * | 2001-01-23 | 2002-07-31 | Hokkahokkatei:Kk | 食品包装容器 |
JP2010120657A (ja) * | 2008-11-17 | 2010-06-03 | Nitto Denko Corp | ブリスター包装体 |
JP2012086878A (ja) * | 2010-10-20 | 2012-05-10 | Cp Kasei Kk | 食品包装容器 |
-
1999
- 1999-01-25 JP JP01515099A patent/JP4376991B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002211568A (ja) * | 2001-01-23 | 2002-07-31 | Hokkahokkatei:Kk | 食品包装容器 |
JP2010120657A (ja) * | 2008-11-17 | 2010-06-03 | Nitto Denko Corp | ブリスター包装体 |
KR101681320B1 (ko) | 2008-11-17 | 2016-11-30 | 닛토덴코 가부시키가이샤 | 블리스터 패키지 |
JP2012086878A (ja) * | 2010-10-20 | 2012-05-10 | Cp Kasei Kk | 食品包装容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4376991B2 (ja) | 2009-12-02 |
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