JP2000211618A - シ―ル袋用計数供給装置 - Google Patents
シ―ル袋用計数供給装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動包装機の製袋スピードがアップしても、
一定数量のシール袋を後工程側へ正しく供給できるよう
に工夫したシール袋用計数供給装置を提供する。 【解決手段】 切離しカッター計数装置１によって計数
しながら切り離されてシール袋Ｆが落下する滑り台５の
途中に、第１と第２のストッパー装置６，７を上下に間
隔をあけて設け、切離しカッター計数装置１が目標数を
カウントアップすると第２ストッパー装置７が開いてシ
ール袋Ｆを後工程側へ送り、この第２ストッパー装置７
が開いている間だけ、第１ストッパー装置６が閉じて切
り離されて来るシール袋Ｆを一時的に係止する。
一定数量のシール袋を後工程側へ正しく供給できるよう
に工夫したシール袋用計数供給装置を提供する。 【解決手段】 切離しカッター計数装置１によって計数
しながら切り離されてシール袋Ｆが落下する滑り台５の
途中に、第１と第２のストッパー装置６，７を上下に間
隔をあけて設け、切離しカッター計数装置１が目標数を
カウントアップすると第２ストッパー装置７が開いてシ
ール袋Ｆを後工程側へ送り、この第２ストッパー装置７
が開いている間だけ、第１ストッパー装置６が閉じて切
り離されて来るシール袋Ｆを一時的に係止する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の粉末や液体
等（以下充填材料と言う）をヒートシーラを用いて連続
的に密封シールする自動包装機の技術分野に属するもの
であって、具体的には、連続的に密封シールされて送ら
れて来るシール袋を単体に切り離した後、これを一定数
量ずつ後工程側へ送り出すことができるように工夫した
シール袋用計数供給装置に関するものである。
等（以下充填材料と言う）をヒートシーラを用いて連続
的に密封シールする自動包装機の技術分野に属するもの
であって、具体的には、連続的に密封シールされて送ら
れて来るシール袋を単体に切り離した後、これを一定数
量ずつ後工程側へ送り出すことができるように工夫した
シール袋用計数供給装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】自動包装機のヒートシーラによって連続
的に密封シールされたシール袋を、切離しカッター装置
を用いて単体に切り離した後、これを箱詰めや袋詰めと
言った後工程に定量供給する場合は、切離しカッター装
置によって切り離されたシール袋を計数して、目標数に
達したらこれをまとめて後工程側へ送り出す計数供給装
置を用いる必要がある。
的に密封シールされたシール袋を、切離しカッター装置
を用いて単体に切り離した後、これを箱詰めや袋詰めと
言った後工程に定量供給する場合は、切離しカッター装
置によって切り離されたシール袋を計数して、目標数に
達したらこれをまとめて後工程側へ送り出す計数供給装
置を用いる必要がある。
【０００３】図４は、従来から使用されている上記計数
供給装置の一例を説明した構成図であって、図中、Ｆ…
は自動包装機のヒートシーラ（図示省略）によって連続
的に密封シールされたシール袋で、連続したシール袋Ｆ
…は固定刃２と回転軸３Ａに取付けた回転刃３とを備え
た切離しカッター計数装置１によって、各横シールＦＡ
の部分で単体に切り離され、且つ、その切り離した個数
を計数しながら下側の滑り台５に順番に落される仕組に
成っている。
供給装置の一例を説明した構成図であって、図中、Ｆ…
は自動包装機のヒートシーラ（図示省略）によって連続
的に密封シールされたシール袋で、連続したシール袋Ｆ
…は固定刃２と回転軸３Ａに取付けた回転刃３とを備え
た切離しカッター計数装置１によって、各横シールＦＡ
の部分で単体に切り離され、且つ、その切り離した個数
を計数しながら下側の滑り台５に順番に落される仕組に
成っている。
【０００４】また、上記滑り台５の途中には、上記切離
しカッター計数装置１によって切り離されながら計数さ
れたシール袋Ｆ…の数が目標数に達すると、そのカウン
トアップ信号によって上記滑り台５の通路を閉じ、その
後、上記箱詰め等の後工程側から後工程完了信号が送ら
れて来ると、再び滑り台５の通路を開いてシール袋Ｆを
後工程側へ送り出すことができるように構成した計数ス
トッパー装置１０が設けられている。
しカッター計数装置１によって切り離されながら計数さ
れたシール袋Ｆ…の数が目標数に達すると、そのカウン
トアップ信号によって上記滑り台５の通路を閉じ、その
後、上記箱詰め等の後工程側から後工程完了信号が送ら
れて来ると、再び滑り台５の通路を開いてシール袋Ｆを
後工程側へ送り出すことができるように構成した計数ス
トッパー装置１０が設けられている。
【０００５】なお、図４に於いて５Ａと５Ｂは滑り台５
の上下両端部、１０Ｓは回転軸１０Ｔによって開閉作動
する上記計数ストッパー装置１０のシャッター、８は滑
り台５を滑って落ちて来るシール袋Ｆを後工程側へ送り
込むベルトコンベヤを示す。
の上下両端部、１０Ｓは回転軸１０Ｔによって開閉作動
する上記計数ストッパー装置１０のシャッター、８は滑
り台５を滑って落ちて来るシール袋Ｆを後工程側へ送り
込むベルトコンベヤを示す。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上述した計数供給装置
によれば、予め設定した一定数のシール袋Ｆ…を一定の
間隔で後工程側へ送ることができるが、自動包装機の性
能がアップして製袋スピードが速くなると、上記計数ス
トッパー装置１０のシャッター１０Ｓが同じ時間閉じて
いる場合であっても、製袋スピードが速くなった分だけ
シャッター１０Ｓに係止されて溜まるシール袋Ｆ…の数
が多くなってしまい、これを溜めるための貯溜スペース
をシャッター１０Ｓの位置を下げたり広げたりして設け
る必要が生じて、在来の計数供給装置では対応しきれな
い問題が発生していた。
によれば、予め設定した一定数のシール袋Ｆ…を一定の
間隔で後工程側へ送ることができるが、自動包装機の性
能がアップして製袋スピードが速くなると、上記計数ス
トッパー装置１０のシャッター１０Ｓが同じ時間閉じて
いる場合であっても、製袋スピードが速くなった分だけ
シャッター１０Ｓに係止されて溜まるシール袋Ｆ…の数
が多くなってしまい、これを溜めるための貯溜スペース
をシャッター１０Ｓの位置を下げたり広げたりして設け
る必要が生じて、在来の計数供給装置では対応しきれな
い問題が発生していた。
【０００７】加えて、製袋スピードが例えば１００袋／
分〜５００袋／分のようにアップすると、切離しカッタ
ー計数装置１１がカウントアップした最後のシール袋Ｆ
と、次のカウントを始める最初のシール袋Ｆとの時間間
隔が、上記１００袋／分の場合で０．６秒、５００袋／
分の場合で０．１２秒と非常に短くなるため、カウント
アップ前後のシール袋Ｆが混ざって計数にバラツキが発
生する問題があり、特に、シャッター１０Ｓの取付け位
置を滑り台５の下側に移動して貯溜スペースを広げたよ
うな場合には、切り離し後にシール袋Ｆがシャッター１
０Ｓに到達する迄に可成りの時間が掛って、カウントア
ップ後のシール袋Ｆが紛れ込む可能性が高いため、計数
のバラツキを更に助長して、後工程へ一定数のシール袋
Ｆを供給できなくなる問題があった。
分〜５００袋／分のようにアップすると、切離しカッタ
ー計数装置１１がカウントアップした最後のシール袋Ｆ
と、次のカウントを始める最初のシール袋Ｆとの時間間
隔が、上記１００袋／分の場合で０．６秒、５００袋／
分の場合で０．１２秒と非常に短くなるため、カウント
アップ前後のシール袋Ｆが混ざって計数にバラツキが発
生する問題があり、特に、シャッター１０Ｓの取付け位
置を滑り台５の下側に移動して貯溜スペースを広げたよ
うな場合には、切り離し後にシール袋Ｆがシャッター１
０Ｓに到達する迄に可成りの時間が掛って、カウントア
ップ後のシール袋Ｆが紛れ込む可能性が高いため、計数
のバラツキを更に助長して、後工程へ一定数のシール袋
Ｆを供給できなくなる問題があった。
【０００８】更に上記従来の計数供給装置では、連続シ
ールされたシール袋Ｆを切り離すカッターとして、回転
刃３を用いた回転式のカッターが用いられているため、
切り離し時にこの回転刃３の回転作用を受けて切り離さ
れたシール袋Ｆが左右に振れて、滑り台５に落ちる位置
にバラツキが生じてしまい、その結果、シャッター１０
Ｓに到達する迄の時間が不均一になって、後工程へ送る
シール袋Ｆの数にバラツキが発生する問題があり、ま
た、この計数のバラツキは自動包装機の製袋スピードの
アップによって回転刃３の回転速度が速くなると益々助
長されることになるから、このことが原因で自動包装機
の高速化が制限される問題もあった。
ールされたシール袋Ｆを切り離すカッターとして、回転
刃３を用いた回転式のカッターが用いられているため、
切り離し時にこの回転刃３の回転作用を受けて切り離さ
れたシール袋Ｆが左右に振れて、滑り台５に落ちる位置
にバラツキが生じてしまい、その結果、シャッター１０
Ｓに到達する迄の時間が不均一になって、後工程へ送る
シール袋Ｆの数にバラツキが発生する問題があり、ま
た、この計数のバラツキは自動包装機の製袋スピードの
アップによって回転刃３の回転速度が速くなると益々助
長されることになるから、このことが原因で自動包装機
の高速化が制限される問題もあった。
【０００９】従って本発明の技術的課題は、自動包装機
の製袋スピードがアップしても、一定数量のシール袋を
後工程側へ正しく供給できるように工夫したシール袋用
計数供給装置を提供することである。
の製袋スピードがアップしても、一定数量のシール袋を
後工程側へ正しく供給できるように工夫したシール袋用
計数供給装置を提供することである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために本発明で講じた手段は以下の如くである。
するために本発明で講じた手段は以下の如くである。
【００１１】切離しカッター装置が切り離すシール袋の
数を、計数装置によって計数しながら、決められた目標
数のシール袋を下側の滑り台を滑らせて後工程側へ送り
出すように構成したシール袋用計数供給装置であって、
数を、計数装置によって計数しながら、決められた目標
数のシール袋を下側の滑り台を滑らせて後工程側へ送り
出すように構成したシール袋用計数供給装置であって、
【００１２】（１） 上記滑り台の途中に上下に間隔を
あけてシール袋の滑動を一時係止することができる第１
ストッパー装置と第２ストッパー装置を設けて、下側の
第２ストッパー装置の開閉作動を、上記の計数装置が目
標数をカウントアップする迄閉じてシール袋を係止し、
カウントアップすると開いて係止していたシール袋を後
工程側へ送り出すと共に、後工程の作業が完了すると再
び閉じるように制御する一方、上側の第１ストッパー装
置の開閉作動を、上記第２ストッパー装置が開いている
間だけ閉じてシール袋を係止し、他の間は開いてシール
袋を通過させるように制御せしめること。（請求項１）
あけてシール袋の滑動を一時係止することができる第１
ストッパー装置と第２ストッパー装置を設けて、下側の
第２ストッパー装置の開閉作動を、上記の計数装置が目
標数をカウントアップする迄閉じてシール袋を係止し、
カウントアップすると開いて係止していたシール袋を後
工程側へ送り出すと共に、後工程の作業が完了すると再
び閉じるように制御する一方、上側の第１ストッパー装
置の開閉作動を、上記第２ストッパー装置が開いている
間だけ閉じてシール袋を係止し、他の間は開いてシール
袋を通過させるように制御せしめること。（請求項１）
【００１３】（２） 第１ストッパー装置を、なるべく
切離しカッター装置の下側近くに設けること。（請求項
２）
切離しカッター装置の下側近くに設けること。（請求項
２）
【００１４】（３） 上記の切離しカッター装置とし
て、固定刃と回転刃とから成る回転式カッターを用いる
と共に、上記の回転刃を取付けた回転軸に、回転刃の回
転半径よりも少し小径の円形を成す回転ガイド体を取付
け、上記固定刃の下側には、反対側の回転ガイド体との
間にシール袋が通過する間隔をあけて振れ止め防止用の
固定ガイドを設けること。（請求項３）
て、固定刃と回転刃とから成る回転式カッターを用いる
と共に、上記の回転刃を取付けた回転軸に、回転刃の回
転半径よりも少し小径の円形を成す回転ガイド体を取付
け、上記固定刃の下側には、反対側の回転ガイド体との
間にシール袋が通過する間隔をあけて振れ止め防止用の
固定ガイドを設けること。（請求項３）
【００１５】 上記（１）で述べた請求項１に係る手
段によれば、切離しカッター装置の計数装置が決められ
た目標数をカウントアップすると、第２ストッパー装置
が開いて今迄溜めていたシール袋と、上記カウントアッ
プされた最後のシール袋を後工程側に送り込み、また、
第２ストッパー装置が開くと第１ストッパー装置が閉じ
てカウントアップ後のシール袋を一時的に溜め込むた
め、カウントアップ後のシール袋がカウントアップ前の
シール袋に紛れ込むことがなく、常に一定数（目標数）
のシール袋を後工程側に送ることを可能にする。
段によれば、切離しカッター装置の計数装置が決められ
た目標数をカウントアップすると、第２ストッパー装置
が開いて今迄溜めていたシール袋と、上記カウントアッ
プされた最後のシール袋を後工程側に送り込み、また、
第２ストッパー装置が開くと第１ストッパー装置が閉じ
てカウントアップ後のシール袋を一時的に溜め込むた
め、カウントアップ後のシール袋がカウントアップ前の
シール袋に紛れ込むことがなく、常に一定数（目標数）
のシール袋を後工程側に送ることを可能にする。
【００１６】また、後工程終了後は、第２ストッパー装
置が閉じて第１ストッパー装置が開くため、再び目標数
のシール袋を第２ストッパー装置に溜めることができる
ものであって、自動包装機の製袋スピードのアップにも
充分に追従することができ、且つ、第１ストッパー装置
は第２ストッパー装置が開いている時間だけ閉じていれ
ば良いため、シール袋を溜めるためのスペースも小さく
造ることができるので、装置全体をコンパクトに造るこ
とを可能にする。
置が閉じて第１ストッパー装置が開くため、再び目標数
のシール袋を第２ストッパー装置に溜めることができる
ものであって、自動包装機の製袋スピードのアップにも
充分に追従することができ、且つ、第１ストッパー装置
は第２ストッパー装置が開いている時間だけ閉じていれ
ば良いため、シール袋を溜めるためのスペースも小さく
造ることができるので、装置全体をコンパクトに造るこ
とを可能にする。
【００１７】 上記（２）で述べた請求項２に係る手
段によれば、以上の説明から明らかなように第１ストッ
パー装置の溜め込みスペースを小さくできるため、これ
をなるべく切離しカッター装置の下側近くに設けて距離
を短くすることを可能と成し、その結果、計数装置がカ
ウントアップ後に即座に第１ストッパー装置を閉じるよ
うにしても、その間にカウントアップした最後のシール
袋を確実に通過させて、第１ストッパー装置が係止しな
いようにすることができるものであって、従って、自動
包装機の製袋スピードをアップした場合でも、常に目標
数のシール袋を正しく後工程側に送り込むことを可能に
する。
段によれば、以上の説明から明らかなように第１ストッ
パー装置の溜め込みスペースを小さくできるため、これ
をなるべく切離しカッター装置の下側近くに設けて距離
を短くすることを可能と成し、その結果、計数装置がカ
ウントアップ後に即座に第１ストッパー装置を閉じるよ
うにしても、その間にカウントアップした最後のシール
袋を確実に通過させて、第１ストッパー装置が係止しな
いようにすることができるものであって、従って、自動
包装機の製袋スピードをアップした場合でも、常に目標
数のシール袋を正しく後工程側に送り込むことを可能に
する。
【００１８】 上記（３）で述べた請求項３に係る手
段によれば、回転刃が回転して固定刃との間でシール袋
を切り離す時に、両側に設けた回転ガイド体と固定ガイ
ドとが切り離されるシール袋の振れを抑えるため、切り
離したシール袋を安定した状態で下側滑り台上の同じ位
置に落下させて、計数のバラツキを無くすことができる
ものであって、従って、常に一定数のシール袋を後工程
側へ送ることができると共に、自動包装機の製袋スピー
ドをアップして回転刃の回転速度、即ち、切り離し速度
が速くなった場合でも、切り離したシール袋を滑り台上
の同じ位置に落下させて計数のバラツキを無くすことが
できるため、自動包装機の高速化を可能にすることがで
きる。
段によれば、回転刃が回転して固定刃との間でシール袋
を切り離す時に、両側に設けた回転ガイド体と固定ガイ
ドとが切り離されるシール袋の振れを抑えるため、切り
離したシール袋を安定した状態で下側滑り台上の同じ位
置に落下させて、計数のバラツキを無くすことができる
ものであって、従って、常に一定数のシール袋を後工程
側へ送ることができると共に、自動包装機の製袋スピー
ドをアップして回転刃の回転速度、即ち、切り離し速度
が速くなった場合でも、切り離したシール袋を滑り台上
の同じ位置に落下させて計数のバラツキを無くすことが
できるため、自動包装機の高速化を可能にすることがで
きる。
【００１９】以上の如くであるから、上記（１）〜
（３）の手段によって上述した技術的課題を解決して、
前記従来の技術の問題点を解消することができる。
（３）の手段によって上述した技術的課題を解決して、
前記従来の技術の問題点を解消することができる。
【００２０】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係るシール袋用計
数供給装置の実施例を図面と共に説明すると、図１は切
り離したシール袋を溜めている状態を示した本発明の構
成図、図２は溜めたシール袋を後工程へ送り出している
状態を示した本発明の構成図であって、これ等の図面に
於いて、前記図４で説明した従来装置を構成する部材と
同じ部材は同じ符号を付してその説明を省略し、ここで
は本発明独自の構成に付いてのみを説明することにす
る。
数供給装置の実施例を図面と共に説明すると、図１は切
り離したシール袋を溜めている状態を示した本発明の構
成図、図２は溜めたシール袋を後工程へ送り出している
状態を示した本発明の構成図であって、これ等の図面に
於いて、前記図４で説明した従来装置を構成する部材と
同じ部材は同じ符号を付してその説明を省略し、ここで
は本発明独自の構成に付いてのみを説明することにす
る。
【００２１】図中、符号６と７で夫々全体的に示したの
は、滑り台５に沿って上下に間隔をあけて設けた第１ス
トッパー装置と第２ストッパー装置であって、第１スト
ッパー装置６はなるべく切離しカッター計数装置１の下
側位置に近ずけて設けられている。
は、滑り台５に沿って上下に間隔をあけて設けた第１ス
トッパー装置と第２ストッパー装置であって、第１スト
ッパー装置６はなるべく切離しカッター計数装置１の下
側位置に近ずけて設けられている。
【００２２】６Ｓと７Ｓは滑り台５の通路を開閉する上
記各ストッパー装置６，７のシャッター、６Ｔ，７Ｔは
これ等各シャッター６Ｓ，７Ｓを取付けた回転軸で、こ
の回転軸６Ｔ，７Ｔをモータやシリンダー等の駆動手段
（図示省略）で作動することにより、上記の各シャッタ
ー６Ｓ，７Ｓを開閉作動して、回転刃３の回転によって
切り離されて滑り台５の面を滑り落ちて来るシール袋Ｆ
を途中で一時係止したり、この係止を解いて下側のベル
トコンベヤ８に落下させることができるように構成され
ている。
記各ストッパー装置６，７のシャッター、６Ｔ，７Ｔは
これ等各シャッター６Ｓ，７Ｓを取付けた回転軸で、こ
の回転軸６Ｔ，７Ｔをモータやシリンダー等の駆動手段
（図示省略）で作動することにより、上記の各シャッタ
ー６Ｓ，７Ｓを開閉作動して、回転刃３の回転によって
切り離されて滑り台５の面を滑り落ちて来るシール袋Ｆ
を途中で一時係止したり、この係止を解いて下側のベル
トコンベヤ８に落下させることができるように構成され
ている。
【００２３】また、以上の如く構成した第１と第２の各
ストッパー装置６，７は、切離しカッター計数装置１が
目標数をカウントアップすると、図２の如く先ずそのカ
ウントアップ信号によって第２ストッパー装置７のシャ
ッター７Ｓを開いて、今迄溜めていたシール袋Ｆ…とカ
ウントアップした最後のシール袋Ｆをコンベヤベルト８
側に落して、後工程側に送り込む一方、このシャッター
７Ｓの開動に合せて第１ストッパー装置６のシャッター
６Ｓが閉じて、カウントアップ後に切り離されて落ちて
来るシール袋Ｆを一時係止して溜め込む仕組に成ってい
る。
ストッパー装置６，７は、切離しカッター計数装置１が
目標数をカウントアップすると、図２の如く先ずそのカ
ウントアップ信号によって第２ストッパー装置７のシャ
ッター７Ｓを開いて、今迄溜めていたシール袋Ｆ…とカ
ウントアップした最後のシール袋Ｆをコンベヤベルト８
側に落して、後工程側に送り込む一方、このシャッター
７Ｓの開動に合せて第１ストッパー装置６のシャッター
６Ｓが閉じて、カウントアップ後に切り離されて落ちて
来るシール袋Ｆを一時係止して溜め込む仕組に成ってい
る。
【００２４】従って、後工程側には目標数のシール袋Ｆ
が必ず定数供給され、その後、箱詰め等の後工程が終了
すると、その完了信号を受けて図１の如く第２ストッパ
ー装置７のシャッター７Ｓが閉じ、反対に第１ストッパ
ー装置６のシャッター６Ｓが開いて、カウントアップ後
に溜めたシール袋Ｆ…を第２ストッパー装置７側に送り
込むと共に、引続き切り離されて来るシール袋Ｆをカウ
ントアップされる迄第２ストッパー装置７に溜め込むよ
うに構成されている。
が必ず定数供給され、その後、箱詰め等の後工程が終了
すると、その完了信号を受けて図１の如く第２ストッパ
ー装置７のシャッター７Ｓが閉じ、反対に第１ストッパ
ー装置６のシャッター６Ｓが開いて、カウントアップ後
に溜めたシール袋Ｆ…を第２ストッパー装置７側に送り
込むと共に、引続き切り離されて来るシール袋Ｆをカウ
ントアップされる迄第２ストッパー装置７に溜め込むよ
うに構成されている。
【００２５】尚、上記第１、第２の各ストッパー装置
６，７の開閉作動は、マイクロコンピュータ等の制御装
置（図示省略）によって制御されるものであるが、次に
その処理手順を図３に示したフローチャートに従って説
明する。
６，７の開閉作動は、マイクロコンピュータ等の制御装
置（図示省略）によって制御されるものであるが、次に
その処理手順を図３に示したフローチャートに従って説
明する。
【００２６】始めのステップＳ１で切離しカッター計数
装置１の回転刃３が回転して、固定刃２との間でシール
袋Ｆを切り離すと、ステップＳ２に進んで固定刃２の回
転から切り離し数をカウントし、次のステップＳ３で目
標数をカウントアップしたか否かが判定され、カウント
アップした場合のみ次のステップＳ４に進む。
装置１の回転刃３が回転して、固定刃２との間でシール
袋Ｆを切り離すと、ステップＳ２に進んで固定刃２の回
転から切り離し数をカウントし、次のステップＳ３で目
標数をカウントアップしたか否かが判定され、カウント
アップした場合のみ次のステップＳ４に進む。
【００２７】ステップＳ４では第２ストッパー装置７の
シャッター７Ｓが開かれてシール袋Ｆの通過を可能と成
し、次いで、ステップＳ５に進んで第１ストッパー装置
６のシャッター６Ｓを閉じて、カウントアップした次の
シール袋Ｆから順番にこれを一時的に溜め込む。
シャッター７Ｓが開かれてシール袋Ｆの通過を可能と成
し、次いで、ステップＳ５に進んで第１ストッパー装置
６のシャッター６Ｓを閉じて、カウントアップした次の
シール袋Ｆから順番にこれを一時的に溜め込む。
【００２８】尚、上記第１ストッパー装置６のシャッタ
ー６Ｓは、カウントアップしたシール袋Ｆが完全に通過
した後で閉じるように予めタイミング調整されている
が、切離しカッター計数装置１からカウントアップ信号
を受けてシャッター６Ｓを閉じるようにすれば、自動包
装機の製袋スピードが速く、これに合せて回転刃３も高
速回転して切り離しを速いスピードで行なうため、切り
離されたシール袋Ｆも速いスピードで滑り台５を滑り落
ちて、上記シャッター６Ｓに係止されることなく後工程
側に供給することができる。
ー６Ｓは、カウントアップしたシール袋Ｆが完全に通過
した後で閉じるように予めタイミング調整されている
が、切離しカッター計数装置１からカウントアップ信号
を受けてシャッター６Ｓを閉じるようにすれば、自動包
装機の製袋スピードが速く、これに合せて回転刃３も高
速回転して切り離しを速いスピードで行なうため、切り
離されたシール袋Ｆも速いスピードで滑り台５を滑り落
ちて、上記シャッター６Ｓに係止されることなく後工程
側に供給することができる。
【００２９】次のステップＳ６では後工程が完了したか
否かが判定され、完了した場合（完了信号を受けた場
合）は、次のステップＳ７に進んで再び第２ストッパー
装置７のシャッター７Ｓを閉じ、次いで、ステップＳ８
に進んで第１ストッパー装置６のシャッター６Ｓを開い
た状態、即ち、図１に示した当初の溜め込み状態に戻し
て、シール袋Ｆの切り離しと計数を続ける。
否かが判定され、完了した場合（完了信号を受けた場
合）は、次のステップＳ７に進んで再び第２ストッパー
装置７のシャッター７Ｓを閉じ、次いで、ステップＳ８
に進んで第１ストッパー装置６のシャッター６Ｓを開い
た状態、即ち、図１に示した当初の溜め込み状態に戻し
て、シール袋Ｆの切り離しと計数を続ける。
【００３０】尚、図１と図２に於いて、４Ａと４Ｂは上
記固定刃２の下側と、回転刃３の回転軸３Ａに設けた固
定ガイドと回転ガイド体で、この回転ガイド体４Ｂは回
転刃３の回転半径よりも少し小径の円形状を成すように
構成されていて、対向する固定ガイド４Ａとの間で切り
離し時のシール袋Ｆの左右への振れを防止して、切り離
されたシール袋Ｆを常に滑り台５上の同じ位置に落下さ
せる仕組に成っている。
記固定刃２の下側と、回転刃３の回転軸３Ａに設けた固
定ガイドと回転ガイド体で、この回転ガイド体４Ｂは回
転刃３の回転半径よりも少し小径の円形状を成すように
構成されていて、対向する固定ガイド４Ａとの間で切り
離し時のシール袋Ｆの左右への振れを防止して、切り離
されたシール袋Ｆを常に滑り台５上の同じ位置に落下さ
せる仕組に成っている。
【００３１】従って、シール袋Ｆの落下位置が安定する
ため、計数のバラツキを無くして常に一定数のシール袋
Ｆを後工程へ送ることが可能にする。
ため、計数のバラツキを無くして常に一定数のシール袋
Ｆを後工程へ送ることが可能にする。
【００３２】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明に係るシール袋
用計数供給装置によれば、切り離したシール袋の計数の
バラツキを無くし、常に一定数のシール袋を安定した状
態で後工程側へ送ることができるため、箱詰め等の後工
程を正しく行なうことができると共に、自動包装機の高
速化に対応できる利点を発揮することができる。
用計数供給装置によれば、切り離したシール袋の計数の
バラツキを無くし、常に一定数のシール袋を安定した状
態で後工程側へ送ることができるため、箱詰め等の後工
程を正しく行なうことができると共に、自動包装機の高
速化に対応できる利点を発揮することができる。
【図１】本発明に係るシール袋用計数供給装置のシール
袋溜め込み時の状態を説明した構成図である。
袋溜め込み時の状態を説明した構成図である。
【図２】同じく本発明のシール袋供給時の状態を説明し
た構成図である。
た構成図である。
【図３】本発明によるシール袋の計数供給の処理手順を
説明したフローチャートである。
説明したフローチャートである。
【図４】従来の装置を説明した構成図である。
Ｆ シール袋 １ 切離しカッター計数装置 ２ 固定刃 ３ 回転刃 ４Ａ 固定ガイド ４Ｂ 回転ガイド体 ５ 滑り台 ６ 第１ストッパー装置 ６Ｓ シャッター ７ 第２ストッパー装置 ７Ｓ シャッター
Claims (3)
- 【請求項１】 切離しカッター装置が切り離すシール袋
の数を、計数装置によって計数しながら、決められた目
標数のシール袋を下側の滑り台を滑らせて後工程側へ送
り出すように構成したシール袋用計数供給装置であっ
て、 上記滑り台の途中に上下に間隔をあけてシール袋の滑動
を一時係止することができる第１ストッパー装置と第２
ストッパー装置を設けて、下側の第２ストッパー装置の
開閉作動を、上記の計数装置が目標数をカウントアップ
する迄閉じてシール袋を係止し、カウントアップすると
開いて係止していたシール袋を後工程側へ送り出すと共
に、後工程の作業が完了すると再び閉じるように制御す
る一方、上側の第１ストッパー装置の開閉作動を、上記
第２ストッパー装置が開いている間だけ閉じてシール袋
を係止し、他の間は開いてシール袋を通過させるように
制御せしめることを特徴とするシール袋用計数供給装
置。 - 【請求項２】 第１ストッパー装置を、なるべく切離し
カッター装置の下側近くに設けたことを特徴とする請求
項１記載のシール袋用計数供給装置。 - 【請求項３】 切離しカッター装置が切り離すシール袋
の数を、計数装置によって計数しながら、決められた目
標数のシール袋を下側の滑り台を滑らせて後工程側へ送
り出すように構成したシール袋用計数供給装置であっ
て、 上記の切離しカッター装置として、固定刃と回転刃とか
ら成る回転式カッターを用いると共に、上記の回転刃を
取付けた回転軸に、回転刃の回転半径よりも少し小径の
円形を成す回転ガイド体を取付け、上記固定刃の下側に
は、反対側の回転ガイド体との間にシール袋が通過する
間隔をあけて振れ止め防止用の固定ガイドを設けたこと
を特徴とするシール袋用計数供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11014992A JP2000211618A (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | シ―ル袋用計数供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11014992A JP2000211618A (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | シ―ル袋用計数供給装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000211618A true JP2000211618A (ja) | 2000-08-02 |
Family
ID=11876446
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11014992A Pending JP2000211618A (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | シ―ル袋用計数供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000211618A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008285203A (ja) * | 2007-05-17 | 2008-11-27 | Sanko Kikai Kk | 物品計数搬出装置 |
| JP2009234613A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Sanko Kikai Kk | 縦型多列自動包装機の包装体排出装置 |
| CN102303729A (zh) * | 2011-08-26 | 2012-01-04 | 上海宏曲电子科技有限公司 | 管状材料包装的倾斜式出货装置 |
| CN102320395A (zh) * | 2011-08-26 | 2012-01-18 | 上海宏曲电子科技有限公司 | 管状材料包装的移接式出货装置 |
| CN102490946A (zh) * | 2011-12-15 | 2012-06-13 | 常州市银鹭数控刀具厂 | 包装机传送装置 |
| KR200470761Y1 (ko) | 2012-11-30 | 2014-01-09 | (주)아모레퍼시픽 | 화장품 용기의 반제품박스 자동공급 장치 |
| CN104859900A (zh) * | 2015-05-26 | 2015-08-26 | 张家港建辰机械科技有限公司 | 一种袋装货品计数装置 |
| CN110789964A (zh) * | 2019-11-12 | 2020-02-14 | 湖南大用智能科技有限公司 | 物料计数系统 |
-
1999
- 1999-01-22 JP JP11014992A patent/JP2000211618A/ja active Pending
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| CN110789964A (zh) * | 2019-11-12 | 2020-02-14 | 湖南大用智能科技有限公司 | 物料计数系统 |
| CN110789964B (zh) * | 2019-11-12 | 2021-06-18 | 湖南大用智能科技有限公司 | 物料计数系统 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081216 |
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| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090127 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090804 |