JP2000211125A - インクジェット式記録ヘッド - Google Patents
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Abstract
高め、クロストークも防止する。 【解決手段】 圧電素子1を支持し収納空部5の内壁表
面9に接合される固定基台34を、高い剛性を有し低線
膨張率を有するタングステン合金によって構成する。こ
の固定基台を、収納空部5の内壁表面9の先端まで延在
させ、この延出部分と収納空部の内壁部分とを一体化
し、内壁部分の過度な収縮を防止し、記録ヘッドの構造
上の信頼性を高める。また、固定基台によって圧電素子
からの反力を受け止め、クロストークを防止する。
Description
ース内部に形成した収納空部内に、圧力源となる圧電素
子を配設したインクジェット式記録ヘッドに関する。
は、先端面に流路ユニットを接合可能なヘッドケースを
備えている。このヘッドケースは、樹脂によって構成さ
れ、その内部には先端面と基端面とに開口した収納空部
を形成する。
に振動板を、他方の面にノズルプレートをそれぞれ接着
して一体化してあり、内部には複数の圧力室や各圧力室
に連通した共通インク室等を備える。そして、各圧力室
に対応させて、ノズルプレートにはドット形成密度に対
応した間隔で複数のノズル開口部を列状に開設し、振動
板には複数のアイランド部を形成する。
この圧電素子は、例えばチタン酸ジルコン酸鉛(PZ
T)からなるセラミックス製の圧電材料を間に挟んで電
極層を積層した板状部材を、ドット形成密度に対応した
間隔で櫛歯状に切断して構成する。このような圧電素子
は、自由端部を固定部材の縁から突出させた片持ち梁の
状態で固定部材に接着されている。
には、自由端部の先端である櫛歯先端を収納空部の先端
側の開口部に臨ませ、この櫛歯先端を振動板のアイラン
ド部に当接させた状態で固定部材を収納空部の内壁面に
接着する。
ば、圧電素子を伸長させることにより振動板を圧力室側
に押し込んで圧力室内のインクを加圧し、この圧力によ
ってノズル開口からインク滴を吐出させる。
ッドでは、接着によって圧電素子をヘッドケースに固定
している。このため、接着時の温度を使用時の温度より
も高く設定する必要がある。この接着作業は、例えば、
摂氏60度程度の温度の下で行われている。なお、ヘッ
ドケース内における圧電素子の取付位置の調整も、接着
作業時に行われている。
素子はセラミックス製であるので、ヘッドケースの線膨
張率の方が圧電素子の線膨張率よりも大きい。このた
め、接着作業時の温度(摂氏60度程度)から室温(摂
氏20度程度)に戻った場合、ヘッドケースの方が圧電
素子よりも縮む度合いが大きい。従って、接合時に収納
空部の先端側の開口部と櫛歯先端とを同一面上に位置合
わせしても、室温に戻る際に開口部と櫛歯先端との間で
相対的な変位が生じ、室温に戻った状態では櫛歯先端が
開口部よりもヘッドケースの外側に突出してしまう。
るエポキシ系樹脂の線膨張率は12×10−6/℃であ
り、代表的な圧電素子の線膨張率は、4×10−6/℃
である。そして、接着時の温度と室温との差を40度、
圧電素子の自由端部の長さを3mmとした場合には、室
温に戻した際に圧電素子の櫛歯先端が収納空部の開口部
よりも、約1μmヘッドケースの外側に突出してしま
う。
トを構成する振動板の破断、振動板と流路形成部材との
剥離、アイランド部と弾性体膜との剥離といった不具合
の原因となり、構造上の信頼性を低下させる。
圧電素子とヘッドケースとの間に介在する固定部材を、
圧電素子と線膨張率が同等なセラミックスによって構成
することが考えられる。
スによって構成した場合には、隣り合うノズル開口部間
のクロストークが大きくなってしまうという問題が生じ
る。即ち、セラミックスでは剛性と質量とが不十分であ
り、圧電素子によってアイランド部を押圧した際に、圧
電素子からの反力を受け止め切れない。そして、この反
力が固定部材を通じて隣の圧電素子に伝わってこの隣の
圧電素子が振動し、クロストークが大きくなってしま
う。
たものであり、圧電素子の突出を防止して構造上の信頼
性を高め、尚且つ、クロストークも防止できるインクジ
ェット式記録ヘッドを提供することを目的とする。
成するために提案されたものであり、請求項1に記載の
ものは、先端面に開口部を有し、該開口部に連通する収
納空部を内部に形成した樹脂製のヘッドケースと、ヘッ
ドケースの先端面に取り付けられ、ノズル開口部を有す
る流路ユニットと、圧電材料と電極層とを積層した圧電
素子と、この圧電素子の基端部分を表面に接合して自由
端部を接合端から突出させた状態で固定する固定部材と
を備え、圧電素子の自由端部の先端を収納空部の前記開
口部に臨ませた状態で固定部材を収納空部側に固定し、
圧電素子の先端を流路ユニットに当接させたインクジェ
ット式記録ヘッドにおいて、前記固定部材を高剛性材料
によって構成し、圧電素子の自由端部に対応する収納空
部の内壁部分に、圧電素子と線膨張率が同等な部材を、
内壁部分と一体化した状態で設けたことを特徴とする。
張率が同等な前記部材によって構成した基台を、前記固
定部材と収納空部の内壁との間に介在させ、該基台の先
端部分を、固定部材の接合端より先方に突出させて圧電
素子の自由端の先端以内に延在させたことを特徴とする
請求項1に記載のインクジェット式記録ヘッドである。
開口部内に、収納空部の内壁の一部を、対向する内壁側
に突出させて張り出し部を形成し、この張り出し部に前
記基台の先端を当接させたことを特徴とする請求項2に
記載のインクジェット式記録ヘッドである。
開口部内に、収納空部の内壁の一部を、対向する内壁側
に突出させて張り出し部を形成し、圧電素子と線膨張率
が同等な前記部材を張り出し部内に埋設したことを特徴
とする請求項1に記載のインクジェット式記録ヘッドで
ある。
張率が同等な前記部材を収納空部の開口部の内壁に固定
して張り出し部とし、前記固定部材の先端を張り出し部
に当接したことを特徴とする請求項1に記載のインクジ
ェット式記録ヘッドである。
は、遷移元素の合金であることを特徴とする請求項1か
ら請求項5の何れかに記載のインクジェット式記録ヘッ
ドである。
張率が同等な前記部材は、遷移元素の合金であることを
特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載のイン
クジェット式記録ヘッドである。
と圧電素子と線膨張率が同等な前記部材とを、同一の遷
移元素の合金によって構成し、固定部材と基台とを一体
に成形したことを特徴とする請求項2又は請求項3に記
載のインクジェット式記録ヘッドである。
合金は、タングステン合金であることを特徴とする請求
項6から請求項8に記載のインクジェット式記録ヘッド
である。
ースと流路ユニットとの間に、遷移元素の合金からなる
緩衝部材を介在させたことを特徴とする請求項1から請
求項9の何れかに記載のインクジェット式記録ヘッドで
ある。
面を参照して説明する。
たインクジェット式記録ヘッド2(以下、記録ヘッド2
という。)の一実施形態の断面図である。
を接合した箱体状のヘッドケース4を備える。本実施形
態では、このヘッドケース4を、熱硬化性のエポキシ系
樹脂によって構成してある。なお、このエポキシ系樹脂
の線膨張率は、例えば、11.0〜12.0×10−6
/℃である。
成する。この収納空部5は、圧電素子1を収納するため
の室であり、先端面と、この先端面とは反対側の基端面
とに開口部を有し、これらの開口部に連通して設けてあ
る。
り出し部31を形成してある。本実施形態では、収納空
部5の内壁の一部を対向する内壁側に突出させることに
よって張り出し部31を形成する。
挿入して櫛歯先端6を先端側の開口部に臨ませ、この櫛
歯先端6を、流路ユニット3のアイランド部7に当接さ
せた状態で圧電素子1を収納空部5内に固定する。この
圧電素子1は、後述するように、固定部材8の一方の表
面に接合されており、固定部材8と収納空部5の内壁表
面9との間に介在する基台10を介して収納空部5内に
固定される。
ンタコントローラ(図示せず)からの電気信号を圧電素
子1に供給するためのプリント基板11を接合する。こ
のプリント基板11の表面には電気信号を供給するため
の配線パターンを形成してある。また、プリント基板1
1の厚さ方向を貫通させてテープ用開口12を開設して
ある。そして、配線パターンの接続端子には、テープ用
開口12を通じて引き出されたフレキシブルテープ13
の一方の端部が半田付けによって接合してあり、圧電素
子1にはフレキシブルテープ13の他方の端部が半田付
けによって接合してある。従って、配線パターンと圧電
素子1とはフレキシブルテープ13を通じて電気的に導
通している。なお、このフレキシブルテープ13の表面
にはドライバIC14を実装してあり、このドライバI
C14によってプリンタコントローラからの電気信号を
変換して圧電素子1に供給する。
に挟んでノズルプレート22と弾性板23を両側に積層
することにより構成してある。
対応したピッチで複数のノズル開口部24を副走査方向
に並べて開設した板状部材であり、例えば、ステンレス
板によって構成してある。
されて副走査方向に並べられた複数の圧力室25や、イ
ンク供給部26を通じて各圧力室25と連通した細長い
共通インク室27を形成した板材であり、シリコンウエ
ハーをエッチング加工して構成される。
27の一方の開口面を封止する部材であり、ステンレス
板28上に弾性体膜29をラミネートした二重構造であ
る。そして、圧力室25に対応した部分のステンレス板
28をエッチング加工して圧電素子1の櫛歯先端6を当
接させるためのアイランド部7を形成し、このアイラン
ド部7の周囲を弾性体膜29だけにしてある。
2、流路形成部材21、および弾性板23を積層して流
路ユニット3に組み立てる場合には、流路形成部材21
を間に挟んで、ノズルプレート22を流路形成部材21
の一方の面に接着するとともに、ステンレス板28が外
側に位置する状態で弾性板23を流路形成部材21の他
方の面に接着する。この様にして流路ユニット3を組み
立てると、流路形成部材21の各圧力室25及び共通イ
ンク室27の一方の開口面がそれぞれ弾性板23により
封止されるとともに、インク供給部26の上面開口が弾
性板23で覆われ、また、各圧力室25および共通イン
ク室27の他方の開口面がノズルプレート22により閉
塞される。また、流路ユニット3の取付状態において、
共通インク室27にはインク供給管30が連通し、この
インク供給管30を通じてインクカートリッジ(図示せ
ず)からのインクが共通インク室27に供給される。
てるには、ヘッドケース4の先端面に流路ユニット3を
接着剤によって接合し、一体に接合した圧電素子1、基
台10、固定部材8を、櫛歯先端6を先頭にして基端側
の開口部から収納空部5内に挿入する。そして、基台1
0の先端を張り出し部31の基端面(図において上面)
に当接させて挿入方向の位置決めを行い、さらに、櫛歯
先端6をアイランド部7に当接させるように位置合わせ
して、基台10を収納空部5の内壁表面9に接着する。
この接着作業時の温度は、接着剤の特性によって調整さ
れ、使用時の温度より高温、例えば、摂氏60度で行わ
れる。
1の基端面に基台10の先端を当接させているので、圧
電素子1を収納空部5に挿入するだけで圧電素子1の挿
入方向の位置決めを行うことができる。このため、接着
時における位置決め作業を容易に行うことができる。
子1とを接合したならば、ヘッドケース4の基端面にプ
リント基板11を載置してフレキシブルテープ13の一
方の端部をプリント基板11の接続端子に半田付けして
記録ヘッド2に纏める。
び基台10について説明する。
製の圧電材料を間に電極層を挟んで積層した振動子板
を、ドット形成密度に対応したピッチで櫛歯状に歯割り
して構成してあり、圧電材料の積層方向と直交する振動
子長手方向に伸縮する縦振動モードの圧電素子1であ
る。なお、この圧電素子1の線膨張率は約4.0×10
−6/℃である。
に固定部材8と基台10を介して収納空部5内に固定さ
れる。即ち、圧電素子1は、基端部分を固定部材8の一
方の表面に接着剤によって接合してあり、自由端部を固
定部材8との接合端から突出させた片持ち梁の状態で固
定されている。そして、圧電素子1との接合面とは反対
側となる固定部材8の他方の表面は、基台10の一方の
表面に接合してあり、基台10の他方の表面を収納空部
5の内壁表面9に接合してある。
料によって構成した板状部材であり、例えば、ステンレ
ス板等の金属材料やタングステン合金によって構成す
る。このように、固定部材8を高剛性材料によって構成
した理由は、クロストークを防止するためである。即
ち、固定部材8を高剛性材料によって構成することによ
り、圧電素子1を伸長させた際に生じる反力を固定部材
8によって受け止めることができるので、この反力が固
定部材8を通じて隣の圧電素子1に伝わるのを防止する
ことができる。
合金について説明する。このタングステン合金は、本願
発明における遷移元素の合金の一種であり、タングステ
ンとバインダーとを混合した粉末を焼結することにより
作成される焼結超重合金である。
性、低線膨張、高熱伝導、高靱性、切削加工が可能等の
特性を備えている。例えば、密度が17.0〜18.4
g/cm2と高密度であり、ヤング率が28000〜3
6000kgf/mm2と高く、線膨張率が5.2〜
6.0×10−6/℃と小さく圧電素子1の線膨張率
(4.0×10−6/℃)とほぼ同等であり、熱伝導率
が0.18〜0.23cal/deg・cm・secと
高い。
テン合金を固定部材8に使用すると、固定部材8の質量
及び剛性が充分確保でき、クロストークの発生を確実に
防止できる。
能する部材であり、圧電素子1と線膨張率が同等な部材
としての低線膨張材によって構成した板状部材である。
この基台10には、上記したタングステン合金(本願発
明における遷移元素の合金の一種)やセラミックス、ガ
ラス等を用いることができる。
の重合端から流路ユニット3側の先方に向けて突出さ
れ、基台10の先端が圧電素子1の櫛歯先端(自由端)
6以内に位置するように圧電素子1の自由端部に対応し
て延在させてある。
も少し手前に設けた張り出し部31に当接するまで、基
台10の先端部分を突出させてある。
面9に接着によって接合され、収納空部5の内壁部分と
一体化した状態で設けてある。
低線膨張材料によって構成した理由は、接着時と使用時
との温度差及び圧電素子1とヘッドケース4との線膨張
率の差に起因して生じる収納空部5の内壁部分(即ち、
内壁表面9とその近傍部分。以下、同様)の伸縮を、基
台10(低線膨張材)によって抑えるためである。
た基台10を収納空部5の内壁表面9に接着して内壁部
分と一体化すると、接着時の温度(例えば摂氏60度)
から使用時の温度(例えば摂氏20度)に温度を下げた
際に、基台10は、圧電素子1と同じように収縮する。
そして、この基台10によって収納空部5の内壁部分の
収縮が抑制される。
圧電素子1の収縮と同程度になるので、接着時に位置合
わせした収納空部5の先端側の開口部と櫛歯先端6との
位置関係が、使用温度に戻った際においても維持され、
開口部と櫛歯先端6とをほぼ同一面上にあわせることが
できる。
較的大きく収縮することに起因して生じる圧電素子1の
相対的な突出が防止でき、弾性板23の破断、弾性板2
3と流路形成部材21との剥離、アイランド部7の剥離
等といった流路ユニット3の破壊を防止することができ
る。
相対的な変位による収納空部5の開口部からの突出を防
止できるので、記録ヘッド2の構造上の信頼性を向上さ
せることができる。同時に、高剛性な固定部材8によっ
て圧電素子1の反力を受け止めるので、クロストークも
確実に防止できる。
第6周期6A族に属する遷移元素(前期遷移元素)の一
種である。そして、この遷移元素は、隣り合う原子番号
の性質が類似するという特徴がある。従って、このタン
グステン以外の遷移元素であってもタングステン合金と
同等の合金を作成できる可能性があり、このような遷移
元素の合金であれば、固定部材8や基台10として使用
することができる。特にタンタル(Ta)やモリブデン
(Mo)、イリジウム(Ir)が線膨張率、密度、剛性
が類似(値が近い)しているという点から適している。
端とヘッドケース4の先端面との間に張り出し部31を
設けたものを例示したが、図2に示すように、基台10
の先端をヘッドケース4の先端面まで延在させるように
構成しても良い。
けた構成では、上記したように圧電素子1の挿入方向の
位置決めを容易に行うことができる。また、基台10と
ヘッドケース4との線膨張率の差に起因して生じる応力
を、張り出し部31によって吸収させることもできる。
ドケース4の先端面まで延在させた構成では、圧電素子
1の自由端先端(櫛歯先端6)から自由端基端(固定部
材8との重合端)までの範囲における基台10の長さを
最も大きくすることができるので、収納空部5の内壁部
分の収縮を一層確実に抑えることができる。
固定部材8に求められる高い剛性及び質量と、基台10
に求められる低線膨張率とを兼ね備えた部材である。こ
の点に着目すれば、タングステン合金を用いることによ
り、固定部材8と基台10とを一体成型することができ
る。
固定部材と基台を一体成形した実施形態である。同図に
おいて、符号34は固定基台であり、図1及び図2で説
明した実施形態における固定部材8及び基台10を纏め
たブロック状の部材である。
度に温度を戻した際に収納空部5の内壁部分の収縮を抑
制する伸縮制御部材として機能し、収納空部5における
先端側の開口部からの圧電素子1の過度な突出を防止
し、流路ユニット3の破壊を防止する。
基台34は、圧電素子1の反力を確実に受け止めてクロ
ストークの発生を防止する。
1つのブロック状部材によって構成してあるので、固定
部材8と基台10とを分割した構成に比べて高い剛性を
得ることができる。従って、圧電素子1の過度な突出に
よる流路ユニット3の破壊やクロストークの発生を一層
確実に防止することができる。
ステン合金は、高い熱伝導率を有する。従って、この固
定基台34をフレキシブルテープ13に実装したドライ
バIC14(回路素子)の放熱部材として機能させるこ
ともできる。即ち、フレキシブルテープ13とは反対側
のドライバIC14の外側表面と、固定基台34の圧電
素子接合面との隙間を熱伝導性の高い接着剤35で接合
して、ドライバIC14を固定基台34に固定する。な
お、ドライバIC14の外側表面と固定基台34の圧電
素子接合面との隙間は0.5mm程度と狭いため、接着
剤によって容易に接合できる。
と固定基台34の圧電素子接合面とを熱伝導性の高い接
着剤35で接合したので、ドライバIC14の熱は、接
着剤35を通って固定基台34に伝わり、この固定基台
34内を通ってヘッドケース4に伝わる。そして、この
ヘッドケース4から外部に放熱される。
維持することができ、ドライバIC14の誤動作等の不
具合を防止することができる。
部材8と基台10とを重合して接合したものや(図1,
図2)、固定部材8と基台10を一体化した固定基台3
4を用いたもの(図3)を例示したが、収納空部5の内
壁部分の収縮を少なくするという観点からすれば、圧電
素子1の自由端部分に対応する収納空部5の内壁部分に
伸縮制御部材を取り付けてもよい。以下、このように構
成した実施形態について説明する。
歯先端6から固定部材8との接合端の範囲における収納
空部5の内壁表面9にブロック状の低線膨張材を配設
し、この低線膨張材によって張り出し部41を構成して
いる。
が同等な低線膨張材料、例えば、上記のタングステン合
金、セラミックス、ガラス等によって構成してあり、収
納空部5の内壁表面9に接着剤によって接合してある。
材8は、先端が張り出し部41の基端面に当接した状態
で収納空部5内に位置する。従って、張り出し部41と
の当接により、挿入方向の位置決めがなされ、この位置
決めされた状態で内壁表面9に直接接着される。なお、
この固定部材8は、上記の実施形態と同様な高剛性材料
によって構成する。
が伸縮制御部材として機能し、収納空部5の先端開口か
らの圧電素子1の過度な突出を防止し、流路ユニット3
の破壊を防止する。また、圧電素子1の伸長時において
は、固定部材8が圧電素子1の反力を受け止めてクロス
トークの発生を防止する。従って、構造上の信頼性を高
めつつクロストークも防止できる。
5の開口部内に、収納空部5の内壁の一部を対向する内
壁側に突出させて張り出し部44を形成し、この張り出
し部44内にインサート成型によって低線膨張材45を
埋設してある。なお、この実施形態の低線膨張材45
も、圧電素子1と線膨張率が同等な低線膨張材料、例え
ば、上記のタングステン合金、セラミックス、ガラス等
によって構成してある。
は、図4の実施形態と同様に高剛性材料によって構成し
てあり、張り出し部44の基端面(図5の上面)に先端
面を当接させることにより、収納空部5内における位置
決めがなされている。
内に配設した低線膨張材45が伸縮制御部材として機能
し、収納空部5の先端側の開口部からの圧電素子1の過
度な突出を防止し、流路ユニット3の破壊を防止する。
また、圧電素子1の伸長時においては、固定部材8が圧
電素子1の反力を受け止めてクロストークの発生を防止
する。
8が接合される収納空部5の内壁部分に低線膨張材4
1,45を配設したものを例示したが、固定部材8の接
合面と対向する側の内壁部分に低線膨張材41,45を
配設してもよい。
形成部材21は、シリコンによって構成してある。この
シリコンの線膨張率は、例えば、2.3×10−6/℃
であり、圧電素子1よりもさらに小さい。そして、ヘッ
ドケース4は、圧電素子1の伸縮方向だけでなく先端面
の面方向にも膨張・収縮する。
との接合面については、接着時の温度と使用時の温度と
の温度差によって面方向の応力が加わっている。
にした実施形態である。即ち、上記したタングステン合
金の線膨張率は、5.2〜6.0×10−6/℃であ
り、ヘッドケース4の線膨張率(11.0〜12.0×
10−6/℃)と流路形成部材21の線膨張率との間の
値である。
金からなる板状の緩衝部材51を、ヘッドケース4と流
路ユニット3との間に介在させている。
より、ヘッドケース4と緩衝部材51との接合面に加わ
る面方向の応力と、緩衝部材51と流路ユニット3との
接合面に加わる面方向の応力とを、ヘッドケース4と流
路ユニット3とを直接接合した際において接合面に加わ
る応力よりも小さくすることができる。
との間における接合の信頼性を向上させることができ
る。
を奏する。
ば、圧電素子の自由端部に対応する収納空部の内壁部分
に、圧電素子と線膨張率が同等な部材を内壁部分と一体
化した状態で取り付けたので、接着時の温度から使用時
の温度に温度が戻った際に低線膨張材が収納空部の内壁
部分の収縮を制御し、収納空部の内壁部分の収縮度合い
を圧電素子の収縮度合いとほぼ同じにすることができ
る。
が収納空部の開口部から過度に突出することを防止する
ことができ、流路ユニットの破壊等の不具合を防止でき
る。従って、記録ヘッドの構造上の信頼性を高めること
ができる。
成しているので、圧電素子からの反力を固定部材によっ
て受け止めることができる。このため、反力が隣りの圧
電素子に伝わってしまうのを防止することができ、クロ
ストークを確実に防止することができる。
ば、高剛性材料や圧電素子と線膨張率が同等な部材を遷
移元素の合金によって構成したので、高い剛性が得られ
てクロストークを確実に防止できると共に、収納空部の
内壁部分の収縮度合いを圧電素子の収縮度合いとほぼ同
じにすることができ圧電素子の収納空部の先端開口から
の突出を確実に防止することができ、記録ヘッドの構造
上の信頼性を一層高めることができる。
ケースと流路ユニットとの間に、遷移元素の合金からな
る緩衝部材を介在させたので、ヘッドケースと緩衝部材
との接合面に加わる面方向の応力と、緩衝部材と流路ユ
ニットとの接合面に加わる面方向の応力とを、ヘッドケ
ースと流路ユニットとの接合面に加わる応力よりも小さ
くすることができる。従って、ヘッドケースと流路ユニ
ットとの間における接合の信頼性を高めることができ
る。
態を説明する図である。
より構成した実施形態を説明する図である。
取り付けた実施形態を説明する図である。
に低線膨張材をインサート成型した実施形態を説明する
図である。
テン合金によって構成した緩衝部材を介在させた実施形
態を説明する図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 先端面に開口部を有し、該開口部に連通
する収納空部を内部に形成した樹脂製のヘッドケース
と、ヘッドケースの先端面に取り付けられ、ノズル開口
部を有する流路ユニットと、圧電材料と電極層とを積層
した圧電素子と、この圧電素子の基端部分を表面に接合
して自由端部を接合端から突出させた状態で固定する固
定部材とを備え、圧電素子の自由端部の先端を収納空部
の前記開口部に臨ませた状態で固定部材を収納空部側に
固定し、圧電素子の先端を流路ユニットに当接させたイ
ンクジェット式記録ヘッドにおいて、 前記固定部材を高剛性材料によって構成し、 圧電素子の自由端部に対応する収納空部の内壁部分に、
圧電素子と線膨張率が同等な部材を、内壁部分と一体化
した状態で設けたことを特徴とするインクジェット式記
録ヘッド。 - 【請求項2】 圧電素子と線膨張率が同等な前記部材に
よって構成した基台を、前記固定部材と収納空部の内壁
との間に介在させ、 該基台の先端部分を、固定部材の接合端より先方に突出
させて圧電素子の自由端の先端以内に延在させたことを
特徴とする請求項1に記載のインクジェット式記録ヘッ
ド。 - 【請求項3】 収納空部の前記開口部内に、収納空部の
内壁の一部を、対向する内壁側に突出させて張り出し部
を形成し、この張り出し部に前記基台の先端を当接させ
たことを特徴とする請求項2に記載のインクジェット式
記録ヘッド。 - 【請求項4】 収納空部の前記開口部内に、収納空部の
内壁の一部を、対向する内壁側に突出させて張り出し部
を形成し、圧電素子と線膨張率が同等な前記部材を張り
出し部内に埋設したことを特徴とする請求項1に記載の
インクジェット式記録ヘッド。 - 【請求項5】 圧電素子と線膨張率が同等な前記部材を
収納空部の開口部の内壁に固定して張り出し部とし、前
記固定部材の先端を張り出し部に当接したことを特徴と
する請求項1に記載のインクジェット式記録ヘッド。 - 【請求項6】 前記高剛性材料は、遷移元素の合金であ
ることを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記
載のインクジェット式記録ヘッド。 - 【請求項7】 圧電素子と線膨張率が同等な前記部材
は、遷移元素の合金であることを特徴とする請求項1か
ら請求項6の何れかに記載のインクジェット式記録ヘッ
ド。 - 【請求項8】 前記高剛性材料と圧電素子と線膨張率が
同等な前記部材とを、同一の遷移元素の合金によって構
成し、固定部材と基台とを一体に成形したことを特徴と
する請求項2又は請求項3に記載のインクジェット式記
録ヘッド。 - 【請求項9】 前記遷移元素の合金は、タングステン合
金であることを特徴とする請求項6から請求項8に記載
のインクジェット式記録ヘッド。 - 【請求項10】 前記ヘッドケースと流路ユニットとの
間に、遷移元素の合金からなる緩衝部材を介在させたこ
とを特徴とする請求項1から請求項9の何れかに記載の
インクジェット式記録ヘッド。
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- 1999-01-21 JP JP1313999A patent/JP3879297B2/ja not_active Expired - Fee Related
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