JP2000210815A - 切断機におけるバイス装置 - Google Patents

切断機におけるバイス装置

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JP2000210815A
JP2000210815A JP11016086A JP1608699A JP2000210815A JP 2000210815 A JP2000210815 A JP 2000210815A JP 11016086 A JP11016086 A JP 11016086A JP 1608699 A JP1608699 A JP 1608699A JP 2000210815 A JP2000210815 A JP 2000210815A
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JP
Japan
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work
vice jaw
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vice
jaw
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JP11016086A
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English (en)
Inventor
Hisao Kumazawa
久雄 熊沢
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Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークを角度切断するとき、本体移動バイス
ジョーでワークをクランプする際にワークが前にずれな
いようにクランプする。 【解決手段】 ワークWは本体基準バイスジョー15A
と、ほぼ水平面で旋回自在な本体移動バイスジョー15
Bと、からなる本体バイス15でクランプされる。この
とき、本体移動バイスジョー15Bの先端にはローラ2
9が軸承されている。本体移動バイスジョー15Bがワ
ークWを斜めから押圧して本体基準バイスジョー15A
によりクランプするとき、本体移動バイスジョー15B
のクランプ力による送材方向の分力はローラ29の回転
により摩擦抵抗が非常に小さくなるので、ワークWは送
材方向の前側にずれることなく所望の切断位置に位置決
めされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、切断機におけるバ
イス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、切断機としての例えば横型帯鋸盤
では、図6及び図7に示されているように帯鋸刃に固定
された本体基準バイスジョー101とほぼ平面で旋回動
する移動用シリンダ103のピストンロッド105の先
端に備えられた本体移動バイスジョー107とからなる
本体バイス109が設けられている。この本体バイス1
09によりワークWがクランプされた状態で切断工具と
しての帯鋸刃でワークWに切断加工が行われている。
【0003】ワークWが角度切断される場合は、鋸刃の
旋回に伴って移動用シリンダ103の本体移動バイスジ
ョー107が図6及び図7の実線で示されているように
旋回中心Cで旋回し、本体移動バイスジョー107の先
端がワークWに対して斜めに伸びてワークWが本体基準
バイスジョー101に押しつけられてクランプされる。
【0004】本体移動バイスジョー107の先端は、図
6に示されているように固定型と、図7に示されている
ように首振り型がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の切断
機のバイス装置においては、例えば、固定型の本体移動
バイスジョー107では、図6の実線で示されているよ
うに鋸刃のパスラインPが旋回中心CでパスラインP1
へ旋回してワークWを角度切断するとき、鋸刃のパスラ
インPの旋回に伴って本体移動バイスジョー107も旋
回し、本体移動バイスジョー107のクランプ力がワー
クWの側面に斜めから作用するので、図6に示されてい
るように送材方向の分力が発生する。
【0006】この送材方向の分力により、ワークWが前
方へ移動し図6の二点鎖線に示されているようにワーク
Wの位置決めがずれるという問題点があった。
【0007】図7に示されているように首振り型の本体
移動バイスジョー107でも、前述した固定型の本体移
動バイスジョー107の場合と同様の現象が生じる。
【0008】以上のワークWのずれは、特に本体基準バ
イスジョー101とワークWに隙間があったり、ワーク
Wが軽いと起こりやすいものである。
【0009】本発明は上述の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、切断工具が旋回してワークを
角度切断する場合に、本体移動バイスジョーでワークを
クランプする際にワークが前にずれないようにクランプ
可能な切断機におけるバイス装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の切断機におけるバイス装置
は、本体基準バイスジョーとほぼ水平面で旋回自在な本
体移動バイスジョーとからなる本体バイスでワークをク
ランプした状態で切断工具によりワークに切断加工を行
う切断機において、クランプすべきワークに当接する回
転体を前記本体移動バイスジョーの先端に回転自在に設
けてなることを特徴とするものである。
【0011】したがって、ワークを角切りするために切
断工具の切断ラインの旋回動に伴って、本体移動バイス
ジョーも旋回した後に、本体移動バイスジョーがワーク
を斜めから本体基準バイスジョーに対して押圧してクラ
ンプするとき、本体移動バイスジョーのクランプ力がワ
ークの側面に斜めから作用するので送材方向の分力が発
生するとしても、この送材方向の分力は回転体の回転に
より摩擦抵抗が非常に小さくなる。このため、ワークは
送材方向の前側にずれることなく所望の切断位置に位置
決めされる。
【0012】請求項2によるこの発明の切断機における
バイス装置は、請求項1記載の切断機におけるバイス装
置において、ワークに当接する回転体が、曲面を備えて
なることを特徴とするものである。
【0013】したがって、回転体が曲面を備えているの
で、回転体の曲面がワークに斜め方向から当接したとき
に、回転体を円滑に回転するため送材方向の分力が小さ
くなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の切断機における切
断機におけるバイス装置の実施の形態について、図面を
参照して説明する。
【0015】図3および図4を参照するに、本実施の形
態に係わる切断機としての例えば角度切り可能な横型帯
鋸盤1は、基台3を備えており、この基台3上には鋸刃
ハウジング5が旋回中心軸7を中心にして複数の円弧状
のガイド9に案内されながら旋回可能に設けられてい
る。
【0016】前記鋸刃ハウジング5内には回転自在な駆
動ホイールと従動ホイールが設けられており、この駆動
ホイールと従動ホイールとには切断工具としての帯鋸刃
が巻回されている。鋸刃ハウジング5が図4において実
線で示されているように旋回原点位置に位置している状
態下にてワークWの送材方向すなわち矢印A方向(図4
において上下方向)に直交する方向に走行する帯鋸刃の
パスラインPを有し、この帯鋸刃のパスラインPにてA
矢印方向より送材されたワークWにて90°切りの切断
が行われるものである。なお、旋回中心軸7は帯鋸刃の
パスラインPと後述する本体バイスの基準面との交点に
あるものである。
【0017】前記鋸刃ハウジング5は図4において実線
の位置から例えば2点鎖線で示されているように旋回中
心軸7を中心にして回動されて、ワークWに所望の角度
切りが行われることとなる。
【0018】前記基台3には旋回駆動用の油圧シリンダ
11の端部が枢軸13により枢動可能に連結されてい
る。油圧シリンダ11は、ピストンロッドを介して鋸刃
ハウジング5に枢動可能に連結されている。したがっ
て、ピストンロッドの軸方向伸縮により鋸刃ハウジング
5を旋回中心軸7を中心にして基台3に対して旋回動さ
れることになる。
【0019】本発明の実施の形態の主要部としての切断
機におけるバイス装置について特に本体移動バイスジョ
ーの構造について図面を参照して説明する。
【0020】前記基台3上には送材方向(A矢印方向)
より送材されてきたワークWをクランプせしめるバイス
装置としての例えば本体バイス15が設けられている。
この本体バイス15は本体基準バイスジョー15Aと本
体移動バイスジョー15Bとで構成されている。この本
体移動バイスジョー15Bは移動用シリンダ17に装着
されたピストンロッド19の先端に取り付けられてい
る。したがって、移動用シリンダ17を作動せしめるこ
とによってピストンロッド19を介して本体移動バイス
ジョー15Bが図3,図4において左右方向へ移動され
ることにより、ワークWの大きさに応じて本体基準バイ
スジョー15Aと本体移動バイスジョー15Bでワーク
Wはクランプされることになる。
【0021】なお、ワークWを角度切りするときの鋸刃
ハウジング5の旋回動に伴って移動用シリンダ17も旋
回されるので、本体移動バイスジョー15Bは図1に示
されているように本体基準バイスジョー15Aに対して
ワークWを斜めから押圧してクランプするように斜めに
移動される。
【0022】また、前記帯鋸刃のパスラインPより図
3,図4において下方には前バイス21が設けられてい
る。この前バイス21は前基準バイスジョー21Aと前
移動バイスジョー21Bとで構成されている。この前移
動バイスジョー21Bは移動用シリンダ23に装着され
たピストンロッド25の先端に取り付けられている。
【0023】したがって、移動用シリンダ23を作動せ
しめることによってピストンロッド25を介して前移動
バイスジョー21Bは図3,図4において左右方向へ移
動されることにより、ワークWの大きさに応じて前基準
バイスジョー21Aと前移動バイスジョー21Bでワー
クWはクランプされることになる。なお、前バイス21
はすでに公知の図示省略の送材用シリンダによって送材
方向へ移動されることは勿論のことである。
【0024】図1及び図2を参照するに、本体移動バイ
スジョー15Bのピストンロッド19の先端にはバイス
ジョーブラケット27が設けられており、クランプすべ
きワークWに当接する曲面を備えた回転体としての例え
ばローラ29が前記バイスジョーブラケット27に設け
た支軸31に軸受33を介して回転自在の設けられてい
る。
【0025】したがって、ワークWを角切りするために
鋸刃ハウジング5の旋回動に伴って、移動用シリンダ1
7がほぼ水平面でワークWの側面に対して斜めに旋回し
た後に、移動用シリンダ17の作動により本体移動バイ
スジョー15Bが移動してワークWを斜めから本体基準
バイスジョー15Aに対して押圧してクランプすると
き、本体移動バイスジョー15Bのクランプ力がワーク
Wの側面に斜めから作用するので、図1に示されている
ように送材方向の分力が発生するとしても、この送材方
向の分力はローラ29の回転により摩擦抵抗が従来の滑
り摩擦抵抗に比べて非常に小さくなる。このため、ワー
クWが送材方向の前側にずれることはなくなり、ワーク
Wは所望の切断位置に位置決めされる。
【0026】なお、この発明は前述した発明の実施の形
態の例に限定されることなく、適宜な変更を行うことに
よりその他の態様で実施し得るものである。
【0027】本実施の形態の例では本体移動バイスジョ
ー15Bの先端に設けた回転体としてローラ29を例に
とって説明したが、断面円形状のローラ29でなくとも
図5に示されているように断面が扇状のローラ35や楕
円形状のローラあるいは他の曲率半径を有する回転体で
あっても構わない。
【0028】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態の説明か
ら理解されるように、請求項1の発明によれば、ワーク
を角切りするために切断工具の切断ラインの旋回動に伴
って本体移動バイスジョーも旋回した後に、本体移動バ
イスジョーによりワークを斜めから本体基準バイスジョ
ーに対して押圧してクランプするとき、本体移動バイス
ジョーのクランプ力がワークの側面に斜めから作用する
ので送材方向の分力が発生するとしても、この送材方向
の分力を回転体の回転により摩擦抵抗を非常に小さくで
きる。したがって、クランプ時にワークを送材方向の前
側にずらすことなく所望の切断位置に位置決めできる。
【0029】請求項2の発明によれば、回転体が曲面を
備えているので、回転体の曲面がワークに斜め方向から
当接しても回転体を円滑に回転せしめることができ、送
材方向の分力を小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すバイス装置の平面図
である。
【図2】本発明の実施の形態を示すバイス装置の正面図
である。
【図3】図4における鋸刃ハウジングを取り外した際の
角度切り横型帯鋸盤の平面図である。
【図4】本発明の実施の形態を示す角度切り横型帯鋸盤
の平面図である。
【図5】他の実施の形態を示すもので、本体移動バイス
ジョーの先端に扇状のローラを備えたバイス装置の平面
図である。
【図6】従来の固定型の本体移動バイスジョーを備えた
バイス装置の平面図である。
【図7】従来の首振り型の本体移動バイスジョーを備え
たバイス装置の平面図である。
【符号の説明】
1 横型帯鋸盤(切断機) 3 基台 7 旋回中心軸 15 本体バイス(バイス装置) 15A 本体基準バイスジョー 15B 本体移動バイスジョー 17 移動用シリンダ 29 ローラ(断面円形状の回転体) 35 ローラ(断面扇状の回転体)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体基準バイスジョーとほぼ水平面で旋
    回自在な本体移動バイスジョーとからなる本体バイスで
    ワークをクランプした状態で切断工具によりワークに切
    断加工を行う切断機において、 クランプすべきワークに当接する回転体を前記本体移動
    バイスジョーの先端に回転自在に設けてなることを特徴
    とする切断機におけるバイス装置。
  2. 【請求項2】 ワークに当接する回転体の先端部が、曲
    面を備えてなることを特徴とする請求項1記載の切断機
    におけるバイス装置。
JP11016086A 1999-01-25 1999-01-25 切断機におけるバイス装置 Pending JP2000210815A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002331419A (ja) * 2001-05-10 2002-11-19 Amada Co Ltd 切断機におけるバイス装置
CN108214673A (zh) * 2017-12-30 2018-06-29 巨石集团有限公司 一种木托盘在线切角装置

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JP2002331419A (ja) * 2001-05-10 2002-11-19 Amada Co Ltd 切断機におけるバイス装置
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