JP2000210344A - 低床起き上がり装置 - Google Patents

低床起き上がり装置

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JP2000210344A
JP2000210344A JP11014533A JP1453399A JP2000210344A JP 2000210344 A JP2000210344 A JP 2000210344A JP 11014533 A JP11014533 A JP 11014533A JP 1453399 A JP1453399 A JP 1453399A JP 2000210344 A JP2000210344 A JP 2000210344A
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Japan
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bed
rotating body
frame
low
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Application number
JP11014533A
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English (en)
Inventor
Fumihiko Akita
田 文 彦 秋
Izumi Miyoshi
好 泉 三
Hidenori Shimizu
水 秀 紀 清
Kimihiko Kanetani
谷 公 彦 金
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOKUSHU DENSO KK
Tokyo Metropolitan Government
Original Assignee
TOKUSHU DENSO KK
Tokyo Metropolitan Government
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般家庭での使用をも充分に考慮した起き上
がり装置が要望されていた。 【解決手段】 上部支持台2と下部支持台3とで所定の
厚みを有する概略平板状の寝台を形成し、上部支持台2
は、上半身を受ける回動体5と、その下側に重合される
支持体6を備えると共に、回動体5の端部を支持体6に
回動自在に連結し、支持体6の内側に、回動体5を往復
回動させるために、アクチュエータ16と駆動アーム1
7と支持アーム18から成る駆動機構14を備えた低床
起き上がり装置1とし、起き上がり動作を行う機能部を
主体とした厚みの小さい構造を実現し、既存の寝具への
適用を可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、寝具として用いら
れる起き上がり装置に関し、とくに、敷き布団類の下側
に介装して用いる低床起き上がり装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、起き上がり装置としては、様々な
ものが開発されており、例えば、特開平9−15489
5号公報に記載されているように、座椅子型を成し、上
半身を受ける背板部材をモータで回動させるようにした
ものや、ベッドの上面を上半身側と下半身側に対応する
部分に分割し、モータにより上半身に対応する部分を回
動させるようにしたものなどがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うな起き上がり装置は、病院等の施設で使用されるだけ
ではなく、一般家庭での使用も増えつつある。このた
め、一般家庭における使用をも考慮し、例えば和室で布
団を用いる場合や洋室でベッドを用いる場合などを充分
に考慮したうえでのさらなる改善が要望されていた。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記従来の状況に鑑みて成さ
れたもので、一般家庭においても安心して使用すること
ができ、使い勝手が良好な低床起き上がり装置を提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる低床起き
上がり装置は、請求項1として、上半身に対応する上部
支持台と、下半身に対応する下部支持台とで所定の厚み
を有する概略平板状の寝台を形成し、上部支持台は、上
半身を受ける回動体と、回動体の下側に重合される支持
体を備えると共に、回動体の寝台中央側の端部を支持体
に回動自在に連結し、支持体の内側には、回動体を略水
平状態から所定角度までの間で往復回動させる駆動機構
を備え、駆動機構が、往復駆動される出力軸を寝台中央
側に向けて配置したアクチュエータと、アクチュエータ
の出力軸に中央部を連結して寝台横方向に配置した駆動
アームと、駆動アームの端部と回動体に両端を各々回動
自在に連結した左右一対の支持アームを備えている構成
とし、請求項2として、上部支持台と下部支持台の間に
連結体を備えると共に、上部支持台の支持体および下部
支持台の寝台中央側の端部を連結体に回動自在に連結し
た構成とし、請求項3として、回動体および下部支持台
が、その外周を形成するフレームと、フレームに対して
寝台横方向に掛け渡した複数の支持部材を備えており、
支持部材は、両端部に、寝台縦方向に両端が開放された
取付け溝を有すると共に、取付け溝に通した帯状部材を
フレームに沿って固定することにより同フレームに取付
けてある構成とし、請求項4として、上部支持台の支持
体および下部支持台の少なくとも一方に、寝台左右側か
ら支持台の下側を通過する固定用ベルトを備えた構成と
しており、上記の構成をもって従来の課題を解決するた
めの手段としている。
【0006】
【発明の作用】本発明の請求項1に係わる低床起き上が
り装置では、上部および下部の支持台と駆動機構によ
り、起き上げ動作を行う機能部を主体とした構成になっ
ていると共に、駆動機構が、支持体の内側に配置された
アクチュエータ、駆動アームおよび左右一対の支持アー
ムで構成されているので、構造が簡単で且つ軽量であ
り、駆動機構が邪魔になることもなく、全体の厚みも小
さいものになる。そして、上部支持台において、回動体
を略水平状態にして支持体に重合すると、上部支持台お
よび下部支持台によって所定の厚みを有する概略平板状
の寝台を形成する。また、駆動機構において、アクチュ
エータの出力軸を寝台中央側に向けて駆動すると、駆動
アームが寝台中央側に移動するのに伴って、左右の支持
アームが立ち上がるとともに回動体が回動し、これによ
り回動体が背もたれとして起立し、回動体および下部支
持台によって体全体を安定して支持し得ることとなる。
【0007】本発明の請求項2に係わる低床起き上がり
装置では、上部支持台と下部支持台の間に設けた連結体
に、上部支持台の支持体および下部支持台の寝台中央側
の端部を回動自在に連結したことにより、略水平な状態
から、上部支持台の支持体および下部支持台のいずれか
一方を回動させると、その支持台が跳ね上がった状態と
なり、さらに回動させると、跳ね上げた支持台とともに
連結体が回動して、上部支持台と下部支持台が2つに折
り合わされた状態になる。
【0008】本発明の請求項3に係わる低床起き上がり
装置では、回動体および下部支持台が、その外周を形成
するフレームと、フレームに対して寝台横方向に掛け渡
した複数の支持部材を備えているので、各支持部材によ
って寝台の上面がすのこ状に形成される。また、各支持
部材の両端部に、寝台縦方向に両端が開放された取付け
溝を有し、取付け溝に通した帯状部材をフレームに沿っ
て固定するので、各支持部材の上面に帯状部材が露出す
ることがないと共に、1本の帯状部材により各支持部材
の同一端部がフレームに取付けられる。
【0009】本発明の請求項4に係わる低床起き上がり
装置では、上部支持台の支持体および下部支持台の少な
くとも一方に、寝台左右側から支持台の下側を通過する
固定用ベルトを備えているので、例えば、当該低床起き
上がり装置をベッド上に載置した場合に、固定用ベルト
をベッドの下側に通して結んでおくことにより、当該低
床起き上がり装置がベッド上に固定される。
【0010】
【実施例】以下、図1〜図5に基づいて、本発明に係わ
る低床起き上がり装置の一実施例を説明する。
【0011】図1に示す低床起き上がり装置1は、上半
身に対応する上部支持台2と、下半身に対応する下部支
持台3と、両支持台2,3の間に設けた中央の連結体4
で平坦な寝台を形成しており、連結体4に対して上部お
よび下部の支持台2,3をそれぞれ回動自在に連結して
いる。
【0012】上部支持台2は、上半身を受ける回動体5
と、回動体5の下側に重合される支持体6を備えてい
る。回動体5は、コ字形に形成されたフレーム7を備え
ると共に、フレーム7に、複数の支持部材(下部支持台
3側に3本を示す)8が図1中X方向の寝台横方向に掛
け渡した状態に取付けられる。他方、支持体6は、同じ
くコ字形に形成されたフレーム9を備えると共に、フレ
ーム9の寝台中央側の端部寄りに、横桟10が寝台横方
向に掛け渡した状態で取付けてある。
【0013】回動体5および支持体6の両フレーム7,
9は、寝台横方向の寸法はほぼ同一であるが、図1中Y
方向の寝台縦方向については支持体6のフレーム9の方
が長いものとなっている。また、重合した両フレーム
7,9の間には、所定の間隔の隙間34が形成される。
このため、回動体5のフレーム7の横桟部分には、支持
体6のフレーム9に重合した状態で床側またはフレーム
9(下部支持台3では下側フレーム24)に当接可能な
2個のスペーサ11,11が設けてあり、スペーサ11
によって隙間34を確保し、且つ荷重による横桟部分の
変形を防ぐようにしてある。
【0014】連結体4は、寝台の左右両側に設けた短い
棒状の部材であって、回動体5に対応した高さで寝台縦
方向に沿って平行に配置され、両者間に複数の支持部材
8が取付けられる。各連結体4は、上部支持台2側とな
る一端部に、寝台横方向を軸線とする第1回動軸A1を
介してブラケット12が回動自在に取付けてある。
【0015】そして、各ブラケット12には、第1回動
軸A1と平行な第2回動軸A2を介して、回動体5のフ
レーム7の寝台中央側の端部が回動自在に取付けてある
と共に、支持体6のフレーム9の寝台中央側の端部が固
定してある。これにより、上部支持台2は、第1回動軸
A1により、連結体4に対して回動体5および支持体6
が回動自在であると共に、第2回動軸A2により、連結
体4および支持体6に対して回動体5が回動自在になっ
ている。
【0016】また、各ブラケット12には、支持体6の
フレーム9の寝台中央側の延長線上にキャスター13が
取付けてある。このキャスター13は、支持体6のフレ
ーム9の端面に取付けるようにしても良い。
【0017】さらに、上部支持台2における支持体6の
内側には、回動体5を略水平状態から所定角度までの間
で往復回動させる駆動機構14が組み込んである。駆動
機構14は、出力軸15を往復駆動するアクチュエータ
16を駆動源とし、出力軸15に中央部を連結した寝台
横方向の駆動アーム17と、駆動アーム17の両端部と
回動体5の左右との間に設けた一対の支持アーム18,
18と、駆動アーム17に連結され且つ横桟10を摺動
自在に貫通する2本のガイドロッド19,19を備えて
いる。
【0018】アクチュエータ16は、例えば正逆駆動可
能なブレーキ付のモータであって、出力軸15の突出長
さを連続的に変化させることができると共に、出力軸1
5を任意の突出長さに設定して、その状態を維持するこ
とができる。アクチュエータ16は、支持体6のフレー
ム9と同フレーム9内に設けた保持部材20により、出
力軸15を寝台中央側つまり下部支持台3側に向けた状
態で保持してあり、電源コード21や遠隔操作用のコン
トローラ22を備えている。
【0019】各支持アーム18は、それぞれの一端部を
駆動アーム17の端部に回動自在に連結すると共に、そ
れぞれの他端部を回動体5のフレーム7における寝台中
央側の端部寄りに回動自在に連結している。各支持アー
ム18の一端部には、床側に接するキャスター35が設
けてあり、支持体6のフレーム9には、走行するキャス
ター35を受けるガイド板36が設けてある。これらの
キャスター35およびガイド板36により、回動体5の
回動時に加わる下向きの力を受けながら支持アーム18
を円滑に回動させるようにしている。なお、図示は省略
したが、各支持アーム18の一端部には、支持体6のフ
レーム9に沿って摺動自在に係合するガイド手段などを
設けることもできる。
【0020】上部支持台2に対して、下部支持台3は、
回動体5のフレーム7と同様に複数の支持部材8やスペ
ーサ11を設けたコ字形の上側フレーム23と、支持体
6のフレーム9と同様のコ字形の下側フレーム24を重
合した状態で備えている。上側および下側のフレーム2
3,24は、上側フレーム23にスペーサ11を備える
と共に、双方の間に隙間34を形成しているが、この実
施例では重合状態で一体化されている。そして、各連結
体4の下部支持台3側となる他端部には、先述した一方
側のブラケット12の第1回動軸A1に相当する第3回
動軸A3を介して、他方側のブラケット25を回動自在
に連結し、このブラケット25には、上側および下側の
フレーム23,24の寝台中央側の端部を固定すると共
に、下側フレーム24の延長線上にキャスター26を取
付けている。
【0021】また、当該低床起き上がり装置1は、連結
体4とその両側のブラケット12,25との間に、両支
持台2,3を水平に連ねた状態と、後述するように両支
持台2,3を折り合わせた状態をそれぞれ維持するため
のスプリングS1,S2を備えると共に、上部支持台2
の支持体6および下部支持台3の下側フレーム24に、
寝台左右側から支持台2,3の下側を通過可能な固定用
ベルト27,27を備えている。各固定用ベルト27
は、支持体6あるいは下側フレーム24の一方側に連結
され且つ支持台2,3の下側を通過する長ベルト27A
と、支持体6あるいは下側フレーム24の他方側に連結
した短ベルト27Bで構成され、双方はバックル28
A,28Bにより着脱自在になっている。
【0022】さらに、当該低床起き上がり装置1は、上
部支持台2および下部支持台3の上下、すなわち支持体
6のフレーム9および下側フレーム24の各々横桟部分
に、回動体5および上側フレーム23の上面よりも充分
に高く突出する取手37,38が設けてあると共に、支
持体6および下側フレーム24の各々側部に、両支持台
2,3を折り合わせた際に、その状態で固定するための
止め具29および掛け具30が設けてある。
【0023】ここで、この実施例における連結体4、回
動体5のフレーム7、支持体6のフレーム9、下部支持
台3の上側および下側のフレーム23,24には、金属
あるいは合成樹脂で形成した断面角型の中空材を用いて
おり、支持部材8には、適当な厚みを有する長尺状の木
材を用いている。木材としては、例えば桐などを用いる
ことにより、軽量で且つ充分な強度を有すると共に、柔
らかい手触りが得られるものとなる。
【0024】上記の連結体4、回動体5のフレーム7お
よび下部支持台3の上側フレーム23に支持部材8を取
付けるには、図5に示すような構成を採用している。
【0025】各支持部材8の両端部には、寝台縦方向に
両端が開放された深い取付け溝31が形成してある。こ
れらの支持部材8は、取付け溝31に通した帯状部材3
2を連結体4、回動体5のフレーム7あるいは下側フレ
ーム23に沿って固定することにより、所定の間隔で取
付けられる。帯状部材32は、充分な強度を有する布あ
るいは合成樹脂で成形されたものであり、各支持部材8
の両側において、リベット33により連結体4、回動体
5のフレーム7および下側フレーム23に固定してあ
る。
【0026】このように、支持部材8の取付けに際し
て、取付け溝31と帯状部材32を用いることにより、
支持部材8の上面に帯状部材32が露出しない状態とな
り、外観体裁が良好になると共に、敷き布団類の引っ掛
かりも防止される。また、1本の帯状部材32で複数の
支持部材8の同一端部を取付けるので、構造が簡単であ
り、その取付け作業も容易である。
【0027】上記構成を備えた低床起き上がり装置1
は、起き上げ動作を行う機能部を主体とした構成となっ
ており、構造が簡単で且つ軽量であると共に、厚みとし
ては、重合した回動体5と支持体6による小さいものと
なっている。したがって、畳の上にセットして敷き布団
やマットレスを載せたり、ベッドの上にセットしてベッ
ドマットやマットレスを載せたりしても、全体の高さが
低く抑えられ、通常の使用感を何ら損なうことがない。
しかも、上面が複数の支持部材8によりすのこ状に形成
されているので、通気性も良好である。
【0028】また、ベッドにセットした場合は、各固定
用ベルト27の長ベルト27Aをベッドの下側に通し、
この長ベルト27Aと短ベルト27Bとをバックル28
A,28bで結んでおくことにより、当該低床起き上が
り装置1がベッドに固定されることとなり、きわめて安
定した状態で使用することができる。
【0029】そして、上記の低床起き上がり装置1は、
図1に示すように、上部および下部の支持台2,3なら
びに連結体4を水平に連ねた状態にして平坦な寝台を形
成する。次に、駆動機構14において、アクチュエータ
16の出力軸15を突出方向に駆動すると、図2に示す
ように、駆動アーム17が横桟10を貫通するガイドロ
ッド19に案内されつつ下部支持台3側に移動し、これ
に伴って、支持アーム18を介して回動体5が第2回動
軸A2を中心にして起立方向に回動する。この回動を好
みの位置で停止させることにより、回動体5は背もたれ
となる。このとき、下側の取手38が布団類の保持装置
として機能し、布団類が下方向にずれるのを阻止するこ
とができる。
【0030】また、アクチュエータ16を逆方向に駆動
すれば、回動体5は水平となる方向へ回動する。このと
き、水平に戻した回動体5と支持体6の間には隙間34
が形成されるので、手や足を強く挟むことが無くてきわ
めて安全である。
【0031】さらに、当該低床起き上がり装置1は、使
用していないときには、図3に示すように、第1回動軸
A1を中心にして、ブラケット12とともに上部支持台
2を回動させて跳ね上げておくことができ、通路等を確
保したい場合に便利である。このとき、上部支持台2の
回動操作は、上側の取手37を持つことで容易に行うこ
とができ、上部支持台2は、下端部がキャスター13に
より支持されるので、回動がより円滑に行われる。
【0032】なお、図3においては、回動体5と支持体
6を重合した状態を示したが、回動体5をある程度起こ
した状態にしても上部支持台2を跳ね上げることが可能
である。また、上部支持台2を水平にして、下部支持台
3をブラケット25とともに回動させて跳ね上げておく
こともできる。
【0033】そしてさらに、当該低床起き上がり装置1
は、図3中に仮想線で示すように、跳ね上げた上部支持
台2をさらに回動させると、第3回動軸A3を中心にし
て、連結体4および上部支持台2が回動し、上下の取手
37,38が当接して両支持台2,3が2つに折り合わ
された状態になり、収納しやすくなる。また、両支持台
2,3は、図4に示すように、連結体4を下側にして立
てた状態に折り合わせることができ、この場合には、全
体がキャスター13,26によって支持されるので、自
由に移動し得るものとなり、運搬が非常に楽である。こ
のように両支持台2,3を立てた場合には、止め具29
に掛け具30を掛止することにより、その状態が確実に
維持される。
【0034】なお、本発明に係わる低床起き上がり装置
は、構成の細部が上記実施例のみに限定されることはな
く、例えば各構成部位に円筒状の構造部材を使用した
り、フレーム7,9,23,24に木材等で化粧を施し
たり、左右の連結体4やフレーム7,9,23,24の
内側に補強用の桟を設けたりすることもある。また、上
記実施例では、下部支持台3の上側および下側のフレー
ム23,24を一体化した場合を示したが、上部支持台
2と同様に、上側および下側のフレーム23,24を個
別に回動自在にすると共に、上側フレーム23を所定の
回動位置で維持する手段を設け、使用者の足上げを行う
機能をもたせることも可能である。
【0035】
【発明の効果】本発明の請求項1に係わる低床起き上が
り装置によれば、回動体と支持体を備えた上部支持台、
下部支持台および回動体の駆動機構を採用すると共に、
支持体の内側に配置したアクチュエータ、駆動アームお
よび左右の支持アームを備えた駆動機構を採用したこと
から、起き上げ動作を行う機能部が主体となって構造の
簡略化および軽量化を実現することができると共に、駆
動機構を支持体の内側にコンパクトに収容して、全体の
厚みを小さくすることができ、例えば、畳の上にセット
して敷き布団やマットレスを載せたり、ベッドの上にセ
ットしてベッドマットやマットレスを載せたりしても、
全体の高さを低く抑えることができ、生活習慣や通常の
使用感を何ら損なうことなく、既存の様々な寝具に適用
することができる。したがって、病院等の施設での使用
はもちろんのこと、一般家庭での使用にも非常に好適な
ものとなり、使用者にとってもあるいは介護者にとって
も便利である。また、とくに畳等の上にセットした場合
には、全体の厚みが小さいので、使用者が立ち上がるこ
となく当該低床起き上がり装置上の寝床に移動すること
が容易であると共に、転落等の危険性が無い安全なもの
となる。また、回動体を略水平にした状態では、全体で
概略平板状の寝台を形成するので、上に載せた敷き布団
類が凹凸になることもなく、良好な使用感を得ることが
できると共に、回動体を起立させた状態では、回動体お
よび下部支持台によって使用者の体全体を安定して支持
することができる。
【0036】本発明の請求項2に係わる低床起き上がり
装置によれば、請求項1と同様の効果を得ることができ
るうえに、寝台中央の連結体に、上部支持台の支持体お
よび下部支持台を回動自在に連結したことにより、例え
ば、当該低床起き上がり装置を使用していないときに、
床面等の場所を確保して部屋を広く使いたい場合に、上
部支持台または下部支持台を回動させて跳ね上げておく
ことができ、跳ね上げた支持台をさらに回動させれば、
両支持台を2つに折り合わせることができるので、これ
により収納性を著しく高めることができる。また、連結
体を下側にして両支持台を立てた状態に折り合わせるこ
ともできるので、これにより収納性を一層高めることが
できる。
【0037】本発明の請求項3に係わる低床起き上がり
装置によれば、請求項1および2と同様の効果を得るこ
とができるうえに、各支持部材によって寝台の上面がす
のこ状に形成されることから、その上面に載せた敷き布
団類の下側の通気性を得ることができ、また、各支持部
材の両端部に設けた取付け溝と、取付け溝に通した帯状
部材とで各支持部材をフレームに固定することから、各
支持部材の上面に帯状部材が露出しない状態となり、敷
き布団類が引っ掛かるといった不具合の発生を防ぐこと
ができると共に、外観体裁も良好なものとなる。さら
に、1本の帯状部材で各支持部材の同一端部がフレーム
に取付けられるので、構造がきわめて簡単なものとな
り、取付け作業を容易に行うことができるなどの利点が
ある。
【0038】本発明の請求項4に係わる低床起き上がり
装置によれば、請求項1〜3と同様の効果を得ることが
できるうえに、固定用ベルトを採用したことにより、ベ
ッドと併用する場合に、当該低床起き上がり装置をベッ
ド上に固定することができ、ベッド上において安定した
状態で使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる低床起き上がり装置の一実施例
を説明する斜視図である。
【図2】図1の状態から回動体を起立回動させた状態を
説明する断面図である。
【図3】図1の状態から上部支持台を起立回動させた状
態を説明する側面図である。
【図4】両支持台を立てて折り合わせた状態を説明する
側面図である。
【図5】連結体および各フレームに対する支持部材の取
付け構造を説明する要部の斜視図である。
【符号の説明】
1 低床起き上がり装置 2 上部支持台 3 下部支持台 4 連結体 5 回動体 6 支持体 7 回動体のフレーム 8 支持部材 14 駆動機構 15 出力軸 16 アクチュエータ 17 駆動アーム 18 支持アーム 23 下部支持台の上側フレーム 27 固定用ベルト 31 取付け溝 32 帯状部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清 水 秀 紀 埼玉県蓮田市東5−8−3−204 (72)発明者 金 谷 公 彦 栃木県下都賀郡野木町5930−102 Fターム(参考) 4C040 AA03 AA05 BB06 DD04 EE05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上半身に対応する上部支持台と、下半身
    に対応する下部支持台とで所定の厚みを有する概略平板
    状の寝台を形成し、上部支持台は、上半身を受ける回動
    体と、回動体の下側に重合される支持体を備えると共
    に、回動体の寝台中央側の端部を支持体に回動自在に連
    結し、支持体の内側には、回動体を略水平状態から所定
    角度までの間で往復回動させる駆動機構を備え、駆動機
    構が、往復駆動される出力軸を寝台中央側に向けて配置
    したアクチュエータと、アクチュエータの出力軸に中央
    部を連結して寝台横方向に配置した駆動アームと、駆動
    アームの端部と回動体に両端を各々回動自在に連結した
    左右一対の支持アームを備えていることを特徴とする低
    床起き上がり装置。
  2. 【請求項2】 上部支持台と下部支持台の間に連結体を
    備えると共に、上部支持台の支持体および下部支持台の
    寝台中央側の端部を連結体に回動自在に連結したことを
    特徴とする請求項1に記載の低床起き上がり装置。
  3. 【請求項3】 回動体および下部支持台が、その外周を
    形成するフレームと、フレームに対して寝台横方向に掛
    け渡した複数の支持部材を備えており、支持部材は、両
    端部に、寝台縦方向に両端が開放された取付け溝を有す
    ると共に、取付け溝に通した帯状部材をフレームに沿っ
    て固定することにより同フレームに取付けてあることを
    特徴とする請求項1または2に記載の低床起き上がり装
    置。
  4. 【請求項4】 上部支持台の支持体および下部支持台の
    少なくとも一方に、寝台左右側から支持台の下側を通過
    する固定用ベルトを備えたことを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の低床起き上がり装置。
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