JP2000210280A - 放射線画像撮影方法及び放射線画像撮影装置 - Google Patents
放射線画像撮影方法及び放射線画像撮影装置Info
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- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 放射線画像撮影方法及び装置において、患者
の位置決めを容易にし、且つ撮影時間を短くする。 【解決手段】 患者２を床面４の上に直立させ、この患
者２の周囲を放射線源１０と、放射線源１０から放射さ
れ患者２を通過した透過線を検出する検出器３０が対向
して回転しながら放射線１１が患者２を透過した透過像
を撮影する。患者２の位置決めが迅速且つ容易であり、
患者の交代も速やかに行えるので撮影時間が短くて済
む。
の位置決めを容易にし、且つ撮影時間を短くする。 【解決手段】 患者２を床面４の上に直立させ、この患
者２の周囲を放射線源１０と、放射線源１０から放射さ
れ患者２を通過した透過線を検出する検出器３０が対向
して回転しながら放射線１１が患者２を透過した透過像
を撮影する。患者２の位置決めが迅速且つ容易であり、
患者の交代も速やかに行えるので撮影時間が短くて済
む。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はコーンビーム状の放
射線を用いた放射線画像撮影方法及び放射線画像撮影装
置に関し、特に生体等の被写体を床面に直立させた状態
で撮影する放射線画像撮影方法及び放射線画像撮影装置
に関する。
射線を用いた放射線画像撮影方法及び放射線画像撮影装
置に関し、特に生体等の被写体を床面に直立させた状態
で撮影する放射線画像撮影方法及び放射線画像撮影装置
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、放射線を用いた生体等の３次元画
像或いは断層像撮影においては、生体は通常、横臥の姿
勢をとっている。例えば、１９９８年１月発行の映像情
報「コーンビームＣＴ開発の現状とその将来」の第１２
２頁には、寝台の上に横臥した人体の周囲を対向して対
になったＸ線管（放射線源）と検出器が回転しながら生
体の３次元画像を撮影する方法が開示されている。
像或いは断層像撮影においては、生体は通常、横臥の姿
勢をとっている。例えば、１９９８年１月発行の映像情
報「コーンビームＣＴ開発の現状とその将来」の第１２
２頁には、寝台の上に横臥した人体の周囲を対向して対
になったＸ線管（放射線源）と検出器が回転しながら生
体の３次元画像を撮影する方法が開示されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来例
では、一旦、人（患者）が寝台に横になると、撮影のた
めの位置決めを簡単に行うことができないという難点が
ある。即ち，横臥の状態で横にずれるのは患者にとって
負担になるばかりではなく、時間もかかる。また、寝台
への乗り降りも患者にとっては負担になり、また時間も
かかるので、全体として一人あたりの撮影に時間がかか
ってしまうという問題があった。
では、一旦、人（患者）が寝台に横になると、撮影のた
めの位置決めを簡単に行うことができないという難点が
ある。即ち，横臥の状態で横にずれるのは患者にとって
負担になるばかりではなく、時間もかかる。また、寝台
への乗り降りも患者にとっては負担になり、また時間も
かかるので、全体として一人あたりの撮影に時間がかか
ってしまうという問題があった。
【０００４】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あり、撮影のための生体の位置決めが迅速、且つ容易に
行え、結果として被写体にかかる負担を軽減し、また撮
影時間を短縮できる放射線画像撮影方法及び放射線画像
撮影装置を提供することを目的とする。
あり、撮影のための生体の位置決めが迅速、且つ容易に
行え、結果として被写体にかかる負担を軽減し、また撮
影時間を短縮できる放射線画像撮影方法及び放射線画像
撮影装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の放射線画像撮影
方法は、生体等の被写体を床面に対し概ね直立させ、こ
の被写体を挟んで対をなして配置した放射線源と検出器
を、床面に垂直な回転軸の周りに床面と平行に回転させ
ながら被写体を撮影することを特徴とするものである。
方法は、生体等の被写体を床面に対し概ね直立させ、こ
の被写体を挟んで対をなして配置した放射線源と検出器
を、床面に垂直な回転軸の周りに床面と平行に回転させ
ながら被写体を撮影することを特徴とするものである。
【０００６】また、被写体を回転台の上に載置して、放
射線源や検出器の回転方向と逆方向に回転台を回転させ
ながら撮影することもできる。
射線源や検出器の回転方向と逆方向に回転台を回転させ
ながら撮影することもできる。
【０００７】更に、放射線源及び検出器と被写体を回転
させる場合、放射線源と検出器を一方向に１８０度回転
させつつ、同時に被写体を載置した回転台をも逆方向に
１８０度回転させながら撮影することもできる。
させる場合、放射線源と検出器を一方向に１８０度回転
させつつ、同時に被写体を載置した回転台をも逆方向に
１８０度回転させながら撮影することもできる。
【０００８】更に、本発明の放射線画像撮影装置は、放
射線源と検出器を回転させる回転軸を床面に垂直に配置
し、放射線源及び検出器は床面と平行な面内で回転しな
がら床面に概ね直立させた被写体を撮影可能としたこと
を特徴とするものである。
射線源と検出器を回転させる回転軸を床面に垂直に配置
し、放射線源及び検出器は床面と平行な面内で回転しな
がら床面に概ね直立させた被写体を撮影可能としたこと
を特徴とするものである。
【０００９】また、被写体を概ね直立させて載置可能な
回転台を設け、この回転台を放射線源及び前記検出器の
回転方向と逆方向に回転させながら撮影する装置とする
こともできる。
回転台を設け、この回転台を放射線源及び前記検出器の
回転方向と逆方向に回転させながら撮影する装置とする
こともできる。
【００１０】更に、放射線源及び検出器を一方向に半回
転させつつ、被写体を載置した前記回転台を逆方向に半
回転させながら撮影する装置とすることもできる。
転させつつ、被写体を載置した前記回転台を逆方向に半
回転させながら撮影する装置とすることもできる。
【００１１】回転軸は被写体の略真上に吊り下げ、この
回転軸に放射線源と検出器を夫々有するアームを連結す
ることが望ましい。
回転軸に放射線源と検出器を夫々有するアームを連結す
ることが望ましい。
【００１２】また、リング状の回転可能なベースを床面
に配置し、このベースに放射線源と検出器を夫々有する
ポストを対向するように突設することがのぞましい。
に配置し、このベースに放射線源と検出器を夫々有する
ポストを対向するように突設することがのぞましい。
【００１３】ここで、被写体が概ね直立している状態と
は、被写体が横臥した状態でなければよく、例えば椅子
等に座っている状態も含むものとする。
は、被写体が横臥した状態でなければよく、例えば椅子
等に座っている状態も含むものとする。
【００１４】半回転とは１８０度を意味するが、正確な
半回転でなくともよく実質的な撮像の効果に差がなけれ
ば多少角度がずれている場合も含むものとする。
半回転でなくともよく実質的な撮像の効果に差がなけれ
ば多少角度がずれている場合も含むものとする。
【００１５】
【発明の効果】本発明による放射線画像撮影方法及び装
置は、生体等の被写体を床面に対し概ね直立させ、この
被写体を挟んで対をなして配置した放射線源と検出器
を、床面に垂直な回転軸の周りに床面と平行に回転させ
ながら被写体を撮影するよう構成されているので次の効
果を奏する。即ち、被写体を寝台の上に横臥させる必要
がないので位置決めが容易であり、素早く撮影を開始で
きる。撮影の際には迅速に姿勢を変更することが容易で
あり、生体にとって負担が軽減される。また、次の患者
との交代も短時間で済み、全体の撮影時間を短縮するこ
とができる。
置は、生体等の被写体を床面に対し概ね直立させ、この
被写体を挟んで対をなして配置した放射線源と検出器
を、床面に垂直な回転軸の周りに床面と平行に回転させ
ながら被写体を撮影するよう構成されているので次の効
果を奏する。即ち、被写体を寝台の上に横臥させる必要
がないので位置決めが容易であり、素早く撮影を開始で
きる。撮影の際には迅速に姿勢を変更することが容易で
あり、生体にとって負担が軽減される。また、次の患者
との交代も短時間で済み、全体の撮影時間を短縮するこ
とができる。
【００１６】また、被写体を回転台の上に載置して、放
射線源や検出器の回転方向と逆方向に回転台を回転させ
ながら撮影するようにした場合には、撮影装置と被写体
の相対的な回転速度が速くなり、その早くなった分だけ
撮影時間が更に短縮できる。従って患者にとっては一層
撮影のための負担が軽減される。この方式は患者が寝台
上に横臥している場合には、患者を回転させることがで
きないので不可能である。
射線源や検出器の回転方向と逆方向に回転台を回転させ
ながら撮影するようにした場合には、撮影装置と被写体
の相対的な回転速度が速くなり、その早くなった分だけ
撮影時間が更に短縮できる。従って患者にとっては一層
撮影のための負担が軽減される。この方式は患者が寝台
上に横臥している場合には、患者を回転させることがで
きないので不可能である。
【００１７】更に、放射線源及び検出器と被写体を回転
させる場合、放射線源と検出器を一方向に半回転させつ
つ、同時に被写体を載置した回転台をも逆方向に半回転
させて撮影するようにした場合にも、前述の場合と同様
に撮影時間が短縮できると共に、撮影時間が短く位置決
めが容易なので患者の負担が軽減される。更に、被写
体、放射線源、検出器の回転角が小さくて済むので、装
置を高速回転させるためのスリップリング等の特別な機
構が不要である。また、機械的な制約、例えば装置の電
線類を引きずるといったような問題があって、比較的遅
くしか回転できない場合でも撮影時間が短くて済むとい
う効果がある。
させる場合、放射線源と検出器を一方向に半回転させつ
つ、同時に被写体を載置した回転台をも逆方向に半回転
させて撮影するようにした場合にも、前述の場合と同様
に撮影時間が短縮できると共に、撮影時間が短く位置決
めが容易なので患者の負担が軽減される。更に、被写
体、放射線源、検出器の回転角が小さくて済むので、装
置を高速回転させるためのスリップリング等の特別な機
構が不要である。また、機械的な制約、例えば装置の電
線類を引きずるといったような問題があって、比較的遅
くしか回転できない場合でも撮影時間が短くて済むとい
う効果がある。
【００１８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について添付図を参照して詳細に説明する。
について添付図を参照して詳細に説明する。
【００１９】図１は、本発明の第１の実施形態となる放
射線画像撮影方法及び放射線画像撮影装置（以下、単に
装置という）２０を示す概略斜視図である。被写体２、
即ち患者は床面に直立の姿勢で所定の位置に配置され
る。この時患者２の位置決め（ポジショニング）を容易
にするために床面４に立設した壁部６を設けてもよい。
患者２はこの壁部６に寄りかかって立つことで、位置決
めが容易になされ、また姿勢を保つことができる。壁部
６の材料は放射線１１を容易に透過するプラスチック等
の樹脂、或いは木などが使用される。
射線画像撮影方法及び放射線画像撮影装置（以下、単に
装置という）２０を示す概略斜視図である。被写体２、
即ち患者は床面に直立の姿勢で所定の位置に配置され
る。この時患者２の位置決め（ポジショニング）を容易
にするために床面４に立設した壁部６を設けてもよい。
患者２はこの壁部６に寄りかかって立つことで、位置決
めが容易になされ、また姿勢を保つことができる。壁部
６の材料は放射線１１を容易に透過するプラスチック等
の樹脂、或いは木などが使用される。
【００２０】被写体２の上部には撮影装置２０が配置さ
れる。装置２０は、患者２の略真上に床面４に対し垂直
に配置された回転軸２２、および回転軸２２から互いに
逆方向に延び、更に略直角に夫々垂下する２本のアーム
２４、２６を有する。これらのアーム２４，２６の先端
部２８，３２には夫々、Ｘ線管等の放射線源１０、及び
この放射線源１０から放射され、患者２を透過したＸ線
（放射線）１１を検出する検出器３０が取り付けられて
いる。放射線源１０と検出器３０は、患者２を挟んで対
向する位置に配置されている。
れる。装置２０は、患者２の略真上に床面４に対し垂直
に配置された回転軸２２、および回転軸２２から互いに
逆方向に延び、更に略直角に夫々垂下する２本のアーム
２４、２６を有する。これらのアーム２４，２６の先端
部２８，３２には夫々、Ｘ線管等の放射線源１０、及び
この放射線源１０から放射され、患者２を透過したＸ線
（放射線）１１を検出する検出器３０が取り付けられて
いる。放射線源１０と検出器３０は、患者２を挟んで対
向する位置に配置されている。
【００２１】この後、装置２０は、回転軸２２が、図示
しないモータ等の動力源により駆動され、時計回り、或
いは反時計回りのいずれかの一方向に回転される。これ
により、アーム２４，２６の先端２８，３２に夫々取り
付けられた放射線源１０、及び検出器３０が対をなして
被写体２の回りを回転する。この回転の間、適宜間隔で
Ｘ線が放射されて患者２をＸ線が透過した透過像が撮影
される。被写体２を多数方向から撮影して得られた透過
像に基づき、再構成処理した後３次元画像、或いは断層
像が得られる。患者２は床面４の上に立つのみでよく、
撮影後の患者２の交代もそのまま床面４から離れればよ
いので迅速に行うことができる。また、撮影部位によっ
ては位置を変える必要があるが、その場合でも容易に位
置を変えることができる。アーム２４、２６の夫々の垂
下部２４a、２６aを伸縮自在にすれば患者２の上下方向
の撮影部位の変更に対し容易に対応可能である。
しないモータ等の動力源により駆動され、時計回り、或
いは反時計回りのいずれかの一方向に回転される。これ
により、アーム２４，２６の先端２８，３２に夫々取り
付けられた放射線源１０、及び検出器３０が対をなして
被写体２の回りを回転する。この回転の間、適宜間隔で
Ｘ線が放射されて患者２をＸ線が透過した透過像が撮影
される。被写体２を多数方向から撮影して得られた透過
像に基づき、再構成処理した後３次元画像、或いは断層
像が得られる。患者２は床面４の上に立つのみでよく、
撮影後の患者２の交代もそのまま床面４から離れればよ
いので迅速に行うことができる。また、撮影部位によっ
ては位置を変える必要があるが、その場合でも容易に位
置を変えることができる。アーム２４、２６の夫々の垂
下部２４a、２６aを伸縮自在にすれば患者２の上下方向
の撮影部位の変更に対し容易に対応可能である。
【００２２】次に、図２に本発明の第２実施形態となる
放射線画像撮影方法及び装置４０の概略斜視図を示す。
装置４０は床面４に環状のベース４２を回転可能に配置
し、このベース４２には対向する位置にポスト４４，４
６を立設し、夫々に放射線源１０a、及び検出器３０aが
取り付けられる。ベース４２の中央には回転台４８が配
置され、この回転台４８の上に患者２が乗るようになっ
ている。撮影の際には、ベース４２は矢印Ａで示す方向
へ回転し、患者２を載置した回転台４８は逆方向の矢印
Ｂで示す方向に同様な速度で回転する。これによって相
対的な回転速度は２倍となり、速やかに撮影を完了する
ことができる。
放射線画像撮影方法及び装置４０の概略斜視図を示す。
装置４０は床面４に環状のベース４２を回転可能に配置
し、このベース４２には対向する位置にポスト４４，４
６を立設し、夫々に放射線源１０a、及び検出器３０aが
取り付けられる。ベース４２の中央には回転台４８が配
置され、この回転台４８の上に患者２が乗るようになっ
ている。撮影の際には、ベース４２は矢印Ａで示す方向
へ回転し、患者２を載置した回転台４８は逆方向の矢印
Ｂで示す方向に同様な速度で回転する。これによって相
対的な回転速度は２倍となり、速やかに撮影を完了する
ことができる。
【００２３】患者２も回転するため、図に示すように回
転台４８に手すり５０を突設して患者２が手で支えられ
るようにしてもよい。或いは、第１の実施形態と同様に
回転台４８に壁部６を突設して患者２が寄りかかること
ができるようにしてもよい。更に、壁部６に図示しない
ベルトを設け、このベルトにより患者を保持するように
し、患者の動きを規制した被写体固定具としてもよい。
転台４８に手すり５０を突設して患者２が手で支えられ
るようにしてもよい。或いは、第１の実施形態と同様に
回転台４８に壁部６を突設して患者２が寄りかかること
ができるようにしてもよい。更に、壁部６に図示しない
ベルトを設け、このベルトにより患者を保持するように
し、患者の動きを規制した被写体固定具としてもよい。
【００２４】次に患者２が椅子６０に腰掛けた状態の側
面図を図３に示す。椅子６０に腰掛けて撮影するのは、
第１の実施形態の場合でもよいし、第２の実施形態の場
合でもよい。この時患者２は椅子６０の背もたれ６０a
に上体を押しつけることにより位置決めを容易に行うこ
とができ、体を安定した状態に保つことができる。第１
の実施形態の場合には図示する如く、回転台４８に椅子
６０を載置し固定すればよい。
面図を図３に示す。椅子６０に腰掛けて撮影するのは、
第１の実施形態の場合でもよいし、第２の実施形態の場
合でもよい。この時患者２は椅子６０の背もたれ６０a
に上体を押しつけることにより位置決めを容易に行うこ
とができ、体を安定した状態に保つことができる。第１
の実施形態の場合には図示する如く、回転台４８に椅子
６０を載置し固定すればよい。
【００２５】また、図４に別の被写体固定具の例を示
す。(A)は患者２が立ち姿勢をとる場合の、図２で示し
たのと同様な被写体固定具７０であり、(B)は患者２が
座った状態で使用する、図３で示したのと同様な椅子型
の被写体固定具８０である。被写体固定具７０は、断面
形状が湾曲した板状であり、伸縮可能な帯状のゴムバン
ド等から構成される緊縛部材７２が被写体固定具７０の
両側縁７４、７４に亘って取り付けられている。患者２
はこの緊縛部材７２と湾曲した固定具７０により、容易
に位置決めがなされる。
す。(A)は患者２が立ち姿勢をとる場合の、図２で示し
たのと同様な被写体固定具７０であり、(B)は患者２が
座った状態で使用する、図３で示したのと同様な椅子型
の被写体固定具８０である。被写体固定具７０は、断面
形状が湾曲した板状であり、伸縮可能な帯状のゴムバン
ド等から構成される緊縛部材７２が被写体固定具７０の
両側縁７４、７４に亘って取り付けられている。患者２
はこの緊縛部材７２と湾曲した固定具７０により、容易
に位置決めがなされる。
【００２６】また被写体固定具８０は背もたれ部分８６
の断面形状が同様に湾曲して形成されている。背もたれ
部分８６にはその両側縁８４，８４に亘り同様な緊縛部
材８２が設けられている。それにより患者２の位置決め
が容易になされる。
の断面形状が同様に湾曲して形成されている。背もたれ
部分８６にはその両側縁８４，８４に亘り同様な緊縛部
材８２が設けられている。それにより患者２の位置決め
が容易になされる。
【００２７】これらの被写体固定具７０，８０は第１及
び第２のいずれの実施形態にも使用できるものである。
なお、緊縛部材７２，８２はホック、ボタン、ラッチ等
の適宜手段により固定具７０，８０に着脱可能に取り付
けることが望ましい。
び第２のいずれの実施形態にも使用できるものである。
なお、緊縛部材７２，８２はホック、ボタン、ラッチ等
の適宜手段により固定具７０，８０に着脱可能に取り付
けることが望ましい。
【００２８】以上、本発明の放射線画像撮影方法及び装
置について詳細に説明したが、上記の実施形態に限定さ
れるものではなく、様々な変形、変更が可能であること
はいうまでもない。例えば、患者の体を支える手段とし
て脇の下を支えることも考えられる。また床面４上に直
立し、或いは椅子６０に座る他に種々の類似の姿勢が可
能であることは言うまでもない。
置について詳細に説明したが、上記の実施形態に限定さ
れるものではなく、様々な変形、変更が可能であること
はいうまでもない。例えば、患者の体を支える手段とし
て脇の下を支えることも考えられる。また床面４上に直
立し、或いは椅子６０に座る他に種々の類似の姿勢が可
能であることは言うまでもない。
【図１】本発明の第１の実施形態となる放射線画像撮影
方法及び放射線画像撮影装置を示す概略斜視図
方法及び放射線画像撮影装置を示す概略斜視図
【図２】本発明の第２実施形態となる放射線画像撮影方
法及び放射線画像撮影装置の概略斜視図
法及び放射線画像撮影装置の概略斜視図
【図３】患者が椅子に腰掛けた場合を示す回転台上の患
者の側面図
者の側面図
【図４】被写体固定具の例を示す斜視図であり、(A)は
患者が立ち姿勢をとる場合の、図２で示したのと同様な
被写体固定具、(B)は患者が座った状態で使用する、図
３で示したのと同様な椅子型の被写体固定具を夫々示す
患者が立ち姿勢をとる場合の、図２で示したのと同様な
被写体固定具、(B)は患者が座った状態で使用する、図
３で示したのと同様な椅子型の被写体固定具を夫々示す
２ 被写体 ４ 床面 １０，１０a 放射線源 １１ 放射線 ２０，４０ 放射線画像撮影装置 ２２ 回転軸 ３０，３０a 検出器 ４８ 回転台
Claims (6)
- 【請求項１】 放射線源と該放射線源から放射された放
射線を検出する検出器を、被写体を挟んで対をなして配
置すると共に、前記被写体の周囲を互いに同じ方向に回
転させつつ前記放射線源から前記被写体に向けて放射線
を照射して前記被写体を透過した放射線を前記検出器で
検出することにより前記被写体に関する撮影画像データ
を得る放射線画像撮影方法において、 前記被写体を床面に対し概ね直立させ、 前記放射線源及び前記検出器を、前記床面に垂直な回転
軸の周りに前記床面と平行な面内で回転させながら撮影
可能としたことを特徴とする放射線画像撮影方法。 - 【請求項２】 前記被写体を回転台の上に載置すると共
に、前記放射線源及び前記検出器の回転方向と逆方向に
前記回転台を回転させながら撮影可能としたことを特徴
とする請求項１の放射線画像撮影方法。 - 【請求項３】 前記放射線源及び前記検出器を一方向に
半回転させつつ、前記被写体を載置した前記回転台を逆
方向に半回転させながら撮影可能としたことを特徴とす
る請求項２の放射線画像撮影方法。 - 【請求項４】 放射線源と該放射線源から放射された放
射線を検出する検出器を、床面上に位置する被写体を挟
んで対をなして配置し、前記被写体の周囲を所定の回転
軸の回りに同じ方向に回転させつつ前記放射線源から前
記被写体に向けて放射線を照射して前記被写体を透過し
た放射線を前記検出器で検出することにより前記被写体
に関する撮影画像データを得る放射線画像撮影装置にお
いて、 前記回転軸が前記床面に垂直に配置され、 前記放射線源及び前記検出器が前記床面と平行な面内で
回転しながら前記床面に概ね直立させた前記被写体を撮
影可能としたことを特徴とする放射線画像撮影装置。 - 【請求項５】 前記被写体を概ね直立させて載置可能な
回転台を設け、 該回転台を前記放射線源及び前記検出器の回転方向と逆
方向に回転させながら撮影可能とした請求項４の放射線
画像撮影装置。 - 【請求項６】 前記放射線源及び前記検出器を一方向に
半回転させつつ、前記被写体を載置した前記回転台を逆
方向に半回転させながら撮影可能としたことを特徴とす
る請求項５の放射線画像撮影装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11014576A JP2000210280A (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | 放射線画像撮影方法及び放射線画像撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11014576A JP2000210280A (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | 放射線画像撮影方法及び放射線画像撮影装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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