JP2000209976A - 小動物の足汚れ落とし用マット - Google Patents

小動物の足汚れ落とし用マット

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JP2000209976A
JP2000209976A JP11016668A JP1666899A JP2000209976A JP 2000209976 A JP2000209976 A JP 2000209976A JP 11016668 A JP11016668 A JP 11016668A JP 1666899 A JP1666899 A JP 1666899A JP 2000209976 A JP2000209976 A JP 2000209976A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内で飼育するペットの足汚れ落とし用マッ
トに付着した汚れを長時間放置することによって不衛生
な状態が発生することを防止する。 【解決手段】 基台シート3の上に複数の剥離シート2
を積層してなり、かつ複数の剥離シート2は、互いに一
枚一枚容易に剥離可能な状態で接着されている。したが
って、汚れたら表面の一枚の剥離シート2を廃棄するこ
とで常に衛生上好ましい状態となる。さらに上記マット
の表面が凹凸に形成されることによって猫砂等の飛散を
防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のシートを接
着剤で接着積層することによって、使用に際して使用済
みの汚れた表面層にあるシートを手で容易に剥離するこ
とで、衛生的に繰り返し使用することができるようにし
た小動物の足汚れ落とし用マットに関する。
【0002】
【従来の技術】家庭で小動物等のペットを飼育する場
合、ペットの糞尿等の処理のために家庭の室内外に、ト
レイに粒状の猫砂などを敷きつめたペット用トイレを設
置して、そこで大小便の排泄をさせるのが一般である。
しかし、ペットが大小便の排泄を家庭の室内外に設置さ
れたペット用トイレで行う際にペットの糞尿が足等に付
着してその状態で歩き回ることによってその場所が不衛
生になるという問題が生じている。また、トイレに敷き
詰められた猫砂などが周りに飛散して、周囲が汚れてし
まうことがある。これらの問題を解決するために、小動
物等のペットの足の汚れ落とし用として、プラスチック
製又は段ボール製のスノコをトイレの前に設置して、大
小便の排泄後そのスノコの上をペットに歩行させること
によってペットの足の汚れを落とすことが行われてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
スノコなどの足汚れ落としは、使用後もそのままの状態
で長時間放置されることにならざるを得ない。特に段ボ
ール製のものは使用後洗ってきれいにすることもでき
ず、その結果、極めて不衛生な状態を長時間継続させる
ことになってしまう。これを避けるためにマットごと取
り替えると、かなり頻繁に取り替えざるをえず、そのた
めの労力が大変であるばかりでなく、コスト的にも極め
て不経済である。さらにスノコが大きな一枚ものだと、
不安定でゴミ処理の際にスノコの上に乗っている猫砂の
粒等をこぼしてしまうという問題もある。
【0004】これらを解決するために上記スノコに代え
て、又はその上にかぶせる形で、新聞紙を敷くことも行
われている。しかし、この方式であると新聞紙の表面が
平らなので、例えば猫砂の粒等が汚れと共に周囲に転が
り出て、飛び散りやすいという欠点がある。また新聞の
インクがペットの足の裏に付着し、それによって足が汚
れる他、付着したインクをペットが舐めてしまうため、
ペットの健康に対して悪影響を与えることも懸念され
る。
【0005】本発明は上記した課題を解決するためのも
のであり、ペットのトイレ容器の周囲などに敷設して用
いる小動物用の足汚れ落とし用マットを家庭室内に放置
することによる不衛生な状態の発生を簡便かつ経済的に
防止できる小動物の足汚れ落とし用マットを提供するこ
とを目的としている。
【0006】本発明の更なる目的は、排泄後のペットの
汚れた足の裏をきれいにすると共に、ペット用トイレに
用いる猫砂等に付着した汚れが猫砂と共にマットの周囲
に飛散してトイレの周りが汚れることを有効に防止でき
る小動物の足汚れ落とし用マットを提供することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の前記目的は、小
動物の足汚れを落とすために屋内外に敷設して用いる小
動物の足汚れ落とし用マットにおいて、前記マットは、
基台シートと、基台シートの上に積層され互いに剥離可
能な状態で接着された複数の剥離シートとからなること
を特徴とすることによって達成される。
【0008】この小動物の足汚れ落とし用マットは複数
枚の剥離可能シートが積層されているため、使用され表
面の剥離シートが汚れたときに、この剥離シートを剥が
して新しい剥離可能シートの新しい面を露出させること
ができる。したがって、常にきれいな面を使用すること
ができ、また、汚れるたびにマット全体を取り替える必
要が無いので経済的である。
【0009】また、前記マットは、剥離シートを内側に
向けてロール状に折り曲げ可能であることが好ましい。
マットの運搬時や廃棄時に便利である。
【0010】本発明のマットの表面には、汚れの周囲へ
の飛散防止という目的のために、少なくとも敷設したマ
ット上をペット等が歩行する際にペット等の足が直接接
触する側の面に、凹凸部が形成されていることが好まし
い。凹凸部を形成するには次のような方法がある。 前記基台シートの表面には凹凸が形成されており、基
台シートの上に積層される剥離シートが、基台シートの
凹凸に沿って接着されることにより凹凸状とされる。 剥離シートを加圧成形することによって凹凸部を形成
する。 剥離シートに複数箇所開孔することによって凹凸部を
形成する。
【0011】なお、マットを構成する前記剥離シート
は、不織布で形成されることが好ましい。不織布で構成
することにより、剥離シート表面をペットが歩いたとき
に、ペットの足に付着した糞尿や汚れを取ることができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、本発明
の小動物用の足汚れ落とし用マットについて説明する。
図1は、本発明の小動物の足汚れ落とし用マットの使用
形態の一例を示す斜視図、図2はその足汚れ落とし用マ
ットを部分拡大した斜視図である。
【0013】図1に示すように、本発明の小動物用足汚
れ落とし用マット1は、例えば、猫砂と称される排泄物
吸収性の粒状体11が入れられたペット用トイレ10の
下に敷かれて使用される。マット1の大きさは、例えば
縦(y方向の長さ)が100〜1000mm程度、横
(x方向の長さ)が200〜1000mm程度である。
なお、マット1はトイレ周りだけではなく、玄関などに
敷いて使用することもでき、その大きさも用途に応じて
適宜変更される。
【0014】図1及び図2に示すように、本発明のマッ
ト1は、基台シート3の上に不織布で形成された複数枚
の剥離シート2a、2b、2cが積層されて構成されて
いる。各々の剥離シート2a、2b、2cの下面には、
一枚一枚剥がせるように互いにアクリル樹脂製の弱粘着
性の接着剤を、例えば5g/m2程度塗布することによ
って全面又は部分的に接着されている。この接着強度
は、使用者が各々の剥離シート2a、2b、2cを手で
容易に引き剥がすことができる程度であり、例えば約1
00gf/25mm以下である。さらに、剥離シート2
が破れることなく剥がせるようにするために、接着強度
と剥離シート2の引張り強度との差は50gf/25m
m以上となるように調節されることが好ましい。
【0015】このマット1の使用時において、マット1
の表面4に現れている剥離シート2aにペットの排泄物
等が付着して汚れた場合、使用者はその剥離シート2a
を手で引き剥がすことによって汚れたシートのみを容易
に廃棄できる。そして、剥がされた剥離シート2aの下
から新たな剥離シート2bが現れる。このように、汚れ
た剥離シート2を廃棄でき、その後常に新しくきれいな
剥離シート2がマット1の表面4に現れるので、大変衛
生的である。また、このマット1は積層された複数の剥
離シート2a、2b、2cを使いきるまで基台シート3
を取り変えずに使用できるため、経済的にも優れてい
る。
【0016】なお、接着剤はホットメルト接着剤やヒー
トシールなど、剥離シート2を剥離可能な状態で接着で
きるものであればどのようなものでも使用できる。ま
た、剥離シート2をマット1の表面から順に一枚一枚剥
がせるように、基台シート3に近づくにしたがって接着
強度が強くなるようにしてもよい。
【0017】本発明のマット1の表面には、ほぼ全面に
わたって凹凸が形成されている。図2に示すものでは、
マット1の表面4に互いに平行に形成された溝状の凹部
5が形成されており、凹部5と凹部5との間が凸部6と
なっている。猫砂などの粒状体11がペット用トイレ1
0から飛散したときに、表面4の凹部5内に粒状体11
を留めることができ、粒状体11はマット1の外へ出に
くくなり、マット1の周りの床などに粒状体11が飛散
しない。また、この凹凸によって、マット1の表面4の
上を歩くペットの足の裏の汚れをとることができる。
【0018】マット1の表面4の凹凸は次のようにして
得ることができる。図2に示すものでは、基台シート3
の表面層3aが例えばコルゲート加工により波状に形成
されて、裏面層(カバー層)3bに接着されている。こ
れら表面層3aと裏面層3bは軟質なシートで形成され
ていることが好ましく、例えばパルプシート(片段ボー
ル紙)などである。複数枚が互いに剥離可能に積層され
た剥離シート2の最下層の剥離シート2cは、基台シー
ト3の表面層3aの表面に積層されて接着固定されてい
る。これにより剥離シート2は表面層3aの波形状に沿
って凹凸状に形成される。
【0019】なお、凹部5と凸部6の大きさは適宜調整
して形成される。市販されている粒状体11(猫砂)の
寸法は、石砂は3mm以下、シリカサンドは4mm以上
で6mm以下、パルプから成る砂は5mm以上で7mm
以下程度である。よって、凹部5でこれらの猫砂を保持
するために、凹部5内の最も狭い幅の部分の幅寸法5d
は2〜10mm程度、更に好ましくは5mm程度であ
り、また、凹部の溝の深さは2〜10mm程度、更に好
ましくは5mm程度である。また、凹部5と凹部5との
間隔、すなわち凸部6の幅(最も広い部分の幅寸法)6
dは2〜10mm程度、さらに好ましくは5mm程度で
ある。凹凸部の寸法を上記のように設定すると、ペット
がマット1の上を歩行したとき、足の裏の汚れが凸部6
に引っかかり、汚れを効率的に落とすことができる。
【0020】本発明のマット1は、基台シート3と剥離
シート2が変形可能な軟質なものであり、両端部15、
15をもって剥離シート2を内側に向けるようにして、
矢印zの方向へロール状に折り曲げることが可能であ
る。マット1を構成する基台シート3は凹部5および凸
部6が延びるy方向にある程度剛性をもち、且つx方向
へ曲げやすい(丸めやすい)形状である。したがって使
用者が手で矢印zの方向へ容易に丸めることができる。
したがって、マット1を廃棄する場合や、マット1の上
に載った汚れをごみ箱へ運んで廃棄する場合には、マッ
ト1を丸めて運ぶことができる。また、マット1の上に
載った汚れのみをごみ箱へ捨てる場合には、マット1を
ロール状に折り曲げ、y方向に延びる凹部5に沿ってゴ
ミをごみ箱へ落とすことができて便利である。
【0021】本発明のマット1はロール状に曲げること
ができるので、x方向に沿って丸められたロール状の原
反から必要量引出し、切断して使用することができる。
あるいは販売店で、前記原反から必要長引出し、切断し
て販売することも可能である。したがって、使用形態や
使用対象の大きさによって適宜大きさを選べることとな
り、経済的でもある。
【0022】上記のようにロール状に丸めるように曲げ
変形可能なマット1を構成するためには、基台シート3
として使用されるコルゲート加工されたパルプシート
(片段ボール紙)の坪量が200g/m2程度であるこ
とが好ましい。また、片段ダンボール紙は裏面層3bが
平坦であるため、床面などの平坦な場所に安定して設置
することができ、表面層3aが波形状であるため、表面
に接合された剥離シート2を波状の凹凸形状にできる。
【0023】その他、ロール状に丸めることが可能で、
しかもマットの表面に図1及び図2に示すような凹凸面
を形成することができるようにする基台シート3とし
て、図3に(A)(B)に示す構造を選択できる。
【0024】図3(A)に示すものでは、基台シート3
の構成として、液不透過性の樹脂シート(例えばポリエ
チレンシート)などの裏面シート3cの表面に、複数の
線状材3dが互いに平行となるようにしてy方向(図1
参照)に向けて並べられて接着されている。この線状材
3dは、撚糸、プラスチックファイバーなどである。そ
の表面には、樹脂シート、不織布、織布または紙などの
表面シート3eが接着固定されている。この表面シート
3eは線状材3dの部分で凸状、線状材3dと線状材3
dの間で凹状となる。そして、この表面シート3eの表
面に、積層された剥離シート2のうちの最下層の剥離シ
ート2bが接着固定されている。
【0025】図3(B)に示すものでは、基台シート3
の構成として、液不透過性の樹脂シートなどの裏面シー
ト3fの表面に、複数の角状材3gが互いに平行となる
ようにしてy方向(図1参照)へ延びるように接着固定
されている。角状材3gはプラスチック板、発泡ポリス
チレンの角材など軽量なものが好ましい。上記の角状材
3gの表面に、樹脂シート、不織布、織布または紙など
の表面シート3hが接着されている。そしてその表面に
剥離シート2の最下層の剥離シート2bが接着固定され
ている。よって、剥離シート2は、角状材3gに沿って
凹凸形状となる。
【0026】図3(A)(B)に示すものでは、図1の
マット1のように矢印zの方向へ丸めることが可能であ
る。また線状材3dと線状材3dとの間、角状材3gと
角状材3gとの間で基材シート3を簡単に切断できる。
また裏面シート3cまたは3fを液不透過性の樹脂シー
トで構成することにより、ペットがマット1上で排尿し
ても、尿が床面に漏れるのを防止できる。
【0027】本発明の剥離シート2は不織布、紙又は織
布で形成することができるが、この中でもコストの点な
どにおいて不織布が特に好ましい。また、剥離シート2
が不織布である場合、本発明のマット1の表面4の摩擦
抵抗が高くなり、粒状体11が周囲に滑って転がること
を防止することができる。さらにまた不織布の場合、排
泄後にペットが本発明のマット1の上を歩くときに、ペ
ットの足の裏に付いた汚れがさらに効果的に拭き取られ
る。
【0028】剥離シート2に用いる不織布としては、例
えば、ポリプロピレン繊維で形成された、坪量20g/
2程度のポイントボンド不織布を一枚の剥離シート2
として使用することができる。なお、剥離シート2を不
織布で形成する場合、不織布は親水性及び/又は吸水性
繊維を含有していることが好ましい。親水性及び/又は
吸水性繊維を含有する不織布を使用すると、ペット用ト
イレ10の外へ飛び散った排泄物や、ペットの足の裏に
付いた排泄物などを拭き取るだけでなく、少量であれば
これを吸収することができる。親水性繊維としては、ポ
リプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリエ
チレンテレフタレート(PET)、ナイロン、アクリル
などの疎水性繊維に親水性の界面活性剤を含有させたも
のをあげることができる。例えば、吸汗PP、吸汗P
E、吸汗PETである。また、吸水性繊維としては、レ
ーヨン繊維やセルロース繊維などをあげることができ
る。
【0029】また各剥離シート2が不織布で形成される
場合、剥離シート2どうしの接着力を適度なものとする
ために、上位の剥離シート2aの裏面に離型紙または離
型紙層を設け、その離型紙または離型紙層と下位の剥離
シート2bの表面との間に粘着剤を塗布し、上位の使用
済みの剥離シート2aが離型紙とともにその下位の剥離
シート2bから容易に剥がれるようにしてもよい。
【0030】図4に本発明のマット1の裏面8を示す。
裏面8、すなわち基台シート3の裏面層3bまたは裏面
シート3cあるいは3fの床に接する側の面には、線状
の滑り止め部7が全面にわたって所定間隔をあけて平行
に形成されている。ペットが本発明のマット1の上に乗
ったときにマット1がずれてしまうと、粒状体11が周
辺に飛び散らばってしまう原因となる。したがって、図
4に示すように基台シートの裏面には滑り止め部7が形
成されることが好ましい。
【0031】滑り止め部7は、水や有機溶媒に溶解した
ゴム性樹脂を裏面8に塗布して形成することが可能であ
る。ゴム性樹脂は、例えばポリスチレン−ポリブタジエ
ン−ポリスチレン(SBS),ポリスチレン−ポリ(エ
チレン−ブチレン)−ポリスチレン(SEBS),ポリ
スチレン−ポリ(エチレン−プロピレン)(SEP),
ポリスチレン−ポリイソプレン−ポリスチレン(SI
S),ビニルSIS,水添ポリスチレンブタジエンゴム
(HSBR),エチレン−酢酸ビニル共重合体(EV
A)などの熱可塑性エラストマーや、塩化ビニル、ゴム
シートなどが挙げられる。
【0032】線状の滑り止め部7の幅は、5mm以上で
15mm以下であり、滑り止め部7と滑り止め部7との
間は10mm以上で26mm以下の間隔をあけて形成さ
れていることが好ましい。また、この滑り止め部7の形
状は図4に示すような線状(ストライプ状)に限らず、
網目状、ドット状など他の形状でもよい。この場合、滑
り止め部が形成される間隔は適宜調整されるそのほか、
滑り止め部は裏面の全面にわたって形成されていてもよ
い。
【0033】また、滑り止め部は粘着性接着剤で形成す
ることもできる。この場合、本発明のマットの床に対面
する面において、裏面層3bまたは裏面シート3cある
いは3fを形成する不織布やフィルムに、部分的に粘着
性接着剤を設置する。必要な滑り止め効果を得るために
は、本発明のマットの縁の近く、例えば四角形のマット
であればその四角形の四隅に設置するとよい。粘着性接
着剤を用いる場合、使用時に粘着性接着剤の上を覆って
いる離型紙を剥がして接着面を露出させて床などに接着
させる。
【0034】図5は、本発明のマットの他の実施の形態
を示す部分斜視図である。図5に示すものでは、本発明
のマット1の表面4に四角形状の凹部5が間隔を開けて
連続して形成されており、凹部5と凹部5との間が凸部
6となっている。この凹凸を形成する場合、予め複数枚
の剥離シート2a、2b、2cと基台シート3の表面層
3iとが積層されたものに対し、凹凸を加圧形成し、こ
の加圧成形されたものを基台シート3の裏面層3jの表
面に接着する。または、基台シート3の表面層3iに予
め凹凸を形成し、剥離シート2の貼りつけ時に圧力をか
け、積層された剥離シート2が基台シート3の凹凸に沿
うようにしてもよい。または、剥離シート2のみが積層
されたものに対し、凹凸を加圧形成し、この加圧成形さ
れたものを表面が平らな基台シート3に接着することも
できる。なお、不織布で形成された剥離シート2に凹凸
を形成する場合、不織布に少量の水分を含浸させた後に
加熱してプレス形成すると、凹凸部を形成しやすい。例
えば、表面に凹凸があるローラーで加圧することによっ
て部分的に凹部を形成することができる。
【0035】図6は、本発明のマットの他の実施の形態
を示す部分斜視図である。図6に示すマット1では、複
数の剥離シート2a、2b、2c、2d、2eには凹凸
形状が付けられておらず、積層された剥離シート2に、
多数の円形の開孔部9が間隔を空けて規則的に形成され
ており、開孔部9を有する積層された剥離シート2が、
表面の平らな基台シート3に重ねられて接着されてい
る。このように、本発明のマット1の凹凸部は、剥離シ
ート2に、複数箇所開孔することによっても形成するこ
とができる。
【0036】そのほか、図2では凸部6が互いに平行で
直線状に延びているが、凸部6が曲線状となるように形
成してもよい。またそのほか、また表面が円形の凹部が
規則的に形成されるように、剥離シートを加圧して凹凸
部を形成してもよい。なお、各シートの接合は、凹凸部
を形成した後に接合しても、各層を接合した後に凹凸部
を形成してもよい。
【0037】また、本発明のマット1の凹凸部は、剥離
シート2が熱可塑性樹脂(熱溶着可能な繊維)を含有し
ている不織布である場合において、熱溶融によっても形
成することができる。例えば熱溶着性繊維を含む剥離シ
ート2を所定枚数重ねた後、あるいは1枚ずつ重ねる度
に、軽く加圧して、あるいはほとんど加圧せずに、熱処
理することにより、各剥離シート2が互いに剥離可能に
接合される。
【0038】本発明のマット1では、凹凸部がマット1
の表面全面に形成されているが、ペット用トイレの中の
粒状体が床に散乱することを防ぐためには、凹凸部はマ
ット1の少なくとも周囲部分に形成されていればよい。
例えば、ペット用トイレが設置される部分に対しては、
マット1の表面に凹凸部が形成されていなくてもよい。
さらにまた、本発明のマット1を玄関前などにおいて、
猫砂などの粒状体がこぼれることを防止する必要が無い
状態で使用される場合、マット1の表面4には凹凸は形
成されていなくても良い。この場合において、剥離シー
トが不織布で形成されていれば、ペットの足の裏の汚れ
をとる効果を期待できる。また、使用中に小石などがマ
ット1の上に乗っても、剥離シート2が不織布であれば
摩擦が大きいため、マット1の外へと転がり出ることも
少ない。
【0039】また、本発明のマット1は基台シート3を
リサイクルできるようにしてもよい。その場合、積層さ
れた複数の剥離シート2が全て剥がされて使い切られた
後、使用者が剥離シート2のみを買い足して、基台シー
ト3の上に貼り付けることによって使用することもでき
る。なお、本発明のマット1は、人に衛生的な印象を与
えるために、青色などに着色されていてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上詳述した本発明の小動物の足汚れ落
とし用マットは、使用によってマットの表面に便等の汚
れが付着した場合に、表面に位置する剥離シートを手で
容易に引き剥がすことによって、汚れの付着した部分の
みを廃棄できるとともに、引き剥がした後も残りの部分
によって小動物の足汚れ落とし用マットを繰り返し使用
することができる。また、剥離シートを内側に向けて折
り曲げ可能であるため、廃棄時や運搬時に便利である。
【0041】さらに、表面部を凹凸に形成することによ
りペット用トイレに入れられた猫砂等の粒状体が周囲の
床などの広い領域に散らばることを防止することができ
る。また、本発明のマットは表面が不織布で形成されて
いるため、ペットの足の裏の汚れを拭き取る効果があ
り、さらに表面が凹凸に形成されていることで汚れを拭
き取る効果がさらに高くなる。したがって、ペット用ト
イレの周囲の床などをきれいに且つ清潔に保つことがで
きる。
【0042】また、本発明の小動物の足汚れ落とし用マ
ットは不織布やパルプなどから形成されているため、軽
くて持ち運びに便利であり、また安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の小動物の足汚れ落とし用マットの実施
形態を示す斜視図
【図2】本発明の小動物の足汚れ落とし用マットの表面
を部分拡大した斜視図
【図3】(A)(B)は、それぞれ本発明の小動物の足
汚れ落とし用マットの他の実施形態を示す部分拡大断面
【図4】本発明の小動物の足汚れ落とし用マットの裏面
を示す平面図
【図5】本発明の小動物の足汚れ落とし用マットの他の
実施形態を示す部分斜視図
【図6】本発明の小動物の足汚れ落とし用マットの他の
実施形態を示す部分斜視図
【符号の説明】
1 本発明の小動物の足汚れ落とし用マット 2 剥離シート 3 基台シート 4 表面 5 凹部 6 凸部 7 滑り止め部 8 裏面 9 開孔部 10 ペット用トイレ 11 粒状体(猫砂)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小動物の足汚れを落とすために屋内外に
    敷設して用いる小動物の足汚れ落とし用マットにおい
    て、 前記マットは、基台シートと、基台シートの上に積層さ
    れ互いに剥離可能な状態で接着された複数の剥離シート
    とからなることを特徴とする小動物の足汚れ落とし用マ
    ット。
  2. 【請求項2】 前記マットは、剥離シートを内側に向け
    てロール状に折り曲げ可能である請求項1記載の小動物
    の足汚れ落とし用マット。
  3. 【請求項3】 前記マットの表面には凹凸部が形成され
    ている請求項1または2記載の小動物の足汚れ落とし用
    マット。
  4. 【請求項4】 前記基台シートの表面に凹凸が形成され
    ており、基台シートの上に積層される剥離シートは、基
    台シートの凹凸に沿って接着されることにより凹凸状と
    されている請求項3記載の小動物の足汚れ落とし用マッ
    ト。
  5. 【請求項5】 前記凹凸部は、前記剥離シートを加圧成
    形することによって形成されている請求項3記載の小動
    物の足汚れ落とし用マット。
  6. 【請求項6】 前記凹凸部は、前記剥離シートに複数箇
    所開孔することによって形成されている請求項3記載の
    小動物の足汚れ落とし用マット。
  7. 【請求項7】 前記剥離シートが不織布で形成される請
    求項1〜6のいずれかに記載のマット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008059747A1 (fr) * 2006-11-14 2008-05-22 Toshifumi Fukunishi Tapis de protection contre la litière pour animaux domestiques
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