JP2000209335A - 電話網におけるfax通信品質測定システム - Google Patents
電話網におけるfax通信品質測定システムInfo
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- JP2000209335A JP2000209335A JP11011652A JP1165299A JP2000209335A JP 2000209335 A JP2000209335 A JP 2000209335A JP 11011652 A JP11011652 A JP 11011652A JP 1165299 A JP1165299 A JP 1165299A JP 2000209335 A JP2000209335 A JP 2000209335A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電話網の通話回線におけるFAX通信品質を
定量的に把握する。 【解決手段】 電話網11を介して一対の測定器13
a、13b相互間に通話回線を形成した状態で一対の測
定器相互間でFAX通信を行うことによって、形成され
た通話回線に対するFAX通信品質の評価を行う。具体
的には、発信側の測定器13aは、自己のテストチャー
トメモリ21に記憶しているテストチャートを読出し
て、自己のFAX通信処理部20を介して、着信側の測
定器13bへ送出するシーケンス制御手段22を備てい
る。着信側の測定器13bは、自己のFAX通信処理部
を介して発信側の測定器から受信したテストチャートと
自己のテストチャートメモリに記憶されたテストチャー
トとを比較することによって、受信したテストチャート
の誤りを定量的に測定するデータ誤り測定手段27を備
えている。
定量的に把握する。 【解決手段】 電話網11を介して一対の測定器13
a、13b相互間に通話回線を形成した状態で一対の測
定器相互間でFAX通信を行うことによって、形成され
た通話回線に対するFAX通信品質の評価を行う。具体
的には、発信側の測定器13aは、自己のテストチャー
トメモリ21に記憶しているテストチャートを読出し
て、自己のFAX通信処理部20を介して、着信側の測
定器13bへ送出するシーケンス制御手段22を備てい
る。着信側の測定器13bは、自己のFAX通信処理部
を介して発信側の測定器から受信したテストチャートと
自己のテストチャートメモリに記憶されたテストチャー
トとを比較することによって、受信したテストチャート
の誤りを定量的に測定するデータ誤り測定手段27を備
えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交換機が組込まれ
た電話網において、この電話網に接続されたFAX端末
相互間に形成される通話回線に対するFAX通信品質の
評価を行う電話網におけるFAX通信品質測定システム
に関する。
た電話網において、この電話網に接続されたFAX端末
相互間に形成される通話回線に対するFAX通信品質の
評価を行う電話網におけるFAX通信品質測定システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】多数の交換機が組込まれた公衆電話網や
例えば一つの交換機が組込まれた構内電話網等の電話網
を新規に構築したり、新規の交換機を電話網に組込んだ
場合は、この電話網が正常に動作することを確認した
り、また、稼働後において維持管理のために、各種の試
験を実施する。
例えば一つの交換機が組込まれた構内電話網等の電話網
を新規に構築したり、新規の交換機を電話網に組込んだ
場合は、この電話網が正常に動作することを確認した
り、また、稼働後において維持管理のために、各種の試
験を実施する。
【0003】電話網の評価方法の一つとして、この電話
網に接続された一対の電話端末相互間に通話回線を形成
した状態で、この電話端末相互間で各種の試験信号を送
受信して、電話端末相互間に形成された該当通話回線の
通話品質を評価する手法が実用化されている。
網に接続された一対の電話端末相互間に通話回線を形成
した状態で、この電話端末相互間で各種の試験信号を送
受信して、電話端末相互間に形成された該当通話回線の
通話品質を評価する手法が実用化されている。
【0004】しかし、電話網には、上述した一般の加入
者電話端末の他にファクシミリ(以下FAXと略記す
る)端末が接続される。したがって、電話網が正常に動
作することの確認試験は、一対のFAX端末を電話網に
接続し、FAX端末相互間に通話回線を形成した状態
で、FAX端末相互間で、試験画像を送信して、受信し
た試験画像を評価する手法が採用されている。
者電話端末の他にファクシミリ(以下FAXと略記す
る)端末が接続される。したがって、電話網が正常に動
作することの確認試験は、一対のFAX端末を電話網に
接続し、FAX端末相互間に通話回線を形成した状態
で、FAX端末相互間で、試験画像を送信して、受信し
た試験画像を評価する手法が採用されている。
【0005】図5は電話網におけるFAX通信品質の評
価手法を示す図である。
価手法を示す図である。
【0006】例えば、公衆電話網1に対して、2台のF
AX端末2a、2bが接続されている。発信側のFAX
端末2aから着信側のFAX端末2bへテストチャート
3を送信して、着信側のFAX端末2bで受信したテス
トチャート4と、送信元のテストチャート3とを試験担
当者が目視で比較していた。
AX端末2a、2bが接続されている。発信側のFAX
端末2aから着信側のFAX端末2bへテストチャート
3を送信して、着信側のFAX端末2bで受信したテス
トチャート4と、送信元のテストチャート3とを試験担
当者が目視で比較していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示すように、受信したテストチャート4と送信元のテス
トチャート3とを試験担当者が目視で比較するFAX通
信品質の評価手法においてもまだ解消すべき次のような
課題があった。
示すように、受信したテストチャート4と送信元のテス
トチャート3とを試験担当者が目視で比較するFAX通
信品質の評価手法においてもまだ解消すべき次のような
課題があった。
【0008】すなわち、受信したテストチャート4の画
像品質を試験担当者の目視に頼って評価しているので、
試験担当者の個人差が入り、客観的にかつ定量的に評価
できない。
像品質を試験担当者の目視に頼って評価しているので、
試験担当者の個人差が入り、客観的にかつ定量的に評価
できない。
【0009】また、FAX端末相互間でFAX通信を実
施するために、各FAX端末には、FAX通信プロトコ
ルを有したFAX通信処理部が組込まれている。このF
AX通信プロトコルは、FAX端末相互間でFAX通信
を円滑に実施するために、種々の機能を有している。
施するために、各FAX端末には、FAX通信プロトコ
ルを有したFAX通信処理部が組込まれている。このF
AX通信プロトコルは、FAX端末相互間でFAX通信
を円滑に実施するために、種々の機能を有している。
【0010】具体的には、電話網内に形成された通話回
線が不良の場合は、画像が正常に送信できない場合があ
る。この場合、着信側のFAX端末2bに組込まれたF
AX通信プロトコルは、発信側のFAX端末2aに対し
て、データの再送要求を送出する。発信側のFAX端末
2aは、着信側から再送要求を受領すると、同一データ
を再送する。
線が不良の場合は、画像が正常に送信できない場合があ
る。この場合、着信側のFAX端末2bに組込まれたF
AX通信プロトコルは、発信側のFAX端末2aに対し
て、データの再送要求を送出する。発信側のFAX端末
2aは、着信側から再送要求を受領すると、同一データ
を再送する。
【0011】しかし、試験担当者にとっては、着信側の
FAX端末2bから出力される受信されたテストチャー
ト4を見る限りにおいては、この受信テストチャート4
が1回目の送信で受信されたのか、2回以上再送を試み
た結果のテストチャート4であるのかの区別がつかない
問題がある。この再送がなくて1回で送信されたか、再
送が発生したか、さらにその再送回数等の情報は、FA
X端末2a、2b相互間に形成された電話網1の通話回
線の通信品質を評価する上で非常に重要な項目である。
FAX端末2bから出力される受信されたテストチャー
ト4を見る限りにおいては、この受信テストチャート4
が1回目の送信で受信されたのか、2回以上再送を試み
た結果のテストチャート4であるのかの区別がつかない
問題がある。この再送がなくて1回で送信されたか、再
送が発生したか、さらにその再送回数等の情報は、FA
X端末2a、2b相互間に形成された電話網1の通話回
線の通信品質を評価する上で非常に重要な項目である。
【0012】さらに、各FAX端末2a,2bに組込ま
れたFAX通信プロトコルは、フォールバック機能を要
している。すなわち、FAX通信プロトコルはデータを
他方のFAX端末へ送信する場合のデータ伝送速度とし
て、例えば9600bpsと4800bpsとのよう
に、複数種類を有している。そして、送信先のFAX端
末の受信能力や通話回線の状況に応じて、そのとき許さ
れる最高の伝送速度を自動的に選択してデータ伝送を実
施している。
れたFAX通信プロトコルは、フォールバック機能を要
している。すなわち、FAX通信プロトコルはデータを
他方のFAX端末へ送信する場合のデータ伝送速度とし
て、例えば9600bpsと4800bpsとのよう
に、複数種類を有している。そして、送信先のFAX端
末の受信能力や通話回線の状況に応じて、そのとき許さ
れる最高の伝送速度を自動的に選択してデータ伝送を実
施している。
【0013】したがって、形成された通話回線が何等か
の要因により、通信不良になると、データ伝送速度が自
動的に低下するフォールバックが発生する。このように
フォールバックは、電話網1内に形成された通話回線の
品質に大きく影響される。しかし、試験担当者にとって
は、着信側のFAX端末2bから出力される受信された
テストチャート4を見る限りにおいては、この受信テス
トチャート4がどのデータ伝送速度で送信されてきたの
かを知る術がない。
の要因により、通信不良になると、データ伝送速度が自
動的に低下するフォールバックが発生する。このように
フォールバックは、電話網1内に形成された通話回線の
品質に大きく影響される。しかし、試験担当者にとって
は、着信側のFAX端末2bから出力される受信された
テストチャート4を見る限りにおいては、この受信テス
トチャート4がどのデータ伝送速度で送信されてきたの
かを知る術がない。
【0014】その結果、データ伝送速度が異なる受信テ
ストチャート4どうしを比較対照して、電話網1内に形
成された通話回線の良否を判定してしまう懸念がある。
ストチャート4どうしを比較対照して、電話網1内に形
成された通話回線の良否を判定してしまう懸念がある。
【0015】このように、発信側のFAX端末2aか
ら、たとえ、同一のテストチャート3を着信側のFAX
端末2bへ送信したとしても、両者間に形成された通話
回線の状況によっては、該当テストチャートに対する受
信開始時刻から受信終了時刻までの通信所要時間が異な
る。
ら、たとえ、同一のテストチャート3を着信側のFAX
端末2bへ送信したとしても、両者間に形成された通話
回線の状況によっては、該当テストチャートに対する受
信開始時刻から受信終了時刻までの通信所要時間が異な
る。
【0016】しかし、試験担当者にとっては、着信側の
FAX端末2bから出力される受信されたテストチャー
ト4を見る限りにおいては、この受信テストチャート4
の通信所要時間を知る術がない。
FAX端末2bから出力される受信されたテストチャー
ト4を見る限りにおいては、この受信テストチャート4
の通信所要時間を知る術がない。
【0017】このように、電話網に対して、一対のFA
X端末2a、2bを接続して、テストチャートを送信す
るのみでは、両者間に形成される通話回線に対するFA
X通信品質を精度よく評価できない。
X端末2a、2bを接続して、テストチャートを送信す
るのみでは、両者間に形成される通話回線に対するFA
X通信品質を精度よく評価できない。
【0018】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、電話網に接続された一対の測定器に対し
て、テストチャートを記憶するテストチャートメモリを
設け、受信テストチャートと記憶された元のテストチャ
ートとを自動比較することによって、送信されたデータ
の誤りを客観的にかつ定量的に測定でき、両者間に形成
された電話網の通話回線におけるFAX通信品質を定量
的に把握できる電話網におけるFAX通信品質システム
を提供することを目的とする。
ものであり、電話網に接続された一対の測定器に対し
て、テストチャートを記憶するテストチャートメモリを
設け、受信テストチャートと記憶された元のテストチャ
ートとを自動比較することによって、送信されたデータ
の誤りを客観的にかつ定量的に測定でき、両者間に形成
された電話網の通話回線におけるFAX通信品質を定量
的に把握できる電話網におけるFAX通信品質システム
を提供することを目的とする。
【0019】さらに、別の発明の目的は、上記発明の目
的に加えて、送信されるテストチャートの送信所要時間
や、再送回数や、フォールバック発生回数等を定量的に
把握することによって、電話網の通話回線におけるFA
X通信品質をより詳細に把握できる電話網におけるFA
X通信品質システムを提供することを目的とする。
的に加えて、送信されるテストチャートの送信所要時間
や、再送回数や、フォールバック発生回数等を定量的に
把握することによって、電話網の通話回線におけるFA
X通信品質をより詳細に把握できる電話網におけるFA
X通信品質システムを提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に、本発明の電話網におけるFAX通信品質測定システ
ムは、交換機が組込まれた電話網に一対の測定器を接続
して、電話網を介して一対の測定器相互間に通話回線を
形成した状態で一対の測定器相互間でFAX通信を行う
ことによって、形成された通話回線に対するFAX通信
品質の評価を行う。
に、本発明の電話網におけるFAX通信品質測定システ
ムは、交換機が組込まれた電話網に一対の測定器を接続
して、電話網を介して一対の測定器相互間に通話回線を
形成した状態で一対の測定器相互間でFAX通信を行う
ことによって、形成された通話回線に対するFAX通信
品質の評価を行う。
【0021】そして、一対の測定器に対して、通話回線
を介して互いに相手の測定器との間でFAX通信を行う
ためのFAX通信プロトコルを有したFAX通信処理部
と、テストチャートを記憶するテストチャートメモリと
を付加している。
を介して互いに相手の測定器との間でFAX通信を行う
ためのFAX通信プロトコルを有したFAX通信処理部
と、テストチャートを記憶するテストチャートメモリと
を付加している。
【0022】さらに、一対の測定器における発信側の測
定器に対して、自己のテストチャートメモリに記憶して
いるテストチャートを読出して、自己のFAX通信処理
部を介して、一対の測定器における着信側の測定器へ送
出するシーケンス制御手段を備えている。
定器に対して、自己のテストチャートメモリに記憶して
いるテストチャートを読出して、自己のFAX通信処理
部を介して、一対の測定器における着信側の測定器へ送
出するシーケンス制御手段を備えている。
【0023】また、着信側の測定器に対して、自己のF
AX通信処理部を介して発信側の測定器から受信したテ
ストチャートと自己のテストチャートメモリに記憶され
たテストチャートとを比較することによって、受信した
テストチャートの誤りを定量的に測定するデータ誤り測
定手段を備えている。
AX通信処理部を介して発信側の測定器から受信したテ
ストチャートと自己のテストチャートメモリに記憶され
たテストチャートとを比較することによって、受信した
テストチャートの誤りを定量的に測定するデータ誤り測
定手段を備えている。
【0024】このように構成された電話網におけるFA
X通信品質測定システムにおいては、着信側の測定器に
対しても、発信側と同一のテストチャートメモリが形成
されている。したがって、着信側の測定器は、受信した
テストチャートと記憶されているテストチャートとを比
較することによって、受信したテストチャートのデータ
誤りを定量的に把握可能である。
X通信品質測定システムにおいては、着信側の測定器に
対しても、発信側と同一のテストチャートメモリが形成
されている。したがって、着信側の測定器は、受信した
テストチャートと記憶されているテストチャートとを比
較することによって、受信したテストチャートのデータ
誤りを定量的に把握可能である。
【0025】また、別の発明においては、上述した発明
のFAX通信品質測定システムにおける着信側の測定器
に対して、発信側からのテストチャートの受信開始時刻
から受信終了時刻までの通信所要時間を測定する通信時
間測定手段を付加している。
のFAX通信品質測定システムにおける着信側の測定器
に対して、発信側からのテストチャートの受信開始時刻
から受信終了時刻までの通信所要時間を測定する通信時
間測定手段を付加している。
【0026】このように構成された電話網におけるFA
X通信品質測定システムにおいては、発信側の測定器か
ら着信側の測定器へ送信されるテストチャートの通信所
要時間が自動測定される。したがって、この通信所要時
間に基づいて両者間に形成された通話回線のFAX通信
品質を評価できる。
X通信品質測定システムにおいては、発信側の測定器か
ら着信側の測定器へ送信されるテストチャートの通信所
要時間が自動測定される。したがって、この通信所要時
間に基づいて両者間に形成された通話回線のFAX通信
品質を評価できる。
【0027】また、別の発明においては、上述した発明
のFAX通信品質測定システムにおける着信側の測定器
に対して、一対の測定器相互間に形成された通話回線の
不良に起因して、各FAX通信処理部が実施するテスト
チャートの再送付の回数を測定する再送回数測定手段を
付加している。
のFAX通信品質測定システムにおける着信側の測定器
に対して、一対の測定器相互間に形成された通話回線の
不良に起因して、各FAX通信処理部が実施するテスト
チャートの再送付の回数を測定する再送回数測定手段を
付加している。
【0028】このように構成された電話網におけるFA
X通信品質測定システムにおいては、発信側の測定器か
ら着信側の測定器へテストチャートが送信される過程に
おいて、再送が発生した場合は、その再送回数が測定さ
れる。したがって、この再送回数に基づいて一対の測定
器相互間に形成された通話回線のFAX通信品質を評価
できる。
X通信品質測定システムにおいては、発信側の測定器か
ら着信側の測定器へテストチャートが送信される過程に
おいて、再送が発生した場合は、その再送回数が測定さ
れる。したがって、この再送回数に基づいて一対の測定
器相互間に形成された通話回線のFAX通信品質を評価
できる。
【0029】さらに、別の発明においては、上述した発
明のFAX通信品質測定システムにおける着信側の測定
器に対して、一対の測定器相互間に形成された通話回線
の不良に起因して、各FAX通信処理部が実施するテス
トチャートの送信速度低下を示すフォールバック速度及
びその発生回数を測定するフォールバック測定手段を付
加している。
明のFAX通信品質測定システムにおける着信側の測定
器に対して、一対の測定器相互間に形成された通話回線
の不良に起因して、各FAX通信処理部が実施するテス
トチャートの送信速度低下を示すフォールバック速度及
びその発生回数を測定するフォールバック測定手段を付
加している。
【0030】このように構成された電話網におけるFA
X通信品質測定システムにおいては、発信側の測定器か
ら着信側の測定器へテストチャートが送信される過程に
おいて、テストチャート(データ)の送信速度が低下す
るフォールバックが発生すると、フォールバック速度及
びその発生回数が測定される。
X通信品質測定システムにおいては、発信側の測定器か
ら着信側の測定器へテストチャートが送信される過程に
おいて、テストチャート(データ)の送信速度が低下す
るフォールバックが発生すると、フォールバック速度及
びその発生回数が測定される。
【0031】したがって、このフォールバックの発生状
況に基づいて一対の測定器相互間に形成された通話回線
のFAX通信品質を評価できる。
況に基づいて一対の測定器相互間に形成された通話回線
のFAX通信品質を評価できる。
【0032】さらに、別の発明においては、上述した発
明のFAX通信品質測定システムにおける着信側の測定
器に対して、発信側からのテストチャートの受信開始時
刻から受信終了時刻までの通信所要時間を測定する通信
時間測定手段と、一対の測定器相互間に形成された通話
回線の不良に起因して、各FAX通信処理部が実施する
テストチャートの再送付の回数を測定する再送回数測定
手段と、一対の測定器相互間に形成された通話回線の不
良に起因して、各FAX通信処理部が実施するテストチ
ャートの送信速度低下を示すフォールバック速度及びそ
の発生回数を測定するフォールバック測定手段とを付加
している。
明のFAX通信品質測定システムにおける着信側の測定
器に対して、発信側からのテストチャートの受信開始時
刻から受信終了時刻までの通信所要時間を測定する通信
時間測定手段と、一対の測定器相互間に形成された通話
回線の不良に起因して、各FAX通信処理部が実施する
テストチャートの再送付の回数を測定する再送回数測定
手段と、一対の測定器相互間に形成された通話回線の不
良に起因して、各FAX通信処理部が実施するテストチ
ャートの送信速度低下を示すフォールバック速度及びそ
の発生回数を測定するフォールバック測定手段とを付加
している。
【0033】このように構成された電話網におけるFA
X通信品質測定システムにおいては、テストチャートの
送信に係わる、データ誤り、通信所要時間、再送回数、
フォールバックの情報がそれぞれ個別に求まる。したが
って、これらの情報を用いることによって、電話網に形
成された通話回線に対するFAX通信品質をより一層高
い精度で求めることが可能となる。
X通信品質測定システムにおいては、テストチャートの
送信に係わる、データ誤り、通信所要時間、再送回数、
フォールバックの情報がそれぞれ個別に求まる。したが
って、これらの情報を用いることによって、電話網に形
成された通話回線に対するFAX通信品質をより一層高
い精度で求めることが可能となる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。
用いて説明する。
【0035】図1は、本発明の一実施形態に係わる電話
網におけるFAX通信品質測定システムの概略構成を示
すブロック図である。
網におけるFAX通信品質測定システムの概略構成を示
すブロック図である。
【0036】例えば公衆電話網等の多数の交換機が組込
まれた電話網11に対して、1台の測定計画装置12及
び2台の測定器13a、13bが接続されている。
まれた電話網11に対して、1台の測定計画装置12及
び2台の測定器13a、13bが接続されている。
【0037】例えば、ホストコンピユータからなる測定
計画装置12は、図示するように、表示部14と、キー
ボード等の操作部15と、解析部15と、蓄積部16
と、測定条件設定部17と、モデム18とからなる。そ
して、この測定計画装置12は、電話網11を介して、
各測定器13a、13bに対して詳細な測定条件を指示
したり、各測定器13a、13bで測定された通話回線
のデータ誤り、通信所要時間、再送回数、フォールバッ
ク情報等の測定結果を収集して、測定器13a,13b
相互間に形成された通話回線のFAX通信品質の測定結
果を表示部14に表示出力する。
計画装置12は、図示するように、表示部14と、キー
ボード等の操作部15と、解析部15と、蓄積部16
と、測定条件設定部17と、モデム18とからなる。そ
して、この測定計画装置12は、電話網11を介して、
各測定器13a、13bに対して詳細な測定条件を指示
したり、各測定器13a、13bで測定された通話回線
のデータ誤り、通信所要時間、再送回数、フォールバッ
ク情報等の測定結果を収集して、測定器13a,13b
相互間に形成された通話回線のFAX通信品質の測定結
果を表示部14に表示出力する。
【0038】一対の測定器13a、13bは、同一構成
であり、測定計画装置12と同様に一種の情報処理装置
で構成されている。すなわち、各測定器13a、13b
内には、モデム19、FAX通信処理部20、テストチ
ャートメモリ21,シーケンス制御部22,品質測定部
23,測定条件設定部24、時計回路25、測定結果送
出部26が収納されている。
であり、測定計画装置12と同様に一種の情報処理装置
で構成されている。すなわち、各測定器13a、13b
内には、モデム19、FAX通信処理部20、テストチ
ャートメモリ21,シーケンス制御部22,品質測定部
23,測定条件設定部24、時計回路25、測定結果送
出部26が収納されている。
【0039】FAX通信処理部20は、FAX通信プロ
トコルを有し、モデム19及び電話網11内に形成され
た通話回線を介して相手側の測定器13b、13aとの
間でFAX通信を行う。測定条件設定部24は、モデム
19を介して測定計画装置12から受信した測定条件を
シーケンス制御部22へ設定する。テストチャートメモ
リ21内には例えば画像圧縮した状態のテストチャート
(試験画像)が記憶されている。
トコルを有し、モデム19及び電話網11内に形成され
た通話回線を介して相手側の測定器13b、13aとの
間でFAX通信を行う。測定条件設定部24は、モデム
19を介して測定計画装置12から受信した測定条件を
シーケンス制御部22へ設定する。テストチャートメモ
リ21内には例えば画像圧縮した状態のテストチャート
(試験画像)が記憶されている。
【0040】シーケンス制御部22は、テストチャート
メモリ22から読出したテストチャートを測定条件設定
部24より設定された試験条件に従った所定の試験シー
ケンスに従ってFAX通信処理部20に渡して、時計回
路25から読出した現在時刻を示すタイムスタンプを付
して、相手側(着信側)の測定器13b、13aへ送信
する。
メモリ22から読出したテストチャートを測定条件設定
部24より設定された試験条件に従った所定の試験シー
ケンスに従ってFAX通信処理部20に渡して、時計回
路25から読出した現在時刻を示すタイムスタンプを付
して、相手側(着信側)の測定器13b、13aへ送信
する。
【0041】品質測定部23は、FAX通信処理部20
を介して相手側(発信側)の測定器13b、13aから
受信したテストチャート及び相手側及び自己側が付した
タイムスタンプを含む各種の情報に基づいて、現在相手
側(発信側)の測定器13b、13aとの間に形成され
ている測定対象の通話回線のFAX通信品質を測定す
る。測定結果送出部26は、品質測定部23で得られた
各測定結果をモデム19及び電話網11を介して測定計
画装置12へ送信する。
を介して相手側(発信側)の測定器13b、13aから
受信したテストチャート及び相手側及び自己側が付した
タイムスタンプを含む各種の情報に基づいて、現在相手
側(発信側)の測定器13b、13aとの間に形成され
ている測定対象の通話回線のFAX通信品質を測定す
る。測定結果送出部26は、品質測定部23で得られた
各測定結果をモデム19及び電話網11を介して測定計
画装置12へ送信する。
【0042】品質測定部23内には、データ誤り測定部
27、通信時間測定部28、再送回数測定部29、フォ
ールバック測定部30の他に、受信した誤りデータを受
信時刻を示すタイムスタンプと共に時系列的に記憶保持
するデータメモリ31が設けられている。
27、通信時間測定部28、再送回数測定部29、フォ
ールバック測定部30の他に、受信した誤りデータを受
信時刻を示すタイムスタンプと共に時系列的に記憶保持
するデータメモリ31が設けられている。
【0043】データ誤り測定部27は、自己のFAX通
信処理部20を介して発信側の測定器13b、13aか
ら受信したテストチャートと自己のテストチャートメモ
リ21に記憶されたテストチャートとを比較することに
よって、受信したテストチャートの誤りを定量的に測定
する。
信処理部20を介して発信側の測定器13b、13aか
ら受信したテストチャートと自己のテストチャートメモ
リ21に記憶されたテストチャートとを比較することに
よって、受信したテストチャートの誤りを定量的に測定
する。
【0044】具体的には、テストチャートにおける1ラ
イン分のデジタル化されたビットデータを受信する毎
に、自己のテストチャートメモリ21に記憶されたテス
トチャートにおける該当する1ライン分のビットデータ
とを比較して、不一致数を調べて、その不一致数を1ラ
イン分のデータ誤り数Eとして、テストチャートを構成
する全部のラインに亘って累積して、該当受信したテス
トチャートの全体のデータ誤り数SEを算出する。
イン分のデジタル化されたビットデータを受信する毎
に、自己のテストチャートメモリ21に記憶されたテス
トチャートにおける該当する1ライン分のビットデータ
とを比較して、不一致数を調べて、その不一致数を1ラ
イン分のデータ誤り数Eとして、テストチャートを構成
する全部のラインに亘って累積して、該当受信したテス
トチャートの全体のデータ誤り数SEを算出する。
【0045】通信時間測定部28は、発信側からのテス
トチャートの受信開始時刻tS から受信終了時刻tE ま
での通信所要時間Tを測定する。
トチャートの受信開始時刻tS から受信終了時刻tE ま
での通信所要時間Tを測定する。
【0046】再送回数測定部29は、測定器13a、1
3b相互間に形成された電話網11内の通話回線の不良
に起因して、測定器13a、13bの各FAX通信処理
部20が実施するテストチャートの再送付の時刻を記録
する。
3b相互間に形成された電話網11内の通話回線の不良
に起因して、測定器13a、13bの各FAX通信処理
部20が実施するテストチャートの再送付の時刻を記録
する。
【0047】フォールバック測定部30は、測定器13
a、13b相互間に形成された通話回線の不良に起因し
て、各FAX通信処理部20が実施するテストチャート
の送信速度低下を示すフォールバック速度及びその発生
時刻を記憶する。
a、13b相互間に形成された通話回線の不良に起因し
て、各FAX通信処理部20が実施するテストチャート
の送信速度低下を示すフォールバック速度及びその発生
時刻を記憶する。
【0048】図2は、電話網11を介して測定器13
a、13b相互間で各シーケンス制御部22が実施する
FAX通信品質測定を含む通話回線に対する一連の試験
動作を示すシーケンス図である。なお、図2において
は、便宜的に測定器13aを発信側とし、測定器13b
を着信側としている。
a、13b相互間で各シーケンス制御部22が実施する
FAX通信品質測定を含む通話回線に対する一連の試験
動作を示すシーケンス図である。なお、図2において
は、便宜的に測定器13aを発信側とし、測定器13b
を着信側としている。
【0049】発信側の測定器13aにて、オフフック操
作すると、電話網11の交換機からDT信号が返信され
る。そして、着信側の測定器13bの電話番号をダイヤ
ルすると、着信側の測定器13bへ呼出信号が送信され
ると共に、発信側の測定器13aへ電話網11の交換機
からRBT信号が返信される。着信側の測定器13bが
オフフックすると、一対の測定器13a、13b相互間
に通話回線が形成される。
作すると、電話網11の交換機からDT信号が返信され
る。そして、着信側の測定器13bの電話番号をダイヤ
ルすると、着信側の測定器13bへ呼出信号が送信され
ると共に、発信側の測定器13aへ電話網11の交換機
からRBT信号が返信される。着信側の測定器13bが
オフフックすると、一対の測定器13a、13b相互間
に通話回線が形成される。
【0050】通話回線が形成されると、パスチェック試
験32,伝送品質測定33,FAX通信品質測定34を
実施する。一連の試験が終了すると、測定器13a、1
3bはオンフック操作を実施し、両者間に形成されてい
る通話回線を遮断する。
験32,伝送品質測定33,FAX通信品質測定34を
実施する。一連の試験が終了すると、測定器13a、1
3bはオンフック操作を実施し、両者間に形成されてい
る通話回線を遮断する。
【0051】なお、パスチェック試験32とは、測定器
13a、13b相互間に正しく通話回線が形成されたか
否かを確認するために、一方から導通信号を送出して他
方から応答信号が入力されることを確認する試験であ
る。
13a、13b相互間に正しく通話回線が形成されたか
否かを確認するために、一方から導通信号を送出して他
方から応答信号が入力されることを確認する試験であ
る。
【0052】また、伝送品質測定33とは、測定器13
a、13b相互間に形成された通話回線における通常の
電話端末が接続されていたと仮定した場合における音声
通話品質に関する各種の特性試験である。例えば、伝送
損失、無通話時雑音、通話時雑音、減衰ひずみ、位相ジ
ッタ、インパルスノイズ、クリッピング等の特性があ
る。
a、13b相互間に形成された通話回線における通常の
電話端末が接続されていたと仮定した場合における音声
通話品質に関する各種の特性試験である。例えば、伝送
損失、無通話時雑音、通話時雑音、減衰ひずみ、位相ジ
ッタ、インパルスノイズ、クリッピング等の特性があ
る。
【0053】FAX通信品質測定34は、例えば図3に
示すシーケンス図及び図4、図5に示す流れ図に従って
実施される。
示すシーケンス図及び図4、図5に示す流れ図に従って
実施される。
【0054】図3のシーケンス図に示すように、発信側
の測定器13a及び着信側の測定器13bは、FAX通
信品質測定の開始、終了、及び第1及び第2のテストチ
ャートの送信開始、送信終了の各タイミングに時計回路
25から読取った現在時刻をタイムスタンプとして、相
手側の測定器13,13aへ送信する。また、着信側の
測定器13bは、第1及び第2のテストチャートの受信
開始時刻tS 及び受信終了時刻tE をタイムスタンプと
して例えばデータメモり31に記憶保持する。
の測定器13a及び着信側の測定器13bは、FAX通
信品質測定の開始、終了、及び第1及び第2のテストチ
ャートの送信開始、送信終了の各タイミングに時計回路
25から読取った現在時刻をタイムスタンプとして、相
手側の測定器13,13aへ送信する。また、着信側の
測定器13bは、第1及び第2のテストチャートの受信
開始時刻tS 及び受信終了時刻tE をタイムスタンプと
して例えばデータメモり31に記憶保持する。
【0055】また、図示するように、一連のシーケンス
を複数のフェーズA,B,C,D,Eに区切って、各フ
ェーズで発生した異常を含む各種の事象を、その発生時
刻を示すタイムスタンプを付して、それぞれのデータメ
モり31に時系列的に記憶保持する。
を複数のフェーズA,B,C,D,Eに区切って、各フ
ェーズで発生した異常を含む各種の事象を、その発生時
刻を示すタイムスタンプを付して、それぞれのデータメ
モり31に時系列的に記憶保持する。
【0056】発信側の測定器13aのシーケンス制御部
22及び品質測定部23は、図4の流れ図に示すように
FAX通信試験を実施する。
22及び品質測定部23は、図4の流れ図に示すように
FAX通信試験を実施する。
【0057】先ず、試験開始時刻を、図3に示すよう
に、タイムスタンプし、FAX通信試験処理を開始する
(S1)。次に、データの伝送速度を基準速度に設定し
て、そのデータ伝送速度(DCS)を着信側の測定器1
3bへ送信する(S2)。そして、知らせた伝送速度で
トレーニングデータ(TCF)を着信側の測定器13b
へ送信する(S3)。着信側の測定器13bから該当ト
レーニングデータが正常に受信できなかったことを示す
NG応答を受領すると(S4)、データの伝送速度を一
段低下させる(S5)。そして、この伝送速度の低下履
歴をデータメモリ31に記憶保持する(S6)。その
後、S3へ戻り、変更後の伝送速度で再度トレーニング
データを着信側の測定器13bへ送信する。
に、タイムスタンプし、FAX通信試験処理を開始する
(S1)。次に、データの伝送速度を基準速度に設定し
て、そのデータ伝送速度(DCS)を着信側の測定器1
3bへ送信する(S2)。そして、知らせた伝送速度で
トレーニングデータ(TCF)を着信側の測定器13b
へ送信する(S3)。着信側の測定器13bから該当ト
レーニングデータが正常に受信できなかったことを示す
NG応答を受領すると(S4)、データの伝送速度を一
段低下させる(S5)。そして、この伝送速度の低下履
歴をデータメモリ31に記憶保持する(S6)。その
後、S3へ戻り、変更後の伝送速度で再度トレーニング
データを着信側の測定器13bへ送信する。
【0058】所定時間内に、NG応答を受信しない場合
は、トレーニングデータは正常に受信されたと判断し
て、テストチャートメモリ21から第1のテストチャー
トを読出して、先に決定された伝送速度で、着信側の測
定器13bへ送信する(S7)。着信側の測定器13b
から該当テストチャートが正常に受信できなかったこと
を示す再送要求を受領すると(S8)、S7へ戻り、同
一テストチャートを着信側の測定器13bへ再度送信す
る。
は、トレーニングデータは正常に受信されたと判断し
て、テストチャートメモリ21から第1のテストチャー
トを読出して、先に決定された伝送速度で、着信側の測
定器13bへ送信する(S7)。着信側の測定器13b
から該当テストチャートが正常に受信できなかったこと
を示す再送要求を受領すると(S8)、S7へ戻り、同
一テストチャートを着信側の測定器13bへ再度送信す
る。
【0059】次に、テストチャートメモリ21から第2
のテストチャートを読出して、先に決定された伝送速度
で、着信側の測定器13bへ送信する(S9)。着信側
の測定器13bから該当テストチャートが正常に受信で
きなかったことを示す再送要求を受領すると(S1
0)、S9へ戻り、同一テストチャートを着信側の測定
器13bへ再度送信する。
のテストチャートを読出して、先に決定された伝送速度
で、着信側の測定器13bへ送信する(S9)。着信側
の測定器13bから該当テストチャートが正常に受信で
きなかったことを示す再送要求を受領すると(S1
0)、S9へ戻り、同一テストチャートを着信側の測定
器13bへ再度送信する。
【0060】以上のテストチャートの送信処理が終了す
ると、試験終了時刻をタイムスタンプて、DCN信号を
着信側の測定器13bへ送信する(S11)。
ると、試験終了時刻をタイムスタンプて、DCN信号を
着信側の測定器13bへ送信する(S11)。
【0061】着信側の測定器13bのシーケンス制御部
22及び品質測定部23は、図5の流れ図に示すように
FAX通信試験を実施する。
22及び品質測定部23は、図5の流れ図に示すように
FAX通信試験を実施する。
【0062】着信側の測定器13bにて試験を開始する
と、試験開始時刻をタイムスタンプし、CED信号を発
信側の測定器13aへ返信する(Q1)。そして、発信
側の測定器13aからトレーニングデータ(TCF)を
受信すると(Q2)、正常に受信できない場合は(Q
3)、NG応答を発信側の測定器13aへ送信する(Q
4)。
と、試験開始時刻をタイムスタンプし、CED信号を発
信側の測定器13aへ返信する(Q1)。そして、発信
側の測定器13aからトレーニングデータ(TCF)を
受信すると(Q2)、正常に受信できない場合は(Q
3)、NG応答を発信側の測定器13aへ送信する(Q
4)。
【0063】正常に受信されると、次に、テストチャー
トの受信が開始されるのを待つ。テストチャートのデー
タ受信が開始されると(Q5)、その受信開始時刻tS
を記憶する(Q6)。そして、伝送速度が低下するフォ
ールバックが発生したか否かを調べる(Q7)。発生し
た場合は、そのフォールバック速度を発生時刻とともに
データメモり31に記憶保持する(Q8)。
トの受信が開始されるのを待つ。テストチャートのデー
タ受信が開始されると(Q5)、その受信開始時刻tS
を記憶する(Q6)。そして、伝送速度が低下するフォ
ールバックが発生したか否かを調べる(Q7)。発生し
た場合は、そのフォールバック速度を発生時刻とともに
データメモり31に記憶保持する(Q8)。
【0064】また、再送がFAX通信処理部20にて自
動実施された場合(Q9)、その再送結果を記録する
(Q10)。
動実施された場合(Q9)、その再送結果を記録する
(Q10)。
【0065】そして、テストチャートにおける1ライン
(ブロック)分のデータを受信する(Q11)。この受
信した1ライン分のビットデータと、テストチャートメ
モリ21に記憶されている同一箇所の1ライン(ブロッ
ク)分のビットデータとをビット単位で比較して(Q1
2)、1ライン(ブロック)分のデータ誤り数Eを検出
する(Q13)。この1ライン(ブロック)分のデータ
誤り数Eをテストチャート全体の総誤り数SEに加算す
る(Q14)。
(ブロック)分のデータを受信する(Q11)。この受
信した1ライン分のビットデータと、テストチャートメ
モリ21に記憶されている同一箇所の1ライン(ブロッ
ク)分のビットデータとをビット単位で比較して(Q1
2)、1ライン(ブロック)分のデータ誤り数Eを検出
する(Q13)。この1ライン(ブロック)分のデータ
誤り数Eをテストチャート全体の総誤り数SEに加算す
る(Q14)。
【0066】SE=SE+E以上で、受信した1ライン
(ブロック)分のビットデータに対する処理が終了した
ので、Q5へ戻り、テストチャートにおける次の1ライ
ン(ブロック)分のデータが受信されるのを待つ。そし
て、1ページ分のデータを受信する。
(ブロック)分のビットデータに対する処理が終了した
ので、Q5へ戻り、テストチャートにおける次の1ライ
ン(ブロック)分のデータが受信されるのを待つ。そし
て、1ページ分のデータを受信する。
【0067】Q15にて、テストチャートを構成する全
ページ分の受信及びデータ処理が終了すると、テストチ
ャートの受信終了時刻tE をデータメモリ31に記憶保
持する(Q16)。
ページ分の受信及びデータ処理が終了すると、テストチ
ャートの受信終了時刻tE をデータメモリ31に記憶保
持する(Q16)。
【0068】そして、測定計画装置12より、測定結果
収集要求を受信すると、測定した、総誤り数SE、通信
始時刻tS 、通信終了時刻tE 、フォールバック発生時
刻、フォールバック速度、再送発生時刻を測定結果送出
部26及び電話網11を介して測定計画装置12へ送信
される。
収集要求を受信すると、測定した、総誤り数SE、通信
始時刻tS 、通信終了時刻tE 、フォールバック発生時
刻、フォールバック速度、再送発生時刻を測定結果送出
部26及び電話網11を介して測定計画装置12へ送信
される。
【0069】このように構成された電話網におけるFA
X通信品質測定システムにおいては、着信側の測定器1
3bに対しても、発信側の測定器13aと同一のテスト
チャートメモリ21が形成されている。したがって、着
信側の測定器13bは、発信側の測定器13aから受信
したテストチャートを構成する各1ライン(ブロック)
分のビットデータと自己のテストチャートメモり21に
記憶されているテストチャートを構成する各1ライン
(ブロック)分のビットデータとを比較することによっ
て、データ誤りを定量的に把握することが可能である。
X通信品質測定システムにおいては、着信側の測定器1
3bに対しても、発信側の測定器13aと同一のテスト
チャートメモリ21が形成されている。したがって、着
信側の測定器13bは、発信側の測定器13aから受信
したテストチャートを構成する各1ライン(ブロック)
分のビットデータと自己のテストチャートメモり21に
記憶されているテストチャートを構成する各1ライン
(ブロック)分のビットデータとを比較することによっ
て、データ誤りを定量的に把握することが可能である。
【0070】また、発信側の測定器13aから着信側の
測定器13bへ送信されるテストチャートの通信開始・
終了時刻が自動測定される。さらに、発信側の測定器1
3aから着信側の測定器13bへテストチャートが送信
される過程において、再送が発生した場合は、その再送
発生時刻が測定される。また、発信側の測定器13aか
ら着信側の測定器13bへテストチャートが送信される
過程において、テストチャート(データ)の送信速度が
低下するフォールバックが発生すると、フォールバック
速度及びその発生時刻が自動測定される。
測定器13bへ送信されるテストチャートの通信開始・
終了時刻が自動測定される。さらに、発信側の測定器1
3aから着信側の測定器13bへテストチャートが送信
される過程において、再送が発生した場合は、その再送
発生時刻が測定される。また、発信側の測定器13aか
ら着信側の測定器13bへテストチャートが送信される
過程において、テストチャート(データ)の送信速度が
低下するフォールバックが発生すると、フォールバック
速度及びその発生時刻が自動測定される。
【0071】したがって、これらの各測定値を用いて、
測定器13a、13b相互間に形成された通話回線のF
AX通信品質を定量的にかつ高い精度で測定できる。
測定器13a、13b相互間に形成された通話回線のF
AX通信品質を定量的にかつ高い精度で測定できる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電話網に
おけるFAX通信品質測定システムにおいては、電話網
に接続された一対の測定器に対して、テストチャート記
憶するテストチャートメモリを設け、受信テストチャー
トと記憶された元のテストチャートとを自動比較して、
送信されたデータの誤りを客観的にかつ定量的に測定し
ている。また、送信されるテストチャートの送信所要時
間や、再送回数や、フォールバック発生回数等を定量的
に把握できる。
おけるFAX通信品質測定システムにおいては、電話網
に接続された一対の測定器に対して、テストチャート記
憶するテストチャートメモリを設け、受信テストチャー
トと記憶された元のテストチャートとを自動比較して、
送信されたデータの誤りを客観的にかつ定量的に測定し
ている。また、送信されるテストチャートの送信所要時
間や、再送回数や、フォールバック発生回数等を定量的
に把握できる。
【0073】したがって、測定器相互間に形成された電
話網の通話回線におけるFAX通信品質を定量的にかつ
高い精度で把握できる。
話網の通話回線におけるFAX通信品質を定量的にかつ
高い精度で把握できる。
【図1】本発明の一実施形態の電話網におけるFAX通
信品質測定システムの概略構成を示すブロック図
信品質測定システムの概略構成を示すブロック図
【図2】同測定システムにおける一対の測定器相互間で
実施されるFAX品質測定の測定シーケンス図
実施されるFAX品質測定の測定シーケンス図
【図3】同じく一対の測定器相互間で実施されるFAX
品質測定のより詳細な測定シーケンス図
品質測定のより詳細な測定シーケンス図
【図4】同測定システムにおける発信側の測定器におけ
るFAX通信試験処理動作を示す流れ図
るFAX通信試験処理動作を示す流れ図
【図5】同測定システムにおける着信側の測定器におけ
るFAX通信試験処理動作を示す流れ図
るFAX通信試験処理動作を示す流れ図
【図6】従来のFAX通信品質測定手法を示す図
【符号の説明】 11…電話網 12…測定計画装置 13a、13b…測定器 16…蓄積部 17,24…測定条件設定部 18,19…モデム 20…FAX通信処理部 21…テストチャートメモり 22…シーケンス制御部 23…品質測定部 25…時計回路 26…測定結果送出部 27…データ誤り測定部 28…通信時間測定部 29…再送回数測定部 30…フォールバック測定部 31…データメモり 32…パスチェック試験 33…伝送品質測定 34…FAX通信品質測定
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 和則 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 上野 優 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 西田 光男 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 八木 克之 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5C062 AA02 AA30 AB42 AC56 AE02 AE14 5C075 CA90 CD13 CD22 CE15 5K019 AA02 AA08 BA01 BA51 BB41 CC09 CC14 CC16 CD08
Claims (5)
- 【請求項1】 交換機が組込まれた電話網(11)に一対
の測定器(13a,13b)を接続して、前記電話網を介して
前記一対の測定器相互間に通話回線を形成した状態で前
記一対の測定器相互間でFAX通信を行うことによっ
て、前記形成された通話回線に対するFAX通信品質の
評価を行う電話網におけるFAX通信品質測定システム
であって、 前記一対の測定器(13a,13b)は、前記通話回線を介し
て互いに相手の測定器との間でFAX通信を行うための
FAX通信プロトコルを有したFAX通信処理部(20)
と、テストチャートを記憶するテストチャートメモリ
(21)とを有し、 前記一対の測定器における発信側の測定器(13a)は、
自己のテストチャートメモリに記憶しているテストチャ
ートを読出して、自己のFAX通信処理部を介して、前
記一対の測定器における着信側の測定器へ送出するシー
ケンス制御手段(22)を備え、 前記着信側の測定器(13b)は、自己のFAX通信処理
部を介して前記発信側の測定器から受信したテストチャ
ートと自己のテストチャートメモリに記憶されたテスト
チャートとを比較することによって、前記受信したテス
トチャートの誤りを定量的に測定するデータ誤り測定手
段(27)を備えたことを特徴とする電話網におけるFA
X通信品質測定システム。 - 【請求項2】 前記着信側の測定器は、前記発信側から
のテストチャートの受信開始時刻から受信終了時刻まで
の通信所要時間を測定する通信時間測定手段(28)を備
えたことを特徴とする請求項1記載の電話網におけるF
AX通信品質測定システム。 - 【請求項3】 前記着信側の測定器は、前記一対の測定
器相互間に形成された通話回線の不良に起因して、前記
各FAX通信処理部が実施する前記テストチャートの再
送付の回数を測定する再送回数測定手段(29)を備えた
ことを特徴とする請求項1記載の電話網におけるFAX
通信品質測定システム。 - 【請求項4】 前記着信側の測定器は、前記一対の測定
器相互間に形成された通話回線の不良に起因して、前記
各FAX通信処理部が実施する前記テストチャートの送
信速度低下を示すフォールバック速度及びその発生回数
を測定するフォールバック測定手段(30)を備えたこと
を特徴とする請求項1記載の電話網におけるFAX通信
品質測定システム。 - 【請求項5】 前記着信側の測定器は、 前記発信側からのテストチャートの受信開始時刻から受
信終了時刻までの通信所要時間を測定する通信時間測定
手段(28)と、 前記一対の測定器相互間に形成された通話回線の不良に
起因して、前記各FAX通信処理部が実施する前記テス
トチャートの再送付の回数を測定する再送回数測定手段
(29)と、 前記一対の測定器相互間に形成された通話回線の不良に
起因して、前記各FAX通信処理部が実施する前記テス
トチャートの送信速度低下を示すフォールバック速度及
びその発生回数を測定するフォールバック測定手段(3
0)とを備えたことを特徴とする請求項1記載の電話網
におけるFAX通信品質測定システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11011652A JP2000209335A (ja) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | 電話網におけるfax通信品質測定システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11011652A JP2000209335A (ja) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | 電話網におけるfax通信品質測定システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000209335A true JP2000209335A (ja) | 2000-07-28 |
Family
ID=11783903
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11011652A Pending JP2000209335A (ja) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | 電話網におけるfax通信品質測定システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000209335A (ja) |
-
1999
- 1999-01-20 JP JP11011652A patent/JP2000209335A/ja active Pending
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