JP2000209172A - 多重化装置及び多重化システム - Google Patents

多重化装置及び多重化システム

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JP2000209172A
JP2000209172A JP761299A JP761299A JP2000209172A JP 2000209172 A JP2000209172 A JP 2000209172A JP 761299 A JP761299 A JP 761299A JP 761299 A JP761299 A JP 761299A JP 2000209172 A JP2000209172 A JP 2000209172A
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audio
video
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Takashi Yamada
隆史 山田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡略化した構成からなる、安価な多重化装置
及び多重化システムを提供することを課題とする。 【解決手段】 第1,第2の2つの入出力ポートを有
し、第1の入出力ポートから入力される映像圧縮データ
及び音声圧縮データをパック化し、該パックを第2の入
出力ポートから出力するデュアルポートRAM26と、
上記第1の入出力ポートに、上記映像圧縮データ及び音
声圧縮データを転送し入力させる、第1のメモリコント
ロール25を有する入力データバス30aと、上記第2
の入出力ポートに、ヘッダ情報を転送し入力させるとと
もに、上記第2の入出力ポートから上記パックを出力さ
せる、第2のメモリコントロール27を有する入出力デ
ータバス30bと、上記入力データバス30aと入出力
データバス30bとのデータ転送を制御するとともに、
上記映像圧縮データ及び音声圧縮データに基づいて上記
ヘッダ情報を作成して上記入出力バスに出力する中央演
算処理部14を有する制御演算バス31とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像、音声、情報
などの圧縮データをリアルタイムで1つのストリームデ
ータに多重化する多重化装置及び多重化システムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の多重化装置を備えた多重
化システムの構成を示すブロック図である。従来の多重
化装置122は、図6に示すように、入力された圧縮さ
れた映像、音声、情報などのデータを、後段に接続され
る装置が必要とする所定の出力フォーマットに合わせて
転送処理することを主とするデータ処理部118と、映
像・音声の圧縮データに添付されている情報を検出する
とともに解析し、多重化・ヘッダ作成・データ転送制御
などを決定する制御演算処理部117とを備えるもので
ある。
【0003】ビデオエンコーダ101は入力された映像
データをリアルタイムでMPEG(Moving Picture Expe
rts Group)2圧縮し、圧縮した1ビデオフレーム分のデ
ータを貯えられるものであり、オーディオエンコーダ1
16は入力された音声データをリアルタイムで圧縮する
ものである。
【0004】上記データ処理部118は、ビデオエンコ
ーダ101からの圧縮された映像データ(以下、映像圧
縮データまたはビデオ圧縮データと称す)映像圧縮デー
タが入力されるビデオ入力回路102と、オーディオエ
ンコーダ116からの圧縮された音声データ(以下、音
声圧縮データまたはオーディオ圧縮データと称す)が入
力されるオーディオ入力回路105と、ビデオ入力回路
102及びオーディオ入力回路105からのデータが入
力される、シングル入出力のRAMからなる外付けメモ
リ111と、バスコントロール回路104とを備えてい
る。
【0005】ビデオ入力回路102は映像圧縮されたデ
ータの一部を貯えられるバッファメモリ103を内蔵す
る。バスコントロール回路104はビデオ入力回路10
2、オーディオ入力回路105、出力回路107、外付
けメモリ111に接続され、これらのデータの時間多重
を制御するものである。オーディオ入力回路105は音
声圧縮されたデータを1オーディオフレーム以上貯えら
れるバッファメモリ106を内蔵する。出力回路107
は多重化データを出力するものであり、多重化されたデ
ータを出力するために一時的に貯えるバッファメモリ1
08を内蔵する。外付けメモリ111は映像データ、音
声データを所定の出力フォーマット長に合わせて映像、
音声の領域にわけて格納し、格納したデータとパック・
パケットヘッダとを合成するものである。
【0006】制御演算処理部117は、ビデオエンコー
ダ101から出力される映像圧縮データに添付されてい
るヘッダコードを検出しそれに続く情報を複写し転送す
る映像データのビデオヘッダ検出回路109、オーディ
オエンコーダ116から出力される音声圧縮データに添
付されているヘッダコードを検出しそれに続くヘッダ情
報を複写し転送する音声データのオーディオヘッダ検出
回路110、ビデオヘッダ検出回路109、オーディオ
ヘッダ検出回路110により複写転送されるデータを格
納する内部メモリ112、内部メモリ112に格納され
たデータをもとに多重化演算、データ転送制御などを行
う中央演算処理部(以下、CPU処理部と称す)11
4、及びCPU処理部114の演算結果である制御テー
ブルの書込みと読み出しが可能なメモリとしての2つの
入出力ポートを備えたデュアルポートRAM(Dual Port
RAM) 113,115を有する。
【0007】内蔵デュアルポートRAM113はCPU
処理部114の演算・制御結果を直接書き込み、かつそ
の演算・制御結果をバスコントロール回路104が直接
読むことが可能なRAM(Random Access Memory)であ
る。内蔵デュアルポートRAM115はCPU処理部1
14からのデータを書込み、かつそのデータを外付けメ
モリ111へ転送するRAMである。
【0008】図7は、従来の多重化装置の動作を説明す
るための、多重化装置に映像及び音声の圧縮データを入
力し、所定の出力フォーマット化、すなわち、パック化
されて出力されるまでのデータ構造を示した模式図であ
り、図7(a) は図6に示したビデオエンコーダ101,
及びオーディオエンコーダ116における映像及び音声
の1ビデオフレーム,及び1オーディオフレーム当たり
のエンコーダ出力を示す図であり、図7(b) は図6に示
したビデオ入力回路102,オーディオ入力回路105
に一時的に格納されるデータを示す図であり、図7(c)
は図6に示した多重化装置の外付けメモリ111でのデ
ータを示す図であり、図7(d) は出力回路107から出
力される多重化データを示す図である。図7(b) におい
て、nはビデオエンコーダ101の出力データからビデ
オ入力回路102が一度に引き抜くデータ量、kはバス
コントロール回路104によって制御されてオーディオ
入力回路105内のバッファメモリ106から一度に転
送できるデータ量、mは上記n,kが何回で出力フォー
マット長、即ちパック・パケット長を満たすかを示す回
数である。図7(c) におけるjは、出力フォーマットに
合わせて付加される出力フォーマットヘッダのヘッダ
長,即ちパックのパケットヘッダ長を示し、e,f,g
は外付けメモリ111に格納されている出力フォーマッ
ト化、即ちパック化されたデータの先頭アドレスを示
し、H,Rは、外付けメモリ111上の出力フォーマッ
トヘッダを除いたデータが格納される先頭位置を示して
いる。Vは映像圧縮データのパック、Aは音声圧縮デー
タのパックを示している。ここで、パックとは出力フォ
ーマットが定めるデータの基本構成単位を表わす。
【0009】次に、以上のように構成された多重化装置
の動作を図6、7を用いて説明する。まずデータ処理部
118における動作を説明する。ビデオ入力回路102
は、ビデオエンコーダ101の圧縮作業が終了したのを
確認して、図7(a) に示すようなビデオエンコーダ10
1の1ビデオフレーム分の圧縮されたデータを格納した
メモリより、図7(b) に示すデータ量nだけをビデオ入
力回路102内のバッファメモリ103に格納する。ビ
デオ入力回路102内のバッファメモリ103に格納さ
れたビデオデータは、バスコントロール回路104の定
める転送優先順位に基づき、図7(c) に示すように、バ
スコントロール回路104を経由して外付けメモリ11
1内の出力フォーマット長Tで規格化されたデータが格
納できるビデオアドレスHを先頭にして外付けメモリ1
11に格納される。次にビデオ入力回路102はビデオ
エンコーダ101から次のデータ量nだけを転送格納し
て上記同様な制御を受けて外付けメモリ111のH+n
のアドレスを先頭としてデータを格納する。これらの動
作を繰り返して出力フォーマットを埋めていく。また1
ビデオフレーム分のデータがなくなるまで前述の動作を
繰り返し行い外付けメモリ111に格納していく。ここ
でデータ量nは1B(byte)単位で可変可能に設計され、
その値はバスコントロール回路104により与えられ
る。
【0010】映像データと並行してオーディオ入力回路
105はオーディオエンコーダ116の圧縮作業の終了
をモニタしており、圧縮作業が終了し次第、図7(a) に
示すような1オーディオフレーム分のデータをオーディ
オエンコーダ116よりオーディオ入力回路105内の
バッファメモリ106に全て転送して格納する。オーデ
ィオ入力回路105内のバッファメモリ106に格納さ
れたオーディオデータは、バスコントロール回路104
に制御されて、図7(k) に示すデータ量kだけがバスコ
ントロール回路104の定める転送優先順位に基づき、
図7(c) に示すように、バスコントロール回路104を
経由して外付けメモリ111内の出力フォーマット長T
で規格化されたオーディオアドレスRを先頭にして格納
される。次のデータ量kのデータはバスコントロール回
路104に制御されて外付けメモリ111のR+kのア
ドレスを先頭として格納され、出力フォーマットが埋ま
るまでこれらの動作を繰り返して行く。また、ここにお
けるデータ量kは1B(byte)単位で可変可能に設計され
ており、その値はバスコントロール回路104により与
えられている。
【0011】ここで、映像・音声の圧縮データは外付け
メモリ111内に別々に格納され、またそれぞれの圧縮
データは出力フォーマット長Tのうちの出力ヘッダ、即
ちパック・パケットヘッダの部分を除いた部分を埋める
ように格納される。次に、制御演算処理部117のCP
U処理部114で作成されるパック・パケットヘッダ
が、内蔵デュアルポートRAM115を経由して外付け
メモリ111のパック・パケットヘッダを格納するアド
レスe,gが先頭になるように書き込まれる。これによ
り、図7(d) に示す出力フォーマットのパックV,Aが
完成する。
【0012】最後に多重化の出力においてバスコントロ
ール回路104は、制御演算処理部117の内蔵デュア
ルポートRAM113に書き込まれるCPU処理部11
4で作成される多重化順テーブルに従って外付けメモリ
111から出力フォーマット化されたデータ、即ちパッ
クV,Aを選択して、その出力フォーマットを、先頭ア
ドレスe,gから転送量sづつ出力回路107へ転送
し、出力回路107内のバッファメモリ108に格納す
る。さらに出力回路107は、この多重化装置122に
つながる外部装置(図示せず)からの要求を受け多重化
データを出力する。バッファメモリ108に格納された
データが全て外部装置へ出力されるとバスコントロール
回路104は、順次、転送量sだけを外付けメモリ11
1から出力回路107内のバッファメモリ8に転送して
格納し、外部装置へ出力する動作を繰り返す。なお、ビ
デオ圧縮データ、オーディオ圧縮データ、出力ヘッダ情
報の外付けメモリ111への格納作業及び外付けメモリ
111からのパックの出力は同時に発生する可能性があ
り、外付けメモリ111はシングル入力、即ち入出力ポ
ートを一つしか持たないため、バスコントロール回路1
04の定める転送優先順位に従い、内部バスを時間多重
している。
【0013】次に制御演算処理部117における動作を
説明する。ビデオデータはデータ処理部118に入力さ
れるとともに、制御演算処理部117のビデオヘッダ検
出回路109、オーディオヘッダ検出回路110にも入
力される。ビデオヘッダ検出回路109、オーディオヘ
ッダ検出回路110はビデオ圧縮データ及びオーディオ
圧縮データに添付されているヘッダ情報のヘッダコード
を検出しそれに続くヘッダ情報を複写・蓄積する。さら
に蓄積されたデータは内蔵メモリ112に転送される。
ここで内蔵メモリ112は2つの入出力ポートを有する
デュアルポートRAMを採用しているため、CPU処理
部114のバスアクセスとは無関係にデータ転送でき、
CPU処理部114は現在行っている処理を止める必要
がない。CPU処理部114は内蔵メモリ112に転送
格納されたデータをもとに、多重化演算、パック・パケ
ットヘッダ作成、データ転送制御などを行い、多重化演
算結果、データ転送制御のための制御データは内蔵デュ
アルポートRAM113に直接書込み、パック・パケッ
トヘッダは内蔵デュアルポートRAM115に直接書き
込む。書き込まれたデータはデータ処理部118のバス
コントロール回路104が独自のサイクルで読み込み、
これに基づいて実際のデータを出力フォーマットに合わ
せて処理することになる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の多重
化装置122のバスコントロール回路104は、シング
ル入力のRAMからなる外付けメモリ111に対して、
映像、音声、パケットヘッダ等の添付情報の入力と、出
力フォーマット化されたデータであるパックの出力とい
う同期しない4つの転送が同時に発生する可能性がある
ため、転送の優先順を状況に合わせてダイナミックに切
り替えることも可能な回路構成をとる必要があり、回路
規模が大きくまた複雑な制御回路になり、制御回路のコ
ストが高くなるという問題があった。
【0015】また、従来のような構成ではバスコントロ
ール回路104の他に、時分割制御で転送できる最大の
データ長だけを蓄積出来るバッファメモリを持つビデオ
入力回路102、オーディオ入力回路105、出力回路
107等の入出力回路が必要である。これらの回路のバ
ッファメモリは、本来の多重化動作、つまり転送されて
くる映像や音声の圧縮データに情報をヘッダとして添付
して多重化装置以降に出力するために生じた必要性とい
うよりも、シングル入力RAMからなる外付けメモリを
ヘッダの合成やデータの一時蓄積に使用するために生じ
たものであり、多重化装置としては冗長であり、装置全
体を複雑化させるとともに、大型化させるという問題が
あった。
【0016】また、従来の多重化装置122はMPEG
2で規定される各種フォーマットの映像圧縮データのす
べてに対応できるように構成されている。このため、圧
縮ビデオフレームデータの長さの情報がビデオエンコー
ダ101から伝達されずに多重化装置122で計測し
て、出力フォーマットへフィードバックする必要がある
場合にも対応しており、そのためにバッファメモリ10
3としては、ビデオエンコーダ1で発生する圧縮ビデオ
データの最大サイズ、即ちMPEG2のvbv(Video B
uffering Verifier:符号発生量制御用仮想バッファ)サ
イズ以上のものが必要になる。したがって、このメモリ
のサイズは、多重化装置としては冗長であり、多重化装
置のコストが高くなるという問題があった。
【0017】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたものであり、簡略化した構成からなる、
安価な多重化装置及び多重化システムを提供することを
課題とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明に係る多重化装
置は、圧縮した映像データと圧縮した音声データとを一
つのストリームデータに多重化する多重化装置におい
て、第1,第2の2つの入出力ポートを有し、第1の入
出力ポートから入力される映像圧縮データ及び音声圧縮
データを分けて一時的に蓄積するとともに、これらに第
2の入出力ポートから入力されるヘッダ情報を添付して
所定の出力フォーマットに合わせてパック化し、該パッ
クを第2の入出力ポートから出力するメモリと、上記第
1の入出力ポートに、上記映像圧縮データ及び音声圧縮
データを転送し入力させる入力データバスと、上記第2
の入出力ポートに、上記ヘッダ情報を転送し入力させる
とともに、上記第2の入出力ポートから上記パックを出
力させる入出力データバスと、上記入力データバスと入
出力データバスとのデータ転送を制御するとともに、上
記映像圧縮データ及び音声圧縮データに基づいて上記ヘ
ッダ情報を作成して上記入出力バスに出力する中央演算
処理部を有する制御演算バスとを備えるようにしたもの
である。
【0019】また、上記入力データバスは、外部からの
上記映像圧縮データを入力とするビデオ入力回路と、外
部からの上記音声圧縮データを入力とするオーディオ入
力回路と、上記ビデオ入力回路、オーディオ入力回路、
及びメモリの第1の入出力ポートに接続され、上記制御
演算バスからのデータにより、上記ビデオ入力回路及び
オーディオ入力回路からそれぞれ出力される映像圧縮デ
ータ及び音声圧縮データの入力、及び該圧縮データの上
記メモリへの転送とを制御する第1のメモリコントロー
ル回路とを備え、上記入出力データバスは、上記制御演
算バスから出力されるヘッダ情報を入力とするヘッダ入
力回路と、上記メモリのパックを順次外部に出力するた
めの出力回路と、上記メモリの第2の入出力ポート,ヘ
ッダ入力回路,及び出力回路と接続され、上記制御演算
バスからのデータにより、上記ヘッダ情報のヘッダ入力
回路からメモリへの転送、及び上記メモリ内のパックの
出力回路への転送とを制御する第2のメモリコントロー
ル回路とを備えるようにしたものである。
【0020】また、上記メモリは、映像圧縮データをパ
ック化する第1,第2の入出力ポートを有する映像側メ
モリと、音声圧縮データをパック化する第1,第2の入
出力ポートを有する音声側メモリとからなり、上記メモ
リの第1の入出力ポートは映像側メモリ及び音声側メモ
リのそれぞれの第1の入出力ポートからなり、上記メモ
リの第2の入出力ポートは映像側メモリ及び音声側メモ
リのそれぞれの第2の入出力ポートからなり、上記入力
データバスは、映像圧縮データを、上記映像側メモリの
第1の入出力ポートに入力するとともに、音声圧縮デー
タを、上記音声側メモリの第1の入出力ポートに入力
し、上記入出力データバスは、上記映像側メモリ及び音
声側メモリのそれぞれの第2の入出力ポートにヘッダ情
報を転送し入力するとともに、上記映像側メモリ及び音
声側メモリのそれぞれの第2の入出力ポートからパック
を出力させるようにしたものである。
【0021】また、上記メモリは、パックのヘッダ情報
が採りうる最大のデータ量に対応したヘッダ領域と、該
ヘッダ領域に連続した、一つのパックに多重化可能な最
大の映像圧縮データ量に対応した映像データ領域との2
つの領域を一つの転送データ領域とする、複数の連続し
た転送データ領域の集合を有しており、上記転送データ
領域の映像データ領域のメモリ上の先頭アドレスを固定
化し、上記ヘッダ領域にヘッダ情報を、上記先頭アドレ
スがヘッダ情報の最終位置となるように書きこみ、その
書きこんだヘッダ情報の先頭アドレスをパックの先頭位
置とするようにしたものである。
【0022】また、上記メモリは、音声圧縮データに対
するパックのヘッダ情報が採りうる最大のデータ量に対
応したヘッダ領域と、該ヘッダ領域に連続した、圧縮レ
ートに合わせて整数個に制限した複数の上記音声圧縮デ
ータのデータ量に合わせた音声データ領域と、上記ヘッ
ダ情報が最小のデータ量である場合においても、音声圧
縮データに対するパック全体の長さが上記所定の出力フ
ォーマットによって定められたパックデータの長さとな
るように調整可能なデータ量のMPEG2のプログラム
ストリームのダミーデータに準じたデータを格納でき
る、上記音声データ領域に連続したダミーデータ領域と
の3つの領域を音声圧縮データ用の一つの転送データ領
域とする、複数の連続した転送データ領域の集合を有し
ており、上記転送データ領域の音声データ領域のメモリ
上の先頭アドレスを固定化し、上記ヘッダ領域にヘッダ
情報を、この先頭アドレスがヘッダ情報の最終位置とな
るように書きこむことで、音声圧縮データに対するパッ
クの先頭位置を決定するようにしたものである。
【0023】また、上記メモリは、上記ヘッダ情報のう
ちの音声圧縮データに対するヘッダ情報と、該ヘッダ情
報に連続して配置され、上記音声圧縮データのレートに
合わせて整数個に制限した複数の上記音声圧縮データか
らなる音声データブロックと、音声圧縮データに対する
パックの長さが、上記所定の出力フォーマットによって
定められたパックデータの長さとなるように、上記音声
データブロックに続いて格納された、MPEG2のプロ
グラムストリームのダミーデータに準じたデータからな
るデータブロックとを、音声圧縮データに対するパック
として格納するようにしたものである。
【0024】また、上記音声圧縮データの圧縮レートを
92kbp以上448Kbps以下とし、上記メモリ
は、1パックに格納される音声データを、音声データの
レートが92kbpsから224Kbpsの範囲では2
オーディオフレームとし、224kbpsから448k
bpsの範囲では、1オーディオフレームとするととも
に、1 パックのデータサイズが2048Byteを超えない
ようにしたものである。
【0025】また、この発明に係る多重化システムは、
圧縮した映像データと圧縮した音声データとを一つのス
トリームデータに多重化する多重化システムにおいて、
MPEG2ビデオ規格規定のvbvサイズ以上の容量の
メモリを有し、かつ圧縮された映像フレームデータの先
頭及びGOPの先頭位置を出力できる手段を備えた、映
像データを圧縮するビデオエンコーダと、音声圧縮デー
タの1音声フレームを蓄積できる容量のメモリを有す
る、音声データを圧縮するオーディオエンコーダと、第
1,第2の2つの入出力ポートを有し、第1の入出力ポ
ートから入力される上記映像圧縮データ及び音声圧縮デ
ータを分けて一時的に蓄積するとともに、これらに第2
の入出力ポートから入力されるヘッダ情報を添付して所
定の出力フォーマットに合わせてパック化し、該パック
を第2の入出力ポートから出力するメモリと、上記ビデ
オエンコーダ,及びオーディオエンコーダと接続され、
上記ビデオエンコーダ,及びオーディオエンコーダから
出力される上記映像圧縮データ及び音声圧縮データを転
送し、上記第1の入出力ポートに入力させる入力データ
バスと、上記第2の入出力ポートに、上記ヘッダ情報を
転送し入力させるとともに、上記第2の入出力ポートか
ら上記パックを出力させる入出力データバスと、上記入
力データバスと入出力データバスとのデータ転送を制御
するとともに、上記映像圧縮データ及び音声圧縮データ
に基づいて上記ヘッダ情報を作成して上記入出力バスに
出力する中央演算処理部を有する制御演算バスとを備え
るようにしたものである。
【0026】また、上記ビデオエンコーダは、MPEG
2規格のPESストリームのヘッダに準拠した同期コー
ドとIDデータと、これらに連続する、映像フレームデ
ータを示すフラッグ、GOPの先頭となるフラッグ、及
び圧縮映像データサイズのデータとからなる添付領域で
あるヘッダ情報を、1映像フレームの圧縮した映像デー
タの先頭ごとに添付して出力する手段を備え、上記制御
演算バスは、上記ビデオエンコーダから入力されてくる
上記ヘッダ情報付きの映像圧縮データのヘッダコードを
検出し、該ヘッダコードに続く映像圧縮データに関する
上記ヘッダ情報を転送できるビデオヘッダ検出回路と、
上記オーディオエンコーダから入力されてくる音声圧縮
データに添付されてくるヘッダコードを検出し、該ヘッ
ダコードに続く音声圧縮データに関するヘッダ情報を転
送できるオーディオヘッダ検出回路と、上記ビデオヘッ
ダ検出回路および前記オーディオヘッダ検出回路に接続
され、これらの検出回路が転送したヘッダ情報を格納す
る内蔵メモリとを備え、上記中央演算処理部が上記内蔵
メモリに格納されたデータを読み込み、このデータをも
とに多重化演算及びデータ転送制御演算を行うようにし
たものである。
【0027】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明の
実施の形態1に係る多重化装置を備えた多重化システム
の構成を示すブロック図である。この多重化装置22
は、圧縮したビデオデータ及び圧縮したオーディオデー
タを2つの入出力ポートを持つメモリの一方のポートに
入力し、このメモリ内で出力フォーマット化し、このフ
ォーマット化したものを出力転送処理することを主とす
るデータ処理部30と、映像・音声の圧縮データに添付
されているヘッダ情報を検出・解析し、多重化・ヘッダ
作成・データ転送制御などを決定する制御演算処理部3
1とを備えるものである。
【0028】また、ビデオエンコーダ1は映像データを
リアルタイムでMPEG2圧縮し、MPEG規格で規定
されるvbvサイズの最大値まで圧縮ビデオフレームデ
ータを貯えられるものであり、圧縮された映像フレーム
データの先頭及びGOPの先頭位置を映像圧縮データの
ヘッダ情報として添付して出力できる手段を備えてい
る。オーディオエンコーダ16は音声データをリアルタ
イムで圧縮し、1オーディオフレーム分のデータを貯え
られるものとする。
【0029】上記データ処理部30は、ビデオ入力回路
23、オーディオ入力回路24、第1のメモリコントロ
ール回路25、第1、第2の入出力ポートを有するデュ
アルポートRAM26、ヘッダ入力回路29、出力回路
28、第2のメモリコントロール回路27を有してい
る。ビデオ入力回路23、オーディオ入力回路24、第
1のメモリコントロール回路25は入力データバス30
aを構成し、ヘッダ入力回路29、出力回路28、第2
のメモリコントロール回路27は入出力データバス30
bを構成している。
【0030】ビデオ入力回路23は、、ビデオエンコー
ダ1と第1のメモリコントロール回路25とを後述する
ビデオヘッダ検出回路9の制御ライン51により制御し
接続できるインターフェイス回路で、ビデオエンコーダ
1からのビデオ圧縮データが入力される。オーディオ入
力回路24は、オーディオエンコーダ16と第1のメモ
リコントロール回路25とを後述するオーディオヘッダ
検出回路10の制御ライン52により制御し接続できる
インターフェイス回路で、オーディオエンコーダ16か
らのオーディオ圧縮データが入力される。第1のメモリ
コントロール回路25は、ビデオ入力回路23、オーデ
ィオ入力回路24、及びデュアルポートRAM26の第
1の入出力ポートとに接続された、後述する制御演算処
理バス32からのデータに基づきビデオ入力回路23ま
たはオーディオ入力回路24からそれぞれ出力される映
像圧縮データまたは音声圧縮データのいずれか一方をデ
ュアルポートRAM26に入力する回路である。出力回
路28は、この多重化装置22の後段に接続される装置
(図示せず)と、第2のメモリコントロール回路27と
を接続するインターフェース回路である。ヘッダ入力回
路29は、制御演算処理バス32に接続され、この制御
演算処理バス32から転送される各種ヘッダ情報を格納
できるメモリ40を持つものであり、このメモリ40と
第2のメモリコントロール回路27とを接続するインタ
フェース回路である。第2のメモリコントロール回路2
5は、ヘッダ入力回路29、出力回路28、及びデュア
ルポートRAM26の第2の入出力ポートとに接続され
た、制御演算処理バス32により制御されてデュアルポ
ートRAM26へのヘッダ情報の入力及びデュアルポー
トRAM26に格納されたデータの出力を制御する回路
である。デュアルポートRAM26は映像圧縮データ、
音声圧縮データを所定の出力フォーマット長に合わせて
映像、音声の領域にわけて格納し、格納したデータとパ
ックのパケットヘッダとを合成するものである。
【0031】上記制御演算処理部31は、ビデオヘッダ
検出回路9、オーディオヘッダ検出回路10、ビデオヘ
ッダ検出回路9、内部メモリ12、CPU処理部14、
制御演算処理バス32を有する。CPU処理部14には
オーディオエンコーダ1からの出力が外部コントロール
53を介して入力される。
【0032】ビデオヘッダ検出回路9は映像圧縮データ
に添付されているヘッダコードを検出しそれに続くヘッ
ダ情報を複写し転送するもので、ビデオエンコーダ1か
ら出力される映像圧縮データが入力される。オーディオ
ヘッダ検出回路10は音声圧縮データに添付されている
ヘッダコードを検出しそれに続くヘッダ情報を複写し転
送するもので、オーディオエンコーダ16からの音声圧
縮データが入力される。内部メモリ12では入力された
データを、ビデオヘッダ検出回路9、オーディオヘッダ
検出回路10により複写し転送されるデータを格納す
る。制御演算処理バス32は内部メモリ12、メモリコ
ントロール25、メモリコントロール27、ヘッダ入力
回路29と接続されている。CPU処理部14は内部メ
モリ12に格納されたデータをもとに多重化演算や、メ
モリコントロール回路25,27等のデータ転送の制御
などを制御演算処理バス32を介して行う。
【0033】図2は、多重化装置に映像・音声の圧縮デ
ータを入力し、パック化されて出力する時の多重化装置
22の動作を説明するためのタイミング図であり、図2
(a)はビデオヘッダ検出回路9の出力、図2(b)
はビデオ入力回路23の出力、図2(c) はオーディオヘ
ッダ検出回路10の出力、図2(d) はオーディオ入力回
路24の出力、図2(e) はオーディオ入力割り込みデー
タ、図2(f) は第1のメモリコントロール回路25の出
力、図2(g) は制御演算処理部におけるCPU処理部1
4の処理時間、図2(h) は第2のメモリコントロール回
路27の出力、図2(i) は出力回路28の出力、図2
(j) はヘッダ入力回路29の出力を示す図である。図に
おいて、横軸は時間を示しており、S1はビデオヘッダ
の最後が入力された際に行われる割り込み処理、S2は
ビデオヘッダの内容を解析してビデオデータをデュアル
ポートRAM26のどの位置(WP)、即ちアドレスにどの
位のサイズ(Length)を入力するか決定する処理、S3は
メモリコントロール回路25に前記WP、Lengthデータを
伝達する処理、S4は多重化順によりデュアルポートR
AM26上のどの位置(WRP) 即ちアドレスに、どの位の
サイズ(OLength) を出力するか決定演算する処理、S5
はS3で伝達されたデータを元に、ビデオ圧縮データを
ビデオエンコーダ1から引き抜く処理、S6はメモリコ
ントロール回路27にWRP 、OLength データを伝達する
処理、S7はS6で伝達されたWRP 、OLengthデータを
元にパックデータを多重化装置の後段の装置へ出力する
処理、S8はオーディオエンコーダ16からの入力許可
割り込みデータを受けての割り込み処理、S9はオーデ
ィオ圧縮データをデュアルポートRAM26上のどの位
置に格納すべきかを判断し、WP、Lengthを演算・決定す
る処理、S10はS9で決定されたWP、Lengthをメモリ
コントロール回路25へ伝達する処理、S11はS10
で伝達されたデータを元に、オーディオ圧縮データをデ
ュアルポートRAM26へ転送する処理、S12は次に
出力するべきパックデータのヘッダ情報を作成しデータ
を格納すべきデュアルポートRAM26上の位置(WRP)
とサイズ(OLength)を演算・決定する処理、S13はメ
モリコントロール回路27に上記WRP 、OLength データ
を伝達する処理、S14はS13で伝達されたデータを
元にオーディオ圧縮データをデュアルポートRAM26
へ転送する処理、をそれぞれ示している。なお、WP、Le
ngthはデュアルポートRAM26の第1の入出力端子か
ら入力されるデータからみたアドレス及びサイズを示
し、WRP 、OLength はデュアルポートRAM26の第2
の入出力端子から入出力されるデータからみたアドレス
及びサイズをそれぞれ示している。
【0034】図3は、デュアルポートRAM26上にお
けるビデオデータ格納位置、ヘッダ格納位置を説明する
ための図であり、図において、3kはビデオパックデー
タに添付されるヘッダ領域、3lはビデオ圧縮データの
領域、3mはヘッダのサイズが最小のとき送出されるビ
デオパックデータ領域、3nはヘッダサイズが最大のと
き送出されるビデオデータ領域、3oは1ビデオパック
の作成領域、をそれぞれ示す。
【0035】図4は、デュアルポートRAM26上のオ
ーディオデータ格納位置、ヘッダ格納位置を説明するた
めの図であり、4pはオーディオパックデータに添付さ
れるヘッダ領域、4qはオーディオデータの領域、4r
はパディング(Padding) ヘッダの格納領域、4sはPadd
ing データ領域、4tはヘッダのサイズが最小のとき送
出されるオーディオパックデータ領域、4uはヘッダサ
イズが最大のとき送出されるオーディオデータ領域、4
vは1オーディオパックの作成領域をそれぞれ示してい
る。
【0036】次に、動作を図1〜4を用いて説明する。
まず、ビデオ圧縮データのデュアルポートRAM26へ
の転送について説明する。ビデオ入力回路23は、ビデ
オエンコーダ1の圧縮作業が終了したのを確認して、ビ
デオエンコーダ1のvbvサイズ以上のデータを格納で
きるメモリから、データの転送を開始させる。この時、
まずビデオ圧縮データはビデオヘッダ検出回路9に送ら
れ、圧縮ビデオデータに添付されているヘッダ同期コー
ドを検出し、それに続くヘッダ情報を内部メモリ12に
転送し複写した後、図2のS1に示すようにCPU処理
部14に対してヘッダが入力されたことを示す割り込み
データを伝達する。この期間、ビデオ入力回路23は、
デュアルポートRAM26へはデータを転送しない。
【0037】CPU処理部14は、図2のS2で示す期
間でビデオヘッダの内容を解析して、ビデオ圧縮データ
の多重化順を決定し、ビデオ圧縮データを図3に示すデ
ュアルポートRAM26上のビデオデータ領域のどのア
ドレス(WP)にどの位のサイズ(Length)を入力するか決定
する。そして、CPU処理部14は、上記で決定された
データを第1のメモリコントロール回路25の出力のS
3に示す期間で伝達し、このデータにより第1のメモリ
コントロール回路25の動作を設定する。
【0038】この設定を受けて第1のメモリコントロー
ル回路25はビデオ入力回路23に対してデュアルポー
トRAM26へのデータ転送を指示し、ビデオヘッダ以
降の圧縮データが、図2のビデオ入力回路のS5の示す
期間に、図2のS3で設定されたサイズLengthだけビデ
オエンコーダ1から転送され、デュアルポートRAM2
6上の位置WPを先頭にビデオデータ領域3lに書き込ま
れる。
【0039】ここで、ビデオエンコーダ1が、ビデオフ
レームデータの先頭及びGOP(Group of picture)の先
頭位置を多重化装置22に伝達するために、ビデオ圧縮
データがMPEG2規格のPESストリームのヘッダに
準拠した同期コードとIDデータとを有するようにし、
これに連続して映像フレームデータを示すフラッグと、
GOPの先頭を示すフラッグと、圧縮映像データサイズ
のデータを入力した添付領域からなるヘッダとを、1映
像フレームの映像圧縮データの先頭ごとに添付して出力
するようにすることで、ビデオエンコーダ1から多重化
すべき本来のビデオ圧縮データを転送する直前に、映像
フレームデータの先頭及びGOPの先頭位置を示すマー
カーから、パックに付けるべきヘッダの種別を、また、
ビデオ圧縮データのサイズからビデオ圧縮データの転送
する長さを、それぞれ判断でき、多重化演算処理のパッ
クの種別を決定する処理の結果を意識せずにビデオエン
コーダ1から入力・転送しながらデュアルポートRAM
26においてパックを作成することが可能となるととも
に、データの転送のスケジューリングのテーブルを、圧
縮映像データを転送する直前に作成することが可能とな
る。
【0040】この結果、中央演算処理部14の多重化演
算処理から、ビデオパックを作成する処理のうちの、パ
ックの種別を決定する処理を行う部分を簡略化でき、C
PU処理部14を簡略化できる。また、多重化装置22
で圧縮ビデオフレームデータの長さを計測して、これを
出力フォーマットへフィードバックする必要がなくな
り、計測時に必要なメモリをなくすことができる。
【0041】次に、オーディオ圧縮データのデュアルポ
ートRAM26への転送について説明する。オーディオ
エンコーダ16から図2(e) に示すようにオーディオ入
力割り込みが発生すると、図2のS8に示されるように
CPU処理部14に対して処理割り込みが発生する。こ
の時、オーディオエンコーダ16から多重化装置22
へ、データ転送を開始する前あるいは圧縮レートが変更
になる直前までに、オーディオデータの圧縮のレート
を、CPU処理部14に外部コントロール53を経由し
て伝達しておくようにする。
【0042】CPU処理部14の図2のS9で示す期間
で、オーディオデータを図4に示すデュアルポートRA
M26上のオーディオデータ領域4qのどの位置(WP)、
即ちアドレスにどの位のサイズ(Length)を入力するか決
定する。CPU処理部14は、上記で決定されたデータ
を第1のメモリコントロール回路25の出力の図2のS
10に示す期間でメモリコントロール回路25に伝達
し、このメモリコントロール回路25を設定する。ビデ
オ圧縮データが転送中であるときは、この設定を受けて
も第1のメモリコントロール回路25は、オーディオ圧
縮データの転送を許可しない。
【0043】第1のメモリコントロール回路25は、ビ
デオ圧縮データ転送終了後直ちに、オーディオ入力回路
24に対してデュアルポートRAM26へのデータ転送
を指示し、オーディオ圧縮データがオーディオ入力回路
24の図2のS11の示す期間に図2のS10で設定さ
れたLengthだけオーディオエンコーダ16から転送さ
れ、デュアルポートRAM26上の、図4に示すような
位置WPを先頭にしてオーディオデータ領域4qに書き込
まれる。
【0044】続いて、パックのヘッダ情報のデュアルポ
ートRAM26への転送について説明する。CPU処理
部14は、図2のS3、S4、S6、S9、S11以外
の期間で多重化演算処理を行っている。この多重化演算
処理では、デュアルポートRAM26に格納されたビデ
オ圧縮データやオーディオ圧縮データに対して、多重化
装置22の後段に接続される装置の所定のフォーマット
に従って、パックに添付すべきビデオやオーディオのデ
ータの時間情報などのデータ,即ちヘッダ情報を作成す
ることと、格納されている各データの出力順、つまり多
重化順をコントロールすることを行っている。
【0045】上記多重化演算処理の結果を受けてCPU
処理部14の図2のS12に示される期間に上記で作成
されたヘッダ情報を、図3、及び図4で示すデュアルポ
ートRAM26上のヘッダ領域3k、及び4pの、どの
位置(WRP) 、即ちアドレスにどの位のサイズ(OLength)
を入力するか演算、決定して入力し、更にヘッダ入力回
路29に対してヘッダ情報の一部情報を伝達・転送す
る。ヘッダ入力回路29には、ヘッダのうちの変更が無
いデータ部分が初期設定時に設定されており、変更があ
る部分のみをCPU処理部14から受け取ることにより
ヘッダ情報として完成させている。
【0046】更に、上記図2のS12で決定された位置
やサイズについてのデータを、図2のS12で示される
期間で、第2のメモリコントロール回路27に対して伝
達し、設定する。第2のメモリコントロール回路27
は、出力回路28がデータを出力していないことを確認
して、デュアルポートRAM26上の図3,4に示した
位置WRP を先頭アドレスとして、ビデオデータ及びオー
ディオデータのヘッダ情報をヘッダ領域3k、3pにそ
れぞれ書き込む。これにより多重化装置22の後段の装
置に出力できるパックがデュアルポートRAM26上に
形成される。
【0047】次にデュアルポートRAM26上に作成さ
れたパックを、多重化装置22の後段の装置へ出力する
ための動作について説明する。CPU処理部14におけ
る多重化演算処理で決められた出力順に従って、デュア
ルポートRAM26上に格納されているパックを出力す
るために、CPU処理部14は図2のS4で示す期間に
おいて、出力すべきパックのデュアルポートRAM26
上のアドレス(WRP) とサイズ(OLength) を算出する。前
述の図2のS4で算出されたデータ(WRP、OLength)を、
図2のS6で示される期間で、第2のメモリコントロー
ル回路27に対して伝達・設定する。
【0048】第2のメモリコントロール回路27は、ヘ
ッダ入力回路29がヘッダ情報をデュアルポートRAM
に対して入力していないことを確認して、出力回路28
の図2のS7に示す期間にデュアルポートRAM26上
の指定されたパックの領域を出力する。
【0049】これまで説明してきたように、デュアルポ
ートRAM26を中心とした構成により、入力データバ
ス30aにより構成されるビデオ圧縮データ、オーディ
オ圧縮データの入力系と、入出力データバス30b から
なるヘッダ情報入力、パックデータ出力系との2つの系
に切り分けることが可能となり、このことによりデータ
処理部30はメモリコントロール回路25、27をそれ
ぞれ中心とした2つの系に分割できる。このため、メモ
リコントロール回路25が制御すべき対象を入力系の2
つ、即ちビデオ入力回路23及びオーディオ入力回路と
し、またメモリコントロール回路27が制御すべき対象
をヘッダ入力及びパック出力系の2つ,即ちヘッダ入力
回路29及び出力回路として、それぞれのメモリコント
ロール回路25,27が制御すべき対象をそれぞれ2つ
に絞ることができ、転送優先順位制御、入力の切り替え
制御が従来に比べて半分に簡略化でき、これに伴い、転
送のバス幅や、動作周波数も同時に低減できる。
【0050】また、これに加えて、ビデオエンコーダ1
がvbvサイズのメモリを持つようにし、オーディオデ
ータの転送時間をビデオフレームの転送時間に比べて十
分短い時間となるようにしたシステム構成とすることに
より、圧縮したビデオデータの転送を圧縮したオーディ
オデータが転送されている間待たせられるようにするこ
とができ、デュアルポートRAM26へのオーディオ圧
縮データの転送を優先させるというように、多重化の際
の優先順位の固定化などが可能になり、多重化装置22
の構成をさらに簡略化できる。
【0051】また、これにより、ビデオエンコーダ1に
データを待たせておき、必要な時に、ビデオエンコーダ
1 から、デュアルポートRAM26まで、データを転送
させることができるので、ビデオ入力回路23等で、デ
ータを一旦保持してデュアルポートRAM26へ入力さ
せる順番を待たせる必要がなくなり、ビデオ入力回路等
のバッファメモリをなくすことができる。
【0052】また、デュアルポートRAM26のメモリ
を、オーディオとビデオとの再生同期をとるために各デ
ータをバッファリングするメモリとしても使用すること
により、オーディオエンコーダが持つメモリを1 オーデ
ィオフレーム程度に最適化することができる。また、従
来のような複雑なバスコントロール回路は不要になり、
回路規模を従来の半分以下に削減できる、またこれらを
制御するソフトウエアの負担も軽減できる。
【0053】ここで、上記これまでに説明してきたよう
な多重化装置22及び多重化システムによれば、ビデオ
圧縮データ、オーディオ圧縮データ、及びヘッダ情報を
デュアルポートRAM26上に、ソフトウエアにより制
御して転送し、パック化することで、デュアルポートR
AM26からソフトウエアにより多重化装置の後段に設
けられる所定の装置に所定のフォーマット化したデータ
を出力することが可能である。
【0054】以下、この多重化装置及び多重化システム
においてデュアルポートRAMに格納されるビデオ圧縮
データのパックの構造について図3を用いて説明する。
1つのビデオパックを作成する領域3oは、パックのフ
ォーマット長にヘッダの最大サイズと最小サイズの差を
加算した長さの領域をもつ。ビデオ圧縮データは、この
領域の先頭より最大のヘッダ長を加算した位置WPを常に
先頭アドレスとして格納される。転送・格納されるデー
タ長は前記多重化演算処理の結果判明するパック種別に
よって変化するが、その長さはパックのフォーマット長
は超えない。
【0055】さらに上述した多重化演算処理の結果判明
するパックのヘッダ情報を、ヘッダ長だけ前述したビデ
オデータ格納位置WPから逆算した位置WRPSを先頭アドレ
スとしてヘッダ入力回路29から入力する。これにより
パックのフォーマットに合ったビデオパックデータが完
成する。完成されたパックは、WRPSを先頭にパックのフ
ォーマット長の領域までが指定され出力回路28により
多重化装置22の後段の装置に出力される。
【0056】次に、この多重化装置及び多重化システム
においてデュアルポートRAMに格納されるオーディオ
圧縮データのパックの構造について図4を用いて説明す
る。1つのオーディオパックを作成する領域は、パック
のフォーマット長にヘッダの最大サイズと最小サイズの
差を加算した長さの領域をもつ。オーディオ圧縮データ
は、この領域の先頭より最大のオーディオヘッダ長を加
算した位置WPを常に先頭として整数個のオーディオフレ
ームデータが格納されるようにする。
【0057】この格納されるオーディオフレームデータ
として好ましくは、入力される音声圧縮データの圧縮レ
ートの最大値を448Kbpsとして、音声データのレ
ートが92kbpsから224Kbpsの範囲では2オ
ーディオフレームとし、224kbpsから448kb
psの範囲では、1オーディオフレームとして格納する
とともに、1 パックのデータサイズが2048Byteを超
えないようにする。
【0058】さらに上述した多重化演算処理の結果判明
するパックのヘッダ情報を、ヘッダ長だけ前述したオー
ディオデータ格納位置WPから逆算した位置を先頭にヘッ
ダ入力回路29から入力する。この時ヘッダに入れられ
る時間情報は、格納されるオーディオデータの先頭に対
して添付される。
【0059】ここで、本実施の形態1においては、パッ
クのオーディオデータ領域4qに格納される音声圧縮デ
ータを整数個に制限する。この場合、ヘッダ領域4pに
入力されるパックのヘッダ情報のサイズの変化によっ
て、フォーマットで定められたパック全体の長さと、格
納されたデータ群の長さとは一致しない場合がある。こ
のため、ヘッダ情報が最小のデータ量である場合に、音
声圧縮データに対するパック全体の長さが上記所定の出
力フォーマットによって定められたパックデータの長さ
となるように調整するためのダミーデータ領域として、
パディングヘッダ領域4rとパディングデータ領域4s
とを確保しておき、この領域にMPEG規格のプログラ
ムストリームのパディングパケットに準じたパディング
ヘッダとパディングデータとをヘッダ入力回路29から
入力する。この時、オーディオ圧縮レートが一定であれ
ばオーディオエンコーダ16から出力されるデータ長は
一定であり、パックに格納されるデータの最後位置WRPP
は、圧縮レートが決定されれば、一義的に決まる。従っ
て、パディングヘッダとパディングデータとの入力はこ
のWRPPを先頭アドレスとして行われれる。これによりパ
ックのフォーマットに合ったオーディオのパックが完成
する。完成されたパックは、オーディオデータ格納位置
WRPSを先頭にパックのフォーマット長の領域までが指定
され出力回路28により多重化装置22の後段の装置に
出力される。ここで、ヘッダ領域4pに格納されるヘッ
ダ情報のデータ量が変化すると、パックの最終位置のア
ドレスが変化するので、デュアルポートRAM26内の
パディングデータ領域4sとしては、ヘッダ領域4pに
格納されるヘッダ情報がもっともデータ量が小さいヘッ
ダ情報である場合であってもパックの最後部がパディン
グデータ領域4s内に位置するようなデータ長の領域を
確保しておく。
【0060】上記のように、図3,4に示すようなデュ
アルポートRAM26上のデータ格納構造を採ることに
より、ビデオ圧縮データ、及びオーディオ圧縮データを
入力し格納するデュアルポートRAM26上の位置が固
定化されるため、格納に関する演算が大幅に削除でき
る。更に、入力・格納の位置と、パック作成作業領域が
固定化されるため、メモリの管理が簡素化される。これ
らは、CPU処理部14を動かすソフトウエアの構造を
簡略化し、多重化演算処理以外にかかるハードウエアを
制御する処理を従来に比べ大幅に軽減できる。
【0061】また、図4のオーディオデータ構造のよう
に1 パックに格納するデータをオーディオ圧縮レートに
より整数個に限定する、つまりパックを跨いでオーディ
オフレームデータが格納されない構造をとるため、多重
化処理のうちの、パックを作成するフローは簡略化され
る。
【0062】さらに、パディングデータ領域4sとし
て、パックヘッダのサイズが最小の場合にパックのデー
タ長が所定のサイズとなるような領域を予め確保して、
その領域にデータを書きこんでいるので、パック出力の
長さに合わせてパディング領域のデータを、データ出力
の直前までに加工すればよく、オーディオ圧縮データが
入力された時点でパックヘッダのサイズやパディングの
サイズ不明であっても、多重化演算処理の結果を意識せ
ずにオーディオ圧縮データを入力しながらパックを作成
することができる。
【0063】また、1 パックに格納するデータをオーデ
ィオ圧縮レートにより整数個に限定することにより、M
PEG規格などで規定されるビデオ・オーディオの再生
バッファがオーバーフロー、アンダーフローしないため
の多重化順の処理についても、オーディオパックの多重
化の間隔を一定にすることが可能になる。例えば、1パ
ックに2オーディオフレームデータを挿入したときは、
2オーディオフレーム周期に1 パックをストリームに多
重化し、ビデオとの同期をとる最初のオーディオパック
の多重化位置よりも2オーディオフレームだけ早い多重
化位置に多重することにより、各オーディオの再生時間
には、必ず2オーディオデータか3オーディオデータの
どちらかのデータ蓄積状態になり、再生バッファのアン
ダーフローは防止できる、また1 パックサイズが2KB
以下になるような場合、1 オーディオデータが必ず1K
B以下となるため、MPEG規格の1 オーディオデータ
が4KB以下という制限を常に満たすことが可能であ
る。
【0064】実施の形態2 図5は、本発明の実施の形態2における多重化装置の構
造を説明するための、データ処理バスの構造を示すブロ
ック図であり、この実施の形態2においては、上記実施
の形態1に係る多重化装置のデータ処理バスの代わり
に、データ処理バス70を用いるようにしたものであ
り、本実施の形態2の多重化装置のデータ処理バス70
以外の構成について、上記実施の形態1と同様であるた
め、ここでは説明を省略している。
【0065】図5において、データ処理部70は、ビデ
オ入力回路23、オーディオ入力回路24、第1のメモ
リコントロール回路33、デュアルポートRAM26
a、第2のメモリコントロール回路36、出力回路2
8、ヘッダ入力回路29を有する。ビデオ入力回路2
3、オーディオ入力回路24、第1のメモリコントロー
ル回路33は入力データバス70aを構成し、ヘッダ入
力回路29、出力回路28、第2のメモリコントロール
回路36は入出力データバス70bを構成している。デ
ュアルポートRAM26aは映像側デュアルポートRA
M34,及び音声側デュアルポートRAM35から構成
されている。
【0066】ビデオエンコーダからのビデオ圧縮データ
が入力されるビデオ入力回路23は、ビデオエンコーダ
とメモリコントロール33とをビデオヘッダ検出回路9
の制御ライン51により制御・接続できるインターフェ
イス回路である。オーディオエンコーダからのオーディ
オ圧縮データが入力されるオーディオ入力回路24は、
オーディオエンコーダ16とメモリコントロール33と
をオーディオヘッダ検出回路10の制御ライン52によ
り制御・接続できるインターフェイス回路である。第1
のメモリコントロール回路33は、ビデオ入力回路2
3、オーディオ入力回路24、デュアルポートRAM2
6aの第1の入出力ポート、即ち映像側デュアルポート
RAM34、及び第音声側デュアルポートRAM35の
それぞれの第1の入出力ポートに接続され、制御演算処
理バス32により制御されて映像側,音声側デュアルポ
ートRAM34,35への各圧縮データの入力を制御す
る回路である。具体的には、ビデオ入力回路23の出力
を映像側デュアルポートRAM34の第1の入出力ポー
トへ入力させ、オーディオ入力回路24の出力を音声側
デュアルポートRAM35の第1の入出力ポートへ入力
させる。出力回路28は、この多重化装置の後段に接続
される装置(図示せず)と、第2のメモリコントロール
回路36とを接続するインターフェース回路である。ヘ
ッダ入力回路29は、制御演算処理バス32に接続さ
れ、この制御演算処理バス32から入力される各種ヘッ
ダ情報を格納できるメモリ40を持つものであり、この
メモリ40とメモリコントロール回路36とを接続する
インタフェース回路である。第2のメモリコントロール
回路36は、出力回路28、ヘッダ入力回路29、及び
デュアルポートRAM26aの第2の入出力ポート、即
ち、映像側デュアルポートRAM34、及び音声側デュ
アルポートRAM5のそれぞれの第1の入出力ポートに
接続され、制御演算処理バス32により制御されてデュ
アルポートRAM34,35へのヘッダ情報の入力、及
びデュアルポートRAM34,35からのパックの出力
を制御する回路である。具体的には、ヘッダ入力回路2
9の出力を映像側,音声側デュアルポートRAMユニッ
ト34,35の第2の入出力ポートへ入力させ、映像
側,音声側デュアルポートRAM34,35のパックを
第2の入出力ポートから出力回路28へ出力させる。映
像側デュアルポートRAM34は映像データだけを、音
声側デュアルポートRAM35は音声データだけをそれ
ぞれ出力フォーマット長に合わせて格納し、格納したデ
ータとパック・パケットヘッダとを合成するものであ
る。
【0067】次に動作について説明する。まず、ビデオ
圧縮データの映像側デュアルポートRAM34への転送
について説明する。ビデオ入力回路23は、ビデオエン
コーダの圧縮作業が終了したのを確認してビデオエンコ
ーダのvbvサイズ以上のデータを格納できるメモリか
ら、データの転送を開始させる。この時、上記実施の形
態1において図1を用いて説明したように、まずビデオ
圧縮データはビデオヘッダ検出回路9に送られ、圧縮デ
ータに添付されているヘッダ同期コードを検出し、それ
に続くヘッダ情報を内部メモリ12に転送・複写後、C
PU処理部14に対してヘッダが入力されたことを示す
割り込みを伝達する。この期間中は、ビデオ入力回路2
3は、映像側デュアルポートRAM34へはデータを転
送しない。そして、ビデオヘッダの内容を解析して多重
化順を決定し、ビデオデータを図3に示す映像側デュア
ルポートRAM34上の、ビデオデータ領域のどの位置
(WP)にどの位のサイズ(Length)を入力するか決定する。
CPU処理部14は、上記で決定されたデータを第1の
メモリコントロール回路33の出力へ伝達し、このデー
タを設定する。
【0068】この設定を受けて第1のメモリコントロー
ル回路33はビデオ入力回路23に対して映像側デュア
ルポートRAM34へのデータ転送を指示し、ビデオヘ
ッダ以降の圧縮データが、設定されたLengthだけビデオ
エンコーダ1から転送され、図3において示したよう
に、映像側デュアルポートRAM34上の位置WPを先頭
にビデオデータ領域3lに書き込まれる。
【0069】次に、オーディオ圧縮データの音声側デュ
アルポートRAM35への転送について説明する。オー
ディオエンコーダ16からオーディオ入力割り込みが発
生すると、上記実施の形態1において図1を用いて説明
した動作と同じように、CPU処理部14に対して処理
割り込みが発生する。この時、オーディオエンコーダ1
6から、データ転送開始前あるいは、圧縮レートが変更
になる直前までに圧縮のレートを、CPU処理部14に
外部コントロール53を経由して伝達されているように
する。
【0070】更に、CPU処理部14においてオーディ
オ圧縮データを図4に示したような音声側デュアルポー
トRAM35上のオーディオデータ領域4qのどの位置
(WP)にどの位のサイズ(Length)を入力するか決定し、C
PU処理部14は、この決定されたデータをメモリコン
トロール回路33に伝達し、メモリコントロール回路3
3を設定する。メモリコントロール回路33は、設定後
直ちに、オーディオ入力回路24に対して音声側デュア
ルポートRAM35へのデータ転送を指示し、オーディ
オ圧縮データがサイズLengthだけオーディオエンコーダ
16から転送され、デュアルポートRAMユニット35
上の図4において示した位置WPを先頭としてオーディオ
データ領域4qに書き込まれる。
【0071】出力回路28及びヘッダ入力回路29側の
動作については、映像側,音声側デュアルポートRAM
34,35からなるデュアルポートRAM26aを一つ
の同一のメモリとしてとらえて動作する点を除けば、上
記実施の形態1の出力回路及びヘッダ回路の動作と同様
である。即ち、CPU処理部14で作成されたビデオヘ
ッダ情報はメモリコントロール回路36の切り替えによ
り映像側デュアルポートRAM34に格納され、オーデ
ィオヘッダ情報はメモリコントロール回路36の切り替
えにより音声側デュアルポートRAM35に格納され
る。また、映像側デュアルポートRAM34で作成され
たビデオ圧縮データに対応するパック、及び、音声側デ
ュアルポートRAM35で作成されたオーディオ圧縮デ
ータに対応するパックは、それぞれ、メモリコントロー
ル回路36の切り替えにより出力回路28に入力され、
出力回路28から出力される。
【0072】この実施の形態2によれば、デュアルポー
トRAM26aを、2つのデュアルポートRAM34,
35により構成したことにより、上記実施の形態1に対
して、ビデオ、オーディオ圧縮データの入力系である入
力データバス70aを更に2分割できるため、パックデ
ータを作成するメモリに圧縮データを転送する際の優先
順位制御が不要になり、第1,第2のメモリコントロー
ル回路33,36の規模を実施の形態1に係る多重化装
置の第1、第2のメモリコントロール回路の規模よりも
削減して簡略化できるとともに、優先順位制御を不要と
して多重化処理の制御を簡略化でき、多重化処理を制御
するソフトウエアの処理が軽減され、また転送の動作周
波数も同時に下げることが可能になる。
【0073】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、圧縮し
た映像データと圧縮した音声データとを一つのストリー
ムデータに多重化する多重化装置において、第1,第2
の2つの入出力ポートを有し、第1の入出力ポートから
入力される映像圧縮データ及び音声圧縮データを分けて
一時的に蓄積するとともに、これらに第2の入出力ポー
トから入力されるヘッダ情報を添付して所定の出力フォ
ーマットに合わせてパック化し、該パックを第2の入出
力ポートから出力するメモリと、上記第1の入出力ポー
トに、上記映像圧縮データ及び音声圧縮データを転送し
入力させる入力データバスと、上記第2の入出力ポート
に、上記ヘッダ情報を転送し入力させるとともに、上記
第2の入出力ポートから上記パックを出力させる入出力
データバスと、上記入力データバスと入出力データバス
とのデータ転送を制御するとともに、上記映像圧縮デー
タ及び音声圧縮データに基づいて上記ヘッダ情報を作成
して上記入出力バスに出力する中央演算処理部を有する
制御演算バスとを備えるようにしたから、メモリに対す
る入出力のバスを、入力データバスと入出力データバス
とをそれぞれ中心とした2つの系に切り分けることが可
能となり、それぞれの系における転送優先順位制御、入
力の切り替え制御が従来に比べて半分に簡略化でき、従
来のような複雑なバスコントロール回路は不要になり、
回路規模を従来の半分以下に削減でき、簡略化した構成
からなる、安価な多重化装置を提供できる効果がある。
【0074】また、この発明によれば、上記入力データ
バスは、外部からの上記映像圧縮データを入力とするビ
デオ入力回路と、外部からの上記音声圧縮データを入力
とするオーディオ入力回路と、上記ビデオ入力回路、オ
ーディオ入力回路、及びメモリの第1の入出力ポートに
接続され、上記制御演算バスからのデータにより、上記
ビデオ入力回路及びオーディオ入力回路からそれぞれ出
力される映像圧縮データ及び音声圧縮データの入力、及
び該圧縮データの上記メモリへの転送とを制御する第1
のメモリコントロール回路とを備え、上記入出力データ
バスは、上記制御演算バスから出力されるヘッダ情報を
入力とするヘッダ入力回路と、上記メモリのパックを順
次外部に出力するための出力回路と、上記メモリの第2
の入出力ポート,ヘッダ入力回路,及び出力回路と接続
され、上記制御演算バスからのデータにより、上記ヘッ
ダ情報のヘッダ入力回路からメモリへの転送、及び上記
メモリ内のパックの出力回路への転送とを制御する第2
のメモリコントロール回路とを備えるようにしたから、
メモリに対する入出力のバスを、第1のメモリコントロ
ール回路を備えた入力データバスと第2のメモリコント
ロール回路を備えた入出力データバスとをそれぞれ中心
とした2つの系に切り分けることが可能となり、第1、
第2のメモリコントロールによる転送優先順位制御、入
力の切り替え制御が従来に比べて半分に簡略化でき、従
来のような複雑なバスコントロール回路は不要になり、
回路規模を従来の半分以下に削減でき、簡略化した構成
からなる、安価な多重化装置を提供できる効果がある。
【0075】また、この発明によれば、上記メモリは、
映像圧縮データをパック化する第1,第2の入出力ポー
トを有する映像側メモリと、音声圧縮データをパック化
する第1,第2の入出力ポートを有する音声側メモリと
からなり、上記メモリの第1の入出力ポートは映像側メ
モリ及び音声側メモリのそれぞれの第1の入出力ポート
からなり、上記メモリの第2の入出力ポートは映像側メ
モリ及び音声側メモリのそれぞれの第2の入出力ポート
からなり、上記入力データバスは、映像圧縮データを、
上記映像側メモリの第1の入出力ポートに入力するとと
もに、音声圧縮データを、上記音声側メモリの第1の入
出力ポートに入力し、上記入出力データバスは、上記映
像側メモリ及び音声側メモリのそれぞれの第2の入出力
ポートにヘッダ情報を転送し入力するとともに、上記映
像側メモリ及び音声側メモリのそれぞれの第2の入出力
ポートからパックを出力させるようにしたから、映像、
音声圧縮データの入力系である入力データバスを更に2
分割でき、パックを作成するメモリに圧縮データを転送
する際の優先順位制御が不要になり、入力データバス及
び入出力データバスのデータ転送のための構成をより簡
略化できるとともに、優先順位制御を不要として多重化
処理の制御を簡略化でき、簡略化した構成からなる、安
価な多重化装置を提供できる効果がある。
【0076】また、この発明によれば、上記メモリは、
パックのヘッダ情報が採りうる最大のデータ量に対応し
たヘッダ領域と、該ヘッダ領域に連続した、一つのパッ
クに多重化可能な最大の映像圧縮データ量に対応した映
像データ領域との2つの領域を一つの転送データ領域と
する、複数の連続した転送データ領域の集合を有してお
り、上記転送データ領域の映像データ領域のメモリ上の
先頭アドレスを固定化し、上記ヘッダ領域にヘッダ情報
を、上記先頭アドレスがヘッダ情報の最終位置となるよ
うに書きこみ、その書きこんだヘッダ情報の先頭アドレ
スをパックの先頭位置とするようにしたから、映像圧縮
データを格納するメモリ上の位置が固定化されるため、
データ格納に関する演算が大幅に削除でき、かつメモリ
の管理が簡略化できる多重化装置を提供できる効果があ
る。
【0077】また、この発明によれば、上記メモリは、
音声圧縮データに対するパックのヘッダ情報が採りうる
最大のデータ量に対応したヘッダ領域と、該ヘッダ領域
に連続した、圧縮レートに合わせて整数個に制限した複
数の上記音声圧縮データのデータ量に合わせた音声デー
タ領域と、上記ヘッダ情報が最小のデータ量である場合
においても、音声圧縮データに対するパック全体の長さ
が上記所定の出力フォーマットによって定められたパッ
クデータの長さとなるように調整可能なデータ量のMP
EG2のプログラムストリームのダミーデータに準じた
データを格納できる、上記音声データ領域に連続したダ
ミーデータ領域との3つの領域を音声圧縮データ用の一
つの転送データ領域とする、複数の連続した転送データ
領域の集合を有しており、上記転送データ領域の音声デ
ータ領域のメモリ上の先頭アドレスを固定化し、上記ヘ
ッダ領域にヘッダ情報を、この先頭アドレスがヘッダ情
報の最終位置となるように書きこむことで、音声圧縮デ
ータに対するパックの先頭位置を決定するようにしたか
ら、音声圧縮データを入力し格納するメモリ上の位置が
固定化されるため、格納に関する演算が大幅に削除で
き、かつメモリの管理が簡略化できる多重化装置を提供
できる効果がある。
【0078】また、この発明によれば、上記メモリは、
上記ヘッダ情報のうちの音声圧縮データに対するヘッダ
情報と、該ヘッダ情報に連続して配置され、上記音声圧
縮データのレートに合わせて整数個に制限した複数の上
記音声圧縮データからなる音声データブロックと、音声
圧縮データに対するパックの長さが、上記所定の出力フ
ォーマットによって定められたパックデータの長さとな
るように、上記音声データブロックに続いて格納され
た、MPEG2のプログラムストリームのダミーデータ
に準じたデータからなるデータブロックとを、音声圧縮
データに対するパックとして格納するようにしたから、
1 パックに格納するデータをオーディオ圧縮レートによ
り整数個に限定して、異なるパックを跨いでオーディオ
フレームデータが格納されないようにでき、多重化処理
のうちの、パックを作成する工程を簡略化することがで
きる。
【0079】また、この発明によれば、上記音声圧縮デ
ータの圧縮レートを92kbp以上448Kbps以下
とし、上記メモリは、1パックに格納される音声データ
を、音声データのレートが92kbpsから224Kb
psの範囲では2オーディオフレームとし、224kb
psから448kbpsの範囲では、1オーディオフレ
ームとするとともに、1 パックのデータサイズが204
8Byteを超えないようにしたから、1 パックに格納する
データをオーディオ圧縮レートにより整数個に限定し
て、異なるパックを跨いでオーディオフレームデータが
格納されないようにでき、多重化処理のうちの、パック
を作成する工程を簡略化することができる。
【0080】また、この発明に係る多重化システムによ
れば、圧縮した映像データと圧縮した音声データとを一
つのストリームデータに多重化する多重化システムにお
いて、MPEG2ビデオ規格規定のvbvサイズ以上の
容量のメモリを有し、かつ圧縮された映像フレームデー
タの先頭及びGOPの先頭位置を出力できる手段を備え
た、映像データを圧縮するビデオエンコーダと、音声圧
縮データの1音声フレームを蓄積できる容量のメモリを
有する、音声データを圧縮するオーディオエンコーダ
と、第1,第2の2つの入出力ポートを有し、第1の入
出力ポートから入力される上記映像圧縮データ及び音声
圧縮データを分けて一時的に蓄積するとともに、これら
に第2の入出力ポートから入力されるヘッダ情報を添付
して所定の出力フォーマットに合わせてパック化し、該
パックを第2の入出力ポートから出力するメモリと、上
記ビデオエンコーダ,及びオーディオエンコーダと接続
され、上記ビデオエンコーダ,及びオーディオエンコー
ダから出力される上記映像圧縮データ及び音声圧縮デー
タを転送し、上記第1の入出力ポートに入力させる入力
データバスと、上記第2の入出力ポートに、上記ヘッダ
情報を転送し入力させるとともに、上記第2の入出力ポ
ートから上記パックを出力させる入出力データバスと、
上記入力データバスと入出力データバスとのデータ転送
を制御するとともに、上記映像圧縮データ及び音声圧縮
データに基づいて上記ヘッダ情報を作成して上記入出力
バスに出力する中央演算処理部を有する制御演算バスと
を備えるようにしたから、メモリに対する入出力のバス
を、入力データバスと入出力データバスとをそれぞれ中
心とした2つの系に切り分け、それぞれの系における転
送優先順位制御、入力の切り替え制御が従来に比べて半
分に簡略化でき、回路規模を従来の半分以下に削減で
き、簡略化した構成からなる安価な多重化システムを提
供できる効果がある。さらに、ビデオ圧縮データの転送
をオーディオ圧縮データが転送されている間待たせられ
るようにすることができ、多重化の際の優先順位の固定
化などが可能になり、システム構成を簡略化できるとと
もに、ビデオエンコーダにデータを待たせておき、必要
な時に、ビデオエンコーダからメモリにデータを転送さ
せることができるので、入力データバスにおいて、デー
タを一旦保持してメモリへデータを入力させる順番を待
たせる必要がなくなり、ビデオ入力回路等のバッファメ
モリをなくすことができ、より簡略化した構成からなる
多重化システムを提供できる効果がある。
【0081】また、この発明によれば、上記ビデオエン
コーダは、MPEG2規格のPESストリームのヘッダ
に準拠した同期コードとIDデータと、これらに連続す
る、映像フレームデータを示すフラッグ、GOPの先頭
となるフラッグ、及び圧縮映像データサイズのデータと
からなる添付領域であるヘッダ情報を、1映像フレーム
の圧縮した映像データの先頭ごとに添付して出力する手
段を備え、上記制御演算バスは、上記ビデオエンコーダ
から入力されてくる上記ヘッダ情報付きの映像圧縮デー
タのヘッダコードを検出し、該ヘッダコードに続く映像
圧縮データに関する上記ヘッダ情報を転送できるビデオ
ヘッダ検出回路と、上記オーディオエンコーダから入力
されてくる音声圧縮データに添付されてくるヘッダコー
ドを検出し、該ヘッダコードに続く音声圧縮データに関
するヘッダ情報を転送できるオーディオヘッダ検出回路
と、上記ビデオヘッダ検出回路および前記オーディオヘ
ッダ検出回路に接続され、これらの検出回路が転送した
ヘッダ情報を格納する内蔵メモリとを備え、上記中央演
算処理部が上記内蔵メモリに格納されたデータを読み込
み、このデータをもとに多重化演算及びデータ転送制御
演算を行うようにしたから、ビデオエンコーダからビデ
オ圧縮データを転送する直前に、各フラッグからパック
に付けるべきヘッダの種別及びビデオ圧縮データの転送
する長さを、それぞれ判断することができ、ビデオエン
コーダから入力・転送しながらメモリにおいてパックを
作成することが可能となるとともに、データの転送のス
ケジューリングのテーブルを、映像圧縮データを転送す
る直前に作成することが可能となり、中央演算処理部の
多重化演算処理からパックの種別を決定する処理を行う
部分を簡略化できる効果があるとともに、また、入力デ
ータバスに圧縮ビデオフレームデータを保持し、その圧
縮ビデオフレームデータの長さを計測して、これを出力
フォーマットへフィードバックする必要がなくなり、計
測時に必要なメモリを入力データバスからなくすことが
でき、システムを簡略化できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る多重化装置を備
えた多重化システムの構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態1に係る多重化装置を備
えた多重化システムの動作を説明するためのタイミング
図である。
【図3】 本発明の実施の形態1に係る多重化装置を備
えた多重化システムにおけるデュアルポートRAM上の
ビデオ圧縮データの格納位置を説明するための図であ
る。
【図4】 本発明の実施の形態1に係る多重化装置を備
えた多重化システムにおけるデュアルポートRAM上の
オーディオ圧縮データの格納位置を説明するための図で
ある。
【図5】 本発明の実施の形態2に係る多重化装置を備
えた多重化システムにおけるデータ処理部の構造を示す
ブロック図である。
【図6】 従来の多重化装置を備えた多重化システムの
構成を示すブロック図である。
【図7】 従来の多重化装置を備えた多重化システムの
動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1,101 ビデオエンコーダ 9,10,109,110 ヘッダ検出回路 12,112 内部メモリ 14,114 中央演算処理部 16 オーディオエンコーダ 22,122 多重化装置 23,102 ビデオ入力回路 24,105 オーディオ入力回路 25,33 第1のメモリコントロール回路 26,26a,113,115 デュアルポートRA
M 27,36 第2のメモリコントロール回路 28,107 出力回路 29 ヘッダ入力回路 30,70,118 データ処理部 30a,70a 入力データバス 30b,70b 入出力データバス 31,117 制御演算処理部 32 制御演算処理バス 34 ビデオ側デュアルポートRAM 35 音声側デュアルポートRAM 40 メモリ 51,52 制御ライン 53 外部コントロール 70 データ処理部 103,106,108 バッファメモリ 104 バスコントロール回路 111 外付けメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 KK08 MA00 RB02 RB09 RB14 RC07 RC32 SS30 UA29 UA34 UA36 UA38 5C063 AA01 AB07 AC01 AC05 CA23 CA31 CA36 DA05 DA13 5K028 EE03 EE08 EE12 KK32 MM06 SS05 SS24 TT05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮した映像データと圧縮した音声デー
    タとを一つのストリームデータに多重化する多重化装置
    において、 第1,第2の2つの入出力ポートを有し、第1の入出力
    ポートから入力される映像圧縮データ及び音声圧縮デー
    タを分けて一時的に蓄積するとともに、これらに第2の
    入出力ポートから入力されるヘッダ情報を添付して所定
    の出力フォーマットに合わせてパック化し、該パックを
    第2の入出力ポートから出力するメモリと、 上記第1の入出力ポートに、上記映像圧縮データ及び音
    声圧縮データを転送し入力させる入力データバスと、 上記第2の入出力ポートに、上記ヘッダ情報を転送し入
    力させるとともに、上記第2の入出力ポートから上記パ
    ックを出力させる入出力データバスと、 上記入力データバスと入出力データバスとのデータ転送
    を制御するとともに、上記映像圧縮データ及び音声圧縮
    データに基づいて上記ヘッダ情報を作成して上記入出力
    バスに出力する中央演算処理部を有する制御演算バスと
    を備えたことを特徴とする多重化装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の多重化装置において、 上記入力データバスは、外部からの上記映像圧縮データ
    を入力とするビデオ入力回路と、外部からの上記音声圧
    縮データを入力とするオーディオ入力回路と、上記ビデ
    オ入力回路、オーディオ入力回路、及びメモリの第1の
    入出力ポートに接続され、上記制御演算バスからのデー
    タにより、上記ビデオ入力回路及びオーディオ入力回路
    からそれぞれ出力される映像圧縮データ及び音声圧縮デ
    ータの入力、及び該圧縮データの上記メモリへの転送と
    を制御する第1のメモリコントロール回路とを備え、 上記入出力データバスは、上記制御演算バスから出力さ
    れるヘッダ情報を入力とするヘッダ入力回路と、上記メ
    モリのパックを順次外部に出力するための出力回路と、
    上記メモリの第2の入出力ポート,ヘッダ入力回路,及
    び出力回路と接続され、上記制御演算バスからのデータ
    により、上記ヘッダ情報のヘッダ入力回路からメモリへ
    の転送、及び上記メモリ内のパックの出力回路への転送
    とを制御する第2のメモリコントロール回路とを備えた
    ことを特徴とする多重化装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の多重化装置において、 上記メモリは、映像圧縮データをパック化する第1,第
    2の入出力ポートを有する映像側メモリと、音声圧縮デ
    ータをパック化する第1,第2の入出力ポートを有する
    音声側メモリとからなり、上記メモリの第1の入出力ポ
    ートは映像側メモリ及び音声側メモリのそれぞれの第1
    の入出力ポートからなり、上記メモリの第2の入出力ポ
    ートは映像側メモリ及び音声側メモリのそれぞれの第2
    の入出力ポートからなり、 上記入力データバスは、映像圧縮データを、上記映像側
    メモリの第1の入出力ポートに入力するとともに、音声
    圧縮データを、上記音声側メモリの第1の入出力ポート
    に入力し、 上記入出力データバスは、上記映像側メモリ及び音声側
    メモリのそれぞれの第2の入出力ポートにヘッダ情報を
    転送し入力するとともに、上記映像側メモリ及び音声側
    メモリのそれぞれの第2の入出力ポートからパックを出
    力させることを特徴とする多重化装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の多重化装置において、 上記メモリは、パックのヘッダ情報が採りうる最大のデ
    ータ量に対応したヘッダ領域と、該ヘッダ領域に連続し
    た、一つのパックに多重化可能な最大の映像圧縮データ
    量に対応した映像データ領域との2つの領域を一つの転
    送データ領域とする、複数の連続した転送データ領域の
    集合を有しており、 上記転送データ領域の映像データ領域のメモリ上の先頭
    アドレスを固定化し、上記ヘッダ領域にヘッダ情報を、
    上記先頭アドレスがヘッダ情報の最終位置となるように
    書きこみ、その書きこんだヘッダ情報の先頭アドレスを
    パックの先頭位置とすることを特徴とする多重化装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の多重化装置において、 上記メモリは、音声圧縮データに対するパックのヘッダ
    情報が採りうる最大のデータ量に対応したヘッダ領域
    と、該ヘッダ領域に連続した、圧縮レートに合わせて整
    数個に制限した複数の上記音声圧縮データのデータ量に
    合わせた音声データ領域と、上記ヘッダ情報が最小のデ
    ータ量である場合においても、音声圧縮データに対する
    パック全体の長さが上記所定の出力フォーマットによっ
    て定められたパックデータの長さとなるように調整可能
    なデータ量のMPEG2のプログラムストリームのダミ
    ーデータに準じたデータを格納できる、上記音声データ
    領域に連続したダミーデータ領域との3つの領域を音声
    圧縮データ用の一つの転送データ領域とする、複数の連
    続した転送データ領域の集合を有しており、 上記転送データ領域の音声データ領域のメモリ上の先頭
    アドレスを固定化し、上記ヘッダ領域にヘッダ情報を、
    この先頭アドレスがヘッダ情報の最終位置となるように
    書きこむことで、音声圧縮データに対するパックの先頭
    位置を決定することを特徴とする多重化装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の多重化装置において、 上記メモリは、上記ヘッダ情報のうちの音声圧縮データ
    に対するヘッダ情報と、該ヘッダ情報に連続して配置さ
    れ、上記音声圧縮データのレートに合わせて整数個に制
    限した複数の上記音声圧縮データからなる音声データブ
    ロックと、音声圧縮データに対するパックの長さが、上
    記所定の出力フォーマットによって定められたパックデ
    ータの長さとなるように、上記音声データブロックに続
    いて格納された、MPEG2のプログラムストリームの
    ダミーデータに準じたデータからなるデータブロックと
    を、音声圧縮データに対するパックとして格納するもの
    であることを特徴とする多重化装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6のいずれかに記
    載の多重化装置において、 上記音声圧縮データの圧縮レートを92kbp以上44
    8Kbps以下とし、 上記メモリは、1パックに格納される音声データを、音
    声データのレートが92kbpsから224Kbpsの
    範囲では2オーディオフレームとし、224kbpsか
    ら448kbpsの範囲では、1オーディオフレームと
    するとともに、1 パックのデータサイズが2048Byte
    を超えないようにしたことを特徴とした多重化装置。
  8. 【請求項8】 圧縮した映像データと圧縮した音声デー
    タとを一つのストリームデータに多重化する多重化シス
    テムにおいて、 MPEG2ビデオ規格規定のvbvサイズ以上の容量の
    メモリを有し、かつ圧縮された映像フレームデータの先
    頭及びGOPの先頭位置を出力できる手段を備えた、映
    像データを圧縮するビデオエンコーダと、 音声圧縮データの1音声フレームを蓄積できる容量のメ
    モリを有する、音声データを圧縮するオーディオエンコ
    ーダと、 第1,第2の2つの入出力ポートを有し、第1の入出力
    ポートから入力される上記映像圧縮データ及び音声圧縮
    データを分けて一時的に蓄積するとともに、これらに第
    2の入出力ポートから入力されるヘッダ情報を添付して
    所定の出力フォーマットに合わせてパック化し、該パッ
    クを第2の入出力ポートから出力するメモリと、 上記ビデオエンコーダ,及びオーディオエンコーダと接
    続され、上記ビデオエンコーダ,及びオーディオエンコ
    ーダから出力される上記映像圧縮データ及び音声圧縮デ
    ータを転送し、上記第1の入出力ポートに入力させる入
    力データバスと、 上記第2の入出力ポートに、上記ヘッダ情報を転送し入
    力させるとともに、上記第2の入出力ポートから上記パ
    ックを出力させる入出力データバスと、 上記入力データバスと入出力データバスとのデータ転送
    を制御するとともに、上記映像圧縮データ及び音声圧縮
    データに基づいて上記ヘッダ情報を作成して上記入出力
    バスに出力する中央演算処理部を有する制御演算バスと
    を備えたことを特徴とする多重化システム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の多重化システムにおい
    て、 上記ビデオエンコーダは、MPEG2規格のPESスト
    リームのヘッダに準拠した同期コードとIDデータと、
    これらに連続する、映像フレームデータを示すフラッ
    グ、GOPの先頭となるフラッグ、及び圧縮映像データ
    サイズのデータとからなる添付領域であるヘッダ情報
    を、1映像フレームの圧縮した映像データの先頭ごとに
    添付して出力する手段を備え、 上記制御演算バスは、上記ビデオエンコーダから入力さ
    れてくる上記ヘッダ情報付きの映像圧縮データのヘッダ
    コードを検出し、該ヘッダコードに続く映像圧縮データ
    に関する上記ヘッダ情報を転送できるビデオヘッダ検出
    回路と、 上記オーディオエンコーダから入力されてくる音声圧縮
    データに添付されてくるヘッダコードを検出し、該ヘッ
    ダコードに続く音声圧縮データに関するヘッダ情報を転
    送できるオーディオヘッダ検出回路と、 上記ビデオヘッダ検出回路および前記オーディオヘッダ
    検出回路に接続され、これらの検出回路が転送したヘッ
    ダ情報を格納する内蔵メモリとを備え、 上記中央演算処理部が上記内蔵メモリに格納されたデー
    タを読み込み、このデータをもとに多重化演算及びデー
    タ転送制御演算を行うものであることを特徴とする多重
    化システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015506025A (ja) * 2011-12-07 2015-02-26 ザイリンクス インコーポレイテッドXilinx Incorporated 競合のないメモリ構成

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