JP2000209151A - 光増幅中継装置及び複数心双方向光伝送システム - Google Patents

光増幅中継装置及び複数心双方向光伝送システム

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JP2000209151A
JP2000209151A JP11008600A JP860099A JP2000209151A JP 2000209151 A JP2000209151 A JP 2000209151A JP 11008600 A JP11008600 A JP 11008600A JP 860099 A JP860099 A JP 860099A JP 2000209151 A JP2000209151 A JP 2000209151A
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optical amplifier
line
signal light
amplifier
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Tatsuya Kosuge
達哉 小管
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】双方向に対して冗長構成を有し、低コスト化、
小型化を図ることができる光増幅中継装置及び複数心双
方向光伝送システムを提供する。 【解決手段】通常時では、センタ局側(子局側)からの
信号光は、光スイッチS1(S3)を通って、下り(上
り)回線用の光増幅器1(2)により増幅され、光スイ
ッチS2(光カプラ4)を通って、子局側(センタ局)
に出力される。下り回線用の光増幅器1が故障等の異常
状態になった場合、センタ局側からの信号光は、光スイ
ッチS1、S4を通って、冗長用の光増幅器3により増
幅され、光スイッチS5、S2を通って、子局側に出力
される。上り回線用の光増幅器2が故障等の異常状態に
なった場合、子局側からの信号光は、光スイッチS3、
S4を通って、冗長用の光増幅器3により増幅され、光
スイッチS5、光カプラ4を通って、センタ局側に出力
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冗長構成を有する
光増幅中継装置及び複数心双方向光伝送システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、双方向光伝送システムが急速に普
及しつつある。一般に、光伝送システムに用いられる光
増幅中継装置では、励起光源の故障等に起因する光増幅
器の故障に対応するため、冗長用の増幅器を有する冗長
構成にすることにより、システムの信頼性の向上を図っ
ている。
【0003】図7は、2心双方向光伝送システムに用い
られ、冗長構成を有する従来の光増幅中継装置を示す説
明図である。図7に示すように、従来の光増幅中継装置
58は、下り回線用の2つの光増幅器50,51と上り
回線用の2つの光増幅器52,53とを有する。光増幅
器50,52は、通常時の光伝送に使用される現用の光
増幅器であり、光増幅器51,53は、現用の光増幅器
50,52が故障した場合等の非常時に使用される冗長
用の光増幅器である。
【0004】下り回線用の現用の光増幅器50と冗長用
の光増幅器51とを切り替えるために、光増幅器の前段
及び後段の伝送路の位置に光スイッチ54,55が設け
られる。また、上り回線用の現用の光増幅器52と冗長
用の光増幅器53とを切り替えるために、光増幅器の前
段及び後段の伝送路の位置に光スイッチ56,57が設
けられる。光スイッチ54〜57は、現用の光増幅器や
監視装置(図示せず)からの故障等の異常を知らせるア
ラーム信号に基づいて伝送路の切替を行う。
【0005】従来の光増幅中継装置58によれば、通常
の場合には、現用の光増幅器50,52が用いられ、下
り回線用の現用の光増幅器50が故障等の場合には、光
スイッチ54,55により伝送路が切り替わり、下り回
線用の冗長用の光増幅器51が用いられ、上り回線用の
現用の光増幅器52が故障等の場合には、光スイッチ5
6,57により伝送路が切り替わり、上り回線用の冗長
用の光増幅器53が用いられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の光
増幅中継装置では、上り回線用及び下り回線用にそれぞ
れ現用と冗長用の光増幅器を設けている。従って、複数
心双方向光伝送に用いられる1個の双方向光増幅中継装
置内に、N(Nは2以上の整数)個の現用の光増幅器が
設けられている場合、同数(N個)の冗長用の光増幅器
を設けることになるため、全部で(2×N)個の光増幅
器を必要とする。その結果、光増幅中継装置は、多数の
光増幅器を収納する広い実装スペースを必要とするた
め、大型化し、光増幅器は高価なものであるので、光増
幅中継装置のコストアップになるという問題があった。
【0007】これらの問題を解決するため、例えば下り
回線のみ冗長用の光増幅器を設ける構成も考えられる
が、本発明の他の課題として例えば電話等リアルタイム
性を重視する通信に使用される双方向光伝送システムで
は、上り下り双方向の回線で光増幅器の冗長構成をとり
たいという要請が強く、上記下り回線のみ冗長用の光増
幅器を設ける構成ではこれを実現できないという問題が
あった。
【0008】特に、最近では、通信容量の増大、回線ニ
ーズの増大に伴い、下り回線、上り回線それぞれが複数
回線設けられている光増幅中継装置が要望され、今後、
前述した光増幅中継装置の大型化やコストアップがさら
に大きな問題となると考えられる。
【0009】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、複数心双方向光伝送の光増幅中継に用
いられ、双方向に対して冗長構成を有し、しかも低コス
ト化、小型化を図ることができる光増幅中継装置及び複
数心双方向光伝送システムを提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の発明者らは、光
増幅中継装置の実用化試験を繰り返しているうちに、上
り回線用及び下り回線用の現用の光増幅器が共に故障等
になることはほとんどなく、実際の運用では、冗長用の
光増幅器は1つで足りることに気が付いた。そこで、上
記課題を解決するために、本発明の構成は、複数心双方
向光伝送システムに用いられる光増幅中継装置におい
て、一方向回線用の光増幅器と、他方向回線用の光増幅
器と、これら一方向回線用の光増幅器と他方向回線用の
光増幅器との組み合わせに対して共用して設けられる冗
長用の光増幅器と、前記一方向回線用又は他方向回線用
の光増幅器が異常状態になった場合、前記異常状態の光
増幅器に代わり前記冗長用の光増幅器により信号光を増
幅するように信号経路を切り替える切替手段を有するこ
とを特徴とするものである。
【0011】前記切替手段は、一方向回線を伝送する信
号光を、前記一方向回線用の光増幅器に代わり前記冗長
用の光増幅器により増幅し、他方向回線により他方向側
に伝送させるように信号経路を切り替えてもよい。前記
切替手段は、例えば信号光の伝送路を切り替える光スイ
ッチを用いて行われてもよい。
【0012】本発明の複数心双方向光伝送システムは、
一方向回線及び他方向回線のそれぞれの光信号を、上記
の光増幅中継装置を介して伝送することを特徴とするも
のである。
【0013】本発明の複数心双方向光伝送システムは
又、送信局と受信局との間で、一方向回線と他方向回線
とを上記の光増幅中継装置を介して1つのループ状に形
成し、送信局から受信局へ伝送される信号光を前記一方
向回線と前記他方向回線とでは互いに逆の方向に伝送
し、前記一方向回線がいずれかの箇所で異常状態になっ
た場合、当該一方向回線の異常状態になった箇所より前
段の光増幅中継装置の切替手段が、前記一方向回線を伝
送する信号光を当該光増幅中継装置内の一方向回線用の
光増幅器または他方向回線用の光増幅器または冗長用の
光増幅器のいずれかにより増幅し他方向回線により他方
向側に伝送するように、信号経路を切り替え、前記信号
光を前記他方向回線により受信局へ伝送することを特徴
とするものである。
【0014】本発明によれば、一方向回線用の光増幅器
と他方向回線用の光増幅器に対して冗長用の光増幅器を
共用することになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1の実施
の形態に係る光増幅中継装置を示す回路図である。
【0016】図1に示すように、第1の実施の形態に係
る光増幅中継装置5は、下り回線(センタ局から子局に
向かう方向の回線)用の1つの光増幅器1と、上り回線
(子局からセンタ局に向かう方向の回線)用の1つの光
増幅器2と、冗長用の1つの光増幅器3とを有する。各
光増幅器1、2、3は、光ファイバのコア内にEr(エ
ルビウム)、Pr(プラセオジム)、Nd(ネオジム)
等の希土類元素を添加した希土類添加光ファイバに励起
光源からの励起光を入力して信号光を増幅するものであ
る。
【0017】また、下り回線用の光増幅器1の前段及び
後段には、それぞれ第1の光スイッチS1及び第2の光
スイッチS2が設けられる。上り回線用の光増幅器2の
前段及び後段には、それぞれ第3の光スイッチS3及び
光カプラ4が設けられる。冗長用の光増幅器3の前段及
び後段には、それぞれ第4の光スイッチS4及び第5の
光スイッチS5が設けられる。
【0018】第1の光スイッチS1の端子aは、センタ
局側からの入力側に接続され、その端子bは下り回線用
の光増幅器1の入力側に接続され、その端子cは第4の
光スイッチS4の端子aに接続される。
【0019】第2の光スイッチS2の端子aは、下り回
線用の光増幅器1の出力側に接続され、その端子bは、
子局側への出力側に接続され、その端子cは第5の光ス
イッチS5の端子bに接続される。
【0020】第3の光スイッチS3の端子aは、子局側
からの入力側に接続され、その端子bは上り回線用の光
増幅器2の入力側に接続され、その端子cは第4の光ス
イッチS4の端子cに接続される。
【0021】光カプラ4は、上り回線用の光増幅器2の
出力側と第5の光スイッチS5の端子cとからセンタ局
への出力側へ信号光が出力されるように接続される。
【0022】第4の光スイッチS4の端子bは、冗長用
の光増幅器3の入力側に接続され、第5の光スイッチS
5の端子aは冗長用の光増幅器3の出力側に接続され
る。
【0023】各光スイッチS1〜S5は、現用の光増幅
器1又は2の故障を示すアラーム信号を受け取ると、当
該故障した光増幅器1又は2で行っていた信号増幅を、
冗長用の光増幅器3で行うように信号経路を切り替え
る。
【0024】これら光スイッチS1〜S5の切替動作の
詳細とともに、本発明の第1の実施の形態に係る光増幅
中継装置5の動作を説明する。通常時では、図1(A)
に示すように、第1の光スイッチS1は、端子aに入力
された信号光を端子bに出力させ、第2の光スイッチS
2は、端子aに入力された信号光を端子bに出力させる
ように信号経路が設定されている。従って、センタ局側
からの信号光は、第1の光スイッチS1を通って、下り
回線用の光増幅器1により増幅され、第2の光スイッチ
S2を通って、子局側に出力される。
【0025】一方、第3の光スイッチS3は、端子aに
入力された信号光を端子bに出力させるように信号経路
が設定されている。従って、子局側からの信号光は、第
3の光スイッチS3を通って、上り回線用の光増幅器2
により増幅され、光カプラ4を通って、センタ局側に出
力される。なお、光スイッチS4、S5の信号経路設定
は、現時点では、どのように設定されていてもよい。
【0026】さて、下り回線用の光増幅器1が故障等の
異常状態になった場合、異常を知らせるアラーム信号が
下り回線用の光増幅器1又は監視装置(図示せず)から
第1の光スイッチS1、第2の光スイッチS2、第4の
光スイッチS4及び第5の光スイッチS5に送信され
る。これによって、図1(B)に示すように、第1の光
スイッチS1は、端子aに入力された信号光を端子cに
出力させ、第2の光スイッチS2は、端子cに入力され
た信号光を端子bに出力させるように信号経路を切り替
える。また、第4の光スイッチS4は、端子aに入力さ
れた信号光を端子bに出力させ、第5の光スイッチS5
は、端子aに入力された信号光を端子bに出力させるよ
うに信号経路を切り替える。従って、図1(B)の太線
に示すように、センタ局側からの信号光は、第1の光ス
イッチS1、第4の光スイッチS4を通って、冗長用の
光増幅器3により増幅され、第5の光スイッチS5、第
2の光スイッチS2を通って、子局側に出力される。
【0027】また、上り回線用の光増幅器2が故障等の
異常状態になった場合、異常を知らせるアラーム信号が
上り回線用の光増幅器2又は監視装置から第3の光スイ
ッチS3、第4の光スイッチS4及び第5の光スイッチ
S5に送信される。これによって、図1(C)に示すよ
うに、第3の光スイッチS3は、端子aに入力された信
号光を端子cに出力させ、第4の光スイッチS4は、端
子cに入力された信号光を端子bに出力させ、第5の光
スイッチS5は、端子aに入力された信号光を端子cに
出力させるように信号経路を切り替える。従って、図1
(C)の太線に示すように、子局側からの信号光は、第
3の光スイッチS3、第4の光スイッチS4を通って、
冗長用の光増幅器3により増幅され、第5の光スイッチ
S5、光カプラ4を通って、センタ局側に出力される。
【0028】第1の実施の形態に係る光増幅中継装置5
によれば、下り回線用の光増幅器1と上り回線用の光増
幅器2に対して1つの冗長用の光増幅器3を共用してい
るので、従来よりも光増幅器の実装スペースを小さくす
ることができ、装置の小型化を図ることができる。ま
た、光増幅器の数を少なくすることができるので、装置
の低コスト化を図ることができる。
【0029】本実施の形態例では、信号経路の切り替え
に光スイッチS1〜S5を用いることにより、信号ロス
を防止できる。もちろん、信号ロスの影響が無視できる
場合には、本実施の形態の上り回線用光増幅器2の出力
側のように光スイッチではなく光カプラを用いた構成と
してもよい。
【0030】図2は、本発明の第2の実施の形態に係る
光増幅中継装置5を示す回路図である。図2に示すよう
に、第2の実施の形態に係る光増幅中継装置5では、上
り回線用の光増幅器2の後段に第6の光スイッチS6が
設けられる。第6の光スイッチS6の端子aは、上り回
線用の光増幅器2の出力側に接続され、その端子bはセ
ンタ局側への出力側に接続され、その端子cは第5の光
スイッチS5の端子cに接続される。通常時は、第6の
光スイッチS6は、端子aから入力された信号光を端子
bに出力させる。
【0031】次に、本発明の第2の実施の形態に係る光
増幅中継装置5の動作を説明する。光スイッチS6が通
常時及び下り回線用の光増幅器1が異常状態になった場
合では、端子aから端子bに、上り回線用の光増幅器2
が異常状態になった場合では、端子cから端子bに信号
が伝送されるように信号経路が切り替えられる以外の動
作は、第1の実施の形態と同様である。
【0032】本実施の形態例の光増幅中継装置5の動作
で特徴的なのは、いずれか2つの光増幅器が故障してし
まった場合の動作である。すなわち、実際の運用におい
ては、下り回線は上り回線より優先度が高い場合が多
い。そこで、下り回線用の光増幅器1及び冗長用の光増
幅器3の両方が異常状態になった場合、異常を知らせる
アラーム信号が上り回線用の光増幅器2及び冗長用の光
増幅器3又は監視装置から第1〜第6の光スイッチS1
〜S6に送信される。これによって、第1の光スイッチ
S1は、端子aに入力された信号光を端子cに出力さ
せ、第2の光スイッチS2は、端子cに入力された信号
光を端子bに出力させる。また、第3の光スイッチS3
は、端子cに入力された信号光を端子bに出力され、第
4の光スイッチS4は、端子aに入力された信号光を端
子cに出力させ、第5の光スイッチS5は、端子cに入
力された信号光を端子bに出力させる。さらに、第6の
光スイッチS6は、端子aから入力された信号光を端子
cに出力させる。従って、図2の太線に示すように、セ
ンタ局側からの信号光は、第1の光スイッチS1、第4
の光スイッチS4、第3の光スイッチS3を通って、上
り回線用の光増幅器2により増幅され、第6の光スイッ
チS6、第5の光スイッチS5、第2の光スイッチS2
を通って、子局側に出力される。このように、光増幅器
1又は2が復旧するまでは、上り回線を遮断して下り回
線の運用を維持する。
【0033】よって、第2の実施の形態に係る光増幅中
継装置5によれば、下り回線用の光増幅器1及び冗長用
の光増幅器3の両方が異常状態になった場合であって
も、センタ局側から子局側に伝送される下り回線の信号
光を、子局側からセンタ局側に伝送される上り回線の信
号光よりも優先させて、上り回線用の光増幅器2を用い
て増幅させて伝送させることができる。
【0034】なお、本実施の形態例とは逆に、上り回線
の信号光を下り回線の信号光よりも優先させて、上り回
線用の光増幅器2及び冗長用の光増幅器3の両方が異常
状態になった場合に、下り回線用の光増幅器1を用いて
上り回線の信号光を増幅させて伝送させるようにしても
よい。
【0035】図3は、本発明の第3の実施の形態に係る
光増幅中継装置5を示す回路図である。本発明の光増幅
中継装置5は、2心双方向光伝送システムだけでなく、
3心以上の双方向光伝送システムにも用いられ、例え
ば、第3の実施の形態の光増幅中継装置5のように4心
双方向光伝送システムに用いられる。
【0036】図3に示すように、第3の実施の形態に係
る光増幅中継装置5は、下り回線用の第1及び第2の光
増幅器10、11と、上り回線用の第1及び第2の光増
幅器12、13と、冗長用の1つの光増幅器14とを有
する。
【0037】また、下り回線用の第1の光増幅器10の
前段及び後段には、それぞれ第10の光スイッチS10
及び第11の光スイッチS11が設けられる。下り回線
用の第2の光増幅器11の前段及び後段には、それぞれ
第12の光スイッチS12及び第13の光スイッチS1
3が設けられる。上り回線用の第1の光増幅器12の前
段及び後段には、それぞれ第14の光スイッチS14及
び第15の光スイッチS15が設けられる。上り回線用
の第2の光増幅器13の前段及び後段には、それぞれ第
16の光スイッチS16及び第17の光スイッチS17
が設けられる。
【0038】冗長用の光増幅器14の前段及び後段に
は、それぞれ第18の光スイッチS18及び第19の光
スイッチS19が設けられる。さらに、第19の光スイ
ッチS19と第11の光スイッチS11及び第13の光
スイッチS13との間には第20の光スイッチS20が
設けられ、第19の光スイッチS19と第15の光スイ
ッチS15及び第17の光スイッチS17との間には第
21の光スイッチS21が設けられる。
【0039】第10の光スイッチS10の端子aは、セ
ンタ局側からの入力側に接続され、その端子bは下り回
線用の第1の光増幅器10の入力側に接続され、その端
子cは第18の光スイッチS18の端子aに接続され
る。
【0040】第11の光スイッチS11の端子aは、下
り回線用の第1の光増幅器10の出力側に接続され、そ
の端子bは、子局側への出力側に接続され、その端子c
は第20の光スイッチS20の端子bに接続される。
【0041】第12の光スイッチS12の端子aは、セ
ンタ局側からの入力側に接続され、その端子bは下り回
線用の第2の光増幅器11の入力側に接続され、その端
子cは第18の光スイッチS18の端子eに接続され
る。
【0042】第13の光スイッチS13の端子aは、下
り回線用の第2の光増幅器11の出力側に接続され、そ
の端子bは子局側への出力側に接続され、その端子cは
第20の光スイッチS20の端子cに接続される。
【0043】第14の光スイッチS14の端子aは、子
局側からの入力側に接続され、その端子bは上り回線用
の第1の光増幅器12の入力側に接続され、その端子c
は第18の光スイッチS18の端子bに接続される。
【0044】第15の光スイッチS15の端子aは、上
り回線用の第1の光増幅器12の出力側に接続され、そ
の端子bは、センタ局側への入力側に接続され、その端
子cは第21の光スイッチS21の端子bに接続され
る。
【0045】第16の光スイッチS16の端子aは、子
局側からの入力側に接続され、その端子bは上り回線用
の第2の光増幅器13の入力側に接続され、その端子c
は第18の光スイッチS18の端子cに接続される。
【0046】第17の光スイッチS17の端子aは、上
り回線用の第2の光増幅器13の出力側に接続され、そ
の端子bはセンタ局側への出力側に接続され、その端子
cは第21の光スイッチS21の端子cに接続される。
【0047】第18の光スイッチS18の端子dは、冗
長用の光増幅器14の入力側に接続され、第19の光ス
イッチS19の端子aは冗長用の光増幅器14の出力側
に接続される。
【0048】第19の光スイッチS19の端子bは、第
20の光スイッチS20の端子aに接続され、その端子
cは第21の光スイッチS21の端子aに接続される。
【0049】第3の実施の形態では、例えば、下り回線
用の第1の光増幅器10が異常状態になった場合、異常
を知らせるアラーム信号が上り回線用の第1の光増幅器
10又は監視装置から第10の光スイッチS10、第1
1の光スイッチS11、第18の光スイッチS18、第
19の光スイッチS19及び第20の光スイッチS20
に送信される。これによって、第10の光スイッチS1
0は、端子aに入力された信号光を端子cに出力させ、
第11の光スイッチS11は、端子cに入力された信号
光を端子bに出力させる。また、第18の光スイッチS
18は、端子aに入力された信号光を端子dに出力さ
せ、第19の光スイッチS19は、端子aに入力された
信号光を端子bに出力させ、第20の光スイッチS20
は、端子aに入力された信号光を端子bに出力させる。
従って、センタ局側からの信号光は、第10の光スイッ
チS10、第18の光スイッチS18を通り、冗長用の
光増幅器14により増幅され、第19の光スイッチS1
9、第20の光スイッチS20、第11の光スイッチS
11を通って、子局側に出力される。
【0050】その他の光増幅器11〜13のいずれかが
故障した場合にも適宜各光スイッチで信号経路を切り替
えることにより、冗長用の光増幅器14で代用すること
ができる。このように、下り回線や上り回線が複数にな
り、現用光増幅器の数が増えたとしても、1個の冗長用
の光増幅器により冗長構成をとることができ、光増幅中
継装置5を低コスト化し、小型化することができる。
【0051】図4は、本発明の第4の実施の形態に係る
光増幅中継装置24を示す回路図である。第4の実施の
形態における光増幅中継装置24の構成は、第2の実施
の形態における光増幅中継装置5と構成が同じである
が、動作が異なる。すなわち、下り回線の信号光は、第
1の光スイッチS1、第4の光スイッチS4を通り、冗
長用の増幅器3で増幅された後、第5の光スイッチS
5、第6の光スイッチS6を通り、上り回線でセンタ局
側に伝送される。
【0052】図5は、上記の第4の実施の形態に係る図
4の光増幅中継装置を用いたループ型の2心双方向光伝
送システムを示す説明図である。図5に示すように、こ
の光伝送システムは、センタ局20と子局21との間に
時計回りの第1の伝送路22と、反時計回りの第2の伝
送路23とが1つのループ状に設けられ、第1の伝送路
22と第2の伝送路23に伝送される信号光を増幅する
ために第4の実施の形態に係る光増幅中継装置24が複
数設けられる。
【0053】この光伝送システムによれば、例えば第1
の伝送路22の光ファイバがHの地点で破断した場合で
あっても、破断箇所Hの直前段の光増幅中継装置24a
内で破断箇所Hからの反射光を検出する等により、破断
箇所Hにおける伝送路障害を検出し、センタ局20から
の信号光の向きを代えて、第2の伝送路23で子局21
まで伝送させ、かつセンタ局20に破断箇所Hにおける
伝送障害を通知することができる。これによって、伝送
路に故障等の異常が発生しても、信号光の伝送が中断さ
れることなく、信頼性の高い光伝送システムを構築する
ことができる。なお、信号光の折り返しを行う光増幅中
継装置24aにおいて、信号光の増幅を行う光増幅器と
しては、光増幅器1〜3のうち異常のないものであれば
どの光増幅器を用いてもよい。
【0054】図6は、本発明の第5の実施の形態に係る
光増幅中継装置5を示す回路図である。第5の実施の形
態では、光スイッチの代わりに光サーキュレータ、可変
ファイバグレーティング及び合波器が用いられている。
【0055】下り回線用の光増幅器1の前段には、第1
の光サーキュレータ30と第1の可変ファイバグレーテ
ィング31が設けられ、後段には第1の合波器32が設
けられる、上り回線用の光増幅器2の前段には、第2の
光サーキュレータ33と第2の可変ファイバグレーティ
ング34が設けられ、後段には第2の合波器35が設け
られる。
【0056】冗長用の光増幅器3の前段には、第3の合
波器36が設けられ、その後段には第3の光サーキュレ
ータ37と第3の可変ファイバグレーティング38が設
けられる。
【0057】第1〜第3の可変ファイバグレーティング
31、34、38は、波長帯を変えることにより、信号
光を透過させたり反射させるように設定することができ
る光フィルタとして機能する。
【0058】次に、第5の実施の形態に係る光増幅中継
装置5の動作を説明する。通常時では、第1の可変ファ
イバグレーティング31及び第2の可変ファイバグレー
ティング34は信号光を透過するように設定される。従
って、センタ局側からの信号光は、第1の光サーキュレ
ータ30、第1の可変ファイバグレーティング31を通
って、下り回線用の光増幅器1により増幅され、第1の
合波器32を通って、子局側に出力される。一方、子局
側からの信号光は、第2の光サーキュレータ33、第2
の可変ファイバグレーティング34を通って、上り回線
用の光増幅器2により増幅され、第2の合波器35を通
って、センタ局側に出力される。
【0059】下り回線用の光増幅器1が故障等の異常状
態になった場合、第1の可変ファイバグレーティング3
1は信号を反射するように設定され、第3の可変ファイ
バグレーティング38は信号光を透過するように設定さ
れる。従って、センタ局側からの信号光は、第1の光サ
ーキュレータ30を通って、第1の可変ファイバグレー
ティング31で反射され、再度第1の光サーキュレータ
30を通る。その信号光は、第3の合波器36を通っ
て、冗長用の光増幅器3により増幅され、第3の光サー
キュレータ37、第3の可変ファイバグレーティング3
8、第1の合波器32を通って、子局側に出力される。
【0060】上り回線用の光増幅器2が故障等の異常状
態になった場合、第2の可変ファイバグレーティング3
4は信号を反射するように設定され、第3の可変ファイ
バグレーティング38は信号光を反射するように設定さ
れる。従って、子局側からの信号光は、第2の光サーキ
ュレータ33を通って、第2の可変ファイバグレーティ
ング34で反射され、再度第2の光サーキュレータ33
を通る。その信号光は、第3の合波器36を通って、冗
長用の光増幅器3により増幅され、第3の光サーキュレ
ータ37、第2の合波器35を通って、センタ局側に出
力される。なお、可変ファイバグレーティングの代わり
に誘電体フィルタ等、他の光フィルタを用いてもよい。
【0061】本発明は、上記実施の形態に限定されるこ
とはなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範
囲内において、種々の変更が可能である。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、双方向光伝送システム
に用いられる光増幅中継装置において、一方向回線用の
光増幅器と他方向回線用の光増幅器に対して冗長用の光
増幅器を共用しているので、従来よりも実装スペースを
小さくすることができ、装置の小型化を図ることができ
る。また、光増幅器の数を少なくすることができるの
で、装置の低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る光増幅中継装
置を示す回路図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る光増幅中継装
置を示す回路図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る光増幅中継装
置を示す回路図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態に係る光増幅中継装
置を示す回路図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態に係る光増幅中継装
置を用いたループ型の2心双方向光伝送システムを示す
説明図である。
【図6】本発明の第5の実施の形態に係る光増幅中継装
置を示す回路図である。
【図7】従来の光増幅中継装置を示す回路図である。
【符号の説明】
1:下り回線用の光増幅器 2:上り回線用の光増幅器 3:冗長用の光増幅器 4:光カプラ 5:光増幅中継装置 10、11:下り回線用の光増幅器 12、13:上り回線用の光増幅器 14:冗長用の光増幅器 S1〜S6:光スイッチ S10〜S21:光スイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数心双方向光伝送システムに用いられる
    光増幅中継装置において、 一方向回線用の光増幅器と、他方向回線用の光増幅器
    と、これら一方向回線用の光増幅器と他方向回線用の光
    増幅器との組み合わせに対して共用して設けられる冗長
    用の光増幅器と、前記一方向回線用又は他方向回線用の
    光増幅器が異常状態になった場合、前記異常状態の光増
    幅器に代わり前記冗長用の光増幅器により信号光を増幅
    するように信号経路を切り替える切替手段を有すること
    を特徴とする光増幅中継装置。
  2. 【請求項2】前記切替手段は、前記一方向回線用の光増
    幅器及び前記冗長用の光増幅器が異常状態になった場
    合、前記一方向回線用の光増幅器に代わり前記他方向回
    線用の光増幅器により一方向回線を伝送する信号光を増
    幅し、一方向側に伝送させるように信号経路を切り替え
    ることを特徴とする請求項1に記載の光増幅中継装置。
  3. 【請求項3】前記切替手段は、一方向回線を伝送する信
    号光を、前記一方向回線用の光増幅器に代わり前記冗長
    用の光増幅器により増幅し、他方向回線により他方向側
    に伝送させるように信号経路を切り替えることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の光増幅中継装置。
  4. 【請求項4】一方向回線及び他方向回線のそれぞれの光
    信号を、請求項1乃至3のいずれか1つの項に記載の光
    増幅中継装置を介して伝送することを特徴とする複数心
    双方向光伝送システム。
  5. 【請求項5】送信局と受信局との間で、一方向回線と他
    方向回線とを請求項1乃至3のいずれかに記載の光増幅
    中継装置を介して1つのループ状に形成し、送信局から
    受信局へ伝送される信号光を前記一方向回線と前記他方
    向回線とでは互いに逆の方向に伝送する複数心双方向光
    伝送システムであって、 前記一方向回線がいずれかの箇所で異常状態になった場
    合、当該一方向回線の異常状態になった箇所より前段の
    光増幅中継装置の切替手段が、前記一方向回線を伝送す
    る信号光を当該光増幅中継装置内の一方向回線用の光増
    幅器または他方向回線用の光増幅器または冗長用の光増
    幅器のいずれかにより増幅し他方向回線により他方向側
    に伝送するように、信号経路を切り替え、前記信号光を
    前記他方向回線により受信局へ伝送することを特徴とす
    る複数心双方向光伝送システム。
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