JP2000208945A - コンデンサ内蔵配線基板及びその製造方法 - Google Patents

コンデンサ内蔵配線基板及びその製造方法

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JP2000208945A
JP2000208945A JP11008604A JP860499A JP2000208945A JP 2000208945 A JP2000208945 A JP 2000208945A JP 11008604 A JP11008604 A JP 11008604A JP 860499 A JP860499 A JP 860499A JP 2000208945 A JP2000208945 A JP 2000208945A
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capacitor
wiring board
layer
semi
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Koju Ogawa
幸樹 小川
Tetsuya Kashiwagi
哲哉 柏木
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Niterra Co Ltd
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NGK Spark Plug Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 信頼性の高い層状コンデンサ内蔵配線基板、
及びこれを容易で、歩留まりが高く、安価に製造する方
法を提供する。 【解決手段】 コンデンサ内蔵配線基板100は、コア
基板110の表裏面にそれぞれ3層の樹脂絶縁層12
0,140等、およびこれらの樹脂絶縁層間に形成され
た配線層121,141等を備え、樹脂絶縁層140
(誘電体層140C)と、配線層のうちこれを挟んで対
向する部分である電極層121E,141Eとで、層状
コンデンサC1を構成している。しかも樹脂絶縁層14
0(誘電体層140C)は、エポキシ樹脂にBaTiO
3粉末の他、銅粉末とを多量に含む中心誘電体層146
と、この表面及び裏面に積層され、銅粉末の含有率が小
さい表面誘電体層147及び裏面誘電体層145とを備
える3層構造の積層誘電体層を構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、層状コンデンサを
内蔵するコンデンサ内蔵配線基板及びその製造方法に関
し、特に、コンデンサにおいてショート不良を生じ難い
コンデンサ内蔵配線基板及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ICチップのアース配線と電
源配線との間にノイズ除去用のデカップリングコンデン
サを設けることが行われており、例えば、配線基板の表
面や裏面等にチップコンデンサを搭載したものが用いら
れている。図9に示す配線基板400では、コア基板4
10の表裏面(図中上下面)にそれぞれ3層の樹脂絶縁
層420,440,460,430,450,470が
積層形成され、各層間には、配線層415,425,4
45,435,455が形成されている。さらに、この
配線基板400の基板裏面(図中下面)400Bには、
チップキャパシタCCがハンダSLによって配線層(パ
ッド)455に搭載されている。この配線基板400で
は、チップキャパシタCCの2つの電極CCA,CCB
は、各配線層425等およびスルーホール導体416を
通じて、配線基板400の基板上面400A、即ち、配
線層(パッド)445まで引き出され、基板上面400
AでICチップ(図示しない)と接続されるようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなチップコンデンサを配線基板に搭載、接続すると、
そのための工数がかかる。また、基板裏面やICチップ
の周囲にチップキャパシタを配置することになるため、
ICチップからチップキャパシタまでの距離が長くな
り、その途中の配線にノイズが侵入する。そこで、コン
デンサを配線基板と一体に、しかもICチップの近傍に
形成するため、樹脂絶縁層あるいはコア基板の一部を誘
電体層としたコンデンサを配線基板中に形成することが
考えられる。
【0004】ところで、この誘電体層としては、樹脂や
樹脂とBaTiO3等の高誘電体粉末の複合物に、さら
にCuなどの金属粉末を混入して誘電率をより大きくす
ることがある。しかも、金属粉末を多く混入するほど誘
電率が向上するため、ある程度の絶縁抵抗を保持できる
範囲でできるだけ多くの金属粉末を混入することが望ま
しい。しかし、例えば、図9における樹脂絶縁層420
に代えて金属粉末を含みかつ薄い誘電体層を形成し、配
線層415と425の位置に広い面積の電極層を形成し
てコンデンサを実現しようとすると、誘電体層に混入さ
せた金属粉末によって絶縁抵抗が低下し、ショートなど
の不具合が生じやすく、配線基板の歩留まりが低下する
ことがある。
【0005】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであって、不具合を生じ難く信頼性の高い層状コン
デンサを内蔵するコンデンサ内蔵配線基板、さらには、
製造容易で、歩留まりが高く、安価なコンデンサ内蔵配
線基板の製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】そしてそ
の解決手段は、少なくとも樹脂と導体フィラーとを含む
誘電体層と、これを挟んで対向する電極層と、から構成
される層状コンデンサを内蔵するコンデンサ内蔵配線基
板であって、上記誘電体層は、その表裏面近傍には上記
導体フィラーを含まないか、表裏面近傍の上記導体フィ
ラーの含有率がその厚さ方向中心部のそれより小さくさ
れていることを特徴とするコンデンサ内蔵配線基板であ
る。
【0007】本発明によれば、層状コンデンサの誘電体
層のうち、表裏面近傍で導体フィラーの量が少ないの
で、表裏面近傍では誘電体層の絶縁抵抗が向上するか
ら、表裏面に形成された電極層間でショートが防止され
る。さらに、同じ表面(あるいは裏面)に形成された電
極層と他の電極層や配線層との間の絶縁抵抗も高くし
て、これらの間でのショートの発生をも防止することが
できる。したがって、中心部で導体フィラーの含有率を
高めにすることにより誘電体層の持つ誘電率を高くし
て、コンデンサの静電容量を大きくしながらも、コンデ
ンサのショート等の不具合が生じ難く、信頼性の高いコ
ンデンサ内蔵配線基板とすることができる。
【0008】ここで、層状コンデンサとしては、誘電体
層が1層のもののみならず、誘電体層と電極層とを複数
積み重ねた多層の層状コンデンサでもあっても良い。ま
た、導体フィラーとしては、樹脂に混入可能なフィラー
のうち、導電性を有するもので有れば良く、例えば、金
属粉末のほか、メッキ等によって樹脂やセラミック等の
粉末表面に金属層を形成したもの、カーボン粉末などが
挙げられる。金属粉末としては、Cu,Al,As,A
u,Ag,Pd,Mo,W等の粉末が挙げられる。さら
に、誘電体層には、高誘電率の誘電体フィラーを含んで
いても良く、例えばTiO2,BaTiO3,SrTiO
3,CaTiO3,MgTiO3,PbTiO3,KNbO
3,NaTiO3,KTaO3,RbTaO3,(Na1/2
Bi1/2)TiO3,Pb(Mg1/21/2)O3,(K1/2
Bi1/2)TiO3が挙げられる。
【0009】さらに、上記コンデンサ内蔵配線基板であ
って、前記誘電体層は、導体フィラーを含む中心誘電体
層と、この表面及び裏面に積層され、上記導体フィラー
を含まないか、上記中心誘電体層より導体フィラーの含
有率が小さい表面誘電体層及び裏面誘電体層と、を備え
る積層誘電体層であることを特徴とするコンデンサ内蔵
配線基板とすると良い。
【0010】本発明のコンデンサ内蔵配線基板では、導
体フィラーを含む中心誘電体層のほか、その表裏面に導
体フィラーを含まないかその含有量の少ない表面誘電体
層及び裏面誘電体層を備えるので、確実にショートの発
生が防止される。なお、誘電体フィラーは中心誘電体層
の他、表面・裏面誘電体層にも含ませることができる。
【0011】さらに、上記コンデンサ内蔵配線基板であ
って、前記積層誘電体層のうち、前記表面誘電体層およ
び裏面誘電体層の厚さが、それぞれこれに接する前記電
極層の厚さよりも厚いことを特徴とするコンデンサ内蔵
配線基板とすると良い。
【0012】配線基板の形成時には、電極層や配線層と
樹脂絶縁層あるいは樹脂絶縁層同士を密着させるため、
熱プレスなどによって熱と共に圧力を掛けて樹脂を硬化
させるが、これにより、電極層の一部が誘電体層(誘電
体層の表裏面)に没入した状態に形成されることがあ
る。このような場合でも本発明によれば、表面誘電体層
や裏面誘電体層の厚さが電極層の厚さよりも厚いため、
電極層と導体フィラーを多く含有している中心誘電体層
とが直接接触しないので、確実にショートの発生を防止
できる。
【0013】さらに他の解決手段は、少なくとも樹脂と
導体フィラーとを含む誘電体層と、これを挟んで対向す
る電極層と、から構成される層状コンデンサを内蔵する
コンデンサ内蔵配線基板の製造方法であって、上記導体
フィラーと半硬化の上記樹脂とを含む半硬化中心誘電体
層と、上記半硬化誘電体層の表裏面に積層され、上記導
体フィラーを含まず半硬化の上記樹脂を含む、または上
記半硬化中心誘電体層の上記導体フィラー含有率よりも
小さい含有率の上記導体フィラーと半硬化の上記樹脂と
を含む半硬化表面誘電体層及び半硬化裏面誘電体層と
を、有する半硬化積層誘電体層を用いて、上記層状コン
デンサを形成する層状コンデンサ形成工程を備えること
を特徴とするコンデンサ内蔵配線基板の製造方法であ
る。
【0014】本発明によれば、半硬化中心誘電体層と半
硬化表面誘電体層及び半硬化裏面誘電体層とを有する半
硬化積層誘電体層を用いてコンデンサ内蔵配線基板を形
成するので、従来と同様にしてコンデンサ内蔵配線基板
を形成するだけで、ショート不良が生じ難くなる。従っ
て、比較的大きな静電容量を有しながらも層状コンデン
サがショート不良とならず、高い歩留まりで配線基板を
製造することができる。なお、半硬化積層誘電体層のは
公知の手法を用いて形成すればよいが、例えば、グリー
ンシート法により、導体フィラー含有率の異なる誘電体
ペーストを用いて3回キャスティングを行い、3層重な
った半硬化積層誘電体層のシートを作るものや、導体フ
ィラー含有率の異なる誘電体ペーストを別々にキャステ
ィングしておき、それらをラミネートして半硬化積層誘
電体層のシートを作るもの等が挙げられる。
【0015】ここで、上記コンデンサ内蔵配線基板の製
造方法において、少なくとも前記樹脂と前記導体フィラ
ーとを含む中心用誘電体ペーストと、前記導体フィラー
を含まず前記樹脂を含む、または前記中心用誘電体ペー
ストの前記導体フィラー含有率よりも小さい含有率の導
体フィラーと前記樹脂とを含む表面用及び裏面用誘電体
ペーストとを、順次キャスティングし、裏表面用誘電体
ペースト、中心用誘電体ペースト、及び表裏面用誘電体
ペーストからなる層をこの順に有する未硬化積層誘電体
シートを形成するシート形成工程と、上記未硬化積層誘
電体シートを加熱して半硬化させて前記半硬化積層誘電
体層とする半硬化工程と、を備えることを特徴とするコ
ンデンサ内蔵配線基板の製造方法とするのが好ましい。
【0016】各ペーストを順次キャスティングするの
で、各層間の密着性が高くなるため、配線基板の製造途
中で、あるいは製造後に中心誘電体層と表面・裏面誘電
体層との間で剥離(デラミネーション)を生じることが
無い。また層間に空気やゴミ等が閉じこめられることが
少ないため、コンデンサの誘電体層としたときに、この
空気やゴミに起因するショートなどが防止できるからよ
り信頼性の高いコンデンサ内蔵配線基板とすることが出
来る。
【0017】さらに、上記コンデンサ内蔵配線基板の製
造方法であって、前記層状コンデンサ形成工程は、前記
電極層のうちの下層電極層を形成する下層電極層形成工
程と、上記下層電極層上に前記半硬化積層誘電体層を積
層し、前記樹脂を硬化させて積層誘電体層を形成する積
層誘電体層形成工程と、上記積層誘電体層上に、前記電
極層のうちの上層電極層を形成する上層電極層形成工程
と、を備えることを特徴とするコンデンサ内蔵配線基板
の製造方法とすると良い。
【0018】本発明によれば、下層電極層を形成し、半
硬化積層誘電体層を積層して硬化させ、その後上層電極
層を形成する、通常のビルドアップ配線基板の製造方法
で順次層状コンデンサを形成するので、従来と同様な手
法によって、ショートの生じ難く信頼性の高いコンデン
サ内蔵配線基板が容易に形成できる。なお、必要に応じ
て誘電体層を貫通するビアホールを形成することもでき
る。
【0019】あるいは、上記コンデンサ内蔵配線基板の
製造方法であって、前記層状コンデンサ形成工程は、前
記半硬化積層誘電体層を硬化させる積層誘電体層硬化工
程と、硬化させた上記積層誘電体層に無電解メッキ及び
電解メッキを施しエッチングして所定パターンの前記電
極層を形成する電極層形成工程と、を備えることを特徴
とするコンデンサ内蔵配線基板の製造方法とすると良
い。
【0020】本発明によれば、硬化させた積層誘電体層
に無電解メッキ及び電解メッキを施しエッチングして所
定パターンの電極層を形成するので、その後はこれを表
裏面に所定パターンの電極層が形成された従来のコア基
板と同様にして取り扱うことができる。従って、従来と
同様な公知のビルドアップ基板の製造手法によって、シ
ョートが生じ難く信頼性の高いコンデンサ内蔵配線基板
が容易に形成できる。
【0021】あるいは、上記コンデンサ内蔵配線基板の
製造方法であって、前記層状コンデンサ形成工程は、前
記半硬化積層誘電体層の表裏面にそれぞれ金属箔を積層
し、前記樹脂を硬化させて両面金属張り積層誘電体層を
形成する両面金属張り積層誘電体層形成工程と、上記両
面金属張り積層誘電体層の金属箔を用いて、積層誘電体
層の表裏面に前記電極層をそれぞれ形成する表裏面電極
層形成工程と、を備えることを特徴とするコンデンサ内
蔵配線基板の製造方法である。
【0022】本発明によれば、両面金属張り積層誘電体
層を形成し、この両面金属張り積層誘電体層の金属箔を
用いて、積層誘電体層の表裏面に前記電極層をそれぞれ
形成する。これは表裏面に所定パターンの電極層が形成
された従来のコア基板と同様にして取り扱うことができ
るから、従来と同様な公知のビルドアップ基板の製造手
法によって、ショートが生じ難く信頼性の高いコンデン
サ内蔵配線基板が容易に形成できる。
【0023】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本発明の第1の実
施の形態を図面と共に説明する。図1に示す本実施形態
のコンデンサ内蔵配線基板(以下、単に配線基板ともい
う)100は、コア基板の表裏面(図中上下)に樹脂絶
縁層と配線層を形成したビルドアップ配線基板の構造を
有する。具体的には、コア基板110と、その表裏面1
10A,110Bにそれぞれ3層ずつ積層された樹脂絶
縁層120,140,160,130,150,170
と、コア基板110及び樹脂絶縁層120等の層間に形
成されたCuからなる配線層121,141,161,
131,151,171と、樹脂配線層120等を貫通
して各配線層を接続しCuからなるビア導体122,1
42,162,132,152,172とを備える。ま
た、コア基板110は、ガラス繊維−エポキシ樹脂複合
材料からなるコア基板本体111の表裏面(図中上下
面)にそれぞれCuからなる配線層112,113を備
え、配線層112と113とは、コア基板本体111を
貫通する貫通孔Hの内周面に形成されCuからなるスル
ーホール導体114によって互いに接続されている。こ
のスルーホール導体114内部にはエポキシ樹脂からな
るプラグ材115が充填されている。
【0024】さらに、厚さ12μmの配線層121,1
41のうち広い面積で対向する部分(図中略中央部)
は、それぞれ電極層121E,141Eとされ、また、
樹脂絶縁層140のうちこの電極層121,141に挟
まれた部分は誘電体層140Cとされて、これらで層状
コンデンサC1(破線で示す部分)を構成している。こ
のため、この配線基板100では、層状コンデンサC1
を内蔵しているので、配線基板表面100AでICチッ
プ(図示しない)と接続させた場合に、ICチップと極
めて近い位置にコンデンサを配置したことになるため、
ノイズを有効に除去することが出来る。
【0025】ここで、樹脂絶縁層140、従って、層状
コンデンサC1の誘電体層140Cは、中心誘電体層1
46とその表裏面に積層された裏面誘電体層145,表
面誘電体層147からなる3層構造を備えている。中心
誘電体層146は、厚さ20μmで、エポキシ樹脂に、
高誘電率のBaTiO3粉末(εr=約18000)を
30vol%と、Cu粉末を40vol%とを混入した比誘電
率εr=45の複合誘電体からなる。一方、裏面誘電体
層145及び表面誘電体層147は、それぞれ電極層1
21E,141E(配線層121,141)の厚さ12
μmより厚い15μmの厚さとされ、中心誘電体層と同
様のエポキシ樹脂に、BaTiO3粉末を30vol%と、
Cu粉末を中心誘電体層より少量の10vol%とを混入
した比誘電率εr=25の複合誘電体からなる。
【0026】このため、層状コンデンサC1は高い比誘
電率を有する誘電体層140Cを持つことになり、比較
的大きな静電容量を得ることが出来る。しかも、高い比
誘電率εrを持つものの、Cu粉末を大量の混入させた
ため絶縁抵抗が低い中心誘電体層145を、Cu粉末の
含有量が少ないために絶縁抵抗の高い表面誘電体層14
7、および裏面誘電体層145で挟んでいるため、電極
層121Eと141Eとの間、及び配線層121と14
1と間でショートすることが抑制される。また、同じ配
線層121,141同士の間での絶縁抵抗の低下やショ
ートの発生も抑制される。
【0027】一方、樹脂絶縁層120,160,13
0,150,170はいずれもエポキシ樹脂からなる。
また、ビア導体122の凹部には、Cu粉末を多量に混
入した導電性樹脂からなる導電プラグ材123が埋め込
まれて、配線層121と略面一にされている。導電プラ
グ材123が無いと、後述する積層の際に、上述のよう
な3層構造を持つ樹脂絶縁層140が変形した状態でビ
ア導体122の凹部に充填されることになり、配線層1
21と141との間でショートしやすくなるため、これ
を防止するためである。
【0028】次いで、この配線基板100の製造方法に
ついて説明する。まず、エポキシ樹脂ペーストに、Ba
TiO3粉末25vol%とCu粉末8.3vol%の割合で
配合し、さらに、溶剤等で混練した複合誘電体ペースト
P1,P3、および、エポキシ樹脂ペーストに、BaT
iO3粉末25vol%とCu粉末33.3vol%の割合で
配合し、さらに、溶剤等で混練した複合誘電体ペースト
P2を用意する。この複合誘電体ペーストP1,P2,
P3を、図2(a)に示すように、公知のグリーンシー
ト法によって3層のシートに形成する。即ち、図中矢印
で示す方向に移動するPETからなる第1フィルムF1
上に、タンクT1,T2,T3にそれぞれ投入した複合
誘電体ペーストP1,P2,P3を、ドクターブレード
B1,B2,B3によって層厚を調整して、順次重ねて
キャスティングする。なお、複合誘電体ペーストP1上
に複合誘電体ペーストP2を、あるいは複合誘電体ペー
ストP2上に複合誘電体ペーストP3を塗布する前に、
それぞれ80℃、5分間程度の予備乾燥を行うと良い。
これにより、例えば、複合誘電体ペーストP2内のCu
粉末が複合誘電体ペーストP1内に移行するのを防止で
きるからである。その後、ヒータHEで加熱してエポキ
シ樹脂を半硬化状態として、第1フィルムF1上に、厚
さがそれぞれ18μm、24μm、18μmの半硬化表
面誘電体層47,半硬化中心誘電体層46,半硬化裏面
誘電体層45をこの順に有する半硬化積層誘電体層40
を形成する。
【0029】なお、図2(b)に示すように、その後、
ゴミなどの異物が粘着性のある半硬化積層誘電体層40
(裏面誘電体層45)に付着するのを避けるため、及び
ハンドリングを容易にするため、例えばポリエステルか
らなる第2フィルムF2で半硬化積層誘電体層40を覆
うと良い。
【0030】その後、図3(a)に示すように、予め公
知の手法で、コア基板110上に樹脂絶縁層120及び
配線層121(電極層121E)、ビア導体122及び
導電プラグ材123を形成しておき、上記第2フィルム
F2を貼り付けた場合はこれを剥がした上で、第1フィ
ルムF1に裏打ちされた上記3層構造の半硬化積層誘電
体層40を圧着しながら積層する。この際、半硬化積層
誘電体層40のうち、半硬化裏面誘電体層45に電極層
121Eを含めた配線層121が没入する状態で積層さ
れる。しかし、半硬化裏面誘電体層45は、電極層12
1E(配線層121)の厚さ12μmよりも厚い18μ
mにされているので、電極層121E(及び配線層12
1)が半硬化中心誘電体層46と直接接触することはな
い。従って、次述するように半硬化中心誘電体層46を
硬化させた中心誘電体層146とも接触することがな
い。なお、図示しないが公知の手法により、裏面側の樹
脂絶縁層130、配線層131及びビア導体132上に
も半硬化エポキシ樹脂からなるドライフィルムを貼り付
けて積層する(図1参照)。
【0031】その後、加熱してエポキシ樹脂を硬化さ
せ、樹脂絶縁層150を形成する。この硬化の際に生じ
る収縮により、図3(b)に示すように、厚さ15μm
の裏面誘電体層145,厚さ20μmの中心誘電体層1
46,厚さ15μmの表面誘電体層147をこの順に有
する樹脂絶縁層140を形成する。さらに、YAGレー
ザの第3高調波を用いて、所定位置にビアホール140
Vを空ける。さらに、図3(c)に示すように、この樹
脂絶縁層表面140Aおよびビアホール140V内に、
公知のセミアディティブ法により、銅からなる厚さ12
μmの配線層141及びビア導体142を形成する。こ
の配線層141のうち、広い領域で電極層121Eに対
向するように形成された部分は、電極層141Eとな
る。これにより、2つの電極層121E,141E、お
よび樹脂絶縁層140のうちこれらで挟まれた部分の誘
電体層140Cで構成される層状コンデンサC1が形成
されたことになる。
【0032】以降は、公知のビルドアップ配線基板の製
造と同様にして、樹脂絶縁層160,170を形成し、
さらに配線層162,172及びビア導体162,17
2を形成することで、コンデンサ内蔵配線基板100が
製造できる(図1参照)。
【0033】上述した配線基板100の製造方法によれ
ば、半硬化表面誘電体層47,半硬化中心誘電体層4
6,半硬化裏面誘電体層45をこの順に有する半硬化積
層誘電体層40を形成し、これを用いて、層状コンデン
サC1の誘電体層140Cを形成した。このため、この
層状コンデンサC1においては、高い誘電率を有する誘
電体層140Cによって静電容量を大きくすることが出
来る。その上、Cu粉末の含有量が少ないために絶縁抵
抗が高い裏面誘電体層145および表面誘電体層147
で、Cu粉末含有量の多い中心誘電体層146を挟んで
いるため、2つの電極層121E,141E間でのショ
ートの発生を防止することが出来る。さらに、配線層1
21と接する裏面誘電体層145、および配線層141
と接する表面誘電体層147は、いずれもCu粉末の含
有量が少ないために絶縁抵抗が高いので、配線層12
1,121同士、あるいは配線層141,141同士
が、樹脂絶縁層140を通じてショートすることもな
い。
【0034】特に、本実施形態では、半硬化裏面誘電体
層45(裏面誘電体層145)の厚さを電極層121E
(配線層121)の厚さよりも厚くし、半硬化表面誘電
体層47(裏面誘電体層147)の厚さを電極層141
E(配線層141)の厚さよりも厚くした。このため、
電極層121E,141E(配線層121,141)が
直接中心誘電体層146に接触しないので、さらにショ
ートが防止される。
【0035】(実施形態2)次いで、本発明の第2の実
施の形態について、図面を参照しつつ説明する。上記実
施形態1では、ビルドアップ型の配線基板100のう
ち、コア基板110上に積層した樹脂絶縁層140の一
部を誘電体層140Cとする層状コンデンサC1を形成
したのに対して、本実施形態では、ビルドアップ型の配
線基板200のうち、コア基板210の一部を層状コン
デンサC2とした点で異なる。従って、異なる部分を中
心に説明し、同様な部分は説明を簡略化あるいは省略す
る。
【0036】図4に示す本実施形態のコンデンサ内蔵配
線基板200も、コア基板の上下に樹脂絶縁層と配線層
を形成したビルドアップ配線基板の構造を有する。具体
的には、コア基板210と、その表面210A及び裏面
210Bにそれぞれ3層ずつ積層されエポキシ樹脂から
なる樹脂絶縁層220,240,260,230,25
0,270と、コア基板210及び樹脂絶縁層220等
の層間に形成されたCuからなる配線層221,24
1,261,231,251,271と、樹脂配線層2
20等を貫通して各配線層を接続しCuからなるビア導
体222,242,262,232,252,272と
を備える。
【0037】コア基板210は、コア基板本体211と
その表裏面(図中上下面)に形成されそれぞれCuから
なる厚さ12μmの配線層215,216を備え、これ
らはコア基板本体211を貫通する貫通孔Hの内周面に
形成されCuからなるスルーホール導体217によって
互いに接続されている。さらに、このスルーホール導体
217内部にはエポキシ樹脂からなるプラグ材218が
充填されている。ここで、配線層215と216のうち
広い面積で対向する部分(図中略中央部)は、電極層2
15E,216Eとされ、また、コア基板本体211の
うちこの電極層215E,216Eに挟まれた部分は誘
電体層211Cとされて、これらで層状コンデンサC2
(破線で示す部分)を構成している。このため、この配
線基板200では、層状コンデンサC2を内蔵している
ので、配線基板表面200AにICチップ(図示しな
い)を搭載した場合に、ICチップとコンデンサとを近
接させられるため、ノイズを有効に除去することが出来
る。
【0038】さらに、コア基板本体211は、裏面誘電
体層212、中心誘電体層213、及び表面誘電体層2
14をこの順に有する3層構造を有する。このうち、中
心誘電体層213は、厚さ500μmで、エポキシ樹脂
に、高誘電率のBaTiO3粉末(εr=約1800
0)を30vol%と、Cu粉末を40vol%とを混入した
比誘電率εr=45の複合誘電体からなる。一方、裏面
誘電体層212及び表面誘電体層214は、それぞれ電
極層215E,216E(配線層215,216)より
厚い50μmの厚さとされ、中心誘電体層と同様のエポ
キシ樹脂に、BaTiO3粉末を30vol%と、Cu粉末
を中心誘電体層より少量の10vol%とを混入した比誘
電率εr=25の複合誘電体からなる
【0039】このため、層状コンデンサC2は高い比誘
電率を有する誘電体層を持つことになり、比較的大きな
静電容量を得ることが出来る。しかも、高い比誘電率ε
rを持つものの、Cu粉末を大量の混入させたため絶縁
抵抗が低い中心誘電体層213を、Cu粉末の含有量が
少ないために絶縁抵抗の高い表面誘電体層212、およ
び裏面誘電体層214で挟んでいるため、電極層215
Eと216E及び配線層215と216と間でショート
することが抑制される。また、同じ配線層215,21
6同士の間での絶縁抵抗の低下やショートの発生も抑制
される。
【0040】次いで、この配線基板200の製造方法に
ついて説明する。まず、上記実施形態1と同様にして、
第1フィルムF1上に、厚さがそれぞれ60μm、60
0μm、60μmの半硬化表面誘電体層47,半硬化中
心誘電体層46,半硬化裏面誘電体層45をこの順に有
する半硬化積層誘電体層40を形成する(図2(a)参
照)。また、図2(b)に示すように、第2フィルムF
2で半硬化積層誘電体層40を覆うと良いのも同様であ
る。
【0041】その後、半硬化積層誘電体40をプレスし
つつ加熱して硬化させて、図5(a)に示すようなコア
基板本体211を形成する。この硬化の際に生じる収縮
により、このコア基板本体211は、厚さ50μmの裏
面誘電体層212、厚さ500μmの中心誘電体層21
3、及び厚さ50μmの表面誘電体層214をこの順に
有する3層構造となる。ついで、図5(b)に示すよう
に、このコア基板本体211の表面211Aと裏面21
1Bとの間を貫通する貫通孔Hを、ドリルによって形成
する。さらに、図5(c)に示すように、このコア基板
本体211の表面211A、裏面211B及び貫通孔H
の内周面に無電解銅メッキ及び電解銅メッキを施して、
銅層CDを形成する。その後、エッチングによって、表
面211A及び裏面211B上の銅層CDを所定の配線
パターンに形成して、図5(d)に示すように、配線層
215,216及びスルーホール導体217を形成し
て、コア基板210とする。なお、配線層215,21
6のうち、広い面積で対向する部分は、電極層215
E,216Eとされ、これらの電極層215E,216
Eと、3層構造のコア基板本体211のうち電極層に挟
まれる部分の誘電体層211Cとは、破線で示す範囲に
おいて層状コンデンサC2を構成している。
【0042】以降は、公知のビルドアップ配線基板の製
造と同様にして、コア基板210の表面210Aと裏面
210Bにそれぞれ順次樹脂絶縁層220,240,2
60,230,250,270と、配線層221,24
1,261,231,251,271と、ビア導体22
2,242,262,232,252,272とを形成
することで、コンデンサ内蔵配線基板200が製造でき
る。
【0043】上述した配線基板200の製造方法によれ
ば、半硬化表面誘電体層47,半硬化中心誘電体層4
6,半硬化裏面誘電体層45をこの順に有する半硬化積
層誘電体層40を形成し、これを用いて、層状コンデン
サC2の誘電体層211Cとした。このため、この層状
コンデンサC2においては、高い誘電率を有する誘電体
層211Cによって静電容量を大きくすることが出来
る。その上、Cu粉末の含有量が少ないために絶縁抵抗
が高い裏面誘電体層212および表面誘電体層214
で、Cu粉末含有量の多い中心誘電体層213を挟んで
いるため、2つの電極層215E,216E間でのショ
ートの発生を防止できる。さらに、配線層216と接す
る裏面誘電体層212、および配線層215と接する表
面誘電体層214は、いずれもCu粉末の含有量が少な
いために絶縁抵抗が高いので、配線層216,216同
士、あるいは配線層215,215同士が、コア基板本
体211を通じてショートすることもない。
【0044】(変形例)次いで、配線基板200の製造
方法の変形例について説明する。上記実施形態2では、
予め半硬化積層誘電体層40を硬化させてコア基板本体
211を形成したが、本変形例では、一旦、両面金属張
り基板を形成する点で異なる。即ち、図6(a)に示す
ように、3層構造の半硬化積層誘電体層40の表裏面
に、それぞれ厚さ12μmの銅箔51,52を重ねて、
熱プレスする。これにより、図6(b)に示すように、
裏面誘電体層212、中心誘電体層213、及び表面誘
電体層214をこの順に有するコア基板本体211の両
面211A,211Bに、それぞれ銅箔51,52を有
する両面銅張り積層誘電体層50を形成する。なお、銅
箔51,52のうち半硬化積層誘電体層40と接触させ
る面を、粗化しておくと、銅箔51,52とコア基板本
体211との密着性が向上するので好ましい。
【0045】その後、図6(c)に示すように、この表
面50Aと裏面50Bとを貫通する貫通孔Hをドリルに
よって形成する。以降は、無電解銅メッキ及び電解銅メ
ッキを施し、サブトラクティブ法によってコア基板本体
211の表裏面に配線層215,216及びスルーホー
ル導体217を形成して、実施形態2と同様に、層状コ
ンデンサC2を有するコア基板210を形成する(図6
(d)参照)。
【0046】上述した変形例の製造方法によれば、半硬
化表面誘電体層47,半硬化中心誘電体層46,半硬化
裏面誘電体層45をこの順に有する半硬化積層誘電体層
40を形成し、これを用いて、実施形態2と同様の層状
コンデンサC2を有する配線基板200を形成できる。
また一旦、両面銅張り積層誘電体層50を形成するの
で、公知の両面銅張り積層板を用いたビルドアップ配線
基板と同様にして配線基板200を形成することが出来
る。また、上記実施形態2と同様に、2つの電極層21
5E,216E間でのショートの発生や、配線層21
6,216同士、あるいは配線層215,215同士の
ショートの発生を防止できる。
【0047】(実施形態3)次いで、第3の実施の形態
にかかる配線基板を図面を参照しつつ説明する。上記実
施形態2の配線基板200では、3層構造のコア基板本
体211を貫通する貫通孔Hを有し、スルーホール導体
217が中心誘電体層213と直接接するのに対して、
本実施形態では、中心誘電体層313の内周面とスルー
ホール導体317との間には、内周誘電体層315が介
在している点で異なる。従って、異なる部分を中心に説
明し、同様な部分は説明を簡略化あるいは省略する。
【0048】図7に示すコンデンサ内蔵配線基板300
も、コア基板の上下に樹脂絶縁層と配線層を形成したビ
ルドアップ配線基板の構造を有する。具体的には、コア
基板310と、その表裏面310A,310Bにそれぞ
れ3層ずつ積層されエポキシ樹脂からなる樹脂絶縁層2
20等と、コア基板310及び樹脂絶縁層220等の層
間に形成されたCuからなる配線層221等と、樹脂配
線層220等を貫通して各配線層を接続しCuからなる
ビア導体222等とを備える。
【0049】コア基板310は、上記配線基板200と
同様に、コア基板本体311とその表裏面(図中上下
面)に形成されそれぞれCuからなる厚さ12μmの配
線層215,216を備え、これらはコア基板本体31
1を貫通する貫通孔H2の内周面に形成されCuからな
るスルーホール導体317によって互いに接続されてい
る。さらに、このスルーホール導体317内部にはエポ
キシ樹脂からなるプラグ材318が充填されている。配
線層215と216のうち広い面積で対向する部分(図
中略中央部)は、電極層215E,216Eとされ、ま
た、コア基板本体211のうちこの電極層215E,2
16Eに挟まれた部分は誘電体層311Cとされて、こ
れらで層状コンデンサC3(破線で示す部分)を構成し
ている。このため、この配線基板300でも、層状コン
デンサC3を内蔵しているため、搭載したICチップと
コンデンサとを近接させてノイズを有効に除去すること
が出来る。
【0050】さらに、コア基板本体311は、裏面誘電
体層312、中心誘電体層313、及び表面誘電体層3
14をこの順に有する3層構造を有し、しかも、スルー
ホール導体317と中心誘電体層313との間には、内
周誘電体層315が介在する。このうち、中心誘電体層
313、表面誘電体層312,裏面誘電体層314は、
それぞれ実施形態2におけるは、中心誘電体層213、
表面誘電体層212,裏面誘電体層214と同様の厚さ
及び材質である。さらに、上記内周誘電体層315も、
表面誘電体層312及び裏面誘電体層314と同材質か
らなる。
【0051】このため、実施形態2と同様に、層状コン
デンサC3は高い比誘電率を有する誘電体層を持つこと
になり、比較的大きな静電容量を得ることが出来る。し
かも、高い比誘電率εrを持つものの、Cu粉末を大量
に混入させたため絶縁抵抗が低い中心誘電体層313
を、Cu粉末の含有量が少ないために絶縁抵抗の高い表
面誘電体層312、および裏面誘電体層314で挟んで
いるため、電極層315Eと316E及び配線層315
と316と間でショートすることが抑制される。また、
同じ配線層315,316同士の間での絶縁抵抗の低下
やショートの発生も抑制される。さらに、内周誘電体層
315により、スルーホール導体317が中心誘電体層
313に直接接触するのを防止するので、スルーホール
導体317同士の間で中心誘電体層313を介してショ
ートすることも防止される。
【0052】次いで、この配線基板300の製造方法に
ついて説明する。図8(a)に示すように、まず、上記
実施形態1と同組成の複合誘電体ペーストP2を用い
て、厚さ600μmの半硬化中心誘電体層81を形成
し、所定位置にその表面81Aと裏面81Bとを貫通す
る貫通孔H1をパンチングにより形成する。次いで、上
記実施形態1と同組成の複合誘電体ペーストP1(P
3)を印刷し、あるいは複合誘電体ペーストP1を予め
半硬化のフィルム状に形成しておきこれをラミネート
し、さらに硬化させて、図8(b)に示すように、裏面
誘電体層312、中心誘電体層313、及び表面誘電体
層314をこの順に有する3層構造を基板311Xを形
成する。なお、貫通孔H1内にも裏面誘電体層312及
び表面誘電体層314と同じ複合誘電体が充填されてい
る。
【0053】その後、図8(c)に示すように、基板3
11Xに貫通孔H1と同軸の貫通孔H2をドリルで形成
して、貫通孔H1の内周面に内周誘電体層315を形成
し、コア基板本体311とする。その後は、実施形態2
において説明したのと同様に、コア基板本体311の表
面311A、裏面311B及び貫通孔Hの内周面に無電
解銅メッキ、電解銅メッキ及びエッチングにより、所定
パターンの配線層215,216を形成し、及びスルー
ホール導体317を形成して、コア基板210とする。
なお、配線層215,216のうち、広い面積で対向す
る部分は、電極層215E,216Eとされ、これらの
電極層215E,216Eと、3層構造のコア基板本体
311のうち電極層に挟まれる部分の誘電体層311C
とは、破線で示す範囲において層状コンデンサC3を構
成している。
【0054】以降は、実施形態2と同じく、公知のビル
ドアップ配線基板の製造と同様にして、コア基板310
の表面310Aと裏面310Bにそれぞれ順次樹脂絶縁
層220,240,260,230,250,270
と、配線層221,241,261,231,251,
271と、ビア導体222,242,262,232,
252,272とを形成することで、コンデンサ内蔵配
線基板300が製造できる。
【0055】上述した配線基板300の製造方法によれ
ば、高い誘電率を有する誘電体層311Cにより静電容
量を大きく出来る。その上、Cu粉末の含有量が少なく
絶縁抵抗が高い裏面誘電体層312と表面誘電体層31
4とで、Cu粉末含有量の多い中心誘電体層213を挟
んだため、電極層215E,216E間でのショートの
発生を防止できる。さらに、裏面誘電体層212および
表面誘電体層214は、いずれも絶縁抵抗が高いので、
これらに接する配線層216,216同士、あるいは配
線層215,215同士が、コア基板本体211を通じ
てショートすることもない。さらに、半硬化中心誘電体
層81に貫通孔H1を穿孔し、裏面誘電体層312及び
表面誘電体層314を形成すると共に、この貫通孔H1
も穴埋めし、さらに貫通孔H2を形成することで、内周
誘電体層315をも形成する。このため、中心誘電体層
313とスルーホール導体317とが直接接触しない。
このため、中心誘電体層313を通じてスルーホール導
体317同士がショートすることもない。
【0056】以上において、本発明を実施形態1〜3に
即して説明したが、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更
して適用できることはいうまでもない。例えば、実施形
態1では、コア基板110の表裏面に形成した樹脂絶縁
層のうち、樹脂絶縁層140の一部のみを誘電体層14
0Cとして用いた層状コンデンサC1を形成したが、複
数の樹脂絶縁層を誘電体層に用いた層状コンデンサを形
成しても良い。また、同様に、実施形態2,3において
は、3層構造のコア基板本体211,311の一部を誘
電体層211C,311Cとし、電極層215E,21
6Eとから構成される層状コンデンサC2,C3を形成
したが、コア基板本体内に、それぞれ3層構造からなる
複数の誘電体層及びこれらと交互に積層された電極層を
形成した層状コンデンサを備えるようにしても良い。
【0057】また、上記実施形態1では、コア基板11
0の表裏面に順次、樹脂絶縁層及び配線層を形成した配
線基板を示したが、コア基板を持たない配線基板に適用
しても良いことは明らかである。また、上記実施形態1
〜3のいずれにおいても、表面誘電体層及び裏面誘電体
層にも導体フィラーを含有させたが、導体フィラーを含
まない材質で構成しても良いことは明らかである。
【0058】さらに、上記実施形態1〜3においては、
いずれも中心誘電体層とそれより導体粉末含有量の少な
い表面誘電体層及び裏面誘電体層とからなる3層構造の
誘電体層を有する層状コンデンサを示した。しかし、電
極層と接触する表面及び裏面近傍の絶縁抵抗を高くでき
れば良く、従って、誘電体層のうち、表裏面近傍の導体
フィラー含有率が、厚さ方向中心部における導体フィラ
ー含有率よりも小さくされていればよい。また、誘電体
層のうち表裏面近傍には、導体フィラーを含まないよう
にしても良い。具体的には、中心に近づくほど導体フィ
ラー含有率を高くした3層よりも多数層の構造とするな
ど、導体フィラー含有率を中心に近づくほど徐々に高く
するように分布させても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1にかかるコンデンサ内蔵配線基板の
部分拡大断面図である。
【図2】実施形態1にかかるコンデンサ内蔵配線基板の
製造方法のうち、(a)は半硬化積層誘電体層を形成す
る工程を説明する説明図、(b)は2枚のフィルムに挟
まれた半硬化積層誘電体層の部分拡大断面図である。
【図3】実施形態1にかかるコンデンサ内蔵配線基板の
製造方法のうち、半硬化積層誘電体層を積層して層状コ
ンデンサを形成する層状コンデンサ形成工程を示す説明
図である。
【図4】実施形態2にかかるコンデンサ内蔵配線基板の
部分拡大断面図である。
【図5】実施形態2にかかるコンデンサ内蔵配線基板の
製造方法のうち、コア基板の製造方法を示す説明図であ
る。
【図6】実施形態2にかかるコンデンサ内蔵配線基板の
製造方法のうち、コア基板の他の製造方法を示す説明図
である。
【図7】実施形態3にかかるコンデンサ内蔵配線基板の
部分拡大断面図である。
【図8】実施形態3にかかるコンデンサ内蔵配線基板の
製造方法のうち、コア基板の製造方法を示す説明図であ
る。
【図9】下面にチップコンデンサを搭載した従来の配線
基板を示す部分拡大断面図である。
【符号の説明】
100,200,300 コンデンサ
内蔵配線基板 110,210,310 コア基板 111,211,311 コア基板本
体 C1,C2,C3 層状コンデ
ンサ 140C,211C,310C 誘電体層 121E,141E,215E,216E 電極層 146,213,313 中心誘電体
層 145,212,312 裏面誘電体
層 147,214,314 表面誘電体
層 46,81 半硬化中心
誘電体層 45 半硬化裏面
誘電体層 47 半硬化表面
誘電体層 40 半硬化積層
誘電体層 120,130,140,150,160,170,2
10,220,230,240,250,260,27
0 樹脂絶縁層 112,113,121,131,141,151,1
61,171,215,216,221,231,24
1,251,261,271 配線層 122,132,142,152,162,172,2
22,232,242,252,262,272
ビア導体 114,217,317 スルーホー
ル導体
フロントページの続き Fターム(参考) 4E351 AA03 BB03 BB22 DD41 EE16 GG06 5E082 AB03 BB02 BC36 BC38 FF14 FF15 FG06 FG26 FG34 JJ06 JJ09 JJ15 KK01 MM05 MM24 5E346 AA06 AA13 AA15 AA23 AA33 AA43 BB01 BB16 BB20 CC21 DD02 DD07 DD12 DD33 EE31 EE39 FF01 FF45 GG02 GG15 HH01 HH08 HH21

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも樹脂と導体フィラーとを含む
    誘電体層と、これを挟んで対向する電極層と、から構成
    される層状コンデンサを内蔵するコンデンサ内蔵配線基
    板であって、 上記誘電体層は、その表裏面近傍には上記導体フィラー
    を含まないか、表裏面近傍の上記導体フィラーの含有率
    がその厚さ方向中心部のそれより小さくされていること
    を特徴とするコンデンサ内蔵配線基板。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のコンデンサ内蔵配線基
    板であって、 前記誘電体層は、導体フィラーを含む中心誘電体層と、
    この表面及び裏面に積層され、上記導体フィラーを含ま
    ないか、上記中心誘電体層より導体フィラーの含有率が
    小さい表面誘電体層及び裏面誘電体層と、を備える積層
    誘電体層であることを特徴とするコンデンサ内蔵配線基
    板。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のコンデンサ内蔵配線基
    板であって、 前記積層誘電体層のうち、前記表面誘電体層および裏面
    誘電体層の厚さが、それぞれこれに接する前記電極層の
    厚さよりも厚いことを特徴とするコンデンサ内蔵配線基
    板。
  4. 【請求項4】 少なくとも樹脂と導体フィラーとを含む
    誘電体層と、これを挟んで対向する電極層と、から構成
    される層状コンデンサを内蔵するコンデンサ内蔵配線基
    板の製造方法であって、 上記導体フィラーと半硬化の上記樹脂とを含む半硬化中
    心誘電体層と、上記半硬化誘電体層の表裏面に積層さ
    れ、上記導体フィラーを含まず半硬化の上記樹脂を含
    む、または上記半硬化中心誘電体層の上記導体フィラー
    含有率よりも小さい含有率の上記導体フィラーと半硬化
    の上記樹脂とを含む半硬化表面誘電体層及び半硬化裏面
    誘電体層とを、有する半硬化積層誘電体層を用いて、上
    記層状コンデンサを形成する層状コンデンサ形成工程を
    備えることを特徴とするコンデンサ内蔵配線基板の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のコンデンサ内蔵配線基
    板の製造方法であって、 前記層状コンデンサ形成工程は、 前記電極層のうちの下層電極層を形成する下層電極層形
    成工程と、 上記下層電極層上に前記半硬化積層誘電体層を積層し、
    前記樹脂を硬化させて積層誘電体層を形成する積層誘電
    体層形成工程と、 上記積層誘電体層上に、前記電極層のうちの上層電極層
    を形成する上層電極層形成工程と、 を備えることを特徴とするコンデンサ内蔵配線基板の製
    造方法。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載のコンデンサ内蔵配線基
    板の製造方法であって、 前記層状コンデンサ形成工程は、 前記半硬化積層誘電体層を硬化させる積層誘電体層硬化
    工程と、 硬化させた上記積層誘電体層に無電解メッキ及び電解メ
    ッキを施しエッチングして所定パターンの前記電極層を
    形成する電極層形成工程と、 を備えることを特徴とするコンデンサ内蔵配線基板の製
    造方法。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載のコンデンサ内蔵配線基
    板の製造方法であって、 前記層状コンデンサ形成工程は、 前記半硬化積層誘電体層の表裏面にそれぞれ金属箔を積
    層し、前記樹脂を硬化させて両面金属張り積層誘電体層
    を形成する両面金属張り積層誘電体層形成工程と、 上記両面金属張り積層誘電体層の金属箔を用いて、積層
    誘電体層の表裏面に前記電極層をそれぞれ形成する表裏
    面電極層形成工程と、 を備えることを特徴とするコンデンサ内蔵配線基板の製
    造方法。
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