JP2000208076A - 冷陰極型蛍光表示装置およびその製造方法 - Google Patents

冷陰極型蛍光表示装置およびその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走査線と信号線の交差部分に形成したMIM
型微小電子源素子を用いる冷陰極型蛍光表示装置におけ
る信号配線の接続抵抗の低減と段切れを防止する。 【解決手段】 下部電極(走査線)2Lと電子放出を行う
上部電極4でトンネル絶縁膜6挟んだ構造のトンネルダ
イオードを用いた上記電子源素子において、下部電極2
Lと層間絶縁膜5を介して形成した低抵抗の給電用信号
線3上に接する上部電極4が、給電用信号線3に形成し
たテーパー部Cを経てトンネル絶縁膜6に接する構造と
する。 【効果】 電子源素子を駆動する信号配線の接続抵抗の
低減と段切れを防止できるので、アレイ状に配置した冷
陰極型蛍光表示装置の大型化が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷陰極型蛍光表示
装置およびその製造方法に係り、特に電子を放出する微
小電子源素子をアレイ状に配置した冷陰極型蛍光表示装
置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の微小電子源をアレイ状に
配置した冷陰極型蛍光表示装置に関しては、例えば、エ
ス・アイ・ディー’97ダイジェストの第123頁〜第126
頁(M.Suzuki and T. Kusunoki, “Emission and Beam-D
ivergence Properties of MIM-Cathode Array for Disp
lay Applications”, SID’97 DIGEST (1997) pp.123-1
26)に開示されている。ここで開示されているMIM(M
etal-Insulator-Metal)型トンネルダイオード構造の微
小電子源は、高効率・高指向性の特性を有していること
を特長としている。
【0003】この従来例では、トンネル絶縁膜の厚さは
5.5nmであり、電子放出部となる上部電極の厚さ
は、ホットエレクトロンの散乱を避けるため6nmと薄
くなっている。トンネルダイオードのカソード(電子放
出部)の面積は、0.3mm×0.3mmである。ま
た、単純マトリックスのアレイの規模は30×30画素
であり、走査線(下部電極)と信号線(上部電極)のラ
イン幅/スペース幅は、それぞれ0.3mm/0.2m
mと、0.3mm/0.3mmである。上部電極のシー
ト抵抗は約200Ω/□であり、単位長さあたりの配線
抵抗は7kΩ/cmに達する。この微小電子源の動作電
圧は10V、消費電流は1mAなので、配線抵抗による
電圧降下は、7V/cmになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来例のように、7V/cmと大きな電圧降下がある
と、表示画面の大型化を図る場合には問題となる。この
ため、大画面化には電圧降下を防止することが必須とな
る。この電圧降下の防止対策としては、画素の駆動方法
で補償することも可能ではあるが、その場合、駆動回路
の複雑化を招くと共に、厚さ6nmという超薄膜配線の
信頼性の面でも好ましくはない。
【0005】従って、本質的には、電子放出部となる薄
い上部電極の他に、トンネルダイオードに電流を供給す
る低抵抗な給電用の信号配線を新たに導入することが不
可欠である。
【0006】この新たな給電用信号配線としては、以下
の4点を満足する必要がある。
【0007】(1)低抵抗であること、(2)上部電極層と
給電用信号配線層との電気的接触が取れること、(3)給
電用信号配線とトンネルダイオードとの間で電気的な接
続が取れること、(4)給電用信号配線の形成が、トンネ
ルダイオードに影響を及ぼさないこと、である。
【0008】このような条件を満足する給電用信号配線
材料として、アルミニウム(Al)合金が考えられる。
例えば、MIM型素子の下部電極としても採用している
Al−Nd(2atm%) 合金は、耐熱性に優れた低抵抗材
料である。しかし、上記条件の(2)と(3)に難があ
る。すなわち、Alの表面には自然酸化膜が介在するた
め、接触抵抗が問題となる。さらに、条件(4)に関し
ても、反応性イオンエッチング(RIE)を用いたテー
パー加工を行う場合には、ストッパーとなるトンネル絶
縁膜が5.5nmと薄いため、選択比が不足してトンネ
ル接合を破壊してしまう。
【0009】そこで、本発明の目的は、表示画面の大型
化が可能となるように配線抵抗の増大を防止したMIM
型微小電子源素子をアレイ状に配置した冷陰極型蛍光表
示装置およびその製造方法を提供することである。
【0010】また、微小電子源素子の電子放出用上部電
極の断線防止構造およびその製造方法を提供することも
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る冷陰極型蛍光表示装置は、基板上に複
数の並列走査線電極からなる走査線電極列と複数の並列
信号線からなる信号線電極列とが交差するように配置さ
れた各交差部分に、電子を放出する電子源素子を設け、
この電子源素子がアレイ状に多数配置された電子源アレ
イ基板と、この電子源アレイ基板にスペーサを介して対
向配置され蛍光体が塗布されている蛍光表示板とが一体
化されて構成される冷陰極型蛍光表示装置において、前
記電子源素子は、電子放出を行う上部電極と、下部電極
との2枚の電極に挟まれた絶縁膜からなるトンネルダイ
オードで構成され、前記上部電極が、前記信号線電極の
上部に接すると共に、前記絶縁膜へ信号線電極端に設け
たテーパー構造を経て接続されていることを特徴とする
ものである。
【0012】この場合、信号線電極端にテーパー構造を
設ける代わりに階段状の構造を設けても良い。
【0013】また前記信号線電極は、例えばタングステ
ンからなる単層構造でも良いし、例えばAl−Nd合金
層とモリブデン層を連続成膜した2層構造の電極でも良
い。
【0014】本発明に係る冷陰極型型蛍光表示装置の製
造方法は、基板上に複数の並列走査線電極からなる走査
線電極列と複数の並列信号線からなる信号線電極列とが
交差するように形成した各交差部分に、電子を放出する
電子源素子を形成してアレイ状に多数配置した電子源ア
レイ基板を用いる冷陰極型表示装置の製造方法におい
て、次の工程を少なくとも有することを特徴とするもの
である。
【0015】すなわち、前記基板上に第1の金属層を堆
積し、前記走査電極となるパターンをパターニングする
工程と、パターニングされた前記第1の金属層の前記電
子源素子となる部分にトンネル絶縁膜を形成する工程
と、第2の金属層を堆積し、前記信号線電極となるパタ
ーンを、前記トンネル絶縁膜が露出すると共にパターン
エッジがテーパー状となるようにウェットエッチングに
よりパターニングする工程と、第3の金属層をホットエ
レクトロンの散乱を回避可能な厚さに堆積し、前記電子
源素子の電子放出部となるように少なくとも前記トンネ
ル絶縁膜上と、前記第2の金属層からなる信号線電極の
テーパー状部分の上とに接する上部電極パターンをパタ
ーニングする工程と、を少なくとも有している。
【0016】ここで、前記基板はソーダガラスまたは熱
酸化膜付きシリコン単結晶基板を用いることができる。
【0017】また、前記第1の金属層として、Nd、N
i、Zr、Ta、Mo、W、Crの中のいずれか一つと
Alとの合金から選択される合金層を用いることがで
き、前記第2の金属層としては、スパッタリングにより
形成したタングステンの単層膜または、スパッタリンリ
ングによりAl−Nd合金と、真空を破らずに該Al−
Nd合金上にモリブデンを連続形成した積層膜のいずれ
かを用いれば好適である。
【0018】さらに、前記第3の金属層は、Ir、P
t、Auの順にスパッタリングにより真空を破らずに連
続成膜した積層膜を用いれば好適である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る冷陰極型蛍光
表示装置およびその製造方法の好適な実施の形態につい
て説明する。
【0020】本発明に係る冷陰極型蛍光表示装置の好適
な実施の形態は、例えば、図1に示すように、基板1上
に複数の走査線電極2Sからなる走査線電極列20と複
数の信号線電極3’からなる信号線電極列30とが互い
に交差するように配置された交差部分に、図2に示した
ような構造を有する微小電子源素子となるトンネルダイ
オードを設けたMIM型電子源アレイ8を用いるもので
ある。すなわち、給電用信号配線3に接続された上部電
極4からなる信号線電極3’と、MIM素子部では素子
の下部電極2Lとなる走査線電極2Sとで挟まれたトン
ネル絶縁膜6を用いたトンネルダイオードを設けてい
る。尚、図2は、図1中に示したA−A’線に沿った部
分の任意の一交点におけるトンネルダイオードの構造を
模式的に示す断面図である。
【0021】電子放出を行う部分Bの上部電極4は、従
来例と同様にホットエレクトロンの散乱を避けるために
6nmの厚さであり、電子放出部B以外は給電用信号配
線3上に接している。さらに、上部電極4は、給電用信
号配線3に設けられた緩やかなテーパー部Cを経てトン
ネル絶縁膜6に接している。
【0022】このような構成とすることにより、低抵抗
の配線でトンネルダイオードへの給電を行えると共に、
薄い上部電極4を断線することなくトンネル絶縁膜6上
に接して設けることができる結果、多数の微小電子源素
子をアレイ状に配置したMIM型電子源アレイ8を用い
た冷陰極型蛍光表示装置の大型化が可能になる。
【0023】また、本発明に係る冷陰極型蛍光表示装置
の製造方法は、上記の構成の微小電子源素子アレイを製
造する際、6nmと薄い上部電極4が断線しないよう
に、給電用信号配線3に緩やかなテーパー部Cを形成す
る工程、すなわち、トンネル絶縁膜6をストッパーとす
るウェットエッチングにより給電用信号配線を加工する
工程と、上部電極と給電用信号配線の接触抵抗を下げる
ために、給電用信号配線と上部電極を順に連続成膜する
工程とを有していることを特徴としている。尚、製造方
法の詳細については、次の実施例において説明する。
【0024】
【実施例】次に、本発明に係る冷陰極型蛍光表示装置お
よびその製造方法の具体的な実施例につき、添付図面を
参照しながら以下詳細に説明する。
【0025】<実施例1>図4及び図5は、本発明に係
る冷陰極型蛍光表示装置を構成するMIM型微小電子源
素子の製造フローを示す要部断面図である。尚、断面構
造は、走査電極端子部(I)と、走査電極用の信号配線部
(II)と、MIM素子部(III)と、給電用の信号配線端子
部(IV)について示してある。ここで、図1の平面図には
示していないが、走査電極端子部(I)は各走査電極用の
信号配線2Sの一方の端部に設けられており、基板1の
一辺に沿って配置されている。給電用の信号配線端子部
(IV)は、各信号線電極3’の端部に設けられている。以
下、図4及び図5を用いて工程順に説明する。
【0026】まず、図4(A)に示す断面図の工程にお
いて、参照符号1は微小電子源素子を形成する基板を示
し、基板1としてはソーダガラスや一般的なガラスもし
くは熱酸化膜付きシリコン単結晶基板を使用できる。大
画面用にはソーダガラスが向いている。勿論、シリコン
単結晶基板を複数個用いて大画面化を行ってもよい。先
ず、基板1上にスパッタリングによりAl−Nd(2atm
%) 合金層2を、300nm堆積し、ホトリソグラフィ
ー技術によりホトレジストパターンを形成する。このと
き、信号配線端子部(IV)にはホトレジスト7は残さな
い。尚、ここで用いるAl合金はNdに限るものではな
く、他にNi,Zr,Ta,Mo,W,Cr等であって
もかまわない。
【0027】次に、図4(B)に示す断面図の工程にお
いて、燐酸系混酸PAN(H3PO4:CH3COOH:
HNO3:H2O=14:1:3:2)を用いて、ホトレ
ジスト7をマスクに合金層2をエッチング除去して走査
電極端子2Tのパターン、走査信号配線2Sのパター
ン、MIM素子部(III)の下部電極2Lのパターンを転
写後、ホトレジスト7を除去する。
【0028】次に、図4(C)に示すように、下部電極
2L上のトンネル絶縁膜を形成する部分をホトレジスト
7でカバーする。酒石酸アンモニウム水溶液とエチレン
グリコールとの混合液を電解液に用いて、合金層2を陽
極として陽極酸化を行い、厚い層間絶縁膜5を形成す
る。このとき走査電極端子部(I)に絶縁膜が形成されな
いようにするためと、この走査電極端子2Tを介して通
電するために、基板1の一辺に配置された走査電極端子
部(I)は電解液の表面よりも上に出す。陽極酸化条件
は、定電流(電流密度:30μA/cm2)状態で電圧
80Vまで上げ、その後定電圧状態で1時間行った。
【0029】次に、図4(D)に示すように、MIM素
子部(III)の下部電極2L上のホトレジストを除去した
後、陽極酸化によりトンネル絶縁膜6を形成する。電解
液は前述したものと同じであり、陽極酸化条件は定電流
(電流密度:10μA/cm)状態で電圧4Vまで下
げ、その後定電圧状態で2時間行った。この時点で、走
査電極端子部(I)は合金層2が露出した状態であり、
走査電極用信号配線部(II)は層間絶縁膜5で被覆された
状態である。
【0030】次に、図5(A)に示すように、スパッタ
リングにより給電配線3としても用いるタングステン層
3Wを150nm形成後、走査電極端子部(I)、MIM
素子部(III)の給電配線形成部分、および給電信号配線
端子部(VI)にホトレジスト7を形成する。
【0031】次に、図5(B)に示すように、燐酸系混
酸H3PO4:CH3COOH(60%水溶液):HNO3
=3:5:2を用いてホトレジスト7をマスクにタング
ステン層3Wをエッチングしパターン転写後、ホトレジ
ストを除去する。ここで、トンネル絶縁膜6はウェット
エッチングのストッパーとして働く。このウェットエッ
チングにより、タングステン層3Wのエッチング断面は
緩やかなテーパー構造となる。従って、MIM素子部(I
II)のトンネル絶縁膜6のエッジと接する給電配線3の
断面も図示したようにテーパー構造となる(テーパー部
C)。
【0032】この時点で、走査電極端子2Tはタングス
テン層3Wで被覆された状態となり、給電用信号配線端
子部(VI)にはタングステンからなる信号配線端子3Tが
形成される。走査信号配線2Sは、層間絶縁膜5で被覆
された状態のままである。
【0033】次に、図5(C)に示すように、MIM素
子部(III)の上部電極を形成するために、ホトレジスト
7でリフトオフ用のパターンを形成する。このときトン
ネル絶縁膜6は露出した状態である。この状態で、再度
図4(D)のトンネル絶縁膜6の形成時に述べた陽極酸
化条件と同一条件で陽極酸化を実施し、トンネル絶縁膜
6の欠陥を補修する。続いて、スパッタリングにより、
イリジウム(Ir)を1nm、白金(Pt)を2nm、
金(Au)を3nm、この順に真空状態を破らずに連続
成膜して合計6nmの薄い金属膜4Mを形成する。この
とき、給電用信号配線部(VI)の端子3Tの上部にも金属
膜4Mが形成される。
【0034】最後に、ホトレジスト7をアセトンで剥離
することにより、図5(D)に示すように、MIM素子
部(III)にはトンネル絶縁膜6と直接接続され、かつ、
給電配線3とテーパー部Cを経て接続された構造の上部
電極4が形成される。すなわち、図2に示したMIM型
微小電子源素子が得られる。
【0035】このようにして製造したMIM型微小電子
源素子を、真空容器内で、圧力1×10-6Torr下にお
き、下部電極2Lを接地し、上部電極4に+8Vの電圧
を印加したところ、上部電極から電子放出が確認され
た。この時のダイオード電流は、0.4A/cm2、放
出電流密度は、2.0mA/cm2であった。一方、ケ
ルビンパターンを使った4端子測定から、給電配線3お
よび上部電極4のシート抵抗は、それぞれ4Ω/□と1
75Ω/□であり、幅400μmのパターンにおける上
部電極/給電配線の二層部分と上部電極の単層部分との
間の段差抵抗は、一段あたり55Ωと十分小さいことが
確認された。
【0036】なお、図2に示した電子放出部Bの外側の
給電配線3の角度が垂直に近い段差部分において、薄い
上部電極4に段切れが生じたとしても、トンネル絶縁膜
6に接する上部電極4はテーパー部Cを介して段切れが
生じることなく低抵抗の厚い給電配線3に接続されてい
る。従って、給電配線3と上部電極4を介してダイオー
ドに低抵抗で給電されるので問題はない。
【0037】また、トンネル絶縁膜上6の上部電極4と
テーパー部Cを介して接続される構造としたことによ
り、給電配線3をさらに厚くしても上部電極の段切れを
防止できるので配線抵抗の低抵抗化を図ることができ
る。従って、この素子構造は表示画面の大型化に伴う配
線抵抗の増大対策に適した構造である。
【0038】<実施例2>図3は、本発明に係る冷陰極
型蛍光表示装置を構成するMIM型微小電子源素子の別
の実施例を示す要部断面図である。なお、図2に示した
構成部分と同じ部分には、同じ参照符号を付してその詳
細な説明は省略する。
【0039】本実施例は、前述した実施例1の図2に示
した構造とは、給電用配線の構成が相違する。すなわ
ち、タングステン3Wを用いた給電用配線3の代わり
に、厚さ150nmのAl−Nd(2atm%)合金層3
aと厚さ50nmのモリブデン(Mo)層3bからなる
積層膜の給電用配線3Mを用いている点である。
【0040】従って、本実施例の製造方法は、実施例1
で示した図4(A)〜図4(D)までは全く同じ工程で
ある。次に、実施例1の図5(A)で説明したタングス
テン層3Wの形成の代わりに、給電配線用としてスパッ
タリングによりAl−Nd(2atm%)合金層3aを15
0nm形成し、続いて真空状態を破らずにモリブデン層
3bを50nm連続形成する。この後、走査電極端子部
(I)、MIM素子部(III)の給電配線形成部分、および
給電信号配線端子部(VI)にホトレジスト7を形成する。
【0041】この後は、実施例1の図5(B)〜図5
(D)で説明した工程と同じ製造工程を実施すれば良
く、各断面図において給電用配線3を積層膜からなる給
電用配線3Mと読み替えれば良い。給電用配線3Mのパ
ターン形成時のエッチングは、実施例1と同様に、燐酸
系混酸PANを用いてウェットエッチングを行うので、
図3の断面図に示したように、給電用配線3Mのパター
ンエッジはテーパー状となる。従って、上部電極4はテ
ーパー部Cを介してトンネル絶縁膜6上に接続されるの
で、段切れを防止できる。
【0042】本実施例のような構成とすることにより、
給電用配線3Mのモリブデン層3bは不導体膜ができな
いので、この上に形成される上部電極4と容易に電気的
接触をとることができるという利点がある。すなわち、
自然酸化膜の介在無しに上部電極4と給電用配線3Mと
の電気的接触を確保することができる。
【0043】また、モリブデン層3bは、アルミニウム
を加工する燐酸系エッチング液で急速にサイドエッチン
グを受けるため、Mo/Alの積層構造を有する給電用
配線3Mはテーパー形状を得やすい利点もある。
【0044】本実施例により製造したMIM型微小電子
源素子を、真空容器内で、圧力1×10-6Torr下にお
き、下部電極2Lを接地し、上部電極4に+8Vの電圧
を印加したところ、上部電極から電子放出が確認され
た。この時のダイオード電流は、0.4A/cm2、放
出電流密度は、2.0mA/cm2であった。一方、ケ
ルビンパターンを使った4端子測定から、給電配線3お
よび上部電極4のシート抵抗は、それぞれ2Ω/□と1
75Ω/□であり、幅400μmのパターンにおける上
部電極/給電配線の二層部分と上部電極単層部分との間
の段差抵抗は、一段あたり27Ωと十分小さいことが確
認された。
【0045】なお、図3に示した電子放出部Bの外側の
給電配線3Mの角度が垂直に近い段差部分において、薄
い上部電極4に段切れが生じたとしても、実施例1と同
様の理由により、給電配線3Mと上部電極4を介してダ
イオードに低抵抗で給電されるので問題はない。
【0046】実施例1と同様に、トンネル絶縁膜上6の
上部電極4とテーパー部Cを介して接続される構造とし
たことにより、給電配線3Mが厚くても上部電極の段切
れを防止できるので、配線抵抗の低抵抗化を図ることが
できる結果、本実施例の素子構造も表示画面の大型化に
適している。
【0047】<実施例3>図6は、本発明に係る蛍光表
示装置の概略構成を示す分解斜視図である。図6におい
て、参照符号8はMIM型電子源アレイ基板を示し、こ
のMIM型電子源アレイ基板8は実施例1または実施例
2で得たMIM型電子源素子をアレイ状に配置した図1
に模式的に示したMIM型電子源アレイ8と同じもので
ある。このMIM型電子源アレイを用いて、以下の
(1)〜(3)で述べる手順により蛍光表示板と一体化
した蛍光表示装置(表示パネル)を作製した。
【0048】(1)R(赤)、G(緑)、B(青)の蛍
光体ストライプを形成したAlバック付きの蛍光表示板
11を作製した。蛍光体には、カラーブラウン管に用い
られるP22R(赤)[Y202S:Eu]、P22G(緑)[Zn
S:Cu,Al]、P22B(青)[ZnS:Ag]を使用した。
【0049】(2)MIM型電子源アレイ基板8にガラ
スペーストを使って、スペーサを兼ねる枠ガラス10
と、蛍光表示板11および排気管9を取り付け真空容器
とした。この時、ガラスペーストの焼結条件は、大気中
で、400℃、10分とした。なお、排気管9はMIM
型電子源アレイ基板8に予め設けた排気口8aにガラス
ペーストを使って接続する。
【0050】(3)この真空容器を油拡散ポンプ(D
P)により排気しながら300℃で焼きだしを行ない、
到達真空度が5×10-7Torrの時点で、排気管9を切り
離して表示パネルを完成させた。
【0051】このようにして作製した表示パネルをプロ
グレッシブモードで駆動することにより表示を行った。
ここで駆動条件は、選択された走査線(下部電極)に、
−3.0Vの走査電圧パルスを、同じく信号線(上部電
極)に4.5Vのデータ電圧パルスをそれぞれ印加し
た。これにより、選択された走査線と選択された信号線
との交点上のMIM型電子源素子で放出が起きる。この
時、他の非選択画素には、どちらか一方のパルスしか印
加されないため、極めて僅かな電子放出が起きるのみと
なる。
【0052】放出された電子は、MIM型電子源アレイ
基板8と蛍光表示板11との間(ギャップ=2mm)に
印加した3kVの直流バイアスにより加速され、蛍光体
に達して発光にいたり、良好な表示特性を示した。
【0053】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、本
発明の精神を逸脱しない範囲内において種種の設計変更
をなし得ることは勿論である。例えば、低抵抗化に有利
な厚い給電配線の段切れ防止対策として、実施例1及び
2で説明したようなテーパー部Cを一度の厚い給電配線
層の形成とホトエッチング工程(図5(A),(B))
とで形成する代わりに、段切れが生じない程度の浅い段
差を形成するホトエッチング工程を数回繰り返すか、或
いは薄い給電配線層の形成とリフトオフ工程とを数回繰
り返して、給電配線3のエッジ部を数段の階段状となる
ように形成して、実質的にテーパー部Cと同じ段切れ防
止効果を持たせてもよい。この場合の浅い段差とは、6
nmの厚さの上部電極が断線しないための段差であり、
50nm以下であれば問題ないことが確認されている。
【0054】
【発明の効果】前述した実施例から明らかなように、本
発明に係る冷陰極型蛍光表示装置で用いるMIM型微小
電子源素子は、上部電極のシート抵抗が従来の200Ω
/□程度に比べて、2桁小さい給電配線を用いて結線す
ることが可能となった。これにより、MIM型微小電子
源素子をアレイ状に多数配列して40インチクラスの大
画面の冷陰極型蛍光表示装置を構成しても、抵抗増大が
防止でき、MIM型電子源素子アレイを輝度むらなく動
作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷陰極型蛍光表示装置のアレイ状
にMIM型電子源素子を配置した基板上に形成された走
査電極と信号線電極を模式的に示した平面図である。
【図2】図1中のA−A’線に沿った部分の任意の一交
点における本発明に係る微小電子源素子の構造の一例を
示す断面図である。
【図3】本発明に係る微小電子源素子の別の構造例を示
す断面図である。
【図4】本発明に係る冷陰極型蛍光表示装置の製造方法
の主要部を工程順に示す断面図である。
【図5】図4に示した工程以降の製造工程を順に示す断
面図である。
【図6】本発明に係る冷陰極型蛍光表示装置の概略構成
を示す分解斜視図である。
【符号の説明】 1…基板、2…Al−Nd(2atm%)合金層、2L…下
部電極、2S…走査信号配線(走査線電極)、2T…走
査電極端子、3…給電配線(給電用信号配線)、3’…
信号線電極、3a…Al−Nd(2atm%)合金層、3b
…モリブデン層、3M…給電配線、3W…タングステン
層、4…上部電極、4M…金属膜、5…層間絶縁膜、6
…トンネル絶縁膜、7…ホトレジスト、8…MIM型電
子源アレイ、8a…排気口、9…排気管、10…枠ガラ
ス、11…蛍光表示板、20…走査線電極列、30…信
号線電極列、B…電子放出部、C…テーパー部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡井 誠 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 鈴木 睦三 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 金子 好之 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 Fターム(参考) 5C031 DD16 DD19 5C036 EE19 EF14 EG15 EH01

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に複数の並列走査線電極からなる走
    査線電極列と複数の並列信号線からなる信号線電極列と
    が交差するように配置された各交差部分に、電子を放出
    する電子源素子を設け、該電子源素子がアレイ状に多数
    配置された電子源アレイ基板と、該電子源アレイ基板に
    スペーサを介して対向配置され蛍光体が塗布されている
    蛍光表示板とが一体化されて構成される冷陰極型蛍光表
    示装置において、 前記電子源素子は、電子放出を行う上部電極と、下部電
    極との2枚の電極に挟まれた絶縁膜からなるトンネルダ
    イオードで構成され、前記上部電極が、前記信号線電極
    の上部に接すると共に、前記絶縁膜へ信号線電極端に設
    けたテーパー構造を経て接続されていることを特徴とす
    る冷陰極型蛍光表示装置。
  2. 【請求項2】前記上部電極が、前記テーパー構造の代わ
    りに前記信号線電極端に設けた階段状の構造を経て前記
    絶縁膜に接続されてなる請求項1に記載の冷陰極型蛍光
    表示装置。
  3. 【請求項3】前記信号線電極が、単層構造の電極からな
    る請求項1または請求項2に記載の冷陰極型蛍光表示装
    置。
  4. 【請求項4】前記単層構造の電極は、タングステンから
    なる請求項3に記載の冷陰極型蛍光表示装置。
  5. 【請求項5】前記信号線電極が、連続成膜された2層構
    造の電極からなる請求項1または請求項2に記載の冷陰
    極型蛍光表示装置。
  6. 【請求項6】前記2層構造の電極は、Al−Nd合金層
    とモリブデン層を順に連続成膜してなる請求項5に記載
    の冷陰極型蛍光表示装置。
  7. 【請求項7】基板上に複数の並列走査線電極からなる走
    査線電極列と複数の並列信号線からなる信号線電極列と
    が交差するように形成した各交差部分に、電子を放出す
    る電子源素子を形成してアレイ状に多数配置した電子源
    アレイ基板を用いる冷陰極型表示装置の製造方法におい
    て、 前記基板上に第1の金属層を堆積し、前記走査電極とな
    るパターンをパターニングする工程と、 パターニングされた前記第1の金属層の前記電子源素子
    となる部分にトンネル絶縁膜を形成する工程と、 第2の金属層を堆積し、前記信号線電極となるパターン
    を、前記トンネル絶縁膜が露出すると共にパターンエッ
    ジがテーパー状となるようにウェットエッチングにより
    パターニングする工程と、 第3の金属層をホットエレクトロンの散乱を回避可能な
    厚さに堆積し、前記電子源素子の電子放出部となるよう
    に少なくとも前記トンネル絶縁膜上と、前記第2の金属
    層からなる信号線電極のテーパー状部分の上とに接する
    上部電極パターンをパターニングする工程と、を少なく
    とも有することを特徴とする冷陰極型表示装置の製造方
    法。
  8. 【請求項8】前記基板が、ソーダガラスまたは熱酸化膜
    付きシリコン単結晶基板である請求項7に記載の冷陰極
    型蛍光表示装置の製造方法。
  9. 【請求項9】前記第1の金属層が、Nd、Ni、Zr、
    Ta、Mo、W、Crの中のいずれか一つとAlとの合
    金から選択される合金層である請求項7または請求項8
    に記載の冷陰極型蛍光表示装置の製造方法。
  10. 【請求項10】前記第2の金属層は、スパッタリングに
    より形成したタングステン層である請求項7または請求
    項8に記載の冷陰極型蛍光表示装置の製造方法。
  11. 【請求項11】前記第2の金属層は、スパッタリンリン
    グによりAl−Nd合金と、真空を破らずに該Al−N
    d合金上にモリブデンを連続形成した積層膜である請求
    項7または請求項8に記載の冷陰極型蛍光表示装置の製
    造方法。
  12. 【請求項12】前記第3の金属層は、Ir、Pt、Au
    の順にスパッタリングにより真空を破らずに連続成膜し
    た積層膜である請求項7または請求項8に記載の冷陰極
    型蛍光表示装置の製造方法。
  13. 【請求項13】電子放出を行う上部電極と下部電極との
    2枚の電極に挟まれたトンネル絶縁膜からなるトンネル
    ダイオードと、前記上部電極へ給電する信号線電極とで
    構成される電子源素子において、前記上部電極が、前記
    信号線電極の上部に接すると共に、前記トンネル絶縁膜
    上へ前記信号線電極端に設けたテーパー構造を経て接続
    されていることを特徴とする電子源素子。
  14. 【請求項14】電子放出を行う上部電極と下部電極との
    2枚の電極に挟まれたトンネル絶縁膜からなるトンネル
    ダイオードと、前記上部電極へ給電する信号線電極とで
    構成される電子源素子において、前記上部電極が、前記
    信号線電極の上部に接すると共に、前記トンネル絶縁膜
    上へ前記信号線電極端に設けた階段状構造を経て接続さ
    れていることを特徴とする電子源素子。
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