JP2000208019A - 光リモコン機能付ノ―ヒュ―ズ型配線用遮断装置 - Google Patents

光リモコン機能付ノ―ヒュ―ズ型配線用遮断装置

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JP2000208019A
JP2000208019A JP11004840A JP484099A JP2000208019A JP 2000208019 A JP2000208019 A JP 2000208019A JP 11004840 A JP11004840 A JP 11004840A JP 484099 A JP484099 A JP 484099A JP 2000208019 A JP2000208019 A JP 2000208019A
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Fumika Kawahara
ふみか 川原
Chikashi Okabayashi
親志 岡林
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Tohoku Electric Power Co Inc
Sankosha Corp
Sankosha Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Electric Power Co Inc
Sankosha Corp
Sankosha Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リモコン操作器を用いて離れた位置から投入
することができるブレーカを提供する。 【解決手段】 正常時には回路遮断器10が投入され、
電源部20で生成された直流24VによってNiCd電
池30は完全に充電される。回路遮断器10が遮断した
ときには、リモコン操作器を用いて離れた位置から検出
部40に赤外線IRを照射する。赤外線IRによりフォ
トダイオード42を流れる電流が変化し、検出回路43
はその電流の変化を検出して駆動部50に検出信号DE
Tを出力する。検出信号DETが与えられると、駆動部
50は回路遮断器10の接点13を閉じるための駆動電
力DRVを所定の時間だけ出力する。これにより、ソレ
ノイドコイル16でレバー15cが吸引され、接点13
が閉じられてブレーカは復旧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分電盤等で用いら
れるノーヒューズ型配線用遮断装置(以下、「ブレー
カ」という)、特に光による遠隔制御(以下、「リモコ
ン」という)で投入することができるブレーカに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般家庭の分電盤で使用されてい
るブレーカは、電力会社との契約を越える電流が流れた
ときにトリップして、電力の供給を停止するものであ
る。ブレーカは、事故防止のために、一旦トリップする
と自動的には復旧せず、過電流の原因を除去した後、人
間が投入操作をしなければならないようになっている。
投入操作は、通常、ブレーカの前面に設けられた開閉用
のレバーを手動で押し上げて復旧するようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ブレーカでは、次のような課題があった。ブレーカの容
量は、電力会社との契約によって決められるが、容量を
大きくすると電力の基本料金が高くなるので、必要最小
限の容量に設定することが多い。このため、テレビジョ
ン等のスイッチを入れた途端にブレーカがトリップした
り、冷蔵庫の庫内温度が上昇してコンプレッサが作動し
た瞬間にブレーカがトリップするというようなことが、
しばしば発生する。
【0004】一方、一般家庭の分電盤は、誤って手が触
れて遮断されることがないように、普通では手の届かな
いような高所や、奥まった箇所に設けられていることが
多い。このため、一旦ブレーカがトリップすると、踏み
台等を使用して分電盤に近付き、投入操作を行わなけれ
ばならなかった。特に、夜間の場合、家中の電気が消え
てしまうので、暗闇でこれらの作業を行わなければなら
ず、復旧作業が厄介であるという課題があった。また、
高齢者等の場合、家庭内停電が発生すると電力会社に連
絡することが多く、その度に電力会社から復旧作業のた
めの人員を派遣しなければならななかった。高齢化社会
の進展による高齢者世帯の増加や、一人暮らしの家庭の
増加により、このような人員派遣の件数が増加し、電力
会社側では要員を24時間確保しなければならないとい
う課題があった。本発明は、前記従来技術が持っていた
課題を解決し、リモコン操作器を用いて離れた位置から
投入することができるブレーカを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の内の第1の発明は、ブレーカにおいて、回
路開閉用の接点及び該接点開閉用の開閉機構を有し、該
接点を流れる負荷電流が規定値を越えたときに該接点を
開いて該負荷電流を遮断する回路遮断器と、所定の直流
電圧を生成して開閉機構制御用の二次電池を充電する電
源部と、前記二次電池から電力が供給され、一定範囲の
方向から照射される赤外線またはレーザ光を検出したと
きに検出信号を出力する検出部と、前記二次電池から電
力が供給され、前記検出信号が与えられたときに前記回
路遮断器の開閉機構に対して前記接点を閉じるための駆
動電力を出力する駆動部とを備えている。
【0006】第1の発明によれば、以上のようにブレー
カを構成したので、次のような作用が行われる。回路遮
断器の接点が閉じているときは、電源部によって所定の
直流電圧が生成され、開閉機構制御用の二次電池が充電
される。この二次電池から検出部と駆動部への電源が供
給される。回路遮断器の接点を流れる負荷電流が規定値
を越えると、この回路遮断器の接点が開き、この負荷電
流は遮断される。ここで、例えばリモコン操作器等によ
って、検出部に対して一定範囲の方向から赤外線または
レーザ光が照射されると、この検出部によって赤外線ま
たはレーザ光が検出されて検出信号が出力される。検出
信号は駆動部に与えられ、この駆動部から回路遮断器の
開閉機構に対して接点を閉じるための駆動電力が出力さ
れる。これにより、回路遮断器が投入され、負荷側への
電力の供給が再開される。
【0007】第2の発明は、ブレーカにおいて、第1の
発明と同様の回路遮断器と、電源部と、駆動部とを備え
ている。更に、このブレーカは、開閉機構制御用の二次
電池から電力が供給され、一定範囲の方向から照射され
る赤外線またはレーザ光のオン/オフ状態を検出する検
出部と、前記二次電池から電力が供給され、前記検出部
で検出された赤外線またはレーザ光のオン/オフのシー
ケンスを解読し、その解読結果が予め設定された識別符
号と一致しているときに検出信号を出力する解読部とを
備えている。
【0008】第2の発明によれば、次のような作用が行
われる。回路遮断器の接点が閉じているときは、電源部
によって所定の直流電圧が生成され、開閉機構制御用の
二次電池が充電される。この二次電池から検出部、解読
部、及び駆動部への電力が供給される。回路遮断器の接
点を流れる負荷電流が規定値を越えると、この回路遮断
器の接点が開き、この負荷電流は遮断される。ここで、
例えばリモコン操作器等によって、検出部に対して一定
範囲の方向からオン/オフ制御された赤外線またはレー
ザ光が照射されると、この検出部によって赤外線または
レーザ光のオン/オフ状態が検出される。検出部で検出
された赤外線またはレーザ光のオン/オフ状態は、解読
部によって解読され、予め設定された識別符号と一定し
ているときに検出信号が駆動部に与えられる。駆動部か
ら回路遮断器の開閉機構に対して接点を閉じるための駆
動電力が出力される。これにより、回路遮断器が投入さ
れ、負荷側への電力の供給が再開される。
【0009】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 図1は、本発明の第1の実施形態を示すブレーカの構成
図である。このブレーカは、一般家庭の分電盤等に使用
されるものであり、回路遮断器10を備えている。回路
遮断器10は、電力会社の配電線から交流(AC)10
0V等の電力が供給される電源側の端子11、及び家庭
内の電灯やコンセントにこの交流100V等の電力を供
給するための負荷側の端子12を有している。端子1
1,12間には、電源側と負荷側の間を開閉するための
接点13と、この接点13を流れる負荷電流を検出する
ためのソレノイドコイル14とが直列に接続されてい
る。接点13には、これを開閉するための開閉機構(例
えば、レバー)15a,15b,15cが接続されてい
る。レバー15aは、負荷電流が規定値(例えば、20
A)を越えたときに、ソレノイドコイル14によって吸
引され、接点13を開いて負荷電流を遮断するものであ
る。レバー15bは、手動で接点13を開閉するための
もので、人間が外部から操作できるような構造となって
いる。レバー15cは、電気的に接点13を開閉するも
のであり、有極ソレノイドコイル16に供給される電流
の方向に従って接点13を開閉するものである。
【0010】回路遮断器10の負荷側には、電源部20
が接続されている。電源部20は、回路遮断器10を介
して電源側から与えられた交流100Vを変換して、2
4Vの直流(DC)電圧を生成するものであり、この出
力側にNiCd電池30が接続されている。NiCd電
池30は、充電可能な二次電池であり、回路遮断器10
が閉じているときには、電源部20から与えられる直流
24Vによって常に完全に充電された状態に保たれるよ
うになっている。NiCd電池30から、検出部40と
駆動部50とに、開閉機構制御用の直流電力が供給され
るようになっている。
【0011】検出部40は、例えば垂直線に対して30
度以内の方向から照射される光を集光するレンズ等の集
光部41、この集光部41で集光された光の中で一定範
囲の波長の赤外線IRを検出するフォトダイオード4
2、及びこのフォトダイオード42に赤外線IRが照射
されたときの電流の変化を検出する検出回路43で構成
されている。そして、所定のレベル以上の赤外線IRが
検出されたときに、検出9路43から検出信号DETが
出力されるようになっている。検出部40の検出回路4
3から出力された検出信号DETは、駆動部50に与え
られるようになっている。駆動部50は、例えばタイマ
や単安定マルチバイブレータ等の時限回路を有してお
り、検出信号DETが与えられたときに、所定の時間
(例えば、1秒間)だけ直流24Vの駆動電力DRVを
出力するものである。駆動部50の出力側は、回路遮断
器10の有極ソレノイドコイル16に接続されており、
駆動電力DRVによって、回路遮断器10の接点13を
閉じるようになっている。
【0012】次に、動作を説明する。ブレーカの端子1
2に接続された回路の負荷電流が、規定値以下であれ
ば、回路遮断器10の接点13は閉じており、電源部2
0によって直流24Vが生成される。電源部20から与
えられる直流24Vによって、NiCd電池30は完全
に充電され、このNiCd電池30から検出部40と駆
動部50に、直流24Vの電源が供給される。ここで、
例えばブレーカの負荷側に接続された図示しない冷蔵庫
のコンプレッサが起動して、回路遮断器10の接点13
を流れる負荷電流が規定値を越えると、ソレノイドコイ
ル14を流れる負荷電流によってレバー15aが吸引さ
れ、この接点13が開く。これにより、電力の供給は遮
断され、家中が停電状態となる。この時、ブレーカ内の
NiCd電池30は完全に充電されているので、検出部
40と駆動部50の動作は正常に行われる。
【0013】ブレーカを復旧するために、この家の住人
等は、例えばテレビジョン用のリモコン操作器等を使用
し、検出部40の集光部41に対して一定範囲の方向か
ら赤外線IRを照射すればよい。赤外線IRは、検出部
40のフォトダイオード42に照射され、このフォトダ
イオード42を流れる電流が変化する。フォトダイオー
ド42の電流の変化は検出回路43によって検出され、
この検出回路43から駆動部50に対して検出信号DE
Tが出力される。検出信号DETが与えられると、駆動
部50から1秒間だけ直流24Vの駆動電力DRVが出
力され、回路遮断器10の有極ソレノイドコイル16に
与えられる。これにより、回路遮断器10の接点13は
閉じられ、端子12から負荷側への電力の供給が再開さ
れる。
【0014】以上のように、この第1の実施形態のブレ
ーカは、電源部20と、この電源部20によって常時完
全に充電されたNiCd電池30とを有するので、回路
遮断器10が遮断して停電状態となったときにでも、検
出部40と駆動部50の動作は正常に行われる。これに
より、リモコン操作器を用いて、離れた位置から回路遮
断器10を投入することができるという利点がある。ま
た、このような操作は、高齢者等でも簡単にできるの
で、電力会社から復旧作業をするための人員を派遣する
必要がないという利点がある。更に、検出部40は、単
に赤外線IRを検出しただけで、駆動部50を介して回
路遮断器10を投入側に駆動するようになっているの
で、専用のリモコン操作器を必要とせず、手近にあるテ
レビジョンやエアコンディショナ等のリモコン操作器を
使用して回路遮断器10を投入することができるという
利点がある。しかも、駆動部50は、回路遮断器10を
投入するだけで、遮断する機能を有していないので、テ
レビジョン等のリモコン操作器から赤外線IRが照射さ
れても、誤ってこの回路遮断器10が遮断されるという
おそれはない。
【0015】第2の実施形態 図2は、本発明の第2の実施形態を示すブレーカの構成
図であり、第1の実施形態を示す図1中の要素と共通の
要素には共通の符号が付されている。このブレーカは、
複数の受電回路を有する業務用の分電盤等に使用される
ものであり、リモコン操作器によって選択されたときに
のみ投入されるようになっているものである。このブレ
ーカは、図1と同様の回路遮断器10、電源部20、及
びNiCd電池30を備えている。そして、NiCd電
池30から、検出部40A、解読部60、及び駆動部5
0に、開閉機構制御用の直流24Vの電源が供給される
ようになっている。
【0016】検出部40Aは、図1の検出部40と同様
の集光部41、フォトダイオード42、及びこのフォト
ダイオード42を流れる電流によって赤外線IRのオン
/オフ状態を検出する赤外線検出回路44で構成されて
いる。そして、赤外線検出回路44から、赤外線IRの
オン/オフ状態に対応した信号S44が出力されるよう
になっている。解読部60は、赤外線検出回路44から
信号S44が与えられ、そのオン/オフのシーケンスを
解読して選択符号SELを生成する復号回路61を有し
ている。復号回路61の出力側は、一致検出回路62の
入力側に接続されている。一致検出回路62は、復号回
路61から与えられた選択符号SELと、識別符号設定
回路63に予め設定された識別符号IDとが、一致して
いるか否かを判定するものである。そして、両者が一致
しているときに、一致検出回路62から検出信号DET
が出力されるようになっている。解読部60の一致検出
回路62の出力側は、図1と同様の駆動部50の入力側
に接続されている。
【0017】図3は、図2中の復号回路61の機能を説
明するための図であり、信号S44として与えられる赤
外線IRのオン/オフ状態のシーケンスと、これに対応
する選択符号SELの関係を示している。この図3に示
すように、時刻t1から時刻t2までの時間T(例え
ば、T=26μs)の間、信号S44として与えられる
赤外線IRがオン状態であれば、11ビットのディジタ
ル信号“1”と判定される。また、時刻t2から時刻t
3までの時間T/2の間、赤外線IRがオフ状態であれ
ば、1ビットのディジタル信号“0”と判定される。同
様に、時刻t3から時刻t4に示すように、時間2Tの
間オン状態が継続すれば、2ビットの“1”,“1”と
判定される。また、時刻t4から時刻t5に示すよう
に、時間Tの間オフ状態が継続すれば、2ビットの
“0”,“0”と判定される。このように、“1”によ
って開始し、連続する15ビットのディジタル信号が、
選択信号SELとして復号されるようになっている。
【0018】次に動作を説明する。ブレーカが投入され
ているときの動作、及び負荷電流の超過によってトリッ
プするまでの動作は、第1の実施形態と同様である。ト
リップしたブレーカを復旧するためには、そのブレーカ
に予め設定された識別符号IDと同一の選択符号SEL
を、図3のシーケンスに従って赤外線IRをオン/オフ
して出力する専用のリモコン操作器を使用する必要があ
る。このような専用のリモコン操作器を用いて、トリッ
プしたブレーカの検出部40の集光部41に対して一定
範囲の方向から赤外線IRを照射する。これにより、検
出部40のフォトダイオード42に赤外線IRが照射さ
れ、このフォトダイオード42を流れる電流は、照射さ
れた赤外線IRのオン/オフに応じて変化する。フォト
ダイオード42の電流の変化は赤外線検出回路44によ
って検出され、この赤外線検出回路44から解読部60
に対して信号S44が出力される。
【0019】駆動部60の復号回路61に信号S44が
与えられると、この信号S44のオン/オフのシーケン
スが、図3に示すような関係に基づいて15ビットのデ
ィジタル信号に復号され、選択符号SELとして出力さ
れる。復号回路61から出力された選択符号SELは、
一致検出回路62に与えられ、識別符号設定回路63に
設定された識別符号IDと比較される。選択符号SEL
と識別符号IDとが一致していれば、一致検出回路62
から駆動部50に対して検出信号DETが出力される。
検出信号DETが与えられると、駆動部50から1秒間
だけ直流24Vの駆動電力DRVが出力され、回路遮断
器10の有極ソレノイドコイル16に与えられる。これ
により、回路遮断器10の接点13が閉じられ、端子1
2から負荷側への電力の供給が再開される。
【0020】以上のように、この第2の実施形態のブレ
ーカは、電源部20と、この電源部20によって常時完
全に充電されたNiCd電池30とを有するので、回路
遮断器10が遮断して停電状態となったときにでも、検
出部40Aと解読部60と駆動部50の動作は正常に行
われる。これにより、リモコン操作器によって、離れた
位置から回路遮断器10を投入することができるという
利点がある。更に、検出された赤外線IRのオン/オフ
のシーケンスを解読し、この解読された選択符号SEL
が予め設定された識別符号IDと一致したときにのみ、
駆動部50に対する検出信号DETを出力する解読部6
0を有している。これにより、複数のブレーカが並んで
配置されていても、特定のブレーカを選択して投入する
ことができるという利点がある。
【0021】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例
えば、次の(a)〜(g)のようなものがある。 (a) 回路遮断器10の構成は、図1の構成に限定さ
れない。例えば、過電流の検出に、ソレノイドコイル1
4に代えてバイメタルを用いるものでも良い。また、開
閉機構は、有極性ソレノイドコイル16ではなく、モー
タで駆動する方式のものでも良い。その場合、駆動部5
0からの駆動電力DRVの出力時間は、モータによる所
要投入時間(例えば、5秒間)に応じて設定する必要が
ある。 (b) 駆動部50等に対する直流電力の供給は、Ni
Cd電池30に限定されず、鉛蓄電池等の充電可能な二
次電池を用いることができる。但し、二次電池は、設置
箇所の制約や保守の観点から、小形で長寿命のものが望
ましい。
【0022】(c) 回路遮断器10の遮断定格や開閉
機構の動作条件は、例示した数値等に限定されず、使用
する条件に合わせたものを適用することができる。その
場合、電源部20の出力電圧、NiCd電池30の電
圧、及び駆動部50から出力する駆動電力DRV等の値
は、適用する回路遮断器10に合わせる必要がある。 (d) 図2におけるリモコン操作器から与えられる赤
外線IRのオン/オフのシーケンスと選択符号SELと
の対応や、選択符号SELのビット数等の形式は、図3
の形式に限定されない。テレビジョンやエアコンディシ
ョナ等のリモコン操作器とは異なる符号形式を用いるこ
とにより、誤動作のおそれをなくすことができる。
【0023】(e) 図1中の検出部40、及び図2中
の検出部40Aで用いたフォトダイオード42は、リモ
コン操作器から照射された赤外線IRを検出するもので
あるが、リモコン操作器から照射されたレーザ光を検出
するようにしても良い。 (f) NiCd電池30等の二次電池を充電する電源
部20を回路遮断器10の負荷側に接続しているが、負
荷側に限定する必要はなく、この回路遮断器10の電源
側に接続するようにしても良い。 (g) 回路遮断器10は、交流100Vの電源を遮断
するようになっているが、交流100Vに限定せず、直
流電源を遮断するものでも同様に適用できる。
【0024】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、リモコン操作器等から照射された赤外線また
はレーザ光を検出する検出部と、この検出部から与えら
れる検出信号に従って回路遮断器の接点を閉じるための
駆動電力を出力する駆動部を有している。これにより、
テレビジョンやエアコンディショナ等のありふれたリモ
コン操作器を用いて、離れた位置からブレーカを投入す
ることができるという効果がある。更に、このような操
作は、高齢者や一人暮らし家庭でも簡単にできるので、
電力会社から復旧作業のための人員を派遣する必要がな
いという効果がある。
【0025】第2の発明によれば、リモコン操作器等か
ら照射された赤外線またはレーザ光を検出する検出部
と、検出された赤外線またはレーザ光のオン/オフのシ
ーケンスを解読して予め設定された識別符号と一致する
か否かを判定する解読部と、解読部から与えれた検出信
号に基づいて回路遮断器を投入する駆動部を有してい
る。これにより、第1の発明の効果に加えて、複数のブ
レーカが並んで配置されていても、特定のブレーカを選
択して投入することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すブレーカの構成
図である。
【図2】本発明の第2の実施形態を示すブレーカの構成
図である。
【図3】図2中の復号回路61の機能を説明するための
図である。
【符号の説明】
10 回路遮断器 13 接点 14,16 ソレノイドコイル 15a,15b,15c レバー 20 電源部 30 NiCd電池 40,40A 検出部 50 駆動部 60 解読部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡林 親志 東京都品川区大崎4丁目3番8号 株式会 社サンコーシヤ内 Fターム(参考) 5G030 FA05 XX18 YY12 YY18

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路開閉用の接点及び該接点開閉用の開
    閉機構を有し、該接点を流れる負荷電流が規定値を越え
    たときに該接点を開いて該負荷電流を遮断する回路遮断
    器と、 所定の直流電圧を生成して開閉機構制御用の二次電池を
    充電する電源部と、 前記二次電池から電力が供給され、一定範囲の方向から
    照射される赤外線またはレーザ光を検出したときに検出
    信号を出力する検出部と、 前記二次電池から電力が供給され、前記検出信号が与え
    られたときに前記回路遮断器の開閉機構に対して前記接
    点を閉じるための駆動電力を出力する駆動部とを、 備えたことを特徴とする光リモコン機能付ノーヒューズ
    型配線用遮断装置。
  2. 【請求項2】 回路開閉用の接点及び該接点開閉用の開
    閉機構を有し、該接点を流れる負荷電流が規定値を越え
    たときに該接点を開いて該負荷電流を遮断する回路遮断
    器と、 所定の直流電圧を生成して開閉機構制御用の二次電池を
    充電する電源部と、 前記二次電池から電力が供給され、一定範囲の方向から
    照射される赤外線またはレーザ光のオン/オフ状態を検
    出する検出部と、 前記二次電池から電力が供給され、前記検出部で検出さ
    れた赤外線またはレーザ光のオン/オフのシーケンスを
    解読し、その解読結果が予め設定された識別符号と一致
    しているときに検出信号を出力する解読部と、 前記二次電池から電力が供給され、前記検出信号が与え
    られたときに前記回路遮断器の開閉機構に対して前記接
    点を閉じるための駆動電力を出力する駆動部とを、 備えたことを特徴とする光リモコン機能付ノーヒューズ
    型配線用遮断装置。
JP11004840A 1999-01-12 1999-01-12 光リモコン機能付ノ―ヒュ―ズ型配線用遮断装置 Withdrawn JP2000208019A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040001426A (ko) * 2002-06-28 2004-01-07 오현우 자동 제어가 가능한 누전 과부하 방지용 차단기
CN110770869A (zh) * 2017-06-02 2020-02-07 陈彦伯 智能型无熔丝开关

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