JP2000207826A - 記録装置及び記録方法 - Google Patents

記録装置及び記録方法

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JP2000207826A
JP2000207826A JP2000027348A JP2000027348A JP2000207826A JP 2000207826 A JP2000207826 A JP 2000207826A JP 2000027348 A JP2000027348 A JP 2000027348A JP 2000027348 A JP2000027348 A JP 2000027348A JP 2000207826 A JP2000207826 A JP 2000207826A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、オーディオ機器から音楽情報を録音
する際に使い勝手を格段と向上し得る記録装置及び記録
方法を実現しようとするものである。 【解決手段】複数の曲が記録された第1の記録媒体から
供給されるディジタルデータと当該ディジタルデータを
管理する管理データとを第2の記録媒体に記録する記録
装置及び記録方法において、第1の記録媒体に記録され
た複数の曲から所望の1曲のみを記録するモードが選択
された場合には所望の曲から次曲への変化を検知した場
合には、入力されるディジタルデータの第2の記録媒体
への記録を停止すると共に管理データの書換え処理をす
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録装置及び記録方
法に関し、例えば楽曲等のデータをディスク状記録媒体
に記録する光磁気ディスク装置に適用し得る。
【0002】
【従来の技術】従来、光磁気ディスク装置においては、
連続するオーディオデータを所定ブロック単位で熱磁気
記録することにより、このオーディオデータを離散的に
光磁気ディスクに記録し得るようになされたものがあ
る。
【0003】すなわちこの光磁気ディスク装置において
は、順次入力されるオーディオデータを音声圧縮回路に
入力し、所定周期でブロック化し、各ブロック単位で音
声圧縮処理する(以下この音声圧縮したデータのブロッ
クをサウンドグループと呼ぶ)。
【0004】さらに光磁気ディスク装置においては、こ
のサウンドグループのオーディオデータについて、連続
する11のブロックで2つのセクタを形成し、さらに36セ
クタで1つのクラスタを形成し、これにより音声圧縮し
たオーディオデータをこのセクタを基準にしたクラスタ
単位で記録し得るようになされている。
【0005】すなわち図6にテーブルの形式で示すよう
に、この光磁気ディスク装置においては、各セクタに23
52バイトのデータを割り当て得るようになされ、このう
ち縦方向アドレス「0」〜「3」で表される領域をヘッ
ダに割り当てる。
【0006】さらに光磁気ディスク装置においては、こ
のうち縦方向アドレス「0」〜「2」の領域、12バイト
を同期パターン(sync)に割り当て、ここにフォーマッ
ト化された所定の同期パターンを割り当て、続く縦方向
アドレス「3」の1バイト目及び2バイト目にクラスタ
のアドレスを記録する。
【0007】ここで光磁気ディスク装置においては、こ
のセクタを光磁気ディスク上に連続して形成し、36の
セクタをグループ化してクラスタを形成するようになさ
れ、このクラスタ管理用のアドレスとして14ビットのア
ドレスを割り当てるようになされている。
【0008】さらに光磁気ディスク装置においては、こ
のクラスタのアドレスに続いて、セクタのアドレスを割
り当て、続いて光磁気ディスクのモードを記録するよう
になされている。
【0009】このヘッダに続いて光磁気ディスク装置に
おいては、2336バイトのメインデータエリアを形成し、
この領域にユーザの所望するデータを割り当て得るよう
になされている。
【0010】すなわち図7に示すように、オーディオ用
の光磁気ディスクにおいては、モードのデータとして0
2hのデータが割り当てられ、ヘッダに続いて00hの
データが4バイト連続し、続いてオーディオデータを記
録するようになされている。このようにして形成される
セクタに対して光磁気ディスク装置においては、図8に
示すようにサウンドグループを割り当てる。
【0011】すなわち偶数セクタにおいては、図6のテ
ーブルに対応する縦方向アドレス「4」の00hのデー
タに続くメインデータエリアについて、縦方向アドレス
で「105」の領域を単位にしてこのメインデータエリ
アを分割し、各領域にそれぞれ順次サウンドグループの
データを割り当てる。
【0012】さらにこのようにしてメインデータエリア
を分割して残る縦方向アドレスで「53」の領域を6番
目のサウンドグループ5に割り当て、続く奇数セクタの
縦方向アドレス「5」からの領域に6番目のサウンドグ
ループ5の残りのデータを記録する。
【0013】さらに光磁気ディスク装置においては、こ
の奇数セクタについては、縦方向アドレスで「105」
の領域を単位にして残りの領域を分割し、各領域にそれ
ぞれ残りのサウンドグループを割り当てる。
【0014】これによりこの種の光磁気ディスク装置に
おいては、順次入力されるオーディオデータを音声圧縮
処理してサウンドグループを形成し、このサウンドグル
ープでセクタを、さらにはこのセクタでクラスタを形成
し、このクラスタを単位にしてオーディオデータを記録
し得るようになされている。
【0015】すなわちこのようにしてクラスタ単位でオ
ーディオデータを記録する場合、大容量のメモリ回路を
バッファメモリとして使用すれば、例えば記録中の振動
によりトラックジヤンプした場合、トラックジヤンプし
たクラスタを記録し直すことにより連続するオーディオ
データを途切れることなく光磁気ディスクに記録するこ
とができる。
【0016】さらに光磁気ディスク装置においては、光
磁気ディスクの内周側にオーディオデータの管理用デー
タを記録する記録領域を形成し、この記録領域の外周側
にこのクラスタのデータでなるメインデータの記録領域
を形成する。
【0017】これにより光磁気ディスク装置において
は、このメインデータの記録領域に順次クラスタ単位で
オーディオデータを記録し得るようになされている。
【0018】これに対してこの管理用データの記録領域
においては、UTOCデータでなる管理データが記録さ
れ、これにより光磁気ディスク装置においては、このU
TOCデータを参照して所望のオーディオデータを再生
し得るようになされている。すなわちこのUTOCデー
タにおいては、メインデータと同様にセクタを単位にし
て管理用データが規定され、第1〜第4のセクタについ
て規格化されるようになされている。
【0019】この第1〜第4のセクタのうち、第2〜第
4のセクタにおいては、オプシヨンとして規定され、第
1のセクタ(すなわちセクタ0でなる)においては、図
9に示すように、ヘッダに続いてクラスタのアドレスを
割り当てた後、続いて00hのデータを記録する。
【0020】さらにこの第1のセクタにおいては、所定
のコードデータ(Maker code、Model code)を割り当て
た後、メインデータの記録開始位置及び終了位置を表す
データ(First TNO 、Last TNO)等が割り当てられるよ
うになされている。
【0021】この第1のセクタのうち、縦方向アドレス
「11」においては、ディスクの識別データを2バイト記
録し得るようになされ、続いてメインデータ記録領域の
欠陥領域の位置を表すポインタ(P-DFA )、メインデー
タ記録領域の未記録領域の先頭位置を表すポインタ(P-
EMPTY )が割り当てられるようになされている。
【0022】さらに続く縦方向アドレス「12」において
は、メインデータ記録領域に記録されたメインデータの
先頭位置を表すポインタ(P-FRA )が割り当てられ、続
いて各データの記録開始位置を表すポインタ(P-TNO1、
……、P-TNO255)が割り当てられるようになされてい
る。
【0023】これによりオーディオ信号を記録再生する
光磁気ディスク装置においては、このポインタ(P-FRA
、P-TNO1、……、P-TNO255)でそれぞれ記録した各曲
の先頭位置を検出し得るようになされている。
【0024】すなわち続く縦方向アドレス「76」以下の
領域においては、メインデータの記録開始位置及び記録
終了位置を表すスタートアドレス(Start address )及
びエンドアドレス(End address )が記録されるように
なされ、ポインタ(P-FRA 、P-TNO1、……、P-TNO255)
においては、このスタートアドレスの記録位置を指示す
るようになされている。
【0025】これにより光磁気ディスク装置において
は、ポインタで指定されるスタートアドレス及びエンド
アドレスを検出することにより、ユーザの指定した曲に
ついて記録位置を検出し得るようになされている。
【0026】すなわちこのスタートアドレス及びエンド
アドレスにおいては、図10に示すように、それぞれク
ラスタのアドレスを14ビット記録し、続いてセクタのア
ドレスを6ビット、サウンドグループのアドレスを4ビ
ット記録するようになされ、これにより光磁気ディスク
装置においては、クラスタ単位で記録したオーディオデ
ータについて、クラスタ、セクタ、サウンドグレープを
単位にして曲の頭出し等の処理を実行し得るようになさ
れている。
【0027】なおこの1組のスタートアドレス及びエン
ドアドレスで指定される記録単位をパーツと呼ぶ。
【0028】さらにこのUTOCデータにおいては、こ
のスタートアドレスに続いて、各パーツの処理モードを
示すモードデータ(Track mode)が記録され、これによ
りコピー禁止データ、書き込み禁止データ、オーディオ
データ、ステレオデータ、モノラルデータ等を識別し得
るようになされ、さらにはエンフアシス処理の有無等を
識別し得るようになされている。
【0029】これに対してエンドアドレスにおいては、
続いてパーツの接続関係を表すリンクポインタ(Link-
P)が記録されるようになされ、このリンクポインタ(L
ink-P)でこのエンドアドレスに対応するスタートアド
レスの記録位置を指定し得るようになされている。
【0030】すなわち図11に示すように、何もオーデ
ィオデータを記録していない光磁気ディスクに始めてオ
ーディオデータを記録した場合、光磁気ディスク装置に
おいては、順次1曲目、2曲目、……の演奏が連続する
ようにオーディオデータを記録することになる(図11
(A))。
【0031】この場合、各演奏のオーディオデータにお
いては、それぞれ1組のスタートアドレス及びエンドア
ドレスで指定されるパーツP1、P2、P3、……で光
磁気ディスクに記録されることになる。
【0032】これに対してこの第2曲目及び第4曲目を
消去した後、演奏時間の長い5曲目の演奏を記録する場
合、この5曲目については、連続するオーディオデータ
が分割されて第2及び第4のパーツP2及びP4で記録
されることになる。
【0033】このような場合、光磁気ディスクにおいて
は、ポインタでこの5曲目のスタートアドレスを指定す
ると、このスタートアドレスで第2のパーツP2の演奏
開始位置を検出し得るようになされ、さらにこのスター
トアドレスと組をなすエンドアドレスでこのパーツP2
の記録終了位置を検出し得るようになされている。
【0034】さらに光磁気ディスクにおいては、このエ
ンドアドレスに続くリンクポインタ(Link-P)で第4の
パーツP4のポインタ(P-FRA 、P-TNO1、……、P-TNO2
55)と同様にスタートアドレスを検出し得るようになさ
れ、これにより光磁気ディスク装置においては、記録消
去の処理を繰り返しても、その都度このUTOCを書き
換えることにより、光磁気ディスクの記録領域を有効に
利用してオーディオデータを記録し得るようになされて
いる。
【0035】かくしてこれによりポインタ(P-FRA 、P-
TNO1、……P-TNO255)においては、光磁気ディスクに記
録した各演奏に対応して形成され、対応するパーツをリ
ンクポインタと共にそれぞれ指定することになる。
【0036】これに対してこのように連続して記録した
オーディオデータのうち、第2曲目を消去したような場
合、光磁気ディスク装置においては、メインデータ記録
領域の未記録領域の先頭位置を表すポインタ(P-EMPTY
)でこの消去された領域を指定する。
【0037】すなわちこのポインタ(P-EMPTY )におい
ては、ポインタ(P-FRA 、P-TNO1、……、P-TNO255)と
同様に対応するパーツのスタートアドレスを指定するよ
うになされ、これにより光磁気ディスク装置において
は、例えば2曲目及び4曲目を消去したとき、それまで
ポインタ(P-TNO1、P-TNO2、……)でそれぞれ指定され
ていたパーツP2及びP4の指定を、この未記録領域の
先頭位置を表すポインタ(P-EMPTY )と、このポインタ
で指定されるスタートアドレスと組をなすエンドアドレ
スのリンクポインタ(Link-P)との指定に書き換え、こ
れにより簡易にオーディオデータを消去し得るようにな
されている(図11(B))。
【0038】これにより光磁気ディスク装置において
は、このスタートアドレス及びエンドアドレスで指定さ
れるクラスタ間のオーディオデータをクラスタ単位で再
生した後、セクタ単位でデータ処理することにより、ス
タートアドレス及びエンドアドレスのサウンドグループ
アドレスで指定される演奏を再生し得るようになされ、
これにより光磁気ディスクに離散的に記録したオーディ
オデータを簡易に再生し得るようになされている。
【0039】このとき光磁気ディスク装置においては、
このようにクラスタ単位でオーディオデータを記録し、
クラスタ単位でオーディオデータを再生することによ
り、記録時と同様に大容量のメモリ回路をバッファメモ
リとして使用して、再生時、トラックジヤンプした場合
でも、トラックジヤンプしたクラスタを再生し直して音
飛びを未然に防止し得るようになされている。
【0040】ちなみに残りのセクタのうち、第2のセク
タ(セクタ1)においては、図12に示すように、第1
のセクタと同様にヘッダ、ポインタ(P-TNO1、P-TNO2、
……)等が形成された後、スタートアドレス及びエンド
アドレスに対応してASCIIコードでディスク名、ト
ラック名を割り当て得るようになされている。
【0041】これに対して第3のセクタ(セクタ2)に
おいては、図13に示すように、第1のセクタと同様に
ヘッダ等が形成された後、第1のセクタのポインタ(P-
TNO1、P-TNO2、……)に対応してポインタ(P-TRD1、P-
TRD2、……)が形成されるようになされている。
【0042】これにより第3のセクタ(セクタ2)にお
いては、第1のセクタのポインタ(P-TNO1、P-TNO2、…
…)に対応する各演奏について、ポインタ(P-TRD1、P-
TRD2、……)で記録時間(Track rec data and time )
等を記録し得るようになされている。
【0043】さらに第4のセクタ(セクタ4)において
は、図14に示すように、同様にポインタ(P-TNA1、P-
TNA2、……)を形成し、ディスク名、トラック名を漢字
コードで記録し得るようになされている。
【0044】かくしてこの光磁気ディスク装置は、音声
情報源として例えばアナログテーププレーヤ、LPレコ
ードプレーヤ、コンパクトディスクプレイヤ等のオーデ
ィオ機器を接続し、これらのオーディオ機器から出力さ
れるアナログ音声信号をディジタル信号に変換してオー
ディオデータを記録し、またコンパクトディスクプレイ
ヤ、ディジタルオーディオテープレコーダ、光磁気ディ
スク装置等のディジタルオーディオ機器を接続し、これ
らのディジタルオーディオ機器から出力されるディジタ
ルオーディオ信号を記録し得るようになされている。
【0045】
【発明が解決しようとする課題】ところで音楽情報源で
なるオーディオ機器のうち、例えばコンパクトディスク
プレイヤにおいては、いわゆるプログラム再生モードに
設定することにより、ユーザの所望する曲順で所望の演
奏を再生することができる。
【0046】従って光磁気ディスク装置においては、こ
のようにプログラム再生モードに設定したオーディオ機
器を接続して記録モードに設定することにより、演奏毎
の記録再生操作を省略してユーザの所望する曲順で所望
の演奏を記録することができる。すなわち一旦オーディ
オ機器及び光磁気ディスク装置をセットすれば、録音終
了までの操作を省略することができる(以下この録音を
自動録音と呼ぶ)。
【0047】ところが例えばコンパクトディスクにおい
ては、全体として演奏時間が30分程度しか記録されてい
ないものもある。
【0048】従って光磁気ディスク装置においては、光
磁気ディスク装置に60分記録可能な光磁気ディスクを装
填してこのコンパクトディスクの演奏を自動録音する場
合、結局コンパクトディスクプレイヤ側の演奏が終了し
た後、無音の状態で30分も録音することになる。
【0049】この無音の録音を停止する為には、ユーザ
が光磁気ディスク装置を停止操作しなければならず、結
局このように自動録音する場合でも、実際上ユーザの操
作を必要とし、実用上未だ不十分な問題があった。
【0050】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、オーディオ機器から音楽情報を録音する際に使い勝
手を格段と向上し得る記録装置及び記録方法を提案しよ
うとするものである。
【0051】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、複数の曲が記録された第1の記録
媒体から供給されるディジタルデータと当該ディジタル
データを管理する管理データとを第2の記録媒体に記録
する記録装置において、第1の記録媒体に記録された複
数の曲から所望の1曲のみを記録するモードが選択され
た場合には所望の曲から次曲への変化を検知する検知手
段と、検知手段において所望の曲から次曲への変化を検
知した場合には、入力されるディジタルデータの第2の
記録媒体への記録を停止すると共に管理データの書換え
処理をする制御手段とを設けるようにした。
【0052】この結果、この記録装置では、ディジタル
データを管理する管理データに基づいて録音動作を停止
制御することにより、ユーザがいちいち曲の終わりを確
認して録音動作を停止操作しなくても自動的に1曲単位
で録音することができる。
【0053】また本発明においては、複数の曲が記録さ
れた第1の記録媒体から供給されるディジタルデータと
当該ディジタルデータを管理する管理データとを第2の
記録媒体に記録する記録方法において、第1の記録媒体
に記録された複数の曲から所望の1曲のみを記録するモ
ードを選択する第1のステップと、選択された所望の曲
から次曲への変化を検知する第2のステップと、所望の
曲から次曲への変化を検知した場合には、入力されるデ
ィジタルデータの第2の記録媒体への記録を停止すると
共に管理データの書換え処理をする第3のステップとを
設けるようにした。
【0054】この結果、この記録方法では、ディジタル
データを管理する管理データに基づいて録音動作を停止
制御することにより、ユーザがいちいち曲の終わりを確
認して録音動作を停止操作しなくても自動的に1曲単位
で録音することができる。
【0055】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0056】(1)第1の実施の形態 図1は光磁気ディスク(ミニディスク)を記録媒体とし
て用いた記録再生装置のブロック図を示している。
【0057】1は例えば複数の楽曲(音声データ)が記
録されている光磁気ディスクを示し、スピンドルモータ
2により回転駆動される。3は光磁気ディスク1にレー
ザ光を照射する光学ヘッドであり、記録時においては間
欠的に高レベルのレーザ出力を出力して記録トラックを
キユリー温度まで加熱するのに対し、再生時において
は、比較的低レベルにレーザ出力を切り換え、これによ
り磁気カー効果を利用して反射光からデータを検出し得
るようになされている。
【0058】このため光学ヘッド3は、レーザ出力手段
としてのレーザダイオードや、偏光ビームスプリッタや
対物レンズ等からなる光学系、及び反射光を検出するた
めのデイテクタが搭載されている。さらに対物レンズ3
aは、2軸機構4によってディスク半径方向及びディス
クに接離する方向に変位可能に保持され、これにより記
録再生装置においてはトラッキング制御、フオーカシン
グ制御し得るようになされている。また光学ヘッド3全
体はスレッド機構5によりディスク半径方向に移動可能
とされ、これにより記録再生装置においては、光学ヘッ
ド3を移動させて所望の記録トラックにシークし得るよ
うになされている。
【0059】また6は磁気ヘッドを示し、供給されたデ
ータによって極性が変化する変調磁界を光磁気ディスク
に印加し、光磁気ディスク1を挟んで光学ヘッド3と対
向する位置に配置される。
【0060】記録再生装置は、再生動作において、光学
ヘッド3により光磁気ディスク1から情報を検出し、こ
の情報をRFアンプ7に供給する。RFアンプ7は供給
された情報の演算処理により、再生RF信号、トラッキ
ングエラー信号、フォーカスエラー信号、絶対位置情報
(光磁気ディスク1にプリグルーブ(フオブリンググル
ーブ)として記録されている絶対位置情報)、アドレス
情報、サブコード情報、フォーカスモニタ信号等を抽出
する。抽出された再生RF信号は、エンコーダ/デコー
ダ部8に供給される。またトラッキングエラー信号、フ
ォーカスエラー信号は、サーボ回路9に供給され、アド
レス情報はアドレスデコーダ10に供給されて復調され
る。さらにフォーカスモニタ信号は、例えばマイクロコ
ンピュータによって構成されるシステムコントローラ1
1に供給される。
【0061】サーボ回路9は、トラッキングエラー信
号、フォーカスエラー信号、システムコントローラ11
の出力データに基づいて、トラックジヤンプ指令、シー
ク指令、回転速度検出情報等により各種サーボ駆動信号
を発生させ、2軸機構4及びスレッド機構5を制御して
フォーカス制御及びトラッキング制御し、またスピンド
ルモータ2を一定角速度(CAV)又は一定線速度(C
LV)の条件で回転駆動する。
【0062】再生RF信号は、エンコーダ/デコーダ部
8でEFM復調、CIRC等のデコード処理され、メモ
リコントローラ12によって一旦バッファRAM13に
書き込まれる。なお、光学ヘッド3による光磁気ディス
ク1からのデータの読み取り及び光学ヘッド3からバッ
ファRAM13までの再生データの転送は、1.41〔Mbit
/sec〕のデータ転送速度で行なわれる。
【0063】バッファRAM13に書き込まれたデータ
は、データの転送速度が 0.3〔 Mbit/sec 〕となるタイ
ミングで読み出され、エンコーダ/デコーダ部14に供
給される。そしてこのデータは、エンコーダ/デコーダ
部14で音声圧縮処理に対するデコード処理等の再生信
号処理が施され、D/A変換器15によってアナログ信
号とされ、端子16から所定の増幅回路部へ供給され、
これにより例えばL、Rオーディオ信号として出力され
る。
【0064】アドレスデコーダ10は、プリグルーブ情
報をデコードして得られた絶対位置情報、又はデータと
して記録されたアドレス情報を出力し、これらの情報は
エンコーダ/デコーダ部8を介してシステムコントロー
ラ11に供給され、各種の制御動作に用いられる。さら
に、記録/再生動作のビットクロックを発生させるPL
L回路のクロック検出信号、及び再生データ(L、Rチ
ヤンネル)のフレーム同期信号の欠落状態のモニタ信号
もシステムコントローラ11に供給される。
【0065】記録再生装置においては、光磁気ディスク
1にデータを記録する際には、例えばコンパクトディス
クプレイヤやテーププレーヤ、或は他のミニディスクプ
レーヤからの音声信号が端子17a又は17bに供給さ
れることになる。
【0066】ここで端子17aはアナログ信号の入力端
子であり、端子17aに供給された記録信号(アナログ
オーディオ信号)は、A/D変換器18によってディジ
タルデータに変換された後、エンコーダ/デコーダ部1
4に供給され、音声圧縮エンコード処理される。
【0067】一方端子17bはディジタル信号の入力端
子を示し、外部のコンパクトディスクプレイヤやミニデ
ィスクプレーヤにおいて再生された音声情報がディジタ
ルデータの形式で供給され、そのディジタルデータは、
記録データとしてエンコーダ/デコーダ部14に供給さ
れる。このディジタルデータには音声情報だけでなくサ
ブコード情報等の制御データを含まれることになる。
【0068】エンコーダ/デコーダ部14において圧縮
された記録データは、メモリコントローラ12によって
一旦バッファRAM13に書き込まれた後、所定タイミ
ングで読み出されてエンコーダ/デコーダ部8に送られ
る。そしてエンコーダ/デコーダ部8でCIRCエンコ
ード、EFM変調等のエンコード処理された後、磁気ヘ
ッド駆動回路15に供給される。
【0069】磁気ヘッド駆動回路15は、エンコード処
理された記録データに応じて、磁気ヘッド6に磁気ヘッ
ド駆動信号を供給する。つまり磁気ヘッド駆動回路15
は、磁気ヘッド6を駆動して変調磁界を形成することに
より光磁気ディスク1に対してN又はS極の磁界を印加
する。このときシステムコントローラ11は、光学ヘッ
ド3に対して、記録レベルのレーザ光を出力するように
制御信号を供給する。ここでエンコーダ/デコーダ部1
4は、ディジタルデータが端子17bから入力された際
には、録音される楽曲の管理のために、そのディジタル
データ内の制御データSC を抽出し、システムコントロ
ーラ11に供給する。
【0070】例えばコンパクトディスクプレイヤ等から
伝送されて端子17bに入力されるディジタルデータと
しては、よく知られているように音声情報の他に、制御
データとしてUビットデータ、Cビットデータ、Vビッ
トデータが存在する。
【0071】Uビットデータは、いわゆるP,Q,R,
S,T,U,V,Wの各データで形成されたサブコード
データが含まれ、またCビットデータは記録媒体の判別
を行なうカテゴリーデータ、サンプリング周波数デー
タ、クロックデータ、光学系データ等が含まれている。
また、Vビットデータにはエラーフラグ等が含まれてい
る。
【0072】システムコントローラ11は、これらの制
御データSC のうちの所要のデータを用いて各種記録動
作の管理を行ない、後述するようにUビットデータのう
ちのQデータを基準にして、録音しているデータのトラ
ックナンバを更新する。なお、システムコントローラ1
1においては、Vビットデータを用いて入力されている
データのソースを判別するようになされている。
【0073】Qデータの構造は各種記録媒体により異な
り、図2(a)にコンパクトディスクのQデータ構造
を、図2(b)にミニディスクのQデータ構造を示す。
【0074】コンパクトディスクの場合、Qデータは、
コントロールビットCTL 、アドレスビットAdに続いて現
在の楽曲のトラックナンバTNO が示され、続いてインデ
ックス情報INDEX が付される。インデックス情報INDEX
は、楽曲内をさらに細分化した情報であり、或るトラッ
クナンバの楽曲についてインデックス情報はINDEX =
『01』から始まり『99』まで細分化することが可能
とされているものである。もちろんその楽曲が細分化さ
れない場合はその楽曲の終了位置までINDEX =『01』
が継続して付されている。そして、或る楽曲が終了して
から次の楽曲が始まるまでの曲間位置(ポーズ中)では
インデックス情報はINDEX =『00』とされている。
【0075】続いてQデータは、分、秒、フレームによ
る楽曲内の経過時間情報(MIN,SEC,FRAME) が付され、さ
らに絶対時間情報(AMIN,ASEC,AFRAME)が付され、最後に
CRCコードが付加されている。
【0076】なおミニディスクの場合のQデータは、ト
ラックナンバTNO 、インデックス情報INDEX 、及びCR
Cコードが設けられるが、時間情報は付加されない。た
だしインデックス情報INDEX としては、上記したように
再生中であることを示す『01』〜『99』及びポーズ
中であることを示す『00』に加えて、再生停止中を示
す『FF』が存在する。
【0077】詳細な動作は後述するが、ディジタル入力
されて録音している楽曲が、全て終了したことを検出す
るために、システムコントローラ11は、このようなQ
データのうち、インデックス情報INDEX 、楽曲内の経過
時間情報(MIN,SEC,FRAME) を用いる。
【0078】さらに、このようなQデータ以外にも、シ
ステムコントローラ11は、エンコーダ/デコーダ部1
4に入力される音声データの有無を検出し、これを供給
される楽曲の終了の検出に用いる。
【0079】図1において、19はユーザー操作に供さ
れるキーが設けられた操作入力部、20は例えば液晶デ
イスプレイによって構成される表示部を示す。操作入力
部19には録音キー、再生キー、停止キー、AMSキ
ー、サーチキー等がユーザー操作に供されるように設け
られている。
【0080】21は光磁気ディスク1におけるTOC情
報を保持するRAM(以下、TOCメモリという)であ
る。光磁気ディスク1が装填された時点或は記録又は再
生動作の直前において、システムコントローラ11は、
スピンドルモータ2及び光学ヘッド3を駆動させ、光磁
気ディスク1の例えば最内周側に設定されているTOC
領域のデータを抽出する。そしてRFアンプ7、エンコ
ーダ/デコーダ部8を介してメモリコントローラ12に
供給されたTOC情報は、TOCメモリ21に蓄えら
れ、以後システムコントローラ11はその光磁気ディス
ク1に対する記録/再生動作の制御にこのTOC情報を
用いることになる。
【0081】特に、このように記録可能なディスク媒体
においては、記録可能なエリアや記録済のエリアを判別
するための管理データ(ユーザーTOCデータ)が記録
されており、この管理データはデータの記録や消去に応
じて内容が書き換えられることにより、常に所定の記録
可能なエリアから記録を実行することができるようにな
されている。
【0082】このような構成の実施の形態における記録
停止制御のためのシステムコントローラ11の処理を図
3のフローチャートにより説明する。
【0083】なお説明上、当該記録再生装置において、
光磁気ディスク1に記録するディジタル音声データを供
給するソースとしてコンパクトディスクプレーヤ又はミ
ニディスクプレーヤが存在するとし、他のソースからは
アナログ音声信号が供給されるものとする。なお、ディ
ジタル信号ソースとして例えばDATなどが考えられる
が、DATがソースとなる場合、処理はコンパクトディ
スクの場合に準ずるため説明を省略する。
【0084】録音に際してまずシステムコントローラ1
1は、光磁気ディスク1への録音のために入力された音
声信号がディジタルデータであるかアナログ信号である
かを判別する。つまり端子17a、17bのいづれから
音声データが入力されるかを判別する。
【0085】なお、アナログ入力の場合については詳細
な説明は避けるが、この場合においても録音停止を自動
化するには、アナログ音声信号にはサブコード等の制御
データは存在しないため、録音中に無音部分を検出し、
例えばその無音部分が所定時間以上継続したら、ソース
機器からの音声信号の供給は終了したと判別して録音を
停止すればよい。
【0086】ディジタル入力である場合、本実施の形態
のシステムコントローラ11は、以下図3の処理を行な
うことになる。
【0087】まずシステムコントローラ11は、ステッ
プSP1からステップSP2に移り音声データとともに
伝送されるCビットデータからカテゴリー情報を検出
し、ソースとなる記録媒体が何であるか、つまりコンパ
クトディスクであるかミニディスクであるかを判別す
る。
【0088】そして、コンパクトディスクであった場
合、システムコントローラ11は、ステップSP3に進
み、またミニディスクであった場合、ステップSP10
に進み、それぞれ録音開始操作を待機する。
【0089】続いてシステムコントローラ11は、コン
パクトディスクがソースとなる場合、ステップSP3に
おいて、ユーザーが操作部19より録音操作を開始する
と、ステップSP4に移り、供給されるディジタルデー
タが終了状態となることの監視を開始する。
【0090】すなわちシステムコントローラ11は、ス
テップSP4において、まずQデータ内の楽曲の経過時
間情報(MIN,SEC) を検出し、この経過時間情報の変化を
監視する。ここでシステムコントローラ11は、経過時
間情報の変化が検出されなくなると(この場合コンパク
トディスク側の再生が終了したことになる)、ステップ
SP4に移り、実際に音声データが供給されているか否
かを判別する。
【0091】経過時間情報が変化しなくなり、かつ音声
データが存在しなくなった場合、システムコントローラ
11においては、コンパクトディスクプレーヤ側がほぼ
確実に再生終了状態であることを検出することができ
る。この状態になると、システムコントローラ11は、
すぐには録音停止を行なわずに、ステップSP6に移
り、n秒(例えば10秒程度)待機し、その待機中に引
き続き経過時間情報の変化が無いこと及び音声データが
存在しないことを確認する。このように待機時間をおく
ことにより、仮にコンパクトディスクプレーヤ側のトラ
ックアクセス等の動作により経過時間情報の変化がみら
れなくなり、しかも音声データが存在しない状態が発生
しても、それを再生終了として誤って判別することを防
止することができる。
【0092】n秒の待機中に経過時間情報の変化が無い
こと及び音声データが存在しないことを確認すると、シ
ステムコントローラ11においては、コンパクトディス
クプレーヤの再生が終了したと判断して、当該記録再生
装置の録音動作停止処理に移る。
【0093】すなわちシステムコントローラ11は、ス
テップSP7に移り、コンパクトディスクプレーヤの再
生が終了したと判断した時点の時刻(録音時間位置)か
ら(n−α)を引いた時点を録音終了時間位置に設定す
る。つまりシステムコントローラ11は、記録された楽
曲のエンドアドレスとして、再生が終了したと判断した
時間位置から(n−α)を引いた位置におけるトラック
アドレスをユーザーTOCに書き込む。ここで、αは例
えば1秒程度に設定され、従って、経過時間情報の変化
及び音声データの存在がなくなった位置から1秒程度の
余裕が持たされた位置が記録終了位置とされる。
【0094】続いてシステムコントローラ11は、ステ
ップSP18に移り、実際に録音動作を停止させた後、
ステップSP9に移って処理手順を完了する。
【0095】このような処理により、記録再生装置にお
いては、まだ光磁気ディスク1の記録可能容量が十分に
残っている場合であっても、ソース機器であるコンパク
トディスクプレーヤの再生停止に伴って自動的に記録動
作を終了し、これにより無駄な無音状態の録音を未然に
防止することができる。
【0096】次にソースがミニディスクであった場合、
システムコントローラ11は、ステップSP10におい
て、録音開始時点を検出し、続くステップSP11にお
いて、Qデータにおけるインデックス情報INDEX を監視
する。
【0097】上述したようにミニディスクの場合、再生
中、インデックス情報はINDEX =『01』〜『99』の
いづれかになり、ポーズ中はINDEX =『00』となり、
再生停止中はINDEX =『FF』となる。従ってシステム
コントローラ11は、INDEX=『FF』となる状態を監
視して、再生停止を検出することができる。
【0098】すなわちシステムコントローラ11は、ま
ずステップSP11でINDEX =『01』〜『99』であ
るかを監視し、これ以外であった時、ステップSP12
でINDEX =『00』であるか否かを監視する。INDEX =
『00』となった時、つまりソース側がポーズ状態とな
った時、システムコントローラ11は、ステップSP1
3に移り、記録再生装置の録音動作をこれに合わせて一
時停止する。そしてシステムコントローラ11は、その
後ステップSP11に戻り、INDEX =『01』〜『9
9』となった時点で、ステップSP14、ステップSP
15の処理を順次実行し、これにより記録再生装置が現
在一時停止中であればこれを解除して再び録音動作に移
る。
【0099】なお、このようなソース機器に対応した録
音の一時停止は、もちろんソースがコンパクトディスク
である場合も可能であり、その場合は上記ステップSP
4の前の処理としてインデックス情報の検出処理を行な
って同様に対応すればよい。インデックス情報が『0
1』〜『99』又は『00』でないとき、システムコン
トローラ11はステップSP11からステップSP16
に移り、ここでINDEX=『FF』であるか否かを判別す
る。そしてINDEX =『FF』であれば、ソースとなるミ
ニディスクの再生は終了したことになるため、システム
コントローラ11においては、その時点を記録再生装置
のミニディスク(光磁気ディスク1)対する録音の停止
した時点とする。なお、この場合録音終了時間位置は、
INDEX =『FF』が検出された時点となる。
【0100】ただし、再生終了の正確な検出のために、
INDEX =『FF』の検出後の上記ステップF105のように
待機処理を行なってもよい。この場合、録音終了時間位
置は、待機終了時点から(n−α)時間前の時間位置と
なる。
【0101】このような処理により、記録再生装置は、
上記したソース機器がコンパクトディスクプレーヤであ
る場合と同様に、ソース機器であるミニディスクプレー
ヤの再生停止に伴って自動的に記録動作を終了し、無駄
な無音状態の録音を防止することができる。
【0102】なお、ディジタル入力ソースとしてコンパ
クトディスク,ミニディスク,DAT以外のものが考え
られる場合であっても、そのデータに付加される制御情
報のフォーマットに応じて、同時伝送される制御デー
タ、又は制御データと音声データの有無の判別の両方を
用いてソース側の再生停止を検出し、録音終了制御を実
行すればよい。
【0103】以上の構成によれば、オーディオ機器から
音楽情報を記録媒体単位で録音する際に、オーディオ機
器の再生が完了すると、自動的に録音を終了し得、その
分全体の操作を簡略化することができる。
【0104】(2)第2の実施の形態 ところで、同様にユーザの選局した演奏を1曲単位で自
動的に録音することができれば、この種の記録再生装置
の使い勝手を向上し得、便利であると考えられる。
【0105】このためこの実施の形態において、システ
ムコントローラ11は、図4に示す処理手順を実行して
自動的に1曲単位で録音する。
【0106】すなわちシステムコントローラ11におい
ては、ステップSP20からステップSP21に移り、
ここで1曲録音の操作子が押圧操作されたか否か判断す
る。すなわちこの実施の形態において、光磁気ディスク
装置は、キー19に通常の録音操作子と1曲録音の操作
子とを配置するようになされ、このうち1曲録音の操作
子が押圧操作されると、ステップSP22に移り、録音
の操作子が押圧操作されたか否か判断する。
【0107】ここでユーザがコンパクトディスクプレイ
ヤ側を操作して所望の曲を頭出しした後、再生の操作子
を押圧操作し、続いてキー19の録音の操作子を押圧操
作すると、システムコントローラ11においては、続い
てステップSP23に移り、音声圧縮エンコーダ/デコ
ーダ14、メモリコントローラ12等の信号処理回路、
サーボ回路9等に制御データを送出して全体の動作モー
ドを記録モードに切り換える。
【0108】このときシステムコントローラ11におい
ては、続くステップSP24において、TOCメモリ2
1をアクセスし、ポインタ(P-EMPTY )で指定される記
録可能な領域を検出し、この検出結果に基づいて、録音
可能領域の先頭パーツのスタートアドレスAを設定す
る。
【0109】続いてシステムコントローラ11において
は、ステップSP25に移り、ここで所定期間経過して
コンパクトディスクプレイヤ側から出力される制御デー
タのモニタを開始することにより、続く曲の先頭の検出
を開始した後、ステップSP27に移る。
【0110】このときシステムコントローラ11におい
ては、所定期間経過して制御データのモニタを開始する
ことにより、録音開始直後の無音期間を誤って曲間とし
て検出しないようになされ、これにより確実に続く曲の
先頭を検出し得るようになされている。
【0111】ここでシステムコントローラ11において
は、この制御データのQデータをモニタしてインデック
ス情報を検出することにより、続く曲の先頭位置か否か
判断し、否定結果が得られるとステップSP26を繰り
返すのに対し、続く曲の先頭が検出されると、続くステ
ップSP27に移る。
【0112】ここでシステムコントローラ11において
は、ステップSP26において検出した続く曲の先頭位
置について、記録中のセクタを検出し、このセクタから
1セクタだけ前に記録したセクタをエンドセクタBに設
定する。
【0113】これによりこのシステムコントローラ11
においては、スタートアドレスAから始まって必要に応
じてリンクポインタを設定して順次パーツを指定し、最
後のセクタをエンドセクタBに設定してTOCメモリ2
1を更新する。
【0114】このようにしてスタートアドレス及びエン
ドアドレスを設定すると、システムコントローラ11に
おいては、続いてステップSP28に移り、録音動作を
停止制御し、続くステップSP29で光磁気ディスク1
のリードイン領域を書き換えることにより、TOCデー
タメモリ21の内容で光磁気ディスク1のUTOCを更
新し、続くステップSP30でこの処理手順を終了す
る。
【0115】図4の構成によれば、ディジタルオーディ
オ機器から出力される制御データに基づいて録音動作を
停止制御することにより、ユーザがいちいち曲の終わり
を確認して録音動作を停止操作しなくても自動的に1曲
単位で録音することができ、その分記録再生装置の使い
勝手を向上することができる。
【0116】(3)第3の実施の形態 この実施の形態においては、ディジタルオーディオ機器
から出力される制御データに代えて、音声情報の信号レ
ベルを検出することにより、曲の終わりを検出し、これ
により1曲単位で、さらには音楽源側の記録媒体単位で
音声信号を記録する。
【0117】すなわち図5に示すようにシステムコント
ローラ11においては、録音を開始すると、順次オーデ
ィオデータの信号レベルを検出することにより、音声信
号の信号レベルが0レベルに立ち下がる時点t1を検出
し、この時点t1から所定期間T1の間、この信号レベ
ルが0レベルに保持されているとき、この時点t1をユ
ーザの選択した演奏の終了位置と判断する。
【0118】これによりシステムコントローラ11にお
いては、この時点t1から所定期間T2だけ経過した時
点t2をこの演奏のエンドアドレスに設定してUTOC
を更新する。
【0119】かくするにつき、1曲単位で録音する場合
と、記録媒体単位で録音する場合とでこの期間T1の長
さを選定してそれぞれ曲間及び記録媒体の終了を検出す
ることができ、これにより1曲単位で録音する場合及び
記録媒体単位で録音する場合について、自動的に録音処
理を実行することができる。
【0120】図5に示す構成によれば、音声信号の信号
レベルを検出して曲の終わりを検出し、この検出結果に
基づいて録音動作を停止制御しても、1曲単位で、さら
には記録媒体単位で所望の演奏を自動的に記録すること
ができる。
【0121】(4)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、光磁気ディスク装置
でなる記録再生装置に本発明を適用した場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、記録専用装置にも広く
適用することができる。また、光磁気ディスク、特にミ
ニディスクに対応する記録装置に限らず、書換可能な各
種光ディスクや磁気テープ等の各種テープ状記録媒体に
対応した記録装置にも広く適用することができる。
【0122】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、複数の曲
が記録された第1の記録媒体から供給されるディジタル
データと当該ディジタルデータを管理する管理データと
を第2の記録媒体に記録する記録装置において、第1の
記録媒体に記録された複数の曲から所望の1曲のみを記
録するモードが選択された場合には所望の曲から次曲へ
の変化を検知する検知手段と、検知手段において所望の
曲から次曲への変化を検知した場合には、入力されるデ
ィジタルデータの第2の記録媒体への記録を停止すると
共に管理データの書換え処理をする制御手段とを設けた
ことにより、管理データに基づいて録音動作を停止制御
するようにして、ユーザがいちいち曲の終わりを確認し
て録音動作を停止操作しなくても自動的に1曲単位で録
音することができ、かくしてオーディオ機器から音楽情
報を録音する際に使い勝手を格段と向上し得る記録装置
を実現できる。
【0123】また本発明によれば、複数の曲が記録され
た第1の記録媒体から供給されるディジタルデータと当
該ディジタルデータを管理する管理データとを第2の記
録媒体に記録する記録方法において、第1の記録媒体に
記録された複数の曲から所望の1曲のみを記録するモー
ドを選択する第1のステップと、選択された所望の曲か
ら次曲への変化を検知する第2のステップと、所望の曲
から次曲への変化を検知した場合には、入力されるディ
ジタルデータの第2の記録媒体への記録を停止すると共
に管理データの書換え処理をする第3のステップとを設
けたことにより、管理データに基づいて録音動作を停止
制御するようにして、ユーザがいちいち曲の終わりを確
認して録音動作を停止操作しなくても自動的に1曲単位
で録音することができ、かくしてオーディオ機器から音
楽情報を録音する際に使い勝手を格段と向上し得る記録
方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の記録再生装置のブロック
図である。
【図2】コンパクトディスク及びミニディスクのQデー
タの説明図である。
【図3】実施の形態の自動録音停止処理の説明に供する
フローチャートである。
【図4】その第2の実施の形態の動作の説明に供するフ
ローチャートである。
【図5】その第3の実施の形態の動作の説明に供する信
号波形図である。
【図6】メインデータの記録フォーマットの説明に供す
る図表である。
【図7】そのメインデータがオーディオデータの場合を
示す図表である。
【図8】サウンドグループの説明に供する略線図であ
る。
【図9】セクタ0のUTOCの説明に供する図表であ
る。
【図10】スタートアドレス及びエンドアドレスの説明
に供する略線図である。
【図11】パーツの説明に供する略線図である。
【図12】セクタ1のUTOCの説明に供する図表であ
る。
【図13】セクタ2のUTOCの説明に供する図表であ
る。
【図14】セクタ4のUTOCの説明に供する図表であ
る。
【符号の説明】
1……光磁気ディスク、3……光学ヘッド、6……磁気
ヘッド、8、14……エンコード/デコード部、11…
…システムコントローラ、12……メモリコントロー
ラ、13……バッファRAM、21……TOCメモリ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の曲が記録された第1の記録媒体から
    供給されるディジタルデータと当該ディジタルデータを
    管理する管理データとを第2の記録媒体に記録する記録
    装置において、 上記第1の記録媒体に記録された上記複数の曲から所望
    の1曲のみを記録するモードが選択された場合には上記
    所望の曲から次曲への変化を検知する検知手段と、 上記検知手段において上記所望の曲から次曲への変化を
    検知した場合には、上記入力されるディジタルデータの
    上記第2の記録媒体への記録を停止すると共に上記管理
    データの書換え処理をする制御手段とを具えることを特
    徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】上記検知手段における上記所望の曲から次
    曲への変化の検知は、上記入力されるディジタルデータ
    に付加されるインデックス情報を検知することであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】上記管理データの書換え処理は、記録終了
    位置を記録することを特徴とする請求項1に記載の記録
    装置。
  4. 【請求項4】複数の曲が記録された第1の記録媒体から
    供給されるディジタルデータと当該ディジタルデータを
    管理する管理データとを第2の記録媒体に記録する記録
    方法において、 上記第1の記録媒体に記録された上記複数の曲から所望
    の1曲のみを記録するモードを選択する第1のステップ
    と、 上記選択された所望の曲から次曲への変化を検知する第
    2のステップと、 上記所望の曲から次曲への変化を検知した場合には、上
    記入力されるディジタルデータの上記第2の記録媒体へ
    の記録を停止すると共に上記管理データの書換え処理を
    する第3のステップとを具えることを特徴とする記録方
    法。
  5. 【請求項5】上記第2のステップでは、 上記所望の曲から次曲への変化の検知は、上記入力され
    るディジタルデータに付加されるインデックス情報を検
    知することであることを特徴とする請求項4に記載の記
    録方法。
  6. 【請求項6】上記第3のステップでは、 上記管理データの書換え処理は、記録終了位置を記録す
    ることを特徴とする請求項4に記載の記録方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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