JP2004327035A - ディスク記録装置及びディスク記録方法 - Google Patents

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純一 荒牧
Teppei Yokota
哲平 横田
Nobuyuki Kihara
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Abstract

【課題】 ディスクに記録されるデータを一旦記憶するメモリを備えているにもかかわらず記録停止要求が生じたときにそのメモリ内に存在する記録されるべきであったデータのディスクへの記録漏れを生じることのないようにする。
【解決手段】
ディスクに記録されるべきデータを一時的に蓄えておくメモリと、入力されたデータの上記メモリに対する書込及び読出と書込及び読出の際に信号変換を行う記録用信号処理回路とを備え、ディスクに記録するためのデータが入力されてからこのデータが記録用信号処理回路及びメモリを経てディスクに記録されるまでに所定の遅延時間を経過せしめる記録装置において、記録停止要求が発生した時点から少なくとも遅延時間経過後に停止することを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

この発明は、カートリッジに収納された直径64mmの光ディスク又は光磁気ディスクを記録するディスク記録装置及びディスク記録方法に関する。
カートリッジに収納された直径64mmの光ディスク又は光磁気ディスクを用いてディジタルオーディオ信号を記録/再生する光ディスクシステムが開発されている。このような光ディスクシステムでは、音声圧縮技術を用いて、ディジタルオーディオ信号が約1/5に圧縮されて記録される。これにより、直径64mmの小径のディスクで、約74分もの高音質のオーディオ信号の記録/再生が可能とされている。
このような光ディスクの記録/再生装置において、データ記録時には、レーザーパワーの制御が必要であると共にCIRCのインターリーブ長は108フレームで1セクタの長さよりも長くなるので、リンキングエリアが必要になる。このため、光ディスクでは、36セクタからなるクラスタを単位として、記録/再生が行われる。この36セクタからなるクラスタのうち、データが記録されるのは32セクタである。残りの4セクタは、リンキング用及びサブデータ用とされる。
再生時には、データ圧縮を解くデコーダよりも速い転送レートで、光ディスクからデータが再生される。この再生データは、バッファメモリ(DRAM)に一旦記憶される。このバッファメモリには、約0.9秒でディジタル信号が一杯になる。もし、振動等によりディスク上のディジタル信号が読み取れなくなっても、約3秒間はこのバッファメモリに蓄えられているデータにより、再生信号が出力され続ける。その間に光ピックアップを元の位置に再アクセスし、信号読み取りを再度行うことで、所謂音飛びの発生を防止できる。
このような光ディスクシステムにおける光ディスクでは、1クラスタ分のデータがメモリに揃うのを待って、データを記録している。1クラスタ分のデータが揃うのには、約2秒間かかる。したがって、記録中に停止キーが押されたとき、1クラスタ分のデータがメモリに揃うのを待って記録を終了するようにすると、ユーザが記録を停止させたにも係わらず、メモリにデータが揃うまでの間、記録状態が続くことになり、使用性が良くない。
また、記録中に停止キーが押されると、1クラスタ分のデータがメモリに残っている状態で記録状態を停止させると、このメモリに残っているデータは失われることになり、ディスクからデータを読み出した時、最後の部分が途切れてしまうという問題が生じる。
したがって、この発明の目的は、データがメモリに残っている状態で記録状態が停止されたときに、メモリに残っているデータを失わないように付加データを付加するとともに、付加データが誤って再生されて異音が再生音として再生装置などから出力されるようなことがないようにしたディスク記録装置及びディスク記録方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、この発明は、入力された情報信号を圧縮する圧縮手段と、
圧縮手段から出力されるデータを一旦記憶するメモリと、
メモリから所定に記録単位毎に読み出される圧縮された情報信号に信号処理を施す信号処理手段と、
信号処理手段から供給されたデータをディスクに記録する記録手段と、
記録手段による記録動作の中断時に、メモリにデータが残っているか否かを判別し、メモリにデータが残っていると判別されたときには、少なくともメモリに残っているデータがディスクに記録されるまで記録手段による記録動作を継続させ、少なくともメモリに残っているデータがディスクに記録された後に記録手段による記録動作を中断させる制御手段を備えているディスク記録装置である。
この発明は、入力された情報信号を圧縮した後に一旦メモリに蓄え、
メモリから所定に記録単位毎に読み出される圧縮された情報信号に信号処理を施した後にディスクに記録し、
記録動作の中断時にメモリにデータが残っているか否かを判別し、
メモリにデータが残っていると判別されたときには、少なくともメモリに残っているデータがディスクに記録されるまで記録手段による記録動作を継続させ、メモリに残っているデータがディスクに記録された後に記録動作を中断させるディスク記録方法である。
この発明によれば、ディスクに記録されるデータを一旦記憶するメモリを備えているにもかかわらず記録停止要求が生じたときにそのメモリ内に存在する記録されるべきであったデータのディスクへの記録漏れを生じることのないディスク記録装置、方法を提供することができる。
以下、この発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、この発明が適用された光記録及び/又は再生装置を全体として示す斜視図である。図1において、光記録及び/又は再生装置1のフロントパネル1Aには、ディスプレイ9が配設される。また、光記録及び/又は再生装置1のフロントパネル1Aには、電源キー2、OPEN/CLOSEキー3、再生キー4、一時停止キー5、停止キー6、及びAMSキー7A及び7B、記録キー10が配設される。8はディスクトレイで、フロントパネル1Aの開口部より引き出される。
OPEN/CLOSEキー3を操作することにより、一点鎖線で示すように、ディスクトレイ8が装置1から引き出される。このディスクトレイ8上に、光ディスク(図示せず)が載置される。そして、OPEN/CLOSEキー3を再び操作すると、このディスクトレイ8が装置1内に引き込まれる。光ディスクは装置1内の記録及び/又は再生部に装填される。
ディスプレイ9には、装着された光ディスクの総演奏時間、演奏中の曲の演奏時間、及び残りの演奏時間等の時間情報や、演奏中の曲のトラックナンバ等が表示される。また、ディスクネームやトラックネームが記録されている光ディスクでは、ディスクネームやトラックネームがディスプレイ9に表示される。
図2は、本発明が適用された光ディスク記録及び/又は再生装置の構成を示すブロック図である。11はディスクカートリッジで、カートリッジ11A内に直径64mmの光ディスク11Bが収納されている。この光ディスク11Bには再生専用の光ディスク、記録可能な光磁気ディスク、再生専用領域と記録可能領域が混在する光ディスクの3種類がある。ここでは、ディスクカートリッジ11内に光磁気ディスクが収納されているものとする。
光ディスク11Bには、アドレスデータに基づいて、ディスクの径方向にウォブリングされたプリグルーブが形成されている。光ディスク11Bにデータを記録、もしくは、記録されたデータを読み取るにあたっては、プリグルーブを検出して得られたアドレスデータに基づいて行なわれる。光ディスク11Bの記録領域は、詳細な説明は後述するが、一般の音楽信号のような情報に基づくデータが記録される第1の記録領域と所謂TOC(Table Of Contents )のような目録情報が記録された第2の記録領域を有する。複数のプログラムや複数の曲に対応した記録データは、プリグルーブに沿って光ディスク11B上に記録される。
12はスピンドルモータで、光ディスク11Bを線速度一定で回転駆動する。スピンドルモータ12は、後述するサーボ制御回路15により制御される。
13は、外部磁界発生用の磁気ヘッドで、光ディスク11Bに記録するデータに基づいて変調された垂直磁界を印加する。14は、光ピックアップで光ディスクに光ビームを照射する。磁気ヘッド13と光ピックアップ14は、光ディスク11Bを挟んで相対向するように配されている。磁気ヘッド13と光ピックアップ14は、図示しない連結機構により連結されており、光ディスク11Bの径方向に一体化されて移動される。
15は、サーボ制御回路である。サーボ制御回路15は、後述するRFアンプ29を介して得られた光ピックアップ14からの出力信号に基づいて、フォーカシングエラー、トラッキングエラー等のエラー信号を生成する。生成されたエラー信号に基づいて、フォーカシングサーボ、トラッキングサーボを行うための制御信号を光ピックアップ14に供給する。
16は送りモータで、光ピックアップ14を光ディスク11Bの径方向に送るものである。送りモータ16は、サーボ制御回路15からの送り信号に基づいて光ピックアップ14にトラックジャンプのための送り動作を行う。更に、送りモータ16は、サーボ制御回路15から供給されるトラッキングエラー信号の低域周波数成分が供給される。光ピックアップ14が、光ディスク11Bの径方向に送りモータ16によって送られるとき、同時に磁気ヘッド13も光ディスク11Bの径方向に送られる。
17は、システムコントローラで、各構成要素の動作を制御する。このシステムコントローラ17にはディスプレイ9と入力キー18が接続されている。入力キー18は図1に示したフロントパネル1Aの電源キー2、OPEN/CLOSEキー3、再生キー4、一時停止キー5、停止キー6、選曲キー7A、7B及び記録キー10に対応する。ディスプレイ9上には光ディスク11Bの目録情報、例えば、総演奏時間、演奏中の曲もしくはプログラムの演奏時間、残り時間のような時間情報や演奏中の曲もしくはプログラムのトラックナンバー、ディスクネーム、トラックネーム等が表示される。
19は、ROM(Read Only Memory)からなるメモリである。このメモリ19には、後述するようにクラスタ、セクタ数に対応した時間情報が記憶されている。ROM19は、システムコントローラ17に接続されている。ROM19内の時間情報は、システムコントローラ17で求められたクラスタ、セクタ数に対応したデータ、即ちアドレスデータにより読み出される。
21は入力端子である。22は、入力端子21から入力されるアナログのオーディオ信号を16ビットのディジタル信号に変換するA/Dコンバータである。このA/Dコンバータ22のサンプリング周波数は44.1KHzである。
23は音声圧縮エンコーダ/デコーダである。第1のエンコーダ/デコーダ23は、A/Dコンバータ22から供給されるディジタル信号を約1/5に圧縮する。第1のエンコーダ/デコーダ23は、変形DCT(Modified Discrete Cosine Transform)を用いて圧縮、伸長が行なわれる。
24はメモリコントローラで、メモリ25へのデータの書込み及びメモリ25からのデータの読み出し動作を制御する。メモリコントローラ24は後述するように、ダミーデータを発生するためのデータ発生回路を有する。
25はメモリで、例えば、記憶容量が1MビットのダイナミックRAMである。メモリ25には、光ディスク11Bへのデータの記録時には第1のエンコーダ/デコーダ23からのデータがメモリコントローラ24を介して、一旦蓄えられる。光ディスク11Bの再生時には第2のエンコーダ/デコーダ26からのデータがメモリコントローラ24を介してメモリ25に一旦蓄えられる。第2のエンコーダ/デコーダ26は、メモリ25から読み出されたデータにエラー訂正処理を施す。更に第2のエンコーダ/デコーダ26は、エラー訂正処理が施されたデータにEFM(8−14変調)を施す。エラー訂正符号としては、CIRC(Cross Interleave Reed Solomon Code)が用いられる。
27は磁気ヘッド13の駆動回路で、第2のエンコーダ/デコーダ26からの記録データが供給される。28はアドレスデコーダで、RFアンプ29からの供給される再生信号に基づいて、アドレス信号、前述したウォブリングされたグルーブとして記録されたアドレス信号をデコードする。
30はD/Aコンバータで、第1のエンコーダ/デコーダ23によって伸長されたディジタル信号をアナログのオーディオ信号に変換する。アナログのオーディオ信号は出力端子31より出力される。
光ディスク11Bに記録データを記録するためには、光ピックアップ14より記録レベルの光ビームが照射して、光ディスク11Bの記録層、本例では光磁気記録層を加熱する。同時に、記録データに応じた垂直磁界が光ディスク11Bの反対側の面より印可される。記録層としての光磁気記録層は光ビームが移動することによって温度が低下する際の垂直磁界の方向に沿って磁化される。
その結果、データが光ディスク11Bに記録される。光ディスク11Bからデータを読み出すためには、記録時よりもパワーの低い光ビームが光ディスク11Bに照射される。この光ビームが光ディスク11Bの光記録層としての光磁気記録層によって反射される。反射された光ビームは、光ピックアップ14の一対の光検出器により受光される。一対の光検出器からの各々の出力信号の差をとることによって光ディスク11Bの再生信号を得ることができる。
なお、第1のエンコーダ/デコーダ23は、300kビット/秒でデータが得られれば、圧縮を解き、途切れない音声を再生させることが可能である。これに対して、前述したように、光ピックアップ14は、光ディスク11B上のディジタル信号を1.4Mビット/秒の転送レートで読み取っている。1Mビットのメモリ25には、約0.9秒でディジタル信号が一杯になり、もし、振動等により光ディスク11B上のディジタル信号が読み取れなくなっても、約3秒間はメモリ25に蓄えられているデータにより再生信号が出力し続けることが可能である。その間に光ピックアップ14を元の位置に再アクセスし、信号読み取りを再度行うことで、所謂音飛びの発生を防止できる。
光ディスク11Bの最内周には、TOC(Table Of Contents) が設けられる。このTOCには、光ディスク11Bのどこにどのようなデータが記録されているかの情報が記録されている。図3は、TOCの構造を示すものである。TOCは、ヘッダーエリアと、データエリアとからなる。ヘッダーエリアの先頭は固定のシンクパターンのエリアA1とされ、これにクラスタ、セクタを示すヘッダー情報のエリアA2が続く。
データエリアの先頭は固定パターンのエリアA3が設けられ、これに光ディスクであることを示す識別子、ディスクのタイプ(再生専用、記録可能、再生専用領域と記録可能領域が混在)、記録パワー、先頭トラックナンバ、最終トラックナンバ、リードアウト開始アドレス、使用セクタ、パワーキャリブレーション開始アドレス、ユーザTOC開始アドレス、記録可能ユーザエリア開始アドレス等の識別情報のエリアA4が設けられる。これに続いて、トラックナンバポイント(P−TNO1、P−TNO2、P−TNO3、…)のエリアA5が設けられる。このトラックナンバポイント(P−TNO1、P−TNO2、P−TNO3、…)は、そのトラックナンバの開始アドレスや終了アドレスの情報のアドレスを指し示すポインターである。これに続いて、トラック情報のエリアA6が設けられる。このトラック情報のエリアA6に、各トラックの開始アドレス及び終了アドレスの情報が記録される。この各トラックの開始アドレス及び終了アドレスの情報のアドレスは、トラックナンバポイント(P−TNO1、P−TNO2、P−TNO3、…)により指定される。
更に、光ディスク11Bでは、記録したオーディオ信号を管理するために、ユーザTOCが設けられる。図4は、ユーザTOCの構造を示すものである。ユーザTOCは、前述のTOCと基本構造は同様である。ユーザTOCには、各トラックの情報に、Link−P(B1で示す)という情報が含められる。このLink−Pは、次にどのトラックが続くかを示すものである。したがって、プログラムや曲順の変更をするのにトラックの順番を変更する必要はない。トラック情報の管理は、総て、ユーザTOC上で行うことができる。
これらのTOC情報は、ディスク装着後の最初のアクセスされて、ディスクより読み出され、メモリ25の一部に記憶される。また、ディスクへの記録動作終了時等のユーザTOCを更新する場合には、このメモリ25上でこれまでに記録したデータに基づいてユーザTOCが更新される。例えばディスクカートリッジのイジェクトされる前に更新されたユーザTOCが光ディスク11Bのリードインエリアに記録される。その後、記録及び/又は再生装置よりディスクカートリッジがイジェクトされる。
このように構成された光ディスク記録及び/又は再生装置の基本的な記録動作について説明する。
入力端子21から入力されたアナログのオーディオ信号は、A/Dコンバータ22によって16ビットのディジタル信号に変換される。A/Dコンバータ22で変換されたディジタル信号は、第1のエンコーダ/デコーダ23に供給される。第1のエンコーダ/デコーダ23では、入力されたディジタル信号は約1/5のデータ量、例えば4ビットのディジタルデータに圧縮される。圧縮されたディジタルデータは、メモリコントローラ24を介して、1セクタ毎に一旦メモリ25に蓄えられる。メモリ25に蓄えられたデータは1クラスタ単位で読み出される。メモリコントローラ24を介して第2のエンコーダ/デコーダ26に供給されたディジタルデータは、第2のエンコーダ/デコーダ26により、EFM変調及び誤り訂正符号が付加される。第2のエンコーダ/デコーダ26から出力される記録データは、ヘッド駆動回路27を介して磁気ヘッド13に供給される。磁気ヘッド13によって記録データに基づく変調された垂直磁界が光ディスク11Bに印加されると同時に、光ピックアップ14によって記録パワーレベルの光ビームが光ディスク11Bのディスク基板側より照射される。
この時、トラックジャンプが発生した場合には、システムコントローラ17は以下のような制御動作を行う。先ず、光ピックアップ14から光ディスク11Bに照射されている光ビームのパワーを再生レベルまで下げ、磁気ヘッド13の駆動を停止する。同時に、メモリ25からのデータの読み出しは停止する。但し、メモリ25内へのデータの書込みは続けられる。光ピックアップ14をトラックジャンプが発生した点のディスク上の位置まで戻す。再び、光ピックアップ14から光ディスク11Bに照射される光ビームのパワーを記録レベルまで上げると同時に、メモリ25内に蓄えられているデータの読み出しを再開して記録動作を再開する。トラックジャンプが生じたか否かの検出は、例えばアドレスデコーダ28によってデコードされた光ディスク11Bのアドレス情報が不連続になったか否かをシステムコントローラ17によって監視することによって行うことができる。
光ディスク11Bに記録されたデータを読み取る動作は次のように行なわれる。入力キー18によって所望するプログラム番号、曲番号が入力される。この入力データはシステムコントローラ17に供給される。システムコントローラ17は、光ディスク11Bが記録及び/又は再生装置に装着された際に、メモリ25内の一部に蓄えられているTOC情報に基づいて送りモータ16を駆動して光ピックアップ14を光ディスク11Bの径方向に送る。
指定されたプログラム、又は曲が記録されている光ディスク11B上の位置に達すると、光ピックアップ14により光ディスク11Bの読み出しが開始される。光ピックアップ14からの再生データはRFアンプ29を介して、サーボ制御回路15、第2のエンコーダ/デコーダ26及びアドレスデコーダ28に供給される。アドレスデコーダ28では再生データ中より光ディスク11B予め記録されているアドレス情報が抜き出されて、第2のエンコーダ/デコーダ26を介してシステムコントローラ17に供給される。サーボ制御回路15では、フォーカシングサーボ信号、トラッキングサーボ信号等のサーボ信号が生成され、光ピックアップ14及びスピンドルモータ12に供給される。
第2のエンコーダ/デコーダ26では再生データのEMF復調、誤り訂正処理などのデコード処理が行なわれる。第2のエンコーダ/デコーダ26からのディジタルデータはメモリコントローラ24を介してメモリ25に一旦蓄えられる。
メモリ25からは1クラスタ単位でデータが読み出されて、第1のエンコーダ/デコーダ23に供給される。第1のエンコーダ/デコーダ23ではメモリ25から読み出されたデータの伸長処理が行なわれる。第1のエンコーダ/デコーダ23から出力されるディジタル信号はD/A変換器30に供給される。D/A変換器30でアナログのオーディオ信号に変換されて出力端子31より出力される。
再生動作中にトラックジャンプが生じた場合の動作は基本的には記録時と同様である。トラックジャンプが生じたことを検出すると、メモリ25へのデータの書き込みを停止させて、光ピックアップ14をトラックジャンプが発生した点まで移動させる。その間、メモリ25からのデータの読み出しは続行される。光ピックアップ14がトラックジャンプが発生した点まで戻ると、光ディスク11Bの読み出しを再開すると共に、メモリ25へのデータの書き込みを再開する。
次に、この発明の実施の形態において、記録動作中に停止キー6が操作された場合、換言すれば記録中断が設定された場合の記録動作について図5から図8を用いて説明する。
記録及び/又は再生装置の記録動作中に停止キー6が操作された状態では、メモリ25内にデータが残っていない場合はまれであり、一般的にはメモリ25内に、1クラスタ未満のデータ残っていることが多い。そこで、メモリコントローラ24内に設けられているデータ発生器からnullデータのようなダミーデータを発生させて、メモリ25にこのダミーデータを書き込む。ダミーデータのデータ量はメモリ25内に残っているデータとの和が1クラスタとなる量である。この時、A/Dコンバータ22とメモリコントローラ24への入力は、システムコントローラ17からの出力に基づいて断たれている。そして、ダミーデータが付加されたメモリ25内に残ったデータがメモリ25より読み出されて光ディスク11Bに記録される。
つまり、図5Aに示すように、一連の記録データの最後のクラスタ(N+1)分のデータが揃う前の点T0 で、停止キー6が押されたとする。この時、図5Bに示すように、メモリ25に残っているクラスタ(N+1)のデータに、ダミーデータが付加され、1クラスタ分のデータが形成される。このようにして形成された1クラスタ分のデータが光ディスク11Bに記録される。
図6及び図7はこの時の処理を示すフローチャートである。図6に示すように、記録中であるかどうかが判断され(ステップ51)、記録中なら、停止キー6が押され、停止処理になるかどうかが判断される(ステップ52)。停止処理なら、メモリ25に蓄えられているデータにダミーデータとして0が付加され、1クラスタ分のデータが形成される(ステップ53)。このようにして形成された最後のクラスタのデータがディスクに記録される(ステップ54)。
記録中断時に、メモリ25内にデータが残っているか否かについては、メモリ25のメモリ25へのデータの書込みポインタとメモリ25からのデータの読み出しポインタとの差が零であるか否かによって検出することができる。この検出動作はメモリコントローラ24又はシステムコントローラ17によって行なわれる。
つまり、メモリ25内にはA/Dコンバータ22よりのデータが1セクタ単位で書き込みポインタによって指定された点に取り込まれる。そして、メモリ25からは1クラスタ単位でデータが読み出しポインタで指定された点より読み出される。記録中断時には、読み出しポインタと書き込みポインタとの差が0か否かによってメモリ25内にデータが残っているか否かをメモリコントローラ24で判断し、その判断結果をシステムコントローラ17に供給し、ダミーデータを発生させる。
このようにして、メモリ25内に残っていたデータの光ディスク11Bへの記録が終了すると、ユーザTOCの記録が行なわれる。今回の記録の最終アドレスは、記録中断時にメモリ25内に残っていたデータの最後のクラスタ、セクタに対応する光ディスク11B上のアドレス情報がそのプログラム、曲のエンドアドレスとして、又、今回の記録動作の最終アドレスとしてメモリ25のユーザTOC作成のためのメモリエリア内に取り込まれる。換言すれば、前述したようにメモリ25に残ったデータにダミーデータが付加されて1クラスタとなったときの最後のクラスタ、セクタを最終アドレスとするのではなく、記録中断時にメモリ25に残っていたデータの最後のクラスタ、セクタを最終アドレスとする。その結果、ディスク11Bを再生する場合には、実際にデータが記録されている部分しか再生されず、ダミーデータの部分は再生されない。よって、ダミーデータは、nullデータに限らず何でもよいことになる。
この時、図7に示すようにして、TOCが光ディスク11Bに記録される。つまり、記録中であるかどうかが判断され(ステップ61)、記録中なら、停止キー6が押され、停止処理になるかどうかが判断され(ステップ62)、停止処理なら停止キー6が操作されたときにメモリ25に残っていたデータの最後のクラスタ、セクタに対応する光ディスク11B上のアドレス情報がそのプログラムもしくは曲の最終アドレスとして光ディスク11BのTOC領域に書き込まれる。
なお、図8Aに示すように、一連の記録データの最後のクラスタ(N+1)分のデータが揃う前の点T0 で停止キー6が押されたら、この時のクラスタ(N+1)のデータD1
を次に記録すべきデータが入力されるまで保存しておき、次にデータが入力されたら、図8Bに示すように、そのデータD2 と保存されているデータD1 とで、クラスタ(N+1)を形成して記録するようにしても良い。
この発明の実施の形態では、ダミーデータをメモリコントローラ24に設けられたデータ発生回路により発生させる構成としていたが、このデータ発生回路はシステムコントローラ17内に設けてもよい。
この発明の一実施の形態の全体構成を示す斜視図である。 この発明の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 この発明の一実施の形態におけるTOCの説明に用いる略線図である。 この発明の一実施の形態におけるTOCの説明に用いる略線図である。 この発明の一実施の形態の説明に用いる略線図である。 この発明の一実施の形態の説明に用いるフローチャートである。 この発明の一実施の形態の説明に用いるフローチャートである。 この発明の一実施の形態の説明に用いる略線図である。
符号の説明
1 光ディスク記録/再生装置
11 ディスクカートリッジ
11B 光ディスク
17 システムコントローラ
23 音声圧縮エンコーダ/デコーダ
25 メモリ


Claims (10)

  1. 入力された情報信号を圧縮する圧縮手段と、
    上記圧縮手段から出力されるデータを一旦記憶するメモリと、
    上記メモリから所定に記録単位毎に読み出される上記圧縮された情報信号に信号処理を施す信号処理手段と、
    上記信号処理手段から供給されたデータをディスクに記録する記録手段と、
    上記記録手段による記録動作の中断時に、上記メモリにデータが残っているか否かを判別し、上記メモリにデータが残っていると判別されたときには、少なくとも上記メモリに残っているデータが上記ディスクに記録されるまで上記記録手段による記録動作を継続させ、少なくとも上記メモリに残っているデータが上記ディスクに記録された後に上記記録手段による記録動作を中断させる制御手段を備えているディスク記録装置。
  2. 上記メモリには、上記ディスクに記録されたデータの管理データが記憶され、上記制御手段は上記記録中断時に上記メモリに残っていたデータの上記ディスクへの記録が終了し、上記メモリに記憶されている上記管理データの上記ディスクへの記録が終了するまで上記記録手段による記録動作を継続させる請求項1に記載のディスク記録装置。
  3. 上記ディスクは、上記記録手段によって上記信号処理手段から供給されたデータが記録される第1の記録領域と、上記第1の記録領域に記録されるデータの管理データが記録される第2の記録領域とを備え、上記制御手段は、上記記録動作の中断時に上記記録手段によって上記メモリに残っているデータを上記第1の記録領域に記録が終了し、上記第2の記録領域に上記管理データの記録が終了するまで上記記録手段による記録動作を継続させる請求項1に記載のディスク記録装置。
  4. 上記制御手段は、上記記録動作の中断時に上記メモリのデータの読み出し位置を示す情報と上記メモリへの書きこみ位置を示す情報が一致しているか否かによって上記メモリ内にデータが残っているか否かを判別する請求項3に記載のディスク記録装置。
  5. 上記制御手段は、上記メモリに残っているデータに対応する上記ディスクのアドレスを最終アドレスとして上記ディスクの第2の記録領域に記録する請求項3に記載のディスク記録装置。
  6. 入力された情報信号を圧縮した後に一旦メモリに蓄え、
    上記メモリから所定に記録単位毎に読み出される上記圧縮された情報信号に信号処理を施した後にディスクに記録し、
    記録動作の中断時に上記メモリにデータが残っているか否かを判別し、
    上記メモリにデータが残っていると判別されたときには、少なくとも上記メモリに残っているデータが上記ディスクに記録されるまで上記記録手段による記録動作を継続させ、上記メモリに残っているデータが上記ディスクに記録された後に上記記録動作を中断させるディスク記録方法。
  7. 上記メモリには、上記ディスクに記録されたデータの管理データが記憶され、上記方法は上記記録中断時に上記メモリに残っていたデータの上記ディスクへの記録が終了し、上記メモリに記憶されている上記管理データの上記ディスクへの記録が終了するまで上記記録動作を継続させる請求項6に記載のディスク記録方法。
  8. 上記ディスクは、上記信号処理された上記圧縮された情報信号が記録される第1の記録領域と、上記第1の記録領域に記録される上記圧縮された情報信号の管理データが記録される第2の記録領域とを備え、上記方法は、上記記録動作の中断時に上記メモリに残っているデータを上記第1の記録領域に記録が終了し、上記第2の記録領域に上記管理データの記録が終了するまで上記記録動作を継続させる請求項6に記載のディスク記録方法。
  9. 上記方法は、上記記録動作の中断時に上記メモリのデータの読み出し位置を示す情報と上記メモリへの書きこみ位置を示す情報が一致しているか否かによって上記メモリ内にデータが残っているか否かを判別する請求項8に記載のディスク記録方法。
  10. 上記方法は、上記メモリに残っているデータに対応する上記ディスクのアドレスを最終アドレスとして上記ディスクの第2の記録領域に記録する請求項8に記載のディスク記録方法。
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