JP2000207588A - タクシーメータ - Google Patents
タクシーメータInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 選択すべきタリフ釦を夜間走行中においても
瞬時に見出すことのできるタクシーメータを提供せんと
する。 【解決手段】 タクシーメータ頭部１の前面１ａに、バ
ックライト４の照射により視認可能に照明表示される複
数のタリフ釦２を設け、選択されたタリフ釦と、次に選
択可能なタリフ釦とを前記バックライト４の色変化、点
滅、若しくは光量変化の照射態様の変化によって互いに
区別できるように識別表示するように構成した。
瞬時に見出すことのできるタクシーメータを提供せんと
する。 【解決手段】 タクシーメータ頭部１の前面１ａに、バ
ックライト４の照射により視認可能に照明表示される複
数のタリフ釦２を設け、選択されたタリフ釦と、次に選
択可能なタリフ釦とを前記バックライト４の色変化、点
滅、若しくは光量変化の照射態様の変化によって互いに
区別できるように識別表示するように構成した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はタリフ釦で選択され
たタリフに基づき料金演算を行なう電子式タクシーメー
タに関し、更に詳しくは、次に選択すべきタリフ釦を夜
間走行中においても瞬時に見出すことのできるタクシー
メータに関する。
たタリフに基づき料金演算を行なう電子式タクシーメー
タに関し、更に詳しくは、次に選択すべきタリフ釦を夜
間走行中においても瞬時に見出すことのできるタクシー
メータに関する。
【０００２】
【従来の技術】図５は、従来より用いられている電子式
タクシーメータ５０のタクシーメータ頭部５１における
前面構成を示している。タクシーメータ頭部前面５１ａ
には、料金並びに走行距離などの累計指数を隣接表示す
るとともに、現在選択されている料金演算モードである
タリフの名称を表示する料金表示欄５２が設けられ、さ
らに該料金表示欄５２の側方又は下方には、前記タリフ
を指定する複数のタリフ釦５３、…が列設されている。
タクシーメータ５０のタクシーメータ頭部５１における
前面構成を示している。タクシーメータ頭部前面５１ａ
には、料金並びに走行距離などの累計指数を隣接表示す
るとともに、現在選択されている料金演算モードである
タリフの名称を表示する料金表示欄５２が設けられ、さ
らに該料金表示欄５２の側方又は下方には、前記タリフ
を指定する複数のタリフ釦５３、…が列設されている。
【０００３】各タリフ釦５３には、夜間走行中において
も該タリフ釦の位置を乗務員に明示するため、その裏面
側にＬＥＤ、小型電球等の発光手段が設けられており、
これら各タリフ釦の押圧面には、それぞれ当該タリフ釦
の名称５４が文字表示されている。
も該タリフ釦の位置を乗務員に明示するため、その裏面
側にＬＥＤ、小型電球等の発光手段が設けられており、
これら各タリフ釦の押圧面には、それぞれ当該タリフ釦
の名称５４が文字表示されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来『空
車』、『賃走』、『支払』、『割増』、『迎車』等の特
定のタリフに限定されていたタクシーメータは、近年の
規制緩和によって、例えば客を迎車する際に選択される
『固定迎車』のタリフや、身障者に対して運賃割引サー
ビスを行なう『身・割』のタリフなど新たなタリフ及び
該タリフを指定するタリフ釦が次々に追加設定されてお
り、今後より充実したサービスを提供するために、更な
るタリフ及びタリフ釦の増加が予想される。
車』、『賃走』、『支払』、『割増』、『迎車』等の特
定のタリフに限定されていたタクシーメータは、近年の
規制緩和によって、例えば客を迎車する際に選択される
『固定迎車』のタリフや、身障者に対して運賃割引サー
ビスを行なう『身・割』のタリフなど新たなタリフ及び
該タリフを指定するタリフ釦が次々に追加設定されてお
り、今後より充実したサービスを提供するために、更な
るタリフ及びタリフ釦の増加が予想される。
【０００５】このようにタリフ釦の数が増大した近年の
タクシーメータにおいては、状況に合わせて最適なタリ
フ釦を素早く選択しなければならない乗務員にとって、
特に夜間走行中などに前記タリフ釦を瞬時に見出すこと
が非常に困難となり、誤操作又は極端に遅れた操作によ
って、結局は適切な運賃を請求できなくなるといった不
都合な事態が生じていた。
タクシーメータにおいては、状況に合わせて最適なタリ
フ釦を素早く選択しなければならない乗務員にとって、
特に夜間走行中などに前記タリフ釦を瞬時に見出すこと
が非常に困難となり、誤操作又は極端に遅れた操作によ
って、結局は適切な運賃を請求できなくなるといった不
都合な事態が生じていた。
【０００６】本発明はかかる現況に鑑みなされたもの
で、選択すべきタリフ釦を夜間走行中においても瞬時に
見出すことのできるタクシーメータを提供せんとするも
のである。
で、選択すべきタリフ釦を夜間走行中においても瞬時に
見出すことのできるタクシーメータを提供せんとするも
のである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明者は前述の課題を
解決するにあたり鋭意検討を進めた結果、現在選択され
ているタリフ釦のもとで、次に選択可能となるタリフ釦
を、その他のタリフ釦と識別可能な形態で表示しておけ
ば、識別表示されている数限られた前記選択可能なタリ
フ釦の中から選択すべきタリフ釦を見出すことが容易で
あることに着目し、本発明を完成するに至った。
解決するにあたり鋭意検討を進めた結果、現在選択され
ているタリフ釦のもとで、次に選択可能となるタリフ釦
を、その他のタリフ釦と識別可能な形態で表示しておけ
ば、識別表示されている数限られた前記選択可能なタリ
フ釦の中から選択すべきタリフ釦を見出すことが容易で
あることに着目し、本発明を完成するに至った。
【０００８】即ち、本発明は、タクシーメータ頭部の前
面に、バックライトの色変化、点滅、光量変化、若しく
は点灯／消灯の切替えにより視認可能に照明表示した複
数のタリフ釦を設け、選択されたタリフ釦及び次に選択
可能なタリフ釦と、選択不能なタリフ釦とを前記バック
ライトの照射態様の変化によって互いに区別できるよう
に識別表示するとともに、前記選択されたタリフ釦と、
次に選択可能なタリフ釦とを前記バックライトの照射態
様の変化によって互いに区別できるように識別表示する
ように構成したタクシーメータを提供する。ここに前記
タクシーメータ頭部とは、車体側の距離センサから送ら
れてくる走行距離情報や乗務員により選択されたタリフ
等に基づいて料金演算を行なう電子回路を内部に備えた
タクシーメータの主要構成要素であり、行政機関が行な
う頭部検査の対象部位である。また、前記バックライト
とは、前記タリフ釦の背後に設けられた発光手段を意味
しており、該発光手段としては例えばＬＥＤや小型電球
などが相当する。
面に、バックライトの色変化、点滅、光量変化、若しく
は点灯／消灯の切替えにより視認可能に照明表示した複
数のタリフ釦を設け、選択されたタリフ釦及び次に選択
可能なタリフ釦と、選択不能なタリフ釦とを前記バック
ライトの照射態様の変化によって互いに区別できるよう
に識別表示するとともに、前記選択されたタリフ釦と、
次に選択可能なタリフ釦とを前記バックライトの照射態
様の変化によって互いに区別できるように識別表示する
ように構成したタクシーメータを提供する。ここに前記
タクシーメータ頭部とは、車体側の距離センサから送ら
れてくる走行距離情報や乗務員により選択されたタリフ
等に基づいて料金演算を行なう電子回路を内部に備えた
タクシーメータの主要構成要素であり、行政機関が行な
う頭部検査の対象部位である。また、前記バックライト
とは、前記タリフ釦の背後に設けられた発光手段を意味
しており、該発光手段としては例えばＬＥＤや小型電球
などが相当する。
【０００９】上記の如きタクシーメータによれば、バッ
クライトの色変化、点滅、光量変化、若しくは点灯／消
灯といった照射態様の変化により、選択されたタリフ釦
及び次に選択可能なタリフ釦と、選択不能なタリフ釦と
が互いに区別できるように識別表示されるので、乗務員
は選択不能なタリフ釦を除いた残りの数限られた釦の中
から状況に合致した選択すべきタリフ釦を瞬時に見出す
ことが可能となる。更に、このようにして選択されたタ
リフ釦が他の釦と識別表示されることで、乗務員と乗客
の双方にとって、現在選択されているタリフ釦を確認す
ることが容易になる。
クライトの色変化、点滅、光量変化、若しくは点灯／消
灯といった照射態様の変化により、選択されたタリフ釦
及び次に選択可能なタリフ釦と、選択不能なタリフ釦と
が互いに区別できるように識別表示されるので、乗務員
は選択不能なタリフ釦を除いた残りの数限られた釦の中
から状況に合致した選択すべきタリフ釦を瞬時に見出す
ことが可能となる。更に、このようにして選択されたタ
リフ釦が他の釦と識別表示されることで、乗務員と乗客
の双方にとって、現在選択されているタリフ釦を確認す
ることが容易になる。
【００１０】ここで、タリフ釦の自照される押圧面に、
各タリフ釦の名称を表示する名称表示部を設けたタクシ
ーメータにあっては、タリフ釦とともにその名称も識別
表示され、乗務員によるタリフ釦の誤操作を未然に回避
できるとともに、乗客にとっても乗務員によるタリフ釦
の選択に対する監視並びに理解が容易になる。
各タリフ釦の名称を表示する名称表示部を設けたタクシ
ーメータにあっては、タリフ釦とともにその名称も識別
表示され、乗務員によるタリフ釦の誤操作を未然に回避
できるとともに、乗客にとっても乗務員によるタリフ釦
の選択に対する監視並びに理解が容易になる。
【００１１】タリフ釦に並設した名称表示欄に、各タリ
フ釦の名称を表示してなるタクシーメータにあっては、
タリフ釦の名称表示とタリフ釦とが独立して設けられる
ので、タクシーメータ頭部におけるタリフの設定変更が
あった場合においても、前記名称表示欄のみを交換する
だけでタリフ釦は交換することなくそのまま使用でき、
前記設定変更にかかるコストを低減できる。
フ釦の名称を表示してなるタクシーメータにあっては、
タリフ釦の名称表示とタリフ釦とが独立して設けられる
ので、タクシーメータ頭部におけるタリフの設定変更が
あった場合においても、前記名称表示欄のみを交換する
だけでタリフ釦は交換することなくそのまま使用でき、
前記設定変更にかかるコストを低減できる。
【００１２】また、本発明は、タクシーメータ頭部の前
面に設けたカラー液晶表示欄に、タッチパネルからなる
複数のタリフ釦を形成し、選択されたタリフ釦と次に選
択可能なタリフ釦とを、液晶の色変化によって互いに異
なる色で識別表示するように構成したタクシーメータを
提供する。
面に設けたカラー液晶表示欄に、タッチパネルからなる
複数のタリフ釦を形成し、選択されたタリフ釦と次に選
択可能なタリフ釦とを、液晶の色変化によって互いに異
なる色で識別表示するように構成したタクシーメータを
提供する。
【００１３】このようなタクシーメータにあっては、料
金の表示機能、タリフ釦機能、タリフ釦の名称表示機能
等、その他のタクシーメータ頭部の機能を前記カラー液
晶表示欄に一括して設けることが可能となり、コストが
大幅に低減する。
金の表示機能、タリフ釦機能、タリフ釦の名称表示機能
等、その他のタクシーメータ頭部の機能を前記カラー液
晶表示欄に一括して設けることが可能となり、コストが
大幅に低減する。
【００１４】更に本発明は、タクシーメータ頭部の前面
に、バックライトの色変化、点滅、光量変化、若しくは
点灯／消灯の切替えにより視認可能に照明表示した複数
のタリフ釦を設け、次に選択可能なタリフ釦と、選択不
能なタリフ釦とを前記バックライトの照射態様の変化に
よって互いに区別できるように識別表示するように構成
したタクシーメータを提供する。
に、バックライトの色変化、点滅、光量変化、若しくは
点灯／消灯の切替えにより視認可能に照明表示した複数
のタリフ釦を設け、次に選択可能なタリフ釦と、選択不
能なタリフ釦とを前記バックライトの照射態様の変化に
よって互いに区別できるように識別表示するように構成
したタクシーメータを提供する。
【００１５】このようなタクシーメータにあっては、乗
務員は識別表示される数限られた前記選択可能なタリフ
釦の中から状況に合致した選択すべきタリフ釦を瞬時に
見出すことが可能である。
務員は識別表示される数限られた前記選択可能なタリフ
釦の中から状況に合致した選択すべきタリフ釦を瞬時に
見出すことが可能である。
【００１６】
【発明の実施の形態】次に、本発明を添付図面に示した
実施形態に基づき更に詳細に説明する。図１〜３は本発
明のタクシーメータの第１実施形態、図４は第２実施形
態を示し、図中符号Ａはタクシーメータ、１はタクシー
メータ頭部をそれぞれ示している。
実施形態に基づき更に詳細に説明する。図１〜３は本発
明のタクシーメータの第１実施形態、図４は第２実施形
態を示し、図中符号Ａはタクシーメータ、１はタクシー
メータ頭部をそれぞれ示している。
【００１７】図１は、第１実施形態のタクシーメータＡ
におけるタクシーメータ頭部１の前面構成を示す正面図
であり、図中符号２はタリフ釦、３は各タリフ釦の名称
を表示する名称表示部をそれぞれ示している。
におけるタクシーメータ頭部１の前面構成を示す正面図
であり、図中符号２はタリフ釦、３は各タリフ釦の名称
を表示する名称表示部をそれぞれ示している。
【００１８】本発明のタクシーメータＡは、タクシーメ
ータ頭部１の前面１ａに、図２（ａ）及び（ｂ）に示す
如き、バックライト４の色変化、点滅、光量変化、若し
くは点灯／消灯の切替えにより視認可能に照明表示した
複数のタリフ釦２を設け、選択されたタリフ釦及び次に
選択可能なタリフ釦と、選択不能なタリフ釦とを前記バ
ックライト４の照射態様の変化によって互いに区別でき
るように識別表示するとともに、前記選択されたタリフ
釦と、次に選択可能なタリフ釦とを前記バックライト４
の照射態様の変化によって互いに区別できるように識別
表示するように構成されている。尚、選択されたタリフ
釦は、次に選択可能なタリフ釦と互いに識別して表示さ
れているが、この様に選択されたタリフ釦が識別表示さ
れるのは、選択した時点から一定時間経過までの所定の
時間だけであることが好ましく、所定時間経過後の当該
選択されたタリフ釦は、次に選択可能なタリフ釦又は選
択不能なタリフ釦と同様な照射形態で表示されることが
好ましい。
ータ頭部１の前面１ａに、図２（ａ）及び（ｂ）に示す
如き、バックライト４の色変化、点滅、光量変化、若し
くは点灯／消灯の切替えにより視認可能に照明表示した
複数のタリフ釦２を設け、選択されたタリフ釦及び次に
選択可能なタリフ釦と、選択不能なタリフ釦とを前記バ
ックライト４の照射態様の変化によって互いに区別でき
るように識別表示するとともに、前記選択されたタリフ
釦と、次に選択可能なタリフ釦とを前記バックライト４
の照射態様の変化によって互いに区別できるように識別
表示するように構成されている。尚、選択されたタリフ
釦は、次に選択可能なタリフ釦と互いに識別して表示さ
れているが、この様に選択されたタリフ釦が識別表示さ
れるのは、選択した時点から一定時間経過までの所定の
時間だけであることが好ましく、所定時間経過後の当該
選択されたタリフ釦は、次に選択可能なタリフ釦又は選
択不能なタリフ釦と同様な照射形態で表示されることが
好ましい。
【００１９】前記タリフ釦２のうち、基本タリフ釦２ａ
〜２ｅの自照される押圧面５には、各基本タリフ釦の名
称３ａ〜３ｅを表示する名称表示部３が設けられ、拡張
タリフ釦２ｆ〜２ｋに並設した名称表示欄６には、各拡
張タリフ釦の名称３ｆ〜３ｋを表示する名称表示部３が
設けられている。前記名称表示部３は、光透過性の押圧
面５又は名称表示欄６の表面に光を透過しない暗色系の
文字で名称を表示してなるものや、暗色系のフィルムや
塗料が被覆された非透過性の押圧面５又は名称表示欄６
の表面に透過性の抜き文字により名称を表示してなるも
のが好ましいが、上記バックライト４の照射態様の変化
により互いに識別可能に表示されるものであれば、その
他の適宜な表示態様が採用され得る。
〜２ｅの自照される押圧面５には、各基本タリフ釦の名
称３ａ〜３ｅを表示する名称表示部３が設けられ、拡張
タリフ釦２ｆ〜２ｋに並設した名称表示欄６には、各拡
張タリフ釦の名称３ｆ〜３ｋを表示する名称表示部３が
設けられている。前記名称表示部３は、光透過性の押圧
面５又は名称表示欄６の表面に光を透過しない暗色系の
文字で名称を表示してなるものや、暗色系のフィルムや
塗料が被覆された非透過性の押圧面５又は名称表示欄６
の表面に透過性の抜き文字により名称を表示してなるも
のが好ましいが、上記バックライト４の照射態様の変化
により互いに識別可能に表示されるものであれば、その
他の適宜な表示態様が採用され得る。
【００２０】次に、本実施形態のタリフ釦２及び名称表
示部３の動作について詳細に説明する。図３は本実施形
態におけるタクシーメータＡの簡略構成を示すブロック
図である。タクシーメータＡは、車体側に設けられた距
離パルス発生器１５からのパルス信号及びタリフ釦２に
より指定されたタリフに基づき演算手段１６で演算され
た運賃を料金表示欄７に表示するとともに、指定された
タリフ釦２に基づき制御手段１７でバックライト４の照
射態様を制御して、選択されたタリフ釦及び次に選択可
能なタリフ釦と選択不能なタリフ釦とを互いに区別でき
るように識別表示するとともに、前記選択されたタリフ
釦と次に選択可能なタリフ釦とを互いに区別できるよう
に識別表示するものである。
示部３の動作について詳細に説明する。図３は本実施形
態におけるタクシーメータＡの簡略構成を示すブロック
図である。タクシーメータＡは、車体側に設けられた距
離パルス発生器１５からのパルス信号及びタリフ釦２に
より指定されたタリフに基づき演算手段１６で演算され
た運賃を料金表示欄７に表示するとともに、指定された
タリフ釦２に基づき制御手段１７でバックライト４の照
射態様を制御して、選択されたタリフ釦及び次に選択可
能なタリフ釦と選択不能なタリフ釦とを互いに区別でき
るように識別表示するとともに、前記選択されたタリフ
釦と次に選択可能なタリフ釦とを互いに区別できるよう
に識別表示するものである。
【００２１】具体的には、一例として下記表１にも示す
如く、例えば『支払』のタリフ釦２ｃが選択されている
状況下では、次に選択可能なタリフ釦は『空車』のタリ
フ釦２ａ又は『実車』のタリフ釦２ｂのみとなり、この
場合、『支払』のタリフ釦２ｃがバックライト４により
「赤色」で照射されるとともに『空車』及び『実車』の
タリフ釦２ａ、２ｂが各バックライト４により「黄緑
色」で照射され、選択不能なその他のタリフ釦に対応す
る各バックライト４は消灯される。
如く、例えば『支払』のタリフ釦２ｃが選択されている
状況下では、次に選択可能なタリフ釦は『空車』のタリ
フ釦２ａ又は『実車』のタリフ釦２ｂのみとなり、この
場合、『支払』のタリフ釦２ｃがバックライト４により
「赤色」で照射されるとともに『空車』及び『実車』の
タリフ釦２ａ、２ｂが各バックライト４により「黄緑
色」で照射され、選択不能なその他のタリフ釦に対応す
る各バックライト４は消灯される。
【００２２】
【表１】
【００２３】上記各バックライト４は、「赤色」と「黄
緑色」の２色から選択して点灯するように構成されてい
るが、当該バックライト４が前記２色を同時に点灯でき
るように構成されることで、例えば前記次に選択可能な
『空車』のタリフ釦２ａ及び『実車』のタリフ釦２ｂが
各バックライト４の同時点灯により「オレンジ色」で照
射され、選択不能なタリフの名称が「黄緑色」で照射さ
れることも可能である。尚、各バックライト４の点灯色
及びその組み合わせは上記のものには限定されず、適宜
識別容易な色及び組み合わせに設定すればよい。また、
各バックライト４の照射態様の変化は、上記の如き色変
化によるものに限定されず、例えば「赤色」等の１色に
のみ点灯可能なバックライトを使用して、その点滅又は
光量変化により、選択されたタリフ釦、次に選択可能な
タリフ釦及び選択不能なタリフ釦を互いに識別可能に表
示することもできる。
緑色」の２色から選択して点灯するように構成されてい
るが、当該バックライト４が前記２色を同時に点灯でき
るように構成されることで、例えば前記次に選択可能な
『空車』のタリフ釦２ａ及び『実車』のタリフ釦２ｂが
各バックライト４の同時点灯により「オレンジ色」で照
射され、選択不能なタリフの名称が「黄緑色」で照射さ
れることも可能である。尚、各バックライト４の点灯色
及びその組み合わせは上記のものには限定されず、適宜
識別容易な色及び組み合わせに設定すればよい。また、
各バックライト４の照射態様の変化は、上記の如き色変
化によるものに限定されず、例えば「赤色」等の１色に
のみ点灯可能なバックライトを使用して、その点滅又は
光量変化により、選択されたタリフ釦、次に選択可能な
タリフ釦及び選択不能なタリフ釦を互いに識別可能に表
示することもできる。
【００２４】次に図４は、第２実施形態のタクシーメー
タＡにおけるタクシーメータ頭部１の前面構成を示す正
面図である。
タＡにおけるタクシーメータ頭部１の前面構成を示す正
面図である。
【００２５】本実施形態におけるタクシーメータＡは、
タクシーメータ頭部１の前面１ａに設けたカラー液晶表
示欄８に、タッチパネルからなる複数のタリフ釦２を形
成し、選択されたタリフ釦と次に選択可能なタリフ釦と
を、液晶の色変化によって互いに異なる色で識別表示す
るように構成され、前記タリフ釦２は、基本タリフ釦２
ａ〜２ｅと拡張タリフ釦２ｆ〜２ｋからなり、各タリフ
釦の押圧面５、…には、当該タリフ釦の名称を表示した
基本名称表示部３ａ〜３ｅ及び拡張名称表示部３ｆ〜３
ｋが形成されている。ここで、前記色変化による各タリ
フ釦２の識別表示の形態は、押圧面５に形成される当該
タリフ釦の名称を異なる色で表示したり、名称が表示さ
れる押圧面５全体を異なる色で表示したり、各タリフ釦
２の押圧面５における周縁に沿った枠部を異なる色で表
示したりするなど、適宜な識別表示形態が採用できる。
尚、本実施形態のタクシーメータＡにあっても、前記選
択されたタリフ釦は、選択後の所定の時間だけ識別して
表示され、所定時間経過後は次に選択可能なタリフ釦又
は選択不能なタリフ釦と同様な形態で表示されるもので
あっても良い。また、カラー液晶表示欄の代わりに白黒
の液晶表示欄を採用しても良く、この場合、前記タリフ
釦の識別表示形態は、選択されたタリフ釦を点滅表示す
るとともに次に選択可能なタリフ釦を反転表示するよう
に構成することが好ましい。
タクシーメータ頭部１の前面１ａに設けたカラー液晶表
示欄８に、タッチパネルからなる複数のタリフ釦２を形
成し、選択されたタリフ釦と次に選択可能なタリフ釦と
を、液晶の色変化によって互いに異なる色で識別表示す
るように構成され、前記タリフ釦２は、基本タリフ釦２
ａ〜２ｅと拡張タリフ釦２ｆ〜２ｋからなり、各タリフ
釦の押圧面５、…には、当該タリフ釦の名称を表示した
基本名称表示部３ａ〜３ｅ及び拡張名称表示部３ｆ〜３
ｋが形成されている。ここで、前記色変化による各タリ
フ釦２の識別表示の形態は、押圧面５に形成される当該
タリフ釦の名称を異なる色で表示したり、名称が表示さ
れる押圧面５全体を異なる色で表示したり、各タリフ釦
２の押圧面５における周縁に沿った枠部を異なる色で表
示したりするなど、適宜な識別表示形態が採用できる。
尚、本実施形態のタクシーメータＡにあっても、前記選
択されたタリフ釦は、選択後の所定の時間だけ識別して
表示され、所定時間経過後は次に選択可能なタリフ釦又
は選択不能なタリフ釦と同様な形態で表示されるもので
あっても良い。また、カラー液晶表示欄の代わりに白黒
の液晶表示欄を採用しても良く、この場合、前記タリフ
釦の識別表示形態は、選択されたタリフ釦を点滅表示す
るとともに次に選択可能なタリフ釦を反転表示するよう
に構成することが好ましい。
【００２６】本実施形態のタクシーメータＡにあって
は、料金表示欄７、タリフ釦２、名称表示部３、その他
呼出釦１１、転送釦１２、合計釦１３を、前記カラー液
晶表示欄８に一括して設けることが可能となり、コスト
が大幅に低減する。
は、料金表示欄７、タリフ釦２、名称表示部３、その他
呼出釦１１、転送釦１２、合計釦１３を、前記カラー液
晶表示欄８に一括して設けることが可能となり、コスト
が大幅に低減する。
【００２７】
【発明の効果】以上にしてなる本発明のタクシーメータ
によれば、乗務員は選択不能なタリフ釦を除いた残りの
数限られた釦の中から状況に合致した選択すべきタリフ
釦を瞬時に見出すことができ、更に、このようにして選
択されたタリフ釦が他の釦と識別表示されることで、乗
務員と乗客の双方にとって、現在選択されているタリフ
釦を確認することが容易になる。
によれば、乗務員は選択不能なタリフ釦を除いた残りの
数限られた釦の中から状況に合致した選択すべきタリフ
釦を瞬時に見出すことができ、更に、このようにして選
択されたタリフ釦が他の釦と識別表示されることで、乗
務員と乗客の双方にとって、現在選択されているタリフ
釦を確認することが容易になる。
【００２８】ここで、タリフ釦の自照される押圧面に、
各タリフ釦の名称を表示する名称表示部を設けたタクシ
ーメータにあっては、タリフ釦とともにその名称も識別
表示され、乗務員によるタリフ釦の誤操作を未然に回避
できるとともに、乗客にとっても乗務員によるタリフ釦
の選択に対する監視並びに理解が容易になる。
各タリフ釦の名称を表示する名称表示部を設けたタクシ
ーメータにあっては、タリフ釦とともにその名称も識別
表示され、乗務員によるタリフ釦の誤操作を未然に回避
できるとともに、乗客にとっても乗務員によるタリフ釦
の選択に対する監視並びに理解が容易になる。
【００２９】また、タリフ釦に並設した名称表示欄に各
タリフ釦の名称を表示してなるタクシーメータにあって
は、タリフ釦の名称表示とタリフ釦とが独立して設けら
れるので、タクシーメータ頭部におけるタリフの設定変
更があった場合においても、前記名称表示欄のみを交換
するだけでタリフ釦は交換することなくそのまま使用で
き、前記設定変更にかかるコストを低減できる。
タリフ釦の名称を表示してなるタクシーメータにあって
は、タリフ釦の名称表示とタリフ釦とが独立して設けら
れるので、タクシーメータ頭部におけるタリフの設定変
更があった場合においても、前記名称表示欄のみを交換
するだけでタリフ釦は交換することなくそのまま使用で
き、前記設定変更にかかるコストを低減できる。
【００３０】また、タクシーメータ頭部の前面に設けた
カラー液晶表示欄に、タッチパネルからなる複数のタリ
フ釦を形成し、選択されたタリフ釦と次に選択可能なタ
リフ釦とを、液晶の色変化によって互いに異なる色で識
別表示するように構成したタクシーメータにあっては、
コストを大幅に低減できる。
カラー液晶表示欄に、タッチパネルからなる複数のタリ
フ釦を形成し、選択されたタリフ釦と次に選択可能なタ
リフ釦とを、液晶の色変化によって互いに異なる色で識
別表示するように構成したタクシーメータにあっては、
コストを大幅に低減できる。
【００３１】更に本発明は、タクシーメータ頭部の前面
に、バックライトの色変化、点滅、光量変化、若しくは
点灯／消灯の切替えにより視認可能に照明表示した複数
のタリフ釦を設け、次に選択可能なタリフ釦と、選択不
能なタリフ釦とを前記バックライトの照射態様の変化に
よって互いに区別できるように識別表示するように構成
したタクシーメータにあっては、乗務員は識別表示され
る数限られた前記選択可能なタリフ釦の中から状況に合
致した選択すべきタリフ釦を瞬時に見出すことができ
る。
に、バックライトの色変化、点滅、光量変化、若しくは
点灯／消灯の切替えにより視認可能に照明表示した複数
のタリフ釦を設け、次に選択可能なタリフ釦と、選択不
能なタリフ釦とを前記バックライトの照射態様の変化に
よって互いに区別できるように識別表示するように構成
したタクシーメータにあっては、乗務員は識別表示され
る数限られた前記選択可能なタリフ釦の中から状況に合
致した選択すべきタリフ釦を瞬時に見出すことができ
る。
【図１】本発明のタクシーメータの第１実施形態を示す
説明正面図。
説明正面図。
【図２】（ａ）は、同じく第１実施形態の基本タリフ釦
及び基本名称表示部を示す一部破断斜視図。（ｂ）は、
同じく第１実施形態の拡張タリフ釦及び拡張名称表示部
を示す一部破断斜視図。
及び基本名称表示部を示す一部破断斜視図。（ｂ）は、
同じく第１実施形態の拡張タリフ釦及び拡張名称表示部
を示す一部破断斜視図。
【図３】同じく第１実施形態のタクシーメータの簡略構
成を示すブロック図。
成を示すブロック図。
【図４】本発明のタクシーメータの第２実施形態を示す
説明正面図。
説明正面図。
【図５】従来のタクシーメータを示す説明正面図。
Ａ タクシーメータ １ タクシーメ
ータ頭部 １ａ 前面 ２ タリフ釦 ２ａ〜２ｅ 基本タリフ釦 ２ｆ〜２ｋ 拡
張タリフ釦 ３ 名称表示部 ３ａ〜３ｅ 基
本タリフ釦の名称 ３ｆ〜３ｋ 拡張タリフ釦の名称 ４ バックライ
ト ５ 押圧面 ６ 名称表示欄 ７ 料金表示欄 ８ カラー液晶
表示欄 １１ 呼出スイッチ １２ 転送スイ
ッチ １３ 合計スイッチ １５ 距離パル
ス発生器 １６ 演算手段 １７ 制御手段 ５０ タクシーメータ ５１ タクシー
メータ頭部 ５１ａ 前面 ５２ 料金表示
欄 ５３ タリフ釦 ５４ 名称
ータ頭部 １ａ 前面 ２ タリフ釦 ２ａ〜２ｅ 基本タリフ釦 ２ｆ〜２ｋ 拡
張タリフ釦 ３ 名称表示部 ３ａ〜３ｅ 基
本タリフ釦の名称 ３ｆ〜３ｋ 拡張タリフ釦の名称 ４ バックライ
ト ５ 押圧面 ６ 名称表示欄 ７ 料金表示欄 ８ カラー液晶
表示欄 １１ 呼出スイッチ １２ 転送スイ
ッチ １３ 合計スイッチ １５ 距離パル
ス発生器 １６ 演算手段 １７ 制御手段 ５０ タクシーメータ ５１ タクシー
メータ頭部 ５１ａ 前面 ５２ 料金表示
欄 ５３ タリフ釦 ５４ 名称
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１１年１２月２７日（１９９９．１２．
２７）
２７）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 タクシーメータ
【特許請求の範囲】
【請求項１】 タクシーメータ頭部の前面に、バックラ
イトの照射により視認可能に照明表示される複数のタリ
フ釦を設け、選択されたタリフ釦と、次に選択可能なタ
リフ釦とを前記バックライトの色変化、点滅、若しくは
光量変化の照射態様の変化によって互いに区別できるよ
うに識別表示するように構成したタクシーメータ。
イトの照射により視認可能に照明表示される複数のタリ
フ釦を設け、選択されたタリフ釦と、次に選択可能なタ
リフ釦とを前記バックライトの色変化、点滅、若しくは
光量変化の照射態様の変化によって互いに区別できるよ
うに識別表示するように構成したタクシーメータ。
【請求項２】 選択されたタリフ釦及び次に選択可能な
タリフ釦と、選択不能なタリフ釦とを前記バックライト
の色変化、点滅、若しくは光量変化の照射態様の変化に
よって互いに区別できるように識別表示するように構成
した請求項１記載のタクシーメータ。
タリフ釦と、選択不能なタリフ釦とを前記バックライト
の色変化、点滅、若しくは光量変化の照射態様の変化に
よって互いに区別できるように識別表示するように構成
した請求項１記載のタクシーメータ。
【請求項３】 タリフ釦の自照される押圧面に、各タリ
フ釦の名称を表示する名称表示部を設けた請求項１又は
２記載のタクシーメータ。
フ釦の名称を表示する名称表示部を設けた請求項１又は
２記載のタクシーメータ。
【請求項４】 タリフ釦に並設した名称表示欄に、各タ
リフ釦の名称を表示してなる請求項１又は２記載のタク
シーメータ。
リフ釦の名称を表示してなる請求項１又は２記載のタク
シーメータ。
【請求項５】 タクシーメータ頭部の前面に設けたカラ
ー液晶表示欄に、タッチパネルからなる複数のタリフ釦
を形成し、選択されたタリフ釦と次に選択可能なタリフ
釦とを、液晶の色変化によって互いに異なる色で識別表
示するように構成したタクシーメータ。
ー液晶表示欄に、タッチパネルからなる複数のタリフ釦
を形成し、選択されたタリフ釦と次に選択可能なタリフ
釦とを、液晶の色変化によって互いに異なる色で識別表
示するように構成したタクシーメータ。
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はタリフ釦で選択され
たタリフに基づき料金演算を行なう電子式タクシーメー
タに関する。
たタリフに基づき料金演算を行なう電子式タクシーメー
タに関する。
【０００２】
【従来の技術】図５は、従来より用いられている電子式
タクシーメータ５０のタクシーメータ頭部５１における
前面構成を示している。タクシーメータ頭部前面５１ａ
には、料金並びに走行距離などの累計指数を隣接表示す
るとともに、現在選択されている料金演算モードである
タリフの名称を表示する料金表示欄５２が設けられ、さ
らに該料金表示欄５２の側方又は下方には、前記タリフ
を指定する複数のタリフ釦５３、…が列設されている。
タクシーメータ５０のタクシーメータ頭部５１における
前面構成を示している。タクシーメータ頭部前面５１ａ
には、料金並びに走行距離などの累計指数を隣接表示す
るとともに、現在選択されている料金演算モードである
タリフの名称を表示する料金表示欄５２が設けられ、さ
らに該料金表示欄５２の側方又は下方には、前記タリフ
を指定する複数のタリフ釦５３、…が列設されている。
【０００３】各タリフ釦５３には、夜間走行中において
も該タリフ釦の位置を乗務員に明示するため、その裏面
側にＬＥＤ、小型電球等の発光手段が設けられており、
これら各タリフ釦の押圧面には、それぞれ当該タリフ釦
の名称５４が文字表示されている。
も該タリフ釦の位置を乗務員に明示するため、その裏面
側にＬＥＤ、小型電球等の発光手段が設けられており、
これら各タリフ釦の押圧面には、それぞれ当該タリフ釦
の名称５４が文字表示されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来『空
車』、『賃走』、『支払』、『割増』、『迎車』等の特
定のタリフに限定されていたタクシーメータは、近年の
規制緩和によって、例えば客を迎車する際に選択される
『固定迎車』のタリフや、身障者に対して運賃割引サー
ビスを行なう『身・割』のタリフなど新たなタリフ及び
該タリフを指定するタリフ釦が次々に追加設定されてお
り、今後より充実したサービスを提供するために、更な
るタリフ及びタリフ釦の増加が予想される。
車』、『賃走』、『支払』、『割増』、『迎車』等の特
定のタリフに限定されていたタクシーメータは、近年の
規制緩和によって、例えば客を迎車する際に選択される
『固定迎車』のタリフや、身障者に対して運賃割引サー
ビスを行なう『身・割』のタリフなど新たなタリフ及び
該タリフを指定するタリフ釦が次々に追加設定されてお
り、今後より充実したサービスを提供するために、更な
るタリフ及びタリフ釦の増加が予想される。
【０００５】このようにタリフ釦の数が増大した近年の
タクシーメータにおいては、状況に合わせて最適なタリ
フ釦を素早く選択しなければならない乗務員にとって、
特に夜間走行中などに前記タリフ釦を瞬時に見出すこと
が非常に困難となり、誤操作又は極端に遅れた操作によ
って、結局は適切な運賃を請求できなくなるといった不
都合な事態が生じていた。
タクシーメータにおいては、状況に合わせて最適なタリ
フ釦を素早く選択しなければならない乗務員にとって、
特に夜間走行中などに前記タリフ釦を瞬時に見出すこと
が非常に困難となり、誤操作又は極端に遅れた操作によ
って、結局は適切な運賃を請求できなくなるといった不
都合な事態が生じていた。
【０００６】本発明はかかる現況に鑑みなされたもの
で、選択すべきタリフ釦を夜間走行中においても瞬時に
見出すことのできるタクシーメータを提供せんとするも
のである。
で、選択すべきタリフ釦を夜間走行中においても瞬時に
見出すことのできるタクシーメータを提供せんとするも
のである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明者は前述の課題を
解決するにあたり鋭意検討を進めた結果、現在選択され
ているタリフ釦のもとで、次に選択可能となるタリフ釦
を、その他のタリフ釦と識別可能な形態で表示しておけ
ば、識別表示されている数限られた前記選択可能なタリ
フ釦の中から選択すべきタリフ釦を見出すことが容易で
あることに着目し、本発明を完成するに至った。
解決するにあたり鋭意検討を進めた結果、現在選択され
ているタリフ釦のもとで、次に選択可能となるタリフ釦
を、その他のタリフ釦と識別可能な形態で表示しておけ
ば、識別表示されている数限られた前記選択可能なタリ
フ釦の中から選択すべきタリフ釦を見出すことが容易で
あることに着目し、本発明を完成するに至った。
【０００８】即ち、本発明は、タクシーメータ頭部の前
面に、バックライトの照射により視認可能に照明表示さ
れる複数のタリフ釦を設け、選択されたタリフ釦と、次
に選択可能なタリフ釦とを前記バックライトの色変化、
点滅、若しくは光量変化の照射態様の変化によって互い
に区別できるように識別表示するように構成したタクシ
ーメータを提供する。
面に、バックライトの照射により視認可能に照明表示さ
れる複数のタリフ釦を設け、選択されたタリフ釦と、次
に選択可能なタリフ釦とを前記バックライトの色変化、
点滅、若しくは光量変化の照射態様の変化によって互い
に区別できるように識別表示するように構成したタクシ
ーメータを提供する。
【０００９】特に、前記選択されたタリフ釦及び次に選
択可能なタリフ釦と、選択不能なタリフ釦とは、同じく
バックライトの色変化、点滅、若しくは光量変化の照射
態様の変化によって互いに区別できるように識別表示さ
れることが好ましい。
択可能なタリフ釦と、選択不能なタリフ釦とは、同じく
バックライトの色変化、点滅、若しくは光量変化の照射
態様の変化によって互いに区別できるように識別表示さ
れることが好ましい。
【００１０】 ここに前記タクシーメータ頭部とは、車体
側の距離センサから送られてくる走行距離情報や乗務員
により選択されたタリフ等に基づいて料金演算を行なう
電子回路を内部に備えたタクシーメータの主要構成要素
であり、行政機関が行なう頭部検査の対象部位である。
また、前記バックライトとは、前記タリフ釦の背後に設
けられた発光手段を意味しており、該発光手段としては
例えばＬＥＤや小型電球などが相当する。
側の距離センサから送られてくる走行距離情報や乗務員
により選択されたタリフ等に基づいて料金演算を行なう
電子回路を内部に備えたタクシーメータの主要構成要素
であり、行政機関が行なう頭部検査の対象部位である。
また、前記バックライトとは、前記タリフ釦の背後に設
けられた発光手段を意味しており、該発光手段としては
例えばＬＥＤや小型電球などが相当する。
【００１１】上記の如きタクシーメータによれば、バッ
クライトの色変化、点滅、若しくは光量変化の照射態様
の変化により、選択されたタリフ釦が他の釦と識別表示
されることで、乗務員と乗客の双方にとって、現在選択
されているタリフ釦を確認することが容易になるととも
に、次に選択可能なタリフ釦が他の釦と識別表示される
ので、識別表示されている数限られた次に選択可能なタ
リフ釦の中から、状況に合致した選択すべきタリフ釦を
瞬時に見出すことが可能となる。
クライトの色変化、点滅、若しくは光量変化の照射態様
の変化により、選択されたタリフ釦が他の釦と識別表示
されることで、乗務員と乗客の双方にとって、現在選択
されているタリフ釦を確認することが容易になるととも
に、次に選択可能なタリフ釦が他の釦と識別表示される
ので、識別表示されている数限られた次に選択可能なタ
リフ釦の中から、状況に合致した選択すべきタリフ釦を
瞬時に見出すことが可能となる。
【００１２】ここで、タリフ釦の自照される押圧面に、
各タリフ釦の名称を表示する名称表示部を設けたタクシ
ーメータにあっては、タリフ釦とともにその名称も識別
表示され、乗務員によるタリフ釦の誤操作を未然に回避
できるとともに、乗客にとっても乗務員によるタリフ釦
の選択に対する監視並びに理解が容易になる。
各タリフ釦の名称を表示する名称表示部を設けたタクシ
ーメータにあっては、タリフ釦とともにその名称も識別
表示され、乗務員によるタリフ釦の誤操作を未然に回避
できるとともに、乗客にとっても乗務員によるタリフ釦
の選択に対する監視並びに理解が容易になる。
【００１３】タリフ釦に並設した名称表示欄に、各タリ
フ釦の名称を表示してなるタクシーメータにあっては、
タリフ釦の名称表示とタリフ釦とが独立して設けられる
ので、タクシーメータ頭部におけるタリフの設定変更が
あった場合においても、前記名称表示欄のみを交換する
だけでタリフ釦は交換することなくそのまま使用でき、
前記設定変更にかかるコストを低減できる。
フ釦の名称を表示してなるタクシーメータにあっては、
タリフ釦の名称表示とタリフ釦とが独立して設けられる
ので、タクシーメータ頭部におけるタリフの設定変更が
あった場合においても、前記名称表示欄のみを交換する
だけでタリフ釦は交換することなくそのまま使用でき、
前記設定変更にかかるコストを低減できる。
【００１４】また、本発明は、タクシーメータ頭部の前
面に設けたカラー液晶表示欄に、タッチパネルからなる
複数のタリフ釦を形成し、選択されたタリフ釦と次に選
択可能なタリフ釦とを、液晶の色変化によって互いに異
なる色で識別表示するように構成したタクシーメータを
提供する。
面に設けたカラー液晶表示欄に、タッチパネルからなる
複数のタリフ釦を形成し、選択されたタリフ釦と次に選
択可能なタリフ釦とを、液晶の色変化によって互いに異
なる色で識別表示するように構成したタクシーメータを
提供する。
【００１５】このようなタクシーメータにあっては、上
記と同様、乗務員と乗客の双方にとって、現在選択され
ているタリフ釦を確認することが容易になるとともに、
識別表示されている数限られた次に選択可能なタリフ釦
の中から、状況に合致した選択すべきタリフ釦を瞬時に
見出すことが可能となり、更には、料金の表示機能、タ
リフ釦機能、タリフ釦の名称表示機能等、その他のタク
シーメータ頭部の機能を前記カラー液晶表示欄に一括し
て設けることが可能となり、コストが大幅に低減する。
記と同様、乗務員と乗客の双方にとって、現在選択され
ているタリフ釦を確認することが容易になるとともに、
識別表示されている数限られた次に選択可能なタリフ釦
の中から、状況に合致した選択すべきタリフ釦を瞬時に
見出すことが可能となり、更には、料金の表示機能、タ
リフ釦機能、タリフ釦の名称表示機能等、その他のタク
シーメータ頭部の機能を前記カラー液晶表示欄に一括し
て設けることが可能となり、コストが大幅に低減する。
【００１６】
【発明の実施の形態】次に、本発明を添付図面に示した
実施形態に基づき更に詳細に説明する。図１〜３は本発
明のタクシーメータの第１実施形態、図４は第２実施形
態を示し、図中符号Ａはタクシーメータ、１はタクシー
メータ頭部をそれぞれ示している。
実施形態に基づき更に詳細に説明する。図１〜３は本発
明のタクシーメータの第１実施形態、図４は第２実施形
態を示し、図中符号Ａはタクシーメータ、１はタクシー
メータ頭部をそれぞれ示している。
【００１７】図１は、第１実施形態のタクシーメータＡ
におけるタクシーメータ頭部１の前面構成を示す正面図
であり、図中符号２はタリフ釦、３は各タリフ釦の名称
を表示する名称表示部をそれぞれ示している。
におけるタクシーメータ頭部１の前面構成を示す正面図
であり、図中符号２はタリフ釦、３は各タリフ釦の名称
を表示する名称表示部をそれぞれ示している。
【００１８】本発明のタクシーメータＡは、タクシーメ
ータ頭部１の前面１ａに、図２（ａ）及び（ｂ）に示す
如き、バックライト４の色変化、点滅、光量変化、若し
くは点灯／消灯の切替えにより視認可能に照明表示した
複数のタリフ釦２を設け、選択されたタリフ釦及び次に
選択可能なタリフ釦と、選択不能なタリフ釦とを前記バ
ックライト４の照射態様の変化によって互いに区別でき
るように識別表示するとともに、前記選択されたタリフ
釦と、次に選択可能なタリフ釦とを前記バックライト４
の照射態様の変化によって互いに区別できるように識別
表示するように構成されている。尚、選択されたタリフ
釦は、次に選択可能なタリフ釦と互いに識別して表示さ
れているが、この様に選択されたタリフ釦が識別表示さ
れるのは、選択した時点から一定時間経過までの所定の
時間だけであることが好ましく、所定時間経過後の当該
選択されたタリフ釦は、次に選択可能なタリフ釦又は選
択不能なタリフ釦と同様な照射形態で表示されることが
好ましい。
ータ頭部１の前面１ａに、図２（ａ）及び（ｂ）に示す
如き、バックライト４の色変化、点滅、光量変化、若し
くは点灯／消灯の切替えにより視認可能に照明表示した
複数のタリフ釦２を設け、選択されたタリフ釦及び次に
選択可能なタリフ釦と、選択不能なタリフ釦とを前記バ
ックライト４の照射態様の変化によって互いに区別でき
るように識別表示するとともに、前記選択されたタリフ
釦と、次に選択可能なタリフ釦とを前記バックライト４
の照射態様の変化によって互いに区別できるように識別
表示するように構成されている。尚、選択されたタリフ
釦は、次に選択可能なタリフ釦と互いに識別して表示さ
れているが、この様に選択されたタリフ釦が識別表示さ
れるのは、選択した時点から一定時間経過までの所定の
時間だけであることが好ましく、所定時間経過後の当該
選択されたタリフ釦は、次に選択可能なタリフ釦又は選
択不能なタリフ釦と同様な照射形態で表示されることが
好ましい。
【００１９】前記タリフ釦２のうち、基本タリフ釦２ａ
〜２ｅの自照される押圧面５には、各基本タリフ釦の名
称３ａ〜３ｅを表示する名称表示部３が設けられ、拡張
タリフ釦２ｆ〜２ｋに並設した名称表示欄６には、各拡
張タリフ釦の名称３ｆ〜３ｋを表示する名称表示部３が
設けられている。前記名称表示部３は、光透過性の押圧
面５又は名称表示欄６の表面に光を透過しない暗色系の
文字で名称を表示してなるものや、暗色系のフィルムや
塗料が被覆された非透過性の押圧面５又は名称表示欄６
の表面に透過性の抜き文字により名称を表示してなるも
のが好ましいが、上記バックライト４の照射態様の変化
により互いに識別可能に表示されるものであれば、その
他の適宜な表示態様が採用され得る。
〜２ｅの自照される押圧面５には、各基本タリフ釦の名
称３ａ〜３ｅを表示する名称表示部３が設けられ、拡張
タリフ釦２ｆ〜２ｋに並設した名称表示欄６には、各拡
張タリフ釦の名称３ｆ〜３ｋを表示する名称表示部３が
設けられている。前記名称表示部３は、光透過性の押圧
面５又は名称表示欄６の表面に光を透過しない暗色系の
文字で名称を表示してなるものや、暗色系のフィルムや
塗料が被覆された非透過性の押圧面５又は名称表示欄６
の表面に透過性の抜き文字により名称を表示してなるも
のが好ましいが、上記バックライト４の照射態様の変化
により互いに識別可能に表示されるものであれば、その
他の適宜な表示態様が採用され得る。
【００２０】次に、本実施形態のタリフ釦２及び名称表
示部３の動作について詳細に説明する。図３は本実施形
態におけるタクシーメータＡの簡略構成を示すブロック
図である。タクシーメータＡは、車体側に設けられた距
離パルス発生器１５からのパルス信号及びタリフ釦２に
より指定されたタリフに基づき演算手段１６で演算され
た運賃を料金表示欄７に表示するとともに、指定された
タリフ釦２に基づき制御手段１７でバックライト４の照
射態様を制御して、選択されたタリフ釦及び次に選択可
能なタリフ釦と選択不能なタリフ釦とを互いに区別でき
るように識別表示するとともに、前記選択されたタリフ
釦と次に選択可能なタリフ釦とを互いに区別できるよう
に識別表示するものである。
示部３の動作について詳細に説明する。図３は本実施形
態におけるタクシーメータＡの簡略構成を示すブロック
図である。タクシーメータＡは、車体側に設けられた距
離パルス発生器１５からのパルス信号及びタリフ釦２に
より指定されたタリフに基づき演算手段１６で演算され
た運賃を料金表示欄７に表示するとともに、指定された
タリフ釦２に基づき制御手段１７でバックライト４の照
射態様を制御して、選択されたタリフ釦及び次に選択可
能なタリフ釦と選択不能なタリフ釦とを互いに区別でき
るように識別表示するとともに、前記選択されたタリフ
釦と次に選択可能なタリフ釦とを互いに区別できるよう
に識別表示するものである。
【００２１】具体的には、一例として下記表１にも示す
如く、例えば『支払』のタリフ釦２ｃが選択されている
状況下では、次に選択可能なタリフ釦は『空車』のタリ
フ釦２ａ又は『実車』のタリフ釦２ｂのみとなり、この
場合、『支払』のタリフ釦２ｃがバックライト４により
「赤色」で照射されるとともに『空車』及び『実車』の
タリフ釦２ａ、２ｂが各バックライト４により「黄緑
色」で照射され、選択不能なその他のタリフ釦に対応す
る各バックライト４は消灯される。
如く、例えば『支払』のタリフ釦２ｃが選択されている
状況下では、次に選択可能なタリフ釦は『空車』のタリ
フ釦２ａ又は『実車』のタリフ釦２ｂのみとなり、この
場合、『支払』のタリフ釦２ｃがバックライト４により
「赤色」で照射されるとともに『空車』及び『実車』の
タリフ釦２ａ、２ｂが各バックライト４により「黄緑
色」で照射され、選択不能なその他のタリフ釦に対応す
る各バックライト４は消灯される。
【００２２】
【表１】
【００２３】上記各バックライト４は、「赤色」と「黄
緑色」の２色から選択して点灯するように構成されてい
るが、当該バックライト４が前記２色を同時に点灯でき
るように構成されることで、例えば前記次に選択可能な
『空車』のタリフ釦２ａ及び『実車』のタリフ釦２ｂが
各バックライト４の同時点灯により「オレンジ色」で照
射され、選択不能なタリフの名称が「黄緑色」で照射さ
れることも可能である。尚、各バックライト４の点灯色
及びその組み合わせは上記のものには限定されず、適宜
識別容易な色及び組み合わせに設定すればよい。また、
各バックライト４の照射態様の変化は、上記の如き色変
化によるものに限定されず、例えば「赤色」等の１色に
のみ点灯可能なバックライトを使用して、その点滅又は
光量変化により、選択されたタリフ釦、次に選択可能な
タリフ釦及び選択不能なタリフ釦を互いに識別可能に表
示することもできる。
緑色」の２色から選択して点灯するように構成されてい
るが、当該バックライト４が前記２色を同時に点灯でき
るように構成されることで、例えば前記次に選択可能な
『空車』のタリフ釦２ａ及び『実車』のタリフ釦２ｂが
各バックライト４の同時点灯により「オレンジ色」で照
射され、選択不能なタリフの名称が「黄緑色」で照射さ
れることも可能である。尚、各バックライト４の点灯色
及びその組み合わせは上記のものには限定されず、適宜
識別容易な色及び組み合わせに設定すればよい。また、
各バックライト４の照射態様の変化は、上記の如き色変
化によるものに限定されず、例えば「赤色」等の１色に
のみ点灯可能なバックライトを使用して、その点滅又は
光量変化により、選択されたタリフ釦、次に選択可能な
タリフ釦及び選択不能なタリフ釦を互いに識別可能に表
示することもできる。
【００２４】次に図４は、第２実施形態のタクシーメー
タＡにおけるタクシーメータ頭部１の前面構成を示す正
面図である。
タＡにおけるタクシーメータ頭部１の前面構成を示す正
面図である。
【００２５】本実施形態におけるタクシーメータＡは、
タクシーメータ頭部１の前面１ａに設けたカラー液晶表
示欄８に、タッチパネルからなる複数のタリフ釦２を形
成し、選択されたタリフ釦と次に選択可能なタリフ釦と
を、液晶の色変化によって互いに異なる色で識別表示す
るように構成され、前記タリフ釦２は、基本タリフ釦２
ａ〜２ｅと拡張タリフ釦２ｆ〜２ｋからなり、各タリフ
釦の押圧面５、…には、当該タリフ釦の名称を表示した
基本名称表示部３ａ〜３ｅ及び拡張名称表示部３ｆ〜３
ｋが形成されている。ここで、前記色変化による各タリ
フ釦２の識別表示の形態は、押圧面５に形成される当該
タリフ釦の名称を異なる色で表示したり、名称が表示さ
れる押圧面５全体を異なる色で表示したり、各タリフ釦
２の押圧面５における周縁に沿った枠部を異なる色で表
示したりするなど、適宜な識別表示形態が採用できる。
尚、本実施形態のタクシーメータＡにあっても、前記選
択されたタリフ釦は、選択後の所定の時間だけ識別して
表示され、所定時間経過後は次に選択可能なタリフ釦又
は選択不能なタリフ釦と同様な形態で表示されるもので
あっても良い。また、カラー液晶表示欄の代わりに白黒
の液晶表示欄を採用しても良く、この場合、前記タリフ
釦の識別表示形態は、選択されたタリフ釦を点滅表示す
るとともに次に選択可能なタリフ釦を反転表示するよう
に構成することが好ましい。
タクシーメータ頭部１の前面１ａに設けたカラー液晶表
示欄８に、タッチパネルからなる複数のタリフ釦２を形
成し、選択されたタリフ釦と次に選択可能なタリフ釦と
を、液晶の色変化によって互いに異なる色で識別表示す
るように構成され、前記タリフ釦２は、基本タリフ釦２
ａ〜２ｅと拡張タリフ釦２ｆ〜２ｋからなり、各タリフ
釦の押圧面５、…には、当該タリフ釦の名称を表示した
基本名称表示部３ａ〜３ｅ及び拡張名称表示部３ｆ〜３
ｋが形成されている。ここで、前記色変化による各タリ
フ釦２の識別表示の形態は、押圧面５に形成される当該
タリフ釦の名称を異なる色で表示したり、名称が表示さ
れる押圧面５全体を異なる色で表示したり、各タリフ釦
２の押圧面５における周縁に沿った枠部を異なる色で表
示したりするなど、適宜な識別表示形態が採用できる。
尚、本実施形態のタクシーメータＡにあっても、前記選
択されたタリフ釦は、選択後の所定の時間だけ識別して
表示され、所定時間経過後は次に選択可能なタリフ釦又
は選択不能なタリフ釦と同様な形態で表示されるもので
あっても良い。また、カラー液晶表示欄の代わりに白黒
の液晶表示欄を採用しても良く、この場合、前記タリフ
釦の識別表示形態は、選択されたタリフ釦を点滅表示す
るとともに次に選択可能なタリフ釦を反転表示するよう
に構成することが好ましい。
【００２６】本実施形態のタクシーメータＡにあって
は、料金表示欄７、タリフ釦２、名称表示部３、その他
呼出釦１１、転送釦１２、合計釦１３を、前記カラー液
晶表示欄８に一括して設けることが可能となり、コスト
が大幅に低減する。
は、料金表示欄７、タリフ釦２、名称表示部３、その他
呼出釦１１、転送釦１２、合計釦１３を、前記カラー液
晶表示欄８に一括して設けることが可能となり、コスト
が大幅に低減する。
【００２７】
【発明の効果】以上にしてなる本発明のタクシーメータ
によれば、選択されたタリフ釦と、次に選択可能なタリ
フ釦とが互いに区別できるように識別表示されるので、
識別表示されている数限られた次に選択可能なタリフ釦
の中から状況に合致した選択すべきタリフ釦を瞬時に見
出すことが可能となるとともに、選択されたタリフ釦が
次に選択可能なタリフ釦と識別表示されることで、乗務
員と乗客の双方にとって、現在選択されているタリフ釦
を確認することが容易になる。
によれば、選択されたタリフ釦と、次に選択可能なタリ
フ釦とが互いに区別できるように識別表示されるので、
識別表示されている数限られた次に選択可能なタリフ釦
の中から状況に合致した選択すべきタリフ釦を瞬時に見
出すことが可能となるとともに、選択されたタリフ釦が
次に選択可能なタリフ釦と識別表示されることで、乗務
員と乗客の双方にとって、現在選択されているタリフ釦
を確認することが容易になる。
【００２８】ここで、タリフ釦の自照される押圧面に、
各タリフ釦の名称を表示する名称表示部を設けたタクシ
ーメータにあっては、タリフ釦とともにその名称も識別
表示され、乗務員によるタリフ釦の誤操作を未然に回避
できるとともに、乗客にとっても乗務員によるタリフ釦
の選択に対する監視並びに理解が容易になる。
各タリフ釦の名称を表示する名称表示部を設けたタクシ
ーメータにあっては、タリフ釦とともにその名称も識別
表示され、乗務員によるタリフ釦の誤操作を未然に回避
できるとともに、乗客にとっても乗務員によるタリフ釦
の選択に対する監視並びに理解が容易になる。
【００２９】また、タリフ釦に並設した名称表示欄に各
タリフ釦の名称を表示してなるタクシーメータにあって
は、タリフ釦の名称表示とタリフ釦とが独立して設けら
れるので、タクシーメータ頭部におけるタリフの設定変
更があった場合においても、前記名称表示欄のみを交換
するだけでタリフ釦は交換することなくそのまま使用で
き、前記設定変更にかかるコストを低減できる。
タリフ釦の名称を表示してなるタクシーメータにあって
は、タリフ釦の名称表示とタリフ釦とが独立して設けら
れるので、タクシーメータ頭部におけるタリフの設定変
更があった場合においても、前記名称表示欄のみを交換
するだけでタリフ釦は交換することなくそのまま使用で
き、前記設定変更にかかるコストを低減できる。
【００３０】また、タクシーメータ頭部の前面に設けた
カラー液晶表示欄に、タッチパネルからなる複数のタリ
フ釦を形成し、選択されたタリフ釦と次に選択可能なタ
リフ釦とを、液晶の色変化によって互いに異なる色で識
別表示するように構成したタクシーメータにあっては、
同じく識別表示されている数限られた次に選択可能なタ
リフ釦の中から状況に合致した選択すべきタリフ釦を瞬
時に見出すことが可能となるとともに、乗務員と乗客の
双方にとって、現在選択されているタリフ釦を確認する
ことが容易になり、コストも大幅に低減できる。
カラー液晶表示欄に、タッチパネルからなる複数のタリ
フ釦を形成し、選択されたタリフ釦と次に選択可能なタ
リフ釦とを、液晶の色変化によって互いに異なる色で識
別表示するように構成したタクシーメータにあっては、
同じく識別表示されている数限られた次に選択可能なタ
リフ釦の中から状況に合致した選択すべきタリフ釦を瞬
時に見出すことが可能となるとともに、乗務員と乗客の
双方にとって、現在選択されているタリフ釦を確認する
ことが容易になり、コストも大幅に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のタクシーメータの第１実施形態を示す
説明正面図。
説明正面図。
【図２】（ａ）は、同じく第１実施形態の基本タリフ釦
及び基本名称表示部を示す一部破断斜視図。（ｂ）は、
同じく第１実施形態の拡張タリフ釦及び拡張名称表示部
を示す一部破断斜視図。
及び基本名称表示部を示す一部破断斜視図。（ｂ）は、
同じく第１実施形態の拡張タリフ釦及び拡張名称表示部
を示す一部破断斜視図。
【図３】同じく第１実施形態のタクシーメータの簡略構
成を示すブロック図。
成を示すブロック図。
【図４】本発明のタクシーメータの第２実施形態を示す
説明正面図。
説明正面図。
【図５】従来のタクシーメータを示す説明正面図。
【符号の説明】 Ａ タクシーメータ １ タクシーメ
ータ頭部 １ａ 前面 ２ タリフ釦 ２ａ〜２ｅ 基本タリフ釦 ２ｆ〜２ｋ 拡
張タリフ釦 ３ 名称表示部 ３ａ〜３ｅ 基
本タリフ釦の名称 ３ｆ〜３ｋ 拡張タリフ釦の名称 ４ バックライ
ト ５ 押圧面 ６ 名称表示欄 ７ 料金表示欄 ８ カラー液晶
表示欄 １１ 呼出スイッチ １２ 転送スイ
ッチ １３ 合計スイッチ １５ 距離パル
ス発生器 １６ 演算手段 １７ 制御手段 ５０ タクシーメータ ５１ タクシー
メータ頭部 ５１ａ 前面 ５２ 料金表示
欄 ５３ タリフ釦 ５４ 名称
ータ頭部 １ａ 前面 ２ タリフ釦 ２ａ〜２ｅ 基本タリフ釦 ２ｆ〜２ｋ 拡
張タリフ釦 ３ 名称表示部 ３ａ〜３ｅ 基
本タリフ釦の名称 ３ｆ〜３ｋ 拡張タリフ釦の名称 ４ バックライ
ト ５ 押圧面 ６ 名称表示欄 ７ 料金表示欄 ８ カラー液晶
表示欄 １１ 呼出スイッチ １２ 転送スイ
ッチ １３ 合計スイッチ １５ 距離パル
ス発生器 １６ 演算手段 １７ 制御手段 ５０ タクシーメータ ５１ タクシー
メータ頭部 ５１ａ 前面 ５２ 料金表示
欄 ５３ タリフ釦 ５４ 名称
Claims (5)
- 【請求項１】 タクシーメータ頭部の前面に、バックラ
イトの色変化、点滅、光量変化、若しくは点灯／消灯の
切替えにより視認可能に照明表示した複数のタリフ釦を
設け、選択されたタリフ釦及び次に選択可能なタリフ釦
と、選択不能なタリフ釦とを前記バックライトの照射態
様の変化によって互いに区別できるように識別表示する
とともに、前記選択されたタリフ釦と、次に選択可能な
タリフ釦とを前記バックライトの照射態様の変化によっ
て互いに区別できるように識別表示するように構成した
タクシーメータ。 - 【請求項２】 タリフ釦の自照される押圧面に、各タリ
フ釦の名称を表示する名称表示部を設けた請求項１記載
のタクシーメータ。 - 【請求項３】 タリフ釦に並設した名称表示欄に、各タ
リフ釦の名称を表示してなる請求項１記載のタクシーメ
ータ。 - 【請求項４】 タクシーメータ頭部の前面に設けたカラ
ー液晶表示欄に、タッチパネルからなる複数のタリフ釦
を形成し、選択されたタリフ釦と次に選択可能なタリフ
釦とを、液晶の色変化によって互いに異なる色で識別表
示するように構成したタクシーメータ。 - 【請求項５】 タクシーメータ頭部の前面に、バックラ
イトの色変化、点滅、光量変化、若しくは点灯／消灯の
切替えにより視認可能に照明表示した複数のタリフ釦を
設け、次に選択可能なタリフ釦と、選択不能なタリフ釦
とを前記バックライトの照射態様の変化によって互いに
区別できるように識別表示するように構成したタクシー
メータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11003173A JP2000207588A (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | タクシーメータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11003173A JP2000207588A (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | タクシーメータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000207588A true JP2000207588A (ja) | 2000-07-28 |
Family
ID=11550002
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11003173A Pending JP2000207588A (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | タクシーメータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000207588A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2858695A1 (fr) * | 2003-10-10 | 2005-02-11 | Alain Henri Bernard Chemla | Calculateur personnel. |
| JP2006338464A (ja) * | 2005-06-03 | 2006-12-14 | Futaba Keiki Kk | タクシーの情報処理システム |
-
1999
- 1999-01-08 JP JP11003173A patent/JP2000207588A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2858695A1 (fr) * | 2003-10-10 | 2005-02-11 | Alain Henri Bernard Chemla | Calculateur personnel. |
| EP1522929A2 (fr) * | 2003-10-10 | 2005-04-13 | Alain Henri Bernard Chemla | Calculateur personnel |
| EP1522929A3 (fr) * | 2003-10-10 | 2006-08-23 | Alain Henri Bernard Chemla | Calculateur personnel |
| JP2006338464A (ja) * | 2005-06-03 | 2006-12-14 | Futaba Keiki Kk | タクシーの情報処理システム |
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