JP2000206556A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2000206556A
JP2000206556A JP11005667A JP566799A JP2000206556A JP 2000206556 A JP2000206556 A JP 2000206556A JP 11005667 A JP11005667 A JP 11005667A JP 566799 A JP566799 A JP 566799A JP 2000206556 A JP2000206556 A JP 2000206556A
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JP
Japan
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liquid crystal
crystal display
film substrate
flexible film
display panel
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Pending
Application number
JP11005667A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunari Tanaka
一成 田中
Tatsufumi Ogata
達文 尾形
Akinari Otani
晃也 大谷
Taku Ishikawa
卓 石川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶表示パネルを駆動させる回路が形成され
た可撓性を有するフィルム基板で構成された液晶表示装
置において、狭額で且つ機構設計の簡素化と部品点数の
削減を実現するとともに、信頼性を飛躍的に向上させ
る。 【解決手段】 可撓性を有するフィルム基板1は多層基
板4を折り曲げることにより狭額化し、折り曲げ部2に
スリット3を設けることにより応力を緩和する。また、
可撓性を有するフィルム基板1の長さの30%以上スリ
ットを設ける構成により、両面粘着テープによる剥がれ
不良をなくし、更には、スリットを均等に配置すること
で折り曲げ部の応力を均等化することができる。この構
成によって、折り曲げ部に印加される応力を格段に低減
でき、信頼性を飛躍的に向上させることができた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示パネルと
可撓性を有するフィルム基板を接続する液晶表示装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示装置は高品質、薄型・軽
量、低コスト化が益々進行している。例えば、液晶表示
部の大画面化が進行する一方で、周辺回路の占める領域
は更に縮小化が要求されている。したがって、回路基板
自体の形状も縮小化と同時に多層化され、更には折り曲
げ構造を有している。
【0003】そのため従来の液晶表示装置では、微小化
した可撓性を有するフィルム基板の搭載領域で前記可撓
性を有するフィルム基板の折り曲げストレスに耐え得る
ように、接着力の強い材料の開発や樹脂による折り曲げ
部の補強、あるいは別途支持体による押さえ構造が必要
であった。
【0004】以下、図4の従来の技術による液晶表示パ
ネルを駆動させる回路が形成された可撓性を有するフィ
ルム基板の断面図及び図2,図3の本実施の形態におけ
る液晶表示装置の平面図、拡大断面図(図2のA−A′
断面)に基づき従来の液晶表示装置について説明する。
【0005】液晶表示装置は、図3に示すような対向す
る2枚のガラス基板であるカラーフィルター基板14と
アレイ基板15の間に液晶材料16が挟持された液晶表
示パネル8と、該液晶表示パネル8に搭載された図2に
示すソース側ドライバーIC10及びゲート側ドライバ
ーIC11と、液晶表示パネル8に設けられた複数の電
極端子と液晶表示パネル8を駆動させる回路が形成され
た図4に示す可撓性を有するフィルム基板7の複数の電
極端子を接続する構成となっている。
【0006】液晶表示パネル8の電極端子には通常、A
lやTi、ITOといった配線材料が用いられ、0.1
〜0.2μm程度の厚みである。また図4に示す可撓性
を有するフィルム基板7は、図2に示すように液晶表示
パネル8に設けられたソース電極側のフィルム基板20
とゲート電極側のフィルム基板9の2つの基板に分割・
構成され、各フィルムの電極端子5には表面にAuメッ
キが施された銅箔が用いられている。そして更に可撓性
を有するフィルム基板7は図4に示す多層基板4を折り
曲げることにより狭額化されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術による液晶表示装置では、可撓性を有するフィルム
基板7の折り曲げ部2は一層あるいは両面のフィルム基
板であるがその折り曲げによる応力(反発力)は大き
く、信頼性試験において剥がれが発生する原因となって
いた。
【0008】このように、従来の技術では接着力の強い
材料やその他の手段においても機構設計が煩雑になり部
品点数も増大する結果、工程が複雑化するため工程の合
理化が必要となり、また、前述した従来例においても、
折り曲げ部が剥がれるという課題を有していた。
【0009】本発明は、上述した従来の課題を簡単な手
段により解決することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、対向する2枚のガラス基板14及びガラス
基板15の間に液晶材料16が挟持された液晶表示パネ
ル8と、液晶表示パネル8に搭載されたソース側及びゲ
ート側ドライバーIC10及び11と、液晶表示パネル
8に設けられた複数の電極端子と液晶表示パネル8を駆
動させる回路が形成された可撓性を有するフィルム基板
1の複数の電極端子を接続する構成を有する液晶表示装
置であって、可撓性を有するフィルム基板1は多層基板
4を折り曲げることにより狭額化され、折り曲げ部2に
はスリット3が設けられていることを特徴とする。
【0011】このように、可撓性を有するフィルム基板
1は多層基板4を折り曲げることにより狭額化され、折
り曲げ部2にはスリット3が設けられていることによ
り、折り曲げ部2に印加される応力を緩和し、前述の課
題を解決でき信頼性を飛躍的に向上させる構成の液晶表
示装置を提供できる。
【0012】また、従来の液晶表示装置に比べて製造工
程の合理化が推進でき、低コスト化と機構的設計の合理
化を実現することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
対向する2枚のガラス基板の間に液晶材料が挟持された
液晶表示パネルと、該液晶表示パネルに搭載されたドラ
イバーICと、前記液晶表示パネルに設けられた複数の
電極端子と該液晶表示パネルを駆動させる回路が形成さ
れた可撓性を有するフィルム基板の複数の電極端子を接
続する構造を有する液晶表示装置であって、前記可撓性
を有するフィルム基板は多層基板を折り曲げることによ
り狭額化され、前記折り曲げ部にはスリットが設けられ
ていることを特徴とするものであり、前記折り曲げ部に
設けられたスリットにより、折り曲げによる応力を緩和
し、信頼性を飛躍的に向上させる構成の液晶表示装置を
提供できる。
【0014】本発明の請求項2記載の発明は、可撓性を
有するフィルム基板のスリットの長さが、前記可撓性を
有するフィルム基板の長さの30%以上設けられている
ことを特徴とするものであり、折り曲げ部の応力を、折
り曲げられた可撓性を有するフィルム基板の間に両面粘
着テープを貼り付ける程度で剥がれを発生させずに保持
可能なまでに低減することができる。
【0015】本発明の請求項3記載の発明は、可撓性を
有するフィルム基板のスリットが、前記可撓性を有する
フィルム基板の折り曲げ方向に対し均等に配置されてい
ることを特徴とするものであり、折り曲げ部の応力分布
を均等化し、部分的な剥がれをなくす効果がある。
【0016】また、従来の液晶表示装置に比べて製造工
程における工数も削減できるので低コスト化と機構設計
あるいは工程の合理化を実現することができる作用を有
する。
【0017】以下、本発明の実施の形態について図面を
参照しながら説明する。
【0018】図1は、本発明の実施の形態における液晶
表示パネルを駆動させる回路が形成された可撓性を有す
るフィルム基板の断面図である。その可撓性を有するフ
ィルム基板1には、通常2〜8層の多層基板4と、多層
基板4を繋ぐ折り曲げ部2及びスリット3と、液晶表示
パネル8(図2,図3参照)に設けられた電極端子と接
続する複数の電極端子5と、外部からの信号入力のため
のコネクター6により構成されている。図2は、本発明
の実施の形態における液晶表示装置の平面図。図3は図
2のA−A′における拡大断面図である。液晶表示装置
は、図3に示すように対向する2枚のガラス基板、つま
りカラーフィルター基板14及びアレイ基板15の間に
液晶材料16が挟持された液晶表示パネル8と、図2に
示すように該液晶表示パネル8に搭載されたソース側ド
ライバーIC10及びゲート側ドライバーIC11と、
液晶表示パネル8に設けられた複数の電極端子と液晶表
示パネル8を駆動させる回路が形成された可撓性を有す
るソース電極側フィルム基板20及びゲート電極側フィ
ルム基板9の複数の電極端子を接続する構造を有する。
【0019】また、図3の拡大図に示すように、カラー
フィルター基板14,アレイ基板15及び液晶材料16
で液晶表示パネル8を構成するが、液晶表示パネル8の
17は液晶材料16のシール材、18は可撓性を有する
フィルム基板1を接続する異方導電性接着剤、19は可
撓性を有するフィルム基板1を折り曲げた後固定する両
面粘着テープである。可撓性を有するフィルム基板1は
異方導電性接着剤18により液晶表示パネル8と接続さ
れた後折り曲げられ、液晶表示パネル8の裏面に両面粘
着テープ19により貼付けられる。
【0020】本実施の形態では、可撓性を有するフィル
ム基板1の折り曲げ部2は、前記銅箔による電極端子を
25μmのポリイミドフィルムで挟んだ構成となってい
る。そして、折り曲げ部2にはスリット3が設けられて
いる。そして、可撓性を有するフィルム基板1は多層基
板4を折り曲げることにより狭額化され、折り曲げ部2
にはスリット3が設けられていることにより、折り曲げ
部2に印加される応力を緩和し、前記従来の技術による
課題を解決でき信頼性を飛躍的に向上させる構成の液晶
表示装置を提供できる。
【0021】また、可撓性を有するフィルム基板1のス
リット3の長さを可撓性を有するフィルム基板1の長さ
の30%以上設けることにより、折り曲げ部2の応力
を、折り曲げられた可撓性を有するフィルム基板の間に
両面粘着テープ19を貼り付ける程度で剥がれを発生さ
せずに保持可能なまでに低減することができる。更に
は、可撓性を有するフィルム基板1のスリット3が可撓
性を有するフィルム基板1の折り曲げ方向に対し均等に
配置することにより、折り曲げ部2の応力分布を均等化
し、部分的な剥がれをなくす効果がある。
【0022】次に、液晶表示装置の製造プロセスについ
て説明する。
【0023】ソース側ドライバーIC10及びゲート側
ドライバーIC11が搭載された液晶表示パネル8に設
けられた複数の電極端子と可撓性を有するフィルム基板
1に形成された複数の電極端子5を異方導電性接着剤1
8を介して接続した。まず、フィルム上の異方導電性接
着剤18を液晶表示パネル8の電極端子上に熱圧着によ
り貼り付ける。このときの貼り付け温度は70〜100
℃であった。その後、可撓性を有するフィルム基板1の
複数の電極端子5を液晶表示パネル8の電極端子に位置
合わせし、再度70〜100℃で3sec間熱圧着を行
った。
【0024】次に、ピーク温度約200℃、圧着荷重約
40kg/cm2、圧着時間10secで本圧着を行っ
た。圧着ツールはSUS(ステンレス鋼)製のものを用
い、圧着ツールと可撓性を有するフィルム基板の間には
テフロン(登録商標)製フィルム(厚み;50μm)を
挟んだ。
【0025】同様にしてゲート電極側にもフィルム基板
9を接続した。
【0026】本圧着完了後は、可撓性を有するフィルム
基板1を図3に示したように180゜折り曲げ、液晶表
示パネル8の裏面に両面粘着テープ19を用いて貼り付
け、固定した。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明の液晶表示装
置においては、可撓性を有するフィルム基板は多層基板
を折り曲げることにより狭額化され、折り曲げ部にスリ
ット3を設けることにより、折り曲げによる応力を緩和
し、信頼性を飛躍的に向上させる構成の液晶表示装置を
提供するものである。
【0028】また、可撓性を有するフィルム基板のスリ
ットの長さを可撓性を有するフィルム基板1の長さの3
0%以上設けることにより、折り曲げ部の応力を、折り
曲げられた可撓性を有するフィルム基板の間に両面粘着
テープを貼り付ける程度で剥がれを発生させずに保持可
能なまでに低減することができる。更には、可撓性を有
するフィルム基板のスリットが可撓性を有するフィルム
基板の折り曲げ方向に対し均等に配置することにより、
折り曲げ部の応力分布を均等化し、部分的な剥がれを防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における液晶表示パネルを
駆動させる回路が形成された可撓性を有するフィルム基
板の断面図
【図2】本発明の実施の形態における液晶表示装置の平
面図
【図3】図2のA−A′における拡大断面図
【図4】従来の技術による液晶表示パネルを駆動させる
回路が形成された可撓性を有するフィルム基板の断面図
【符号の説明】
1,7 可撓性を有するフィルム基板 2 折り曲げ部 3 スリット 4 多層基板 5 複数の電極端子 6 コネクター 8 液晶表示パネル 9 ゲート電極側のフィルム基板 10 ソース側ドライバーIC 11 ゲート側ドライバーIC 12 ソース側コネクター 13 ゲート側コネクター 14 カラーフィルター基板 15 アレイ基板 16 液晶材料 17 シール材 18 異方導電性接着剤 19 両面粘着テープ 20 ソース電極側のフィルム基板
フロントページの続き (72)発明者 大谷 晃也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 石川 卓 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H090 JB02 JD13 LA04 LA15 2H092 GA45 GA48 GA50

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する2枚のガラス基板の間に液晶材
    料が挟持された液晶表示パネルと、該液晶表示パネルに
    搭載されたドライバーICと、前記液晶表示パネルに設
    けられた複数の電極端子と前記液晶表示パネルを駆動さ
    せる回路が形成された可撓性を有するフィルム基板の複
    数の電極端子を接続する構成を有する液晶表示装置であ
    って、前記可撓性を有するフィルム基板は多層基板を折
    り曲げることにより狭額化され、前記折り曲げ部にはス
    リットが設けられていることを特徴とする液晶表示装
    置。
  2. 【請求項2】 可撓性を有するフィルム基板のスリット
    の長さが、前記可撓性を有するフィルム基板の長さの3
    0%以上設けられていることを特徴とする請求項1記載
    の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 可撓性を有するフィルム基板のスリット
    が、前記可撓性を有するフィルム基板の折り曲げ方向に
    対し均等に配置されていることを特徴とする請求項2記
    載の液晶表示装置。
JP11005667A 1999-01-12 1999-01-12 液晶表示装置 Pending JP2000206556A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100504306B1 (ko) * 2001-11-08 2005-07-28 가부시키가이샤 히타치세이사쿠쇼 액정 표시 장치
JP2008097426A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Toppan Forms Co Ltd Rfidメディア
US10108036B2 (en) 2014-09-25 2018-10-23 Samsung Display Co., Ltd. Display device including curved display panel
CN110534020A (zh) * 2019-09-30 2019-12-03 厦门天马微电子有限公司 一种灯板、背光模组及显示装置
US10686061B2 (en) 2009-03-05 2020-06-16 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing the same

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