JP2000206551A - 液晶装置およびその駆動方法並びに電子機器 - Google Patents

液晶装置およびその駆動方法並びに電子機器

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JP2000206551A JP916499A JP916499A JP2000206551A JP 2000206551 A JP2000206551 A JP 2000206551A JP 916499 A JP916499 A JP 916499A JP 916499 A JP916499 A JP 916499A JP 2000206551 A JP2000206551 A JP 2000206551A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配向膜を用いることなく電界のみで液晶の配
向方向を制御でき、液晶の種類に関係なくメモリ性を備
える液晶装置を提供するとともに、当該液晶装置の駆動
方法および当該液晶装置を適用した電子機器を提供す
る。 【解決手段】 一対の基板間に液晶を挟持してなる液晶
装置であって、前記液晶の分子2を第1の電界方向A1
と、前記第1の電界方向とは異なる第2の電界方向A2
に前記液晶の分子を制御する制御手段1が前記一対の基
板に形成されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶パネル等の液
晶装置および当該液晶装置の駆動方法並びに当該液晶装
置を適用した電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の液晶装置は、基板の少なくとも一
方にラビング処理を施した配向膜を有し、電界を加えな
い状態では上記配向膜のラビング方向にそって液晶の分
子が配列している。また、電界を加えた状態では電界方
向に上記液晶の分子が配列する。
【0003】例えば、ここに示すIPS(In Plane Swi
tching)モードとTN(Twisted Nematic,ねじれネマテ
ィック)モードがその例である。
【0004】まず、図5はIPSモードの表示原理を示
す概略図であり、電極42a,42b間に電界がない状
態(左側)と、電極42a,42b間に電界がある状態
(右側)とを示す。この状態からわかるように電界がな
い状態では、液晶分子は基板面と平行に同じ方向に配向
している。これは配向膜に施したラビングによるもので
ある。また、電界がある状態では、図示されているよう
に電界方向に液晶分子が配列する。このようにして、図
5の場合、電極42a,42b間に電圧を印加したと
き、上方から入射した光は液晶を透過して下方へ出射す
る(ノーマリー・ブラックモード)。
【0005】また、図6はTNモードの表示原理を示す
概略図であり、電極52a,52b間に電界がない状態
(左側)と、電極52a,52b間に電界がある状態
(右側)とを示す。電界がない状態では、液晶分子はツ
イスト配向してなり、電界がある状態では、液晶分子は
電界方向に配列する。このようにして、図6の場合、電
極52a,52b間に電圧を印加したときには、上方か
ら入射した光は液晶層を透過し、偏光板51bで遮断さ
れる(ノーマリー・ホワイトモード)。
【0006】上述したように、従来の液晶装置の構成
は、液晶を挟持する一対の基板の少なくとも一方にラビ
ング処理を施した配向膜を形成し、配向膜による規制力
によって初期の配列状態(第1の状態)を保持し、印加
される横電界(基板面に対して平行な電界)または縦電
界(基板面に対して垂直な電界)により液晶を第2の状
態に遷移させるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た液晶表示方法では、加えていた電界がなくなると液晶
分子は必然的に配向安定な第1の状態に戻ってしまう。
これらの現象はコントラストの低下や明るさ不足、視角
特性の劣化等の表示品質を下げる原因となる。この問題
の改善のためには、各画素の電界を、書き込み時以外で
も保持するようにしなくてはいけない。具体的な方策と
して、通常はTFT等のスイッチングデバイスを各画素
毎に設けるが、これは製造プロセスの複雑化を招き、コ
ストの増加にもなる。しかもこのような方策によって
も、実際は各画素の電界を数百ミリ秒程度保持するのが
限界である。そのため従来の液晶装置では数十Hzとい
う一定の周期で定常的に書き込みを行うことが必要であ
る。このような連続的かつ頻繁な書き込み動作は、液晶
装置に映し出される内容が変化するしないに関わらず必
要であり、常に一定の消費電力を必要とする。
【0008】一方でFLC(Ferroelectric Liquid Cry
stal,強誘電性液晶)を使った液晶装置では、液晶層自
身が持つメモリ性により一度書き込んだ後は、定期的な
書き込み動作は不必要になる。このため、FLCはTF
Tなどのスイッチング素子なしで表示品質を高めたり、
消費電力を減らす点で有利であるが、液晶ディスプレイ
の画面全体でセルギャップを均一に薄く制御しなくては
いけない、中間調表示が難しいなどの問題点を有してい
る。
【0009】また、従来の液晶装置では液晶を配向させ
るために配向膜が不可欠であるが、配向膜形成プロセス
による製造歩留まりの低下や、長時間の使用により配向
膜が劣化し、それにともない表示品質が低下するなどの
問題が、いまだ大きな問題として存在する。
【0010】本発明は上記問題点を解決するものであ
り、配向膜を用いることなく電界のみで液晶の配向方向
を制御でき、液晶の種類に関係なくメモリ性を備える液
晶装置を提供するとともに、当該液晶装置の駆動方法お
よび当該液晶装置を適用した電子機器を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明の概要を説明すれば、下記のとおりである。
【0012】すなわち、本発明の液晶装置は、一対の基
板間に液晶を挟持してなる液晶装置であって、前記液晶
の分子を第1の電界方向と、前記第1の電界方向とは異
なる第2の電界方向に前記液晶の分子を制御する制御手
段が前記一対の基板に形成されてなることを特徴とする
ものである。
【0013】これにより、液晶層にメモリ性を付与する
ことが可能になり、TFT等のスイッチング素子がなく
ても高いコントラスト等のすぐれた表示品質を持つ液晶
装置を得ることができる。これらの特徴は、特に走査線
の数が増えたような場合に有効になる。例えば走査線の
数が1000本を越えるような超高精細表示体において
もフリッカ(flicker,ちらつき)が目立たな
い、すぐれた液晶装置を得ることができる。
【0014】また電界が必要となるのは液晶の状態を遷
移するとき、すなわち表示内容を変更するときのみとな
り低消費電力化にも貢献できる。これはとくに表示内容
の書き換え頻度が少ない情報機器向け表示体として使っ
た場合に有効である。
【0015】また液晶は電界を取り除いた状態では、ど
のような配向状態においても安定となるため、中間調表
示の場合でも電界を加えることなくその表示内容を保持
することができる。
【0016】さらに、配向処理工程が不必要となるため
に製造工程が簡単になり歩留まりが上がる。また、配向
膜による配向規制力がないので液晶の応答性向上にも貢
献できるとともに、配向膜がないため長期使用により配
向膜が劣化するなどの信頼性上の不具合もなくなる。
【0017】ここで、上記制御手段は少なくとも3つの
電極からなり、前記少なくとも3つの電極は印加される
信号により上記第1の電界と上記第2の電界とが制御さ
れるように形成されるとよい。これにより、液晶分子は
異なる2つの方向の間でその向きを変えることが可能と
なる。
【0018】さらに、上記制御手段は、上記第1の電界
と上記第2の電界とが、上記基板面と平行な方向に制御
されるように形成されるとよい。これにより、上記に説
明したようないくつものすぐれた特徴の他に、IPSモ
ードと同等の広視角特性も得ることが出来る。または、
上記制御手段は、上記第1の電界が上記基板面と平行な
方向に、上記第2の電界が上記基板間方向に制御される
ように形成されるとよい。これにより、第1の電界およ
び第2の電界を形成するために必要な電極配置を容易に
することが出来る。
【0019】また、上記制御手段が各画素領域に独立し
て形成されることが望ましい。これにより、各画素ごと
に液晶の分子を制御することが可能となる。
【0020】また、上記基板上には液晶が特定の方向に
配向しないようにする手段を用いることが望ましい。こ
のような手段を講じることにより、ますます液晶のメモ
リ性を高めることが出来、また液晶の応答速度の高速化
も図ることが出来る。
【0021】また、各画素領域内に設けられた第1の電
界または第2の電界を発生させる複数の電極にそれぞれ
にスイッチング素子を設けることも可能である。これに
より例えばUXGA等の超高精細の表示体において各画
素に割り当てられる書き込み時間が液晶の応答速度に対
して十分でなくなっても、一定の時間電界を保持するこ
とにより、十分な書き込みを行うことが可能になる。
【0022】また上記スイッチング素子にTFTを用い
ることができる。
【0023】さらに、上記2つの電界の大きさを任意の
比率に変えることによって上記液晶分子を所望の方向に
適宜制御して所望の中間調を表示することができる。
【0024】さらに、上記液晶として正または負の誘電
率異方性を持つネマティック液晶を使用することによ
り、その屈折率異方性に起因する光学的な効果により光
の透過状態を制御することができる。ネマティック液晶
は、従来から一般的に使われている液晶材料であり、扱
いが容易である。
【0025】また、この液晶装置を2枚の偏光フィルム
で挟み込むとともに、一方の基板と偏光フィルムの間に
は位相差フィルムを設けることにより、より表示品質の
高い液晶装置を得ることができる。
【0026】もしくは、一方の基板に反射板を設け、ま
た他方の基板の外側に位相差フィルムと偏光フィルムを
設けることにより反射型として機能するようにした液晶
装置とすることもできる。
【0027】さらには、どちらか一方の基板側にカラー
フィルターを設けることにより、カラー表示可能な液晶
装置とすることもできる。
【0028】また、上記液晶装置をディスプレイとして
備える電子機器にあっては、バッテリにより長時間の駆
動が可能になる。
【0029】また、上記液晶装置の駆動方法として、液
晶の分子の配列状態を切換える場合、前記液晶の分子を
前記第1の電界または第2の電界の方向の何れか一方に
一旦配列させてから、他方の電界を加えて液晶の分子を
制御することにより、鮮明に中間調を表示することが可
能となる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づいて説明する。
【0031】(第1の実施形態)液晶分子を基板面に平
行かつ互いに異なる二つの状態に制御するときの単位画
素の概略図を図1に示す。図1(a)は基板面と平行に
液晶分子を制御したときの斜視図であり、図1(b)は
基板面に平行で前記制御方向に対して90度回転した方
向に液晶を制御したとき斜視図である。液晶装置は、電
極1を形成した対向する一対の基板間に液晶層2(2
a,2b)を挟持して構成される。上記電極1は図1
(a)のように同一基板上に4つの電極(1a,1b,
1c,1d)から形成されている。
【0032】まず、対向する一対の電極1a,1cにお
いて一方の電極1aを陽極、他方の電極1cを陰極にす
ると、図1(a)に示すように1aから1cの方向に電
界A1(第1の電界)が生じ、その誘電率異方性が正の
場合、液晶分子2aは電界A1に沿って向きをそろえ
る。上記基板には配向膜または液晶分子に一定の配向規
制力を生じさせるようなものが形成されておらず、それ
らによる配向規制力が働かないために、電界A1を取り
去っても液晶分子2aの状態は維持される。
【0033】次に、他方の対向する一対の電極1b,1
dにおいて一方の電極1dを陽極、他方の電極1bを陰
極にすると、図1(b)に示すように1dから1bの方
向に電界A2(第2の電界)が生じ、液晶分子2bは電
界方向A2に沿って向きを変える。その後電界を取り去
っても液晶分子2bの状態は維持される。
【0034】この場合、表示原理としてはIPSモード
と同じ原理を用いるが、一度書き込んだ内容が電界を除
去した後も保持される点が大きく異なる。また、通常は
書き込んだ状態を次の書き込みタイミングまで保持する
ために、各画素毎にTFT等のスイッチング素子を設け
なくてはいけないが、この場合はそのような付加的デバ
イスを設ける必要がない。また、配向膜等による規制力
が働かないために、液晶分子の応答スピードも速くな
る。
【0035】以上に加えて、このような構成によれば、
表示内容を変化させるときだけ、つまり、液晶の状態を
遷移させるときだけ電圧を印加して電界を発生すればよ
く、特に静止画を表示する場合には大幅に消費電力を低
減することができる。
【0036】また従来は必要であった配向膜の形成や、
配向方向を決めるラビング処理などを不要にでき、製造
プロセスの短縮と、歩留まりの向上、ついては製造コス
トを大幅に下げることが可能になる。
【0037】望ましくは、基板表面は出来るだけ平坦に
することが良い。例えば、細かな凹凸などが存在する
と、それらは液晶に小さいながらも配向規制力を与える
きっかけとなる場合がある。それを回避する目的には電
極上に平坦化膜を塗布する等の手法をとることが出来
る。このとき平坦化膜には表面に液晶分子と相互作用を
持つような極性基などを持たない材料を用いる。なお、
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その
要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいう
までもない。
【0038】例えば、基板面に平行で互いに異なる2つ
の電界を発生させるように電極は形成されればよい。す
なわち、図1(a’)に示すように液晶2’を挟持する
一対の基板において、一方の基板に形成される電極間に
電圧を印加することにより第1の電界A3を発生させ、
他方の基板に形成される電極間に電圧を印加することに
より第2の電界A4を発生(図1(b’))させてもよ
い。当然、図1(a)に示す電極(1a,1b,1c,
1d)が他方の基板(下基板)にも形成され、下基板上
の電極に電圧が印加されて電界を発生させることもで
き、より強い電界を得ることができる。また、異なる二
つの電界は互いに直交しなくてもよい。
【0039】また、図1(a)(b)のような場合に,
第1の電界の状態を作るために例えば1a,1bを陽
極,1c,1dを陰極とし,第2の電界の状態を作るた
めに1a,1dを陽極,1b,1cを陰極とするような
方法も可能である。
【0040】また本実施例においては、電界の極性をあ
る特定の向きに規定したが、もちろんその逆でも良く、
また書き込みを行う度にその極性を反転させることも可
能である。
【0041】図7に上記液晶装置を液晶表示装置として
用いたときの構成を示す断面図を示す。図7(a)は透
過型液晶表示装置として用いた場合の例である。70は
上記で説明した1対の基板64a、64bと、それに挟
持された液晶61よりなる液晶装置、62a、62bは
偏光フィルム、63は位相差フィルムである。なお、電
極は省略してあるが、基板64a,64bの液晶側の面
に、ITOなどの透明電極が設けられている。表示は図
1で説明した2つの電界によりもたらされる、液晶配列
の2つの状態を利用して行われる。これら2つの状態で
は液晶の配列の向きが異なるため、液晶層全体としては
異なる屈折率異方性を持つ状態となる。ここで、この液
晶装置61を図7(a)に示すように特定の状態に設定
された2枚の偏光フィルム62a、62bで挟み込み、
また場合によっては光学補償用の位相差フィルム63を
偏光フィルム62aと上基板64aとの間に形成し、後
方からバックライト装置により光Lを照射してやること
により、光の透過率を液晶分子の配列の状態で制御でき
るようになり、液晶表示装置としての利用が可能とな
る。
【0042】またバックライト装置を用いなくとも、図
7(b)に示すように下基板64bの液晶側に反射板6
5を設置することにより、光反射型の液晶表示装置とす
ることも可能である。図7(b)に示す反射型液晶表示
装置は、下基板64bの液晶側に反射板65が形成さ
れ、上基板64aの上表面に光学的位相差フィルム6
3、偏光フィルム62が形成された液晶表示装置であ
る。なお、電極は省略しているが、上基板64aの液晶
側の面には、ITOなどの透明電極が設けられており、
下基板64bには、Al等の金属材料からなる反射板6
5が設けられており、反射板であると同時に、電極とし
ての役割も果たしている。反射型の液晶表示装置の場合
も、上方から入射した光を上記と同様の方法(図1)に
よって制御することにより表示を行う。このような反射
型液晶表示体の場合、定常的に電力を消費するバックラ
イト装置がないので、静止画を表示している限りにおい
ては電力を消費しない液晶装置を実現することも出来
る。
【0043】さらに図7(c)のように、上基板64a
上に各画素毎に、赤、緑、青などの配列からなるカラー
フィルター66を設けることによりカラー表示を行うこ
とも可能である。
【0044】いずれにしても表示方式として液晶の屈折
率異方性によるリタデーションや旋光性を利用したもの
であれば、本件にある液晶装置の構成および駆動方式を
適用することができ、液晶層にメモリ性と高速応答性を
付与することができる。
【0045】次に図8を用いて、スイッチング素子とし
てTFT素子を基板上に設けた場合の実施例について説
明する。本実施例では、第1の実施形態と同じく基板面
と平行に異なる2つの電界を発生できるようにした場合
のものである。図8(a)、図8(b)は、図1
(a)、図1(b)と同様、2つの電界の向きについて
説明するもので、図8(c)はその場合のTFT素子の
接続の方法について示すものである。
【0046】この場合、図8(a)、図8(b)に示す
ように、電極71a、71cと共通電極である71eが
組になり第1電界を発生させ、電極71b、71dと7
1eが組になって第2の電界を発生するようになってい
る。
【0047】共通電極71eは常に共通電位に固定され
ている。またそれぞれの電極とTFTとの電気的接続は
図8(c)のようになっている。画素が接続されている
ゲートライン73が選択されたとき、TFT素子72a
に接続されているソース線74aに信号が来ていると図
8(a)に示す電界Fが発生し、一方、TFT素子72
bに接続されているソース線74bに信号が来ていると
図8(b)に示す電界Gが発生する。この場合電界はそ
れぞれの電極と共通電極71eの間に発生する。
【0048】このようにTFT素子を用いた場合は、書
き込みを行う際に、画素に接続されている2つのTFT
素子のうち、どちらの素子にデータを送るかによって液
晶の状態を変化させることができる。
【0049】このようにTFT素子などのスイッチング
素子を用いることは、表示体の解像度が上がることなど
によって、各画素の書き込みに割り当てられる書き込み
時間が短くなったときに有効である。つまりTFT素子
により液晶が応答するのに必要な時間は電界を維持しつ
づけることが出来るので、各画素が選択される時間が短
くなっても、十分な書き込みを行うことが出来る。液晶
が応答した後で電界を取り去っても、これまでに説明し
た効果により液晶は動かずに、表示内容は維持される。
【0050】さらにTFT素子72a、72bに接続さ
れているソース線74a、74bの信号の大きさの比率
を制御することにより中間調表示も可能になる。例えば
電極71a、71cに5Vの電位、71b、71dに2
Vの電位、共通電極71eを0Vにすることにより、2
つの電界が合成され図8(d)に示すような電界を発生
させることが出来る。この電界の向きはこれら2系統の
電極に与える電位の大きさの比によって任意に変化させ
ることが可能である。この例のようにTFT素子と組み
合わせたときには上記で説明したように、液晶が所定の
方向に向きを揃えるのに十分な時間を確保することが出
来るので、よりすぐれた階調再現特性を有する液晶装置
を得ることが出来る。
【0051】もちろんこのような電界の合成による階調
表示の方法は、本実施形態にあるようなTFT素子を組
み合わせた場合だけでなく、先に説明した第1の実施形
態や第2の実施形態についても適用することが可能であ
る。またTFT素子を組み合わせた場合についても、本
実施形態で説明したような電極の配置だけでなく、同じ
効果を有する配置であればどのようなものでも構わな
い。共通電極71eについても、必ずしも必要になると
いうものではない。
【0052】(第2の実施形態)電界を基板面に平行な
方向と、上下基板間方向に制御するときの単位画素の概
略図を図2に示す。図2(a)は上下基板間に電界を加
えたときの断面図、図2(b)は基板面に平行な方向に
電界を加えたときの断面図、図2(c)は単位画素の上
面図である。液晶装置は、電極21(21a,21b)
を形成した基板と該基板と対向する電極22(22a,
22b)を形成した基板との間に液晶23を挟持してな
る。
【0053】まず、液晶を挟んで対向する一対の電極2
1a,22aにおいて一方の電極21aを陽極、対向す
る電極22aを陰極にし、隣接するもう一対の電極21
b,22bにおいて前記一対の電極とは逆(電極21b
を陰極,電極22bを陽極)にすると、上下基板間方向
に電界B1,B2(第1の電界)が生じ、誘電率異方性
が正の場合、液晶分子23aは電界B1,B2に沿って
基板面に垂直な状態に向きをそろえる。上記基板には配
向膜等の配向規制力を有するものが形成されておらず、
配向規制力が働かないために、電界B1,B2を取り去
っても液晶分子23aの状態は維持される。
【0054】次に、液晶を挟んで対向する一対の電極2
1a,22aを陽極、隣接するもう一対の電極21b,
22bを陰極にすると、図2(b)に示すように基板面
と平行に電界B3,B4(第2の電界)が生じる。前述
の場合と同様に、液晶分子23bは電界B3,B4に沿
って基板面に平行な方向に向きをそろえ、電界を取り去
っても基板面に平行な状態を維持する。
【0055】このような構成によれば、表示内容を変化
させるときだけ、つまり、液晶の状態を遷移させるとき
だけ電圧を印加して電界を発生すればよく、特に静止画
を表示する場合には大幅に消費電力を低減することがで
きる。
【0056】また従来は必要であった配向膜の形成や、
配向方向を決めるラビング処理などを不要にでき、製造
プロセスの短縮と、歩留まりの向上、ついては製造コス
トを大幅に下げることが可能になる。
【0057】望ましくは、基板表面は出来るだけ平坦に
することが良い。例えば、細かな凹凸などが存在する
と、それらは液晶に小さいながらも配向規制力を与える
きっかけとなる場合がある。それを回避する目的には電
極上に平坦化膜を塗布する等の手法をとることが出来
る。このとき平坦化膜には表面に液晶分子と相互作用を
持つような極性基などを持たない材料を用いる。なお、
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その
要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいう
までもない。
【0058】例えば、液晶分子を基板間方向に制御する
場合、電界が基板面と垂直になるように液晶を挟んで対
向する電極の極性を逆にすればよい。すなわち、図2
(a)において、電極21aを陰極、電極22aを陽
極、21bを陽極、22bを陰極にしてもよい。
【0059】さらに単純に21a、21bを陽極に、2
2a、22bを陰極にするような方法も考えられる。し
かしこのような方法では、電極21、22とも加える電
界の種類によって極性を変えなくてはいけなくなる。本
実施例の最初にあるような極性をそれぞれの電極に与え
るようにすれば、少なくとも片方の基板上の電極に関し
ては、加える電界の種類によらないで同じ極性にしてお
くことができるので、画面全体の書き込みを比較的単純
な方法により行うことが出来るようになる。
【0060】また、ここではそれぞれの電極の極性を一
義的に決めたが、もちろん書き込みの都度その極性を反
転させることも可能である。
【0061】同様に液晶分子を基板面と平行に制御する
場合、電界の方向が基板面と平行になるように隣接する
電極の極性を逆にすればよい。すなわち、図2(b)に
おいて、電極21a,22bを陰極、21b,22aを
陽極にしてもよい。また、一方の基板上に形成される電
極にだけ電圧を印加し、他方の電極には電圧を印加せず
に電界を発生させて液晶分子を制御することもできる。
すなわち、図2(b)において、電極21aを陽極、電
極21bを陰極にするだけでもよい。当然電極22のみ
を使用して電界を発生させてもよい。
【0062】また、上記実施形態は単位画素が対向する
二対の電極から構成される最も単純な構造(以下、ブロ
ックと称する)について説明したが、複数ブロックから
構成することもできる。図2(a’)(b’)(c’)
に2ブロックの場合の概略図を示す。複数個のブロック
に分割すると基板面方向の電界B7,B8をさらに強く
することができる。望ましくは、単位画素当たりのブロ
ック数は1〜6個で、同一基板上にある電極間の距離は
可能な限り狭くするのがよい。
【0063】また、使う液晶の方式についても第1の実
施形態にあるような、さまざまなものを組み合わせるこ
とができる。また液晶装置の構成についても第1の実施
形態同様いくつかのものを考えることができる。
【0064】次に、本発明に係る液晶装置の駆動方法
を、電界方向を基板面に平行な方向と上下基板間方向に
制御できる場合(図2)を例にとって説明する。図3に
特定の画素領域において電界を制御する一連のパルス信
号の生成タイミングを、図4にこれらのパルス信号に対
応する液晶分子の状態(a)から(e)を示す。また、
階調表示にはパルス幅変調方式を用いる。
【0065】最初、液晶分子33aは状態(a)に保持
されている。これはこの前の書き込みにおいて行われた
書き込みの結果が保存されている状態である。書き込み
を行う前にまず電界を基板間方向に制御するパルス信号
34(以下、リセットパルスと称する)が所定の時間2
Vs/3(Vs:ラインあたりの選択時間,Vs=(1
フィールドの時間)/(走査線の数))送信される。こ
こでリセットパルス34は状態(b)のように電界C
1,C2を発生させ、液晶分子33bの向きを一時的に
電界C1,C2に沿った方向に揃える働きをする。この
リセットパルス34の大きさは、液晶33の応答速度を
速めるために、大きければ大きいほどよいが、駆動回路
の負荷等を考慮してそれぞれの電極間にかかる電位差が
10〜20V程度になるように設定するのが良い。リセ
ットパルス34が印加された後では、状態(c)のよう
に液晶分子33cは基板間方向に並び、完全に初期化さ
れた状態になる。
【0066】その後、電界を基板面と方向に発生させる
パルス信号35(以下、書き込みパルスと称する)が所
定の時間(=Vs/3×(階調重み))送信される。こ
のとき書き込みパルス35は状態(d)のように電界C
3,C4を発生させ、液晶分子33dは電界C3,C4
に沿って向きを移行する。ここで液晶分子の向きが、状
態(c)の向きから、書き込みパルス35によって発生
された電界の向きに変化するのには、一定の時間(T
1)がかかるが、その時間より短い時間(T2)のパル
スを与えることにより、状態(b)における電界方向と
状態(d)における電界方向との間の任意の方向に液晶
分子の向きを揃えることができる。そのときの階調を決
める時間の比率T2/T1を階調重みとして定義する。
この階調重みを画素毎に制御することにより、中間調表
示可能な液晶装置を得ることができる。書き込みパルス
35の大きさについても、リセットパルス34と同様の
ことが言え、理想的には大きい方が良いが、駆動回路の
負荷を考慮してそれぞれの電極間にかかる電位差が10
〜20Vになるように設定するのがよい。
【0067】リセットパルス34は、書き込みパルス3
5の長さによって一義的に階調が決まるようにする目的
で加えられている。もしリセットパルスなしで書き込み
パルス35を加えると、たとえ同じ時間の長さの書き込
みパルスを加えた場合でも、その前の液晶分子の状態に
よって書き込みパルスを切ったあとの液晶分子の向きが
異なってしまうため均一な、正しい階調表示が出来なく
なってしまう。以上本発明者によってなされた発明を実
施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施
形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0068】例えばリセットパルス34、書き込みパル
ス35の大きさ、長さについてはここで挙げた以外にも
様々な組み合わせが可能である。もし液晶装置のサイズ
や画素数によって、20V以上のさらに大きなリセット
パルスを加えることが可能ならば、液晶分子を高速に動
かすことが出来るのでリセットパルスの長さをそれに応
じて短いものにすることもできる。また、液晶装置の用
途によっては、例えば画面全体に一度にリセットパルス
を加えた後で、書き込みパルスを順次各画素に加えて書
き込むことも可能である。また例えば、上記駆動方法に
おいて、前記第1または第2の電界方向の一方がリセッ
トパルスに応答し、他方が書き込みパルスに応答するよ
うに構成されていればよい。本実施例の場合には状態
(d)における電界をリセットパルスとして用い、状態
(b)における電界を書き込みパルスとして用いること
も可能である。
【0069】次に、本発明に係る液晶装置の平面図およ
び断面図を図9(a),(b)に示す。アクティブマト
リクス基板(TFTアレイ基板)91の上には、複数の
画素電極92により規制される画素領域(液晶層93の
配向状態が変化する領域)の周囲において、両基板を張
り合わせて液晶層93を包囲するシール部材の一例とし
て光硬化性樹脂からなるシール材94が画素領域に沿っ
て設けられている。そして対向基板96の液晶層側にカ
ラーフィルタ層95が形成されるとともに、シール材9
4の内周に沿って遮光性の周辺見切り層97が設けられ
ている。
【0070】上記周辺見切り層97は、画素領域に対応
して開口が開けられた遮光性のケースにアクティブマト
リックス基板91がセットされた場合に当該画素領域が
製造誤差等により当該ケースの開口の縁に隠れてしまわ
ないように、即ち例えば液晶パネル用基板のケースに対
するずれとして数100μm程度を許容するように画素
領域の周囲に500μm〜1mm程度の幅を持つ帯状の
遮光性材料により形成される。このような遮光性の周辺
見切り層97は、例えばCr(クロム)やNi(ニッケ
ル),Al(アルミニウム)などの金属材料を用いたス
パッタリング、フォトリソグラフィおよびエッチングに
よって対向基板96に形成される。上記金属材料の代わ
りに、カーボンやTi(チタン)をフォトレジストに分
散した樹脂ブラックなどの材料により周辺見切り層97
を形成してもよい。
【0071】上記シール材94の外側の領域には、画素
領域の下辺に沿って周辺回路(走査線駆動回路)98お
よび外部端子としてのパッド99が設けられ、画素領域
の両側(図の左右2辺)に沿って周辺回路(信号線駆動
回路)100が設けられている。さらに、画素領域の上
辺には、画素領域の両側に設けられた上記周辺回路10
0間を電気的に接続するための配線101が設けられて
いる。また、シール材94の四隅には、アクティブマト
リックス基板91と対向基板96との間で電気的導通を
とるための導電源電圧材からなるコラム102が設けら
れている。そして、シール材94とほぼ同じ輪郭を持つ
対向基板96が当該シール材94によりアクティブマト
リックス基板91に固着されて、液晶装置110が構成
される。
【0072】図10は本発明に係る液晶装置を電子機器
に応用した場合の一例であり、前述の液晶パネルPをデ
ィスプレイとして組み込んだノート型パソコン等の携帯
型情報処理装置である。1000は情報処理装置を示
し、1020はキーボード等の入力部、1010は本発
明の液晶パネルを用いた表示部を示す。本発明によれば
表示内容が変化するとき以外は液晶に電界をかける必要
がないので、とくにこれらの機器においては消費電力の
低減に大きく貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に記載する単位画素の概略図で
ある。
【図2】第2の実施形態に記載する単位画素の概略図で
ある。
【図3】中間調を表示する際の一連のパルス信号の発生
タイミングチャートである。
【図4】図3のタイミングチャートに対応する液晶分子
の配列状態である。
【図5】IPSモードの表示原理を示す概略図である。
【図6】TNモードの表示原理を示す概略図である。
【図7】本発明に係る液晶装置を透過型液晶表示装置お
よび反射型液晶表示装置に適用したときの構造を示す断
面図である。
【図8】スイッチング素子としてTFT素子を基板上に
設けた場合の単位画素の概略図である。
【図9】本発明に係る液晶装置をアクティブマトリクス
型液晶表示装置に適用したときの平面図および断面図で
ある。
【図10】本発明に係る液晶表示装置をディスプレイと
して備えたノート型パソコン等の携帯型情報処理装置で
ある。
【符号の説明】
1(1a〜1d),1’ 電極 2(2a,2b),2’ 液晶 A1〜A4 電界 21(21a,21b) セグメント電極 22(22a,22b) コモン電極 23(23a,23b) 液晶 B1〜B8 電界 31 セグメント電極 32 コモン電極 33(33a〜33e) 液晶 34 リセットパルス 35 書き込みパルス C1〜C4 電界 40 液晶装置 41a,41b 偏光フィルタ 42 電極 43 液晶 D 電界 L 光 50 液晶装置 51,51b 偏光フィルタ 52a,52b 電極 53 液晶 E 電界 60(60a,60b) 液晶表示装置 61 液晶 62(62a、62b) 偏光フィルム 63 位相差フィルム 64a,64b ガラス基板 65 反射板 66 カラーフィルタ 70 液晶装置 71(71a〜71d) 電極 71e 共通電極 72a,72b TFT素子 73 ゲートライン 74a,74b ソースライン F,G,H 電界 91 アクティブマトリクス基板 92 画素電極 93 液晶 94 シール材 95 カラーフィルタ 96 対向基板 97 見切り層 98 周辺回路(走査線駆動回路) 99 外部端子 100 周辺回路(信号線駆動回路) 101 配線 110 液晶装置 1000 携帯型情報処理装置 1010 本発明の液晶装置を用いたディスプレイ 1020 キーボード等の入力部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の基板間に液晶を挟持してなる液晶
    装置であって、前記液晶の分子を第1の電界方向と、前
    記第1の電界方向とは異なる第2の電界方向とに制御す
    る制御手段が前記一対の基板に形成されてなることを特
    徴とする液晶装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は少なくとも3つの電極か
    らなり、前記少なくとも3つの電極に印加される信号に
    より上記第1の電界と上記第2の電界とが制御されてな
    ることを特徴とする請求項1に記載の液晶装置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、上記第1の電界と上記
    第2の電界とが、上記基板面と平行な方向に制御される
    ように形成されていることを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の液晶装置。
  4. 【請求項4】 上記制御手段は、上記第1の電界が上記
    基板面と平行な方向に、上記第2の電界が上記基板間方
    向となるように形成されてなることを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の液晶装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    の液晶装置において、上記少なくとも3つの電極によっ
    て表示の1画素領域が形成されてなることを特徴とする
    液晶装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
    の液晶装置において、上記基板上に、液晶が特定の方向
    に配向しないようにする手段を用いていることを特徴と
    する液晶装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6のいずれかに記載
    の液晶装置において、画素領域を形成する電極のうち少
    なくとも1つ電極にスイッチング素子を設けたことを特
    徴とする液晶装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のスイッチング素子が薄
    膜トランジスタであることを特徴とする液晶装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の電界と、前記第2の電界とに
    より、これら2つの電界の大きさの比率を変えることに
    よって上記液晶分子を所望の方向に適宜制御してしてな
    ることを特徴とする液晶装置。
  10. 【請求項10】 上記液晶は、正または負の誘電率異方
    性を持つネマティック液晶であり、その屈折率の異方性
    を利用して光の透過状態を制御することを特徴とする請
    求項1から請求項9のいずれかに記載の液晶装置。
  11. 【請求項11】 前記液晶装置が一対の偏光手段の間に
    配置されてなり前記液晶装置と一方の偏光手段の間には
    位相差フィルムが設けられていることを特徴とする請求
    項1から請求項10のいずれかに記載の液晶装置。
  12. 【請求項12】 前記一方の基板に反射手段が形成され
    てなることを特徴とする請求項1から11のいずれかに
    記載の液晶装置。
  13. 【請求項13】 上記基板のいずれか一方の基板にカラ
    ーフィルターが設けられていることを特徴とする請求項
    1から請求項12のいずれかに記載の液晶装置。
  14. 【請求項14】 請求項1から請求項13の何れかに記
    載の液晶装置をディスプレイとして備えてなることを特
    徴とする電子機器。
  15. 【請求項15】 一対の基板間に液晶を挟持してなる液
    晶装置の駆動方法において、前記一対の基板には上記液
    晶の分子を第1の電界方向と前記第1の電界方向とは異
    なる第2の電界方向に制御する制御手段が形成されてな
    り、前記液晶の分子の配列状態を切替える場合、前記液
    晶の分子を前記第1の電界方向もしくは第2の電界方向
    のいずれかの状態に、一旦配列させることを特徴とする
    液晶装置の駆動方法。
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