JP2000206458A - 双眼観察用モニタ - Google Patents

双眼観察用モニタ

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JP2000206458A
JP2000206458A JP11003458A JP345899A JP2000206458A JP 2000206458 A JP2000206458 A JP 2000206458A JP 11003458 A JP11003458 A JP 11003458A JP 345899 A JP345899 A JP 345899A JP 2000206458 A JP2000206458 A JP 2000206458A
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Japan
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partition
monitor
display
wedge
prism
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Application number
JP11003458A
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English (en)
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Ichiro Ninomiya
一郎 二ノ宮
Toshiyuki Hashiyama
俊之 橋山
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隔壁表面近傍を進む光を遮断することなく輻
輳角補正用楔プリズムによって屈折させることができる
双眼観察用モニタを、提供する。 【解決手段】接眼部本体6の前端側には、断面矩形のプ
リズム収容空間6bが、穿たれている。このプリズム収
容空間6bの左右の内壁からは、光軸に直交する方向に
フランジ6eが突出している。このプリズム収容空間6
bは、第1の隔壁3aによって左右に二分されている。
この第1の隔壁3aによって二分されたプリズム収容空
間6b内には、左右の楔プリズム4,4が、その固定面
4cを各フランジ6eに当て付けた状態で固定されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同一の観察対象物
について得られた二つの映像をディスプレイの左右に並
べて表示するとともに、このディスプレイ上に表示され
た映像を左右の眼用に夫々用意された接眼光学系を介し
て観察可能にする双眼観察用モニタに、関する。
【0002】
【従来の技術】従来におけるこの種の双眼観察用モニタ
は、一般に、例えば特許掲載公報第2607828号の
第3図に開示されているように、ディスプレイを内蔵し
たモニタ部と左右の接眼光学系及び輻輳角補正用楔プリ
ズムを格納した接眼部とを箱めがね型の接続部を介して
接続した構成を、有している。この接続部内には、ディ
スプレイにおける左右の映像の境界線と接眼鏡筒におけ
る左右の光学系(楔プリズム及び接眼光学系)の境との
間で左右の光路を区切る隔壁が、固定されている。
【0003】上述した特許掲載公報には、接眼部内に各
輻輳角補正用楔プリズムを固定するための具体的構造
は、記載されていない。ただし、各輻輳角補正用楔プリ
ズムは、接眼光学系に対してその光軸方向において正確
に位置出しされてなければならないので、接眼光学系の
光軸方向に対して直交する方向の当付面(フランジ等)
が接眼部に形成され、この当付面に輻輳角補正用楔プリ
ズムの何れかの面が当て付けられてなければならない。
この場合、鏡筒にレンズを固定するための構造を単純に
流用するとなると、接眼部内に形成された開口部の内壁
の全周に亘ってフランジを形成し、この開口部内に輻輳
角補正用楔プリズムを落とし込んで、この輻輳角補正用
楔プリズムの周縁を全周に亘ってフランジに当て付ける
構造となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、接眼部
内に形成されるフランジは不透明であって光を透過させ
ないので、輻輳角補正用楔プリズムの周縁を全周に亘っ
てフランジに当て付ける構造を採用するならば、輻輳角
補正用楔プリズムの隔壁に近接した縁が当て付けられる
部分におけるフランジが、隔壁の表面近傍を進む光を遮
断してしまうことになり、接眼光学系を覗く観察者から
見ると、ディスプレイ上に表示された映像の一部がこの
部分におけるフランジによってケラれてしまう問題が生
じる。このそこで、本発明は、ディスプレイにおける隔
壁近傍領域から発して隔壁表面近傍を進む光を遮断する
ことなく輻輳角補正用楔プリズムによって屈折させるこ
とができ、ディスプレイにおける隔壁近傍領域に表示さ
れた画像をもケラレなく観察可能とした双眼観察用モニ
タの提供を、課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
め、本発明の双眼観察用モニタは、以下の構成を採用し
た。即ち、請求項1記載の発明は、同一の観察対象物に
ついて得られた二つの映像を左右に並べて表示するディ
スプレイと、このディスプレイに夫々表示された各映像
を個別に観察させるための左右の接眼光学系と、前記デ
ィスプレイに表示された各映像の境界線と前記左右の接
眼光学系の境との間で光線を遮る隔壁と、前記ディスプ
レイと前記各接眼光学系との間における前記隔壁の両側
の光路を取り囲む開口部を有する枠部材と、この枠部材
の前記開口部における前記隔壁に対向する各内壁面から
夫々前記各接眼光学系の光軸に直交する方向に突出した
当付面と、前記隔壁の両側において前記各当付面にその
平面が接した状態で固定されているとともに前記ディス
プレイから射出されて前記隔壁と平行に進む光を前記隔
壁から離れる方向に屈折させて夫々の接眼光学系に入射
させる一対の楔プリズムと、各楔プリズムを前記各当付
面に対して当て付ける当付手段とを備えたことを、特徴
とする。
【0006】このように構成されると、各楔プリズムを
固定するための当付面は、枠部材の開口部における隔壁
に対向する内壁面,即ち、各光路を挟んで隔壁と対向す
る内壁面からのみ突出する。従って、隔壁表面の近傍に
は、この当付面が存在せず、各楔プリズムにおける互い
に近接した縁は、隔壁表面の近傍の空間中に張り出して
いる。従って、隔壁の両側における表面近傍を進む光線
は、夫々楔プリズムを透過することによって隔壁から離
間する方向に屈折され、当付面によって遮断されること
なく各接眼光学系に入射する。従って、接眼光学系を覗
く観察者から見ても、ディスプレイ上に表示された映像
のうち隔壁近傍の映像であってもケラれることはないの
で、ディスプレイに表示された画像の隅々までを観察す
ることが可能になる。
【0007】ディスプレイは、LCDパネルでも良い
し、CRTであっても良い。また、このディスプレイに
表示される映像は、実際の物体を撮像して得られたもの
であっても良いし、コンピュータグラフィックやアニメ
ーション技術によって作成されたものであっても良い。
また、一定の基線長を隔てて設定された二つの視点から
夫々観察対象物を撮像(又は描画)して得られた画像と
しても良い。このような映像とした場合には、この双眼
観察用モニタを用いて立体観察を行うことが可能とな
る。
【0008】また、請求項2記載の双眼観察用モニタ
は、請求項1の各楔プリズムに前記当付面に接する平面
に対して平行な面が形成されており、前記当付手段が前
記当付面と平行な板状の押え部材を備え、前記楔プリズ
ムを挟んだ状態でこの押え部材を前記当付面に接近させ
ることによって前記楔プリズムを前記当付面に当て付け
ることで、特定したものである。
【0009】また、請求項3記載の双眼観察用モニタ
は、請求項1の枠部材の開口部の断面形状が矩形であ
り、前記隔壁が前記開口部をその中央にて二分し、前記
各楔プリズムが前記隔壁にて二分された前記開口部の断
面形状と略相似な正面形状を有することで、特定したも
のである。
【0010】また、請求項4記載の双眼観察用モニタ
は、請求項3において、開口部に填め込まれた前記各楔
プリズムを前記開口部における前記隔壁と直交する内壁
面に押し付ける固定手段を更に備えることで、特定した
ものである。
【0011】また、請求項5記載の双眼観察用モニタ
は、請求項4の各楔プリズムが前記開口部における前記
隔壁に対向する内壁面に接した状態で固定されているこ
とで、特定したものである。
【0012】また、請求項6記載の双眼観察用モニタ
は、請求項1の当付面が前記ディスプレイに対向してお
り、前記楔プリズムが前記ディスプレイ側から前記開口
部に填め込まれる ことで、特定したものである。
【0013】また、請求項7記載の双眼観察用モニタ
は、請求項1の一対の楔プリズムにおける少なくとも互
いに近接した側面にはツヤ消しの黒色塗装が施されてい
ることで、特定したものである。このように構成される
と、各楔プリズムの側面での乱反射が防止されるととも
に、この黒色塗装自体が隔壁の機能を果たすので、一方
の楔プリズムの側面から光が漏れて他方の接眼光学系へ
入射してしまうことが、防止される。
【0014】また、請求項8記載の双眼観察用モニタ
は、請求項1の隔壁が、その前端縁が前記ディスプレイ
に近接した位置においてこのディスプレイにおける左右
方向に移動調整可能に取り付けられている板状の可動隔
壁と、前記一対の楔プリズム同士の間と前記左右の接眼
光学系の境との間に固定されている固定隔壁とに、分割
されており、前記可動隔壁と前記固定隔壁との間におい
て前記一対の楔プリズム同士の間隙を覆う第3の隔壁が
更に備えられていることで、特定したものである。置さ
れていることで、特定したものである。このように構成
されると、ディスプレイに表示された二つの映像の境界
線の移動に応じて可変隔壁を移動させることができると
ともに、固定隔壁と可動隔壁との間の隙間を通過した光
が楔プリズムへ入射してしまうことが、防止される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。
【0016】
【実施形態1】以下に説明する本第1実施形態による双
眼観察用モニタは、例えば双眼顕微鏡システムの観察部
として組み込まれるものである。この双眼顕微鏡システ
ムは、微小な被検物を立体的に拡大して観察させるため
の装置であり、双眼観察用モニタの他、撮像部を有して
いる。この撮像部は、所定の基線長を隔てて並べて配置
された一対の顕微鏡光学系と、これら各顕微鏡光学系に
よって夫々形成された被検物の拡大像を互いに隣接する
位置に導くリレー光学系と、このリレー光学系によって
並べられた左右の拡大像を同一の撮像面にて撮像するビ
デオカメラとから、構成されており、ビデオカメラから
出力した画像データを、双眼観察用モニタに入力する。 (双眼観察用モニタの概略光学構成)図14は、この双
眼観察用モニタ1を示す概略光学構成図である。この図
14に示されるように、この双眼観察用モニタ1は、画
像データに従って映像を表示するLCD(Liquid Cryst
al Display)パネル2と、このLCDパネル2上に表示
された左右の映像の境界線にその一辺を近接させてこの
LCDパネル2に対して垂直に固定された隔壁3と、こ
の隔壁3の両側においてその楔の頂角を互いの方に向け
て固定された一対の楔プリズム4と、隔壁3の両側にお
いて夫々楔プリズム4を挟んでLCDパネル2に対向し
て配置された一対の接眼光学系5とを、主要な光学構成
部品として有している。なお、以下においては、LCD
パネル2が位置する側(図14における左側)を前方と
いい、接眼光学系5が位置する側(図14における右
側)を後方という。
【0017】上述したLCDパネル2は、縦横比が略
1:2の表示画面を有しており、その表示画面は、便宜
上、右側映像(撮像部における右側の顕微鏡光学系によ
って形成された像)を表示している領域(以下、「右側
像表示領域2a」という)と、左側映像(撮像部におけ
る左側の顕微鏡光学系によって形成された像)を表示し
ている領域(以下、「左側像表示領域2b」という)と
に、区分けされる。但し、撮像部内における各部の機械
誤差や、双眼観察用モニタ1内における図示せぬ表示回
路における同期タイミングのズレ等に因り、LCDパネ
ル2に表示された左右の映像の境界線は、水平方向(走
査線の方向)にずれ得る。従って、上記右側像表示領域
2a及び左側像表示領域2bは、固定的なものではな
く、映像の状態に応じて不可避的に変動するものとなっ
ている。
【0018】また、上述した隔壁3は、LCDパネル2
の右側像表示領域2aから射出された光の光路と左側像
表示領域2bから射出された光の光路とを区分けして、
双方の光が互いに混合してしまうことを防ぐ。
【0019】各接眼光学系5は、LCDパネル2の各表
示領域2a,2bに表示された映像の虚像を、夫々、L
CDパネル2の更に前方における有限距離(例えば1
m)の位置に、拡大して形成する。これら接眼光学系5
の光軸同士の間隔は、大人の標準的な眼幅に合わせて設
定されている。一方、射出瞳の径を大きくしてアイポイ
ントを長くとることによって観察をし易くするために、
各接眼光学系5の外径は、可能な限り大きくしなければ
ならない。従って、各接眼光学系5を構成する各レンズ
の円筒状のコバは、図10に示されるように、隔壁3に
近接した部分において光軸と平行に平面状に切り欠かれ
た形状となっており、この平面状の切欠面(切欠状面)
Pが、夫々隔壁3に接するように配置されているのであ
る。その結果、各接眼光学系5の光軸同士の間隔を一定
に保ちつつその外径を大きく確保することが、可能にな
っているのである。なお、図10(a)は、接眼光学系
5を構成するレンズ5aの正面図であり、同図(b)
は、同図(a)におけるX−X線に沿った縦断面図であ
る。
【0020】これら各接眼光学系5とLCDパネル2と
の間に夫々配置されている楔プリズム4の形状を、図9
に示す。図9(a)は、この楔プリズム4におけるLC
Dパネル2側の面(以下、「第1面4a」という)を示
し、同図(c)は、楔プリズム4における接眼光学系5
側の面(以下、「第2面4b」という)を示し、同図
(b)は、同図(a)及び(c)におけるIX−IX線に沿
った横断面を示す。これら各図に示されるように、楔プ
リズム4は、略正方形の正面形状を有している。そし
て、その第1面4aは、LCDパネル2の表示面と平行
な平面であり、その第2面4bは、第1面4aに対して
斜めに傾斜した斜面となっている。但し、第2面4bに
おける隔壁3から離反した側の外縁近傍は、所定幅に亘
って、第1面4aと平行な平面である固定面4cと、な
っている。各楔プリズム4は、その第1面4aと第2面
4bとが接近する側の側面4dを隔壁3に近接させて、
固定されている。従って、図14に示すように、例えば
LCDパネル2の各表示領域2a,2bの中央を観察す
る場合の光束Dは、一旦隔壁3の方に向かった後に、各
楔プリズム4により屈折されて隔壁3から離れる方向に
向かい、接眼光学系5を透過して観察者の眼Iに入射す
る光路を辿る。このような構成を採用したのは、以下の
理由による。
【0021】いま、楔プリズム4及び接眼光学系5がな
い状態で、直接、有限距離に配置されたLCDパネル2
を両眼で観察しようとした場合、図16に示すように、
左右の視線がLCDパネル表示面で交わるように内側を
向いてしまうのが普通である。つまり、左右の視線は観
察しようとしている物体上で交差するように調節され、
同時に水晶体が変形することによって、その物体の像が
網膜上に結像するようにピント調節が行われるのであ
る。
【0022】しかし、LCDパネル2の異なる表示領域
2a,2bを左右の眼で夫々観察しようとすると、例え
ば、各表示領域の中心間の距離と眼幅とがほぼ同じ場合
には、図15に示すように、左右の視線をほぼ平行にし
なくてはならない。即ち、視線は、無限遠の物体を観察
している状態にしながら、有限距離に配置されたLCD
パネル2の表示面の像が網膜上に結像するように水晶体
を変形し、ピント調整することは、特別な訓練が必要で
あり、また、たとえ訓練によってそれを体得したとして
も、その状態を長時間続けると精神的、肉体的に大変な
苦痛を伴う場合がある。また、そのような不自然な状態
では、物体に対して安定した距離感をつかみにくいとい
った問題点もある。
【0023】そこで、上述したように楔プリズム4及び
接眼光学系5を介在させることにより、図14の点線に
示す如く有限距離位置に視点をおく場合と等価な輻輳角
が得られるようにして、安定した距離感で楽にLCDパ
ネル2の各表示領域2a,2bを夫々観察できるように
しているのである。なお、水晶体の変形量が常に一定で
あるのに対して、輻輳角は注目される像に依って異なる
(これにより立体感が得られる)ので、輻輳角に基づい
て認識される距離と水晶体の変形量に基づいて認識され
る距離とは常に一致するわけではないが、多少のズレで
あれば、観察者の距離感を狂わすことはない。 (立体観察装置の詳細な機械構成)次に、上述した概略
構成を有する光学系を組み込んだ双眼観察用モニタ1の
詳細な機械構成を、図1乃至図13に基づいて説明す
る。図1は、この双眼観察用モニタ1を接眼光学系3側
から見た状態を示す正面図であり、図2は、図1におけ
る矢印II方向から見た状態を示す平面図であり、図3
は、図1における矢印III方向から見た状態を示す側面
図である。また、図4は、図1及び図3(並びに、図5
乃至図8)における二点鎖線IV−IVに沿った横断面図で
あり、図5は、図1,図2、及び図4(並びに、図6乃
至図8)に示す一点鎖線V−Vに沿った縦断面図であ
る。さらに、図6,図7,図8は、夫々、図4に示すVI
−VI線,VII−VII線,VIII−VIII線に沿った縦断面図で
ある。
【0024】図4に示されるように、双眼観察用モニタ
1の内部は、LCDパネル2を内蔵したモニタ部A,一
対の楔プリズム4,4及び接眼光学系5,5を内蔵した
接眼部C,及び、これらモニタ部A及び接眼部Cを連結
する接続部Bに、区分することができる。また、双眼観
察用モニタ1は、その前後方向(図2及び図4の左右方
向)に沿った中心線(即ち、隔壁3)を介して、左右対
称な形状を有している。従って、以下において、左右対
称な箇所に関する説明は、特に断りが無い限り、接眼光
学系5を覗く観察者から見て左側の構成について、行う
ものとする。
【0025】また、1乃至図3に示すように、双眼観察
用モニタ1の外観形状は、略正方形状の平面と四隅にア
ールを付けた長方形状の正面とを有する扁平な箱形とな
っている。この箱型の外観形状を形作る部材は、接眼部
Cの最外筒をなす接眼部本体6,接続部B及びモニタ部
Aの底面と両側壁面の下側略3/4とをなす板状の下側
接続板7,接続部B及びモニタ部Aの上面と両側壁面の
上側1/4をなす板状の上側接続板8,並びに、下側接
続接続板7及び上側接続板8の前端を閉じることによっ
てモニタ部Aの裏面をなす板状の背板9である。
【0026】次に、接眼部Cの構造を説明する。枠部材
としての上述した接眼部本体6は、金属ブロックを削り
出すことによって形成されている。その正面及び外周面
は、上述したように双眼観察用モニタ1の外観をなす
が、この外周面における前端縁(図4及び図5における
左側)における一定幅の領域は、上述した下側接続板7
及び上側接続板8の取付代6aとして、これら下側接続
板7及び上側接続板8の厚さ分だけ平行に掘り下げられ
ている。
【0027】また、この接眼部本体6の前端面(図4及
び図5における左側端面)からは、両楔プリズム4,4
を収容するための開口部としてのプリズム収容空間6b
が、穿たれている。一方、接眼部本体6の正面からは、
各接眼光学系5を直接保持する左右のレンズ枠13,1
3を収容するためのレンズ収容空間6cが、穿たれてい
る。そして、これらプリズム収容空間6b及びレンズ収
容空間6cは、互いに連通している。
【0028】これらのうち、プリズム収容空間6bは、
上述したように略正方形の正面形状を有する両楔プリズ
ム4,4を並べて収容するため、図7に示すような縦断
面矩形の内面形状を、有している。但し、このプリズム
収容空間6bの上下方向における幅は、各楔プリズム
4,4の高さよりも若干大きくなっている。これによっ
て、楔プリズム4の上面とプリズム収容空間6bの天井
面との間に形成された隙間には、この楔プリズム4の前
後幅と略同幅の矩形板であるプリズム押え板10が、挿
し込まれている。そして、プリズム収容空間6bの天井
面と取付代6aとの間には、固定ビス11用のネジ穴6
dが、計4箇所において貫通している。従って、各プリ
ズム押え板10は、夫々、これら各ネジ穴6dにねじ込
まれた2本の固定ビス11の先端によって、楔プリズム
4に押し付けられ、これによって、各楔プリズム4は、
プリズム収容空間6bの底面に当て付けられて、固定さ
れている。以上のプリズム押え板10,各ネジ穴6d及
び各固定ビス11が、各楔プリズム4をプリズム収容空
間6bにおける隔壁3と直交する内壁面に押し付ける固
定手段に、該当する。
【0029】また、プリズム収容空間6bの前後方向に
おける深さは、各楔プリズム4の最大前後幅よりも若干
小さくなっており、その最深端には、左右の内壁面から
このプリズム収容空間6bを狭めるフランジ6e,6e
が、一体に設けられている。これら各フランジ6e,6
eの内縁は、レンズ収容空間6cの左右の内壁面と平行
になっており、その幅は、楔プリズム4における固定面
4cの幅と一致している。そして、各フランジ6eのL
CDパネル2に対向した面(当付面)には、プリズム収
容空間6bに収容された楔プリズム4の固定面4cが当
て付けられる。そして、接眼部本体6における内端面に
は、各フランジ6e,6eとの間で楔プリズム4を挟み
込む長板状の2枚のプリズム押え部材12,12が、夫
々プリズム収容空間6bを跨いで、各フランジ6eの当
付面と平行にネジ止め固定されている。これら各プリズ
ム押え部材12,12によって、各楔プリズム4は、各
フランジ6e,6eに当て付けられて、固定されてい
る。以上のプリズム押え部材12及びこれを固定するネ
ジが、各楔プリズム4を各当付面に対して当て付ける当
付手段に、該当する。
【0030】なお、プリズム収容空間6bの左右方向に
おける幅は、楔プリズム4,4の幅を2倍した値よりも
若干大きくなっている。そして、各楔プリズム4,4
は、左右方向においてプリズム収容空間6bの内壁面に
当て付けられて固定されている。なお、このとき、両楔
プリズム4,4の間には、隔壁3の厚さよりも僅かに広
い隙間が空く。この隙間を通った光が迷光として各接眼
光学系5,5に入射することを防止するために、この隙
間よりも若干広い幅を有する第3隔壁3cが、これら両
楔プリズム4,4同士の間に重ねられるとともにプリズ
ム収容空間6bに掛け渡されて、ネジ止め固定されてい
る。また、各楔プリズム4の側面4dには、光の透過及
び反射を防ぐために、ツヤ消しの黒色塗装が施されてい
る。
【0031】一方、レンズ収容空間6cは、上述したよ
うにコバの一部が平面状に切り欠かれた3枚のレンズ5
a〜5cからなる左右の接眼光学系5,5を、隔壁3を
挟んでその切欠面P,P同士を対向させた状態で収容す
るため、図1及び図8に示すように、2つの同曲率の円
筒面をその軸同士を平行に並べて重ねた内面形状を、有
している。このレンズ収容空間6cに収容される各レン
ズ枠13に組まれた接眼ユニットLの構造を、図13に
示す。図13(a)は、この接眼ユニットLを、楔プリ
ズム4側から見た端面図であり、同図(b)は、同図
(a)におけるXIII−XIII線に沿った縦断面図である。
これら各図に示されるように、接眼ユニットLに含まれ
る接眼光学系5は、LCDパネル2側から順に、両凸レ
ンズである第1レンズ5a,この第1レンズ5aに貼り
合わされた負メニカスレンズである第2レンズ5b,凸
面をLCDパネル2側に向けた若干小径な平凸レンズで
ある第3レンズ5cから、構成されている。これら各レ
ンズ5a〜5cには、その光軸と平行な同一面内に、夫
々、ツヤ消し黒色塗装が施された上述の切欠面Pを、有
している。
【0032】上述したレンズ枠13は、第1レンズ5a
及び第2レンズ5bのコバをその内周面にて直接保持す
るとともに、間隔環14を介して第3レンズ5cを保持
する。具体的には、このレンズ枠13は、レンズ収容空
間6cの曲率半径と同じ外径と、第1レンズ5a及び第
2レンズ5bの外径と同じ内径とを有している。また、
このレンズ枠13の後端(図4,5及び図13(b)の
右側端)における外縁と内縁には、夫々、外縁フランジ
13a,内縁フランジ13bが設けられている。なお、
内縁フランジ13bの内径は、間隔環14の内径よりも
十分小径であり、その張り出し量は、外縁フランジ13
aの張り出し量よりも十分に大きい。一方、間隔環14
は、レンズ枠13の約半分の軸方向長さと、レンズ枠1
3の内径と同じ外径と、第3レンズ5cの外径と同じ内
径とを、有する。また、間隔環14の内周面には、環状
の内方フランジ14aが突出形成されている。このよう
な形状に形成された間隔環14は、その後端がレンズ枠
13の内縁フランジ13bに接するように、レンズ枠1
3内に挿入されている。これによってレンズ枠13の内
縁フランジ13bと間隔環14の内方フランジ14aと
の間に形成された隙間に、第3レンズ5cが固定されて
いる。また、レンズ枠13と間隔環14との前端(図
4,5及び図13(b)の左側端)同士のズレ量は、第
1レンズ5a及び第2レンズ5bのコバ幅の和と同じで
ある。このレンズ枠13の前端には、レンズ13枠の内
径(内縁フランジ13b以外における内径)よりも若干
小径な内径を有する環状のレンズ押えリング15が、ネ
ジ止め固定されている。これによって間隔環14の前端
とレンズ押えリング15との間に形成された隙間に、第
1レンズ5a及び第2レンズ5bが固定されている。
【0033】なお、図12及び図13に示すように、上
述したレンズ枠13及びレンズ押えリング15は、それ
らによって保持されている第1レンズ5a乃至第3レン
ズ5bの切欠面Pと同一平面にて、切り欠かれて開口し
た形状となっている。同様に、間隔環14は、レンズ枠
13及びレンズ押えリング15の切欠面から光軸寄りに
平行にシフトした切欠面にて、切り欠かれて開口した形
状となっている。従って、これらレンズ枠13,間隔環
14及びレンズ押えリング15を正面から見ると、図1
1(a),図12(a),図13(a)に示すように略
C字状となっている。そして、各部材13,14,15
において、この切り欠きによって生じた略C字状の開口
端同士の間には、夫々、ツヤ消し黒色塗装が施された長
板状の補強板16,17,3aが固定されており、これ
により、各部材13,14,15の変形(径の変化)が
防止されている。具体的には、間隔環14の開口端同士
の間には、図11(a),(b),図13(b)に示す
ように、切欠面に密着して、補強板16がネジ止め固定
されている。また、固定環15の開口端同士の間には、
光軸に直交する前端面に密着して、補強板17がネジ止
め固定されている。また、レンズ枠13の開口端同士の
間には、切欠面に密着して、補強板3aがネジ止め固定
されている。この補強板3aは、上述した隔壁3(より
具体的には、固定隔壁)の機能を兼ねるものである。従
って、以下においては、この補強板3aを「第1隔壁3
a」と称するものとする。
【0034】この第1隔壁3aは、図8に示すように、
レンズ収容空間6cにおける二つの円柱面の境をなすく
びれの間隔と略同じ幅を有しており、このくびれ部の間
に配置されている。また、この第1隔壁3aの前端縁
は、図4及び図5に示すように、プリズム収容部6b内
にまで延びており、僅かの隙間を介して第3隔壁3cに
近接している。このような構成を可能にするため、プリ
ズム収容部6bは、第1隔壁3bの上下方向幅及びレン
ズ収容空間6cのくびれ部における間隔よりも、僅かに
広い幅を有している。そして、この第1隔壁3aによ
り、楔プリズム4から第3レンズ5cに至る左右の光路
が、他方の光路から遮光されている。
【0035】上述したレンズ収容空間6cの開口端の内
縁には、レンズ枠13の外縁フランジ13aがはまり込
む段差が形成されている。また、接眼部本体6における
4隅と、レンズ収容空間6cの曲率中心を中心した4隅
と対象な位置には、夫々、外面からレンズ収容空間6c
の曲率中心に向いた雌ねじ孔6fが、貫通して形成され
ている。上記したように構成された左右の接眼ユニット
L,Lは、互いの第1隔壁3a同士を密着させ且つレン
ズ枠13の外縁フランジ13aをレンズ収容空間6cの
開口端の段差に填めた状態でレンズ収容空間6cに挿入
され、各雌ねじ孔6fにねじ込まれた固定ネジ18によ
ってネジ止め固定されている。なお、接眼部本体6にお
ける上面の中央には、検査室に設置された図示せぬフリ
ーアームの先端Fに固定されるマウント部材29が、ネ
ジ止め固定されている。
【0036】次に、モニタ部A及び接続部Bの説明を、
まとめて行う。上述した下側接続板7は、その後端(図
2,図3及び図5の右側端)を接眼部本体6の取付代6
aにはめ合わせた状態で、取付代6aの下面における2
箇所,各側面における1箇所に夫々形成されている雌ね
じ孔に向けてねじ込まれた固定ネジ19により、ネジ止
め固定されている。更に、接眼部本体6の前端面におけ
るプリズム収容空間6bと下面との間に固定された二つ
のアングル部材24により、接眼部本体6と下側接続板
7との間が強固に固定されている。この下側接続板7に
おけるモニタ部Aに相当する部分は、信号ケーブルCを
介して入力された画像信号に基づいてLCDパネルを駆
動して映像を表示させるための図示せぬ表示回路を収容
するために、下方へ箱状に突出し、下側接続板7の下面
に対して垂直な段差壁7aを、形成している。この段差
壁7aの外面には、図1及び図8に示すように、図示せ
ぬ表示回路を操作するための複数のスイッチSが設けら
れている。また、この下側接続板7の両側壁における接
続部Bに相当する部分の内面には、接続部Bの全長と略
同じ長さを有する長板状の連結板20,20が、下側接
続板7の上縁(上側接続板8と接する縁)から一定量だ
け突出した状態で、溶接固定されている。なお、各連結
板20,20の下縁は、歪み防止のためのリブとして、
90度折り曲げられている。
【0037】また、上述した上側接続板8は、その後端
(図2,図3及び図5の右側端)を接眼部本体6の取付
代6aにはめ合わせた状態で、接眼部本体6の上面2箇
所に夫々設けられた貫通孔に貫通された固定ネジ21に
より、ネジ止め固定されている。このように固定された
状態においては、上側接続板8の両側壁は各連結板20
と重なり、その下縁は下側接続板7の両側壁の上縁と接
している。このように重なっている上側接続板8の各側
壁と各連結板20との間には固定ネジ22がねじ込まれ
ており、これにより、下側接続板7と上側接続板8とが
連結されている。
【0038】以上のようにして接続部本体6に固定され
た下側接続板7と上側接続板8との間には、モニタ部A
と接続部Bとを区切る枠部材としてのパネル枠23が、
下側接続板7における段差壁7aの内面に密着して固定
されている。このパネル枠23の両側縁は、図4に示さ
れるように、モニタ部A側へ直角に折り曲げられてい
る。そして、この折り曲げられた部分が、下側接続板7
及び上側接続板8に密着(下側接続板7には固定)され
ている。このパネル枠23における接続部Bに面した部
分の中央には、図6に示すように、縦横比略1:2の矩
形の窓23aが開けられている。そして、この窓23a
にその表示画面を露出させた状態で、LCDパネル2
が、パネル枠23のモニタ部A側の面に固定されてい
る。
【0039】以上説明した接眼部本体6,下側接続板
7,上側接続板8,並びにパネル枠23及びLCDパネ
ル2によって囲まれた空間(接続部B)は、左右の第1
隔壁3a,3a及び第3隔壁3cとともに隔壁3を構成
する板状の第2隔壁3b(可動隔壁)によって、左右の
光路に区切られている。この第2隔壁3bの上下縁は、
夫々、直線状であり、下側接続板7及び上側接続板8に
接している。また、第2隔壁3bの前端縁(図4及び図
5における左側縁)は、パネル枠23の窓23aとLC
Dパネル2とがなす断面凹形状に沿って矩形に突出して
おり、この突出部分がパネル枠23の窓23aに填り込
んでいる。但し、この突出部の突出量はパネル枠23の
厚さよりも小さいので、第2隔壁3bの前端縁は、パネ
ル枠23の表面にのみ当接し、LCDパネル2の表面か
らは僅かに離間している。一方、第2隔壁3bの後端縁
は、直線状であり、第3隔壁3cとの間にパネル枠23
の厚さ分の隙間を開けている。
【0040】このような形状を有する第2隔壁3bにお
ける上下縁近傍には、夫々、L字状の断面を有する二つ
のステー25,25がネジ止め固定されている。各ステ
ー25における屈曲された先の端部は、第2隔壁3bの
上下縁と平行に配置されているので、下側接続板7及び
上側接続板8の内面に夫々接している。また、下側接続
板7及び上側接続板8における各ステー25の端部と接
している箇所には、夫々、その長軸をLCDパネル2と
平行な方向に向けて、長孔7b,8bが穿たれている。
これら長孔7b,8bには、夫々、各接続板7,8の外
側から、固定ビス26が貫通されている。そして、各固
定ビス26の先端が各ステー25の端部にねじ込まれる
ことによって、第2隔壁3が下側接続板7及び上側接続
板8に対して固定されているのである。なお、第2隔壁
3bは、各長孔7b,8bのストロークの範囲で、LC
Dパネル2と平行な方向に平行移動可能であるととも
に、下側接続板8の内面上で若干量回動可能である。
【0041】一方、下側接続板7及び上側接続板8の前
端には、上述した背板9が隙間無く填め込まれている。
この背板9は、固定ネジ28によってその4隅にネジ止
め固定された断面L字状のステー27を介して、下側接
続板7及び上側接続板8に対して固定されている。これ
ら下側接続板7,上側接続板8,パネル枠23及びLC
Dパネル2,並びに、背板9によって囲まれた空間(モ
ニタ部A)には、上述した表示回路の他、LCDパネル
2の背後から透過光を照射する図示せぬバックライト
が、内蔵されている。 (双眼観察用モニタの組立手順)次に、上述した構成の
双眼観察用モニタ1の組立手順を、以下に説明する。
【0042】最初に、作業者は、左右の各接眼ユニット
L,Lを組立を行う。即ち、作業者は、夫々金属ブロッ
クから削り出したレンズ枠13,間隔環14及びレンズ
固定リング15に、夫々切欠面を形成する。そして、そ
の切欠によって形成された開口端に、夫々補強板3a,
16,17をネジ止め固定する。そして、第3レンズ5
cを間隔環14に填め込んだ後に、前端側開口からレン
ズ枠13内に挿入し、この間隔環14の前端に接するよ
うに、第1レンズ5a及び第2レンズ5bからなる接合
レンズを、レンズ枠13内に挿入する。最後に、第1レ
ンズ5aをレンズ固定リング15にて固定することによ
って、接眼ユニットLを完成させる。
【0043】次に、作業者は、金属ブロックから削り出
した接眼部本体6の接眼レンズ収容空間6c内に、夫々
の第1隔壁3a,3a同士を密着させた状態で、左右の
接眼ユニットL,Lを挿入する。そして、レンズ枠13
の外縁フランジを接眼レンズ収容空間6cの開口端に形
成された段部に填め込むことによって各接眼ユニット
L,Lの位置決めを行った状態で、各雌ネジ穴6fにね
じ込んだ固定ビス18をレンズ枠13の外周面に食い込
ませることによって、両接眼ユニットL,Lの固定を完
了する。このとき、両第1隔壁3a,3aの先端は、上
述したように、プリズム収容空間6bの中心に挿入され
ている。
【0044】次に、作業者は、両第1隔壁3a,3aに
よって区切られたプリズム収容空間6bにおける左右の
スペース内に、夫々、楔プリズム4,4を挿入する。こ
のとき、各楔プリズム4は、その固定面4cをフランジ
6eの当付面に当て付けるとともに、固定面4cに隣接
する側面をプリズム収容空間6bの内壁面に当て付けた
状態で配置される。そして、接眼部本体6の内端面に各
プリズム押さえ部材12,12をネジ止め固定すること
により、各楔プリズム4の光軸方向における位置決めを
行う。このように、前端側より各楔プリズム4,4の固
定を行うために、その組立が容易となるのである。
【0045】作業者は、更に、各楔プリズム4の上側面
とプリズム収容空間6bの内壁との間に形成された隙間
に、夫々プリズム押え板10,10を挿入する。そし
て、接眼部本体の各ネジ孔6dにねじ込んだ固定ビス1
1の先端にて、各プリズム押え板10,10を介して、
各楔プリズム4,4をプリズム収容空間6bの底面に押
し付けることにより、各楔プリズム4,4の光軸に直交
する方向における位置決めを完了する。このように、各
楔プリズム4,4の固定が計3面での当て付けによって
行われるので、その第2面4bにおける傾斜面が正確に
設置される。その結果、左右の視線が有限距離位置にあ
る物体の方向を向くので、観察者の眼の疲れや立体観察
の障害が生じない。
【0046】以上のような楔プリズム4,4の位置決め
を完了した時点においては、両楔プリズム4,4と第1
隔壁3aとの間に隙間が生じる。従って、この隙間から
の迷光の侵入を防止するために、作業者は、この隙間を
閉じるための第3隔壁3cを、接眼部本体6の前端面に
ネジ止め固定する。
【0047】次に、作業者は、金属板をプレスすること
によって下側接続板7を形成し、その内面における後端
縁に2つのアングル部材24,24を溶接固定し、ま
た、その内面における前端縁に2つのステー27を溶接
固定し、さらに、その両側壁の上縁の内側に夫々連結板
20,20を溶接固定する。そして、この下側接続板7
を、接眼部本体6の取付代6aに嵌合させた後、下側接
続板7を貫通させた各固定ネジ19を取付代6aに夫々
ねじ込むとともに、各アングル部材24,24を夫々接
眼部本体6の前端面にネジ止め固定することにより、こ
の下側接続板7を接眼部本体6に固定する。そして、作
業者は、この下側接続板7に、LCDパネル2を固定し
たパネル枠23,各スイッチS,ケーブルK,並びに、
図示せぬバックライトや表示回路を組み込むことによっ
て、モニタ部Aの内部構成を完成させる。
【0048】次に、作業者は、予めその上下両縁に夫々
2個づつステー25をネジ止め固定しておいた板状の第
2隔壁3bを、下側接続板7における接眼部本体6とパ
ネル枠23との間に挿入する。このとき、第2隔壁3b
の後端縁を第3隔壁3cに摺接させるようにすると、第
2隔壁3bの前端縁の突出部分がパネル枠23に引掛か
ることなく、第2隔壁3bを挿入させることができる。
そして、第2隔壁3bの下側縁が下側接続板7に接触す
る位置まで第2隔壁3bを挿入した時点で、作業者は、
この第2隔壁3bを前方(LCDパネル2側)にずら
し、その前端縁の突出部分をパネル枠23の窓23aに
填め込む。そして、下側接続板7の下面側から各長孔7
b,7bに夫々固定ビス26を挿入して各ステー25,
25にねじ込んで、第2隔壁3bの仮止めを行う。
【0049】次に、作業者は、既にその内部構成を完成
してあるモニタ部A及び図示せぬ撮像部を動作させ、L
CDパネル2の表示画面上に、映像(左右の像が境界線
を介して隣接して表示されている映像)をテスト表示さ
せる。そして、第2隔壁3bの先端縁をずらして、表示
画面上に表示された左右の映像の境界線に合致させる。
同様に、第2隔壁3bの後端縁をずらして、第3隔壁3
cの中心に合致させる。このようにして、第2隔壁3b
の位置決めが完了すると、作業者は、両固定ビス26,
26を更に締め込んで、第2隔壁3bの固定を完了す
る。このように、第2隔壁3bは、第1隔壁3aから分
離されているので、LCDパネル2の表示画面に表示さ
れた左右の映像の境界線の位置に応じて移動調整するこ
とができる。これにより、左右の各映像からの光を夫々
に対応する眼Iに入射させることができるので、より、
立体像の観察がし易くなる。なお、このような第2隔壁
3bの移動を可能にするために、第1隔壁3aと第2隔
壁3bとの間は離間しているが、この隙間には、第1隔
壁3aに対して直交する方向を向いた第3隔壁3cが配
置されているので、この隙間を通った光が、各楔プリズ
ム4,4を透過して接眼光学系5内に入射する可能性は
殆どない。
【0050】次に、作業者は、金属板をプレスすること
によって上側接続板8を形成し、その外側開口端に2つ
のステー27を溶接固定する。そして、この上側接続板
8を、接眼部本体6の取付代6aに嵌合させた後、上側
接続板8を貫通させた各固定ネジ21を取付代6aに夫
々ねじ込むとともに、上側接続板8を貫通させた各固定
ネジ22を夫々各連結板20,20にねじ込むことによ
り、この上側接続板8を接眼部本体6及び下側接続板7
に対して固定する。そして、作業者は、この上側接続板
8の上面側から各長孔8b,8bに夫々固定ビス26を
挿入して各ステー25,25にねじ込むことにより、第
2隔壁3bを固定する。
【0051】以上の後に、作業者は、下側接続板8及び
上側接続板7の前端に、背板9をはめ込み、この背板9
を貫通させた各固定ネジ28を夫々各ステー27にねじ
込むことにより、この背板9を固定する。以上により、
双眼観察用モニタ1が完成する。 (双眼観察用モニタの作用)以上のように組み立てられ
た双眼観察用モニタ1に対して、図示せぬ撮像部によっ
て観察対象物を撮像して得られた画像信号を入力する
と、LCDパネル2の表示画面における右側像表示領域
(接眼部C側から見て第2隔壁3bに接している箇所よ
りも右側の領域)2aには、図示せぬ撮像部における右
側の撮影光学系によって撮像された映像が表示され、左
側像表示領域(接眼部C側から見て第2隔壁3bに接し
ている箇所よりも左側の領域)2bには、図示せぬ撮像
部における左側の撮影光学系によって撮像された映像が
表示される。これら各表示領域2a,2bから射出され
た光は、隔壁3(第2隔壁3b)の両側において夫々、
発散しつつ各楔プリズム4に入射し、これら各楔プリズ
ム4によって隔壁3(第1隔壁3a)から離れて行く方
向へ屈折され、各接眼光学系5へ入射する。
【0052】各楔プリズム4は、第2隔壁3bとは逆側
に位置する端部にて、接眼部本体6のプリズム収容空間
6bに固定されている。従って、各楔プリズム4におけ
る第2隔壁3bに近接した端部は、その全ての領域にお
いて光を透過することができる。その結果、各表示領域
2a,2bにおける隔壁3(第2隔壁3b)に近接した
部位から射出された光であっても、楔プリズム4の不透
過領域によってケられることなく、効率良く各接眼光学
系5に入射することができる。従って、LCDパネル2
の隅々までをも観察することが可能になる。
【0053】このように各接眼光学系5に入射した光
は、各接眼光学系5によって屈折されて、各表示領域2
a,2bに表示された映像の虚像を、拡大して、例えば
前方1mの位置に形成する。このとき、各表示領域2
a,2bに表示された映像の虚像の外縁同士は、互いに
重なっている。従って、その中心と観察者の左右の眼I
とを結ぶ線は、観察者の眉間の前方にて交差するので、
自然な輻輳角(眼の水晶体の変形量に基づく距離感と同
じ有限の距離感が得られる輻輳角)にて、観察者はこれ
ら虚像を観察することができるのである。但し、これら
各虚像に含まれる個々の像は、立体視用であるが故に、
少しづつずれている。従って、これら個々の像に対する
輻輳角の相違に基づいて、立体感を観察者に与えること
ができるのである。
【0054】なお、各接眼光学系5は、そのコバの一部
が平面状に切り欠かれており、その切欠面P,P同士を
近接して、両接眼光学系5,5を接眼部本体6内に固定
してあるので、各接眼光学系5の光軸同士の間隔よりも
各接眼光学系5の径を大きく確保することができる。そ
の結果、射出瞳を大きくすることができるとともに、ア
イポイントを長く取ることができるので、双眼観察用モ
ニタ1による観察がより容易になる。また、各接眼光学
系5の光軸間の距離を正確に出すことができるので、そ
の光学性能の向上につながる。
【0055】本実施形態による双眼観察用モニタ1は、
接眼部本体6に取り付けられたマウント部材29のみを
介して、図示せぬ可動アームの先端Fに固定されてい
る。従って、双眼観察用モニタ1全体の荷重がこの接眼
部本体6に掛かることになるが、この接眼部本体6は、
金属ブロックから削り出されることによって形成されて
おり、この接眼部本体6内に各楔プリズム4,4及び各
接眼光学系5,5が固定されているので、これら各光学
部材同士の位置が狂うことはない。また、モニタ部Aの
重量に因るモーメントが下側接続板7及び上側接続板8
に掛かるが、モニタ部Aは軽いので、板状部材からなる
これら下側接続板7及び上側接続板8であっても、強度
上の問題は生じない。
【0056】また、本実施形態による双眼観察用モニタ
1では、モニタ部A内に内蔵された図示せぬ表示回路を
操作するための各スイッチSが、下側接続板7の段差壁
7aにおける観察者側を向いた外面に取り付けられてい
る。従って、接眼光学系5を覗きながら各スイッチSを
操作することができるので、操作が容易になるという利
点を有する。
【0057】さらに、本実施形態による双眼観察用モニ
タ1では、モニタ部Aと接続部Bの筐体が、共通の部材
(下側接続板7及び上側接続板8)により構成されてい
る。従って、部品点数及び接合箇所の数が少なくて済む
ので、全体としての軽量化が可能になるとともに、強度
上も有利である。また、接眼部本体6とLCDパネル2
のパネル枠23との間に介在してそれらの間の距離を規
定する部材が、下側接続板7(上側接続板8)のみであ
るので、その距離が設計値からずれてしまうおそれが殆
どない。
【0058】また、本実施形態による双眼観察用モニタ
1では、接続部Bの筐体が上下に分割可能な構成(下側
接続板7及び上側接続板8)であるので、例えば、撮像
部における機械的なズレや水平同期タイミングのズレ等
によってLCDパネル2の表示画面における右側像表示
領域2aと左側像表示領域2bの境界線がずれた場合で
あっても、上側接続板8のみを外して第2隔壁3bの位
置を調整して、その前側縁を両表示領域2a,2bの境
界線に合致させ直すことができる。このとき、第2隔壁
3bの前端縁の突出部分はLCDパネル2の表示画面に
接触していないので、この調整時において第2隔壁3b
がLCDパネル2の表示画面を傷つけてしまうことがな
い。但し、第2隔壁3bの前端縁の突出部分は限りなく
LCDパネル2の表面に近接しているので、左右の各表
示領域2a,2bからの光が混合してしまうことはな
い。また、この第2隔壁3bは薄板から構成されている
ので、LCDパネル2上の映像を隠してしまうことがな
い。
【0059】
【実施形態2】図17は、本発明の第2の実施の形態で
ある双眼観察用モニタ1の縦断面図である。本第2実施
形態は、上述した第1実施形態と比較し、下側接続板7
に段差壁7aが形成されておらず、その下面が平面状と
なっている。本第2実施形態では、その代わりに、モニ
タ部A内の図示せぬ表示回路を操作するための各スイッ
チSが、接眼部本体6の下面に固定された箱状の操作パ
ネル30における後端面(観察者側の面)に設けられて
いる。本第2実施形態におけるその他の構成及び作用
は、上述した第1実施形態のものと全く同じであるの
で、その説明を省略する。
【0060】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の双眼観
察用モニタによると、隔壁表面の近傍には、各楔プリズ
ムを固定するための当付面が存在しないので、隔壁の両
側における表面近傍を進む光線は、夫々楔プリズムを透
過することによって隔壁から離間する方向に屈折され、
当付面によって遮断されることなく各接眼光学系に入射
する。従って、接眼光学系を覗く観察者から見ても、デ
ィスプレイの隔壁近傍の領域に表示された映像であって
も、ケラれることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態による双眼観察用モニ
タの正面図
【図2】 図1の矢印II方向から見た平面図
【図3】 図1の矢印III方向から見た側面図
【図4】 図1,図3,図5〜図8のIV−IV線に沿った
横断面図
【図5】 図1,図2,図4,図6〜図8のV−V線に
沿った縦断面図
【図6】 図5のVI−VI線に沿った縦断面図
【図7】 図5のVII−VII線に沿った縦断面図
【図8】 図5のVIII−VIII線に沿った縦断面図
【図9】 楔プリズムの形状を示す図であり、(a)は
第1面の端面図,(b)は(a)のIX−IX線に沿った横
断面図であり、(c)は第2面の端面図
【図10】 接眼光学系を構成するレンズの形状を示す
図であり、(a)はその端面図,(b)は(a)のX−
X線に沿った横断面図
【図11】 間隔環の形状を示す図であり、(a)はそ
の一部断面端面図,(b)はその一部断面側面図
【図12】 レンズ固定リングの形状を示す図であり、
(a)はその端面図,(b)は(a)のXII−XII線に沿
った横断面図
【図13】 接眼ユニットの構成を示す図であり、
(a)はその端面図,(b)は(a)のXIII−XIII線に
沿った横断面図
【図14】 本発明の第1実施形態による双眼観察用モ
ニタの光学構成の概略説明図
【図15】 楔プリズム及び接眼光学系がない場合にお
ける視線を示す図
【図16】 有限距離に存する物体を見る場合における
視線を示す図
【図17】 本発明の第2実施形態による双眼観察用モ
ニタの縦断面図
【符号の説明】
2 LCDパネル 3 隔壁 3a 第1隔壁 3b 第2隔壁 3c 第3隔壁 4 楔プリズム 5 接眼光学系 7b 長孔 8b 長孔 23 パネル枠 23a 窓 25 ステー 26 固定ビス

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一の観察対象物について得られた二つの
    映像を左右に並べて表示するディスプレイと、 このディスプレイに夫々表示された各映像を個別に観察
    させるための左右の接眼光学系と、 前記ディスプレイに表示された各映像の境界線と前記左
    右の接眼光学系の境との間で光線を遮る隔壁と、 前記ディスプレイと前記各接眼光学系との間における前
    記隔壁の両側の光路を取り囲む開口部を有する枠部材
    と、 この枠部材の前記開口部における前記隔壁に対向する各
    内壁面から、夫々、前記各接眼光学系の光軸に直交する
    方向に突出した当付面と、 前記隔壁の両側において、前記各当付面にその平面が接
    した状態で固定されているとともに、前記ディスプレイ
    から射出されて前記隔壁と平行に進む光を前記隔壁から
    離れる方向に屈折させて夫々の接眼光学系に入射させる
    一対の楔プリズムと、 各楔プリズムを前記各当付面に対して当て付ける当付手
    段とを備えたことを特徴とする双眼観察用モニタ。
  2. 【請求項2】前記各楔プリズムには、前記当付面に接す
    る平面に対して平行な面が形成されており、 前記当付手段は、前記当付面と平行な板状の押え部材を
    備え、前記楔プリズムを挟んだ状態でこの押え部材を前
    記当付面に接近させることによって、前記楔プリズムを
    前記当付面に当て付けることを特徴とする請求項1記載
    の双眼観察用モニタ。
  3. 【請求項3】前記枠部材の開口部の断面形状は矩形であ
    り、 前記隔壁は前記開口部をその中央にて二分し、 前記各楔プリズムは前記隔壁にて二分された前記開口部
    の断面形状と略相似な正面形状を有することを特徴とす
    る請求項1記載の双眼観察用モニタ。
  4. 【請求項4】前記開口部に填め込まれた前記各楔プリズ
    ムを前記開口部における前記隔壁と直交する内壁面に押
    し付ける固定手段を、更に備えることを特徴とする請求
    項3記載の双眼観察用モニタ。
  5. 【請求項5】前記各楔プリズムは、前記開口部における
    前記隔壁に対向する内壁面に接した状態で固定されてい
    ることを特徴とする請求項4記載の双眼観察用モニタ。
  6. 【請求項6】前記当付面は前記ディスプレイに対向して
    おり、前記楔プリズムは前記ディスプレイ側から前記開
    口部に填め込まれることを特徴とする請求項1記載の双
    眼観察用モニタ。
  7. 【請求項7】前記一対の楔プリズムにおける少なくとも
    互いに近接した側面にはツヤ消しの黒色塗装が施されて
    いることを特徴とする請求項1記載の双眼観察用モニ
    タ。
  8. 【請求項8】前記隔壁は、その前端縁が前記ディスプレ
    イに近接した位置においてこのディスプレイにおける左
    右方向に移動調整可能に取り付けられている板状の可動
    隔壁と、前記一対の楔プリズム同士の間と前記左右の接
    眼光学系の境との間に固定されている固定隔壁とに、分
    割されており、 前記可動隔壁と前記固定隔壁との間において前記一対の
    楔プリズム同士の間隙を覆う第3の隔壁が、更に備えら
    れていることを特徴とする請求項1記載の双眼観察用モ
    ニタ。
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JP4537079B2 (ja) * 2004-01-16 2010-09-01 日東光学株式会社 双眼拡大鏡

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