JP2000206211A - 半導体試験装置用パタ―ンデ―タのコンプレッション・デコンプレッション方法及びテストパタ―ン圧縮・伸張装置 - Google Patents

半導体試験装置用パタ―ンデ―タのコンプレッション・デコンプレッション方法及びテストパタ―ン圧縮・伸張装置

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JP2000206211A JP11010893A JP1089399A JP2000206211A JP 2000206211 A JP2000206211 A JP 2000206211A JP 11010893 A JP11010893 A JP 11010893A JP 1089399 A JP1089399 A JP 1089399A JP 2000206211 A JP2000206211 A JP 2000206211A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】テストパターンを、ホストコンピュータの記憶
装置から、半導体試験装置内のパターンメモリに転送す
る際の転送効率を向上することができる、テストパター
ンの圧縮及伸張装置を提供。 【解決手段】 テストパターンデータ中のベクタデータ
をショートコードにデータ圧縮する第1グループと、デ
ータ圧縮をしない第2グループとに分類し、かつその第
1グループのベクタデータとそのショートコードとの関
係を示すルックアップテーブルを作成するためのパター
ン圧縮手段と、上記ショートコード、第2グループのベ
クタデータ、およびルックアップテーブルとを含む圧縮
テストパターンを格納するための圧縮テストパターンフ
ァイルと、上記圧縮テストパターンを、上記ショートコ
ードと上記ルックアップテーブルに示された関係に基づ
いて伸張し、その伸張したテストパターンを半導体試験
装置内のパターンメモリに送出するためのハードウエア
伸張回路と、により構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体デバイス
を試験するための半導体試験装置に用いる、パターンデ
ータのコンプレッション(圧縮)プロセスとデコンプレ
ッション(伸張・復元)プロセス、さらにはハードウエ
アによるデコンプレッションプ回路に関し、特に半導体
デバイスの試験に先立ち、テストパターンを、ホストコ
ンピュータから半導体試験装置のパターンメモリへ、短
時間で転送するための、パターンデータのコンプレッシ
ョンとデコンプレッションプロセス、およびその回路構
成に関する。
【0002】
【従来の技術】ICメモリやICプロセッサのような半
導体デバイスを、半導体試験装置により試験する場合に
おいては、テストパターンを被試験半導体デバイスに印
加して、結果としての半導体デバイスからの出力を期待
値パターンと比較して、その半導体デバイスが正しく機
能しているかどうかを判定する。半導体試験業界では、
そのようなテストパターンや期待値パターンおよびそれ
らに伴う制御データを併せて、テストベクタと呼ぶこと
が多い。それはこのようなパターンの大部分が、例えば
数学的なアルゴリズムに基づいた、パターンの繰り返し
により構成されているからである。
【0003】一般に、そのようなテストパターンと期待
値パターン(「テストパターン」と総称する)は、半導
体試験装置に備えられたテストパターン発生器により発
生され、そのテストパターン発生器は半導体試験装置に
設けられた、テスタコントローラにより制御される。テ
ストパターンは対象とする半導体デバイスのタイプやデ
バイス試験の種類等に固有のものである。テストパター
ンは通常、ホストコンピュータ例えばUnixホスト
の、ハードディスクあるいは外部記憶装置に、格納され
ている。テストパターン発生器は、テストパターンを記
憶するための、大容量のパターンメモリを有している。
この構成により、デバイスの試験に先立ち、テストパタ
ーンを、ホストコンピュータのハードディスクからテス
トパターン発生器のパターンメモリに、テスタコントロ
ーラを経由して転送する。
【0004】第1図は、半導体試験装置の基本構成を示
す。ホストコンピュータ11は、ユーザがアクセスでき
るコンピュータであり、そのオペレーティングシステム
は、例えばUnixである。テスタハードウエア10に
は、パターン発生器15、波形整形回路17および比較
器19が設けられている。テスタハードウエア10は、
テスタコントローラ(TC)13により、直接的に制御
される。テスタコントローラ13は、テスタハードウエ
ア10に専用のコンピュータであり、一般にユーザが直
接的に操作することはできない。被試験半導体デバイス
(DUT)12は、波形整形回路17を経由して、テス
トパターンを受け取り、その結果としての出力は、比較
器19により期待値パターンと比較される。
【0005】テストパターン発生器15は、テストパタ
ーン(テストパターンと期待値パターンを含む)を格納
するためのパターンメモリ18を有する。テストパター
ンは、ホストコンピュータ11からテスタコントローラ
13とテスタバス14を経由して、パターンメモリ18
に与えられる。通常、テストパターンはホストコンピュ
ータ11のハードディスク16に、パターンファイルと
して蓄積され、試験の開始に先だって、パターンメモリ
18に転送される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようなテストパタ
ーンの転送は、被試験デバイスの変更や異なるテストプ
ログラムを実行するごとに、頻繁に行われる。最近の被
試験半導体デバイスの複雑化により、パターンファイル
のサイズは数メガバイトから、数十メガバイトあるいは
それ以上となる。したがって、パターン発生器15内の
パターンメモリ18に、ホストコンピュータ11からテ
ストパターンを転送するには、大きな時間を要する。
【0007】半導体試験装置は、高価な大規模コンピュ
ータシステムであるので、ユーザがこれを使用する際に
は、最も効率のよい方法で使用する必要がある。さら
に、半導体業界では常に、試験効率を増大して、半導体
デバイスの全体としての生産コストを減少させること
に、強い要求がある。したがって、半導体試験装置を最
高の効率で運用するためには、テストパターンを、ホス
トコンピュータからパターンメモリに転送するための時
間を、減少させることが重要となっている。
【0008】したがって、この発明の目的は、テストパ
ターンを、ホストコンピュータのハードディスクから、
半導体試験装置内のパターンメモリに転送する際の転送
効率を向上することができる、半導体試験装置のための
テストパターンのコンプレッション及びデコンプレッシ
ョン技術を提供することにある。この発明の他の目的
は、テストパターンを、ホストコンピュータのハードデ
ィスクから、半導体試験装置に設けられたパターン発生
器内のパターンメモリに転送する際の転送時間を減少さ
せることができる、半導体試験装置のためのテストパタ
ーンのコンプレッション及びデコンプレッションを提供
することにある。この発明のさらに他の目的は、テスト
パターンを、ホストコンピュータのファイルから、半導
体試験装置に設けられたパターン発生器内のパターンメ
モリに転送する際の転送時間を減少させることができ
る、半導体試験装置のためのテストパターンのコンプレ
ッション用ソフトウエアとデコンプレッション用ハード
ウエアの組み合わせ技術を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様は、
半導体デバイスを試験するために、テストパターンを、
ホストコンピュータの記憶装置から、半導体試験装置内
のパターンメモリに転送するためのテストパターン圧縮
・伸張装置である。本発明のテストパターン圧縮・伸張
装置は、そのテストパターンデータ中のベクタデータを
ショートコードにデータ圧縮する第1グループと、デー
タ圧縮をしない第2グループとに分類し、かつその第1
グループのベクタデータとそのショートコードとの関係
を示すルックアップテーブルを作成するためのパターン
圧縮手段と、上記ショートコード、第2グループのベク
タデータ、およびルックアップテーブルとを含む圧縮テ
ストパターンを格納するための圧縮テストパターンファ
イルと、上記半導体試験装置内あるいはそれに近接して
設けられ、上記圧縮テストパターンを、上記ショートコ
ードと上記ルックアップテーブルに示された関係に基づ
いて伸張し、その伸張したテストパターンを上記半導体
試験装置内のパターンメモリに送出するためのハードウ
エア伸張回路と、により構成される。
【0010】本発明の第2の態様は、半導体デバイスを
試験するために、テストパターンを、ホストコンピュー
タのファイルから、半導体試験装置内のパターンメモリ
に転送するためのコンプレッション・デコンプレッショ
ン方法である。本発明のコンプレッション・デコンプレ
ッション方法は、その記憶装置内のテストパターンファ
イルからベクタデータを抽出するステップと、そのベク
タデータを、第1グループは繰り返し頻度の高いデータ
であり、第2グループは繰り返し頻度の中間のデータで
あり、第3グループは第1グループや第2グループより
繰り返し頻度の低いデータである、3つのグループに分
類するステップと、上記第1グループと第2グループの
データを、データ繰り返し率の順に、それぞれショート
コードとロングコードに変換し、上記第3グループのデ
ータをエスケープコードにより定義して、その第3グル
ープのベクタデータをエスケープコードに付加するステ
ップと、上記第1グループのベクタデータと上記ショー
トコード、上記第2グループのベクタデータと上記ロン
グコードとの関係を示す翻訳テーブルを形成するステッ
プと、上記ショートコード、ロングコードおよび第3グ
ループのベクタデータを付加したエスケープコードと
を、上記記憶装置からのノンベクタデータと併合して、
圧縮テストパターンを形成するステップと、その圧縮テ
ストパターンをデコンプレッション手段で受け取り、上
記ショートコード、ロングコードおよびエスケープコー
ドを上記圧縮テストパターンから検出するステップと、
そのデコンプレッション手段により、上記翻訳テーブル
に示された関係に基づいて、上記ショートコードとロン
グコードを、対応する第1グループと第2グループのベ
クタデータに翻訳するステップと、上記デコンプレッシ
ョン手段により翻訳された、第1および第2グループの
テストベクタと、上記第3グループのテストベクタを、
上記半導体試験装置内のパターンメモリに送出するステ
ップ、とで構成される。
【0011】本発明によれば、テストパターンを、ホス
トコンピュータのハードディスクから、半導体試験装置
内のパターンメモリに転送する際の転送効率を大きく向
上することができる。それはパターンデータを圧縮(コ
ンプレッション)し、その圧縮したパターンデータを半
導体試験装置に転送し、その圧縮されたパターンデータ
を半導体試験装置内において伸張再生(デコンプレッシ
ョン)することにより行われる。本発明によるテストパ
ターンのコンプレッション及びデコンプレッション技術
では、ショートコード、ロングコード、エスケープコー
ドのようなユニークなコードシステムと翻訳テーブルを
有し、最適な転送効率と装置の単純化を実現している。
【0012】本発明の1の態様では、テストパターンの
コンプレッション及びデコンプレッションを、ソフトウ
エアのみにより実現することができる。また本発明の他
の態様では、テストパターンのコンプレッションをソフ
トウエアにより、デコンプレッションをハードウエアに
よるデコンプレッション回路により実現する。ソフトウ
エアによるコンプレッションと、ハードウエアによるデ
コンプレッションとの組み合わせは、ホストコンピュー
タのハードディスクから、半導体試験装置内のパターン
メモリに転送する際の、転送時間を減少させるために最
上の効果を実現できる。
【0013】
【発明の実施の形態】第2図は、本発明によるテストパ
ターンのコンプレッション・デコンプレッション手法の
基本的なコンセプトを示す概念図である。基本的な動作
原理としては、元のテストパターンが圧縮されて、圧縮
パターンファイルに格納される。半導体デバイスの試験
をする際に、圧縮されたパターンデータは、半導体試験
装置に転送され、そこで伸張(デコンプレッション)さ
れることにより、テストパターンの全体としての転送効
率が大きく向上する。第2図において、このパターンデ
ータのコンプレッション・デコンプレッション(圧縮・
伸張)手順がデータフローで示されている。
【0014】ステップS11において、パターンファイ
ルのテストパターンはベクタデータ(繰り返しデータ)
とノンベクタデータ(非繰り返しデータ)に区別され
る。パターンファイルのベクタデータは、ステップS1
2において、コンプレッション(圧縮)プロセスを受け
て、圧縮ベクタに変換される。圧縮ベクタは、ステップ
S13において、パターンファイルのノンベクタデータ
と統合されて、ステップS11における元のファイルと
は別の圧縮パターンファイルを形成する。したがって、
圧縮パターンファイルは、ノンベクタデータと圧縮ベク
タデータの組み合わせになっている。後に説明するよう
に、圧縮パターンファイルにはさらに、デコンプレッシ
ョン(伸張)プロセスで用いるための、翻訳テーブル
(ルックアップ・テーブル)を有している。
【0015】試験の開始に先立ちステップS14におい
て、ホストコンピュータは、ハードディスクドライバを
通して読み出し要求を出す。これにより、ステップS1
5において、圧縮パターンファイルが、読み出しバッフ
ァを経由して、テスタコントローラTCに転送される。
圧縮パターンファイルは、ステップS16において、後
に説明するデコンプレッションプロセスによって復元さ
れる。したがって、復元されたテストパターンは、パタ
ーン発生器内のパターンメモリ18へ、テスタバスを経
由して転送される。このホストコンピュータからパター
ンメモリ18に転送するに要する総合時間(転送レー
ト)は、第2図のコンプレッションプロセスおよびデコ
ンプレッションプロセスにより大きく向上される。
【0016】ハードウエアによるデコンプレッション
(伸張・復元)回路を用いることにより、より高い転送
レートが実現できる。第3図(A)と第3図(B)はそ
れぞれ、テストパターンのハードウエアによるデコンプ
レッション回路の、基本的構成例を示すブロック図であ
る。第2図に示した、本発明のソフトウエアによる、コ
ンプレッションとデコンプレッションの手法の場合と同
様に、デコンプレッション(復元)されたテストパター
ンは、テスタコントローラTCからパターンメモリ18
へ、テスタバスを経由して転送される。ハードウエアデ
コンプレッションにおいて、圧縮テストパターンは、テ
スタバスにより転送され、テスタハードウエア10内あ
るいはテスタハードウエア外部で、そのテストパターン
にデコンプレッションプロセスが実行されて、その結果
がパターンメモリ18に格納される。
【0017】第3図(A)は、ハードウエアによるデコ
ンプレッション(伸張・復元)回路の基本構成例を示し
ている。この例において、ハードウエア・デコンプレッ
ション回路23は、パターンメモリ18に近接して、テ
スタハードウエア10内に設けられている。例えば第2
図のステップS13で作成された圧縮パターンファイル
は、ホストコンピュータおよびテスタプロセッサ21か
ら、テスタバスを経由してテスタハードウエア10に転
送される。圧縮パターンファイルは、ハードウエア・デ
コンプレッション回路23において、デコンプレッショ
ン(伸張・復元)され、パターンメモリ18に格納され
る。
【0018】第3図(B)は、ハードウエアによるデコ
ンプレッション(伸張・復元)回路の基本構成の別の例
を示している。この例において、ハードウエア・デコン
プレッション回路23は、パターンメモリ18に近接し
た、テスタハードウエア10の外部に設けられている。
上述のプロセスで作成された圧縮パターンファイルは、
ホストコンピュータおよびテスタプロセッサ21から、
テスタバスを経由してハードウエア・デコンプレッショ
ン回路23に転送される。圧縮パターンファイルは、ハ
ードウエア・デコンプレッション回路23において、デ
コンプレッション(伸張・復元)される。デコンプレッ
ションされたパターンファイルは、例えばプリント回路
基板上に設けられたバスラインを経由して、テスタハー
ドウエア10内のパターンメモリ18に転送される。
【0019】第4図は、本発明によるテストパターン圧
縮プロセスを示すブロック図である。第1図に関して上
述したように、まずベクタデータが抽出され、これにコ
ンプレッション(圧縮)プロセスが施された後、ノンベ
クタデータと合成される。これはノンベクタ中の情報を
圧縮パターンファイルに保持するためである。この合成
されたデータ(圧縮パターン)は、第2図のステップS
13に示すように、圧縮パターンファイルに格納され
る。
【0020】本発明では、パターンデータの圧縮は、第
4図に示すように、2つのルートを用いて実施される。
テストパターンは、例えば8バイト長のようなパターン
データの単位が、多数集合して構成されている。テスト
パターンは、繰り返し性のあるデータであるベクタデー
タと、繰り返し性の希薄なノンベクタデータに区別され
る。ベクタデータは、それぞれ8バイトのパターンデー
タで構成されており、それらはさらに、そのデータの繰
り返しの頻度に基づいて、いくつかのグループに分類さ
れる。
【0021】第1グループのパターンデータは、パター
ンファイル中の高い繰り返し率を有するデータであり、
1バイトコードとそれに関する翻訳テーブルとで表現さ
れるように変換(圧縮)される。第2グループのパター
ンデータは、パターンファイル中の低い繰り返し率を有
するデータであり、2バイトコードとそれに関する翻訳
テーブルとで表現されるように変換(圧縮)される。第
3グループのパターンデータは、ベクタデータではある
が、第2グループのパターンデータより低い繰り返し率
である。第3グループのパターンデータは圧縮されな
い。
【0022】したがって、第1グループと第2グループ
のパターンデータは、圧縮されてテスタに転送された後
に伸張・復元される。それに対し、第3グループのパタ
ーンデータは、圧縮されずに9バイトコード単位(イン
デックス1バイトとパターンデータ8バイト)で、テス
タハードウエアのパターンメモリに転送される。この場
合のインデックスコードはエスケープコードとも称す
る。
【0023】後に詳述するが、1バイトコード、2バイ
トコードあるいは9バイトコードのいずれの場合も、最
初の1バイトは、どのグループの属するコードであるか
を決定するための、インデックスコードとして用いられ
る。
【0024】第1、第2および第3グループのパターン
データと翻訳テーブルは、合成された圧縮ファイルとし
て、ホストコンピュータのハードディスクに格納され
る。上述したように、第1グループ、第2グループおよ
び第3グループの判別は、圧縮ファイルのデータの、最
初のバイトによりなされる。そのような区別は、後で説
明するように、デコンプレッション(伸張・復元)プロ
セスで実行される。
【0025】上記の例では、パターンデータは8バイト
ワードを単位としているように扱われていた。しかし、
ベクタデータの単位は、むしろ4バイトで構成される場
合も多い。このような短いワードの繰り返しによるパタ
ーンデータの場合は、一般的に、より高い繰り返し率と
なる。しかし、そのためのコンプレッションやデコンプ
レッションのアルゴリズムはより複雑になる。バターン
ファイルデータについての経験的な結果によると、8バ
イトパターンをコード化する場合が、繰り返えし率、圧
縮率および伸張・復元スピードについて、最もよいバラ
ンスが得られる。
【0026】第4図の具体例において、ステップS11
のパターンファイルから、ベクタデータがステップS2
2において抽出される。抽出されたベクタデータは、デ
ータの繰り返しの頻度について分析され、その繰り返し
率の順を示す頻度テーブルが形成される。この頻度テー
ブルに基づいて、ベクタデータは3つのグループに区分
される。ステップS23における第1グループは、繰り
返し頻度の高いベクタデータのグループであり、ステッ
プS24における第2グループは、繰り返し頻度が第1
グループのそれより低いベクタデータのグループであ
る。またステップS26における第3グループは、繰り
返し頻度の最も低いベクタデータのグループである。
【0027】ステップS25において、第1グループの
パターンデータは、繰り返し頻度の順にしたがって、1
バイト(8ビット)のような、ショートコードに変換さ
れる。また第2グループのパターンデータは、繰り返し
頻度の順にしたがって、2バイト(16ビット)のよう
な、ロングコードに変換される。またステップS25で
は、デコンプレッション(伸張・復元)プロセスで用い
るための、翻訳テーブル(変換ルールを示すルックアッ
プテーブル)が形成される。
【0028】第3グループのベクタデータは、繰り返し
頻度が最も低いために、コンプレッションやデコンプレ
ッションのプロセスを用いても、データの転送効率に有
意義な向上が考えられない。このために、第1グループ
や第2グループの場合と異なり、第3グループのベクタ
データは、ショートコード等に変換せず、所定のインデ
ックスコード(エスケープコード)のみが、ステップS
26において付加される。例えば、第3グループのパタ
ーンデータは、9バイトで構成され、最初の1バイト
は、インデックスコードであり、残りの8バイトは、元
と同じパターンデータ自身であるように構成される。
【0029】ステップS25で形成されたコード化され
たベクタと翻訳テーブルと、ステップS26でコード化
しないと決定されたベクタは、ステップS27で、コン
プレッション(圧縮)ベクタデータとして、併合され
る。ステップS27による圧縮ベクタデータと、S11
のパターンファイルのノンベクタデータは、ステップS
13において合成されて、圧縮パターンファイルとな
る。圧縮パターンファイルは、ホストコンピュータのハ
ードディスクに格納され、試験の開始前にテスタに転送
されて、そこでデコンプレッション(伸張・復元)され
る。
【0030】第5図(A)から第5図(D)は、具体例
に基づいて、本発明のテストパターンの圧縮プロセス
を、より詳細に説明するための図である。第5図(A)
は、パターンファイルにおけるテストパターンを示す概
念図である。第5図(B)は、第5図(A)におけるテ
ストパターンの、データ繰り返し頻度の順を示す概念図
である。第5図(C)は、翻訳テーブルの一例を示す概
念図である、翻訳テーブルは第5図(A)のテストパタ
ーンを、本発明によるデコンプレッションを実行するた
めのルックアップテーブルである。第5図(D)は、第
5図(A)の元のテストパターンを、第5図(C)の翻
訳テーブルに基づいて圧縮したテストパターンを示す。
【0031】第5図(A)の例において、各テストパタ
ーンは8バイト長で構成されている。第5図(A)のテ
ストパターンは、ホストコンピュータのハードディスク
に格納されている。テスタハードウエアに転送される前
に、テストパターンは圧縮テストパターンに変換され
て、翻訳テーブルとともに、ハードディスクの圧縮パタ
ーンファイルに格納される。
【0032】第5図(A)の全てのテストパターンは、
読み出されて、そのデータの繰り返し頻度が調べられ
る。その結果としてのデータ繰り返しレートは、第5図
(B)の頻度テーブルに表される。この例では、パター
ンBが最も高い頻度を有しており、それに続きパターン
D、パターンA、パターンFの順の頻度となっている。
この頻度テーブルに基づいて、パターンデータは、3つ
のグループに区分される。このグループ分けのプロセス
は、上記の第4図におけるステップS22からステップ
S24において実行される。
【0033】第1のグループのテストパターンは、高い
繰り返しレートを有する。この例では、第1グループに
は、127の繰り返し頻度の高いパターンが含まれてい
る。したがって、この第1グループのテストパターン
は、繰り返し頻度順に、第5図(C)に示すように、イ
ンデックス番号0ー126で表される1バイトコードに
変換される。第2のグループのテストパターンは、第1
グループのパターンより低い繰り返しレートを有する。
この例では、第2グループには、1920の繰り返し頻
度の低いパターンが含まれている。この第2グループの
テストパターンは、繰り返し頻度順に、第5図(C)に
示すように、インデックス番号128ー2047で表さ
れる2バイトコードに変換される。
【0034】第3グループのテストパターンは、繰り返
し頻度が最も低いパターンである。第3グループのテス
トパターンは、コンプレッションやデコンプレッション
のプロセスを用いても、データの転送効率に有意義な向
上がないと考えられる。このために、第1グループや第
2グループの場合と異なり、第3グループのベクタデー
タは、ショートコード等に変換せず、所定のインデック
スコードが付加される。例えば、第3グループのパター
ンデータは、9バイトで構成され、最初の1バイトは、
番号127を表すインデックス(エスケープ)コードで
あり、残りの8バイトは、元と同じパターンデータ自身
である。
【0035】第5図(C)の翻訳テーブルに示されるよ
うに、テストパターンBは、”0”に変換され、テスト
パターンDは、”1”に変換される。同様にして、テス
トパターンA、F、E、Gは、それぞれ”2”、”
3”、”4”、”5”に変換される。この翻訳テーブル
に基づいて、第5図(A)のテストパターンは、第5図
(D)の圧縮されたテストパターンに変換される。第5
図(A)のテストパターンは、繰り返し頻度の高い最初
の127の含まれるものなので、第5図(D)におい
て、圧縮テストパターンのそれぞれは、1バイトで表現
されている。
【0036】第5図(A)のテストパターンの繰り返し
頻度が、最初の127のパターンより低い場合、したが
って、128ー2047番の中に含まれる場合には、そ
れに対応する第5図(D)の圧縮テストパターンは、2
バイトで表現される。第5図(C)において、最初の1
バイトで示される番号が127の場合、これに対応する
8バイトのテストパターンは、圧縮されることなく、第
6図(C)に示すように、単に最初の1バイトに付加さ
れる。
【0037】第6図は、本発明によるテストパターン
の、1バイトコード、2バイトコード、および9バイト
コードの構成を示し、これらが半導体試験装置に転送さ
れる。上述したように、最初のバイトはインデックスコ
ードとして使用される。第6図(A)において、1バイ
トコード(インデックスコード)は、高い繰り返しレー
トを有する第1グループのテストパターンを現してい
る。この例では、1バイトコードは、繰り返しレートの
順番に応じて、0ー126の数字でパターンデータを現
していいる。したがって、このコードが数字”0”の場
合は、第5図の例における繰り返し頻度の一番高い、テ
ストパターンBを現している。また1バイトコードが数
字”4”を示す場合は、第5図の例におけパターンEを
現すことになる。
【0038】第6図(B)は、本発明における2バイト
コード例を示す。2バイトコードは、第1グループのテ
ストパターンよりも繰り返し頻度の低い、第2グループ
のテストパターンを現すために用いられる。2バイトコ
ードにおいて、最初のバイト(インデックスコード)
は、127より大きな数値を示す。第5図と第6図の例
において、繰り返し頻度が128ー2047にランクさ
れるテストパターンは、第6図(B)の2バイトコード
に圧縮される。例えば、第5図の例において、2バイト
コードが数字”128”を示す場合、それはテストパタ
ーンQを現す。また、2バイトコードが数字”204
7”を示す場合は、第5図の例では、それはテストパタ
ーンXを現している。
【0039】第6図(C)は、本発明の9バイトコード
を示す。9バイトコードは、本発明によるコンプレッシ
ョン・デコンプレッションプロセスが施されないテスト
パターンである。テストパターン中のデータの繰り返し
率が非常に低い場合、8バイトワードのパターンデータ
は、圧縮されることなく、そのままインデックス(エス
ケープ)コードに付加される。このグループのパターン
データであることを示すために、インデックスコードは
例えば数値”127”となっている。したがって、第6
図(C)の9バイトコードが、1バイトコードや2バイ
トコードとともに、圧縮パターンファイルに格納され
る。
【0040】第5図(D)に示すテストパターン(した
がって、第6図に示すコード)と第5図(C)の翻訳テ
ーブルは、テスタに転送され、そこでデコンプレッショ
ン(伸張・復元)プロセスが実行される。デコンプレッ
ションプロセスは、ソフトウエア・プログラム、あるい
はハードウエア・デコンプレッション回路により実施さ
れる。ソフトウエア・デコンプレッション・プロセス
は、テスタハードウエアに設けられた、テスタコントロ
ーラにより実行される。第3図に示すように、ハードウ
エア・デコンプレッション・プロセスは、テスタハード
ウエア10内に、パターンメモリに近接して設けられた
ハードウエア・デコンプレッション回路、あるいはテス
タハードウエア10の外部に設けられたデコンプレッシ
ョン回路により実行される。
【0041】第7図は、本発明のソフトウエアによる、
テストパターンのデコンプレッション・プロセスを示す
状態フロー図である。本発明のデコンプレッション・ア
ルゴリズムは、1バイトコード、2バイトコード、9バ
イトコードを、64ビット(8バイト)データワードに
変換するシーケンスということができる。これらの各コ
ードが入力され、出力に8バイト(64ビット)データ
が得られる。上述したように、デコンプレッションプロ
セスの前に、圧縮テストパターンすなわち、第5図第6
図に示す1バイトコード、2バイトコードおよび9バイ
トコードと翻訳テーブル(ルックアップテーブル)が、
テスタハードウエアに転送される。
【0042】デコンプレッションプロセスは、ステップ
S31において、圧縮テストパターンの、最初のバイト
(インデックスコード)を読み、そのコードがショート
コード(1バイトコード)、ロングコード(2バイトコ
ード)あるいは、9バイトコードであるかを判定するこ
とから開始する。最初のバイトが、対象とするコードが
1バイトコードであることを示す場合、ステップS32
において、その1バイトコードはインデックス番号に変
換される。第5図と第6図の例では、このインデックス
番号は127より小さな数値であった。ステップS35
において、このインデックス番号で指定された64ビッ
トワード(テストパターン)が、翻訳テーブルから取り
出される。この翻訳されたテストパターンは、ステップ
S36において、テスタハードウエア内のパターンメモ
リに供給される。
【0043】もし最初のバイトが、対象とするコードが
2バイトコードであることを示す場合、ステップS33
において、第2バイトが読み出され、その2バイトコー
ドはインデックス番号に変換される。第5図および第6
図の例においては、このインデックス番号は127より
大きく、2048より小さな数値である。ステップS3
6において、インデックス番号で指定された64ビット
ワードが翻訳テーブルから取り出される。この翻訳され
たテストパターンは、ステップS36において、テスタ
ハードウエア内のパターンメモリに供給される。
【0044】もし最初のバイトが、対象とするコードが
9バイトコードであることを示す場合、ステップS34
において、その最初のバイトに付加された8バイトが読
み出され、それがステップS36において、テストパタ
ーンとして直接的に出力される。ステップS36でテス
トパターンが取り出される毎に、ステップS31に戻っ
て、上述のプロセスを繰り返す。コードの読み取りやイ
ンデックス番号の翻訳にエラーがあった場合は、このデ
コンプレッションプロセスは、ステップS37でフェイ
ルとなる。最後の圧縮テストパターンについて、デコン
プレッションが実施されると、ステップS38でこのプ
ロセスは終了する。
【0045】第8図は、本発明によるテストパターンの
デコンプレッション回路例を示すブロック図である。こ
のデコンプレッション回路は、ラッチ41、制御ロジッ
ク43、AND回路45、メモリ47、およびセレクタ
49により構成されている。制御ロジック43は、この
デコンプレッション回路における動作プロセスの全体を
制御する。デコンプレッション動作の開始において、メ
モリ47には、圧縮パターンファイルからの、第5図
(C)に示すような翻訳(ルックアップ)テーブルが与
えられる。
【0046】圧縮パターンファイルからの圧縮パターン
データが、第8図のデコンプレッション回路の入力"Din
7-0"に流入する。圧縮ファイルとデコンプレッション回
路間の通信、デコンプレッション回路とパターンメモリ
間の通信は、例えば、"WriteStrobe", "ReadyIn", "Dat
aReady"および"DataAccepted"のような、第8図に示す
各ライン間で、ハンドシェーク動作により行われる。こ
の回路図には示されていないが、デコンプレッション回
路は、パターンデータを受け取るための入力装置、パタ
ーンデータを送出するための出力装置をさらに有してい
る。
【0047】"WriteStrobe"及び "ReadyIn"が有効のと
き、制御ロジック43はラッチ41を起動して、1バイ
トの圧縮パターンデータを、ラッチ41へ入力装置を経
由して取り込む。制御ロジック43は、ラッチ41に取
り込まれたバイト"Din7-0"が、1バイトコード、2バイ
トコードあるいは9バイトコードであるかを調べる。そ
れと同時に制御ロジック43は、"ReadyIn"を無効にす
る。
【0048】デコンプレッション回路に取り込まれた圧
縮データが、1バイトコードである場合は、バイト"Din
7-0"は、メモリ47内のルックアップテーブルを基にし
て、64ビット(8バイト)のパターンデータ"M63-0"
に変換される。制御ロジック43は、セレクタ49を設
定して、パターンデータ"M63-0"を出力データ"Dout63-
0"として送出するとともに、AND回路45の出力(第
2バイト)である"A14-8"をゼロに設定する。もし"Data
Accepted"が有効となると、"DataReady"ラインが起動さ
れて、データ"Dout63-0"が出力装置に送られる。その後
"ReadyIn"が有効となる。
【0049】入力データが2バイトコードの場合は、制
御ロジック43は、"ReadyIn"を有効とし、入力データ"
Din7-0"の次のバイトを、ラッチ41に取り込む。ラッ
チ41に取り込まれた第2バイトは、第8図において
は、コード"D14-8"で現されている。制御ロジック43
は、AND回路45を通して、コード"D14-8"を出力"A1
4-8"として取り出す。第1バイト"Din7-0"と第2バイ
ト"A14-8"は、メモリ47をアクセスして、ルックアッ
プテーブルから、8バイトのパターンデータ"M63-0"を
取り出す。制御ロジック43は、セレクタ49を設定し
て、パターンデータ"M63-0"を出力データ"Dout63-0"と
して送出する。もし"DataAccepted"が有効となると、"D
ataReady"ラインが起動されて、データ"Dout63-0"が出
力装置に送られる。その後 "ReadyIn"が有効となる。
【0050】入力データが9バイトコードの場合は、制
御ロジック43は、"ReadyIn"を有効とし、入力データ"
Din7-0"の次の8バイトを、"WriteStrobe"及び "ReadyI
n"を交互に8回繰り返すことにより、ラッチ41に取り
込む。ラッチ41に取り込まれた8バイトは、第8図に
おいては、コード"D63-0"で現されている。制御ロジッ
ク43は、セレクタ49を設定して、パターンデータ"D
63-0"を出力データ"Dout63-0"として送出する。もし"Da
taAccepted"が有効となると、"DataReady"ラインが起動
されて、データ"Dout63-0"が出力装置に送られる。その
後 "ReadyIn"が有効となる。
【0051】上述したように、この例のデコンプレッシ
ョンプロセスは、ハードウエアによるデコンプレッショ
ン回路により実行される。第1図のテスタバス14を伝
送するデータは、圧縮されたパターンデータなので、ハ
ードウエアによるデコンプレッション回路を用いると、
テストパターンの転送レートを最大にできる。
【0052】本発明によれば、テストパターンを、ホス
トコンピュータのハードディスクから、半導体試験装置
内のパターンメモリに転送する際の転送効率を向上する
ことができる。それはパターンデータを圧縮(コンプレ
ッション)し、その圧縮したパターンデータを半導体試
験装置に転送し、その圧縮されたパターンデータを半導
体試験装置内において伸張再生(デコンプレッション)
することにより行われる。本発明によるテストパターン
のコンプレッション及びデコンプレッション技術では、
ショートコード、ロングコード、エスケープコードのよ
うなユニークなコードシステムと翻訳テーブルを有し、
最適な転送効率と装置の単純化を実現している。
【0053】
【発明の効果】本発明の態様では、テストパターンのコ
ンプレッション及びデコンプレッションを、ソフトウエ
アのみにより実現することができる。また本発明の他の
態様では、テストパターンのコンプレッションをソフト
ウエアにより、デコンプレッションをハードウエアによ
るデコンプレッション回路により実現する。ソフトウエ
アによるコンプレッションと、ハードウエアによるデコ
ンプレッションとの組み合わせは、ホストコンピュータ
のハードディスクから、半導体試験装置内のパターンメ
モリに転送する際の、転送時間を減少させるために最上
の効果を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】半導体デバイスを試験するための半導体試験装
置の基本的な構成を示す概略ブロック図。
【図2】半導体試験装置に用いる、本発明によるテスト
パターンのコンプレッション・デコンプレッション手法
の基本的なコンセプトを示すデータフロー図。
【図3】本発明による、ハードウエアによるデコンプレ
ッションの構成をそれぞれ示すブロック図。
【図4】本発明による、テストパターンのコンプレッシ
ョンのプロセスを示すブロック図。
【図5】本発明によるテストパターンのコンプレッショ
ン・デコンプレッション手法を具体的な例を用いて説明
するための詳細図。(A)はコンプレッション前のテス
トパターンの例を示し、(B)は、(A)のテストパタ
ーンの例におけるデータの繰り返しの頻度を示す。
(C)は、(A)および(B)の例に基づいて作成され
たデータテーブルの例を示す。(D)は、(A)のテス
トパターンに対応する圧縮(コンプレッション)された
データ例を示す。
【図6】本発明による圧縮されたパターンのデータ構造
を、図5(A)および図5(B)の例に基づいて示す概
略ブロック図。(A)は1バイトコードの構成を示し、
(B)は2バイトコードの構成を示す。(C)は、9バ
イトコードの構成であり、インデックスコードと8バイ
トのパターンデータの組み合わせになっている。
【図7】本発明における、ソフトウエアによるデコンプ
レッションのプロセスを示すブロック図。
【図8】本発明における、デコンプレッション回路を示
すブロック図。
【符号の説明】
10 テスタハードウエア 11 ホストコンピュータ 12 被試験半導体デバイス(DUT) 13 テスタコントローラ(TC) 14 テスタバス 15 パターン発生器 16 ハードディスク 17 波形整形回路 18 パターンメモリ 19 比較器 21 テスタプロセッサ 23 ハードウエア・デコンプレッション回路 41 ラッチ 43 制御ロジック 45 AND回路 47 メモリ 49 セレクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G032 AA07 AC04 AG02 5B048 BB00 DD05 9A001 BB05 KK54 LL05

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体デバイスを試験するために、テス
    トパターンデータをホストコンピュータの記憶装置か
    ら、半導体試験装置内のパターンメモリに転送するため
    に用いるコンプレッション・デコンプレッション方法に
    おいて、 その記憶装置内のテストパターンファイルからベクタデ
    ータを抽出するステップと、 そのベクタデータを、第1グループは繰り返し頻度の高
    いデータであり、第2グループは繰り返し頻度の中間の
    データであり、第3グループは第1グループや第2グル
    ープより繰り返し頻度の低いデータである、3つのグル
    ープに分類するステップと、 上記第1グループと第2グループのデータを、データ繰
    り返し率の順に、それぞれショートコードとロングコー
    ドに変換し、上記第3グループのデータをエスケープコ
    ードにより定義して、その第3グループのベクタデータ
    をエスケープコードに付加するステップと、 上記第1グループのベクタデータと上記ショートコー
    ド、上記第2グループのベクタデータと上記ロングコー
    ドとの関係を示す翻訳テーブルを形成するステップと、 上記ショートコード、ロングコードおよび第3グループ
    のベクタデータを付加したエスケープコードとを、上記
    記憶装置からのノンベクタデータと併合して、圧縮テス
    トパターンを形成するステップと、 その圧縮テストパターンをデコンプレッション手段で受
    け取り、上記ショートコード、ロングコードおよびエス
    ケープコードを上記圧縮テストパターンから検出するス
    テップと、 そのデコンプレッション手段により、上記翻訳テーブル
    に示された関係に基づいて、上記ショートコードとロン
    グコードを、対応する第1グループと第2グループのベ
    クタデータに翻訳するステップと、 上記デコンプレッション手段により翻訳された、第1お
    よび第2グループのテストベクタと、上記第3グループ
    のテストベクタを、上記半導体試験装置内のパターンメ
    モリに送出するステップ、 とを有する半導体試験装置用パターンデータのコンプレ
    ッション・デコンプレッション方法。
  2. 【請求項2】 上記パターンファイルの各ベクタデータ
    は、8バイト(64ビット)で構成され、上記ショート
    コードは1バイトで構成され、上記ロングコードは2バ
    イトで構成される、請求項1に記載の半導体試験装置用
    パターンデータのコンプレッション・デコンプレッショ
    ン方法。
  3. 【請求項3】 上記パターンファイルの各ベクタデータ
    は、8バイト(64ビット)で構成され、上記ショート
    コードは1バイトで構成され、上記ロングコードは2バ
    イトで構成され、上記エスケープコードは1バイトで構
    成され上記第3グループのベクタデータがそれに付加さ
    れるように構成される、請求項1に記載の半導体試験装
    置用パターンデータのコンプレッション・デコンプレッ
    ション方法。
  4. 【請求項4】 上記パターンファイルの各ベクタデータ
    は、8バイト(64ビット)で構成され、上記ショート
    コードは繰り返し頻度の最も高い127の第1グループ
    のベクタデータをあらわし、上記ロングコードは繰り返
    し頻度が次に高い1920の第2グループのベクタデー
    タをあらわす、請求項1に記載の半導体試験装置用パタ
    ーンデータのコンプレッション・デコンプレッション方
    法。
  5. 【請求項5】 半導体デバイスを試験するために、テス
    トパターンデータをホストコンピュータの記憶装置か
    ら、半導体試験装置内のパターンメモリに転送するため
    に用いるテストパターン圧縮・伸張装置において、 そのテストパターンデータ中のベクタデータをショート
    コードにデータ圧縮する第1グループと、データ圧縮を
    しない第2グループとに分類し、かつその第1グループ
    のベクタデータとそのショートコードとの関係を示すル
    ックアップテーブルを作成するためのパターン圧縮手段
    と、 上記ショートコード、第2グループのベクタデータ、お
    よびルックアップテーブルとを含む圧縮テストパターン
    を格納するための圧縮テストパターンファイルと、 上記半導体試験装置内あるいはそれに近接して設けら
    れ、上記圧縮テストパターンを、上記ショートコードと
    上記ルックアップテーブルに示された関係に基づいて伸
    張し、その伸張したテストパターンを上記半導体試験装
    置内のパターンメモリに送出するためのハードウエア伸
    張回路と、 により構成する半導体試験装置用テストパターン圧縮・
    伸張装置。
  6. 【請求項6】 上記パターン圧縮手段は上記テストパタ
    ーンデータ中のデータ繰り返し頻度に基づいてベクタデ
    ータを分類し、上記圧縮パターンファイルは、圧縮テス
    トパターンと、上記テストパターンデータ中のノンベク
    タデータとを併合して構成される、請求項5に記載の半
    導体試験装置用テストパターン圧縮・伸張装置。
  7. 【請求項7】 上記ハードウエア伸張回路は、 伸張動作の全体を制御するためのコントロールロジック
    と、 そのコントロールロジックの制御のもとで、上記圧縮テ
    ストパターンを受け取るラッチと、 上記圧縮テストパターンファイルからのルックアップテ
    ーブルを格納し、上記ショートコードに基づいてテスト
    パターンデータを読み出すためのメモリと、 そのコントロールロジックの制御のもとで、上記メモリ
    の出力データ又は上記ラッチの出力データのいずれかを
    選択するためのセレクタと、 により構成されることを特徴とする、請求項5に記載の
    半導体試験装置用テストパターン圧縮・伸張装置。
  8. 【請求項8】 上記ハードウエア伸張回路はさらに、上
    記コントロールロジックにより制御され、上記ショート
    コードの第2バイトを供給するためのAND回路を有す
    ることを特徴とする、請求項5に記載の半導体試験装置
    用テストパターン圧縮・伸張装置。
  9. 【請求項9】 上記パターンファイルの各ベクタデータ
    は、8バイト(64ビット)で構成され、上記ショート
    コードは1バイトあるいは2バイトで構成される、請求
    項5に記載の半導体試験装置用テストパターン圧縮・伸
    張装置。
  10. 【請求項10】 上記パターンファイルの各ベクタデー
    タは、8バイト(64ビット)で構成され、上記ショー
    トコードは1バイトまたは2バイトで構成され、上記第
    2グループのベクタデータには、1バイトで構成される
    エスケープコードが付与される、請求項5に記載の半導
    体試験装置用テストパターン圧縮・伸張装置。
  11. 【請求項11】 半導体デバイスを試験するために、テ
    ストパターンデータをホストコンピュータの記憶装置か
    ら、半導体試験装置内のパターンメモリに転送するため
    に用いるコンプレッション・デコンプレッション装置に
    おいて、 その記憶装置内のテストパターンファイルからベクタデ
    ータを抽出するための手段と、 その抽出したベクタデータを、第1グループは繰り返し
    頻度の高いデータであり、第2グループは繰り返し頻度
    の中間のデータであり、第3グループは第1グループや
    第2グループより繰り返し頻度の低いデータである、3
    つのグループに分類する手段と、 上記第1グループと第2グループのデータを、データ繰
    り返し率の順に、それぞれショートコードとロングコー
    ドに変換し、上記第3グループのデータをエスケープコ
    ードにより定義して、その第3グループのベクタデータ
    をエスケープコードに付加する手段と、 上記第1グループのベクタデータと上記ショートコー
    ド、上記第2グループのベクタデータと上記ロングコー
    ドとの関係を示す翻訳テーブルを形成する手段と、 上記ショートコード、ロングコードおよび第3グループ
    のベクタデータを付加したエスケープコードとを、上記
    記憶装置からのノンベクタデータと併合して、圧縮テス
    トパターンを形成する手段と、 デコンプレッション(伸張)動作の全体を制御するため
    のコントロールロジックと、 そのコントロールロジックの制御のもとで、上記圧縮テ
    ストパターンを受け取るラッチと、 上記圧縮テストパターンファイルからのルックアップテ
    ーブルを格納し、上記ショートコードに基づいてテスト
    パターンデータを読み出すためのメモリと、そのコント
    ロールロジックの制御のもとで、上記メモリの出力デー
    タ又は上記ラッチの出力データのいずれかを選択するた
    めのセレクタと、 により構成されることを特徴とする、テストパターン圧
    縮・伸張装置。
  12. 【請求項12】 上記コントロールロジックにより制御
    され、上記ロングコードの第2バイトを供給するための
    AND回路を有することを特徴とする、請求項11に記
    載のテストパターン圧縮・伸張装置。
  13. 【請求項13】 上記パターンファイルの各ベクタデー
    タは、8バイト(64ビット)で構成され、上記ショー
    トコードは1バイトで構成され、上記ロングコードは2
    バイトで構成される、請求項11に記載のテストパター
    ン圧縮・伸張装置。
  14. 【請求項14】 上記パターンファイルの各ベクタデー
    タは、8バイト(64ビット)で構成され、上記ショー
    トコードは1バイトで構成され、上記ロングコードは2
    バイトで構成され、上記エスケープコードは1バイトで
    構成され第3グループのベクタデータがそれに付加され
    るように構成される、請求項11に記載のテストパター
    ン圧縮・伸張装置。
  15. 【請求項15】 上記パターンファイルの各ベクタデー
    タは、8バイト(64ビット)で構成され、上記ショー
    トコードは繰り返し頻度の最も高い127の第1グルー
    プのベクタデータをあらわし、上記ロングコードは繰り
    返し頻度が次に高い1920の第2グループのベクタデ
    ータをあらわす、請求項11に記載のテストパターン圧
    縮・伸張装置。
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