JP2000205976A - ロ―ドセルユニット - Google Patents

ロ―ドセルユニット

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JP2000205976A
JP2000205976A JP11010465A JP1046599A JP2000205976A JP 2000205976 A JP2000205976 A JP 2000205976A JP 11010465 A JP11010465 A JP 11010465A JP 1046599 A JP1046599 A JP 1046599A JP 2000205976 A JP2000205976 A JP 2000205976A
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JP
Japan
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load cell
load
expansion
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lug
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JP11010465A
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English (en)
Inventor
Shingo Matsui
真吾 松井
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロードセルの荷重計測突起部と上部膨張逃げ
部材との間に発生する水平方向への相対変位を制限し得
るようにする。 【解決手段】 圧力容器の側部に固設したラグ3とラグ
3を支持するレグ5との間にロードセルユニット7を配
置し、ロードセルユニット7のロードセル14外周とロ
ードセル14の荷重計測突起部15が当接する上部膨張
逃げ部材11の外周を横ずれ防止リング19により包囲
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロードセルユニット
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ロードセルを用いて高温機器の荷重を計
測する場合、ラグ等のロードセルに対する載荷部が熱移
動することにより、ロードセルには温度ドリフトと呼ば
れる水平荷重が作用し、これがロードセルの測定誤差や
破損の原因となっている。
【0003】これを避けるために、従来から、ロードセ
ルに熱移動を吸収する膨張逃げ部材を取り付けることが
行われており、その一例は図5〜9に示されている。
【0004】図5、6中、1は内部に液体2を収納し得
るようにした圧力容器、3,4は圧力容器1の側部に溶
接等により固設されて水平方向へ突出するラグ、5,6
はラグ3,4の先端下部に配設されてラグ3,4を介し
圧力容器1及び圧力容器1内の液体2を支持し得るよう
にしたレグである。
【0005】ラグ3の先端下面とレグ5の上端との間に
は、圧力容器1内の液体2の荷重を計測するためにロー
ドセルユニット7が配設されており、ロードセルユニッ
ト7は図7〜9に拡大して図示されている。
【0006】すなわち、ロードセルユニット7は、レグ
5の上端の天板5aにボルト8を介して固設された金属
製の下部膨張逃げ部材9を備えており、下部膨張逃げ部
材9の上面に形成した穴9aには、円板状のベアリング
プレート10が嵌入されている。又、ベアリングプレー
ト10の上面は下部膨張逃げ部材9の上面よりも僅かに
上方へ突出している。
【0007】下部膨張逃げ部材9の穴9aに嵌入したベ
アリングプレート10の上面には、金属製の上部膨張逃
げ部材11が接合されることなく載置されており、上部
膨張逃げ部材11とベアリングプレート10の接触面は
滑り面となっている。
【0008】ラグ3の先端下面には、ボルト12を介し
てマウンティングプレート13が固設されており、マウ
ンティングプレート13の下面にはロードセル14が一
体的に取り付けられている。而して、下方へ突出するロ
ードセル14の荷重計測突起部15は、上部膨張逃げ部
材11の上面に接合されることなく当接し、荷重の測定
を行い得るようになっており、荷重計測突起部15と上
部膨張逃げ部材11との当接面は点接触であって、面接
触の上部膨張逃げ部材11とベアリングプレート10と
の接触面よりも摩擦抵抗は小さくなっている。
【0009】なお、図5中、16はレグ6に直接支持さ
れたラグ4をレグ6に固定するためのボルト、図7〜9
中、17は熱膨張或いは熱収縮するラグ3を案内するた
めに、ラグ3を幅方向両側から挾むよう、レグ5の上端
にシム18を介し固設した案内板である。
【0010】上部膨張逃げ部材11の上面に接触してい
るロードセル14の荷重計測突起部15は、圧力容器1
内に収納された液体2の荷重に対応して上部膨張逃げ部
材11側から反力を受け、これが電気信号として取り出
されることにより液体2の荷重が計測される。
【0011】高温の液体2により圧力容器1やラグ3,
4が加熱されると、ラグ3,4はラグ4のボルト16を
取り付けた位置を基準点として図5の左方向すなわち図
7の紙面に対して直交する方向へ熱膨張により延びる。
【0012】而して、この場合、上部膨張逃げ部材11
下面と下部膨張逃げ部材9に設けたベアリングプレート
10上面との間の接触面は、滑り面となっているため、
上部膨張逃げ部材11はベアリングプレート10に対し
て滑る。その結果、ラグ3の熱膨張に伴いマウンティン
グプレート13、ロードセル14、荷重計測突起部1
5、上部膨張逃げ部材11は一体的に図7の紙面に対し
て直交する手前側へ移動する。このため、ロードセル1
4の荷重計測突起部15には水平力が作用せず、ロード
セル14が損傷を受けることがなく、荷重の計測を支障
なく行うことができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述のロードセルユニ
ット7においては、ロードセル14は荷重計測突起部1
5を介して上部膨張逃げ部材11に載置されているだけ
であるため、地震やその他の要因による振動によって荷
重計測突起部15と上部膨張逃げ部材11との間に水平
方向へ向けて相対変位が発生する。而して、一度生じた
相対変位は回復してもとに戻ることはなく、プラント使
用頻度に伴い相対変位はますます大きくなって行く。こ
のため究極的には、ラグ3に取り付けられているロード
セル14はラグ3と共に上部膨張逃げ部材11から脱落
し、機器支持部やロードセル14自体を破損させる虞れ
があった。
【0014】本発明は上述の実情に鑑み、ロードセルの
荷重計測部突起と上部膨張逃げ部材との間に発生する水
平方向への相対変位を制限し得るようにしたロードセル
ユニットを提供することを目的としてなしたものであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、荷重を計測す
る機器に固設したラグ若しくはラグを介して前記機器を
支持するレグに取り付けられたロードセルと、前記レグ
若しくはラグに取り付けられた第1の膨張逃げ部材と、
該第1の膨張逃げ部材と前記ロードセルとの間に第1の
膨張逃げ部材及びロードセルの荷重計測突起部に対し水
平方向へ変位し得るよう配設されると共にロードセルに
対する対向面が前記荷重計測突起部に当接し得るように
した第2の膨張逃げ部材を備えたロードセルユニットで
あって、前記ロードセル及び第2の膨張逃げ部材を外周
から包囲するようにした横ずれ防止リングを備えたもの
である。
【0016】本発明によれば、横ずれ防止リングが設け
られているため、地震等により振動が生じた場合にも、
第2の膨張逃げ部材とロードセルの荷重計測突起部との
水平方向への相対的変位を制限することができる。この
ため、ロードセルやラグが第2の膨張逃げ部材から脱落
することがなく、機器支持部やロードセルを破損する虞
れがない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照しつつ説明する。
【0018】図1〜4は本発明の実施の形態の一例を示
し、図1は図5のVI−VI方向から見た本発明のロー
ドセルユニットの正面図、図2は図1のII−II方向
矢視図、図3は図1のIII−III方向矢視図、図4
は図1〜3に示す横ずれ防止リングの拡大縦断面図であ
る。
【0019】本発明の実施の形態においては、基本的構
成は図5〜9に示すものと同じであるが、横ずれ防止リ
ング19を設けた点が従来の場合とは相違している。
【0020】すなわち、ロードセルユニット7の下部膨
張逃げ部材9の上面には、上部膨張逃げ部材11全体及
びロードセル14の下端側の部分を外周側から包囲する
よう横ずれ防止リング19が載置されている。
【0021】横ずれ防止リング19下端の下部膨張逃げ
部材9に対する当接部は、図4に示すごとく、下部膨張
逃げ部材9との引っ掛りを防止するため内外周を切り欠
いて滑らかに仕上げられている。
【0022】横ずれ防止リング19の上端部は図3に示
すごとく略θ度の角度で図4に示すごとく高さhmmだ
け切り欠いてあるが、これは横ずれ防止リング19を上
部膨張逃げ部材11及びロードセル14に被嵌した際
に、ロードセル14の側部に設けられているコネクタ1
4aとの緩衝を避けるためである。
【0023】次に、本発明の実施の形態の作動について
説明する。
【0024】ラグ3が熱膨張して図1の紙面に対して直
交する方向へ延びる場合には、上部膨張逃げ部材11は
ベアリングプレート10に対して滑るため、マウンティ
ングプレート13、ロードセル14、荷重計測突起部1
5、上部膨張逃げ部材11、横ずれ防止リング19は一
体的に図1の紙面に対して直交する手前側へ移動する。
このため、ロードセル14により荷重の計測を行うこと
ができる。
【0025】横ずれ防止リング19は上部膨張逃げ部材
11とロードセル14を包囲するよう下部膨張逃げ部材
9上に接合することなく配置されている。このため、地
震やその他の要因による振動によって荷重計測突起部1
5と上部膨張逃げ部材11との間に相対的な変位が発生
しようとした場合に、横ずれ防止リング19はロードセ
ル14と上部膨張逃げ部材11の相対変位の量を制限す
る。
【0026】すなわち、例えば荷重計測突起部15が上
部膨張逃げ部材11に対し相対変位しようとすると、ロ
ードセル14が横ずれ防止リング19に当接し、横ずれ
防止リング19を水平方向へ押す。このため横ずれ防止
リング19が上部膨張逃げ部材11を水平方向へ押す。
【0027】従って、ロードセル14の水平方向への変
位により、上部膨張逃げ部材11もロードセル14と同
一方向へ略同一量変位し、その結果、ロードセル14延
いては荷重計測突起部15と上部膨張逃げ部材11の相
対変位の量は制限される。
【0028】このため、ロードセル14やラグ3が上部
膨張逃げ部材11から脱落することがなく、機器支持部
やロードセル14を破損させる虞れがない。
【0029】横ずれ防止リング19を下部膨張逃げ部材
9上に設置する際には、ロードセル14や上、下部膨張
逃げ部材11,9に溶接や穴あけ加工を施す必要がな
く、容易に設置することが可能である。
【0030】又、プラント側に加工を施す必要がないの
で、運転中のプラントにも容易に設置できる。
【0031】なお、本発明の実施の形態においては、圧
力容器内の液体の荷重を計測する場合について説明した
が、荷重の計測を行う必要のある機器ならどのような機
器に対しても適用できること、上、下部膨張逃げ部材と
しては金属以外のプラスチック等の材料を用いることも
可能なこと、ロードセルは上下を逆にしレグ側にロード
セルを配置しラグ側に膨張逃げ部材のひとつを設けるよ
うにすることもできること、その他、本発明の要旨を逸
脱しない範囲内で種々変更を加え得ること、等は勿論で
ある。
【0032】
【発明の効果】本発明のロードセルユニットによれば、 I)ロードセルの荷重計測突起部と第2の膨張逃げ部材
との水平方向への相対的な変位を制限することが可能な
ため、ロードセルやラグが第2の膨張逃げ部材から脱落
することがなく、機器支持部やロードセルを破損させる
虞れがない、 II)横ずれ防止リングを設置する際には、ロードセル
や第1、第2の膨張逃げ部材に溶接や穴あけ加工を施す
必要がなく、容易に設置することができる、 III)プラント側に加工を施す必要がないため、運転
中のプラントにも容易に設置することができる、等種々
の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロードセルユニットの実施の形態の一
例を示す正面図である。
【図2】図1のII−II方向矢視図である。
【図3】図1のIII−III方向矢視図である。
【図4】本発明のロードセルユニットに用いる横ずれ防
止リングの拡大縦断面図である。
【図5】荷重を計測する機器が圧力容器である場合のロ
ードセルユニットの配置状態を示す全体正面図である。
【図6】図5のVI−VI方向矢視図である。
【図7】図6のVII部拡大図である。
【図8】図7のVIII−VIII方向矢視図である。
【図9】図7のIX−IX方向矢視図である。
【符号の説明】
1 圧力容器(機器) 3 ラグ 5 レグ 7 ロードセルユニット 9 下部膨張逃げ部材(第1の膨張逃げ部材) 11 上部膨張逃げ部材(第2の膨張逃げ部材) 14 ロードセル 15 荷重計測突起部 19 横ずれ防止リング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷重を計測する機器に固設したラグ若し
    くはラグを介して前記機器を支持するレグに取り付けら
    れたロードセルと、前記レグ若しくはラグに取り付けら
    れた第1の膨張逃げ部材と、該第1の膨張逃げ部材と前
    記ロードセルとの間に第1の膨張逃げ部材及びロードセ
    ルの荷重計測突起部に対し水平方向へ変位し得るよう配
    設されると共にロードセルに対する対向面が前記荷重計
    測突起部に当接し得るようにした第2の膨張逃げ部材を
    備えたロードセルユニットであって、前記ロードセル及
    び第2の膨張逃げ部材を外周から包囲するようにした横
    ずれ防止リングを備えたことを特徴とするロードセルユ
    ニット。
JP11010465A 1999-01-19 1999-01-19 ロ―ドセルユニット Pending JP2000205976A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013092507A (ja) * 2011-10-27 2013-05-16 Toyota Motor Corp 荷重検出装置及び歩行補助装置
JP2023500744A (ja) * 2020-07-06 2023-01-10 エックスワイゼット ロボティクス インコーポレイテッド ロボットシステムにおけるセンサーを入れるための構造ロードセルケース
JP7390424B2 (ja) 2021-04-07 2023-12-01 ティーイー コネクティビティ ソリューソンズ ゲーエムベーハー ゲル要素により保持された力伝達要素を有するロードセル

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