JP2000203895A - 窓ガラスユニット - Google Patents

窓ガラスユニット

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JP2000203895A
JP2000203895A JP10377613A JP37761398A JP2000203895A JP 2000203895 A JP2000203895 A JP 2000203895A JP 10377613 A JP10377613 A JP 10377613A JP 37761398 A JP37761398 A JP 37761398A JP 2000203895 A JP2000203895 A JP 2000203895A
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glass
sheet
edge
tempered
window
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JP10377613A
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Hidemi Nakai
日出海 中井
Masaki Mamiya
昌樹 間宮
Seiji Ikeuchi
清治 池内
Keisuke Tanaka
啓介 田中
Tetsuo Kawahara
哲郎 河原
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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Landscapes

  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 視界を遮ることがなく且つ簡単な構成の窓ガ
ラスユニットを提供する。 【解決手段】 複層ガラス2の周辺2aを弾性シール材
15を介してサッシ20で囲って窓ガラスユニット1を
構成し、複層ガラス2の内側板ガラス4を、表面圧縮応
力が1200kgf/cm2を超える強化ガラスとし
た。 【効果】 内側板ガラス4の強度を充分に高めること
で、例えばハンマーで叩いても内側板ガラスが破壊する
心配はない。従って、窓ガラスから室内に不法に侵入す
ることを防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は窓ガラスユニットに
係り、特に防犯性を高めた窓ガラスユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】住宅や事務所ビルの窓ガラスに複層ガラ
スが多く使用されている。この複層ガラスは、スペーサ
を介して厚み方向に複数枚の板ガラスを並設し、これら
板ガラス間の隙間に乾燥空気を充填することにより、断
熱性、防露性や防音性を高めたものである。
【0003】ところで、窓からの不法侵入を防ぐため
に、複層ガラスに網入り板ガラスを使用したものがあ
る。網入り板ガラスであれば、ガラスを破壊した後、板
ガラスに埋込んだ金網を切断する必要があるので、通常
の板ガラスのように簡単に穴を開けることは難しい。し
かし、網入り板ガラスを使用していても、錠の周辺に手
を差込む穴を開けるだけならば、比較的時間をかけない
で開けることができる。従って、網入り板ガラスでも充
分な防犯性能を発揮できない場合がある。また、網入り
板ガラスは、僅かではあるが金網が視界を遮るために透
視性能は低下する。
【0004】このような問題を解消すべく、例えば特
開平10−266717号公報「複層ガラス」や実用
新案登録第2560989号公報「防犯装置付き複層板
硝子」が提案されている。上記の技術は、複層ガラス
の2枚の板ガラス間にガスを封入して、万一不法侵入者
がハンマーでガラスを破壊すると、破壊した穴からガス
が洩れ、洩れたガスを不法侵入者が吸込むことにより不
法侵入者の感覚を刺激して一時的に不法侵入者に不快感
を与えたり、不法侵入者を麻痺させたりするものであ
る。
【0005】また、上記の技術は、複層ガラスの空気
層内に透光部及び受光部を取付け、透光部から投光した
光を受光部で受光した状態を保ち、侵入者が光を遮った
とき異常を警告するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記では、
ガスを封入した複層ガラスでは、ガスが洩れたときに、
室内に家人がいると家人がガスを吸込んで家人を麻痺さ
せたりする心配があり、好ましくない。また、上記を
開閉可能な窓ガラスに使用すると配線が煩雑になり好ま
しくない。加えて、上記は停電のときに防犯装置が作
動しないので、不法侵入者を検知することはできない。
従って、防犯効果が充分とはいえない。
【0007】そこで、本発明の目的は、視界を遮ること
がなく且つ簡単な構成の窓ガラスユニットを提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1は、板ガラスの周辺を弾性シール材
を介してサッシで囲った窓ガラスユニットにおいて、板
ガラスは、表面圧縮応力が1200kgf/cm2を超
える強化ガラスとすることで防犯性を高めたことを特徴
とする。板ガラスを、表面圧縮応力が1200kgf/
cm2を超える強化ガラスとすることで、板ガラスの強
度を充分に高めることができる。このため、例えばハン
マーで板ガラスを叩いても板ガラスは破壊しない。
【0009】請求項2は、複数枚の板ガラスの周辺を弾
性シール材を介してサッシで囲った窓ガラスユニットに
おいて、複数枚の板ガラスのうち少なくとも1枚は、表
面圧縮応力が1200kgf/cm2を超える強化ガラ
スとすることで防犯性を高めたことを特徴とする。複数
枚の板ガラスのうち少なくとも1枚を、表面圧縮応力が
1200kgf/cm2を超える強化ガラスとすること
で、板ガラスの強度を充分に高めることができる。この
ため、例えばハンマーで板ガラスを叩いても板ガラスは
破壊しない。
【0010】請求項3は、強化ガラスのエッジに大きな
面取りを施したことを特徴とする。エッジに大きな面取
りを施すことで、エッジに応力が集中することを防ぐこ
とができる。このため、エッジに衝撃力がかかってもエ
ッジが破壊する心配はない。
【0011】請求項4は、大きな面取りを、強化ガラス
の板厚の1/2以上で且つ100mm以下の曲率半径で
かまぼこ状に施したことを特徴とする。曲率半径を強化
ガラスの1/2以上に設定しないと、強化ガラスのエッ
ジと強化ガラスの表面とに段差が形成されてしまい、段
差に応力が集中する虞れがあるからである。また、曲率
半径を100mmより大きいと、エッジが蒲鉾状から直
線に近づいてエッジのコーナが略直角になり、コーナに
応力が集中する虞れがあるからである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。図1は本発明に係る窓ガラスユ
ニット(第1実施例)の斜視図である。窓ガラスユニッ
ト1は、窓ガラスを構成する複層ガラス2と、複層ガラ
ス2の周辺2aに嵌込んだ弾性シール材15と、弾性シ
ール材15を介して複層ガラス2を囲うサッシ(例えば
アルミサッシ)20とからなる。
【0013】複層ガラス2は、一定間隔をおいて配置し
た外側板ガラス3及び内側板ガラス4と、外側板ガラス
3及び内側板ガラス4の間の隙間6に配置し且つ乾燥剤
7を収納した金属スペーサ8と、外側板ガラス3及び内
側板ガラス4の間の隙間を密封する1次シール10及び
2次シール12とからなり、外側板ガラス3及び内側板
ガラス4の間の隙間6に乾燥空気を充填したものであ
る。
【0014】外側板ガラス3は、通常の強化ガラス(表
面圧縮応力が800〜1200kgf/cm2)又はフ
ロート板ガラスである。内側板ガラス4は、表面圧縮応
力が1200kgf/cm2を超える強化ガラスであ
り、詳しくは表面圧縮応力を1200〜2500kgf
/cm2の範囲に設定し、好ましくは1500〜220
0kgf/cm2の範囲に設定したものである。内側板
ガラス4を、表面圧縮応力が1200kgf/cm2
超える強化ガラスとすることで強度を充分に高めること
ができる。このため、例えばハンマーで内側板ガラス4
を叩いても内側板ガラス4は破壊しない。
【0015】この内側板ガラス4の製造方法の一例を説
明する。内側板ガラス4を製造するときには、先ず、フ
ロート板ガラスのエッジに大きな面取りを施し、次にフ
ロート板ガラスを強化炉でガラスの軟化点(720〜7
30℃)をかなり超える温度域(約760℃)まで加熱
する。次いで、加熱した板ガラスの両面に冷却空気を高
い圧力(背圧950mmAq)で吹き付けて板ガラスを
急冷する。板ガラスを空冷することで、板ガラスの表面
に安定な圧縮ひずみ層(表面圧縮応力を1200〜25
00kgf/cm2)を形成する。この強化処理によっ
て内側板ガラス4は衝撃力などの外力に対して未処理板
ガラス(例えば、フロート板ガラス)の数倍(6〜10
倍)の曲げ強度で、通常の強化板ガラスの略2倍の曲げ
強度を得る。
【0016】表面圧縮応力を1200kgf/cm2
り大きく設定した理由は、1200kgf/cm2より
小さいと充分な強度(破壊強度)を確保することができ
ないからである。また、表面圧縮応力を2500kgf
/cm2より小さく設定した理由は、2500kgf/
cm2を超えるためには、例えば約760℃まで加熱し
た板ガラスをより急冷する必要があるので、例えば板ガ
ラスに反りが発生する虞れがあるからである。
【0017】弾性シール材15は、例えば塩化ビニルや
合成ゴムの有機材料で断面略コ字形に形成することによ
り複層ガラス2の周辺2aに嵌込み自在な凹溝16を備
えた部材であって、外側板ガラス3及び内側板ガラス4
の各外面に密着した外壁17及び内壁18と、外壁17
及び内壁18をつないだ底部19とからなる。17aは
外壁17に形成した外側溝、18aは内壁18に形成し
た内側溝である。
【0018】サッシ20は、弾性シール材15を凹部2
1に嵌込むために断面略コ字形に形成し、弾性シール材
15の外側溝17a及び内側溝18aに嵌込む外側爪2
2及び内側爪23を有し、窓枠(図示せず)に取付け可
能な金属製の部材である。
【0019】図2は本発明に係る窓ガラスユニット(第
1実施例)の断面図である。窓ガラスユニット1は、外
側爪22から外側板ガラス3までの間隔(以下、「面ク
リアランス」という)Sを4mm以下に設定し、2次シ
ール12の高さ(以下、「2次シール高さ」という)H
を5mm以上に設定し、弾性シール材15の底部19か
らサッシ20の外側爪22までの距離(以下、「かかり
代」という)Lを12mm以上に設定し、サッシ20の
肉厚(以下、「サッシ肉厚」という)Tを1mm以上に
設定したものである。
【0020】面クリアランスSを4mm以下と比較的狭
く設定した。このため、面クリアランスSからドライバ
ーなどの細い棒材(以下、「ドライバー」という)を差
込み難くして、ドライバーの先端を外側板ガラス3のエ
ッジ3aに到達し難くしてエッジ3aを破壊し難くくで
きる。また、2次シール高さHを5mm以上と比較的大
きく設定した。このため、2次シール12の部分からド
ライバーの先端を内側板ガラス4のエッジ4aに到達し
難くしてエッジ4aを破壊し難くくできる。
【0021】さらに、かかり代Lを12mm以上と比較
的大きく設定した。このため、サッシ20を折曲げ難く
して、ドライバーの先端を外側板ガラス3のエッジ3a
に到達し難くしてエッジ3aを破壊し難くくできる。ま
た、サッシ肉厚Tを1mm以上に厚く設定した。このた
め、サッシ20を折曲げ難くして、ドライバーの先端を
外側板ガラス3のエッジ3aに到達し難くしてエッジ3
aを破壊し難くくできる。
【0022】図3は図2の3部拡大図である。内側板ガ
ラス4は、板厚T2が6〜12mmのものであるとき、
エッジ4aに曲率半径R(R≧T2/2)の大きな面取
り(かまぼこ形状)を施したものである。このため、エ
ッジ4aに応力が集中することを防ぐことができる。こ
こで、曲率半径Rを(T2/2)≦R≦100mmの範
囲に設定した。また上限値は、望ましい範囲としてR≦
50mm、さらに望ましい範囲としてR≦30mmが好
適である。
【0023】曲率半径Rを(T2/2)以上と設定した
理由は、曲率半径Rが(T2/2)より小さいと、エッ
ジ4aと内側板ガラス4の表面とに段差が形成されてし
まい、段差に応力が集中する虞れがあるからである。ま
た、曲率半径Rを100mm以下と設定した理由は、曲
率半径Rが100mmより大きいと、エッジ4aが湾曲
状から直線に近づいてエッジ4aのコーナが略直角にな
り、コーナに応力が集中する虞れがあるからである。
【0024】さらに、上限値をR≦50mm、さらに望
ましい範囲としてR≦30mmに設定することで、エッ
ジ4aのコーナを望ましい曲線にすることができる。従
って、エッジ4aに応力が集中することをより確実に防
ぐことができる。なお、4bは板ガラスの表面に形成し
た圧縮ひずみ層であり、圧縮ひずみ層4bは、図1で説
明したように、表面圧縮応力を1200〜2500kg
f/cm2に設定した層である。
【0025】次に、窓ガラスユニットの作用を説明す
る。図4は本発明に係る窓ガラスユニットの第1作用説
明図である。内側板ガラス4の表面圧縮応力を1200
kgf/cm2を超えるように設定して強度を充分に高
めた。このため、内側板ガラス4の錠に近い部分を例え
ばハンマーで叩いて、内側板ガラス4に白抜き矢印の如
く衝撃力Fをかけても内側板ガラス4は破壊しない。
【0026】図5(a),(b)は本発明に係る窓ガラ
スユニットの第2作用説明図であり、(a)はエッジに
大きな面取りを施さない強化ガラスを「比較例」として
示し、(b)はエッジに大きな面取りを施した強化ガラ
スを「実施例」として示した。(a)において、板ガラ
ス100のエッジ100aに面取りを施していないの
で、板ガラス100のエッジ100aの角(コーナ)1
00bに矢印の如く衝撃力Fがかかると、エッジ100
aのコーナ100bに応力が集中してエッジ100aが
破壊する虞れがある。この結果、侵入者が窓ガラスを破
壊して室内に不法に侵入することができる。
【0027】(b)において、内側板ガラス4のエッジ
4aに大きな面取りを施したので、内側板ガラス4のエ
ッジ4aに矢印の如く衝撃力がかかっても、エッジ4a
に応力が集中することを防ぐことができる。この結果、
エッジ4aが破壊する心配がないので、侵入者は窓ガラ
スを破壊して室内に不法に侵入することができない。
【0028】次に、第2実施例を説明する。図6は本発
明に係る窓ガラスユニット(第2実施例)構成する内側
板ガラスの断面図である。内側板ガラス24は、板厚T
2が6〜12mmのものであるとき、底幅Wを2〜4m
mに設定し、エッジ24aのコーナ24bを半径R(R
=7〜15mm)の大きな面取り面としたものである。
コーナ24bを大きな円弧状の面取り面とすることで、
第1実施例と同様に、エッジ24aに応力が集中するこ
とを防ぐことができる。コーナ24bのみの面取りとす
ることで、エッジの研削量を抑えることができる。この
結果、面取り時間を短くして生産性を高めることができ
る。
【0029】次に、第3実施例を説明する。図7は本発
明に係る窓ガラスユニット(第3実施例)構成する内側
板ガラスの断面図である。内側板ガラス26は、板厚T
2が6〜12mmのものであるとき、底幅Wを2〜4m
mに設定し、エッジ27のコーナを2段の面取り(面取
り面27a,27b)で大きな略湾曲状に形成したもの
である。コーナを面取り面27a,27bで大きな略湾
曲状に形成したので、第1実施例と同様に、エッジ27
に応力が集中することを防ぐことができる。面取りに
は、いわゆるアール面取りとストレート面取りとがあ
り、ストレート面取り(面取り面27a,27b)なら
普通の砥石で充分に切削できる。このため、設備コスト
を抑えることができる。
【0030】次に、第4実施例を説明する。図8は本発
明に係る窓ガラスユニット(第4実施例)構成する内側
板ガラスの断面図である。内側板ガラス28は、板厚T
2が6〜12mmのものであるとき、底幅Wを2〜4m
mに設定し、エッジ29のコーナ29aを大きなストレ
ート面取り面としたものである。このため、第1実施例
と同様に、エッジ29に応力が集中することを防ぐこと
ができる。1回の面取りでエッジ29を加工することが
できるので、生産性を高めることができる。
【0031】次に、第5実施例を説明する。なお、第1
実施例と同一部材については同一符号を付して説明を省
略する。図9は本発明に係る窓ガラスユニット(第5実
施例)の断面図である。窓ガラスユニット30は、窓ガ
ラスを構成する複層ガラス32と、複層ガラス32の周
辺32aに嵌込んだ弾性シール材15と、弾性シール材
15を介して複層ガラス2を囲うサッシ(例えばアルミ
サッシ)20とからなる。
【0032】複層ガラス32は、外側板ガラス33及び
内側板ガラス34で構成したものである。外側板ガラス
33及び内側板ガラス34は、第1実施例で使用した内
側板ガラス4(すなわち、表面圧縮応力を1200kg
f/cm2を超えるように設定した強化ガラス)と同一
ガラスである。外側の板ガラスにも内側の板ガラスと同
じ強化ガラスを使用することで、防犯効果をより高める
ことができる。
【0033】次に、第6実施例を説明する。なお、第1
実施例と同一部材については同一符号を付して説明を省
略する。図10は本発明に係る窓ガラスユニット(第6
実施例)の断面図である。窓ガラスユニット40は、窓
ガラスを板ガラス41と、板ガラス41の周辺41aに
嵌込んだ弾性シール材42と、弾性シール材42を介し
て板ガラス41を囲うサッシ(例えばアルミサッシ)4
4とからなる。
【0034】板ガラス41は、第1実施例で使用した内
側板ガラス4(すなわち、表面圧縮応力を1200kg
f/cm2を超えるように設定した強化ガラス)と同一
部材である。なお、弾性シール材42及びサッシ44
は、第1実施例の弾性シール材15及びサッシ20と同
様の部材なので説明を省略する。
【0035】第6実施例によれば、窓ガラスに板ガラス
41を使用することで、第1実施例と同様の効果を得る
ことができる。また、単板の窓ガラスユニット40を準
備したことで、利用者は用途に合わせて単板の窓ガラス
ユニット40や複層ガラスの窓ガラスユニット1,30
(図1、図9に示す)を任意に選択することができるの
で、利用範囲を広げることができる。
【0036】なお、複層ガラス2,32(図1、図9に
示す)を2枚の板ガラスで構成したが、本発明の窓ガラ
スユニットは2枚以外の複数の板ガラスで構成した複層
ガラスに適用することもできる。
【0037】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、板ガラスを、表面圧縮応力が120
0kgf/cm2を超える強化ガラスとすることで、板
ガラスの強度を充分に高めることができる。このため、
例えばハンマーで板ガラスを叩いても板ガラスは破壊し
ない。この結果、侵入者が窓ガラスを破壊して室内に不
法に侵入することを防ぐことができる。
【0038】請求項2は、複数枚の板ガラスのうち少な
くとも1枚を、表面圧縮応力が1200kgf/cm2
を超える強化ガラスとすることで、板ガラスの強度を充
分に高めることができる。このため、例えばハンマーで
板ガラスを叩いても板ガラスは破壊しない。この結果、
侵入者が窓ガラスを破壊して室内に不法に侵入すること
を防ぐことができる。
【0039】請求項3は、エッジに大きな面取りを施す
ことで、エッジに応力が集中することを防ぐことができ
る。このため、エッジに衝撃力がかかってもエッジが破
壊する心配はない。この結果、侵入者が窓ガラスを破壊
して室内に不法に侵入することを防ぐことができる。
【0040】請求項4は、大きな面取りを、強化ガラス
の板厚の1/2以上で且つ100mm以下の曲率半径で
かまぼこ状に施した。曲率半径を強化ガラスの1/2以
上に設定しないと、強化ガラスのエッジと強化ガラスの
表面とに段差が形成されてしまい、段差に応力が集中す
る虞れがあるからである。また、曲率半径を100mm
より大きいと、エッジが蒲鉾状から直線に近づいてエッ
ジのコーナが略直角になり、コーナに応力が集中する虞
れがあるからである。この結果、エッジに応力が集中す
ることを防ぐことができるので、エッジに衝撃力がかか
ってもエッジが破壊する心配はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る窓ガラスユニット(第1実施例)
の斜視図
【図2】本発明に係る窓ガラスユニット(第1実施例)
の断面図
【図3】図2の3部拡大図
【図4】本発明に係る窓ガラスユニットの第1作用説明
【図5】本発明に係る窓ガラスユニットの第2作用説明
【図6】本発明に係る窓ガラスユニット(第2実施例)
構成する内側板ガラスの断面図
【図7】本発明に係る窓ガラスユニット(第3実施例)
構成する内側板ガラスの断面図
【図8】本発明に係る窓ガラスユニット(第4実施例)
構成する内側板ガラスの断面図
【図9】本発明に係る窓ガラスユニット(第5実施例)
の断面図
【図10】本発明に係る窓ガラスユニット(第6実施
例)の断面図
【符号の説明】
1,30,40…窓ガラスユニット、2,32…複層ガ
ラス、2a,32a…複層ガラスの周辺、3,33…外
側板ガラス、4,24,26,28,34…内側板ガラ
ス、15…弾性シール材、20,44…サッシ、41…
板ガラス、41a…板ガラスの周辺。
フロントページの続き (72)発明者 池内 清治 大阪府大阪市中央区道修町三丁目5番11号 日本板硝子株式会社内 (72)発明者 田中 啓介 大阪府大阪市中央区道修町三丁目5番11号 日本板硝子株式会社内 (72)発明者 河原 哲郎 大阪府大阪市中央区道修町三丁目5番11号 日本板硝子株式会社内 Fターム(参考) 2E016 AA01 AA04 BA01 BA06 CA01 CB01 CC02 EA01 FA01 4G015 CA04 CB01 4G061 AA03 AA25 BA01 CB02 CD02 CD21 CD27

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板ガラスの周辺を弾性シール材を介して
    サッシで囲った窓ガラスユニットにおいて、 前記板ガラスは、表面圧縮応力が1200kgf/cm
    2を超える強化ガラスとすることで防犯性を高めたこと
    を特徴とする窓ガラスユニット。
  2. 【請求項2】 複数枚の板ガラスの周辺を弾性シール材
    を介してサッシで囲った窓ガラスユニットにおいて、 前記複数枚の板ガラスのうち少なくとも1枚は、表面圧
    縮応力が1200kgf/cm2を超える強化ガラスと
    することで防犯性を高めたことを特徴とする窓ガラスユ
    ニット。
  3. 【請求項3】 前記強化ガラスのエッジに大きな面取り
    を施したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    窓ガラスユニット。
  4. 【請求項4】 前記大きな面取りを、強化ガラスの板厚
    の1/2以上で且つ100mm以下の曲率半径でかまぼ
    こ状に施したことを特徴とする請求項3記載の窓ガラス
    ユニット。
JP10377613A 1998-12-28 1998-12-28 窓ガラスユニット Pending JP2000203895A (ja)

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