JP2000203668A - バルブ取り付け構造 - Google Patents

バルブ取り付け構造

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JP2000203668A JP11010554A JP1055499A JP2000203668A JP 2000203668 A JP2000203668 A JP 2000203668A JP 11010554 A JP11010554 A JP 11010554A JP 1055499 A JP1055499 A JP 1055499A JP 2000203668 A JP2000203668 A JP 2000203668A
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D83/00Containers or packages with special means for dispensing contents
    • B65D83/14Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant
    • B65D83/75Aerosol containers not provided for in groups B65D83/16 - B65D83/74
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気密性が高く、ガス抜きが容易で、バルブと
容器本体との分別廃棄・分別回収が容易で、しかもガス
ケットが傷みにくいバルブの取り付け機構を提供する。 【解決手段】 周囲に段部8を備えた容器本体1の開口
部2と、開口部内に取り付けられるバルブ3と、段部8
にカシメ付けることにより、バルブを開口部に固定し、
シール材17を押圧して開口部2を気密に閉じるカバー
キャップ4とを有し、そのカバーキャップ4が、破断時
にカシメ部の少なくとも一部を開放する破断容易な開封
線25を備えており、その開封線25の近辺に引っ張り
タブ27を備えたバルブ取り付け構造A。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバルブ取り付け構造
に関し、とくにエアゾール製品などの加圧製品の廃棄を
簡単にできるようにするバルブの取り付ける構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のエアゾール製品は、たとえば図1
3のように、容器本体100の開口部(首部)101
と、その開口部の周囲に形成した係合溝102と、開口
部101内に挿入されるバルブ103と、そのバルブ1
03を保持し、前記係合溝102にカシメ付けられるカ
バーキャップ104と、バルブ103のフランジ部10
3aと容器本体100の上端部の間に介在されるゴム製
のガスケット105とを備えている。このようなエアゾ
ール製品106は容器本体100内に原液とプロペラン
トとを充填して加圧しており、そのためカバーキャップ
104の下端近辺は係合溝102にしっかりとカシメ付
けて固定し、ガスケット105により気密性を維持して
いる。したがって通常はバルブ103を開口部101か
ら容易に離脱させることができない。
【0003】このようなエアゾール製品106を使い切
った後に廃棄する場合、内部にガスが残存していると、
燃焼時に爆発を生じるため、危険である。しかし上記の
ようにカバーキャップ104は容器本体100に固着さ
れているので、たとえば容器本体100に孔をあけて残
ガスを放出したり、バルブ103の押しボタンを押し込
んで残ガスを放出した後、廃棄するようにしている。し
かし前者の場合はクギと金づちなどの道具を必要とし、
かなり面倒である。また後者の場合は、小さい噴射口か
ら噴出させるので、その間ずっと押しボタンを押してい
る必要があり、時間がかかる。
【0004】そこで本出願人は、バルブの押しボタンま
たはステムを押した状態に保持するためのガス抜き具を
提案している(特許公報第2729163号公報参
照)。このものは一旦セットすると、あとは自然とガス
が抜けるので、便利である。しかしながら上記のいずれ
の方法においても、バルブ103が開口部101に固着
されたまま廃棄されているので、回収後にリサイクルす
るには、金属とプラスチックとを分別する必要があり、
処理工程が多くなる。
【0005】他方、特開平10−59446号公報に
は、図14に示すような、内部に合成樹脂製のバルブ機
構110を配置した蓋体111を、金属製の容器本体1
12の開口部113に着脱自在に螺着したエアゾール容
器が記載されている。なお符号114はガスケットであ
る。このものは蓋体111が着脱自在であるので、ガス
抜きが容易であるほか、金属製の蓋体111や容器本体
112と、合成樹脂製のバルブ機構110とを容易に分
別廃棄できる利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記ガス抜き具はガス
抜きが容易である利点があるが、合成樹脂部分と金属部
分とを分別廃棄することはできない。またネジ締め式の
蓋体を採用する場合は、ネジの締め付け時に蓋体111
とバルブ機構110とが同時に回転する。そのため、開
口部113とガスケット114との摩擦により、ガスケ
ット114に負荷がかかり、ガスケット114が削られ
たり、割れる場合がある。また容器本体112の先端に
ガスケット116を当接させているものでは、その傾向
が一層顕著である。さらにネジ式の場合は、誤ってネジ
を緩めるおそれがあり、また、カシメ付ける場合に比し
て気密性が低いという問題がある。
【0007】本発明は、気密性が高く、ガス抜きが容易
で、バルブと容器本体との分別廃棄・分別回収が容易
で、しかもガスケットが傷みにくいバルブの取り付け機
構を提供することを技術課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のバルブ取り付け
構造は、周囲に係合部を備えた容器本体の開口部と、前
記開口部内に取り付けられるバルブと、前記係合部にカ
シメ付けられることにより、バルブを開口部に固定し、
開口部を気密に閉じる蓋体とを有し、その蓋体が、破断
時にカシメ部の少なくとも一部を開放する破断容易な開
封線を備えていることを特徴としている。
【0009】このようなバルブ取り付け構造では、前記
開封線を、その破断の途中の段階で気密状態を解除する
ように構成するのが好ましい。また、前記蓋体に、開封
線を破断させるための引っ張りタブないしタブ係止部を
設けるのが好ましい。さらに前記開口部の周辺、バルブ
または蓋体のいずれかに、引っ張りタブないしタブ係止
部を外部から見えないように隠すための部材を取り外し
自在に設けるのが好ましい。
【0010】さらに開口部の周囲に通常の状態で気密を
解除する方向に弾性変形する舌片を設け、前記蓋体を、
その舌片を気密を維持する状態に弾性変形させた状態で
係合部にカシメ付けるようにしてもよい。また、前記容
器本体の開口部の周囲と蓋体との間に、開封線を破断さ
せるための引っ張りタブの一端を介在させ、かつ、蓋体
をその引っ張りタブの上から係合部に対してカシメ付け
てもよい。
【0011】
【作用】本発明の構造では、蓋体を容器本体の開口部周
辺の係合部にカシメ付けており、蓋体に破断時にカシメ
部の少なくとも一部を開放する開封線を設けているの
で、内容物を使い尽くした後、開封線で蓋体の一部を破
断してカシメ部を開放することにより、蓋体を容器本体
から取り外すことができる。そのため内部のガス抜きが
容易である。またバルブは蓋体を係合部にカシメること
により固定する構造としているので、蓋体を取り外すと
バルブも容易に取り外すことができる。そのため容器本
体、蓋体、バルブの分別廃棄あるいは分別回収が容易で
ある。さらに蓋体は、開封線に沿って破断しなければ取
り外すことができないので、誤って、あるいはいたずら
で蓋体を取り外すおそれが少ない。
【0012】開封線を、その破断の最初の段階で気密状
態を解除するように構成したバルブ取り付け構造におい
ては、開封線をいくらか破断した状態、または所定の位
置まで破断した状態で、まず容器内部の残存ガスが抜け
出る。その後、開封線を引き続き破断すると、係合部の
カシメが外れ、蓋体およびバルブを取り外すことができ
る。そのため、安心して蓋体およびバルブを取り外すこ
とができる。なお、使用者が「所定の位置(ガス抜きを
する位置)」まで破断したことを、力の入れ加減やクリ
ック感などで認識できるように、たとえば破断する金属
薄板の途中にV溝などの折り曲げ予定線を設けるのが好
ましい。なおガス抜きをする位置は、金属薄板をその位
置まで破断したとき、クリンチによるシール材の変形が
なくなってガスが抜ける位置である。
【0013】蓋体に引っ張りタブを設ける場合は、その
引っ張りタブを引っ張ることにより、簡単に開封線を切
断することができる。タブ係止部を設けている蓋体の場
合は、そのタブ係止部に別個に形成した引っ張りタブを
係止して、同じように引っ張ることにより、開封線を容
易に破断することができる。その場合、引っ張りタブや
タブ係止部を外部から見えないように隠すための部材を
着脱自在に設けておくと、使用者が誤ってタブを引っ張
って開封線を破断したりすることが防止され、しかも容
器の外観が好ましくなる。そして廃棄するときに隠すた
めの部材を取り外し、タブを使って蓋体を取り外せばよ
い。
【0014】前述の弾性変形する舌片を設けたバルブ取
り付け構造においては、開封線を破断していく途中、あ
るいは破断した時点で、舌片が弾性で元の状態に復帰し
ようとする。そのため、気密状態が解除され、残存ガス
が抜け出る。したがって蓋体およびバルブを容器本体の
開口部から取り外すときに、容易に取り外すことができ
る。
【0015】容器本体の開口部の周囲と蓋体との間に、
開封線を破断させるための引っ張りタブの一端を介在さ
せ、かつ、蓋体をその引っ張りタブの上から係合部に対
してカシメ付けたバルブ取り付け構造は、従来の構造に
対し、引っ張りタブを追加するだけで実施することがで
きる。すなわち、蓋体自体は従来のものでよく、引っ張
りタブやタブ取り付け部を設ける必要がない。
【0016】
【発明の実施の形態】つぎに図面を参照しながら本発明
のバルブ取り付け構造の実施の形態を説明する。図1は
本発明のバルブ取り付け構造の一実施形態を示す一部切
り欠き斜視図、図2はその構造の断面図、図3は本発明
のバルブ取り付け構造の他の実施形態を示す斜視図、図
4aは本発明のバルブ取り付け構造のさらに他の実施形
態を示す斜視図、図4bはその構造の断面図、図5は本
発明のバルブ取り付け構造のさらに他の実施形態を示す
断面図、図6はその構造の正面図、図7aは本発明のバ
ルブ取り付け構造のさらに他の実施形態を示す一部切り
欠き正面図、図7bはそのb−b線断面図、図7cはそ
の構造の開封状態を示す一部切り欠き正面図、図7dは
そのd−d線断面図、図8〜12はそれぞれ本発明のバ
ルブ取り付け構造のさらに他の実施形態を示す断面図で
ある。
【0017】図1および図2に示すバルブ取り付け構造
Aはエアゾール装置に適用した場合を示している。この
構造Aは、容器本体1の開口部2と、その開口部に取り
付けたエアゾールバルブ(以下、単にバルブという)3
と、そのバルブ3を覆うカバーキャップ4とから構成さ
れている。
【0018】容器本体1は円筒状の胴部5と、その胴部
の上端から上方に延びる円錐状の肩部6と、その肩部の
上端から上方に延びる円筒状の首部7とを備えている従
来公知のものである。胴部5の下端は底部により閉じら
れている。首部7の途中には外向きに張り出す円錐状の
段部(係合部)8が形成されている。そのためその段部
8より下方は内向きに突出する環状溝9となっている。
首部7の上端面は平坦にされている。この容器本体1は
メッキ鋼板ないし樹脂被覆鋼板やアルミニウム薄板など
の金属薄板から一体に成形した、いわゆるモノブロック
缶により構成している。しかし胴部と底部、胴部と肩部
などを別個に精製して継ぎ合わせるようにしてもよい。
【0019】前記バルブ3は、図2に示すように、有底
筒状のハウジング11と、その内部に上下動自在に収容
されたステム12と、そのステム12を常時上方に付勢
するバネ13と、ハウジング11の上面中央に設けられ
る環状のバルブラバー14とを備えた公知のものであ
る。ハウジング11の上端周縁にはフランジ部15が設
けられ、そのフランジ部15の下部に環状凹溝16が形
成されている。環状凹溝16には環状のシール材(ガス
ケット)17が嵌入されており、そのシール材17は組
立後にはフランジ部15と容器本体の首部7の上端面と
の間に挟着される。さらにハウジング11の環状凹溝1
6の下部には、首部7の段部8と係合する係合段部18
が設けられている。
【0020】なおハウジング11の下部にはディップチ
ューブ19を取り付けるための円筒部20が突出してお
り、ハウジング11の内部と円筒部20の内部とは、孔
21により連通している。ハウジング11の上面には前
述のバルブラバー14を収容する凹部22が形成されて
いる。符号23はバルブラバー14に噛み込んでシール
作用を強めるための環状突起である。ハウジング11は
通常はポリアセタール、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレートなどの合
成樹脂により製造される。
【0021】前記カバーキャップ4は基本的には従来公
知のものと同じ形態を有する。すなわち、この実施形態
ではカバーキャップ4はアルミニウムやブリキなどの金
属薄板製で、中心にステム12を通す貫通孔24を有す
る有底筒状の形態を有する。そしてバルブ3の上方か
ら、バルブを開口部2内に押さえ込むように被せ、その
下端部近辺を首部7の環状溝9内にカシメ付けることに
より容器本体1に固定している。それによりカバーキャ
ップ4は段部8と係合して容易には外れない。
【0022】このカバーキャップ4の特徴は、図1の符
号25で示す開封線で区切られた開封片26と、その開
封片の下端側に連続して設けた引っ張りタブ(プルタ
ブ)27である。それらはいわゆるイージーオープン缶
あるいはプルトップなどで知られる、金属蓋を簡単に開
封するための構造である。すなわち開封線25は、金属
薄板の表面側に形成したV溝(スコア)などで構成され
る弱め線であり、中心の貫通孔24の縁部から下端の引
っ張りタブ27の付け根近辺まで左右一対で形成されて
いる。なお引っ張りタブ27はこの実施形態では四角の
環状の形態を有し、金属薄板の周囲に合成樹脂の被覆を
設けている。
【0023】上記のごとく構成されるバルブ取り付け構
造Aは、エアゾール装置を使いきった後、図2の想像線
で示すように、引っ張りタブ27を矢印のように引き上
げると、図1の開封線25に沿ってカバーキャップ4が
引き裂かれ、引っ張りタブ27と共に開封片26が持ち
上がる。それによりカシメ部の一部のカシメが解除され
る。そのため容器本体1の内圧が大きい場合は、この時
点でガス漏れが生じ、内圧が低下する。引っ張りタブ2
7をさらに引き上げると、カバーキャップ4はいくらか
持ち上がる。そのためシール材17のシール作用がなく
なり、残存していたガスが抜ける。この状態でさらに引
っ張りタブ27を引き上げると、カバーキャップ4が容
器本体1から外れる。
【0024】そのとき、バルブ3が容器本体1からまだ
抜けていない場合は、バルブ3を容器本体1の開口部2
から抜き取り、金属製の容器本体1およびカバーキャッ
プ4と、合成樹脂製のバルブ3とを別個に廃棄する。あ
るいはリサイクルのために回収する。また、カバーキャ
ップ4を抜き取るときにバルブ3も一緒に容器本体1か
ら外れた場合は、バルブ3をカバーキャップ4から引き
剥がして同じように分別廃棄ないしリサイクルすればよ
い。
【0025】上記のようにこのバルブ取り付け構造Aを
備えたエアゾール装置は、使用完了後のガス抜き作業が
容易で、しかも金属部分と合成樹脂部分とを容易に分別
廃棄することができる。
【0026】図3に示すバルブ取り付け構造Bでは、引
っ張りタブ27をカバーキャップ4の中心部の貫通孔2
4の近辺に取り付けている。そしてカバーキャップ4に
は、その貫通孔24の縁部から渦巻き線状にしだいに拡
がる開封線25が形成されている。開封線25はカバー
キャップ4の天面4aだけではなく、その側面4bにも
螺旋状に延びている。容器本体1やバルブ3について
は、図1のバルブ取り付け構造Aの場合と実質的に同じ
である。
【0027】このものは引っ張りタブ27を引き上げる
と、カバーキャップ4の天面4aの中心側から開封線2
5が破断され、まずバルブラバー(図2の符号14参
照)のシール作用が解除され、残存ガスがある場合はそ
の残存ガスが抜け出る。さらに引っ張りタブ27を引き
上げると、開封線25に沿って天面4aおよび側面4b
が順に破断され、カシメ部による固定作用が解除され
る。それによりカバーキャップ4を容器本体1から取り
外すことができる。そのため、残存ガスを容易に放出さ
せることができ、容器本体1、バルブ3およびカバーキ
ャップ4を容易に分別廃棄することができる。
【0028】図4aおよび図4bに示すバルブ取り付け
構造Cでは、カバーキャップ4の天面4aに開封線25
を扇状に形成している。開封線25はさらに側面4bを
縦方向に下方に延びて下端に達している。引っ張りタブ
27は天面4aの中心近辺に固定している。引っ張りタ
ブ27をカバーキャップ4に固定するには、たとえば引
っ張りタブ27に形成した小孔を利用してリベットで固
定したり、カバーキャップ4の一部を隆起させて突起を
形成し、それに小孔を嵌合させた上で突起の頭部を押し
つぶすなど、従来公知の方法をいずれも採用しうる。
【0029】このバルブ取り付け構造Cでは、引っ張り
タブ27を引き上げると、最初に小さい三角形状の部分
が開き、バルブラバー14のシール作用が解除される。
それにより残存ガスが抜け出る。さらに引っ張りタブ2
7を引き上げると、開封線27に沿ってカバーキャップ
4が破断され、下方のカシメ部が外される。それにより
カバーキャップ4を容器本体1から容易に取り外すこと
ができる。
【0030】図5のバルブ取り付け構造Dでは、バルブ
3のハウジング11をマウンティングカップ30に嵌合
固定し、そのマウンティングカップ30を容器本体1の
首部7の内側に嵌合固定している。マウンティングカッ
プ30はポリアセタール、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレートなどの合
成樹脂製であり、有底筒状のバルブ固定部31と、円筒
状の周壁部32とを有し、それらは下部33で連結さ
れ、その間に環状の深溝34が設けられている。バルブ
固定部31の内面には、ハウジング11のフランジ部
(ないし段部)15と係合する係合突起34aが内向き
に突出している。係合突起34aは放射状に複数個配列
されている。またマウンティングカップ30には、容器
本体1の首部7の上端面との間にシール材17を挟着す
るフランジ部15a、シール材17を嵌合する環状凹溝
16aおよび容器本体1の係合部8と係合する係合段部
18aが設けられている。なお、マウンティングカップ
30とバルブ3とは係合突起34aで一体に固着されて
いるので、このマウンティングカップ30とバルブ3の
全体をバルブと見ることもできる。
【0031】カバーキャップ4には環状の深溝34に嵌
入される折り曲げ部35が設けられている。そして図6
に示すように、カバーキャップ4の下端の一部が下方に
延び出して、舌片36となっており、その舌片36に引
っ張りタブ27を係止する係止突起37が設けられてい
る。この係止突起37は引っ張りタブ27の係止孔38
を着脱自在に係止するためのものである。なお係止突起
37は図5および図6の想像線で示すように、開封片2
6の上端部に設けることもできる。また容器本体1の肩
部に貫通孔39を形成し、舌片36に取り付けたゴム栓
などの栓39aでその貫通孔39を封止しておいてもよ
い。その場合は引っ張りタブ27で舌片36を引き上げ
たときに貫通孔39から栓39aが抜けるので、貫通孔
39からガスが抜け出る。
【0032】カバーキャップ4の側面4bには、舌片3
6の付け根から上方に延びる左右一対の開封線25が形
成されている。その間は開封片26である。このバルブ
取り付け構造Dでは、マウンティングカップ30とカバ
ーキャップ4とが深溝34と折り曲げ部35とで嵌合し
ているので、天面4aまで開封線25を延長しても破断
させにくい。そのため開封線25は側面4bのみに、あ
るいは側面4bと天面4aの内、深溝34より外側の部
分とに形成している。
【0033】このバルブ取り付け構造Dを開封するに
は、別個に保管している引っ張りタブ27を係止突起3
7に引っ掛けて、前述の場合と同じように引き上げる。
それにより開封線25に沿ってカバーキャップ4が破断
され、シール材17のシール作用が解除され、残存ガス
が抜け出る。そしてそのまま上に持ち上げると、カバー
キャップ4とマウンティングカップ30およびバルブ3
が一体になって容器本体1から外れる。それにより容器
本体1とその他の部分とを分別廃棄することができる。
このようにこの構造Dでは、引っ張りタブ27をカバー
キャップ4と着脱自在に構成しているので、エアゾール
装置の使用時には引っ張りタブ27が邪魔にならず、誤
って、あるいはいたずらで開封してしまうおそれが少な
い。
【0034】図7a〜dは、開封の初期のガス抜きをよ
り確実にするようにした、図5、6の場合と同様のバル
ブ取り付け構造Eを示している。このものはマウンティ
ングカップ30のフランジ部15aに一対の切り欠き溝
40を形成すると共に、その間の部分41の弾性変形前
の自然な状態の形状を図7cのように山形に曲がった状
態となるようにしている。そしてカバーキャップ4を容
器本体1にカシメ付けるときには、図7aおよび図7b
のように、その山形に曲がった部分41を平坦になるよ
うに押さえ込む。開封線25および係止突起37につい
ては、図5〜6の場合と同じである。ただし一対の開封
線25の間隔は切り欠き溝40の間隔よりも大きくして
おき、それらの開封線25の間に左右の切り欠き溝40
が位置するようにする。
【0035】この構造Eにおいては、エアゾール装置の
使用中はカバーキャップ4を容器本体1の首部7にカシ
メ付けているので、マウンティングカップ30の山形の
部分41が弾性変形して平坦になっている(図7aおよ
び図7b参照)。それによりシール材17はマウンティ
ングカップ30のフランジ部15aと首部7の上端面と
の間に挟着され、シール作用を奏する。そしてエアゾー
ル装置を使いきった後、図7dに示すように引っ張りタ
ブを利用してカバーキャップ4の開封片26を開封する
と、山形の部分41が弾性的に元の形状に復帰する(図
7cおよび図7d参照)。そのためシール材17を押す
力がなくなり、シール材17のシール作用が部分的に解
除される。それにより内部に残存していたガスが抜け出
やすくなる。
【0036】前述の一対の切り欠き溝40およびその間
の山形の部分41は、マウンティングカップ30のフラ
ンジ部15aの一個所に設けているだけでもよいが、マ
ウンティングカップ30の円周方向に複数個所、たとえ
ば6〜8個所程度、放射状に配列するようにしてもよ
い。その場合は一対の開封線25の間にいずれかの一対
の切り欠き溝40および山形の部分41がくる。そのた
めマウンティングカップ30とカバーキャップ4の角度
方向の位置決めをする必要がなくなるか、少なくとも位
置決めし易くなる。
【0037】図8に示すバルブ取り付け構造Fは、容器
本体1内を内袋42で分割したいわゆる二重エアゾール
装置に適用したものである。内袋42は、その上端部を
容器本体1の首部7とマウンティングカップ30の側面
の間に挟着した状態で容器本体1内に設置されている。
そして内袋42内に原液を充填し、内袋42と容器本体
1の間の空間にプロペラントを充填している。
【0038】この取り付け構造Fでは、マウンティング
カップ30の係合段部18aは、図5の場合のテーパー
状の係合段部とは異なり、内袋42を容器本体1の段部
8との間にきつく挟着するようにほぼ直角にされてい
る。したがってこの部分でもある程度シール作用が奏さ
れる。そのため、この係合段部18aに部分的にガス抜
き溝あるいは偏肉部を設けて、カバーキャップ4を破断
したときにガスが抜けやすいようにするのが好ましい。
また、図7a〜dに示す切り欠き溝40および弾性変形
する山形の部分41を係合段部18aに設けるようにし
てもよい。
【0039】このような二重エアゾール装置の場合は、
ステム12を押し込むことにより原液を噴出させること
ができるが、プロペラントを抜き取ることができない。
そのため、従来は容器本体1に孔をあけたり、別個のガ
ス抜きバルブを設けたりしている。したがってカバーキ
ャップ4を破断するだけでガス抜きをすることができる
バルブ取り付け構造Fは、このような二重エアゾール装
置にとってとくに有益である。
【0040】前述のいずれの実施形態の場合も、引っ張
りタブ27あるいはそれを係止するための係止突起37
は一個所のみに設けているが、2個所あるいはそれ以上
設けてもよい。また前記の実施形態では、金属薄板製の
容器本体1を採用しているが、ポリアセタール、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエチレンテ
レフタレートなどの合成樹脂製の容器本体を用いること
もできる。
【0041】図9は合成樹脂製の容器本体1をエアゾー
ル装置に適用したバルブ取り付け構造Gを示している。
この構造Gは、前述の場合と同様に、容器本体1の開口
部2と、その開口部に取り付けたエアゾールバルブ(以
下、単にバルブという)3と、そのバルブ3を覆うカバ
ーキャップ4とから構成されている。
【0042】容器本体1は円筒状の胴部5と、その胴部
の上端から湾曲しながら上方内側に延びる肩部6と、そ
の肩部の上端から上方に延びる円筒状の首部7とを備え
ている合成樹脂製のものである。胴部5の下端は底部に
より閉じられている。首部7の上端の周囲には外向きに
張り出すフランジ部43が形成され、その下面が円錐状
の段部(係合部)8となっている。首部7の上端面は平
坦で、外周部分はいくらか低くされている。また首部7
の内面は平滑な円筒面となっており、段部は形成されて
いない。
【0043】前記バルブ3は、ハウジング11のフラン
ジ部15の幅が首部7の厚さに合わせて広いほかは、図
2のバルブ3と実質的に同じである。ハウジング11は
通常は合成樹脂により製造される。シール材(ガスケッ
ト)17はフランジ部15の下面と同じ形状を呈してお
り、フランジ部15と首部17の上端面との間に挟着さ
れる。さらにハウジング11はシール材17を介して首
部7の上端面に係合されることにより支持されている。
そのため、図2の場合のようなシール材17を収容する
環状凹溝16や、首部7の段部8と係合する係合段部1
8は設けられていない。他の部分は実質的に同じである
ので、同じ符号を付して説明を省略する。
【0044】カバーキャップ4についても、基本的には
図2のものと同じ形態を有する。すなわち、カバーキャ
ップ4は金属薄板製で、中心にステム12を通す貫通孔
24を有する有底筒状の形態を有し、バルブ3の上方か
ら、バルブを開口部2内に押さえ込むように被せ、その
下端部近辺を首部7の段部8にカシメ付けることにより
容器本体1に固定している。さらにこのカバーキャップ
4では、シール材17の外周面の部位を内側に断面V字
状にカシメ付けて、シール作用をより確実になるように
している。カバーキャップ4の下端近辺からは、引っ張
りタブ27が延び出している。引っ張りタブ27はカバ
ーキャップ4と一体に成形している。開封線および開封
片については、図1の場合と実質的に同じである。
【0045】上記のように構成されるバルブ取り付け構
造Gでは、容器本体1とバルブ3が同じ合成樹脂である
場合は、分別廃棄の利点が少ない。しかし容器本体1と
バルブ3の合成樹脂の材質が異なる場合は、リサイクル
しやすい効果がある。また金属製のカバーキャップ4を
分別廃棄することができる点、およびガス抜きを確実に
できる点については、前述の場合と同じ作用効果を奏す
る。とくにガス抜きについては、容器本体1が合成樹脂
製で穴をあけることが困難であるため、その利点は大き
い。
【0046】図10はいわゆるダイヤフラムタイプのバ
ルブ3に本発明のバルブ取り付け構造を適用したもので
ある。このバルブ取り付け構造Hでは、マウンティング
カップ30の上端内側に内側フランジ45が突出してお
り、その内側フランジ45とハウジング11の上端との
間にダイヤフラム46の断面円形の周縁部47を挟着し
ている。さらにカバーキャップ4の内縁部48を下向き
に曲げてダイヤフラムの周縁部47を押さえると共に、
内縁部48をさらに内側に曲げ、下方に曲げた部位49
の下端をダイヤフラム46の中央のレンズ状の部位50
の周囲に当接させてシール作用を得ている。
【0047】マウンティングカップ30に設けた環状の
深溝34、カバーキャップ4に設けた折り曲げ部35、
カバーキャップ4の下端の一部が下方に延び出した舌片
36およびその舌片36に設けた引っ張りタブ27を係
止する係止突起37、開封線については、図5および図
6のバルブ取り付け構造Dの場合と実施的に同じであ
る。また係止突起37を開封片26の上端部に設けるこ
とができる点についても同じである。
【0048】このものも別個に設けた引っ張りタブ27
を係止突起37に引っかけて持ち上げることによりカバ
ーキャップ4を破断することができ、それによりガス抜
きと分別廃棄とが容易になる。なおダイヤフラム式のバ
ルブの場合、押しボタンの容器本体1からの分離は容易
であるが、その後のガス抜きが困難である。そのためこ
のバルブ取り付け構造Hを用いる利点は大きい。
【0049】図11のバルブ取り付け構造Jでは、引っ
張りタブ27をカバーキャップ4の上側に外側に突出し
ないように配置している。そして押しボタン52の下部
に、引っ張りタブ27を含めてカバーキャップ4を隠す
ためのスカート部53を設けている。スカート部53は
その内面をカバーキャップ4の側面4bに摺接させても
よい。このバルブ取り付け構造Jでは、エアゾール装置
を使用し切ったときに、押しボタン52をステム12か
ら引き抜き、その後、引っ張りタブ27を引き起こして
開封線を破断する。したがって使用中は引っ張りタブ2
7や破断線が見えないので、デザイン的にすっきりして
いると共に、誤って引っ張りタブ27を引き起こした
り、いたずらで開封線を破断するおそれが少ない。な
お、スカート部53を押しボタン52から分離し、カバ
ーキャップ4を着脱自在に覆う固定キャップとしてもよ
い。さらに想像線で示すように、容器本体1の肩部6を
覆う独立した肩カバー53aを設け、引っ張りタブ27
などを隠すようにしても同じ作用効果を得ることができ
る。
【0050】図12に示すバルブ取り付け構造Kは、容
器本体1の首部7の周囲とカバーキャップ4の間に、カ
バーキャップ4から分離させた舌片36の中間部54か
ら上端部を介在させ、カバーキャップ4を段部8にカシ
メ付ける(クリンチする)ときに、一緒にその舌片36
の中間部54をカシメ付けるようにしている。なお舌片
36のない部分では、カバーキャップ4の下部は直接段
部8にカシメ付けている。舌片36の下部には、図5の
構造Dと同じように、引っ張りタブ27の係止孔38を
着脱自在に係止させるための係止突起37が設けられて
いる。開封線など、他の部分は、図5の場合と実質的に
同じである。なお、舌片36をクリンチする場合のほ
か、引っ張りタブ27と舌片36とを一体化したものを
クリンチするようにしてもよい。
【0051】このバルブ取り付け構造Kの使用方法は図
5の構造Dと同じであり、エアゾール装置を使い終わっ
たとき、別個の引っ張りタブ27の係止孔38を係止突
起37に係止させて上向きに引っ張る。そうすると舌片
36が引き上げられるときに、同時にカバーキャップ4
の開封線を引き破り、ガスが抜け、カバーキャップ4、
ひいてはバルブ3を容器本体1から容易に取り外すこと
ができる。
【0052】この構造Kの利点は、通常のカバーキャッ
プ4に対し、別個に形成した舌片36(あるいは舌片付
きの引っ張りタブ)を別個に準備し、組み立てるときに
一緒に組み付けるだけでよい点である。したがってカバ
ーキャップ4は従来のものと共通させることができる。
【0053】本発明のバルブ取り付け構造を採用したエ
アゾール製品においては、プロペラントとして、液化石
油ガスやジメチルエーテルなどの液化ガスを用いること
もできるが、窒素、炭酸ガス、亜酸化窒素、圧縮空気な
どの圧縮ガスを用いるのが好ましい。このような圧縮ガ
スは可燃性でないので、万一、引っ張りタブの操作を誤
ってガスが一度に噴出しても比較的安全である。また、
液化ガスに比してガスが抜けるのにそれほど時間がかか
らない。さらにフォーム製品の場合でも、内容物があふ
れて背や床を汚すおそれが少ない。
【0054】本発明のバルブ取り付け構造は、通常のエ
アゾール製品のほか、内圧が低いディスペンサ製品、そ
の他、バルブを開口部に備えた種々の加圧製品に採用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のバルブ取り付け構造の一実施形態を
示す一部切り欠き斜視図である。
【図2】 図1の構造の断面図である。
【図3】 本発明のバルブ取り付け構造の他の実施形態
を示す斜視図である。
【図4】 図4aは本発明のバルブ取り付け構造のさら
に他の実施形態を示す斜視図であり、図4bはその構造
の断面図である。
【図5】 本発明のバルブ取り付け構造のさらに他の実
施形態を示す断面図である。
【図6】 図5の構造の正面図である。
【図7】 図7aは本発明のバルブ取り付け構造のさら
に他の実施形態を示す一部切り欠き正面図、図7bはそ
のb−b線断面図、図7cはその構造の開封状態を示す
一部切り欠き正面図、図7dはそのd−d線断面図であ
る。
【図8】 本発明のバルブ取り付け構造のさらに他の実
施形態を示す断面図である。
【図9】 本発明のバルブ取り付け構造のさらに他の実
施形態を示す断面図である。
【図10】 本発明のバルブ取り付け構造のさらに他の
実施形態を示す断面図である。
【図11】 本発明のバルブ取り付け構造のさらに他の
実施形態を示す断面図である。
【図12】 本発明のバルブ取り付け構造のさらに他の
実施形態を示す断面図である。
【図13】 従来のバルブ取り付け構造の一例を示す断
面図である。
【図14】 従来のネジ締め蓋体を用いたエアゾール装
置の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
A バルブ取り付け構造 1 容器本体 2 開口部 3 バルブ 4 カバーキャップ 5 胴部 6 肩部 7 首部 8 段部(係合部) 9 環状溝 11 ハウジング 12 ステム 13 バネ 14 バルブラバー 15 フランジ部 16 環状凹溝 17 シール材 18 係合段部 25 開封線 26 開封片 27 引っ張りタブ B バルブ取り付け構造 4a 天面 4b 側面 C バルブ取り付け構造 D バルブ取り付け構造 30 マウンティングカップ 15a フランジ部 16a 環状凹溝 36 舌片 37 係止突起 38 係止孔 E バルブ取り付け構造 40 切り欠き溝 41 山形の部分 F バルブ取り付け構造 42 内袋 G バルブ取り付け構造 43 フランジ部 H バルブ取り付け構造 J バルブ取り付け構造 52 押しボタン 53 スカート部 53a 肩カバー K バルブ取り付け構造

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲に係合部を備えた容器本体の開口部
    と、前記開口部内に取り付けられるバルブと、前記係合
    部にカシメ付けることにより、そのバルブを開口部に固
    定し、開口部を気密に閉じる蓋体とを有し、その蓋体
    が、破断時にカシメ部の少なくとも一部を開放する破断
    容易な開封線を備えているバルブ取り付け構造。
  2. 【請求項2】 前記開封線が、その破断の途中の段階で
    気密状態を解除するように構成されている請求項1記載
    のバルブ取り付け構造。
  3. 【請求項3】 前記蓋体に、開封線を破断させるための
    引っ張りタブないしタブ係止部が設けられている請求項
    1記載のバルブ取り付け構造。
  4. 【請求項4】 前記開口部の周辺、バルブまたは蓋体の
    いずれかに、引っ張りタブないしタブ係止部を外部から
    見えないように隠すための部材が取り外し自在に設けら
    れている請求項3記載バルブ取り付け構造。
  5. 【請求項5】 開口部の周囲に通常の状態で気密を解除
    する方向に弾性変形する舌片が設けられており、前記蓋
    体が、その舌片を気密を維持する状態に弾性変形させた
    状態で係合部にカシメ付けられている請求項2記載のバ
    ルブ取り付け構造。
  6. 【請求項6】 前記容器本体の開口部の周囲と蓋体との
    間に、開封線を破断させるための引っ張りタブの一端が
    介在されており、かつ、蓋体がその引っ張りタブの上か
    ら係合部に対してカシメ付けられている請求項1記載の
    バルブ取り付け構造。
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