JP2000202957A - 接着用シ―ト及び化粧材 - Google Patents

接着用シ―ト及び化粧材

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JP2000202957A
JP2000202957A JP11007597A JP759799A JP2000202957A JP 2000202957 A JP2000202957 A JP 2000202957A JP 11007597 A JP11007597 A JP 11007597A JP 759799 A JP759799 A JP 759799A JP 2000202957 A JP2000202957 A JP 2000202957A
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styrene
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adhesive
copolymer
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JP11007597A
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Masahiro Akamatsu
正広 赤松
Yasusuke Arai
庸介 新井
Fumiaki Taguchi
富美秋 田口
Michihiro Sawada
道宏 沢田
Katsumi Utsuki
克己 宇津木
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被接着物に対する安定な接着力を有する接
着用シート及びこれを使用した化粧材を提供する。 【解決手段】 第1の接着用シートは、ポリオレフィン
系基材層と、この基材層に積層された直鎖状低密度ポリ
エチレン層(接着改良層)とを有するものである。第2
の接着用シート14は、ポリオレフィン系基材層15と、こ
の基材層15に積層されたスチレン系樹脂とポリオレフィ
ン系樹脂の混合物又は共重合体よりなる層(接着改良
層)16とを有するものである。化粧材21は、化粧基材18
と、この化粧基材18の上面に接着剤層19を介して貼られ
た第2の接着用シート14とを有して構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接着用シート及び
化粧材に関し、建築の内装、家具、家電製品等の表面材
として使用できる。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】従来、化
粧材として、木材にポリ塩化ビニルシートが貼り付けら
れたものが用いられていた。この木材とポリ塩化ビニル
(PVC)シートとの接着には接着剤として水溶性エマ
ルジョンタイプが使用され、充分な接着力が得られてい
た。このPVCシートは、廃棄後の環境問題があるた
め、代わりにポリオレフィン系樹脂シートが使用される
ようになったが、このポリオレフィン系樹脂シートは、
水溶性エマルジョンタイプの接着剤では、被接着物との
接着性が悪く、被接着物との接着性を高めるために接着
面に予めイソシアネート系コート剤を塗布している。し
かし、このようなコート剤を使用した場合、コート剤の
塗布むらが生じたりすることに加えて、コート剤が薄い
ために僅かな外力によりコート剤層が剥離して基材との
接着強度が不安定になる。
【0003】一方、シート裏面側のポリオレフィン系樹
脂層に、ポリスチレンよりなる接着補助層を積層するこ
とにより接着性を改良した化粧シートが提案されている
(特開平9-193321号公報参照)。この場合、ポリスチレ
ンフィルムをポリオレフィン系樹脂層に接着する際、ド
ライラミネート用の接着剤を使用しなければ接着強度が
不足することが多いため、ドライラミネートを行ってい
るが、この工程が複雑になる。また、基材に対する粘着
剤層がスチレン系重合体ブロックと、オレフィン系重合
体ブロックを含む表面保護フィルムが提案されている
(特開平8-333560号公報参照)。この種の表面保護フィ
ルムは、製品に仮接着して、加工時、搬送時等における
製品の汚れや傷を防止するためのものであり、適度な粘
着性を有することを目的として、接着用途には使用され
ていない。
【0004】そこで、本発明は、被接着物に対する安定
な接着力を有する接着用シート及びこれを使用した化粧
材を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明に係る
接着用シートは、ポリオレフィン系基材層と、この基材
層に積層された直鎖状低密度ポリエチレン(L-LDPE)層
とを有することを特徴とする。前記L-LDPEは、一般のL-
LDPEに加えて、例えばメタロセン触媒を使用して調製さ
れたものも含み、各種のポリオレフィンが混合されてい
てもよい。本発明によれば、ポリオレフィン系基材層に
L-LDPE層が接着改良層として形成されているため、接着
強度が向上して被接着物に対する安定な接着力が得られ
る。
【0006】本発明の第2発明に係る接着用シートは、
第1発明において、前記L-LDPEは、そのメルトインデッ
クス(MI)が0.5〜20.0であることを特徴とする。前
記前記L-LDPEのMIが前記範囲を超えると、フローマー
クなどの不良現象が発生する虞れがある。また、MIが
前記範囲より低いと、フローマークなどの不良現象が発
生することに加えて、押出し負荷が増加するという問題
が生じる虞れがある。
【0007】本発明の第3発明に係る接着用シートは、
ポリオレフィン系基材層と、この基材層に積層されたス
チレン系樹脂とポリオレフィン系樹脂の混合物又は共重
合体よりなる層とを有することを特徴とする。前記スチ
レン系樹脂とは、スチレン系モノマーの重合体のことで
あり、耐衝撃性ポリスチレン、汎用ポリスチレン、耐熱
性ポリスチレン等が含まれる。前記ポリオレフィン系樹
脂とは、イソプレン、ブタジエン、ポリプロピレン、高
密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、線状低密度ポ
リエチレン、ランダムポリプロピレン等の重合体のこと
である。このポリオレフィン系樹脂中には適当な着色剤
やフィラーを含有させてもよい。
【0008】前記スチレン系樹脂とポリオレフィン系樹
脂の共重合体とは、例えばスチレン・イソプレン共重合
体やスチレン・ブタジエン共重合体のことであり、二重
結合を有するものはこの二重結合に水素添加されていて
もよい。なお、スチレン・イソプレン共重合体の場合、
イソプレン部の重合形態は、1−4結合でも、ビニル結
合のビニル−ポリイソプレンでもよい。本発明によれ
ば、ポリオレフィン系基材層に、スチレン系樹脂とポリ
オレフィン系樹脂の混合物又は共重合体よりなる層が接
着改良層として形成されているため、接着強度が向上し
て被接着物に対する安定な接着力が得られる。
【0009】本発明の第4発明に係る接着用シートは、
第3発明において、前記スチレン系樹脂とポリオレフィ
ン系樹脂の混合物又は共重合体は、そのメルトインデッ
クス(MI)が0.5〜20.0であることを特徴とする。前
記混合物又は共重合体のMIが前記範囲を外れると、押
出し成形する際の樹脂の流動特性が悪くなる。
【0010】本発明の第5発明に係る接着用シートは、
第3又は第4発明において、前記スチレン系樹脂とポリ
オレフィン系樹脂の混合物又は共重合体は、そのスチレ
ン成分の比率が1〜80wt%であることを特徴とする。前
記スチレン成分の比率が80wt%を超えると、接着改良層
がポリオレフィン系基材層から剥離する虞れがある。ま
た、前記スチレン成分の比率が1wt%未満だと、木材と
の接着性がやや低くなる。
【0011】本発明の第6発明に係る接着用シートは、
第3〜第5発明のいずれかにおいて、前記スチレン系樹
脂とポリオレフィン系樹脂の混合物又は共重合体とし
て、スチレン・イソプレン共重合体、スチレン・ブタジ
エン共重合体及び耐衝撃性ポリスチレンより選ばれた少
なくとも一種を含むことを特徴とする。前記スチレン・
イソプレン共重合体、スチレン・ブタジエン共重合体及
び耐衝撃性ポリスチレンは、他成分との相溶性が良好で
あるため、使用するのが好ましい。汎用ポリスチレンの
場合、他成分との相溶性があまり良くないため、含有割
合が高いと接着改良層が割れる虞れがある。
【0012】本発明の第7発明に係る接着用シートは、
第6発明において、前記スチレン・イソプレン共重合体
及び耐衝撃性ポリスチレンを含み、前記スチレン・イソ
プレン共重合体が20〜80wt%、前記耐衝撃性ポリスチレ
ンが80〜20wt%であることを特徴とする。前記スチレン
・イソプレン共重合体及び耐衝撃性ポリスチレンの含有
割合が前記範囲にあれば、接着強度及びポリオレフィン
系基材層との接着性の点から最も好ましい状態となる。
【0013】本発明の第8発明に係る接着用シートは、
第7発明において、前記スチレン・イソプレン共重合体
及びスチレン・ブタジエン共重合体は、水素添加された
ものであることを特徴とする。前記スチレン・イソプレ
ン共重合体及びスチレン・ブタジエン共重合が水素添加
されたものの場合、樹脂の熱的安定性が高まり、より安
定した接着用シートが得られる。
【0014】なお、上記第1〜第8発明において、接着
改良層の厚さは任意でよいが、表面の傷付きによる表面
剥離を考慮すると、10μm以上が好ましく、ポリオレフ
ィン系基材層との接着強度が弱い場合には、接着改良層
が裂けないように50μm以上とするのが好ましい。ま
た、接着用シートのシートは、厚さの比較的薄いフィル
ムの場合を含み、全体の厚さは、例えば50〜1000μmと
する。
【0015】前記接着用シートの接着面とは反対側の面
には、印刷やコートを施したり、適当なフィルムをラミ
ネートしてもよい。または、表面に無数の窪みを形成し
てもよい。上記接着用シートの多層構造は、共射出成
形、共押出し成形、熱ラミネーション、押出しラミネー
ション等により得られる。また、このようにして成形し
たものに延伸を施してもよい。
【0016】本発明の第9発明に係る化粧材は、接着強
度が10N/25mm以上である第1〜第8発明のいずれかに記
載の接着用シートが化粧基材に貼られていることを特徴
とする。前記接着用シートの接着強度は、実用上支障な
ければ低くてもよいが、一般的には10N/25mm以上である
ことが好ましい。前記化粧基材の具体例は、例えば金
属、木材、プラスチック、紙、等である。
【0017】前記接着用シートと化粧基材との接着に
は、適宜の接着剤を使用できる。例えば、酢酸ビニル
系エマルジョン接着剤、アクリル系エマルジョン接着
剤、エチレン・アクリルエマルジョン接着剤、ウレタン
エマルジョン接着剤の一液又は二液のもの、酢酸ビニ
ル系溶剤接着剤、アクリル系溶剤接着剤、エチレン・ア
クリル溶剤接着剤、ウレタン溶剤接着剤の一液又は二液
のもの、湿気があることにより又は湿気がなくなるこ
とにより架橋するタイプの接着剤、を使用できる。な
お、本発明は、接着性の弱い水性エマルジョン接着剤の
場合であっても本発明に係る効果を奏するものである。
【0018】本発明の第10発明に係る化粧材は、第9
発明において、前記接着用シートは、その化粧基材に貼
られる面の濡れ指数が380μN/cm以上であることを特徴
とする。前記化粧基材に貼られる面の濡れ指数が380μN
/cm未満の場合には、接着剤が表面を充分に濡らすこと
ができず、接着強度が充分に発現しない場合がある。こ
のレベルの濡れ指数は、例えばコロナ処理のような表面
処理を施すことによって得られる。
【0019】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1を参照して
本発明の第1実施形態に係る接着用シート11を説明す
る。本実施形態に係る接着用シート11は、第1層となる
ポリオレフィン系基材層12と、この第1層上に積層され
た第2層となる直鎖状低密度ポリエチレン(L-LDPE)層
(接着改良層)13とを有して構成されている。本接着用
シート11における接着改良層のL-LDPEは、MIが0.5〜2
0.0である。
【0020】〔第2実施形態〕図2を参照して本発明の
第2実施形態に係る接着用シート14を説明する。本実施
形態に係る接着用シート14は、第1層となるポリオレフ
ィン系基材層15と、この第1層上に積層された第2層と
なる、スチレン系樹脂とポリオレフィン系樹脂の混合物
又は共重合体よりなる層(接着改良層)16とを有して構
成されている。本接着用シート14における接着改良層の
混合物又は共重合体は、MIが0.5〜20.0である。ま
た、前記接着改良層の混合物又は共重合体は、そのスチ
レン成分の比率が1〜80wt%である。
【0021】具体的には、前記接着改良層の混合物又は
共重合体として、スチレン・イソプレン共重合体、スチ
レン・ブタジエン共重合体及び耐衝撃性ポリスチレンよ
り選ばれた少なくとも一種を含むものである。そして、
スチレン・イソプレン共重合体及び耐衝撃性ポリスチレ
ンを含む場合、前記スチレン・イソプレン共重合体を20
〜80wt%、前記耐衝撃性ポリスチレンを80〜20wt%とす
る。また、前記スチレン・イソプレン共重合体及びスチ
レン・ブタジエン共重合体は、水素添加されたものとす
るのが好ましい。
【0022】〔第3実施形態〕図3を参照して本発明の
第3実施形態に係る化粧材17を説明する。本実施形態に
係る化粧材17は、化粧基材18と、この化粧基材18の上面
に接着剤層19を介して貼られた第1実施形態に係る接着
用シート11とを有して構成されている。この接着用シー
ト11は、接着改良層13側に接着剤層19が形成されてい
る。この接着用シート11は、10N/25mm以上の接着強度を
有し、その化粧基材18に貼られる面の濡れ指数が380μN
/cm以上である。
【0023】〔第4実施形態〕図4を参照して本発明の
第4実施形態に係る化粧材21を説明する。本実施形態に
係る化粧材21は、化粧基材18と、この化粧基材18の上面
に接着剤層を介して貼られた第2実施形態に係る接着用
シート14とを有して構成されている。この接着用シート
14は、接着改良層16側に接着剤層19が形成されている。
この接着用シート14は、10N/25mm以上の接着強度を有
し、その化粧基材18に貼られる面の濡れ指数が380μN/c
m以上である。
【0024】
【実施例】〔実施例1〜10〕実施例1,2の場合、第1
実施形態に係る接着用シート11の接着改良層13側に接着
剤を塗布し、これを化粧基材18である木材(MDF:半
硬質繊維板)に金属ロールとゴムロールで押圧しながら
接着することにより第3実施形態に係る化粧材17を作製
した。実施例3〜10の場合、第2実施形態に係る接着用
シート14の接着改良層16側に接着剤を塗布し、これを化
粧基材18である木材(MDF)に金属ロールとゴムロー
ルで押圧しながら接着することにより第4実施形態に係
る化粧材21を作製した。
【0025】各実施例の接着用シート11,14は、押出機
(スクリュー径:30mm)を2台使用し、フィードブロッ
ク法でTダイからフィルムを押し出し成形したものであ
る。使用した引取り機は、エアーナイフと冷却ロールと
を有して冷却するタイプである。接着改良層13,16には
コロナ処理を施した。シートの厚さは150μmであり、基
材層と接着改良層の厚さ比は4:1である。各実施例に
おいて、接着改良層13,16の材料として使用した樹脂の
種類を下記の表1に示す。
【0026】〔比較例1〜3〕接着用シートの接着改良
層の材料として本発明に係る材料以外の材料を使用して
実施例と同様にして化粧材を作製した。各比較例におい
て、接着改良層の材料として使用した樹脂の種類を下記
の表1に示す。
【0027】使用した材料の具体例は下記の通りであ
る。 HD1…高密度ポリエチレン(出光石油化学株式会社製
出光HD 440M(商品名)、MI:1)。 PP1…ポリプロピレン(出光石油化学株式会社製出光
PP F-704NP(商品名)、MI:7)。 LL1…直鎖状低密度ポリエチレン(出光石油化学株式
会社製出光LL 0438CN(商品名)、MI:4)。 LL2…直鎖状低密度ポリエチレン(日本ポリケム株式
会社製ノバテック UJ990(商品名)、MI:20)。
【0028】HIPS1…耐衝撃性ポリスチレン(出光
石油化学株式会社製出光PS ET63(商品名)、MI:
3)。 SIS…スチレン・イソプレンブロック共重合体(株式
会社クラレ製ハイブラー 7125(商品名)、MI:0.
7)。 AD1…酢酸ビニル系エマルジョン接着剤2液(中央理
科工業株式会社製リカボンド(商品名) BA-20(主
剤)+BA-10(硬化剤、5%))。 AD2…酢酸ビニル系エマルジョン接着剤1液(中央理
科工業株式会社製リカボンド(商品名) BA-20)。
【0029】〔特性の評価〕各実施例及び各比較例につ
いて、化粧材を作製して48時間経過後に、接着用シート
の接着強度を測定し、接着強度の評価及び接着用シート
の化粧基材との接着性の評価を行った。また、実施例と
比較例の総合評価も行った。それらの結果を表1に示
す。前記接着用シートの接着強度は、引張り試験機を使
用して引張り速度50mm/minでサンプル(25mm幅)を剥離
角度180度で剥離したときの引張り強度である。
【0030】この接着強度の評価で、接着強度の高いも
のを○、低いものを×とした。また、接着強度の高いも
のの中で、特に木材の破壊状況の激しいものを◎とし
た。前記接着用シートの化粧基材との接着性は、接着強
度の測定の際、シートの表面層が剥がれたものを×、若
干剥がれが生じたものを○、全く剥がれなかったものを
◎と評価した。総合評価は、接着強度と接着性の評価の
いずれもが◎の場合を◎、いずれも○以上の場合を○、
1つでも×がある場合を×とした。
【0031】
【表1】
【0032】表1より、各実施例によれば、接着用シー
ト11,14の接着改良層13,16が本発明に係る材料よりなる
ものであるため、接着用シート11,14の接着強度が高
く、また接着用シート11,14の化粧基材18との接着性が
良好であることがわかる。しかも、接着剤として水溶性
エマルジョンタイプの接着剤を使用しているにも拘わら
ず、良好な接着性を有している。
【0033】一方、比較例1、2によれば、接着用シー
トの接着改良層がポリプロピレンよりなるものであるた
め、接着用シートの化粧基材との接着性は良好である
が、接着用シートの接着強度が低いことがわかる。比較
例3によれば、接着用シートの接着改良層がスチレン分
率80wt%を超える耐衝撃性ポリスチレンよりなるもので
あるため、接着用シートの接着強度は良好であるが、接
着用シートの化粧基材との接着性は不良である。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、被接着物に対する安定
な接着力を有する接着用シート及びこれを使用した化粧
材が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る接着用シートの断
面図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係る接着用シートの断
面図である。
【図3】本発明の第3実施形態に係る化粧材の断面図で
ある。
【図4】本発明の第4実施形態に係る化粧材の断面図で
ある。
【符号の説明】
11 第1実施形態の接着用シート 12,15 ポリオレフィン系基材層 13 直鎖状低密度ポリエチレン層 14 第2実施形態の接着用シート 16 スチレン系樹脂とポリオレフィン系樹脂の混合物又
は共重合体よりなる層 17 第3実施形態の化粧材 18 化粧基材 19 接着剤層 21 第4実施形態の化粧材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇津木 克己 千葉県袖ケ浦市上泉1660番地 Fターム(参考) 4F100 AK03A AK03B AK03J AK05 AK07 AK12B AK12J AK22 AK63B AK73B AL01B AL05B AR00C BA03 BA04 BA07 BA10A BA10C GB08 GB48 GB81 HB00C JA06B JK06 JK10B JL11C YY00B

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオレフィン系基材層と、この基材層
    に積層された直鎖状低密度ポリエチレン(L-LDPE)層と
    を有することを特徴とする接着用シート。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の接着用シートにおい
    て、 前記L-LDPEは、そのメルトインデックス(MI)が0.5
    〜20.0であることを特徴とする接着用シート。
  3. 【請求項3】 ポリオレフィン系基材層と、この基材層
    に積層されたスチレン系樹脂とポリオレフィン系樹脂の
    混合物又は共重合体よりなる層とを有することを特徴と
    する接着用シート。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の接着用シートにおい
    て、 前記スチレン系樹脂とポリオレフィン系樹脂の混合物又
    は共重合体は、そのメルトインデックス(MI)が0.5
    〜20.0であることを特徴とする接着用シート。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4に記載の接着用シートに
    おいて、 前記スチレン系樹脂とポリオレフィン系樹脂の混合物又
    は共重合体は、そのスチレン成分の比率が1〜80wt%で
    あることを特徴とする接着用シート。
  6. 【請求項6】 請求項3〜5のいずれかに記載の接着用
    シートにおいて、 前記スチレン系樹脂とポリオレフィン系樹脂の混合物又
    は共重合体として、スチレン・イソプレン共重合体、ス
    チレン・ブタジエン共重合体及び耐衝撃性ポリスチレン
    より選ばれた少なくとも一種を含むことを特徴とする接
    着用シート。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の接着用シートにおい
    て、 前記スチレン・イソプレン共重合体及び耐衝撃性ポリス
    チレンを含み、前記スチレン・イソプレン共重合体が20
    〜80wt%、前記耐衝撃性ポリスチレンが80〜20wt%であ
    ることを特徴とする接着用シート。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の接着用シートにおい
    て、 前記スチレン・イソプレン共重合体及びスチレン・ブタ
    ジエン共重合体は、水素添加されたものであることを特
    徴とする接着用シート。
  9. 【請求項9】 接着強度が10N/25mm以上である請求項1
    〜8のいずれかに記載の接着用シートが化粧基材に貼ら
    れていることを特徴とする化粧材。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の化粧材において、 前記接着用シートは、その化粧基材に貼られる面の濡れ
    指数が380μN/cm以上であることを特徴とする化粧材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002113824A (ja) * 2000-10-06 2002-04-16 Japan Polychem Corp 表面保護用積層フィルム

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JP2002113824A (ja) * 2000-10-06 2002-04-16 Japan Polychem Corp 表面保護用積層フィルム

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