JP2000202863A - 射出成形用金型 - Google Patents
射出成形用金型Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/2673—Moulds with exchangeable mould parts, e.g. cassette moulds
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/72—Heating or cooling
- B29C45/73—Heating or cooling of the mould
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 全体のキャビティを一様に冷却することがで
き、透明な成形品を成形する場合には一部のキャビティ
で成形される成形品の透明性の低下やゲート付近が白く
なる所謂白化現象が発生する恐れのない射出成形用金型
を提供する。 【解決手段】 固定側金型１と移動側金型２とが設けら
れ、固定側金型１の型板１５内に雌型入れ子１６が設け
られ、移動側金型２の型板２２に芯型入れ子２４が設け
られ、固定側金型１と移動側金型２とが閉合した時に雌
型入れ子１６と芯型入れ子２４との間にキャビティ３が
形成される射出成形用金型であって、雌型入れ子１６と
芯型入れ子２４とに冷媒流路１８、２４１が設けられて
いると共に固定側金型１の型板１５内にも冷媒流路１５
１が設けられている。
き、透明な成形品を成形する場合には一部のキャビティ
で成形される成形品の透明性の低下やゲート付近が白く
なる所謂白化現象が発生する恐れのない射出成形用金型
を提供する。 【解決手段】 固定側金型１と移動側金型２とが設けら
れ、固定側金型１の型板１５内に雌型入れ子１６が設け
られ、移動側金型２の型板２２に芯型入れ子２４が設け
られ、固定側金型１と移動側金型２とが閉合した時に雌
型入れ子１６と芯型入れ子２４との間にキャビティ３が
形成される射出成形用金型であって、雌型入れ子１６と
芯型入れ子２４とに冷媒流路１８、２４１が設けられて
いると共に固定側金型１の型板１５内にも冷媒流路１５
１が設けられている。
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明は、射出成形用金型に
関し、特に、透明度が要求される結晶性樹脂により３列
以上の複数列に配列されたキャビティにより多数個の円
筒形容器等を成形する際に使用して好適なものである。
関し、特に、透明度が要求される結晶性樹脂により３列
以上の複数列に配列されたキャビティにより多数個の円
筒形容器等を成形する際に使用して好適なものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、例えば、特公昭６１−１９４０７
号公報等に記載されているように、固定側金型と移動側
金型とが設けられ、固定側金型と移動側金型とが設けら
れ、固定側金型に設けられた雌型と移動側金型に設けら
れた芯型との間にキャビティが形成され、固定側金型の
雌型の周囲及び移動側金型の雄型内に冷媒流路が設けら
れ、冷媒流路内に冷媒を流通することにより雌型及び雄
型を冷却し、キャビティ内に成形された成形品を冷却す
ることが知られている。
号公報等に記載されているように、固定側金型と移動側
金型とが設けられ、固定側金型と移動側金型とが設けら
れ、固定側金型に設けられた雌型と移動側金型に設けら
れた芯型との間にキャビティが形成され、固定側金型の
雌型の周囲及び移動側金型の雄型内に冷媒流路が設けら
れ、冷媒流路内に冷媒を流通することにより雌型及び雄
型を冷却し、キャビティ内に成形された成形品を冷却す
ることが知られている。
【０００３】特に、透明度が要求される結晶性樹脂によ
り多数個の円筒形容器等を成形する場合には、図６に示
すように、固定側金型（イ）の型板（ロ）内に雌型入れ
子（ハ）が設けられ、雌型入れ子（ハ）に多数の雌型
（ニ）（ニ）・・が縦横４列に配列して設けられ、雌型
（ニ）内に移動側金型の型板に設けられた多数の芯型入
れ子（ホ）が設けられ、固定側金型と移動側金型とが閉
合した時に雌型（ニ）と芯型入れ子（ホ）との間にキャ
ビティ（と）（と）・・（ト）（ト）・・が形成される
射出成形用金型を使用することが一般的である。
り多数個の円筒形容器等を成形する場合には、図６に示
すように、固定側金型（イ）の型板（ロ）内に雌型入れ
子（ハ）が設けられ、雌型入れ子（ハ）に多数の雌型
（ニ）（ニ）・・が縦横４列に配列して設けられ、雌型
（ニ）内に移動側金型の型板に設けられた多数の芯型入
れ子（ホ）が設けられ、固定側金型と移動側金型とが閉
合した時に雌型（ニ）と芯型入れ子（ホ）との間にキャ
ビティ（と）（と）・・（ト）（ト）・・が形成される
射出成形用金型を使用することが一般的である。
【０００４】雌型（ニ）と芯型入れ子（ホ）との間に形
成されるキャビティ（と）（と）・・・（ト）（ト）・
・を冷却するために、従来は多数のキャビティ（と）
（と）・・（ト）（ト）・・が設けられた雌型入れ子
（ハ）に多数の冷媒流路（チ）（チ）・・が設けられる
と共に各芯型入れ子（ホ）内に冷媒流路（リ）が設けら
れる。
成されるキャビティ（と）（と）・・・（ト）（ト）・
・を冷却するために、従来は多数のキャビティ（と）
（と）・・（ト）（ト）・・が設けられた雌型入れ子
（ハ）に多数の冷媒流路（チ）（チ）・・が設けられる
と共に各芯型入れ子（ホ）内に冷媒流路（リ）が設けら
れる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように、雌型入れ子（ハ）に多数の冷媒流路（チ）が設
けられた射出成形用金型においては、多数の冷媒流路
（チ）の冷却効果が周囲の固定側金型の型板（ロ）に及
ぼすことになり、多数の冷媒流路（チ）に流通される冷
媒により周囲の固定側金型の型板（ロ）を冷却する恰好
となり、肝心の多数のキャビティ（と）・・（ト）・・
を均一に冷却することができず、型板（ロ）に近いキャ
ビティ（と）・・における成形品の透明性の低下やゲー
ト付近が白くなる所謂白化現象が発生するという欠点が
あった。
ように、雌型入れ子（ハ）に多数の冷媒流路（チ）が設
けられた射出成形用金型においては、多数の冷媒流路
（チ）の冷却効果が周囲の固定側金型の型板（ロ）に及
ぼすことになり、多数の冷媒流路（チ）に流通される冷
媒により周囲の固定側金型の型板（ロ）を冷却する恰好
となり、肝心の多数のキャビティ（と）・・（ト）・・
を均一に冷却することができず、型板（ロ）に近いキャ
ビティ（と）・・における成形品の透明性の低下やゲー
ト付近が白くなる所謂白化現象が発生するという欠点が
あった。
【０００６】或いは、固定側金型の型板（ロ）から大気
に放熱される結果、肝心の多数のキャビティ（と）・・
（ト）・・を一様に冷却することが困難であるという問
題があり、型板（ロ）に近いキャビティ（と）・・にお
ける成形品の透明性の低下やゲート付近が白くなる所謂
白化現象が発生するという欠点があった。
に放熱される結果、肝心の多数のキャビティ（と）・・
（ト）・・を一様に冷却することが困難であるという問
題があり、型板（ロ）に近いキャビティ（と）・・にお
ける成形品の透明性の低下やゲート付近が白くなる所謂
白化現象が発生するという欠点があった。
【０００７】本発明は、従来の射出成形用金型における
叙上のような問題点に鑑みてなされたものであって、そ
の目的とするところは、従来の射出成形用金型における
問題点を解消し、全体のキャビティを一様に冷却するこ
とができ、透明な成形品を成形する場合には一部のキャ
ビティで成形される成形品の透明性の低下やゲート付近
が白くなる所謂白化現象が発生する恐れのない射出成形
用金型を提供することにある。
叙上のような問題点に鑑みてなされたものであって、そ
の目的とするところは、従来の射出成形用金型における
問題点を解消し、全体のキャビティを一様に冷却するこ
とができ、透明な成形品を成形する場合には一部のキャ
ビティで成形される成形品の透明性の低下やゲート付近
が白くなる所謂白化現象が発生する恐れのない射出成形
用金型を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項１記載の本発明の射出成形用金型は、固定
側金型と移動側金型とが設けられ、固定側金型の型板内
に雌型入れ子が設けられ、移動側金型の型板に芯型入れ
子が設けられ、固定側金型と移動側金型とが閉合した時
に雌型入れ子と芯型入れ子との間にキャビティが形成さ
れる射出成形用金型であって、雌型入れ子と芯型入れ子
とに冷媒流路が設けられていると共に固定側金型の型板
内にも冷媒流路が設けられていることを特徴とするもの
である。
めに、請求項１記載の本発明の射出成形用金型は、固定
側金型と移動側金型とが設けられ、固定側金型の型板内
に雌型入れ子が設けられ、移動側金型の型板に芯型入れ
子が設けられ、固定側金型と移動側金型とが閉合した時
に雌型入れ子と芯型入れ子との間にキャビティが形成さ
れる射出成形用金型であって、雌型入れ子と芯型入れ子
とに冷媒流路が設けられていると共に固定側金型の型板
内にも冷媒流路が設けられていることを特徴とするもの
である。
【０００９】又、請求項２記載の本発明の射出成形用金
型は、固定側金型と移動側金型とが設けられ、固定側金
型の型板内に雌型入れ子が設けられ、移動側金型の型板
に芯型入れ子が設けられ、固定側金型と移動側金型とが
閉合した時に雌型入れ子と芯型入れ子との間にキャビテ
ィが形成される射出成形用金型であって、雌型入れ子と
芯型入れ子とに冷媒流路が設けられていると共に固定側
金型の型板の側面に断熱板が設けられていることを特徴
とするものである。
型は、固定側金型と移動側金型とが設けられ、固定側金
型の型板内に雌型入れ子が設けられ、移動側金型の型板
に芯型入れ子が設けられ、固定側金型と移動側金型とが
閉合した時に雌型入れ子と芯型入れ子との間にキャビテ
ィが形成される射出成形用金型であって、雌型入れ子と
芯型入れ子とに冷媒流路が設けられていると共に固定側
金型の型板の側面に断熱板が設けられていることを特徴
とするものである。
【００１０】請求項１、２記載の本発明において、冷媒
流路とは冷媒を流通する流路であり、冷媒としては、従
来から冷媒として使用されているものが使用できるもの
であって、特に限定されないが、例えば、水、油等が使
用できる。
流路とは冷媒を流通する流路であり、冷媒としては、従
来から冷媒として使用されているものが使用できるもの
であって、特に限定されないが、例えば、水、油等が使
用できる。
【００１１】又、請求項１記載の発明において、固定側
金型の型板内に設けられる冷媒流路は固定側金型の型板
内の雌型入れ子に接近した箇所に設けられるのが好まし
い。
金型の型板内に設けられる冷媒流路は固定側金型の型板
内の雌型入れ子に接近した箇所に設けられるのが好まし
い。
【００１２】請求項２記載の本発明において、断熱板と
は断熱機能を備えた板であり、断熱板としては、断熱機
能を備えた板であればよいものであって、特に限定され
ないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
スチレン等の合成樹脂を１０〜３０倍程度に発泡させた
板状体が使用できる。
は断熱機能を備えた板であり、断熱板としては、断熱機
能を備えた板であればよいものであって、特に限定され
ないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
スチレン等の合成樹脂を１０〜３０倍程度に発泡させた
板状体が使用できる。
【００１３】又、請求項２記載の本発明において、断熱
板を固定側金型の型板の側面に設ける手段としては、特
に限定されないが、例えば、両面粘着テープ、接着剤、
ビスネジ等により取付ける手段等が採用できる。
板を固定側金型の型板の側面に設ける手段としては、特
に限定されないが、例えば、両面粘着テープ、接着剤、
ビスネジ等により取付ける手段等が採用できる。
【００１４】〔作用〕請求項１記載の本発明の射出成形
用金型においては、雌型入れ子と芯型入れ子とに冷媒流
路が設けられていると共に固定側金型の型板内にも冷媒
流路が設けられているので、雌型入れ子と芯型入れ子と
の冷媒流路に流通する冷媒の冷却効果は固定側金型の型
板には及ばないことになり、冷媒流路に流通する冷媒に
より固定側金型の型板を冷却する恰好とはならない。
用金型においては、雌型入れ子と芯型入れ子とに冷媒流
路が設けられていると共に固定側金型の型板内にも冷媒
流路が設けられているので、雌型入れ子と芯型入れ子と
の冷媒流路に流通する冷媒の冷却効果は固定側金型の型
板には及ばないことになり、冷媒流路に流通する冷媒に
より固定側金型の型板を冷却する恰好とはならない。
【００１５】又、請求項２記載の本発明の射出成形用金
型においては、雌型入れ子と芯型入れ子とに冷媒流路が
設けられていると共に固定側金型の型板の側面に断熱板
が設けられているので、固定側金型の型板から冷熱が型
外に放熱されない。
型においては、雌型入れ子と芯型入れ子とに冷媒流路が
設けられていると共に固定側金型の型板の側面に断熱板
が設けられているので、固定側金型の型板から冷熱が型
外に放熱されない。
【００１６】
【発明の実施の形態】図１は本発明射出成形用金型の一
例を示す断面図である。図１において、１は固定側金
型、１１は固定側金型１のロケートリング、１２は固定
側金型１の金型取付板、１３は固定側金型１のスペーサ
板、１４は固定側金型１のランナーストリッパー板、１
４１はランナーストリッパー板１４に設けられた冷媒で
ある冷却水の流路、１５は固定側金型１の型板、１６は
型板１５内に設けられた雌型入れ子、１７は金型取付板
１２に取付けられたガイドピンである。
例を示す断面図である。図１において、１は固定側金
型、１１は固定側金型１のロケートリング、１２は固定
側金型１の金型取付板、１３は固定側金型１のスペーサ
板、１４は固定側金型１のランナーストリッパー板、１
４１はランナーストリッパー板１４に設けられた冷媒で
ある冷却水の流路、１５は固定側金型１の型板、１６は
型板１５内に設けられた雌型入れ子、１７は金型取付板
１２に取付けられたガイドピンである。
【００１７】２は移動側金型、２１は移動側金型２の金
型取付板、２２は移動側金型２の型板、２３はストリッ
パー板、２４は型板２２に取付けられた芯型入れ子であ
る。
型取付板、２２は移動側金型２の型板、２３はストリッ
パー板、２４は型板２２に取付けられた芯型入れ子であ
る。
【００１８】固定側金型１と移動側金型２との閉合時に
は、固定側金型１の雌型入れ子１６と移動側金型２の芯
型入れ子２４との間には、成形しようとする筒状容器の
形状に対応する形状のキャビティ３が形成されるように
なっている。キャビティ３は図２に示すように、６個づ
つ４列設けられ、２４個のキャビティ３が設けられてい
る。
は、固定側金型１の雌型入れ子１６と移動側金型２の芯
型入れ子２４との間には、成形しようとする筒状容器の
形状に対応する形状のキャビティ３が形成されるように
なっている。キャビティ３は図２に示すように、６個づ
つ４列設けられ、２４個のキャビティ３が設けられてい
る。
【００１９】１８は雌型入れ子１６に設けられた冷媒流
路であり、図３に示すように、型板１５の側面の開口部
１６１から冷媒である冷却水を供給できるようになって
いる。２４１は芯型入れ子２４の内部に設けられた冷媒
流路であり、冷媒流路２４１には型板２２の側面の開口
部２２１から冷媒である冷却水を供給できるようになっ
ている。冷媒流路１８はＣＡＥにより金型温度の分布を
予測することにより金型温度の分布を最小限の値となる
ように設けられる。
路であり、図３に示すように、型板１５の側面の開口部
１６１から冷媒である冷却水を供給できるようになって
いる。２４１は芯型入れ子２４の内部に設けられた冷媒
流路であり、冷媒流路２４１には型板２２の側面の開口
部２２１から冷媒である冷却水を供給できるようになっ
ている。冷媒流路１８はＣＡＥにより金型温度の分布を
予測することにより金型温度の分布を最小限の値となる
ように設けられる。
【００２０】１５１は固定側金型１の型板１５に縦横に
設けられた冷媒流路であり、冷媒流路１５１には図３、
４に示すように、型板１５の側面に設けられた開口部１
５２から冷媒である冷却水を供給できるようになってい
る。
設けられた冷媒流路であり、冷媒流路１５１には図３、
４に示すように、型板１５の側面に設けられた開口部１
５２から冷媒である冷却水を供給できるようになってい
る。
【００２１】図１〜４に示す本発明の射出成形用金型に
おいては、雌型入れ子１６に冷媒流路１８が設けられ、
芯型入れ子２４に冷媒流路２４１が設けられていると共
に固定側金型１の型板１５内にも冷媒流路１５１が設け
られているので、雌型入れ子１６の冷媒流路１８及び芯
型入れ子２４の冷媒流路２４１に流通する冷媒である冷
却水の冷却効果は固定側金型１の型板１５には及ばない
ことになり、冷媒流路１８、２４１に流通する冷媒であ
る冷却水により固定側金型１の型板１５を冷却する恰好
とはならない。
おいては、雌型入れ子１６に冷媒流路１８が設けられ、
芯型入れ子２４に冷媒流路２４１が設けられていると共
に固定側金型１の型板１５内にも冷媒流路１５１が設け
られているので、雌型入れ子１６の冷媒流路１８及び芯
型入れ子２４の冷媒流路２４１に流通する冷媒である冷
却水の冷却効果は固定側金型１の型板１５には及ばない
ことになり、冷媒流路１８、２４１に流通する冷媒であ
る冷却水により固定側金型１の型板１５を冷却する恰好
とはならない。
【００２２】従って、２４個のキャビティ３は冷媒流路
１８、２４１に流通する冷媒である冷却水により均一に
冷却され、全てのキャビティ３で成形される成形品は透
明性を保持する。
１８、２４１に流通する冷媒である冷却水により均一に
冷却され、全てのキャビティ３で成形される成形品は透
明性を保持する。
【００２３】図５は本発明の射出成形用金型の他の一例
を示す断面図である。図５に示す本発明の射出成形用金
型においては、図１〜４に示す射出成形用金型のよう
に、固定側金型１の型板１５内に冷媒流路１５１が設け
られる代わりに固定側金型１の型板１５の側面に発泡ポ
リエチレン板からなる断熱板４が両面粘着テープにより
貼着けられたものであり、その他の構成は図１〜４に示
す射出成形用金型と同様である。
を示す断面図である。図５に示す本発明の射出成形用金
型においては、図１〜４に示す射出成形用金型のよう
に、固定側金型１の型板１５内に冷媒流路１５１が設け
られる代わりに固定側金型１の型板１５の側面に発泡ポ
リエチレン板からなる断熱板４が両面粘着テープにより
貼着けられたものであり、その他の構成は図１〜４に示
す射出成形用金型と同様である。
【００２４】図５に示す本発明の射出成形用金型におい
ては、固定側金型１の型板１５の側面に発泡ポリエチレ
ン板からなる断熱板４が貼着けられているので、固定側
金型１の型板１５から放熱されない。従って、２４個の
キャビティ３は冷媒流路１８、２４１に流通する冷媒で
ある冷却水により均一に冷却され、全てのキャビティ３
で成形される成形品は透明性を保持する。
ては、固定側金型１の型板１５の側面に発泡ポリエチレ
ン板からなる断熱板４が貼着けられているので、固定側
金型１の型板１５から放熱されない。従って、２４個の
キャビティ３は冷媒流路１８、２４１に流通する冷媒で
ある冷却水により均一に冷却され、全てのキャビティ３
で成形される成形品は透明性を保持する。
【００２５】〔実施例〕図１〜４に示す射出成形用金型
を使用し、ポリエチレン−テレフタレート（ＰＥＴ樹
脂）を使用して内径１５ｍｍ、厚み１．５ｍｍの円筒状
容器を成形した。成形樹脂温度は３００℃、冷却水温度
は１０℃とし、表１に示すように、成形時間、射出時
間、保圧時間、冷却時間、軽量時間、中間時間を選択
し、成形品の白化現象の有無を調査した結果を表１に示
した。
を使用し、ポリエチレン−テレフタレート（ＰＥＴ樹
脂）を使用して内径１５ｍｍ、厚み１．５ｍｍの円筒状
容器を成形した。成形樹脂温度は３００℃、冷却水温度
は１０℃とし、表１に示すように、成形時間、射出時
間、保圧時間、冷却時間、軽量時間、中間時間を選択
し、成形品の白化現象の有無を調査した結果を表１に示
した。
【００２６】
【表１】
【００２７】〔比較例１〕図６に示す射出成形用金型を
使用した以外は実施例と同様の条件で円筒状容器を成形
した。
使用した以外は実施例と同様の条件で円筒状容器を成形
した。
【００２８】〔比較例２〕図６に示す射出成形用金型を
使用した以外は実施例よりも表１に示すように、長い成
形時間及び中間時間を費やして円筒状容器を成形した。
使用した以外は実施例よりも表１に示すように、長い成
形時間及び中間時間を費やして円筒状容器を成形した。
【００２９】〔評価〕実施例においては、成形品には表
１に示すように、白化現象は発生しなかった。比較例１
では白化現象が発生し、比較例２では白化現象は発生し
なかったが成形時間等が多くかかった。
１に示すように、白化現象は発生しなかった。比較例１
では白化現象が発生し、比較例２では白化現象は発生し
なかったが成形時間等が多くかかった。
【００３０】以上、本発明の実施の形態を図により説明
したが、本発明の具体的な構成は図示の実施の形態に限
定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲
の設計変更は本発明に含まれる。
したが、本発明の具体的な構成は図示の実施の形態に限
定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲
の設計変更は本発明に含まれる。
【００３１】例えば、図１〜４に示す本発明の射出成形
用金型の固定側金型１の型板１５の側面に図５に示す本
発明の射出成形用金型のように断熱板を貼着けてもよ
い。
用金型の固定側金型１の型板１５の側面に図５に示す本
発明の射出成形用金型のように断熱板を貼着けてもよ
い。
【００３２】
【発明の効果】請求項１記載の本発明の射出成形用金型
においては、雌型入れ子と芯型入れ子との冷媒流路に流
通する冷媒の冷却効果は固定側金型の型板には及ばない
ことになり、冷媒流路に流通する冷媒により固定側金型
の型板を冷却する恰好とはならないので、各キャビティ
が均一に冷却され、各キャビティにおいて透明性の優れ
た成形品を成形することができる。
においては、雌型入れ子と芯型入れ子との冷媒流路に流
通する冷媒の冷却効果は固定側金型の型板には及ばない
ことになり、冷媒流路に流通する冷媒により固定側金型
の型板を冷却する恰好とはならないので、各キャビティ
が均一に冷却され、各キャビティにおいて透明性の優れ
た成形品を成形することができる。
【００３３】又、請求項２記載の本発明の射出成形用金
型においては、固定側金型の型板から放熱されないの
で、各キャビティが均一に冷却され、各キャビティにお
いて透明性の優れた成形品を成形することができる。
型においては、固定側金型の型板から放熱されないの
で、各キャビティが均一に冷却され、各キャビティにお
いて透明性の優れた成形品を成形することができる。
【図１】本発明の射出成形用金型の一例を示す断面図。
【図２】図１に示す本発明の射出成形用金型の固定側金
型の型板のＩＩ−ＩＩ線における断面図。
型の型板のＩＩ−ＩＩ線における断面図。
【図３】図２に示す型板の正面図。
【図４】図２、３に示す型板の側面図。
【図５】本発明の射出成形用金型の他の一例を示す断面
図。
図。
【図６】従来の射出成形用金型の型板の断面図。
１ 固定側金型 １１ ロケートリング １２ 金型取付板 １３ スペーサ板 １４ ランナーストリッパ板 １５ 型板 １５１ 冷媒流路 １６ 雌型入れ子 １７ ガイドピン １８ 冷媒流路 ２ 移動側金型 ２１ 金型取付板 ２２ 型板 ２３ ストリッパ板 ２４ 芯型入れ子 ２４１ 冷媒流路 ３ キャビティ ４ 断熱板
Claims (2)
- 【請求項１】 固定側金型と移動側金型とが設けられ、
固定側金型の型板内に雌型入れ子が設けられ、移動側金
型の型板に芯型入れ子が設けられ、固定側金型と移動側
金型とが閉合した時に雌型入れ子と芯型入れ子との間に
キャビティが形成される射出成形用金型であって、雌型
入れ子と芯型入れ子とに冷媒流路が設けられていると共
に固定側金型の型板内にも冷媒流路が設けられているこ
とを特徴とする射出成形用金型。 - 【請求項２】 固定側金型と移動側金型とが設けられ、
固定側金型の型板内に雌型入れ子が設けられ、移動側金
型の型板に芯型入れ子が設けられ、固定側金型と移動側
金型とが閉合した時に雌型入れ子と芯型入れ子との間に
キャビティが形成される射出成形用金型であって、雌型
入れ子と芯型入れ子とに冷媒流路が設けられていると共
に、固定側金型の型板の側面に断熱板が設けられている
ことを特徴とする射出成形用金型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP425299A JP2000202863A (ja) | 1999-01-11 | 1999-01-11 | 射出成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP425299A JP2000202863A (ja) | 1999-01-11 | 1999-01-11 | 射出成形用金型 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000202863A true JP2000202863A (ja) | 2000-07-25 |
Family
ID=11579354
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP425299A Pending JP2000202863A (ja) | 1999-01-11 | 1999-01-11 | 射出成形用金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000202863A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SG89414A1 (en) * | 2000-08-04 | 2002-06-18 | Seiko Giken Kk | Disc-molding mold |
| JP2007276224A (ja) * | 2006-04-05 | 2007-10-25 | It Techno Kk | 円弧状コア型の冷却構造、及び該コア型に円弧状冷却水孔を形成する方法 |
| WO2013166272A3 (en) * | 2012-05-02 | 2014-03-06 | The Procter & Gamble Company | Injection mold having a simplified evaporative cooling system or a simplified cooling system with exotic cooling fluids |
| US9089998B2 (en) | 2012-02-24 | 2015-07-28 | Imflux, Inc. | Injection mold having a simplified cooling system |
| CN113524603A (zh) * | 2021-08-20 | 2021-10-22 | 青岛金典生化器材有限公司 | —种试管生产用冷却定型—体化设备 |
-
1999
- 1999-01-11 JP JP425299A patent/JP2000202863A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US9089998B2 (en) | 2012-02-24 | 2015-07-28 | Imflux, Inc. | Injection mold having a simplified cooling system |
| US9475211B2 (en) | 2012-02-24 | 2016-10-25 | Imflux Inc | Injection mold having a simplified cooling system |
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| US9682505B2 (en) | 2012-05-02 | 2017-06-20 | Imflux Inc | Injection mold having a simplified evaporative cooling system or a simplified cooling system with exotic cooling fluids |
| CN113524603A (zh) * | 2021-08-20 | 2021-10-22 | 青岛金典生化器材有限公司 | —种试管生产用冷却定型—体化设备 |
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