JP2000202709A - 小径嵌合回転工具 - Google Patents

小径嵌合回転工具

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JP2000202709A
JP2000202709A JP11043618A JP4361899A JP2000202709A JP 2000202709 A JP2000202709 A JP 2000202709A JP 11043618 A JP11043618 A JP 11043618A JP 4361899 A JP4361899 A JP 4361899A JP 2000202709 A JP2000202709 A JP 2000202709A
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JP
Japan
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small
diameter
rotary tool
rod
shaft member
Prior art date
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Withdrawn
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JP11043618A
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English (en)
Inventor
Yosuke Ogasa
洋祐 織笠
Fusaji Mimura
房次 三村
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RIYOUKOUSHIYA KK
Original Assignee
RIYOUKOUSHIYA KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小径の嵌合回転工具を提供する。 【構成】 先端に切刃を設けた小径棒状部材と孔を設け
た軸部材とを別個に形成し、前記小径棒状部材の後部シ
ャンクを軸部材に設けた孔に精密嵌合して固着した小径
嵌合回転工具である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に小径の穴明け
工具において、先端に切刃を設けた小径棒状部材と貫通
した孔を設けた軸部材とを別個に形成し、前記小径棒状
部材の後端シャンクを軸部材に設けた孔部に精密嵌合し
て固着した小径嵌合回転工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来電子機器プリント基板の表面に電子
部品装着用の多数の小径穴を設けるために例えば第5図
に示すような切刃1の外径より軸部材2の外径を大きく
形成した小径回転工具3を用いて前記小径穴を加工する
のが一般的である。しかしこの小径回転工具3の場合
は、難削材のプリント基板に小径の穴を加工するので通
常用いられているハイス製回転工具では切刃の摩耗が激
しく寿命が短い。そこで近年では硬度が高くかつ耐摩耗
性の優れた超硬合金を用いて小径回転工具3を形成し用
いている。ところがこの超硬合金製の小径回転工具3の
場合は、材料費が高価であるとともに、切刃1の外径よ
りも軸部材2の外径が大きく構成されている段差のある
小径回転工具を形成する場合は、小径にも係わらず段差
部の取り代が大きいので一本毎の研削作業を必要とし、
更に研削作業を行う際折損しないように慎重に行なわな
ければならない煩わしさと多大の加工時間を要し、更に
研削作業には高価なダイヤモンド砥石を用いるため加工
費が大幅に嵩み生産コストが高くなる等の多くの欠点を
有する。また超硬合金は比重が大きいので鋼材に比較し
て重たい工具となる欠点を有し、更に超硬合金は衝撃及
び曲げ力に弱いので、過失で工具を落とした場合或いは
工具の段差部付近において側面から曲げ力が加わった場
合、切刃1の欠損又は切刃部近傍の折損事故が発生しや
すい欠点を有する。
【0003】
【発明が解しようとする課題】本発明は上述した従来の
欠点を解消し、切刃4を設けた棒状部材5と貫通した孔
8を設けた軸部材7を別個に成形して嵌合組み合わせ小
径嵌合回転工具9を形成しているので、切刃4を設けた
棒状部材5及び孔8を設けた軸部材7それぞれの製作が
極めて容易となり大量生産が可能であり、また軸部材7
を安価で比重の軽い鋼材で形成出来るので材料費並びに
加工コストの低い安価な小径嵌合回転工具9を提供する
ことが出来る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の小径嵌合回転工
具9は、切刃4の外径より軸部材7の外径が大きい小径
嵌合回転工具9において、先端に切刃4を設けた小径棒
状部材5と前記小径棒状部材5の後部シヤンク6を嵌合
する貫通した孔8を設けた軸部材7とを別個に形成し、
前記小径棒状部材5の後部シャンク6を軸部材7に設け
た孔8に精密嵌合して固着したことを特徴とし、請求項
2に記載の発明は、小径棒状部材5の材質と軸部材7の
材質を用途に応じて同一材質又は異なった材質で構成し
て嵌合固着したことを特徴とし、請求項3の発明は、小
径棒状部材5の先端切刃4外径と後部シャンク6の外径
を同一外径又は異なる外径にて形成したことを特徴と
し、請求項4の発明は、小径棒状部材5の先端切刃4を
所望の切削形状に合わせた切刃4に形成して用いること
を特徴とし、請求項5の発明は、小径棒状部材5の後部
シャンク6外径を軸部材7に設けた孔部8に嵌合固着す
る手段を焼ばめ、ロウ付け、圧入、圧着、接着、溶着等
の接合手段にて行うことを特徴とし、請求項6の発明
は、小径棒状部材5の後部シャンク6外径と軸部材7の
孔部8の内径との嵌合部の形状を円形もしくは後部シャ
ンク6の表面の一部に1箇所又は1箇所以上の平坦部1
0、切欠け溝11、等を設けて係合し、後部シャンク6
と孔部8の嵌合部に有する平坦部10、切欠け溝11等
で形成される隙間12にロウ材又は接着剤を充填して接
合することを特徴とする請求項1及び2及び3及び4及
び5に記載の小径嵌合回転工具9である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の小径嵌合回転工具9は、
先端に切刃4を設けた小径の棒状部材5と、貫通した孔
8を設けた軸部材7とをそれぞれ別個に形成し、前記棒
状部材5の後部シャンク6を前記軸部材7に設けた孔8
に嵌合して固着形成する構造の小径嵌合回転工具9であ
るから、棒状部材5及び軸部材7それぞれの製作加工が
極めて容易となり加工費が大幅に低下することと軸部材
7を安価かつ軽量の材料で形成出来るので従来製品より
軽量の小径嵌合回転工具を提供することが出来る利点を
有するものである。
【0006】
【実施例】以下、図面に基づき、本発明の実施例ににつ
いて更に詳しく説明すると、図1〜図4及び図6は、本
発明に係わる小径嵌合回転工具の実施例を示すものであ
り、図1は小径棒状部材5を軸部材7の孔8に挿入嵌合
して固着した小径嵌合回転工具9の側面図を示すもので
あり、図2は小径棒状部材5の素材の側面図、図3は図
2に示す棒状部材5に切刃を設けるとともにシャンク6
の外径を仕上げた状態の側面図、図4は貫通した孔8を
設けた軸部材7の側面図で、図5は従来の小径回転工具
3を側面図であり、図6は棒状部材5のシャンク6の円
形の表面の一部に1箇所又は一箇所以上の平坦部、切欠
け溝11等を設けた状態の説明図である。
【0007】本発明の小径嵌合回転工具9を図1から図
4に示す実施例に基づき具体的に説明すると、先端に切
刃4を設けその後部にシャンク6を有する小径の棒状部
材5を形成し、一方貫通した孔8を設けた軸部材7を別
個に形成し、前記棒状部材5のシヤンク6を軸部材7の
孔8に嵌合固着して小径嵌合回転工具を形成する。な
お、切刃4の刃付け加工は前もって加工を行うが、軸部
材7の表面仕上げ加工は、固着手段に応じ、前もって加
工しても良いし、嵌合固着形成した後仕上げ加工を行っ
ても良い。小径棒状部材5の材質は切刃4の所要切削条
件に応じたタングステンカーバイド等にて構成される超
硬合金を用いて形成し、軸部材7の材質は硬さ、靱性、
耐摩耗性、強度、軽量等要求される用途に応じ鋼材或い
は超硬合金を用いて形成すれば良い。棒状部材5の外径
は、切削条件或いは加工形態等に応じ先端切刃4と後部
シャンク6を同径に形成して用いる場合或いは切刃4外
径と後部シャンク6外径を異なる径に形成して用いる場
合がある。小径棒状部材5の先端切刃4は、切削形状、
切削加工条件等に応じて所用の切刃形状に形成して用い
れば良い。小径棒状部材5の後部シヤンク6を軸部材7
の孔8に嵌合して固定する手段は、例えば焼ばめ、ロウ
付け、圧入、圧着、接着、溶着等の固着手段で行えば良
いが、切削時に受ける回転力に耐えられる接合強度であ
ればいずれの接合手段にて行っても良い。なお、ロウ付
けや接着等の接合を行う場合は、円形同志で嵌合しても
良いが、シャンク6の表面の縦方向又は横方向に平坦部
10又は切欠溝11等を一箇所又は一箇所以上設け、前
記シャンク6を軸部材7の孔8と係合した際にシャンク
6と孔8の内面との間に生ずる隙間12にロウ材又は接
着剤を充填して接合すると更に良い接着強度が得られ
る。
【0008】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は先端に切刃
4を設けた小径の棒状部材5と、貫通した孔8を設けた
軸部材7とをそれぞれ別個に形成し、前記棒状部材5の
後部シャンク6を前記軸部材7に設けた孔8に嵌合して
固着した小径嵌合回転工具9を形成しているので、従来
製品の如き加工が極めて困難なため単品仕上げを行って
いる小径回転工具に比較して、棒状部材5の先端切刃加
工及び後部シャンク6の仕上げ加工が極めて容易に行な
え大量生産が可能となる利点を有し、更に貫通した孔8
を設けた軸部材7を別個に形成して棒状部材5を嵌合し
て組み合わせ形成する単純な構造の小径嵌合回転工具9
なので、棒状部材5及び軸部材7それぞれにその製作加
工が極めて容易となり加工費用が大幅に低下し安価に製
作できるとともにその両者の材料を用途に応じて自由に
選択して使用出来る等多くの優れた利点を有するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる小径嵌合回転工具の側面図。
【図2】小径棒状部材の素材の側面図。
【図3】図2に示す小径棒状部材の素材に切刃を設ける
とともにシャングを仕上げた状態の側面図。
【図4】貫通した孔を設けた軸部材の側面図。
【図5】従来の小径回転工具の側面図。
【図6】小径棒状部材の後部シャンクの表面の一部に平
坦部、切欠け溝を設けた状態の説明図。
【符号の説明】
1.切刃 2.軸部材 3.小径回転工具 4.切刃 5.小径棒状部材 6.シャンク 7.軸部材 8.軸部材の貫通した孔 9.小径嵌合回転工具 10.平坦部 11.切欠け溝 12.隙間

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切刃の外径より軸部の外径が大きい小径
    嵌合回転工具において、先端に切刃を設けた小径棒状部
    材と貫通した孔を設けた軸部材とを別個に形成し、前記
    棒状部材の後部シヤンクを前記軸部材に設けた孔に嵌合
    して固着したことを特徴とする小径嵌合回転工具。
  2. 【請求項2】 小径棒状部材の材質と軸部材の材質を用
    途に合わせ同一材質又は異なった材質で構成して嵌合固
    着したことを特徴とする請求項1に記載の小径嵌合回転
    工具。
  3. 【請求項3】 小径棒状部材の先端切刃外径と後部シャ
    ンクの外径を用途に応じて同一外径又は異なる外径にて
    形成したことを特徴とする請求項1及び2に記載の小径
    嵌合回転工具。
  4. 【請求項4】 小径棒状部材の先端切刃を所望の切削形
    状に合わせた切刃に形成して用いることを特徴とする請
    求項1及び2及び3に記載の小径嵌合回転工具。
  5. 【請求項5】 小径棒状部材の後部シャンクを軸部材に
    設けた孔に嵌合固着する手段を焼ばめ、ロウ付け、圧
    入、圧着、接着、溶着等の接合手段にて行うことを特徴
    とする請求項1及び2及び3及び4に記載の4軽嵌合回
    転工具。
  6. 【請求項6】 小径棒状部材の後部シャンク外径と軸部
    材の孔部の内径との嵌合部の形状を円形若しくはシャン
    クの表面の一部に1箇所又は1箇所以上の平坦部又は切
    欠け溝を設けて係合し、シャンクと孔部の嵌合部に有す
    る隙間にロウ材又は接着剤を充填して接合することを特
    徴とする請求項1及び2及び3及び4及び5に記載の小
    径嵌合回転工具。
JP11043618A 1999-01-14 1999-01-14 小径嵌合回転工具 Withdrawn JP2000202709A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007052855A1 (en) * 2005-10-31 2007-05-10 Inkok Industrial Co., Ltd. Making method of shank drill and shank drill for board hall processing
JP2008173705A (ja) * 2007-01-17 2008-07-31 Osg Corp 切削工具ユニット及びその切削工具ユニットに使用される切削工具
KR100886966B1 (ko) * 2008-09-09 2009-03-10 유림전기(주) 클래드형 라우터 비트의 제조방법
JP2010201551A (ja) * 2009-03-03 2010-09-16 Osg Corp 流体供給孔付き超硬ドリル

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060404