JP2001519722A - マシンツール及びその製造方法 - Google Patents

マシンツール及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 本出願の対象である本発明は、シャンクに結合されるブランクを含むマシンツールに関し、加工面はPCD或いはPCBNエレメント材料を露出させて形成し、前記エレメントはブランクの凹部中に形成され、形成中遷移元素を用いてブランクと融合する。本発明はまたブランクそれ自体及びその製造方法ならびにマシンツールの製造方法に関する。凹部は側壁、底壁及び端壁により限定され、その中でPCD或いはPCBN材料がエレメントに形成されブランクと融合するモールドの役割をする。かくしてPCD或いはPCBN材料を結合する組み付け工程が不要であり、従って、そのような工程が必要であった従来法の問題点が解消する。

Description

【発明の詳細な説明】 マシンツール及びその製造方法 技術分野 本発明は、マシンツール(machining tool;工作機械)の構造及びその製造方 法、マシンツールの製造のためのブランク(blank;半製品)に関し、このような マシンツールは、夫々PCDと呼ぶ多結晶のダイアモンド研摩材(abrasive pol ycrystalline diamond)、或いはPCBNと呼ぶ立方晶窒化ホウ素(cubic boro n nitride)を含む適当な材料により、少なくとも部分的に形成されている加工 先端及び/又は加工面を有する。 背景技術 マシンツールの性能及び寿命を改善するため、PCD或いはPCBN材料をマ シンツールの加工面或いは先端に組み込む多くの試みがなされていることは、良 く知られている。特に良く知られた方法は、PCD或いはPCBNの複数片を本 体にろう付けすることにより、ツールの加工面を形成することである。典型的に は、PCD或いはPCBN片が所定位置にろう付けされてマシンツールの加工面 或いは切削先端が形成され、マシンツールが経済的であるようPCD或いはPC BN材料を十分深くできるならば、この材料はツールの先端及び溝を覆うように 加えられる必要がある。このような公知方法における共通の問題は、寸法的には 狭いけれども間隙が、ツール本体とPCD或いはPCBN材料との間に生じる危 険があることである。このような間隙は、ツール使用中に研削力が生じると拡が り、場合によっては、PCD或いはPCBN材料がツールから離脱してしまう。 間隙が拡がったり材料が完全に除かれると、ツールの切削効果は著しく減少し、 加工許容差及び性能も低下し、その結果ツールは多くの場合使用できなくなり、 PCD或いはPCBN材料による硬度や長い寿命などの利点が発揮されなくなる 。 別の問題は、本体とPCD或いはPCBN材料片との間の間隙が、加工される 被加工品片、切削油或いは一般的な屑のトラップとなることである。これは加工 品質及び寿命の減少を招く。 更に別の問題は、行われる製造工程の複雑さに起因する制約によるものである 。例えばPCD或いはPCBN片を、マシンツールの螺旋溝の所定位置に適合さ せることは極めて困難であり、その結果、上述のように本体とPCD或いはPC BN片との間に生じる間隙により、形成される加工面には、本体による支承部分 が減じたPCD或いはPCBN材料ばかりになってしまうことがある。 これら問題のいくつかは解決されるとしても、得られるツールは、性能及び適 合性に制約される問題により、十分な成功をおさめていない。 一方、炭化物材料とPCD或いはPCBN材料との化学反応の結果、両者が相 互に融合できることが知られている。これは炭化物中に存在する元素がPCD或 いはPCBN材料中に浸出し、所定条件のもとでは両者を実質的に融合させるこ とが知られているからである。 PCD或いはPCBN材料を炭化物に直接に適用する例を含むドリルの公知技 術は、米国特許第4,713,286号に開示されている。この特許によれば、ブランク の円錐形先端に組み込ませるための挿入体が提示され、このブランクから、印刷 回路基板に使用するドリルが製造される。そのため3.2mm径までの小径ドリ ルに関わる。開示された方法は、この特許の権利者と同じ権利者による米国特許 第4,762,445号に開示されるような大径ドリルの製造のためには適切ではない。 この特許では、大径ドリルにおける単一のベイニング(single vein)の挿入体 の破砕をさけるため、少なくとも二つの、別体のPCD或いはPCBN材料の系 が必要であることを述べており、これは、製造時にブランクに成形挿入体を加え る場合に避けられない問題である。 本発明の目的は、加工機能のあらゆる分野、例えば孔あけ、リーミング、フラ イス削り、ねじ切りなどのためのマシンツールの一体的な部分として、PCD或 いはPCBN材料を用いるようにして、マシンツールが製造される際にはその加 工面にPCD或いはPCBN材料を使用することにより、望ましい加工上の改善 をもたらすこと、またモールドとしての役割をするブランク中に、PCD或いは PCBN材料がエレメントの形に形成されるようにすることである。 発明の開示 本発明は、その第一の面では、加工面を有する部分の凹部中にPCD或いはP CBN材料のエレメントを含むマシンツールにおいて、前記部分が円筒形のブラ ンクであって、凹部がブランクの頂部面中心から外方及び下方に拡がり、端壁、 側壁及び底部により限定され、前記エレメントがブランク材料と結合しツールの 一部となることを特徴とするマシンツールが提供される。 典型的には、エレメントは粉末状のPCD或いはPCBN材料であり、ブラン ク中の凹部に装入され、圧力をかけられ十分な程度まで加熱されてブランクがエ レメント中に浸出し、PCD或いはPCBN材料がブランクと実質的に融合する ようにする。ブランクは次いでシャンク(shank)と結合され、前記エレメント 材料のすくなくとも一部を含むマシンツールが形成される。 本発明の別の面では、マシンツールの一体的な部分である加工面の製造のため のブランクであって、第一及び第二端面を有する円筒形であるブランクにおいて 、前記端面の一方が、PCD或いはPCBN材料を受け入れ配置させるための凹 部を有し、前記凹部が、前記端面の直径方向に実質的に沿う長手軸線、端壁、底 部及び側壁を有するブランク、が提供される。 典型的には、凹部の側壁は端面の中心点から扇形に外方に拡がり、ある実施例 では、対になっている凹部側壁ブランクの前記面の中心点から、外方に拡大して おり、夫々の対は、その垂直面に対する一方の壁の角度は他方のそれよりも大き くなるように形成する。ある例では、大きい方の角度の壁は、ブランクが加工面 を有する時除かれてPCD或いはPCBNエレメントを露出させて加工面を形成 し、かくして硬質材料からなるエレメントの加工の必要性をなくする。ある例で は、前記壁の角度は30度の範囲にある。典型的には各対の大きい角度を持つ壁 はブランク面の中心点のいずれかの側で対向位置にあり、それにより各側の加工 面が形成されるようにする。ある例では二対の側壁が設けられ、一方の対は前記 狭い部分から半径方向外方の第一方向に広がり、第二の対は第二の方向に拡がる 。別の実施態様では、第三の対が設けられ、三つの部分の凹部を設けるようにし 、各部分は一般的には120度の間隔をおく。更に別の例では、形成されるツー ルに従い4対、5対或いはそれ以上の対の側壁を設けることができる。いずれの 例であっても、十分なPCD或いはPCBN材料が粉末状に凹部に充填され、ブ ランクの端面を形成するか或いはパックリミッタにより決定されるレベルまで充 填される。 凹部底は、一般的にはブランクの中心であって凹部が一番浅い点から、一番深 い点である端壁方向に向かって、下方に傾斜した形で形成される。 ある形態では、いくつかの凹部をブランクの所定位置に、加工面に対応して形 成することができ、いずれの凹部のその中にPCD或いはPCBN材料エレメン トが形成される。 凹部の端壁はブランク本体の側壁に、これを越えることなく隣接している.凹 部はまた、PCD或いはPCBN粉末が加圧、加熱されてエレメントを形成しブ ランク材料と融合するモールドの役割もする。従ってPCD或いはPCBN材料 をブランクに組み付ける工程は必要ない。 本発明の別の局面では、ブランク凹部の形がどのようなものであれ、材料が凹 部により限定される形に加圧され、ブランク頂部面はブランクから製造されるツ ールに適合される形状及び角度をもつ。ブランクの凹部に形成されるエレメント は必ずしも凹部を完全に充填する必要はなく、加圧装置により限定されるレベル まで充填されるものであっても良いが、これは実際的ではなくまた好ましい選択 ではない。エレメントに、使用に適した形状を付与することにより、後にエレメ ントを加工する必要性が除かれる。このことは、加工時間や高価な材料の浪費を 避けることを可能にし、また、比較的硬質なエレメント材料を加工することに伴 う従来技術における問題を解消する。かくして、ブランクに加工面を形成する場 合、シャンクに結合された時には、ブランクの炭化物材料のみを加工すれば良い 。なぜならPCD或いはPCBNエレメントは既に必要な形状に成形されている からであって、このことは従来のマシンツール製造法に比べ著しく有利な点であ る。 ある実施例では、凹部の側壁が直線的でない(non-linear)輪郭を持つように 形成される。一般的には凹部及びエレメントは、その側壁が狭い部分(平面図で 見たときにはブランク面の実質的に中心にある部分)から扇形に外方に拡がるよ うに形成される。 ある例では、側壁の少なくとも一部には段差が設けられている。段差は、段差 により形成されるより広いエレメント部分がツールの加工面を形成するよう、凹 部中に位置させる。一般的には、段差を有する凹部側壁はツール回転時には除か れてエレメントを露出させ、マシンツールの加工面を形成する。 いずれの実施例でも、平面図で見ると、扇形部分夫々の実質的に大きい方の部 分は、中心部から外方へ向かう長手軸線の一方側に偏っている。一般的には前記 実質的な部分はいずれも長手軸線の同じ側に位置する。 ある実施例では、凹部中心点の深さは端部のそれよりも浅く、一般的には深さ は中心点から端部壁に向かって漸増する。かくして、この中に形成されるエレメ ントは中心点部分が高くなっており、ここから放射方向下方に複数の部分が形成 され、その部分の数は、凹部中に形成される扇形部分の数に依存する。PCD或 いはPCBN材料は凹部底面の角度に沿って加圧され、加熱されると遷移元素が PCD或いはPCBNエレメントと接触してこれをブランクに融解させ、かくし てPCD或いはPCBNエレメントはブランクと一体化し、エレメントと凹部と の間に緊密な接触及び良好な結合状態ができる。ある例では、遷移元素はコバル ト或いはコバルト合金が好ましいが、同様にニッケル或いはその他の適当な物質 であっても良い。しかし以後は説明だけの目的で、コバルトと記載する。またコ バルトは炭化物ブランク中にも供することができ、PCD或いはPCBNエレメ ント中に浸出してこれをブランクと融合させるようにするか、PCD或いはPC BN材料と混合するか、もしくは挿入体として、PCD或いはPCBN材料の前 に凹部中に最初に挿入しても良く、或いはこれらの方法の組み合わせであっても 良い。 PCD或いはPCBN材料は粉末状で凹部中に導入し、ブランクの炭化物から 浸出するコバルトの作用でブランクと結合するか、或いは高温及び圧力によりP CD或いはPCBN中に移動し、PCD或いはPCBNエレメントを融解してブ ランクと一体化させる。 製造されるツールが円錐面をもつドリルである場合、凹部の底面、従ってエレ メント底面の角度は円錐頂部面のそれと対応するようにし、好ましくは118度 である。 好ましい形態では、PCD或いはPCBN材料エレメントは、ブランクの炭化 物材料が加工面の裏面を形成するように位置させる。それによりPCD或いはP CBN材料及び選択的に炭化物材料を含む加工面が得られ、かくしてツール寿命 と性能がより優れたマシンツールが得られる。 PCD或いはPCBN材料の一種のみについて述べたけれども、これらの二種 以上であるエレメントを使用しても良く、いっしょにブランクの中のいくつかの 凹部に形成することができる。 凹部及びエレメントは、ツールの先端となる加工面となるようにブランク中に 設けられ、ブランクとシャンクからツールが形成されるときにはその加工面の少 なくとも一部となる。 ある実施態様では、PCD或いはPCBN材料がエレメントを形成し、エレメ ントの外端は下方に深くなっており、加工されたときは、マシンツールの側壁と なる。この部分はマシンツールのブランク中に形成される加工面と整合するよう に位置させる。 本発明の別の局面では、マシンツールブランクの形成方法が提示され、この方 法は、円筒形であってその第一及び第二端面の少なくとも一つが端壁、側壁及び 底部で限定される凹部を有するブランクを形成し、凹部に粉末のPCD或いはP CBN材料を充填し、PCD或いはPCBN材料に圧力を加えかつブランクとP CD或いはPCBN材料とを加熱して、PCD或いはPCBN材料をブランク中 のエレメントとなるようにする工程、を含む。 この方法は、一般的には、コバルトやニッケルなどの遷移元素を用いて、ブラ ンクを加熱することによりPCD或いはPCBN材料をブランクと融解させて両 者を一体化させることを含む。 好ましい方法によれば、炭化物ブランクからのコバルトが、加熱中に、PCD 或いはPCBN材料中に浸出するようにするが、或いはコバルトなどの適当な物 質を粉末状にしてPCD或いはPCBNと混合するか、或いはコバルトなどの物 質の挿入体を、PCD或いはPCBN材料とブランクとの間に装入しても良い。 この方法は更に、ブランクとその中のPCD或いはPCBNエレメントをシャ ンクに結合し、次いで、加工して加工面を形成することを含み、前記面は少なく ともその一部が、前記エレメント材料で形成されているようにする。 凹部が設けられているブランクの端面は形成されるツールに従って必要な形状 であって良い。例えばツールがドリルである場合、端面は円錐形であり、凹部底 面の角度及びエレメント底面の傾斜は頂部面のそれと対応するようにする。 一般的にはエレメントの頂部面は、慣用のモールドプレスなどの成形装置の加 圧作用により、ブランクの円錐先端角度と対応させる。円錐先端の角度はツール の目的に依存するが、一般的な角度は118度である。形成されたツールがねじ りドリルでなくエンドミルや溝バイトである場合、円錐先端は形成されない。 形成されたブランクはシャンクと結合されてマシンツールとなる。この場合、 本体シャンク部分に結合させる前に、ろう付けされ加工して溝や加工面を形成し 、次いでシャンクに結合し、後に必要な溝をシャンクに形成しても良い。しかし より実際的にはブランクは先ずシャンクに結合され両方に加工面が形成される。 これはその方が容易であるからであるとともに、加工面や溝の整合に関わる問題 がないからである。 次に本発明の特定の実施態様について添付図面を参照しつつ説明する。 図面の簡単な説明 第1図は、凹部の実施態様を示す第一実施態様によるマシンツールのためのブ ランクの斜視図であり、 第2図は、第1図のブランク凹部中に形成されるエレメントの端面図であり、 第3図は、第1図及び第2図の要素がシャンクに取り付けられ、加工面を備え て本発明によるマシンツールを構成していることを示す図であり、 第4図は、第二実施態様による凹部を有するブランクの斜視図であり、 第5図は、第4図のブランクの凹部中に形成されるエレメントを示す図であり 、 第6図は、本発明によるブランクの別の実施態様による平面図であり、 第7図は、第6図のブランクの正面図であり、 第8図は、第7図のA−A線に沿える断面図であり、 第9図は、第7図のB−B線に沿える断面図であり、 第10図は、第7図のC−C線に沿える断面図であり、 第11図は、加工面が形成される前に第6図〜第10図のブランクをシャンクに結 合して形成されるマシンツールを示す図である。 発明を実施するための最良な形態 第1図及び第2図に関し、本発明の一実施態様であるマシンツールの製造に使 用するためのブランク2が示されている。円筒形のブランク2は端面7に、側壁 8,10、底壁11及び端壁13,15により限定される凹部6を含む。対とな っている側壁は、平面図では、面7の中心にある狭い部分12から外方に扇状に なっている。側壁8,10は、続いて形成される溝のための所定螺旋角度に従っ ており、それにより続いて行われる加工処理を最小限にする。またこの例では8 A及び10Aで示され、段差14を有する部分を有する。これら部分は、ツール が使用のため回転する時にはブランクから形成されるツールの先端或いは加工面 となる。更に凹部6の底壁11は中央部分12から傾斜していて、凹部の一番浅 い部分が中央部に、最も深い部分が端壁13,115近くに位置しているように する。典型的には壁7,8A,9,10A,13,15は角度を持ち、それによ りPCD或いはPCBN材料がエレメントを形成するに際して進歩しているよう にする。 次のブランクの加工面の形成のため、PCD或いはPCBN材料が必要な形状 及び角度に保持されるほか、凹部6は、またPCD或いはPCBNエレメント形 成のためのモールドの役割をする。第2図は、説明だけの目的で、PCD或いは PCBNからなるそのようなエレメントを示す。もっとも、このエレメントは通 常は見えることはない。なぜならPCD或いはPCBN材料の粉末を凹部6に充 填することにより形成されるものであるからである。この粉末及びブランクには 圧力がかけられて凹部に詰められ、また加熱されて固体エレメントとなり、エレ メントは溶融してブランクと融合する。かくして一旦は第2図に示す形をとるエ レメントはブランクと一体化し、ブランクから離脱できなくなる。更に、エレメ ントは融解しておりブランクに組み付けられるものではないため、ツールの使用 時に損傷を引き起こす間隙或いはその他の傷を生じることはない。エレメントの 側面20,22の部分20A,22Aには段差24が形成されており、底面26 はエレメントの狭い部分28から傾斜している。既に述べたように、エレメント の外側面はブランクの端面と同一面状にあり、狭い部分28から例えば外方及び 下方に向かっており、ブランクの以後の加工の必要性が最小限ですむ。 使用にあたっては部分20A,22Aは、ツールの加工面を形成するための、 ブランクの以後の加工により露出する。即ちツールが回転すると部分20A,2 0Bは、加工される被加工物品と接触する加工面となる。 第3図は、ブランク2とエレメント4とがシャンク40に取り付けられ、この 場合はドリルであるマシンツールを構成していることを示す。 第4図及び第5図には別の実施態様が示されており、ブランク102は凹部1 06を有し、これは中央の狭い部分114から外方に向かう扇形部分108,1 10を有する。 第5図はPCD或いはPCBN材料104のエレメントを示し、エレメントは 凹部106中に形成されこれと融合する。アーム116,118を有し、その形 は凹部106の部分108,110により規定され、アームの底面は傾斜してい る。代表的には、夫々アーム116,118の側面は各部分の長手軸線に対して 角度をもっていて、各部分が中心部114から外方に扇形に拡がっている。 第6図は、円錐形切削先端を有するドリルビットに形成されるブランク200 の平面図である。第7図〜第10図は本発明による別の例であるブランク200に 関する図である。ブランク本体は円筒形を有し、円錐第一面202と平坦な第二 端面204を有する。面204はシャンクにろう付けされ、面202は加工され てツールの加工面を形成する。面202は凹部206を有し、これには長手軸線 209が面の直径208に沿って走っている。但し凹部の端から端まで走ってい るわけではない。凹部の長さは、端壁209,210で限定されている。このよ うに限定された凹部206は粉末状のPCD或いはPCBN材料を受け入れ、熱 及び圧力を適用することにより、PCD或いはPCBN材料のエレメント209 が形成され、これはモールドの役割をする凹部の形に適合しており、このエレメ ントはブランクに融合する。 この形の凹部は比較的浅い中央部212を有し、中央部から凹部の底面214 ,216は下方に傾斜し、端壁209,210近くのもっとも深い部分218, 220に達する。ドリルビットがこのブランクから形成される場合、代表的には 底部は適当な角度で傾斜し、例えば中心から118度の角度であるようにする。 平面図において、凹部の側壁222,224及び226,228は中心部21 2から外方にのび、部分230,232を形成する。有利には各部分の実質的な 部分が凹部の長手軸線207から逸れているようにして、各部分の大きい方が長 手軸線の一方の側にあるようにする。平面図で見た場合、夫々の部分のより大き い方が軸線207の対向側に位置している。この構成は、ブランク中にツール加 工面により大きい強度及び抵抗特性を付与する。 ブランクを形成するためには、本発明によれば、ブランク2,102,200 が加工されることが必要であり、第一段階はブランクを、凹部6,106,20 6の形成を含む所定形状に加工することである。代表的には、凹部は、使用され るPCD或いはPCBN材料の利点を得るため、形成される加工面の少なくとも 一部に前記材料が用いられるようにする。PCD或いはPCBN材料エレメント は、この材料の粉末形態で凹部6,106,206に装入し、圧力及び熱を加え て凹部の形にし、またブランク材料、例えばコバルト、或いはコバルト、ニッケ ルもしくは鉄とPCD或いはPCBN材料との混合物、或いはこれらの組み合わ せをPCD或いはPCBN材料中に浸出するようにし,かくしてエレメントをブ ランクと融合させて一体的になるようにする。このように凹部はその端壁、側壁 及び底壁と共にモールドの役割をし、高温及び高圧が加えられるとその中のPC D或いはPCBNエレメントと融合する。この方法において使用されるコバルト その他の適当な物質はエレメントをブランクに結合させる役割をもつ。ブランク は一般的には炭化物であり、エレメントは効果的にブランクと一体化する。かく して間隙がエレメントとブランクとの間に残ることはない。既に述べたようにこ の方法は従来の製造技術に比べ著しい利点を有する。またエレメントが凹部の形 に形成されているため、エレメントと炭化物ブランクとは、ツールの加工面に対 するエレメントに位置決めに関して、PCD或いはPCBN材料の利点が最大限 に生きる形となる。また材料の厚み及び加工面に対するエレメントの形状、例え ば溝は正確に決めることができる。 ある例では、ブランクは、同様に炭化物の一体的なシャンクを有するようにし ても良い。しかし一般的には上述ブランクはシャンク部分40,248に結合さ せる必要がある。シャンクは別の材料、例えば適当な超硬質合金、セラミック、 元素金属或いはその合金などをツールに要求される特性に合わせて用いても良い 。マシンツール形成のためブランクをシャンク部分に結合する一つの選択は、ろ う付け法である。好ましいろう付け法では、液相線がPCD或いはPCBNエレ メントの劣化温度、例えば700度Cより高い金属フィラー(filler metal)2 50を用いる。ろう付け作業でブランクの加熱を避けるため、ヒートシンク(he at sink;熱シンク)を用いても良い。シャンクは適当な材料、例えば炭化物、ス チール或いはスチール合金からなるものであっても良い。 産業上の利用可能性 以上に述べたろう付け法は、マシンツール製造に使用する場合に特別の利点を 有し、従来のツールに関わる問題を解消する。例えば米国特許第4,713,286号に 記載されているように、ブランクをシャンクにろう付けするとツールの最も弱い 部分となりこれはきずをあらわす。対照的に上述ろう付け法は、ブランクとシャ ンクとの間に強固な結合を可能にし、問題の生じる危険をなくする。更に上述ろ う付け法は従来法よりもブランクに対し著しく局部的な効果を生むため、ブラン クの高さを相当程度低くすることができる。なぜならエレメント材料及びブラン クに及ぼすろう付け工程の悪影響が遥かに減少するからである。 かくして本発明は、PCD或いはPCBN材料からなりその強度及び硬さを発 揮できる加工面を備えたマシンツールを提供する。本発明は更に、経済的で有用 であり、実際的な態様でPCD或いはPCBN材料を、特定マシンツールの構成 に従って所定場所に供することができる。ブランクと一体的となるPCD或いは PCBNエレメントを用いることによって、従来製造法における問題が避けられ 、ブランクをシャンクに結合する本発明ろう付け法の採用により、製造されるマ シンツールは、使用時の応力に耐性のある十分な強度を有する。
【手続補正書】 【提出日】平成11年9月13日(1999.9.13) 【補正内容】 請求の範囲 1.加工面を有する部分であってその凹部(6,106,206)中にPCD 或いはPCBNエレメント(4,104,204)を含むマシンツールにおいて 、前記部分がブランク(2,102,200)の形であって、凹部(6,106 ,206)がブランク(2,102,200)の端面(7,202)の中心から 外方及び下方に拡がり、端壁(13,15;209,210)、側壁(8,10 ;222,224,226,228)及び底部(11,212,214,216 )により限定され、前記エレメントの形状が前記壁及び底部に限定され、ブラン ク壁及び底部の材料と融合しツールの一体的な部分となることを特徴とするマシ ンツール。 2.エレメントが粉末状のPCD或いはPCBN材料であり、ブランク中の凹 部に装入され、圧力をかけられ十分な程度まで加熱されてブランクがエレメント 中に浸出し、前記PCD或いはPCBN材料がブランクと実質的に融合して得ら れる請求の範囲第1項記載のマシンツール。 3.ブランクは次いでシャンクと結合され、前記エレメント材料の少なくとも 一部を含んでいる請求の範囲第1項記載のマシンツール。 4.マシンツールの一体的な部分である加工面の製造のためのブランク(2, 102,200)であって、第一及び第二端面(7,202,204)を有する 円筒形であるブランクにおいて、前記端面(7,202)の一方が、PCD或い はPCBN材料を受け入れ配置させるための凹部を有し、前記凹部がブランク中 で全体的に、端壁(13,15;209,210)、底部(11;212,214 ,216)及び側壁(8,10;222,224,226,228)により限定 され、凹部の端壁がブランク本体の側壁に、これを越えないように隣接し、かく して凹部は、PCD或いはPCBN粉末が加圧、加熱されて凹部の形二限定され るエレメント(4,104,204)を形成するモールドの役割をするブランク 。 5.凹部の長手軸線がブランク面の直径に実質的に沿っている請求の範囲第4 項記載のブランク。 6.凹部の側壁は端面の中心点から扇形に外方に拡がっている請求の範囲第4 項記載のブランク。 7.対になっている凹部側壁ブランクが前記面の中心点から外方に拡大してお り、夫々の対の、その垂直面に対する一方の壁の角度は他方のそれよりも大きく なるように形成されている請求の範囲第6項記載のブランク。 8.大きい方の角度の壁は、ブランクが加工面を有する時には除かれてPCD 或いはPCBNエレメントを露出させて加工面を形成する請求の範囲第7項記載 のブランク。 9.凹部に二対の側壁が設けられ、第一の対は狭い部分から半径方向外方の第 一方向に拡がり、第二の対は半径方向外方の第二の方向に拡がる請求の範囲第4 項〜第8項のいずれか記載のブランク。 10.第三の対が設けられ、三つの部分の凹部を形成するようにし、各部分が 120度の間隔をおいている請求の範囲第9項記載のブランク。 11.凹部底が、ブランクの中心であって凹部が一番浅い点から、一番深い点 である端壁方向に向かって下方に傾斜した形で形成される請求の範囲第4項記載 のブランク。 12.いくつかの凹部がブランクの所定位置に、加工面に対応して形成されて いる請求の範囲第4項記載のブランク。 13.側壁の少なくとも一部には段差が設けられている請求の範囲第4項記載 のブランク。 14.平面図で見た場合、扇形部分夫々の実質的に大きい方の部分は、中心部 から外方へ向かう長手軸線の一方側に偏っている請求の範囲第4項記載のブラン ク。 15.複数のPCD或いはPCBNエレメントが形成されている請求の範囲第 4項記載のブランク。 16.マシンツールのためのブランク(2,102,200)の製造方法であ って、円筒形でありその第一及び第二端面の少なくとも一つが端壁(13,15 ;209,210)、側壁(8,10;222,224,226,228)及び 底部(11;212,214,216)で限定される凹部(6,106,206 )を有するブランクを形成し、凹部の少なくとも一部にPCD或いはPCBN材 料粉 末を充填し、遷移元素を適用し、PCD或いはPCBN材料に圧力を加えかつブ ランクと前記材料とを加熱して凹部の端壁、側壁及び底部により限定される形状 のエレメント(4,104,204)を形成し、融合してブランクと一体化させ る工程を含む方法。 17.遷移元素がコバルトであり、加熱されると炭化物ブランクからPCD或 いはPCBN材料中に浸出する請求の範囲第16項記載の方法。 18.遷移元素物質をPCD或いはPCBN材料と混合するか、或いは挿入体 として、PCD或いはPCBN材料、もしくは上記及び請求の範囲第17項の方 法の組み合わせにより供給する請求の範囲第16項記載の方法。 19.中にPCD或いはPCBNエレメントを有するブランクをシャンクと結 合してツールを形成し、次いでツールを加工して加工面を形成する工程を含み、 前記加工面は少なくとも一部に露出したエレメント材料からなる請求の範囲第1 6項記載の方法。 20.エレメントの頂部面が製造されるツールの先端角度に対応し、それによ り以後の加工の必要性をなくすようにした請求の範囲第16項〜第19項のいず れか記載の方法。 21.ブランクは一旦成形されると、ろう付け法によりシャンクと結合してマ シンツールを作る請求の範囲第19項記載の方法。 22.ろう付け工程において、ブランクとPCD或いはPCBNエレメント構 造の損傷を避けるためヒートシンクを用いる請求の範囲第21項記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV, MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ, VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.加工面を有する部分であってその凹部中にPCD或いはPCBNエレメン トを含むマシンツールにおいて、前記部分が円筒形のブランクであって、凹部が ブランクの頂部面中心から外方及び下方に拡がり、端壁、側壁及び底部により限 定され、前記エレメントがブランク材料と結合しツールの一部となることを特徴 とするマシンツール。 2.エレメントが粉末状のPCD或いはPCBN材料であり、ブランク中の凹 部に装入され、圧力をかけられ十分な程度まで加熱されてブランクがエレメント 中に浸出し、前記PCD或いはPCBN材料がブランクと実質的に融合して得ら れる請求の範囲第1項記載のマシンツール。 3.ブランクは次いでシャンクと結合され、前記エレメント材料の少なくとも 一部を含んでいる請求の範囲第1項記載のマシンツール。 4.マシンツールの一体的な部分である加工面の製造のためのブランクであっ て、第一及び第二端面を有する円筒形であるブランクにおいて、前記端面の一方 が、PCD或いはPCBN材料を受け入れ配置させるための凹部を有し、前記凹 部が、端壁、底部及び側壁により限定されるブランク。 5.凹部の長手軸線がブランク面の直径に実質的に沿っている請求の範囲第4 項記載のブランク。 6.凹部の側壁は端面の中心点から扇形に外方に拡がっている請求の範囲第4 項記載のブランク。 7.対になっている凹部側壁ブランクが前記面の中心点から外方に拡大してお り、夫々の対の、その垂直面に対する一方の壁の角度は他方のそれよりも大きく なるように形成されている請求の範囲第6項記載のブランク。 8.大きい方の角度の壁は、ブランクが加工面を有する時には除かれてPCD 或いはPCBNエレメントを露出させて加工面を形成する請求の範囲第7項記載 のブランク。 9.凹部に二対の側壁が設けられ、第一の対は狭い部分から半径方向外方の第 一方向に拡がり、第二の対は半径方向外方の第二の方向に拡がる請求の範囲第4 項〜第8項のいずれか記載のブランク。 10.第三の対が設けられ、三つの部分の凹部を形成するようにし、各部分が 120度の間隔をおいている請求の範囲第9項記載のブランク。 11.凹部底が、ブランクの中心であって凹部が一番浅い点から、一番深い点 である端壁方向に向かって下方に傾斜した形で形成される請求の範囲第4項記載 のブランク。 12.いくつかの凹部がブランクの所定位置に、加工面に対応して形成されて いる請求の範囲第4項記載のブランク。 13.凹部の端壁がブランク本体の側壁に、これを越えないように隣接しかく してPCD或いはPCBNエレメントが使用される凹部を形成するほか、凹部は 、また、PCD或いはPCBN粉末が加圧、加熱されて凹部の形にされるための モールドの役割もなす請求の範囲第4項〜第12項のいずれか記載のブランク。 14.側壁の少なくとも一部には段差が設けられている請求の範囲第4項記載 のブランク。 15.平面図で見た場合、扇形部分夫々の実質的に大きい方の部分は、中心部 から外方へ向かう長手軸線の一方側に偏っている請求の範囲第4項記載のブラン ク。 16.複数のPCD或いはPCBNエレメントが形成されている請求の範囲第 4項記載のブランク。 17.マシンツールのためのブランクの製造方法であって、円筒形でありその 第一及び第二端面の少なくとも一つが端壁、側壁及び底部で限定される凹部を有 するブランクを形成し、凹部の少なくとも一部にPCD或いはPCBN材料粉末 を充填し、遷移元素を適用し、PCD或いはPCBN材料に圧力を加えかつブラ ンクと前記材料とを加熱して、前記材料がブランクと融合するエレメントを形成 する工程を含む方法。 18.遷移元素がコバルトであり、加熱されると炭化物ブランクからPCD或 いはPCBN材料中に浸出する請求の範囲第17項記載の方法。 19.遷移元素物質をPCD或いはPCBN材料と混合するか、或いは挿入体 として、PCD或いはPCBN材料、もしくはこれらの方法の組み合わせにより 供給する請求の範囲第17項記載の方法。 20.中にPCD或いはPCBNエレメントを有するブランクをシャンクと結 合してツールを形成し、次いでツールを加工して加工面を形成する工程を含み、 前記加工面は少なくとも一部に露出したエレメント材料からなる請求の範囲第1 7項記載の方法。 21.エレメントの頂部面が製造されるツールの先端角度に対応している請求 の範囲第17項〜第20項のいずれか記載の方法。 22.ブランクは一旦成形されると、ろう付け法によりシャンクと結合してマ シンツールを作る請求の範囲第20項記載の方法。 23.ろう付け工程において、ブランクとPCD或いはPCBNエレメント構 造の損傷を避けるためヒートシンクを用いる請求の範囲第22項記載の方法。
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