JP2000202358A - 塗布方法 - Google Patents

塗布方法

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JP2000202358A
JP2000202358A JP11008765A JP876599A JP2000202358A JP 2000202358 A JP2000202358 A JP 2000202358A JP 11008765 A JP11008765 A JP 11008765A JP 876599 A JP876599 A JP 876599A JP 2000202358 A JP2000202358 A JP 2000202358A
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JP
Japan
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gravure
coating
stripe
film
gravure roll
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11008765A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Inoue
正明 井上
Toshiyuki Inagaki
俊幸 稲垣
Takeo Soda
健男 曽田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グラビアコート法により、ストライプ状の塗
布膜を形成する塗布法において、それぞれのストライプ
状塗布膜の幅方向で厚みがエッジ部分で極端に厚くなる
問題点の解決を目的とする。 【解決手段】 グラビアコート法により被塗布物に塗布
物を長手方向にストライプ状に塗布するのに用いるグラ
ビアロールのそれぞれのストライプパターン彫刻の軸方
向でエッジより少なくとも1列以上パターンメッシュ数
を200メッシュ以上、軸方向のグラビアセル幅を10
0μm以下にすることによって、それぞれストライプ状
の塗布膜の幅方向のエッジ部分の厚みを極端に厚くなる
ことを軽減又は無くし、このようにして得られた連続状
の被塗布物を円筒状の芯に巻き取っても厚みの違いによ
る部分的な盛り上がりを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被塗布物に塗布物
を長手方向に、ストライプ状に形成する塗布方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばフィルムコンデンサに用い
る誘電体を表面に形成したフィルムの製造方法におい
て、連続したフィルムの誘電体を長手方向にストライプ
状に形成する塗布方法として、図3に示すように、連続
して搬送されるフィルム6に円周方向にストライプ状で
グラビアパターン彫刻が無い部分3をつくった、グラビ
アロール1をフィルム搬送方向に対して順方向又は逆方
向に回転させながら接触させて、フィルムの長手方向に
ストライプ状の誘電体膜を形成させていたが、図5に示
すように、誘電体膜のそれぞれのストライプ状のエッジ
厚み12が中央部分の厚み13に比べ厚くなる。このよ
うなフィルムを巻き取った場合、図6に示すようにそれ
ぞれのストライプのエッジが厚い部分14が中央部分1
5に比べて厚いため、極端に盛り上がったり、コンデン
サ素子とする為に積層した場合にストライプ状の誘電体
膜のエッジ部分が盛り上がりフィルムが部分的に伸びた
り、破損したりして品質不良の原因となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この塗布方法において
は、それぞれのストライプの塗布膜断面のエッジ盛り上
がりがなく安定した塗布膜形状を形成することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明は、グラビアコート法により被塗布物に塗布
物を、長手方向にストライプ状に塗布するのに用いるグ
ラビアロールのそれぞれのストライプパターン彫刻の中
の軸方向の両端エッジより、少なくとも1列以上をパタ
ーンメッシュ数が200メッシュ以上で、軸方向のグラ
ビアセルの幅を100μm以下にするものである。この
発明によれば、この方法で塗布して得られる塗布膜断面
のエッジが厚くなるのを軽減した。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載した発明
は、グラビアコート法により被塗布物に塗布物を、長手
方向にストライプ状に塗布するのに用いるグラビアロー
ルのそれぞれのストライプパターン彫刻の中の軸方向の
両端エッジより、少なくとも1列以上パターンメッシュ
数を200メッシュ以上で軸方向のグラビアセルの幅を
100μm以下にすることにより、従来のようにグラビ
アロール表面に付着した余剰の塗布液をドクターブレー
ドで掻き落とす際、グラビア表面のグラビア彫刻された
ところとされていない平滑な面の境界線で液溜まりが発
生することが原因でエッジの厚みが厚くなっていたの
が、グラビア彫刻のメッシュを緻密にすることで液溜ま
りが少なくなり、塗布膜断面形状のエッジ厚みが厚くな
ることを軽減又はなくすことができる。
【0006】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図4を用いて説明する。 (実施の形態1)図1、図2は、本発明の塗布方法に用
いるグラビアロールを示し、図1は、グラビアロールの
斜視図を示し、図2は、グラビアロール表面の1本のス
トライプパターン彫刻部分の軸方向からの断面図であ
る。グラビアロール1には、図1に示すような、円周方
向にストライプパターン状に彫刻する部分2と、彫刻し
ない部分3の構成でできている。図2に示すように、そ
れぞれのストライプパターン彫刻の中の軸方向の両端エ
ッジより、少なくとも1列以上のパターンメッシュ数を
200メッシュ以上で軸方向のグラビアセル5の幅4が
100μm以下になっている。図3、図4は、グラビア
ロールを用いて塗布している状態で、図3は斜視図、図
4は側面図で、図3、図4において6はフィルムで、ロ
ール7、8で支持し、図1においては左後方から右前方
に連続して搬送され、図2においては左から右に連続し
て搬送している。図1において、円周方向にストライプ
パターン状に彫刻2を施されたグラビアロール1は、塗
布液溜め9に溜めた塗布液10に浸漬し、矢印方向に回
転し、余剰の塗布液はドクターブレード11で掻き取り
フィルムに転写する。本発明のグラビアロールを用いた
塗布方法にすることで、塗布膜断面形状のエッジ厚みが
厚くなることを軽減又はなくすことができる。
【0007】
【実施例】次に、本発明の具体例を説明する。
【0008】(実施例1)グラビアロールの表面に円周
方向にストライプ状に5mmピッチでグラビアパターン
が無い部分を1mm、それぞれのストライプパターン彫
刻の中の軸方向の両端エッジより1列目のパターンメッ
シュ数を300メッシュで軸方向のグラビアセルの幅を
80μm、その他のストライプ彫刻部のメッシュ数が1
50メッシュ、軸方向のグラビアセルの幅を80μm、
深度が25μm、形状がピラミッド形状からなるグラビ
ア彫刻を施した直径50mm、面長600mmのグラビ
アロールを用い、グラビアロールはフィルムの搬送と逆
方向に回転させ、回転数は200rpmとし、余剰液の
掻き取りには、厚み0.15mmのスウェーデン鋼のド
クターブレードを用いた構成とし、塗布液には紫外線硬
化型のアクリレート樹脂を溶剤に希釈せず、フィルム厚
みは3μm、幅500mmのポリエチレンテレフタレー
トフィルムを用い、塗布速度毎分50mで長さ6000
mを塗布し、外径170mmの円筒型の芯に巻き取っ
た。この時の塗布厚みは、1本のストライプの幅方向中
央部分の厚みは1.6μmで、エッジ部分も1.6μm
であった。比較として、グラビアロールストライプ彫刻
分全面のメッシュ数が180メッシュ、軸方向のグラビ
アセルの幅を120μmとして以外は、実施例1と同じ
構成、条件で塗布した塗布膜の塗布厚みは、1本のスト
ライプの幅方向中央部分の厚み1.6μmで、エッジ部
分は2.6μmであった。
【0009】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、例えばフ
ィルムコンデンサ用フィルムに誘電体膜を長手方向にス
トライプ状に塗布するグラビアロールのストライプ彫刻
のエッジより少なくとも1本以上パターンメッシュ数が
200メッシュ以上、軸方向のグラビアセルの幅を10
0μm以下にすることにより、ストライプ1本の幅方向
の中央部分の塗布厚みに対してエッジ部分の塗布厚みが
極端に厚くならず、円筒状の芯に巻き取った状態で塗布
して得られた塗布膜厚が膜断面のエッジ厚みが厚くなる
ことを軽減又はなくすことができ、このような塗布膜を
形成したフィルムを巻き取っても、エッジ部分が盛り上
がり、フィルムが部分的に伸びたり破損したり、又、積
層体の成形性を妨げるなどの不具合を解消できた。
【0010】なお、実施例に記載のグラビアロールやド
クターブレードなどの仕様、フィルムや塗布液などの材
料、及び塗布条件は実施例の一例であり、ストライプパ
ターン全面のパターンメッシュ数を、200メッシュ以
上で軸方向のグラビアセルの幅を100μm以下にして
も同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に示すグラビアロールの斜視
【図2】本発明の実施形態に示すグラビアロールの断面
【図3】本発明の実施形態に示すグラビア塗布方法の斜
視図
【図4】本発明の実施形態に示すグラビア塗布方法の側
面図
【図5】従来の塗布方法による塗布状態を示した断面図
【図6】従来の塗布方法による塗布された被塗布物を巻
き取った状態の図
【符号の説明】
1 グラビアロール 2 ストライプパターン彫刻 5 グラビアセル 6 被塗布物 7 塗布物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 曽田 健男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4D075 AC25 AC29 AC72 DA04 4F040 AA22 AC08 BA26 CB06 DA12 5E082 BC38 BC40 FF05 FG06 FG18 FG34 FG37 FG46 MM06 PP09 PP10

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グラビアコート法により被塗布物に塗布
    物を長手方向にストライプ状に塗布するのに用いるグラ
    ビアロールのそれぞれのストライプパターン彫刻の中の
    軸方向の両端エッジより、少なくとも1列以上パターン
    メッシュ数を200メッシュ以上で、軸方向のグラビア
    セルの幅を100μm以下にすることを特徴とする塗布
    方法。
JP11008765A 1999-01-18 1999-01-18 塗布方法 Withdrawn JP2000202358A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007273124A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 多孔質耐熱層の形成方法および多孔質耐熱層の形成装置
JP5293839B2 (ja) * 2010-12-24 2013-09-18 トヨタ自動車株式会社 塗工装置および電極板の製造方法

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