JP2000202170A - ぬいぐるみ及び小物入れ - Google Patents

ぬいぐるみ及び小物入れ

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JP2000202170A
JP2000202170A JP75379A JP2000075379A JP2000202170A JP 2000202170 A JP2000202170 A JP 2000202170A JP 75379 A JP75379 A JP 75379A JP 2000075379 A JP2000075379 A JP 2000075379A JP 2000202170 A JP2000202170 A JP 2000202170A
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Japan
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fragrance
stuffed
elastic body
bag
resin particles
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JP75379A
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English (en)
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Tetsuji Isozaki
哲司 磯崎
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SANHAATEINESU KOSAN KK
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SANHAATEINESU KOSAN KK
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Fats And Perfumes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 芳香性を有し、芳香が持続し、手触りの良さ
や耐久性を持ったぬいぐるみ及び小物入れを提供する。 【解決手段】 編みぐるみ10は、香料が含浸された複
数の樹脂の粒16と、複数の樹脂の粒16を包む編地1
5とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ぬいぐるみ及び小
物入れ、特に、芳香作用を持つぬいぐるみ及び小物入れ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、雑貨を扱う店舗などにおい
て、アクセサリーやマスコットという形で種々のぬいぐ
るみや小物入れが販売されている。これらのぬいぐるみ
や小物入れは、例えば、バッグや財布、携帯電話などに
付けられたり、キーホルダーとして使われたりしてい
る。
【0003】このようなぬいぐるみの中には、芳香を目
的として、表面に香料を塗ったり香料をふりかけたりし
ているものがある。例えば、熊のぬいぐるみであれば、
熊の足の裏に香料を塗りつけたりするものが存在する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、ぬいぐ
るみや小物入れの表面に香料を付けることで香りを楽し
ませる商品は従来から存在するが、これらの商品の香り
は時間が経つと弱まってしまう。特に、一旦包装を解い
て商品を使い始めると、1週間〜数週間で香料が飛んで
しまい、香りが殆どしなくなる。
【0005】この問題を解決するために、芳香剤として
一般に使われる発泡セルロースなどに香りを付けてぬい
ぐるみ等の内部に詰めることが考えられる。しかし、こ
の場合にも、香りの持続性が十分とは言えない。また、
人手によって触られることが多く落下も想定されるぬい
ぐるみや小物入れの内部に詰めることを考えると、耐久
性の問題も浮上する。ぬいぐるみや小物入れの中で芳香
剤が崩れると、香りの持続性が低下するとともに、手触
りも悪化することになる。
【0006】また、一般的な芳香剤を小物入れに入れよ
うとしても、香りの持続性の問題があり、また、小物入
れにはコインなどの硬い小物が入れられる可能性もある
ため、芳香剤が損傷する恐れが高い。本発明の課題は、
芳香性を有し、芳香が持続し、手触りの良さや耐久性を
持ったぬいぐるみ及び小物入れを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のぬいぐ
るみは、香料を含む弾性体と、その弾性体を包む布地と
を備えている。本請求項のぬいぐるみでは、外形を形成
する布地の中に、香料を含む弾性体を入れている。この
ように弾性体に香料を含ませて芳香元としているため、
人の手によって触られたり時には落下したりするぬいぐ
るみであっても、芳香元が簡単に砕けて損傷してしまう
ことはない。これが一般的な芳香剤を内包したぬいぐる
みであれば内部の芳香剤が砕け崩れることが予想される
が、ここでは弾性体を採用しているため耐久性が高い。
また、芳香剤が崩れれば芳香の持続性が極端に低下して
しまうが、ここでは耐久性の高い弾性体に香料を含ませ
る手法を採っているため、ぬいぐるみを手荒に扱った場
合でも芳香元の弾性体が損傷せず芳香も持続する。
【0008】また、一般的な芳香剤を内部に入れたので
はぬいぐるみの手触りがざらざらした感じになってしま
うが、ここでは弾性体に香りを含ませて内部に入れてい
るため、ぬいぐるみを掴んだときに適度な反発力が発生
し、気持ちの良い手触りとなる。請求項2に記載のぬい
ぐるみは、請求項1に記載のぬいぐるみであって、弾性
体には香料が含浸される。
【0009】ここでは、弾性体に香料を含浸させること
で弾性体に香りを付けている。例えば、弾性体を攪拌機
に入れて香料の液を加えた上で攪拌してやれば、弾性体
に香料が含浸する。このように香料を含浸させた弾性体
が内部に入っているぬいぐるみは、一般的な芳香剤を内
部に入れたぬいぐるみよりも、その芳香の持続性が高く
なる。
【0010】請求項3に記載のぬいぐるみは、請求項1
又は2に記載のぬいぐるみであって、弾性体は、複数の
樹脂製の粒から構成されている。ここでは、ぬいぐるみ
の布地の中に入れる弾性体を複数の樹脂の粒から構成し
ているため、ぬいぐるみの形状(布地の外形)が変わっ
てもぬいぐるみの内部すみずみまで弾性体を詰めること
ができる。また、香料は、各樹脂の粒の内部に含まれる
とともに、各樹脂の粒の間においても保持される状態に
なる。したがって、人がぬいぐるみを握ったり押したり
すると、各樹脂の粒の間にある空気に含まれる香りがぬ
いぐるみの外部に放たれ、芳香が強まる。
【0011】請求項4に記載のぬいぐるみは、請求項3
に記載のぬいぐるみであって、袋をさらに備えている。
この袋は、複数の樹脂製の粒を収容する袋であって、ぬ
いぐるみの布地の内部に入れられるものである。また、
布地は、開閉可能な開閉部を有している。そして、袋
は、布地の開閉部を介して取り替えが可能である。ここ
では、ぬいぐるみの布地の中に入れる複数の樹脂の粒を
一旦袋に入れた上で布地の中に入れる構成を採ってい
る。そして、袋の出し入れを可能にするために、布地に
開閉部を設けている。このため、長い時間が経って樹脂
の粒の芳香性が低下したときに、ぬいぐるみ内部に入っ
ている袋と別に用意した新しい樹脂の粒を内包する袋と
を取り替えることによって、ぬいぐるみの芳香性を復活
させることができる。また、違う芳香を有する樹脂の粒
を内包する袋と取り替えれば、ぬいぐるみの使用者は違
う香りを楽しむことができる。
【0012】請求項5に記載のぬいぐるみは、請求項4
に記載のぬいぐるみであって、布地には、開閉部を出入
り口とするポケットが形成されている。そして、袋は、
布地のポケットの内部に入れられる。ここでは、ぬいぐ
るみの布地の内部全てに弾性体を詰めるのではなく、樹
脂の粒から成る弾性体を内包する袋を布地のポケットに
入れることでぬいぐるみに芳香性を持たせている。この
ため、ポケット以外のぬいぐるみの布地の内部には綿や
パルプ、ボア片などの他の素材を詰めることができ、香
りと弾性体以外の素材の手触りとの両方を使用者に提供
することが可能となる。
【0013】請求項6に記載のぬいぐるみは、請求項1
から5のいずれかに記載のぬいぐるみであって、布地
は、内側と外側とを連通させる空隙を有する編地であ
る。ここでは、ぬいぐるみの外形を形成する布地が編地
であるぬいぐるみ、すなわち、いわゆる「編みぐるみ」
の中に香料を含む弾性体を入れている。編地は、手編み
等の手段により糸を粗く編んだものであって、内側と外
側とを連通させる空隙を有している。したがって、内部
に香料を含む弾性体を入れた本請求項の「編みぐるみ」
は、パイル地などの布地を使ったぬいぐるみに較べて、
強く放香する。
【0014】請求項7に記載の小物入れは、香料を含む
弾性体と、その弾性体を内包する袋と、布地ケースとを
備えている。布地ケースは、開口を有している。この布
地ケースには、開口から、袋及び小物が内部に入れられ
る。この小物入れでは、布地ケースの中に香料を含む弾
性体を内包する袋を入れることによって芳香性を持たせ
ている。このように弾性体に香料を含ませて芳香元とし
ているため、布地ケース内で袋と小物とが接触したとき
にも簡単には芳香元の弾性体が砕けない。また、小物入
れを踏みつけたり落下させたりしてしまった場合であっ
ても、弾性体が砕けて芳香性が低下する恐れは少ない。
これが一般的な芳香剤を入れた小物入れであれば、芳香
剤が砕けることが予想される。
【0015】なお、小物入れの具体例としては、上部が
開閉するコインケースや、上部が開口したバックのよう
なものが挙げられる。請求項8に記載の小物入れは、請
求項7に記載の小物入れであって、弾性体には、香料が
含浸される。ここでは、弾性体に香料を含浸させること
で弾性体に香りを付けている。例えば、弾性体を攪拌機
に入れて香料の液を加えた上で攪拌してやれば、弾性体
に香料が含浸する。
【0016】このように香料を含浸させた弾性体を小物
入れの内部に入れることで、一般的な芳香剤を小物入れ
の内部に入れるよりも、その芳香の持続時間が長くな
る。請求項9に記載の小物入れは、請求項7又は8に記
載の小物入れであって、弾性体は、複数の樹脂製の粒か
ら構成されている。ここでは、袋の中に入れる弾性体を
複数の樹脂の粒から構成しているため、香料は、各樹脂
の粒の内部に含まれるとともに、各樹脂の粒の間におい
ても保持される状態になる。したがって、人が小物入れ
を握ったり押したりすると、各樹脂の粒の間にある空気
に含まれる香りが小物入れの外部に放たれ、芳香が強ま
る。
【0017】なお、ここでは弾性体が複数の樹脂の粒で
あるが、これらは袋に包まれた上で布地ケースに入れら
れるため、樹脂の粒が布地ケース内で飛散することはな
い。請求項10に記載の小物入れは、請求項7から9の
いずれかに記載の小物入れであって、布地ケースは、内
側と外側とを連通させる空隙を有する編地により形成さ
れている。
【0018】ここでは、小物入れの外形を形成する布地
ケースが編地により形成されている。この編地は、手編
み等の手段により糸を粗く編んだものであって、内側と
外側とを連通させる空隙を有している。したがって、香
料を含む弾性体を内包する袋を編地の布地ケースに入れ
た本請求項の小物入れは、パイル地などから成る布地ケ
ースを使った小物入れに較べて、強く放香する。
【0019】
【発明の実施の形態】[第1実施形態] <編みぐるみの構成>本発明の一実施形態に係る編みぐ
るみ(ぬいぐるみ)10を図1に示す。編みぐるみ10
は、携帯電話のストラップに付けたりバッグに吊したり
する用途が想定される商品であって、アクセサリーとし
て雑貨を扱う店舗等で販売されるものである。
【0020】編みぐるみ10は、外見上、ペンギンの形
のペンギン部11と、ヒトデの形のヒトデ部12と、ペ
ンギン部11及びヒトデ部12を結ぶ編み紐13とから
構成されている。ペンギン部11及びヒトデ部12は、
それぞれ、外形を形成する編地15と、編地15に包ま
れる複数の樹脂の粒16とから構成される。
【0021】編地15は、毛糸やその他の糸を手編みあ
るいは機械編みによって編んだものであって、内側から
外側に連通する編み目(空隙)が存在する。この編地1
5は、ペンギン部11ではペンギンの形状に編まれ、ヒ
トデ部12ではヒトデの形状に編まれる。そして、編み
上がる直前に編地15の内部に樹脂の粒16が詰めら
れ、開口部分を編み上げてペンギン部11及びヒトデ部
12を完成させる。なお、ペンギンの手足やくちばしと
いった装飾的な部分には物理的に樹脂の粒16を詰める
ことができないため、これらの部分には樹脂の粒16は
詰められない。
【0022】樹脂の粒16は、エチレン・酢酸ビニル共
重合物(高分子量化合物)から成る略透明な樹脂の粒で
ある。樹脂の粒16の形状は、外径が2mm〜5mm程
度の球、あるいは楕円球である。この樹脂の粒16は単
独で弾力性があり、複数の樹脂の粒16が編地15内に
詰められた状態で更に柔らかい弾力性を生じさせる。ま
た、これらの樹脂の粒16には、香料が含浸される。こ
こでは、樹脂の粒16を攪拌機に入れ、それに香料の液
を加えた後に攪拌することによって、樹脂の粒16に香
料を含浸させている。攪拌によって香料の液が樹脂の粒
の内部に溶け込み、各樹脂の粒が香料を含浸したものと
なる。
【0023】<本実施形態の編みぐるみの特徴> (1)本実施形態の編みぐるみ10では、外形を形成す
る編地15の中に香料が含浸された樹脂の粒16を詰め
ることによって編みぐるみに芳香性を持たせているた
め、編みぐるみが使用者の手によって触られたり落下し
たりした場合にも、芳香元である樹脂の粒16が簡単に
砕けて損傷してしまうことはない。
【0024】また、編みぐるみ10には、発泡セルロー
ス等を素材とする一般的な芳香剤ではなく、香料を含浸
させた樹脂の粒16が詰められているため、耐久性が向
上するとともに、芳香剤が崩れて芳香の持続性が極端に
低下する不具合や一般的な芳香剤のざらざらとした手触
りを抑えることができる。特に、ここでは適度な大きさ
の樹脂の粒16を編地15の中に詰めることにより、編
地15の手触りと複数の樹脂の粒16が醸し出す適度な
反発力とが相まって、編みぐるみ10の手触りが気持ち
の良いものに仕上がっている。また、各樹脂の粒16に
弾力性があるため、これらの粒16が詰められた編みぐ
るみ10についても弾力のある触感を楽しむことができ
る。
【0025】(2)本実施形態の編みぐるみ10では、
編地15の中に、大きな樹脂の固まりではなく、小さな
複数の樹脂の粒16を詰めている。このため、編みぐる
み10がペンギンやヒトデの形以外の形を有するものと
なっても、樹脂の粒16を共通で使うことができる。
【0026】また、編地15内に略球状の樹脂の粒16
が多数詰められるため、香りは、各樹脂の粒16内に含
まれるとともに、各樹脂の粒16の間にある空気にも保
持される状態になる。したがって、使用者が編みぐるみ
10を握ったり押したりすると、各樹脂の粒16の間に
ある空気に含まれる香りが編みぐるみ10の外部に放た
れ、芳香が強まる。
【0027】(3)本実施形態の編みぐるみ10では、
香りの元である複数の樹脂の粒16を包む素材として編
地15を採用している。この編地15には編み目(空
隙)が存在するため、樹脂の粒16に含まれている香り
は編み目を通って編みぐるみ10の外に出ることができ
る。香料を含む樹脂の粒16と編地15とを組み合わせ
た本実施形態の編みぐるみ10は、強い芳香性を有する
ようになる。
【0028】(4)本実施形態の編みぐるみ10では、
樹脂の粒16に香料を振りかけたり塗ったりするのでは
なく、樹脂の粒16に香料を含浸させている。このた
め、樹脂の粒16が発する香りの持続性が極めて高くな
っている。芳香性を持たせるために編みぐるみの内部に
入れる物質として、本願出願人は、「珪酸カルシウム系
物質」、「非晶質シリカ」、「アルミナ」、「粒状パル
プ」、「発泡セルロース」などの採用を検討している。
しかし、これらの物質は弾力性を有しておらず耐久性や
手触りの問題が残ること、樹脂製のもののほうが香料を
含浸させたときの香りの持続性が良かったこと、樹脂製
のものは砕けて粉塵となる可能性が小さいことなどか
ら、上記各物質ではなく、樹脂(ここでは、エチレン・
酢酸ビニル共重合物)を素材とする粒16を編みぐるみ
10の中に詰めることにした。
【0029】<本実施形態の変形例> (A)上記実施形態では、編地15の中に略透明な樹脂
の粒16を詰めているが、編地15の編み目が大きく内
部に入っている樹脂の粒16の色が外から見える場合に
は、樹脂の粒16に色素を付加して意匠性を高めること
も考えられる。
【0030】(B)上記実施形態の編みぐるみ10は、
時間が経って樹脂の粒16が持つ香りが弱まっても原則
として取り替えができない構成であるが、複数の樹脂の
粒16を収容する袋を編地15の中に入れるとともに、
編地15に開閉可能なファスナーや着脱自在の布製テー
プなどの開閉部を設け、袋を取り替えることによって樹
脂の粒16を新しいものに変えることができる構成とし
てもよい。
【0031】このように、編地15の中に入れる複数の
樹脂の粒16を一旦袋に入れた上で開閉部を介して編地
15の中に入れる構成を採れば、長い時間が経って樹脂
の粒16の芳香性が低下したときに、編みぐるみ10内
に入っている袋と別に用意した新しい袋とを取り替える
ことによって、編みぐるみ10の芳香性を復活させるこ
とができる。また、違う芳香を有する樹脂の粒を内包す
る袋と取り替えれば、編みぐるみ10の使用者は違う香
りを楽しむことができる。
【0032】なお、袋の素材としては、例えば和紙や不
織布が挙げられる。 [第2実施形態]上記第1実施形態では、編みぐるみ1
0に本発明を適用しているが、編地15の代わりにパイ
ル地25などの布地を採用したぬいぐるみ20(図2に
示すマンボウのぬいぐるみ参照)に対しても、本発明を
適用することができる。
【0033】図2に示すぬいぐるみ20は、パイル地2
5の内部に樹脂の粒16が詰められたものである。この
場合にも、ぬいぐるみ20は、編みぐるみ10ほど強く
は放香しないものの、持続性の高い芳香作用を持った商
品となる。また、手触りや耐久性についても、樹脂の粒
16を詰めることによって、編みぐるみ10と同様に高
いレベルを確保できるようになる。
【0034】なお、本実施形態においてはぬいぐるみ2
0の布地としてパイル地25を採用しているが、ボア、
フェルト、コットン、毛糸など、パイル地以外の種々の
布地を採用することができる。 [第3実施形態] <コインケースの構成>本発明の一実施形態に係るコイ
ンケース(小物入れ)30を図3に示す。コインケース
30は、主として、直方体状の外形を形成する編地ケー
ス35と、編地ケース35内に入れられる袋39と、袋
39に内包される樹脂の粒16とから構成される。
【0035】樹脂の粒16は、第1実施形態のものと同
様である。編地ケース35は、毛糸やその他の糸を手編
みあるいは機械編みによって編まれたものであり、上面
の開口にファスナー36が装着され開閉が可能とされて
いる。また、この編地ケース35には、内側から外側に
連通する編み目(空隙)が存在する。
【0036】袋39は、編地ケース35の内部に入る程
度の大きさの袋であり、和紙、あるいは不織布から成形
されるものである。この袋39は、内部に樹脂の粒16
が詰められた状態で熱封止される。 <本実施形態のコインケースの特徴> (1)本実施形態のコインケース30では、編地ケース
35の中に樹脂の粒16を内包する袋39を入れること
によって芳香性を持たせている。このように香料が含浸
された樹脂の粒16を芳香元としているため、編地ケー
ス35内で袋39とコイン(小物)とが接触したときに
も、芳香元(樹脂の粒16)は簡単には砕けない。ま
た、コインケース30を踏みつけたり落下させたりして
しまった場合であっても、樹脂の粒16が砕けて芳香性
が低下する恐れは少ない。
【0037】なお、本実施形態ではコインケース30に
本発明を適用しているが、バックのようなものやティッ
シュケースなど、種々の小物入れに対して本発明の適用
が可能である。 (2)本実施形態のコインケース30では、編み目(空
隙)を有する編地ケース35を採用しているため、樹脂
の粒16に含まれている香りは編み目を通ってコインケ
ース30の外に出ることができる。すなわち、コインケ
ース30は、強い芳香性を有する。
【0038】(3)本実施形態のコインケース30で
は、芳香性を持たせるために必要な樹脂の粒16を一旦
袋39に詰めた上で、ファスナー36のある上面から編
地ケース35内に袋39を入れる構成を採っている。し
たがって、編地ケース35に対する袋39の出し入れは
自由であり、長い時間が経って樹脂の粒16の芳香性が
低下したときには、今までの袋39と新しい袋39とを
取り替えることによって、コインケース30の芳香性を
復活させることができる。また、違う芳香を有する樹脂
の粒を内包する袋と取り替えれば、コインケース30の
使用者は違う香りを楽しむことができる。
【0039】[第4実施形態]上記第1実施形態では、
編地15の内部全てに樹脂の粒16を詰める構成を採っ
ているが、図4に示す猿のぬいぐるみ40のように、外
形を形成するパイル地45の一部にポケット45aを設
けて、香料を含浸した樹脂の粒が詰められた袋49をポ
ケット45a内に入れる構成としてもよい。
【0040】図4のぬいぐるみ40は、外形を形成する
パイル地45と、そのパイル地45の一部に設けられた
ポケット45aに入れられる袋49とから構成される。
ポケット45aは、ファスナー(あるいは布製の着脱自
在テープ)46によって開閉ができるものである。ポケ
ット45a内を除き、パイル地45の内部には綿やパル
プチップなどが詰められる。
【0041】袋49の構成は、上記第3実施形態の袋3
9と同様であり、中に香料を含んだ樹脂の粒が詰められ
る。本実施形態のぬいぐるみ40では、パイル地45の
内部全てに樹脂の粒を詰めるのではなく、香料を含む樹
脂の粒を袋49に詰めた上で、その袋49をパイル地4
5のポケット45aに入れることでぬいぐるみ40に芳
香性を持たせている。そして、ポケット45a以外のパ
イル地45の内部に綿やパルプといった他の素材を詰め
て、香りと樹脂以外の素材の手触りとの両方を使用者に
提供している。
【0042】
【発明の効果】本発明に係るぬいぐるみ及び小物入れで
は、弾性体に香料を含ませて芳香元としているため、人
の手によって触られたり、落下したりした場合であって
も、簡単に砕けて損傷してしまうことはない。また、耐
久性の高い弾性体に香料を含ませる手法を採っているた
め、ぬいぐるみを手荒に扱ったり小物入れ内で袋と小物
とが接触したりした場合でも、弾性体は損傷せず芳香も
持続する。
【0043】また、ぬいぐるみの布地や小物入れの布地
ケースを編地とした場合には、弾性体の香りの高い保持
性と相まって、強い香りを放つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 本発明の第1実施形態に係る編みぐる
みの外観図。 (b) 編みぐるみの一部透視図。
【図2】(a) 第2実施形態のぬいぐるみの外観図。 (b) ぬいぐるみの一部透視図。
【図3】(a) 第3実施形態のコインケースの外観斜
視図。 (b) コインケースの一部透視斜視図。 (c) コインケース及び袋の一部透視図。
【図4】(a) 第4実施形態ぬいぐるみの斜視外観
図。 (b) ぬいぐるみのポケットを開けた状態を示す図。
【符号の説明】
10 編みぐるみ(ぬいぐるみ) 15 編地 16 樹脂の粒 20 ぬいぐるみ 25 パイル地(布地) 30 コインケース(小物入れ) 35 編地ケース 36 ファスナー 39 袋 40 ぬいぐるみ 45 編地 46 ファスナー(開閉部) 49 袋

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】香料を含む弾性体と、 前記弾性体を包む布地と、を備えたぬいぐるみ。
  2. 【請求項2】前記弾性体には、前記香料が含浸される、
    請求項1に記載のぬいぐるみ。
  3. 【請求項3】前記弾性体は、複数の樹脂製の粒から構成
    されている、請求項1又は2に記載のぬいぐるみ。
  4. 【請求項4】前記複数の樹脂製の粒を収容し、前記布地
    の内部に入れられる袋をさらに備え、 前記布地は、開閉可能な開閉部を有しており、 前記袋は、前記開閉部を介して取り替えが可能である、
    請求項3に記載のぬいぐるみ。
  5. 【請求項5】前記布地には、前記開閉部を出入り口とす
    るポケットが形成されており、 前記袋は、前記布地のポケットの内部に入れられる、請
    求項4に記載のぬいぐるみ。
  6. 【請求項6】前記布地は、内側と外側とを連通させる空
    隙を有する編地である、請求項1から5のいずれかに記
    載のぬいぐるみ。
  7. 【請求項7】香料を含む弾性体と、 前記弾性体を内包する袋と、 開口を有し、前記開口から前記袋及び小物が内部に入れ
    られる布地ケースと、を備えた小物入れ。
  8. 【請求項8】前記弾性体には、前記香料が含浸される、
    請求項7に記載の小物入れ。
  9. 【請求項9】前記弾性体は、複数の樹脂製の粒から構成
    されている、請求項7又は8に記載の小物入れ。
  10. 【請求項10】前記布地ケースは、内側と外側とを連通
    させる空隙を有する編地により形成されている、請求項
    7から9のいずれかに記載の小物入れ。
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